説明

物品装飾用シート及び物品装飾用シート付き物品

【課題】簡単な構造で、物品への安定した装着状態が得られる物品装飾用シート及び物品装飾用シート付き物品を提供する。
【解決手段】物品を装飾するために該物品に装着される物品装飾用シートであって、物品が挿入される挿入孔30を有する保持片部3と、該保持片部3の一端に折り曲げ罫線5を介して延設され、物品への装着状態において前記折り曲げ罫線5で折り曲げられて上方に立ち上がる立ち上がり片部4とを備え、挿入孔30の内側に向かって突片部32が突設され、物品への装着状態において、突片部32は、その基端部で折れ曲がることなく物品の表面に沿う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を装飾するために該物品に装着される物品装飾用シート、及び、該シートが装着された物品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、物品を装飾するためにタックラベルが多用されている。また、タックラベルの他にも例えば下記特許文献1所載のようにシートを立体状に組み立てて物品に装着するようにしたものも存在する。該公報所載の組立式立体ラベルは、一枚の縦長のシートに形成した挿入孔に物品の下部を上方から挿入して該挿入孔の開口縁部に物品の下部を係止すると共に、該シートの前後両側を上方に折り曲げて左右方向に開口した筒状に形成する構成である。
【0003】
しかしながら、この組立式立体ラベルはシートを筒状に形成する構成であるので、使用するシートのサイズが大きくなるうえに、筒状にするための複雑な構造も必要であって、更には、筒状に組み立てながら物品に装着することになるので物品への装着作業も大変である。
【0004】
また、図11のように、一枚のシートから構成された物品装飾用シート101も考えられる。該物品装飾用シート101は、物品が挿入される挿入孔130を有する保持片部103と、該保持片部103の一端に折り曲げ罫線105を介して延設された立ち上がり片部104とを備えている。該物品装飾用シート101を物品に装着する場合、挿入孔130に物品の下部を上方から挿入し、折り曲げ罫線105で立ち上がり片部104を保持片部103に対して上方に折り曲げて立ち上がり片部104を物品の前側に位置させる。そして、立ち上がり片部104の上部に形成された左右の切り込み140にそれぞれ物品の上端の左右両隅部を差し込む。
【0005】
ところが、この物品装飾用シート101の構成では、挿入孔130と物品との間の隙間が大きく、また保持片部103は挿入孔130の開口縁部において物品と線あるいは点で接触することになるので、保持片部103が物品に安定して保持されない。そのため、物品に対して物品装飾用シート101が傾いたり位置ずれしたりしやすいという問題がある。また、仮に切り込み140から物品の両隅部が外れた場合には、立ち上がり片部104が前側に大きく倒れることにもなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−128873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、簡単な構造で、物品への安定した装着状態が得られる物品装飾用シート及び物品装飾用シート付き物品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る物品装飾用シートは、物品を装飾するために該物品に装着される物品装飾用シートであって、物品が挿入される挿入孔を有する保持片部と、該保持片部の一端に折り曲げ罫線を介して延設され、物品への装着状態において前記折り曲げ罫線で折り曲げられて上方に立ち上がる立ち上がり片部とを備え、挿入孔の内側に向かって突片部が突設され、物品への装着状態において、突片部は、その基端部で折れ曲がることなく物品の表面に沿うことを特徴とする。
【0009】
該構成の物品装飾用シートにあっては、挿入孔に物品を挿入し、立ち上がり片部を折り曲げ罫線で折り曲げるようにして上方に立ち上げて物品の前側に位置させる。このような物品への装着状態において、挿入孔の内側に向かって突設された突片部は、その基端部で折れ曲がることなく物品の表面に沿った状態となる。突片部がその基端部で折れ曲がることなく物品の表面に沿った状態となることにより、突片部の基端部近傍におけるシートの部分も突片部と一体となって物品の表面に沿った状態になる。即ち、突片部やその周辺部分が物品の表面に面接触することになり、物品との間の接触面積が増大する。
【0010】
特に、突片部は、立ち上がり片部を前側としたときに後側に形成されていることが好ましい。立ち上がり片部の反対側に突片部が位置することにより、立ち上がり片部の下部が物品に密着しやすくなって立ち上がり片部がより一層安定する。しかも、突片部及びその周辺部分が保持片部の他の部分に対して例えば略90度程度捻られた状態となって物品の表面にしっかりと当接し、また、その捻れの復元力が突片部から物品に作用して、物品に確実に保持される。
【0011】
更に、突片部が前側と後側にそれぞれ形成されていることが好ましい。突片部を前側、即ち立ち上がり片部と同じ側にも形成することにより、立ち上がり片部の立ち上がった状態が安定する。
【0012】
また、突片部の基端部から先端部までの突出長さは、該突片部の基端部から保持片部の外縁までの長さよりも長いことが好ましい。突片部の突出長さに対して突片部の基端部から保持片部の外縁までの長さが短いと、突片部の基端部から保持片部の外縁までの部位が突片部と一体となって物品の表面に沿いやすくなる。
【0013】
また、挿入孔が折り曲げ罫線を越えて立ち上がり片部まではみ出さないように且つ折り曲げ罫線から離間しないように、折り曲げ罫線が挿入孔の開口縁部から伸びていることが好ましい。このようにすれば、立ち上がり片部の下端部が物品の表面に当接しやすくなって立ち上がり片部の立ち上がり状態が維持されやすくなる。挿入孔が折り曲げ罫線から離間していると立ち上がり片部と物品との間に隙間が形成されやすくなって立ち上がり片部が安定しにくくなり、挿入孔が折り曲げ罫線を越えて立ち上がり片部にまではみ出していると挿入孔が大きくなって保持片部が安定しにくくなる。
【0014】
また、本発明に係る物品装飾用シート付き物品は、上記物品装飾用シートが装着された物品装飾用シート付き物品であって、突片部の先端部が下方を向いていることを特徴とする。
【0015】
突片部の先端部が下方を向くと、突片部の近傍における保持片部の外縁は逆に上方を向くことになるので、立ち上がり片部の立ち上がり状態が安定する。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、物品装飾用シートが物品に確実に保持されて安定した装着状態が得られる。また、物品にしっかりと保持されるので、立ち上がり片部の立ち上がり状態も安定する。更に構造も簡単であって、物品への装着作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態における物品装飾用シートを示す正面図。
【図2】同実施形態の物品装飾用シートを物品に装着した状態を示す正面図。
【図3】同実施形態の物品装飾用シートを物品に装着した状態を示す側面図。
【図4】同実施形態の物品装飾用シートを物品に装着した状態を示す背面図。
【図5】本発明の他の実施形態における物品装飾用シートを示す正面図。
【図6】同実施形態の物品装飾用シートを物品に装着した状態を示す側面図。
【図7】本発明の他の実施形態における物品装飾用シートを示す正面図。
【図8】同実施形態の物品装飾用シートを物品に装着した状態を示す側面図。
【図9】本発明の他の実施形態における物品装飾用シートを示す正面図。
【図10】本発明の他の実施形態における物品装飾用シートを示す正面図。
【図11】参考例としての物品装飾用シートを示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態に係る物品装飾用シートについて図1〜図4を参酌しつつ説明する。
【0019】
本実施形態における物品装飾用シート1は、図1に示すように、一枚のプラスチックシートから縦長形状に形成されたものである。該物品装飾用シート1は、物品としてのチューブ状容器2が挿入される挿入孔30を有する保持片部3と、該保持片部3の一端に折り曲げ罫線5を介して延設された立ち上がり片部4とを備えている。即ち、物品装飾用シート1は、横方向の折り曲げ罫線5によって立ち上がり片部4と保持片部3という二つの部位に区画されている。
【0020】
保持片部3の挿入孔30は全体として僅かに横長の楕円形状である。挿入孔30が保持片部3の略中央に形成され且つ該挿入孔30が保持片部3の大部分を占めているため、挿入孔30の周囲には細幅の残部が形成される。尚、挿入孔30の一部は折り曲げ罫線5の位置と一致しており、挿入孔30の開口縁部はその一部において横方向に伸びる直線状の部分31となっていて、その直線状の部分31と折り曲げ罫線5とは一直線状になっている。即ち、折り曲げ罫線5は、挿入孔30の開口縁部における直線状の部分31から左右にそれぞれ横方向に伸びている。そして、挿入孔30の開口縁部のうち、立ち上がり片部4とは反対側の位置には、挿入孔30の内側に向かって突片部32が突設されている。突片部32は、全体として横長の長方形状であって、その基端部から先端部までの突出長さ(図1のB)は、横幅(図1のA)よりも短い。また、突片部32の突出長さ(図1のB)は、突片部32の形成箇所における保持片部3の残部の幅(図1のC)、即ち、突片部32の基端部から保持片部3の外縁33までの長さ(図1のC)よりも長い。
【0021】
立ち上がり片部4は、横幅即ち折り曲げ罫線5の形成方向の寸法に対して、全長即ち折り曲げ罫線5に対して直交する方向の寸法が長い形状である。尚、立ち上がり片部4の横幅は、折り曲げ罫線5から離れる程に徐々に大きくなっている。立ち上がり片部4の上部には、チューブ状容器2の上端の左右両隅部をそれぞれ差し込むための切り込み40が左右一対形成されている。該切り込み40は、立ち上がり片部4の上部をチューブ状容器2に保持させるための保持手段である。
【0022】
尚、物品装飾用シート1を構成するプラスチックシートとしては種々のものが使用可能であり、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラートなどのポリエステル系、ポリスチレン系、ポリアミド系などからなるシートが使用できる。特に、透明性と適度な強度とを有している、ポリオレフィン系及びポリエステル系のシートが好ましく、透明性に優れたポリプロピレン製シート及びポリエチレンテレフタラート製シートがより好ましい。その中でも特に、ポリエチレンテレフタラート製シートは比較的剛性が高く、シート厚みを低減しても適度な強度を維持できる点でより好ましい。尚、シートの厚さは、0.1mm〜1.0mm程度が好ましく、特に0.2mm〜0.6mm程度がより好ましい。更に、シートの主として裏面には各種の印刷が施される。例えば、立ち上がり片部4の裏面には印刷を施す一方、保持片部3の裏面には印刷しないということも可能である。また、折り曲げ罫線5は各種のプラスチックシート用の罫線が使用できる。
【0023】
以上のように構成された物品装飾用シート1は、自立可能なチューブ状容器2に装着されて使用される。該チューブ状容器2は、図2〜図4に示すように、変形容易なチューブ状の容器本体20と、該容器本体20の下端に固定された円筒状のキャップ21とを備えている。容器本体20は、その下部において断面略円形であるが、上端が前後方向にシールされていることから、上方に向けて徐々に前後方向の厚さが薄くなって扁平状となっていく形状である。キャップ21は、図示しない注出口を有するキャップ本体22と、該キャップ本体22の注出口を閉じるための回動蓋23とから構成されている。回動蓋23は、キャップ本体22の下側にヒンジ部24を介して回動可能に連結されて注出口を開閉することができる。尚、回動蓋23には、ヒンジ部24とは反対側の位置に引っかけ部25が形成されており、回動蓋23をキャップ本体22に対して開く際に、指先を引っかけ部25に引っかけることができるようになっている。尚、ヒンジ部24が形成されている側を後側とし、引っかけ部25が形成されている側を前側とする。また、キャップ本体22には、回動蓋23の引っかけ部25に対応した位置に、指先が回動蓋23の引っかけ部25に引っかかりやすくするための誘導用凹部26が形成されている。
【0024】
このようなチューブ状容器2に物品装飾用シート1を装着する際には、まず挿入孔30にキャップ21側を挿入していく。挿入孔30はキャップ21よりも僅かに大きい程度であるが、突片部32が形成されているため、その突片部32はキャップ21の挿入動作に伴って下方に押されることになる。突片部32の基端部には折り曲げ罫線5が形成されていないので、キャップ21によって押された突片部32はその基端部において折れ曲がることなく下方を向いた状態となる。突片部32が下方を向くとそれに伴って突片部32が形成された箇所の周辺部分も一体となってチューブ状容器2の表面に沿った状態となる。つまり、図3及び図4のように保持片部3の後側の外縁33が上を向いた状態となり、突片部32及びその周辺部分は保持片部3の他の部分に対して略90度捻れた状態となる。突片部32が捻れて下方を向くことにより、図3のように保持片部3の両側部34では下側凸に湾曲する。尚、保持片部3はキャップ21の上端付近に位置することになり、図4のように突片部32及びその周縁部分はキャップ21の上端を上下に跨いた状態となる。
【0025】
一方、立ち上がり片部4は折り曲げ罫線5で折れ曲がって上方に立ち上がり、両切り込み40にチューブ状容器2の上端の両隅部をそれぞれ差し込むことで立ち上がり片部4の上部がチューブ状容器2に保持される。尚、このような装着状態において立ち上がり片部4の上端はチューブ状容器2よりも上方に突出する。また、立ち上がり片部4の横幅はチューブ状容器2の横幅よりも僅かに大きく、従ってチューブ状容器2の前側に位置する立ち上がり片部4によってチューブ状容器2の容器本体20の大部分がカバーされることとなる。
【0026】
このようにチューブ状容器2に物品装飾用シート1が装着された状態においては、後側に位置する突片部32が略90度捻られた状態となって下方を向いておりその周辺部分も一体となってチューブ状容器2の表面に沿った状態となっている。従って、保持片部3とチューブ状容器2との密着状態が高く保持片部3が安定する結果、物品装飾用シート1の装着状態が安定する。また、突片部32の捻れ動作によって保持片部3が全体的に後方に引っ張られるため、立ち上がり片部4の特に下部がチューブ状容器2に押し付けられることになる。従って、立ち上がり片部4がふらつくことなく安定化すると同時に、立ち上がり片部4がチューブ状容器2の形状に沿って左右方向に若干湾曲することにもなるので、立ち上がり片部4の剛性も高くなる。従って、仮に、切り込み40からチューブ状容器2の上端の隅部が外れたとしても、立ち上がり片部4が前方に大きく倒れるということがなく起立状態が確保される。このことは同時に装着作業のしやすさにもつながることになり、チューブ状容器2の上端の両隅部を切り込み40に差し込む際において立ち上がり片部4が起立状態となっているので容易に差し込むことができる。
【0027】
また、突片部32が後方に位置しているので下方を向いた突片部32と立ち上がり片部4とによってチューブ状容器2を前後に狭持することができ、より一層安定した装着状態が得られる。更に、突片部32の突出長さに対して突片部32の基端部から保持片部3の外縁33までの長さが短いので、突片部32から保持片部3の外縁33までの範囲が一体となって姿勢変化しやすく、装着作業時に突片部32がその基端部において不用意に折れ曲がってしまうことを防止できる。また更に、挿入孔30の開口縁部から折り曲げ罫線5が伸びているので、立ち上がり片部4の下部が確実にチューブ状容器2に密着することになり、立ち上がり片部4の下部のぐらつきが抑制される。尚、本実施形態のようにチューブ状容器2をシュリンクラベルで覆わない場合には、突片部32及びその周辺部分がキャップ21の上端即ちキャップ21と容器本体20との境界部分を上下に跨ぐようになることで、キャップ21と容器本体20との境界部分への挿入孔30の開口縁部の過度の食い込みを防止することができ、物品装飾用シート1をチューブ状容器2から容易に取り外すことができる。
【0028】
尚、本実施形態では突片部32を立ち上がり片部4とは反対側の後側に設けていたが、これに加えて、図5及び図6のように、立ち上がり片部4と同じ側である前側にも突片部32を設けることもできる。この実施形態では、後側の突片部32と略180度対向して前側にも同サイズの突片部32を設けている。この物品装飾用シート1を図6のようにチューブ状容器2に装着すると、前側の突片部32は立ち上がり片部4から連続的に下方に延びた状態となり、この前側の突片部32によって立ち上がり片部4の立ち上がり状態がより一層安定する。しかも、万一、切り込み40からチューブ状容器2が外れても、前側の突片部32がキャップ21に当接して突っ張りとなるので、それ以上の立ち上がり片部4の前側への傾倒が防止される。
【0029】
また、このように前側に突片部32を設ける場合には、図7のように後側の突片部32よりも前側に突片部32を長くすることも可能である。図8のようにチューブ状容器2に装着すると、前側の突片部32の先端部がキャップ21の引っかけ部25まで達してその引っかけ部25を前側の突片部32が外側から覆う状態となる。従って、キャップ21が不用意に開くということが防止され、簡易的ではあるがいたずら防止機能にもなる。
【0030】
また、突片部32の形成箇所は上述したような後側や前側には限られない。例えば、図9のように左右に突片部32をそれぞれ設けることもできる。無論、左側あるいは右側の何れか一箇所のみに突片部32を設けてもよい。また、左右にそれぞれ突片部32を設ける場合でも、左右の突片部32を同じ形状や同じ突出長さとせずに、形状や突出長さを変えてもよい。更に、左右に突片部32を形成する場合でも、略180度対向して配置する他に、略180度対向配置から角度をずらせて配置するようにしてもよい。また、前後左右の合計四箇所に突片部32を形成してもよい。
【0031】
更に、図10のように、挿入孔30の開口縁部に切り込み35あるいはスリットを形成して複数の突片部32を形成するようにしてもよい。
【0032】
また更に、図10のように、立ち上がり片部4の上部に設けた切り込み40を省略してもよい。また切り込み40に代えて他の保持手段を立ち上がり片部4の上部に設けてもよい。
【0033】
また、立ち上がり片部4の全長や形状についても種々の変更が可能であり、同様に、保持片部3の形状についても種々の変更が可能である。突片部32の個数についても任意である。また、挿入孔30の形状や大きさ、位置についても種々の変更が可能であって、挿入孔30が折り曲げ罫線5の形成位置を越えて立ち上がり片部4にはみ出すようにすることもできる。
【0034】
尚、装着対象の物品としてチューブ状容器2を例にして説明したが、円筒状の容器であってもよく、容器以外の各種の物品にも対応可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 物品装飾用シート
2 チューブ状容器(物品)
3 保持片部
4 立ち上がり片部
5 折り曲げ罫線
20 容器本体
21 キャップ
22 キャップ本体
23 回動蓋
24 ヒンジ部
25 引っかけ部
26 誘導用凹部
30 挿入孔
31 直線状の部分
32 突片部
33 外縁
34 側部
35 切り込み
40 切り込み
101 物品装飾用シート
103 保持片部
104 立ち上がり片部
105 折り曲げ罫線
130 挿入孔
140 切り込み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を装飾するために該物品に装着される物品装飾用シートであって、
物品が挿入される挿入孔を有する保持片部と、該保持片部の一端に折り曲げ罫線を介して延設され、物品への装着状態において前記折り曲げ罫線で折り曲げられて上方に立ち上がる立ち上がり片部とを備え、挿入孔の内側に向かって突片部が突設され、物品への装着状態において、突片部は、その基端部で折れ曲がることなく物品の表面に沿うことを特徴とする物品装飾用シート。
【請求項2】
突片部は、立ち上がり片部を前側としたときに後側に形成されている請求項1記載の物品装飾用シート。
【請求項3】
突片部が前側と後側にそれぞれ形成されている請求項2記載の物品装飾用シート。
【請求項4】
突片部の基端部から先端部までの突出長さは、該突片部の基端部から保持片部の外縁までの長さよりも長い請求項1乃至3の何れかに記載の物品装飾用シート。
【請求項5】
挿入孔が折り曲げ罫線を越えて立ち上がり片部まではみ出さないように且つ折り曲げ罫線から離間しないように、折り曲げ罫線が挿入孔の開口縁部から伸びている請求項1乃至4の何れかに記載の物品装飾用シート。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載の物品装飾用シートが装着された物品装飾用シート付き物品であって、
突片部の先端部が下方を向いていることを特徴とする物品装飾用シート付き物品。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2013−10519(P2013−10519A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−142912(P2011−142912)
【出願日】平成23年6月28日(2011.6.28)
【出願人】(000238005)株式会社フジシールインターナショナル (641)
【Fターム(参考)】