説明

牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法

【課題】牛蒡濃縮液がナノ化のマイクロ乳製剤を形成し、食用することにより優れた人体吸収や保健効果が得られる牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法を提供する。
【解決手段】溶解されて加熱されたリン脂質を、加熱された植物油抽出物に添加して撹拌し、撹拌してから、加熱されたグリセロールに入れ込んで、続いて撹拌し、その後、更に、牛蒡抽出物水溶液を添加し、前記混合された溶液を、高速撹拌により、乳化均質させ、また、乳化均質された溶液を高圧で均質化させ、最後に、ろ過フィルムで、均質化された溶液を、ろ過して、紫色透明状の牛蒡濃縮液が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法に関し、特に、牛蒡濃縮液がナノ化のマイクロ乳製剤に形成し、食用することにより、優れた人体吸収や保健効果が得られる牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法に関する。
【背景技術】
【0002】
牛蒡(Arctium lappa、 Linn)はキク科草本植物であり、英語では、great burdockと言い、栄養価値が非常に高い保健食品である。その栄養成分は、インシュリン(Insulin)やポリフェノール(polyphenols)、クロロゲン酸(chlorogenic acid)、蛋白質、炭水化物、ビタミン類、アミノ酸、ミネラル及び不飽和脂肪酸等が含まれて非常に豊かであり、また、カロテンの含量がニンジンの150倍になり、アミノ酸の含量も高く、牛蒡は高栄養価値であるものたから、肝臓を護ることや消炎、静菌、血圧降下及コレステロール低減等の効果が得られ、そのため、国内において、保健食物として長い歴史を持っている。
【0003】
しかし、従来の複方牛蒡精華液は、Nanomicellの薬剤として作成され、上記Nanomicellは油相や乳化機及び少量の水相が含まれ、食用者が飲んだ後、水に遭うと快速且つ均一に自動的に約100 nm左右のマイクロ乳剤に分散して、胃粘膜を覆うか、この薬剤を作成するには、パクーンや当帰の有効成分が多いに油相に溶けるため、油相が水に溶けないから、食用した後の保健効果が比較的に悪い。
【0004】
本発明者は、上記欠点を解消するため慎重に研究し、また、学理を活用して、有効に上記欠点を解消でき、設計が合理である本発明を提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、牛蒡濃縮液をナノ化のマイクロ乳製剤に形成させ、食用した後、人体により吸収されやすく、より良い保健効果が得られる牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法であり、少なくとも、次の手順が含まれる。
【0007】
混合:溶解加熱されたリン脂質を、加熱された植物油抽出物に添加して撹拌し、撹拌されたものを加熱されたグリセロールに添加して、続いて撹拌し、その後、更に、入牛蒡抽出物水溶液を添加することである。
【0008】
乳化均質:前記混合された溶液を、高速に撹拌することである。
【0009】
均質化:更に、乳化均質された溶液を、高圧により均質化させることである。
【0010】
ろ過:最後に、ろ過フィルムで、均質化された溶液をろ過して、紫色透明状の牛蒡濃縮液が得られることである。
【0011】
本発明の実施例によれば、上記混合手順において、リン脂質は、アルコールに溶解させてから、水で隔離して加熱し、アルコールが揮発したものである。
【0012】
本発明の実施例によれば、上記混合手順において、植物油抽出物は、ゴマ油抽出物や当帰抽出物、パクーン抽出物の或いはその混合物から選ばれ、水で隔離して80℃まで加熱するものである。
【0013】
本発明の実施例によれば、上記混合手順において、グリセロールは、水で隔離して80℃まで加熱するものである。
【0014】
本発明の実施例によれば、上記乳化均質手順において、高速乳化均質機で高速撹拌を行う。
【0015】
本発明の実施例によれば、上記乳化均質手順において、高速撹拌の時間は2〜4分間にある。
【0016】
本発明の実施例によれば、上記均質化手順において、高圧均質機で5サイクル(8000 psi)により均質化させる。
【0017】
本発明の実施例によれば、上記ろ過手順において、0.1μmのろ過フィルムで、ろ過する。
【0018】
本発明の実施例によれば、上記牛蒡濃縮液は、油15%と卵リン脂質5%、グリセロール60%及び牛蒡萃取液20%が含まれる。
【0019】
以下、図面を参照しながら、本発明の特徴や技術内容について、詳しく説明するが、それらの図面等は参考や説明のためであり、本発明はそれによって制限されることが無い。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のフロック概念図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、本発明に係る、少なくとも、混合1と乳化均質2、均質化3及びろ過4等の手順が含まれる牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法のブロック図である。
【0022】
混合1:リン脂質をアルコールに溶解させてから、水で隔離して加熱し、アルコールが揮発した後、上記リン脂質を植物油抽出物に添加して撹拌し、撹拌した後、加熱されたグリセロールに、入れ込んで、続いて撹拌し、その後、更に、牛蒡抽出物水溶液を添加し、その中、植物油抽出物は、ゴマ油抽出物や当帰抽出物、パクーン抽出物或いはその混合物から選ばれ、また、水で80℃まで加熱し、また、上記グリセロールは水で隔離して80℃まで加熱する。
【0023】
乳化均質2:前記混合された溶液を、高速乳化均質機で高速撹拌し、上記高速撹拌の時間は2〜4分間にある。
【0024】
均質化3:更に、乳化均質された溶液を、高圧均質機で5サイクル(8000 psi)により高圧均質化させる。
【0025】
ろ過4:最後に、0.1μmのろ過フィルムで、均質化された溶液をろ過して、紫色透明状の牛蒡濃縮液が得られ、また、上記牛蒡濃縮液は油15%と卵リン脂質5%、グリセロール60%及び牛蒡萃取液20%が含まれる。
【0026】
以上のように、牛蒡濃縮液が、ナノ化のマイクロ乳製剤を形成し、食用されると、容易に人体によって吸収され、また、より良い保健効果が得られる。以上の構造によれば、新規の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法が構成される。
【0027】
以上、本発明に係る牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法は、有効に従来の諸欠点を解消でき、牛蒡濃縮液がナノ化のマイクロ乳製剤を形成し、食用されると、容易に人体によって吸収され、また、より良い保健効果が得られるため、本発明はより進歩的かつより実用的で、法に従って特許を出願する。
【0028】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それによって制限されることが無く、本発明に係わる発明の請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の請求の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0029】
1 混合
2 乳化均質
3 均質化
4 ろ過

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、
混合:溶解加熱されたリン脂質を、加熱された植物油抽出物に添加して撹拌し、撹拌されたものを加熱されたグリセロールに添加して、続いて撹拌し、その後、更に、牛蒡抽出物水溶液を添加することと、
乳化均質:前記混合された溶液を高速に撹拌することと、
均質化:更に、乳化均質された溶液を高圧により均質化させることと、
ろ過:最後に、ろ過フィルムで、均質化された溶液をろ過して、紫色透明状の牛蒡濃縮液がえられること
の手順が含有される、ことを特徴とする牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項2】
上記混合手順において、リン脂質は、アルコールに溶解させてから、水で隔離して加熱し、アルコールが揮発したものであることを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項3】
上記混合手順において、植物油抽出物は、ゴマ油抽出物や当帰抽出物、パクーン抽出物或いはその混合物から選ばれ、水で隔離して80℃まで加熱するものであることを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項4】
上記混合手順において、グリセロールは、水で隔離して80℃まで加熱するものであることを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項5】
上記乳化均質手順において、高速乳化均質機で高速撹拌を行うことを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項6】
上記乳化均質手順において、高速撹拌の時間は2〜4分間にあることを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項7】
上記均質化手順において、高圧均質機で5サイクル(8000 psi)により、均質化させることを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項8】
上記ろ過手順において、0.1μmのろ過フィルムで、ろ過することを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。
【請求項9】
上記牛蒡濃縮液は、油15%と卵リン脂質5%、グリセロール60%及び牛蒡萃取液20%が含まれることを特徴とする請求項1に記載の牛蒡複方マイクロメートル精華液作成プロセス方法。

【図1】
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