説明

物件紹介システム、物件紹介方法、及び、プログラム

【課題】 物件希望者が、希望物件の周辺の住民の意見を知ることができることができる物件紹介システムを提供する。
【解決手段】 不動産端末40は、売却希望の不動産物件の立地住所を含む提供希望物件情報を物件案内サーバ30に送信する。物件案内サーバ30は、立地住所の地区と一致する地区に住所を有する住民の住民端末10に向けて、売却希望の物件に関するアンケートを送信し、住民端末10から、そのアンケートに対する回答を受信する。物件案内サーバ30は、立地住所の地区と一致する地区にある物件の購入を希望する企業の企業端末20に向けて、アンケート回答の集計結果を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物件紹介システム、物件紹介方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、ネットワークを介して不動産物件の情報の提供を行う物件紹介システム、物件紹介方法、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、土地等の不動産物件の購入又は賃貸を希望する企業や個人は、自身で不動産物件を物色する等により、所望の不動産物件を探している。近年では、例えば特許文献1や特許文献2に記載されるような、インターネット等のネットワーク上で所望の不動産物件を検索できる技術が提案されており、企業等は、簡易に、所望の不動産物件を見つけ出せるようになってきている。
【特許文献1】特開2001−282912号公報(図1、段落0024から0027)
【特許文献2】特開2002−83084号公報(図1、段落0020)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、企業は、インターネットを介した検索により、希望する地区で希望する広さの土地を見つけ出すことはできても、その土地がどのような事情を抱えているかや、周辺に既に同業他社が店舗を進出させているかどうか、周辺の交通事情はどうであるかといった地域的な情報を入手することは困難である。このため、新たに店を進出してみたものも、実は周辺には同種の店が既に多数存在しており、経営がうまくいかなかったというような事態が生じ得る。
【0004】
ある地区において土地が売り出されるときに、その土地にどのような種別の店が進出すれば商売がうまくいくのかや、過去にその土地で商売を行っていた店がどのような理由で撤退を余儀なくされたのか等は、その周辺に住んでいる住民が一番よく知っているものと考えられる。しかし、従来は、不動産物件の販売等に際して、周辺住民の意見を、物件希望者に送り届けるシステムは知られていなかった。
【0005】
本発明は、不動産物件の購入等に際して、物件希望者が、希望物件の周辺の住民の意見を知ることができることができる物件紹介システム、物件紹介方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の物件紹介システムは、通信回線を介して、不動産物件の販売又は賃貸を希望する提供希望者、不動産の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを備える不動産物件紹介システムであって、前記サーバは、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースと、物件希望者から受信した、少なくとも物件要求地区を含む要求物件情報を要求物件毎に格納する要求物件情報データベースと、提供希望者から受信した、少なくとも住所を含む提供物件情報を記憶する提供物件情報記憶部と、前記提供物件情報の住所に基づいて、前記会員情報データベースに登録された会員情報から一般会員を抽出する会員抽出部と、前記提供物件情報の住所に基づいて、前記要求物件情報データベースに登録された要求物件情報から物件希望者を抽出する物件希望者抽出部と、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記会員抽出部で抽出された一般会員に向けて送信するアンケート送信部と、一般会員の端末から前記アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、前記物件希望者抽出部で抽出された物件希望者に向けて送信するアンケート回答処理部とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の物件紹介システムでは、提供物件情報の住所に基づいて抽出された一般会員に、提供物件情報に関するアンケートを送信して、そのアンケートの回答に関する情報を、物件希望者に送信する。このため、物件希望者は、例えば希望物件の周辺に住む一般会員が売り出された土地についてどのような考えを持っているのかを知ることができ、それを物件購入等の際に参考にすることができる。
【0008】
本発明の物件紹介システムでは、前記提供物件情報記憶部が、前記提供希望物件情報を提供物件毎に格納する構成を採用できる。提供物件情報記憶部は、複数の提供希望物件情報をデータベース形式で格納する構成とすることができる。
【0009】
本発明の物件紹介システムでは、前記会員抽出部が、少なくとも前記提供物件情報の住所のうちの市区町村名が、前記居住地区のうちの市区町村名と一致する会員情報の一般会員を抽出する構成を採用できる。この場合、例えば、会員抽出部は、提供物件情報の住所が「WW県XX市YY区ZZ M丁目N番地」であれば、会員情報の住所が「WW県XX市YY区」である一般会員を抽出する。
【0010】
本発明の物件紹介システムでは、前記物件希望者抽出部が、少なくとも前記提供物件情報の住所のうちの市区町村名が、前記物件要求地区のうちの市区町村名と一致する要求物件情報の物件希望者を抽出する構成を採用できる。
【0011】
本発明の物件紹介システムでは、前記アンケートには、一般会員が進出を希望する進出企業の業種、及び、特定の企業名又は店名の少なくとも一方を入力する入力欄が設けられることが好ましい。この場合、一般会員は、物件希望者に送信されるアンケート回答に関する情報を介して、自身の意見を物件希望者に伝えることができる。
【0012】
本発明の物件案内システムでは、前記アンケートには、当該提供希望物件の過去に関する情報を入力する入力欄が設けられることが好ましい。この場合、物件希望者は、例えば過去物件がどのような理由により失敗したのかを知ることができる。
【0013】
本発明の物件案内システムでは、前記アンケート結果処理部は、複数のアンケート回答の内容を前記入力欄毎に集計する集計部を備え、該集計部による集計結果の情報を物件希望者に送信する構成を採用できる。この場合、例えば集計部が、アンケート回答を集計してグラフを作成し、そのグラフを物件希望者に送信することで、物件希望者は、アンケート結果を、視覚的に把握しやすくなる。
【0014】
本発明の物件案内システムでは、前記物件希望者抽出部は、前記抽出された物件希望者のリストを作成するリスト作成部を有し、前記アンケート結果処理部は、前記物件希望者のリストを前記提供希望者に向けて送信する構成を採用できる。この場合、提供希望者は、アンケート回答に関する情報を受信した物件希望者を知ることができる。
【0015】
本発明の第1の視点の物件紹介方法は、通信回線を介して、不動産物件の販売又は賃貸を希望する提供希望者、不動産物件の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件の販売を紹介する不動産物件紹介方法であって、前記サーバが、提供希望者から、少なくとも住所を含む提供物件情報を受信するステップと、前記サーバが、前記提供物件情報の住所に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、前記サーバが、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、前記サーバが、一般会員の端末から前記アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、少なくとも物件要求地区を含む要求物件情報を要求物件毎に格納する要求物件情報データベースに登録された要求物件情報から前記提供物件情報の住所に基づいて抽出された物件希望者に向けて送信するステップとを有することを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の視点の物件紹介方法は、通信回線を介して、不動産の販売または賃貸を希望する提供希望者、不動産の購入または賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件を紹介する不動産物件紹介方法であって、前記サーバが、物件希望者から、少なくとも地区を含む要求物件情報を受信するステップと、前記サーバが、前記要求物件情報の地区に基づいて、少なくとも住所を含む提供物件情報を提供物件毎に登録したデータベースから提供物件情報を抽出するステップと、前記サーバが、前記提供物件情報の地区に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、前記サーバが、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、前記サーバが、前記アンケートを受信した一般会員の端末から該アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、前記物件希望者に向けて送信するステップとを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の物件紹介方法では、提供物件情報の住所に基づいて抽出された一般会員に、提供物件情報に関するアンケートを送信して、そのアンケートの回答に関する情報を、物件希望者に送信する。このため、物件希望者は、例えば希望物件の周辺に住む一般会員が売り出された土地についてどのような考えを持っているのかを知ることができ、物件購入等の際に参考にすることができる。
【0018】
本発明のプログラムは、通信回線を介して、不動産物件の販売又は賃貸を希望する提供希望者、不動産物件の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件の販売を紹介する不動産物件紹介方法を実行させるためのプログラムであって、提供希望者から、少なくとも住所を含む提供物件情報を受信するステップと、前記提供物件情報の住所に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、一般会員の端末から前記アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、少なくとも物件要求地区を含む要求物件情報を要求物件毎に格納する要求物件情報データベースに登録された要求物件情報から前記提供物件情報の住所に基づいて抽出された物件希望者に向けて送信するステップとを前記サーバに実行させることを特徴とする。
【0019】
また、本発明の別の視点のプログラムは、通信回線を介して、不動産の販売または賃貸を希望する提供希望者、不動産の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件を紹介する不動産物件紹介方法を実行させるためのプログラムであって、物件希望者から、少なくとも地区を含む要求物件情報を受信するステップと、前記要求物件情報の地区に基づいて、少なくとも住所を含む提供物件情報を提供物件毎に登録したデータベースから提供物件情報を抽出するステップと、前記提供物件情報の地区に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、前記アンケートを受信した一般会員の端末から該アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、前記物件希望者に向けて送信するステップとを前記サーバに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明の物件紹介システム、物件紹介方法、及び、プログラムでは、物件希望者は、アンケート回答に関する情報により、例えば希望物件の周辺に住む一般会員が売り出された土地についてどのような考えを持っているのかを知ることができ、それを物件購入等の際に参考にすることができる。また、一般会員は、アンケートに回答することにより、自身の考えを、物件希望者に伝えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の物件紹介システムの構成を示している。物件紹介システム100は、住民端末10、企業端末20、物件案内サーバ30、及び、不動産端末40を有し、それらは、インターネット50を介して相互に接続されている。同図では、物件紹介システム100は、住民端末10、企業端末20、及び、不動産端末40をそれぞれ1つずつ有しているが、実際には、それらを複数有することができる。
【0022】
住民端末10、企業端末20、及び、不動産端末40は、それぞれ、例えばパーソナルコンピュータとして構成される。不動産端末40は、土地の売却を希望する不動産業者によって使用される。不動産業者は、売却を希望する物件が発生すると、不動産端末40を用いて、その土地の立地住所、坪数等を含む売物件情報を物件案内サーバ30に送信する。企業端末20は、土地の購入を希望する企業によって使用される。企業は、企業端末20を用いて、立地住所の地区、希望坪数等を含む要求物件情報を、物件案内サーバ30に送信する。住民端末10は、不動産業者が売却希望の土地の周辺に住む住民によって使用される。住民は、住民端末10を用いて、自身の氏名、住所等を含む個人情報をあらかじめ物件案内サーバ30に送信しており、会員として登録されている。
【0023】
図2は、物件案内サーバ30の構成を示している。物件案内サーバ30は、例えばワークステーションとして構成される。物件案内サーバ30は、処理装置301、要求物件DB(データベース)302、会員住民DB303、売物件DB304、地図情報DB305、及び、アンケート結果DB306を備える。処理装置301は、各種の情報処理を行う。要求物件DB302は、企業端末20から受信した要求物件の情報を格納する。会員住民DB303は、住民端末10から受信した会員情報を格納する。売物件DB304は、不動産端末40から受信した売物件の情報を格納する。地図情報DB305は、住所ごとの地図情報を、イメージとして格納する。
【0024】
処理装置301は、プログラム制御により、物件案内サーバ30内に、会員抽出部、物件希望者抽出部、アンケート送信部、及び、アンケート回答処理部を実現させる。物件案内サーバ30は、図示しない記憶装置内にアンケートのひな型を記憶しており、売物件DB304に格納された売物件情報と、地図情報DB305に格納された地図情報とに基づいて、所定フォーマットのアンケートを自動生成する。そして、売物件DB304に格納された売物件の立地住所の地区と、会員住民DB303に格納された各会員の住所の地区とを照合して、地区が一致する会員(住民)を抽出し、抽出した会員の住民端末10に、生成したアンケートを送信する。住民が、受信したアンケートに対する回答を物件案内サーバ30に送信すると、物件案内サーバ30は、その回答結果を、アンケート結果DB306に格納する。
【0025】
物件案内サーバ30は、アンケート結果DB306に格納された回答結果に基づいて、グラフ等の資料を自動生成する。そして、売物件DB304に格納された売物件の立地住所の地区と、要求物件DB302に格納された要求物件の地区とを照合して、地区が一致する要求物件を送信した企業を特定し、特定した企業の企業端末20に、生成した資料を送信する。このとき、物件案内サーバ30は、資料を送信した企業のリストを作成し、作成したリストを、不動産端末40に送信する。
【0026】
以下、物件紹介システムの動作について詳細に説明する。図3は、住民による会員登録の手順を示している。住民は、住民端末10を用いて、物件案内サーバ30に、会員登録情報として自身の個人情報を送信し、会員登録を要求する(ステップS31)。物件案内サーバ30は、登録を要求した住民に、自動採番により会員ナンバーを付与し(ステップS32)、受信した会員登録情報を、付与した会員ナンバーと対応付けて、会員住民DB303に格納する(ステップS33)。図4は、ステップS33で、会員住民DB303に格納される会員情報を示している。同図の例では、会員住民DB303は、各会員について、氏名、年齢、性別、郵便番号、住所、電話番号、及び、生年月日等の情報を格納している。
【0027】
図5は、企業による要求物件の登録の手順を示している。企業は、企業端末20を用いて、物件案内サーバ30に、購入したい物件の登録を要求する要求物件情報を送信する(ステップS51)。物件案内サーバ30は、要求物件情報に、自動採番により要求ナンバーを付与し(ステップS51)、受信した要求物件情報を、付与した要求ナンバーと対応付けて、要求物件DB302に格納する(ステップS53)。図6は、ステップS53で、要求物件DB302に格納される要求物件情報を示している。同図の例では、要求物件DB302は、各要求物件について、立地希望地区、分類、店名、用途、坪、担当者、及び、連絡メールアドレスの情報を格納している。
【0028】
図7は、不動産業者による売物件の登録から、アンケートに対する回答結果の登録までの手順を示している。不動産業者は、企業へ販売したい土地が発生すると、不動産端末40を用いて、物件案内サーバ30に、売物件情報を送信する(ステップS701)。物件案内サーバ30は、売物件情報に、自動採番により受付ナンバーを付与し、受信した売物件情報を、付与した受付ナンバーと対応付けて、売物件DB304に格納する(ステップS702)。図8は、ステップS702で、売物件DB304に格納される売物件情報を示している。同図の例では、売物件DB304は、各売物件について、立地住所、坪、不動産名、連絡電話番号、連絡担当者、連絡メールアドレス、過去物件、及び、回答期限の情報を格納している。
【0029】
物件案内サーバ30は、地図情報DB305を参照して、売物件DB304に格納された売物件の住所と一致する住所の地図を取得する(ステップS703)。例えば、地図情報DB305は、図9に示すように、住所ごとの地図情報(イメージ)を格納している。ステップS703では、物件案内サーバ30は、地図情報DB305内を参照して、例えば図8の受付ナンバー「001U」の「立地住所」の項目のデータ「千葉県XX町1−1」と一致する住所を検索し、その住所に対応付けられた地図情報を、「立地住所」の地図として取得する。
【0030】
物件案内サーバ30は、ステップS703で取得された地図と、売物件DB304内に格納された売物件の内容とに基づいて、所定フォーマットの土地企業販売アンケートを作成する(ステップS704)。図10は、ステップS704で生成される土地企業販売アンケートの具体例を示している。同図に示すように、物件案内サーバ30は、売物件DB304に格納された売物件情報の各項目のデータを読み込み、それをアンケートひな型中の対応する項目に当てはめて、アンケートを作成する。また、ステップS703で取得された地図を、アンケート中に埋め込む。このようにして作成された土地企業販売アンケートには、回答入力欄として、その土地に進出してもらいたい企業の分類及びその理由と、進出してもらいたい店の名前及びその理由と、過去物件に対する意見とを入力する欄が設けられている。
【0031】
物件案内サーバ30は、会員住民DB303を検索して、住所が、作成した土地企業販売アンケートの立地住所の地区と一致する会員を抽出する(ステップS705)。ステップS705では、物件案内サーバ30は、例えば、会員の住所の市区町村名と、売物件の立地住所の市区町村名とが一致する会員を抽出する。或いは、売物件の立地住所「千葉県XX町1−1」のうちの番地等を示す部分よりも前の部分「千葉県XX町」を立地住所の地区として、その立地住所の地区と、会員住民DB303に格納された住所の番地等を示す部分よりも前の部分とが一致する会員を抽出する。
【0032】
物件案内サーバ30は、ステップS704で作成した土地企業販売アンケートを、ステップS705で抽出した会員に向けて送信する(ステップS706)。このとき、物件案内サーバ30は、会員住民DB303から会員ナンバーと、氏名とを読み込んで、これをステップS704で作成したアンケートのあて先の欄に埋め込む。ステップS706では、物件案内サーバ30は、抽出した会員のメールアドレスをあて先とする電子メールを作成し、その電子メールに、土地企業販売アンケートを添付して、土地企業販売アンケートを送信する。物件案内サーバ30は、ステップS705で抽出された会員が複数いる場合には、その複数の会員の全てに、土地企業販売アンケートを送信する。
【0033】
土地企業販売アンケートを受信した住民は、アンケートに対する回答を作成して、それを物件案内サーバ30に送信する(ステップS707)。住民は、例えば図10に示す土地企業販売アンケートを受信して、アンケート入力欄に、図11に示す内容を入力して、これを回答として物件案内サーバ30に送信する。物件案内サーバ30は、住民端末10から送信された回答を受信し(ステップS708)、受信した回答をアンケート結果としてアンケート結果DB306に格納する(ステップS709)。
【0034】
図12は、アンケート結果DB306に格納されたアンケート結果を示している。物件案内サーバ30は、ステップS708で、回答を受信すると、その回答に受付け番号を付与する。物件案内サーバ30は、受信した回答から、進出を希望してもらいたい企業の分類、その理由、進出してもらいたい店名、その理由等の各項目のデータを抽出し、抽出した各データを、付与した受付け番号と対応付けて、同図に示すデータ形式で格納する。
【0035】
物件案内サーバ30は、回答期限が過ぎたか否かを判断する(ステップS710)。物件案内サーバ30は、まだ、回答期限を過ぎていないと判断する場合には、ステップS708に戻り、回答の受付けを継続する。物件案内サーバ30は、回答期限を過ぎたと判断する場合には、回答の受付けを終了し、アンケート結果DB306内に格納されたアンケート結果を分析して、所定フォーマットの分析資料を作成する(ステップS711)。
【0036】
図13は、ステップS711で作成される、企業の分類についての分析資料を示し、図14は、ステップS711で作成される、店名についての分析資料を示している。物件案内サーバ30は、アンケート結果DB306を参照して、「企業の分類」について、同じ分類が何件登録されているかを調べる。そして、コンビニ、デパート、薬局等の分類ごとの件数に基づいて、図13に示すような棒グラフを作成する。物件案内サーバ30は、更に、各分類について、「店名」欄に同じ店名が何件登録されているかを調べる。物件案内サーバ30は、例えば企業の分類として「デパート」が200件登録されていたときには、「デパートA」、「デパートB」、「デパートC」等の店名ごとの件数に基づいて、図14に示すような、その200件の内訳を示す棒グラフを作成する。
【0037】
図15は、ステップS711で作成される、用途についての分析資料を示している。物件案内サーバ30は、アンケート結果DB306を参照して、用途について、同じ用途が何件登録されているかを調べ、その結果に基づいて、図15に示すようなグラフを作成する。図16は、ステップS711で作成される、理由及び過去物件についての分析資料を示している。物件案内サーバ30は、アンケート結果DB306から、企業の分類についての理由、店名についての理由、及び、用途についての理由をそれぞれ取得する。また、過去物件についての意見を取得し、それらを項目ごとに箇条書きにして、図16に示すような、理由及び過去物件についての分析資料を作成する。
【0038】
物件案内サーバ30は、分析資料を作成すると、作成した分析資料に基づいて、所定フォーマットのアンケート分析結果を作成する(ステップS712)。図17は、ステップS712で作成されるアンケート分析結果を示している。物件案内サーバ30は、ステップS711で作成された分析資料(図13〜図16)を、作成するアンケート分析結果中に埋め込んで、同図に示すようなアンケート分析結果を作成する。また、売物件DB304から、土地及び不動産業者に関する情報を取得し、地図情報DB305から、地図情報を取得して、これらを、作成するアンケート分析結果中に含ませる。
【0039】
物件案内サーバ30は、要求物件DB302を検索して、売物件の条件が要求を満足する要求物件を抽出する(ステップS713)。ステップS713では、まず、「立地希望地区」が、作成したアンケート分析結果の住所の地区、つまりは売物件の立地住所の地区と一致する要求物件を抽出する。このとき、物件案内サーバ30は、例えば、ステップS705と同様に、市区町村名が一致する要求物件を、或いは、売物件の立地住所のうちの番地等を示す部分よりも前の部分を立地住所の地区として、その立地住所の地区と、要求物件DB302に格納された立地希望地区とが一致する要求物件を抽出する。そして、売物件の土地が、要求物件で示される要求を満足するか否かを調査し、売物件と地区が一致する要求物件の中から、要求を満足する要求物件を選び出す。このとき、物件案内サーバ30は、例えば、売物件の土地の坪数と、地区が一致する要求物件の坪数とを比較し、売物件の土地の坪数が、要求物件の坪数と同等であるか、或いは、それ以上である要求物件を、要求を満足する要求物件として選び出す。
【0040】
物件案内サーバ30は、ステップS713で抽出した要求物件を送信した企業の企業端末20に向けて、ステップS712で作成したアンケート分析結果を送信する(ステップS715)。ステップS715では、物件案内サーバ30は、例えば、要求物件の「連絡先メールアドレス」欄に記載されたメールアドレスをあて先とする電子メールを作成し、その電子メールのアンケート分析結果を添付して、アンケート分析結果を送信する。
【0041】
物件案内サーバ30は、ステップS715でアンケート分析結果を送信した企業のリスト(分析結果送付先リスト)を作成する。(ステップS716)。図18は、ステップS716で作成される分析結果送付先リストを示している。物件案内サーバ30は、例えば、ステップS714で抽出した要求物件のそれぞれについて、要求物件DB302から各項目のデータを取得して、同図に示すような分析結果送付先リストを作成する。
【0042】
物件案内サーバ30は、ステップS716で作成した分析結果送付先リストを、売物件を送信した不動産業者の不動産端末40に向けて送信する(ステップS717)。ステップS717では、物件案内サーバ30は、例えば、売物件の「連絡先メールアドレス」欄に記載されたメールアドレスをあて先とする電子メールを作成し、その電子メールに分析結果送付先リストを添付して、分析結果送付先リストを送信する。このとき、物件案内サーバ30は、参考資料として、ステップS712で作成したアンケート分析結果を不動産端末40に送信する。
【0043】
本実施形態では、要求物件を送信した企業は、住民の意見を、アンケート分析結果で知ることができ、それを不動産物件の購入の際に参考にすることができる。このため、企業は、例えば、地域住民がその土地にどんな分類のどのような店の進出を希望しているのか等を知ることによって、住民のニーズにあった店を進出させることができる。また、過去に進出していた店がなぜ失敗したのかについての情報を、土地感覚が強い住民から入手することができ、同様な失敗を回避するための対策を練ることによって、失敗に対するリスクを低減できる。
【0044】
不動産業者は、単に、企業に要求物件に合致する不動産物件に関する情報をするだけでなく、その不動産物件に対して住民がどのようなことを要望しているのかといった付加価値の高い情報を企業に送信することができる。このため、企業に対して不動産物件の販売をアピールでき、不動産取引を活発化させることができる。また、不動産業者は、物件案内サーバ30からアンケート分析結果を送信した企業のリストを入手することで、その企業に対して、積極的に土地の紹介等を行うことができる。
【0045】
また、住民は、アンケートに進出を望む店を回答することによって、進出を望む店が実際に進出してくれることを期待でき、住みよい地域の実現を期待できる。また、進出した店の商売が成功することで、物流が盛んになり、経済活動を活発させて、地域を活性化させることができる。このように、物件紹介システム100は、住民、不動産業者、及び、企業のそれぞれについて、メリットがあるビジネスモデルを提供できる。
【0046】
なお、上記実施形態では、企業が土地の購入を希望する例について説明したが、これには限られない。例えば、企業が、土地や建物の賃貸を希望する場合についても、上記と同様の効果が得られる。また、不動産物件を希望するものは、企業には限られず、個人であってもよい。アンケート入力欄(図10)は例示であって、それ以外の内容を入力させてもよい。アンケートには、入力が容易になるように、例えば企業の分類であれば、「薬局」、「デパート」、「レストラン」等をあらかじめ表示しておき、それを住民によって選択させるようにしてもよい。
【0047】
上記実施形態では、不動産業者が売物件を登録すると、住民にアンケートを送信する例について示したが、これには限定されない。例えば、売物件情報が既に売物件DB304に格納されているときに、物件案内サーバ30が、企業端末20から新たな要求物件情報を受信し、売物件DB304を検索して、立地地区が、その受信した要求物件情報の立地希望地区と一致する売物件情報を抽出し、抽出した売物件に関するアンケートを作成してこれを住民に送信し、そのアンケートに対する回答結果を、要求物件情報を送信した企業に送信するようにしてもよい。
【0048】
上記実施形態では、物件希望者が店を進出させる場合について説明したが、物件紹介システムは、例えば物件希望者が一軒家やマンションを購入する場合にも適用可能である。この場合、住民に送信するアンケートには、例えば「周辺交通機関の状況」、「医療機関等の状況」を入力する欄を設ければよい。これにより、物件希望者は、例えば「駅には近いが電車の本数が少なく交通の利便性は高いとは言えない」といった情報や、「駅前に歯医者は多数あるが、小児科は車でいくような所にしかない」といった情報を知ることができ、物件の購入の際の参考にすることができる。
【0049】
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の物件紹介システム、物件紹介方法、及び、プログラムは、上記実施形態例にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施形態の物件紹介システムの構成を示すブロック図。
【図2】物件案内サーバ30の構成を示すブロック図。
【図3】住民による会員登録の手順を示すフローチャート。
【図4】会員住民DB303に格納される会員情報を示す表。
【図5】企業による要求物件の登録の手順を示すフローチャート。
【図6】要求物件DB302に格納される要求物件情報を示す表。
【図7】不動産業者による売物件の登録から、アンケートに対する回答結果の登録までの手順を示すフローチャート。
【図8】売物件DB304に格納される売物件情報を示す表。
【図9】地図情報DB305に格納される地図情報(イメージ)を示す表。
【図10】土地企業販売アンケートを示す具体例。
【図11】土地企業販売アンケートに対する回答を示す具体例。
【図12】アンケート結果DB306に格納されたアンケート結果を示す表。
【図13】企業の分類についての分析資料を示すグラフ。
【図14】店名についての分析資料を示すグラフ。
【図15】用途についての分析資料を示すグラフ。
【図16】理由及び過去物件についての分析資料を示す具体例。
【図17】アンケート分析結果を示す具体例。
【図18】分析結果送付先リストを示す具体例。
【符号の説明】
【0051】
10:住民端末
20:企業端末
30:不動産端末
40:物件案内サーバ
50:インターネット
100:物件紹介システム
301:処理装置
302:要求物件データベース
303:会員住民データベース
304:売物件データベース
305:地図情報データベース
306:アンケート結果データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線を介して、不動産物件の販売又は賃貸を希望する提供希望者、不動産の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを備える不動産物件紹介システムであって、
前記サーバは、
一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースと、
物件希望者から受信した、少なくとも物件要求地区を含む要求物件情報を要求物件毎に格納する要求物件情報データベースと、
提供希望者から受信した、少なくとも住所を含む提供物件情報を記憶する提供物件情報記憶部と、
前記提供物件情報の住所に基づいて、前記会員情報データベースに登録された会員情報から一般会員を抽出する会員抽出部と、
前記提供物件情報の住所に基づいて、前記要求物件情報データベースに登録された要求物件情報から物件希望者を抽出する物件希望者抽出部と、
所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記会員抽出部で抽出された一般会員に向けて送信するアンケート送信部と、
一般会員の端末から前記アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、前記物件希望者抽出部で抽出された物件希望者に向けて送信するアンケート回答処理部と
を備えることを特徴とする不動産物件紹介システム。
【請求項2】
前記提供物件情報記憶部が、前記提供希望物件情報を提供物件毎に格納する、請求項1に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項3】
前記会員抽出部は、少なくとも前記提供物件情報の住所のうちの市区町村名が、前記居住地区のうちの市区町村名と一致する会員情報の一般会員を抽出する、請求項1又は2に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項4】
前記物件希望者抽出部は、少なくとも前記提供物件情報の住所のうちの市区町村名が、前記物件要求地区のうちの市区町村名と一致する要求物件情報の物件希望者を抽出する、請求項1〜3の何れか一に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項5】
前記アンケートには、一般会員が進出を希望する進出企業の業種、及び、特定の企業名又は店名の少なくとも一方を入力する入力欄が設けられる、請求項1〜4の何れか一に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項6】
前記アンケートには、当該提供希望物件の過去に関する情報を入力する入力欄が設けられる、請求項5に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項7】
前記アンケート結果処理部は、複数のアンケート回答の内容を前記入力欄毎に集計する集計部を備え、該集計部による集計結果の情報を物件希望者に送信する、請求項5又は6に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項8】
前記物件希望者抽出部は、前記抽出された物件希望者のリストを作成するリスト作成部を有し、前記アンケート結果処理部は、前記物件希望者のリストを前記提供希望者に向けて送信する、請求項1〜7の何れか一に記載の不動産物件紹介システム。
【請求項9】
通信回線を介して、不動産物件の販売又は賃貸を希望する提供希望者、不動産物件の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件の販売を紹介する不動産物件紹介方法であって、
前記サーバが、提供希望者から、少なくとも住所を含む提供物件情報を受信するステップと、
前記サーバが、前記提供物件情報の住所に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、
前記サーバが、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、
前記サーバが、一般会員の端末から前記アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、少なくとも物件要求地区を含む要求物件情報を要求物件毎に格納する要求物件情報データベースに登録された要求物件情報から前記提供物件情報の住所に基づいて抽出された物件希望者に向けて送信するステップと
を有することを特徴とする不動産物件紹介方法。
【請求項10】
通信回線を介して、不動産の販売または賃貸を希望する提供希望者、不動産の購入または賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件を紹介する不動産物件紹介方法であって、
前記サーバが、物件希望者から、少なくとも地区を含む要求物件情報を受信するステップと、
前記サーバが、前記要求物件情報の地区に基づいて、少なくとも住所を含む提供物件情報を提供物件毎に登録したデータベースから提供物件情報を抽出するステップと、
前記サーバが、前記提供物件情報の地区に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、
前記サーバが、所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、
前記サーバが、前記アンケートを受信した一般会員の端末から該アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、前記物件希望者に向けて送信するステップと
を備えることを特徴とする不動産物件紹介方法。
【請求項11】
通信回線を介して、不動産物件の販売又は賃貸を希望する提供希望者、不動産物件の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件の販売を紹介する不動産物件紹介方法を実行させるためのプログラムであって、
提供希望者から、少なくとも住所を含む提供物件情報を受信するステップと、
前記提供物件情報の住所に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、
所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、
一般会員の端末から前記アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、少なくとも物件要求地区を含む要求物件情報を要求物件毎に格納する要求物件情報データベースに登録された要求物件情報から前記提供物件情報の住所に基づいて抽出された物件希望者に向けて送信するステップと
を前記サーバに実行させるためのプログラム。
【請求項12】
通信回線を介して、不動産の販売または賃貸を希望する提供希望者、不動産の購入又は賃借を希望する物件希望者、及び、一般会員が使用する端末装置と接続されるサーバを用いて不動産物件を紹介する不動産物件紹介方法を実行させるためのプログラムであって、
物件希望者から、少なくとも地区を含む要求物件情報を受信するステップと、
前記要求物件情報の地区に基づいて、少なくとも住所を含む提供物件情報を提供物件毎に登録したデータベースから提供物件情報を抽出するステップと、
前記提供物件情報の地区に基づいて、一般会員の居住地区を含む会員情報を会員毎に格納する会員情報データベースに登録された会員情報から、一般会員を抽出するステップと、
所定のフォーマットに基づいて、前記提供物件情報に関するアンケートを作成し、該作成したアンケートを前記抽出された一般会員に向けて送信するステップと、
前記アンケートを受信した一般会員の端末から該アンケートに対するアンケート回答を受信し、該アンケート回答に関する情報を、前記物件希望者に向けて送信するステップと
を前記サーバに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2006−58924(P2006−58924A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−236981(P2004−236981)
【出願日】平成16年8月17日(2004.8.17)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)