説明

物品移載システム

【課題】車載バッテリが弱くなるなどしても、トラックから荷物を搬送することができる物品移載システムを提供する。
【解決手段】車載コンベア25、26の速度を検出するセンサ29が地上コンベア30側に設けられているため、車載コンベア25、26の電源である車載バッテリ85が弱まって、車載コンベア25、26が車載駆動源27、28で駆動できなくなったとしても、手動又は車外(地上側)の電源で強制的に車載コンベア25、26を動かし、強制的に駆動された車載コンベア25又は26の速度に地上コンベア30の速度を同期させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンなどの荷物をトラックから搬送ラインへ移載するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
エンジン工場と車両組立工場が離れている場合には、エンジンをトラックで搬送することがある。
トラックにより搬入された荷物を受入れ工場側の搬送コンベアへ移載する技術は各種提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【特許文献1】特開平5−254669号公報(図1)
【特許文献2】特許第3024358号公報(図2)
【0003】
特許文献1の図1に示されるように、車体(1)(括弧付き符号は特許文献1記載のものを流用。以下同じ)の荷台(2)にコンベアベルト(9)が設けられ、車体(1)の外方に無端コンベアベルト(18)が設けられている。
荷台(2)側のコンベアベルト(9)は車載の油圧ポンプ(13)で駆動される。
【0004】
しかし、車載の油圧ポンプ(13)や、この油圧ポンプ(13)を駆動するエンジン(19)にトラブルがあると、コンベアベルト(9)が駆動不能となり、貨物(P)を無端コンベアベルト(18)へ移すことができなくなる。
車載の油圧ポンプ(13)やエンジン(19)にトラブルが発生しても、貨物(P)を無端コンベアベルト(18)へ移すことができれば、より好ましい。
【0005】
また、特許文献2の図2に示されるように、トラック(20)に車上コンベア(18)が設けられ、トラック(20)の外方に地上コンベア(16)が設けられている。そして、車上コンベア(18)から地上コンベア(16)へ、又は地上コンベア(16)から車上コンベア(18)へエンジン(13)を搬送することができる。
【0006】
ところで、車上コンベア(18)の駆動源の位置は、説明されていないが、トラック(20)に載置されていると考えられる。すなわち、駆動源をモータとし、このモータに車載バッテリから給電すると考えられる。
ところで、車載バッテリは使用時間によっては弱まることがある。すると、車上コンベア(18)が駆動できなくなり、エンジン(13)をトラック(20)から地上コンベア(16)へ移すことができなくなる。
しかし、車載バッテリが弱まっても、エンジン(13)をトラック(20)から地上コンベア(16)へ移すことができれば、より好ましい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、車載バッテリが弱くなるなどしても、トラックから荷物を搬送することができる物品移載システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、荷物をパレットに載せ、このパレットを複数個トラックに積載して、移送し、移送先で前記パレットを搬送ラインへ移し替える、又は搬送ラインから、トラックへ前記パレットを移し替える物品移載システムにおいて、
前記搬送ラインに、前記パレットを水平に搬送する地上コンベアが備えられ、この地上コンベアの近傍に制御部が備えられ、
この制御部は、前記車載コンベアの速度を検出するセンサを前記地上コンベア側に設け、前記車載コンベアの速度と一致するように前記地上コンベアの速度を制御し、前記車載コンベアと地上コンベアとの搬送速度を同期させることを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明では、トラックは、複数段の車載コンベアを備え、これらの車載コンベアの地上高さに合致するように、地上コンベアは、昇降機構を備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明では、地上側から前記複数段の車載コンベアを、駆動制御する地上側制御部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明では、車載コンベアの速度を検出するセンサが地上コンベア側に設けられているため、車載コンベアの電源であるバッテリが弱まって、車載コンベアが車載駆動源で駆動できなくなったとしても、手動又は車外(地上側)の電源で強制的に車載コンベアを動かし、強制的に駆動された車載コンベアの速度に地上コンベアの速度を同期させることができる。
【0012】
請求項2に係る発明では、地上側に設けた制御部により、複数段の車載コンベアの各コンベアの動作を制御することができるので、トラックの積載効率を高めることができる。
【0013】
請求項3に係る発明では、地上側制御部により、地上側から複数段の車載コンベアを、駆動制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は荷物とパレットの形態を示す図であり、パレット11は、一対のフォーク挿入穴12、12を有する平板状物である。このようなパレット11は汎用品(又は順汎用品)であるため、上面に支持部13、13を有する支持部材14を取り付ける。そして、この支持部材14を介してパレット11にATトランスミッション付きエンジンなどの荷物15を載せる。
【0015】
図2は本発明に係る物品移載システムの平面図であり、物品移載システム20は、複数のパレット11を運搬するトラック21と、このトラック21からパレット11を受け取る、又はトラック21へパレット11を戻す搬送ライン23とからなる。
搬送ライン23は、例えば第1地上コンベア30と、この第1地上コンベア30に隣接する第2地上コンベア40と、この第2地上コンベア40に隣接する第3〜第5地上コンベア50、60、70とからなる。後の説明のために、トラック21の長手軸をx軸、このx軸に直交する軸をy軸とする。
【0016】
以上に述べたトラック21、コンベア30〜70について構造を詳しく説明する。
図3は本発明に係るトラックの断面図であり、トラック21は、荷台24に第1の車載コンベア25と、第2の車載コンベア26とを備えている。すなわち、第2の車載コンベア26は2階床を構成する。第1の車載コンベア25は、第1の車載駆動源27で駆動され、第2の車載コンベア26は、第2の車載駆動源28で駆動される。
車載駆動源27、28は車載バッテリで駆動される電動モータが好適であるが、油圧モータであってもよい。
【0017】
図4は図2の4矢視図であり、x軸沿ってパレット11を搬送する第1地上コンベア30は、第1地上駆動源31で駆動させるとと共に、第1昇降機構32で昇降自在に保持されている。
第1昇降機構32は、第1地上コンベア30の地上高さを任意に変更することができれば構成や種類は限定しないが、例えば、ベース33と、このベース33にピン34で揺動自在に止められている駆動リンク35と、この駆動リンク35を駆動するシリンダユニット36と、駆動リンク35の高さ中央にピン37で揺動自在に止められている従動リンク38と、これら駆動リンク35の上端及び従動リンク38で支持されている天板39とからなる、パンタグラフリンク式昇降装置が好適である。
【0018】
シリンダユニット36は、サーボモータとボールねじとボールナットとからなる位置制御可能な電動シリンダが好適であるが、ステッピングシリンダと呼ばれる油圧シリンダであってもよい。
【0019】
シリンダユニット36のピストンロッド36aを後退させると、駆動リンク35がピン34を中心にして図反時計方向に回転し、従動リンク38の下端が長穴33aに沿って図左へ移動する。結果、想像線で示す位置まで天板39が移動する。このように、シリンダユニット36の作動により、天板39を任意に昇降させることができ、第1地上コンベア30の地上高さH1を自在に設定することができる。
【0020】
図5は図2の5−5矢視図であり、第2地上コンベア40は、図2に示すようにx軸及びy軸に沿って荷物を搬送することができるコンベアである。
そのために、第2地上コンベア40は、例えば、パンタグラフリンク式の第2昇降機構42(構成は、第1昇降機構と同じであるため、構成要素は第1昇降機構のものを流用した。第3昇降機構及び第4昇降機構も同様)の天板43にy軸コンベア44を備え、さらに、天板43にジャッキ45、45を備え、これらのジャッキ45、45のピストンロッドに昇降板46を備え、この昇降板46にx軸コンベア47を備えている。
【0021】
第2x地上駆動源48でx軸コンベア47を作動させるときは、ジャッキ45、45により、x軸コンベア47を想像線で示す位置まで上昇させておく。これで、第1地上コンベア30からパレットを受入れることができる。
【0022】
パレットを受入れたら、第2x地上駆動源48を停止し、ジャッキ45、45を退動させて、x軸コンベア47を実線で示す位置まで下降させる。すると、パレットはy軸コンベア44に載る。以降の作用は次図で説明する。
【0023】
図6は図2の6−6線断面図であり、第2地上コンベア40の隣に、第3地上コンベア50、第4地上コンベア60、第5地上コンベア70が順に配置されている。
第2地上コンベア40のy軸コンベア44は、第2y地上駆動源49で駆動される。
【0024】
第3地上コンベア50は、第3地上駆動源51を備え、第3昇降機構52を備えている。第3昇降機構52の構成は、第1昇降機構(図4、符号32)と同一である。
第4地上コンベア60は、第4地上駆動源61を備え、第4昇降機構62を備えている。第4昇降機構62の構成は、第1昇降機構(図4、符号32)と同一である。
【0025】
第5地上コンベア70は、上段コンベア71と下段コンベア72とからなり、上段コンベア71で荷物が載っているパレットを搬送しつつ、下段コンベア72で空のパレットをリターンさせるように構成されている。
【0026】
図7は本発明に係る制御部の配置図であり、第1の車載駆動源27と第2の車載駆動源28を制御する車載制御部80がトラック21の後部に備えられている。また、地上の設備側には、地上制御部90が備えられている。これらの制御部80、90の詳細を各々説明する。
【0027】
先ず、車載制御部80には、第1手動スイッチ81に基づいて第1の車載駆動源27をオンオフ制御する第1電磁スイッチ82と、第2手動スイッチ83に基づいて第2の車載駆動源28をオンオフ制御する第2電磁スイッチ84と、車載バッテリ85の蓄電エネルギーを第1の車載駆動源27と第2の車載駆動源28とに切り替えて供給する電源切換ユニット86と、電源切換ユニット86の端子及びバッテリ85の端子へ外部から給電するためのコネクタ87と、第1電磁スイッチ82及び第2電磁スイッチ84へ外部から制御信号を送るためのコネクタ88とが設けられている。
【0028】
一方、地上制御部90には、第1地上コンベア30の入口に設けられ、第1の車載コンベア25の速度又は第2の車載コンベア26の速度を監視するセンサ29からの情報を入力して車載コンベア25又は26の速度を検出するスピード検出部91と、このスピード検出部91に基づいて、地上コンベア30、40の速度が車載コンベア25又は26の速度に合致するように、第1地上駆動源31や第2地上駆動源48をインバータ制御する駆動ユニット部92と、必要時に地上側から車載コンベア25又は26を制御するために設けられるトラック制御部93とが設けられている。なお、センタ29は、第1の車載コンベア25と共に昇降するため、実線で示す位置及び想像線で示す位置に臨ませることができる。
【0029】
さらに、トラック制御部93からハーネス94が延ばされ、このハーネス94の先端にコネクタ88に対応するコネクタ95が設けられている。
また、地上側には直流電源96が準備され、この直流電源96からハーネス97が延ばされ、このハーネス97の先端にコネクタ87に対応するコネクタ98が設けられている。すなわち、破線で囲った領域が、地上側(設備側)に設けられている。
【0030】
以上に説明した制御部80、90の作用を説明する。
トラック21が第1地上コンベア30に横付けされたら、ハーネス94、97を延ばし、コネクタ87にコネクタ98を接続し、コネクタ88にコネクタ95を接続する。
【0031】
車載コンベア25又は26は、手動又は自動で運転されるが、その速度は、第1地上コンベア30と同一になる。すなわち、センサ29で車載コンベア25又は26の速度が検出されるため、車載コンベア25又は26の速度に合致するように、第1地上コンベア30の速度を制御する。同様に、第2地上コンベア40の速度は第1地上コンベア30の速度に合致させる。なお、第1地上コンベア30の速度に合致するように車載コンベア25又は26の速度を制御することで、速度の同期を図ってもよい。
【0032】
仮に、第1地上コンベア30が、フリー回転ローラで構成した非駆動コンベアであると、車載コンベア24から送られてきたパレット11は、静止状態のフリー回転ローラに当たり、その後にフリー回転ローラが回転し始める。すなわち、コンベア間が非同期であれば、少なからず衝撃力がパレット11に加わる。この衝撃力はコンベアの傷み、パレット11の傷みに繋がり好ましくない。
【0033】
この点、本発明では、コンベア25、30、40の速度を同期させたので、衝撃力は発生しない。そのため、コンベアの傷みやパレット11の傷みを回避することができる。
【0034】
制御部79は、第1〜第2地上コンベア30、40が、車載コンベア25、26のレベル(地上高さ)に合致するように、昇降制御をも実施する。
【0035】
次に、車載バッテリ85に異常が発生した場合を説明する。
車載コンベア25、26の速度を検出するセンサ29が地上コンベア30側に設けられているため、車載コンベア25、26の電源である車載バッテリ85が弱まって、車載コンベア25、26が車載駆動源27、28で駆動できなくなったとしても、手動又は車外(地上側)の電源で強制的に車載コンベア25、26を動かし、強制的に駆動された車載コンベア25又は26の速度に地上コンベア30の速度を同期させることができる。
【0036】
次に、多数のパレット11の搬出要領を説明する。
図8はパレットの搬出手順を説明する図であり、(a)に示すように、パレット11を満載したトラック21を、第1地上コンベア30に横付けする。そして、トラック21の後部から矢印(1)のように全パレット11をx軸に沿って搬送する。
【0037】
第2地上コンベア40の4つの角には、投光素子54と受光素子55とからなる光電管センサが備えられ、投光素子56と受光素子57とからなる光電管センサが備えられている。
これらの2対の光電管センサで、第2地上コンベア40に4個のパレット11が載せられたことを検出し、制御部(図7、符号79)は、第1地上コンベア30及び第2地上コンベア40を停止することで、x軸方向の搬送を止める。
次に、(b)に示すように、第2地上コンベア40に載っている分だけを、y軸方向へ搬送して、第4地上コンベア60へ移す(矢印(2))。
【0038】
(c)に示すように、4個のパレット11が第4地上コンベア60に載っている。
残ったパレット11の半分を、矢印(3)のように第3地上コンベア50へ移し、残りを矢印(4)のように第2地上コンベア40へ移す。
【0039】
図9は第5地上コンベアへパレットを移す手順を説明する図であり、12個のパレット11が、第2〜第4地上コンベア40、50、60に載っている。
次に、全パレット11を矢印(5)のように移動し、第5地上コンベア70へ移す。
【0040】
図7に示す、第1の車載コンベア25が空になったので、第1地上コンベア30および第2地上コンベア40を上昇させ、第2の車載コンベア26に載っているパレット11を、同様の手順で搬出する。
第1地上コンベア30および第2地上コンベア40が、昇降機構を備えているため、タイヤの空気圧が変化したりトラックの種類が変わって、車載コンベア25、26の地上高さが変化しても、追従して荷役作業を行うことができる。
したがって、本発明によれば、地上高さが変化しやすいトラックに好適な物品移載システムが提供される。
【0041】
図10は図6の補足説明図であり、図6を裏から見た図面に相当する。
地上コンベア40〜60は、昇降機構42〜62を備えているために、トラック21に上下に積んでいた荷物15を円滑に移載することできる。
【0042】
図11は図10の作用説明図であり、(a)に示すように、地上コンベア40〜60の高さを、上段コンベア71に合致させて、パレット11を円滑に移すことができる。また、(b)に示すように、地上コンベア40〜60の高さを、下段コンベア72に合致させて、パレット11を戻し、トラック(図10、符号21)へ返却することができる。
【0043】
尚、実施の形態では荷物を、ATトランスミッション付きエンジンとしたが、荷物の種類、形状は格別に規定するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、ATトランスミッション付きエンジンの移載に好適な物品移載システムである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】荷物とパレットの形態を示す図である。
【図2】本発明に係る物品移載システムの平面図である。
【図3】本発明に係るトラックの断面図である。
【図4】図2の4矢視図である。
【図5】図2の5−5矢視図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】本発明に係る制御部の配置図である。
【図8】パレットの搬出手順を説明する図である。
【図9】第5地上コンベアへパレットを移す手順を説明する図である。
【図10】図6の補足説明図である。
【図11】図10の作用説明図である。
【符号の説明】
【0046】
11…パレット、15…荷物、20…物品移載システム、21…トラック、23…搬送ライン、25、26…車載コンベア、27、28…車載駆動源、29…速度を検出するセンサ、30、40、50、60、70…地上コンベア、31…地上駆動源、32、42、52、62…昇降機構、87、88、95、98…コネクタ、80…車載制御部、90…地上制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物をパレットに載せ、このパレットを複数個トラックに積載して、移送し、移送先で前記パレットを搬送ラインへ移し替える、又は搬送ラインから、トラックへ前記パレットを移し替える物品移載システムにおいて、
前記搬送ラインに、前記パレットを水平に搬送する地上コンベアが備えられ、この地上コンベアの近傍に制御部が備えられ、
この制御部は、前記車載コンベアの速度を検出するセンサを前記地上コンベア側に設け、前記車載コンベアの速度と一致するように前記地上コンベアの速度を制御し、前記車載コンベアと地上コンベアとの搬送速度を同期させることを特徴とする物品移載システム。
【請求項2】
前記トラックは、複数段の車載コンベアを備え、これらの車載コンベアの地上高さに合致するように、前記地上コンベアは、昇降機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の物品移載システム。
【請求項3】
地上側から前記複数段の車載コンベアを、駆動制御する地上側制御部を有することを特徴とする請求項2記載の物品移載システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−83668(P2010−83668A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−257901(P2008−257901)
【出願日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】