説明

特にケア又はメーキャップ向けの化粧品又は医薬組成物

【課題】ケア又はメーキャップ向けの組成物、および該組成物の調製方法及び使用方法の提供。
【解決手段】40〜80重量%の少なくとも1種の不揮発性水添ポリアルキレン油と、10〜50重量%の少なくとも1種の第三級アミド末端ポリアミド(ATPA)ポリマーと、少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基を含む少なくとも1種の脂肪酸エステル、好ましくはヒドロキシステアリン酸エステルとを含む組成物および該組成物の調製方法及び使用方法。該組成物は、半透明である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、透明又は半透明の基剤及び着色剤を含んでいてもよい、特にケア又はメーキャップ向けの化粧品又は医薬組成物、前記組成物の調製方法、並びに前記組成物を使用する化粧方法に関する。
【従来の技術】
【0002】
特に唇のメーキャップをするための、透明又は半透明の化粧品組成物の調製を可能にするポリアミドポリマーは、既知である。これらの組成物は、着色していてもよい。
【0003】
例えば、このような組成物を得ることができる、例えばエステル末端ポリアミドコポリマー(ETPA)又は第三級アミド末端ポリアミドコポリマー(ATPA)が、知られている。
【0004】
国際公開第01/97558号パンフレットは、エステル末端ポリアミド(ETPA)を開示している。
【0005】
Griffinは、IP.COM JOURNAL IP.COM INC(West
Henrietta、ニューヨーク州、米国)において、米国社Arizona Chemicalからシルバクリア(SYLVA CLEAR)(登録商標)の商品名で販売されている、PAOPAタイプのポリアミドゲル化剤を用いて化粧品として処方されたパーソナルケア製品の配合を開示している。
【0006】
米国社Arizona Chemicalは、第三級アミド末端ポリアミドコポリマー(ATPA)も、シルバクリア(登録商標)の商品名で販売している。
【0007】
第三級アミド末端ポリアミド(ATPA)ポリマー、及び化粧品業界におけるその使用は、それ自体が既知であり、特に欧州特許第1279397号、欧州特許出願公開第1414886号、欧州特許第1905411号、欧州特許第2156821号、米国特許出願公開第2003/0223943号、米国特許出願公開第2009/0280077号、米国特許第6469131号、米国特許第6592857号、米国特許第6552160号、米国特許第6268466号及び米国特許第6503522号に記載されており、その内容は参照の目的で本発明に含まれている。
【0008】
その上、米国特許第7276547号及び米国特許出願公開第2005/0191327号には、それぞれ、口紅タイプの無水スティックの調製のための、脂肪液相、第1ポリマー及び第2ポリマーを含む化粧品組成物について記載されている。これらの組成物は、半透明(「クリア」)であってもよく、例として脂溶性エステルなど、例えば脂肪液相など様々な種類の化合物を含んでいてもよい。
【0009】
しかし、これらの実施例のいくつかに示されているように、著者らによれば許容されているとはいえ、このような組成物は、温度を45℃に維持した後では、スティックの表面に脂肪相の化合物の滲出液膜が存在するため、安定性に欠ける。
【0010】
それに加えて、これらの組成物は、例えば、スティックの破損を導く剛性、又は組成物自体、及び例えば唇に塗布した、このような組成物を使用した膜の両方に対して、視覚的印象を損なわせる、半透明性若しくは透明性の経時的な喪失という他の欠点も持ち得る。
【0011】
更に、通常、熱間硬化し、次いで冷却する、これらの組成物の調製を考慮する必要がある。温度変化は、冷却した組成物塊の中での空洞形成、又は該組成物の色変化の原因ともなり、例えば「偏析」過程に関連する均質性の喪失に結びつく恐れがある。
【発明の目的】
【0012】
本発明は、特に唇のケア又はメーキャップを特別に対象とする組成物を提供することによって、上記の欠点を直すことを目的とする。
【0013】
本発明は、唇、顔の各部分及び/又は身体の各部分に塗布して保湿することを意図した化粧品又は医薬組成物の提供を目的とする。
【0014】
本発明の目的は、化粧品又は医薬組成物の調製のための組成物の提供からなる、技術的な問題を解決することでもあり、上記組成物は、特に、口紅のようなスティック、又は特に唇用のバームの形態の場合の、透明で、より良い鮮やかさを持ち、45℃で安定である、即ちポリマーマトリックスを通した親油性化合物の過剰又は実質的な滲出がない組成物である。
【0015】
本発明の目的は、特に化粧品業界において、工業規模で使用できる確実で再現性のある方式で技術的問題を解決することでもある。
【発明の説明】
【0016】
全ての説明及び特許請求の範囲において、特に指定のない限り、百分率は重量基準で示す。
【0017】
したがって、本発明は、
40〜80重量%の少なくとも1種の不揮発性水添ポリアルキレン油、及び
10〜50重量%の、以下の式(I)の、少なくとも1種の第三級アミド末端ポリアミド(ATPA)ポリマー
を含み、
【化1】


[式中、
nは、式(I)に存在する単位の数を示す整数であり、nは1〜10、好ましくは1〜5の範囲であってもよく、
基は、同一でも異なっていてもよく、1〜22個の炭素原子を含有する炭化水素系基を示し、
基は、各出現時に同一でも異なっていてもよく、2〜54個の炭素原子を含有する炭化水素系基を示すが、但しR基の少なくとも50%が30〜42個の炭素原子を有す。]
更に、少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基を含む少なくとも1種の脂肪酸エステル、好ましくはヒドロキシステアリン酸エステル
を含む組成物を対象とする。
【0018】
本発明による組成物は、有利には、組成物の5〜20重量%の脂肪酸エステルを含む。
【0019】
本発明による組成物は、有利には、組成物の10〜50重量%、より優先的には15〜30重量%のATPAポリマーを含む。
【0020】
更になる特定の実施形態によれば、本発明による組成物は、8〜30個の炭素原子を含有し、有利には室温で固体である1種又は複数の脂肪アルコールをも含むことができる。
【0021】
周囲温度で固体である、特に好ましい脂肪アルコールは、セチルアルコールである。
【0022】
有利な実施形態によれば、本組成物は、前記脂肪アルコールを最大20重量%、特定すれば1〜20重量%、更により特定すれば1〜15重量%含む。
【0023】
固体の脂肪アルコールの存在によって、触感が改善され、滲出が減少し、弾性が低下するが、これらは、口紅のようなスティックで求められている特性である。固体の脂肪アルコールは、製剤の透明度、鮮やかさを更に改善する。特定の実施形態によれば、1〜5重量%の前記固体脂肪アルコールも使用できる。
【0024】
本発明による組成物は、有利には実質上、無水である。
【0025】
「実質上」という用語は、組成物が、完全に無水である、即ち水を含有しない、若しくは水なしである、又はその無水特性に影響を与えないほど僅かな比率(%)の水しか含まないことを意味する。
【0026】
上記の式(I)によるATPAポリマーは、例えば、整数x当量の式HOOC−R−COOHのダイマー酸反応剤、整数y当量の式NH−C−NHで表されるエチレンジアミン、及び整数z当量の式R−NH−Rの第二級モノアミン反応剤を反応させることによって得られ、x当量、y当量及びz当量は、0以外である。
【0027】
式(I)に存在する単位の数nは、1〜10、好ましくは1〜5の範囲であってもよい。
【0028】
本発明の好ましい一形態によれば、ATPAポリマーは、nが1〜10の様々な値を取る式(I)のポリマーのブレンドである。
【0029】
基は、各出現時に同一でも異なっていてもよく、1〜22個の炭素原子を含有する炭化水素系基を示す。
【0030】
基は、好ましくは、4〜22個の炭素原子、例えば8、10、12、14、16、18、20若しくは22個の炭素原子を含有するアルキル基又はアルケニル基を示す。
【0031】
アルキル基、及び1〜3個の不飽和部位、より優先的には1個だけ不飽和部位を有するアルケニルも優先される。
【0032】
優先的には、14〜22個の炭素原子を含有するR基が特に好ましい。
【0033】
第二級モノアミンR−NH−R(Rは上で定義した通りである)を本発明のATPAポリマーの調製において共反応剤として使用する場合、適したR基が式(I)の分子に導入される。
【0034】
市販の第二級モノアミンの中から、例えばWitco Corporation(グリニッチ、コネチカット州、http://www.witco.com)、Akzo Nobel Chemicals,Surface Chemistry(シカゴ、イリノイ州、http://www.akzonobelusa.com)、及びAldrich(ミルウォーキー、ウィスコンシン州、http://www.aldrich.sial.com)等の、さまざまな供給源からのものを挙げ得る。
【0035】
式C1837−NH−C1837の第二級アミン又はジ(C14〜H18)アルキルアミン混合物が、有利には使用される。
【0036】
基は、2〜54個の炭素原子、好ましくは4〜42個の炭素原子、更により優先的には4〜42個の炭素原子を含有する炭化水素系基であるが、但しR基の少なくとも50%が30〜42個の炭素原子を有する。
【0037】
これらの基は、HOOC−R−COOH(Rは、上で定義した通りである)の式を有するダイマー酸としても知られている重合脂肪酸から、ATPAポリマーを調製する際に、導入される。
【0038】
二酸は、一般に2個のカルボン酸基又は等価の反応基を含有する有機分子である。
【0039】
優先的には、二酸は、重合脂肪酸である。
【0040】
重合脂肪酸は、一般に、ダイマーが個別に飽和又は不飽和、環式又は非環式であってもよい構造の混合物である。
【0041】
脂肪酸の重合についての優れた説明が、特に米国特許第3157681号の特許及びNaval Stores−Production Chemistry and Utilization,D.F.Zinkel and J.Russel (eds)の著作物に示されている。
【0042】
市販のダイマー酸の中から、例えば、Union Carbide Corporation社(ウェイン、ニュージャージー州)からユニダイム(Unydime)の商品名で販売されている製品、Henkel Corporation社Emery Oleochemicals Division(シンシナティ、オハイオ州)からエンポール(Empol)の商品名で販売されているダイマー酸、Unichema North America社(シカゴ、イリノイ州)からPripol(プリポール)の商品名で販売されているダイマー酸及びArizona Chemical社International Paper Division(パナマシティ、フロリダ州)からシルバダイム(Sylvadym)の商品名で販売されているダイマー酸が挙げられる。
【0043】
本発明のATPAポリマーは、30〜42個の炭素原子を含有するR基を少なくとも50%含有する。
【0044】
好ましくは、ATPAポリマーは、30〜42個の炭素原子を含有するR基を少なくとも75%、更により優先的には少なくとも90%含有する。
【0045】
これらのATPAポリマーは、30個未満の炭素原子、例えば4〜19個の炭素原子、より優先的には4〜8個の炭素原子を有するR基も含んでいてもよい。
【0046】
各炭素原子は、直線状、分岐状、又は環式形成で配列されていてもよく、2個の炭素原子間に不飽和結合が存在してもよい。Rは、脂肪族でも芳香族でもよい。これらが存在する場合、炭素数が低いこれらのR基は一般に炭化水素系基である(炭素原子及び水素原子だけで構成される)。
【0047】
これらの基は、R基全体の50%未満、好ましくはR基全体の5〜35%を表す。
【0048】
は、1つ若しくは複数の不飽和結合を含んでいてもよい、又は水素添加されていてもよい。
【0049】
本発明の特に好ましい一実施形態によれば、−(CO)−R−(CO)−基は36個の炭素原子を含有し、更により優先的には、水素添加されている、又は水素添加されていないリノール酸のダイマーの残基である。
【0050】
有利には、ATPAポリマーは、上で定義した式(I)のポリマーであり、式中、Rは14〜22個、特に14〜18個の炭素原子を含有し、nは2〜5の範囲でもよい整数であり、Rは4〜42個の炭素原子を含有するが、但しR基の少なくとも50%が30〜42個の炭素原子を有し、Rは飽和である又は1つ若しくは複数の不飽和結合を含む、又は上記ポリマーのブレンドのうちのいずれか1つである。
【0051】
第1の好ましいATPAポリマーは、市販の、表示名称(INCI名)がビスジC14〜18アルキルアミド(エチレンジアミン/水添ダイマージリノール酸)コポリマー(Ethylenediamine/Hydrogenated Dimer Dilinoleate Copolymer bis−di−C14−18Alkyl Amide)のコポリマーである。
【0052】
第2の好ましいATPAポリマーは、市販の、表示名称(INCI名)が(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(Bis−Dioctadecylamide Dimer Dilinoleic Acid/Ethylenediamine Copolymer)のコポリマーである。
【0053】
本発明による組成物は、ATPAポリマーのブレンドをも含んでいてもよく、前記ブレンドは、有利には少なくとも1種の好ましいコポリマーを含むことが可能である。
【0054】
少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基を含む脂肪酸エステル(複数可)が、[脂肪酸エステル]/[ATPA]の重量比が1/4〜4/1、優先的には1/3〜3/2の範囲に含まれるようになる量で組成物中に存在する。
【0055】
脂肪酸エステルは、好ましくはヒドロキシステアリン酸エステルタイプであり、より好ましくはヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルである。
【0056】
水添ポリアルキレン油は、[水添ポリアルキレン]/[ATPA]の重量比が5/1〜3/2、優先的には4/1〜2/1の範囲に含まれるようになる量で組成物中に存在する。
【0057】
水添ポリアルキレン油は、有利には、水添ポリイソブテンである。
【0058】
該組成物は、ATPAポリマー以外に他の脂肪相構造化剤又はゲル化剤、特に脂肪相に少なくとも部分的に溶解する又は脂肪相中の分散物としてのポリマー又はコポリマーも含んでいてもよい。
【0059】
このようなゲル化剤又は構造化剤として、例えば、エステル末端ポリアミドコポリマー(ユニクリア(Uniclear)(登録商標)、Union Carbide)若しくはシリコーンポリアミドなどのポリアミド、又は代替として味の素(Ajinomoto)から販売されているジブチルラウロイルグルタミドなどのL−グルタミド誘導体、又はその混合物、ヒュームドシリカ、又は代替として、例えば市販の水添(スチレン/メチルスチレン/インデン)コポリマーなどの少なくとも1つのスチレン単位を含む水添若しくは非水添コポリマーが挙げられる。
【0060】
該組成物は、天然又は合成ワックスから選択される1種又は複数のワックスも含むことができる。
【0061】
好ましい一実施形態によれば、該組成物は、有利には
15〜50重量%、特に15〜30重量%の、式(I)のATPAポリマー、
40〜80重量%の水添ポリアルキレン、
5〜20重量%のヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、を含み、
0〜20重量%、特に1〜20重量%、より特定すれば1〜15重量%の固体の脂肪アルコール、
0〜5重量%のグルタミド由来のゲル化剤、
0〜15重量%のスチレンコポリマー、
を含んでもよい。
【0062】
好ましい一実施形態によれば、該組成物は、有利には以下のものを含む。
15〜30重量%、特に15〜30重量%の、表示名称(INCI名)が(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマーのATPAポリマー、
40〜80重量%の水添ポリイソブテン、
5〜20重量%のヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、を含み、
0〜20重量%、特に1〜20重量%、より特定すれば1〜15重量%のセチルアルコール、
0〜5重量%のジブチルラウロイルグルタミド混合物、
0〜15重量%の水添(スチレン/メチルスチレン/インデン)コポリマー、
を含んでもよい。
【0063】
特に好ましい一実施形態によれば、本発明による組成物は半透明又は透明である。
【0064】
「半透明」という用語は、「光を通すが物体を識別できないもの」を意味する。
【0065】
「透明」という用語は、「光を通し、物体も識別可能であるもの」を意味する。
【0066】
本発明の組成物により、上で提示した技術的問題を解決することができる。
【0067】
しかし、驚くべきことに、また予想に反して、本発明者らは、本発明の主題である組成物が保湿効果を有することも実証した。この予想外の保湿効果の他に、唇又は皮膚に塗布する本発明の組成物を使用した膜は、優れた耐久力を示す。更に、前記組成物の膜を口紅下地として唇に塗布した場合、下地膜の上に塗布した口紅膜は、それが本発明によるものであろうとなかろうと、それ自体が改善された耐久力を示し、膜が移動しない。
【0068】
したがって、本発明は、リップケア又は唇のメーキャップ向けの化粧品又は医薬組成物の調製に特に適しているが、顔及び/又は例えば脚、腕、背中、腋窩などの身体に対するケア又はメーキャップ向けの任意の化粧品組成物にも関する。
【0069】
本発明の主題は、特にリップケア又は唇のメーキャップ向けの、上で定義した組成物を最大100重量%、有利には60〜100重量%含む化粧品又は医薬組成物を対象とする。
【0070】
化粧品組成物は、有利には上で定義した組成物からなる、口紅下地又はケアバーム、特にリップケアバーム、また特に保湿バームの形態であることを特に特徴とする。
【0071】
「口紅下地」は、口紅膜を塗布する前に唇に膜として直接塗布する組成物である。
【0072】
口紅下地は、例えば、口紅膜の化合物、特に顔料が移動するのを回避させる又は遅くすることによって口紅膜の耐久力を改善することを特に目的とし、これによりメーキャップの美的効果を長持ちさせることが可能となる。
【0073】
特に好ましい一実施形態によれば、口紅下地又はリップケアバームは透明であるが、多少着色されていてもよい。
【0074】
この化粧品組成物は、エモリエンス、保湿及び/又は光沢を既に付けた別のリップ製品上にもたらすために、リップ製品を覆って塗布する上塗りとして使うこともできる。
【0075】
本発明の別の主題は、少なくとも1種の顔料を含む又は少なくとも1種の顔料からなる着色剤を少なくとも1種含むことを特徴とし、前記着色剤が好ましくは化粧品組成物の最大40重量%、好ましくは5〜35重量%で存在する、上で定義した化粧品又は医薬組成物に関する。
【0076】
有利には粉末又は粉末混合物の形態である着色剤は、より特定すれば、組成物の基剤に不溶性である。
【0077】
前記着色剤は、有利には、少なくとも1種の顔料、少なくとも1種の充填剤、及び任意のこれらの混合物から選択される粉末の混合物からなる。
【0078】
顔料は、無機顔料、有機顔料及び真珠光沢顔料から選択できる。
【0079】
無機顔料の例として、表面処理されてもよい、二酸化チタン(ルチル又はアナターゼ);黒色、黄色、赤色及び茶色酸化鉄;マンガンバイオレット;群青;酸化クロム;含水酸化クロム及びフェリックブルーが挙げられる。
【0080】
有機顔料の例として、顔料D&CレッドNo.19、D&C レッドNo.9、D&C
レッドNo.21、D&C オレンジNo.4、D&C オレンジNo.5、D&C レッドNo.27、D&C レッドNo.13、D&C レッドNo.7、D&C レッドNo.6、D&C イエローNo.5、D&C レッドNo.36、D&C オレンジNo.10、D&C イエローNo.6、D&C レッドNo.30、D&C レッドNo.3、カーボンブラック及びコチニールカルミンをベースとしたレーキ類が挙げられる。
【0081】
真珠光沢顔料は、酸化チタンでコーティングされた雲母、オキシ塩化ビスマスなどの白色真珠光沢顔料;及び酸化鉄でコーティングされたチタン雲母、フェリックブルー又は酸化クロムでコーティングされたチタン雲母、上記タイプの有機顔料でコーティングされたチタン雲母、及びまたオキシ塩化ビスマスをベースとした顔料などの着色真珠光沢顔料から特に選択できる。
【0082】
充填剤は、タルク、有利には一般にサイズが40μm未満の微粒子の形態であるケイ酸マグネシウム水和物;種々の組成のアルミノケイ酸塩であり、有利にはサイズが2〜200μm、好ましくは5〜70μm、厚さが0.1〜5μm、好ましくは0.2〜3μmのフレーク形態である、天然起源(例えば、白雲母、真珠雲母、バナジン雲母、レピドライト又は黒雲母)又は合成起源の雲母;カオリン、有利には一般にサイズが30μm未満のラメラ微粒子形態であるケイ酸アルミニウム水和物;酸化亜鉛及び酸化チタン;有利にはサイズが10μm未満の微粒子形態である炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び炭酸水素マグネシウム;シリカ;8〜22個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を含有する有機カルボン酸由来の金属石鹸、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム又はステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム;有利にはサイズが10μm未満の微粒子形態であるこれらの石鹸から特に選択される。
【0083】
ポリエチレン、ポリエステル(例えば、ポリエチレンイソフタレート又はテレフタレート)、及びポリアミド(例えば、ナイロン)などの無発泡の合成ポリマー粉末;球状シリカなどの無機粉末;球状二酸化チタン;ガラスビーズ及びセラミックビーズ;天然起源の有機材料粉末、例えば架橋又は非架橋のトウモロコシ、コムギ又はコメデンプン;球状化した架橋又は非架橋の合成ポリマー粉末、例えばポリ−β−アラニン粉末及びナイロン粉末などのポリアミド粉末、ポリアクリル酸粉末若しくはポリメタクリル酸粉末、ジビニルベンゼン架橋ポリスチレン粉末、シリコーン樹脂粉末及びテフロン粉末を使用することも可能である。
【0084】
着色剤は、本発明による組成物の最大40重量%、好ましくは該組成物の5〜35重量%を構成していてもよい。
【0085】
上で定義した本発明による組成物は、有利には、保湿剤又は湿潤剤、老化防止剤、抗菌剤、例えば、ファルネソール、イルガサン(5−クロロ−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)フェノール)、パラベン、フェノキシエタノール、グリコール、合成若しくは天然アルミニウム塩、4−ヒドロキシ安息香酸、又はその塩若しくはエステル、N−(4−クロロフェニル)−N’−(3,4−ジクロロフェニル)尿素、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、2,2’−メチレン−ビス(6−ブロモ−4−クロロフェノール)、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノール、2−ベンジル−4−クロロフェノール、3−(4−クロロフェノキシ)プロパン1,2−ジオール、カルバミン酸3−ヨード−2−プロピニルブチル、クロルヘキシジン、3,4,4’−トリクロロカルバニリド(TTC)、抗細菌芳香物質、チモール、タイム油、オイゲノール、丁子油、メントール、ハッカ油、モノカプリン酸グリセロール、モノカプリル酸グリセロール、モノラウリン酸グリセロール(GML)、モノカプリン酸ジグリセロール(DMC)、例えばサリチル酸n−オクチルアミド若しくはサリチル酸n−デシルアミドなどのサリチル酸−N−アルキルアミド、又は紫外線から保護するスクリーニング剤から選択される1種又は複数の化粧用又は医薬用活性剤、並びに/又は防腐剤、酸化防止剤、香料、界面活性剤及びレオロジー剤から選択される1種若しくは複数の賦形剤も更に含んでいてもよい。
【0086】
本発明の一改変形態によれば、上に挙げたこれらの抗菌剤は、脱臭組成物中で防腐剤と組み合わせる。
【0087】
本発明の別の主題は、上記組成物の調製方法であって、ATPAポリマー又はコポリマーを少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基を含む脂肪酸エステル、好ましくは一種のヒドロキシステアリン酸エステルタイプのエステル、より好ましくはヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル中に分散させるステップを含む方法を対象とする。
【0088】
本発明の別の主題は、唇及び/又は顔の部分及び/又は身体の部分に対して美容ケア又はメーキャップの効果を得るために、唇及び/又は顔の部分及び/又は身体の部分への、上で定義した又は上記方法によって調製した化粧品組成物の膜の塗布を含むことを特徴とする美容ケア又はメーキャップの方法を対象とする。
【0089】
前記方法は、保湿膜を得るために、前記化粧品又は医薬組成物の、唇及び/又は顔部分及び/又は身体部分への塗布を含むことも特徴とする。
【0090】
前記方法の好ましい一改変形態によれば、後者は、メーキャップ効果を得るために、唇に本発明による口紅下地の膜を塗布することからなる第1ステップと、次いで第1膜の上に唇のメーキャップ向け着色組成物の膜を塗布することからなる第2ステップとを含むことを特徴とする。
【0091】
更に着色組成物は、有利には上で定義した着色組成物である。
【0092】
本発明のその他の目的、特徴及び利点は、例示するためだけに示され、したがって本発明の範囲を決して限定できないと思われる、実施例に言及する説明的記載を読めば当業者には明らかとなろう。
【0093】
本実施例は、本発明の不可欠な一部であり、実施例を含め、全体として見た説明に基づいて、任意の従来技術に対して新規と見えるいかなる特徴も、その機能及び一般性に関して本発明の不可欠な一部である。
【0094】
したがって、各実施例は、一般的範囲を有する。
【0095】
更に本実施例において、特に指定のない限り、全ての百分率は重量基準であり、特に指定のない限り、温度は摂氏温度で表され、特に指定のない限り、圧力は大気圧である。

【実施例1】
【0096】
実施例1:口紅下地
以下の配合は、口紅下地として使用できる組成物である。百分率は、最終組成物の重量によって表される。
配合1
A相
ATPAポリマー 23.1
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 11.9
水添ポリイソブテン 60
B相
セチルアルコール 5
配合2
A相
ATPAポリマー 21.1
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 10.9
水添ポリイソブテン 56
B相
セチルアルコール 2
水添(スチレン/メチルスチレン/インデン)コポリマー 10
配合3
A相
ATPAポリマー 16.5
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 8.5
水添ポリイソブテン 71
B相
セチルアルコール 2
ジブチルラウロイルグルタミド 2
ATPAポリマーは、INCI名が(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマーのものである。
【0097】
配合1〜3の調製方法
A相の様々な成分を95℃で撹拌して溶融する(Rayneri TurboTest、300rpm)。
【0098】
B相を添加し、混合物を撹拌して溶融させる。
【0099】
その塊が完全に均質になったら、適した型に注ぎ、放置して冷やす。
【0100】
これらの組成物は、透明で、45℃で安定である、即ちポリマーマトリックスを通した親油性化合物の過剰又は実質的な滲出がない。これらの組成物は、口紅の膜を塗布する前に唇に直接塗布する。これらの組成物により、下地上に塗布した口紅の耐久力が改善される。
【0101】
更に、下地の半透明又は透明な性質は、表面に塗布した口紅の視覚的印象を損なわない。
【0102】
これらの組成物は、リップケアバームとしても使用できる。
【0103】
実施例2:透明又は半透明の基剤を含むメーキャップ組成物
以下の組成物は、口紅として使用でき、本発明による組成物を含む。百分率は、最終組成物の重量によって表される。
配合4
A相
ATPAポリマー 16.5
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 8.5
水添ポリイソブテン 47.2
B相
セチルアルコール 2
水添(スチレン/メチルスチレン/インデン)コポリマー 5
ジブチルラウロイルグルタミド 2
C相
顔料イエロー6レーキ 3.9
顔料レッド7 2.8
酸化鉄 1.1
レッド6 0.9
二酸化チタン 0.1
水添ポリイソブテン 10
ATPAポリマーは、INCI名が(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマーのものである。
【0104】
組成物の調製方法
A相の成分を95℃で撹拌して溶融する(Rayneri TurboTest、300rpm)。
【0105】
B相を添加し、混合物を撹拌して溶融させる。
【0106】
C相の顔料を、水添ポリイソブテンの存在下で粉砕する。次いで、このC相を事前に調製した液相に添加する。
【0107】
その塊が完全に均質になったら、適した型に注ぎ、冷やす。
【0108】
着色組成物は、唇に直接塗布する、又は口紅下地の塗布後に塗布する。どちらの場合も、優れた耐久力を示す。
【0109】
実施例3:本発明による組成物の保湿効果の評価
【0110】
保湿試験に使用する組成物
以下の配合5による組成物を、実施例1に記載の方法に従って調製する。
配合5
A相
ATPAポリマー 16.5
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 15.5
水添ポリイソブテン 46
B相
95%セチルアルコール 2
ジ安息香酸プロピレングリコール 20
ATPAポリマーは、INCI名が(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマーのものである。
【0111】
材料及び方法
【0112】
測定の原理
皮膚の電気的性質の測定は、皮膚の保湿を評価するための客観的方法である(Skin Res.Tech.1997(3)126−132)。
【0113】
水分計コルネオメーター(Corneometer)により、皮膚の水分量の変化に関係している電気容量の変化(皮膚の誘電率の変化)を測定できる。2本の電極からなるプローブによって皮膚の表面で電界が作られる。電極/皮膚系の電気容量は、プローブに接触している生体媒質の誘電率の変化に左右される。したがって、この測定は、表皮の上層の保湿状態を表す。
【0114】
装置
Courage & Khazaka社製CM825水分計コルネオメーター
【0115】
測定時刻
塗布前、及び塗布後6時間(残った膜の除去後)。
【0116】
塗布方式
前腕上での標準化した塗布(縦3通過、横3通過)。残った膜を吸収紙で「塗布後6時間」の測定前に取り除く。
【0117】
統計的方法
Statgraphics Plus統計ソフトウェアを使用した分散分析(ANOVA)(リスクα=5%)。平均変動率(%)を個々全て(n=10)にわたって計算する。
【0118】
有意性閾値を、処置前に対する変動として、6時間後の保湿値に基づいて計算する。処置前時のpは、実測値から計算する。
【0119】
結果
以下の表1は、測定したデータの平均を基に得た結果を再現したものである。
【表1】

【0120】
結論
皮膚上で試験した組成物の膜を塗布して6時間後、塗布部位のレベルで、膜の塗布前に測定した保湿度と比べて、皮膚の保湿度において比率が+46%の有意な増加が観察されている。
【0121】
試験した組成物(配合5)は、非処置対照と比べて、6時間で有意な保湿効果を示している。この驚くべき保湿効果を、例えば保湿バームとしてのリップケア組成物又は付加的な保湿効果を有するメーキャップ組成物に関して利用できる。
【0122】
比較例4 口紅組成物基剤
比較配合1基剤
ATPAポリマー 19.8
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 10.2
水添ポリイソブテン 10
ポリブテン 60
配合1〜5と異なり、周囲温度で固体の脂肪アルコール、特にセチルアルコールを含有しないこの基剤は、非常に粘着性及び伸縮性の構造を有するため、特に唇のケア向けの口紅又はバームを作るには触感の特徴の満足度がより低い。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
40〜80重量%の少なくとも1種の不揮発性水添ポリアルキレン油、及び
10〜50重量%の、以下の式(I)の、少なくとも1種の第三級アミド末端ポリアミド(ATPA)ポリマー
【化1】


[式中、
nは、式(I)に存在する単位の数を示す整数であり、nは1〜10、好ましくは1〜5の範囲であってもよく、
基は、同一でも異なっていてもよく、1〜22個の炭素原子を含有する炭化水素系基を示し、
基は、各出現時に同一でも異なっていてもよく、2〜42個の炭素原子を含有する炭化水素系基を示すが、但しR基の少なくとも50%が30〜42個の炭素原子を有する。]
を含む組成物であって、
前記の組成物は、更に少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基を含む少なくとも1種の脂肪酸エステル
を含む、組成物。
【請求項2】
前記組成物の5〜20重量%の前記脂肪酸エステルを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記組成物の15〜50重量%の前記ATPAポリマーを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
ATPAポリマーが式(I)のポリマーであり、式中、Rが14〜22個の炭素原子、特に14〜18個の炭素原子を含有し、nが2〜5の範囲であってもよい整数であり、Rが4〜42個の炭素原子を含有するが、但しR基の少なくとも50%が30〜42個の炭素原子を有し、Rが飽和である又は1つ若しくは複数の不飽和結合を含む、又は上記ポリマーのブレンドのうちのいずれか1つである、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
ATPAポリマーがビスジC14〜18アルキルアミド(エチレンジアミン/水添ダイマージリノール酸)コポリマーである、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
ATPAポリマーが(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマーである、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
実質上、無水である、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも1種の遊離ヒドロキシル基を含む脂肪酸エステルが、[脂肪酸エステル]/[ATPA]重量比が1/4〜4/1の範囲内に含まれるようになる量で組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
脂肪酸エステルがヒドロキシステアリン酸エステルである、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
脂肪酸エステルがヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルである、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
不揮発性水添ポリアルキレン油が、水添ポリイソブテンである請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
不揮発性水添ポリアルキレン油が、[水添ポリアルキレン]/[ATPA]重量比が5/1〜3/2の範囲内に含まれるようになる量で組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
ATPA以外の脂肪相構造化剤又はゲル化剤、特に脂肪相に少なくとも部分的に溶解する又は脂肪相中の分散物としてのポリマー又はコポリマー、8〜30個の炭素原子を含有する脂肪アルコール、1種又は複数の天然又は合成ワックス、及び前記助剤のいずれかの組合せから選択される1種又は複数の他の助剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
室温で固体の、8〜30個の炭素原子を含有する最大20重量%の脂肪アルコールを1種又は複数を更に含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
15〜50重量%の式(I)のATPAポリマー、
40〜80重量%の水添ポリアルキレン、
5〜20重量%のヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、を含み、
0〜20重量%の固体脂肪アルコール、
0〜5重量%のグルタミド由来のゲル化剤、
0〜15重量%のスチレンコポリマー
を含んでいてもよい、請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
15〜50重量%の、(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマーという名称のATPAポリマー、
40〜80重量%の水添ポリイソブテン、
5〜20重量%のヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、を含み、
0〜20重量%のセチルアルコール、
0〜5重量%のジブチルラウロイルグルタミド、
0〜15重量%の水添(スチレン/メチルスチレン/インデン)コポリマー
を含んでいてもよい、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
半透明又は透明な請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の組成物を最大100重量%含む、化粧品又は医薬組成物。
【請求項19】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の組成物を60〜100重量%含む、化粧品又は医薬組成物。
【請求項20】
口紅下地、ケアバーム、リップケアバーム、及び保湿バームから選択される形態の、請求項18又は19に記載の組成物。
【請求項21】
透明の口紅下地及び透明の口紅バームから選択される形態の、請求項19に記載の組成物。
【請求項22】
少なくとも1種の顔料を含む又は少なくとも1種の顔料からなる少なくとも1種の着色剤を更に含み、前記着色剤が組成物の最大40重量%で存在する、請求項18に記載の組成物。
【請求項23】
前記着色剤が組成物の10〜35重量%の範囲である、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
少なくとも1種の顔料、少なくとも1種の充填剤、及び任意のこれらの混合物から選択される粉末混合物からなる少なくとも1種の着色剤を含む、請求項22に記載の組成物。
【請求項25】
顔料が無機顔料、有機顔料及び真珠光沢顔料から選択される、請求項22又は23に記載の組成物。
【請求項26】
保湿剤、湿潤剤、老化防止剤、抗菌剤、紫外線から保護するスクリーニング剤、及び任意のこれらの混合物からなる群から選択される1種又は複数の化粧用又は医薬用活性剤を更に含む、請求項18に記載の組成物。
【請求項27】
防腐剤、酸化防止剤、香料、界面活性剤、レオロジー剤及び任意のこれらの混合物から選択される1種又は複数の賦形剤を更に含む、請求項18に記載の組成物。

【公開番号】特開2011−213721(P2011−213721A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−72406(P2011−72406)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(502189579)エルブイエムエイチ レシェルシェ (68)
【Fターム(参考)】