説明

特性評価法及びその方法を実施するためのキット

本発明は、容器及びキャップを用いて、マトリックスフォーマットの自動液体処理システムの性能の評価に関するものである。本発明は、各容器の容器重量を測定する工程と、キャップの平均キャップ重量を測定する工程と、液体処理システムを用いて、各容器に一定体積の液体を分注する工程と、各容器を互いにほぼ同時にキャップピングする工程と、上記体積の液体を含むキャッピングされた各容器の総重量を測定する工程と、各総重量、各容器重量、及び、平均キャップ重量から、各容器中に分注された液体の体積を算出する工程と、を備えている、方法を、備えている。本発明は、上記方法を実行するためのキットを、更に備えており、キットは、多数の容器と、多数のキャップと、液体処理システムの液体分注ポジションに従って、容器を配置する、ホルダー装置と、容器をキャッピングする、キャッピング装置と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動液体処理システムの性能の評価に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動液体処理システム又は液体処理ロボットは、検査室、特に、臨床検査室及び製薬工業において、近年、一般的に使用されている。液体処理システムは、システムの分注プラットフォームに置かれた容器、例えばマイクロプレートのウェル、の中に液体を分注するための、可動の分注ヘッドを、使用している。分注ヘッドは、マイクロプレートの大きさに一般的には一致している、一列又はマトリックス配列に並んだ、1つ以上の分注チャネルを、備えている。共通の分注ヘッドは、1、8、12、及び、96ウェイの、分注ヘッドを、有している。使用される分注ヘッドのタイプに依って、容器は、それぞれ1つずつ、1列ずつ、又は、全て同時に、液体処理システムによって、充填される。
【0003】
液体処理システムの性能を評価する一般的な方法は、ロボットプラットフォーム又は分注プラットフォームの上に秤を置き、秤の上に容器を置き、ロボットに容器中に分注させる、方法である。分注された体積は、容器の増量分から、測定される。これには、幾つかの不利点があり、秤は、ロボット内に組み込まれた後は通常は検査されないので、安定的ではなく、また、それを見ることができない。
【0004】
上述の問題を回避するための方法は、分注された液体の体積を測定する発光測定技術を用いるものである。米国特許出願公開第2006/0063272号「マイクロプレートを使用することにより高並列液体処理技術を特性評価する方法、及び、その方法を実現するためのキット」は、液体処理システムを特性評価するための、重量測定と発光測定とを併用した方法が、開示されている。上記方法では、最初に、分注された液体の平均体積が、マイクロプレートについて重力測定法によって測定され、その後、正規化平均光強度が、希釈剤が混合された全液体体積の光強度から形成され、そして最後に、平均液体体積に対する、液体処理システムの個々のチャネル全ての精度が、正規化平均光強度に対する、個々のチャネルの正規化光強度の偏差によって、測定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2006/0063272号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
米国特許出願公開第2006/0063272号では、マイクロプレートのウェルにおける吸光度値の測定が、市販のマイクロプレートリーダーを用いて実現されている。しかしながら、そのようなマイクロプレートリーダーは、かなり高価であり、従って、液体処理システムの特性評価を必要とする全ての検査室において利用可能ではない。更に、上記方法は、特別な指示薬又は染料の使用を必要とするが、染料は、分注される液体中において完全に溶解しなくてはならないため、費用がかかり、また、分注できる液体の範囲を制限する。また、上記方法は、マイクロプレートの使用を必要とする。更に、発光測定技術は、気泡、pH変化、及び、メニスカス形成による路長変化によって、誤差が生じやすい。
【0007】
従って、現在において、簡素で且つ確実な、自動液体処理システムの特性評価法が、必要である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、自動化マトリックスフォーマット液体処理システムの性能評価に関するものである。本発明の方法は、分注された液体の体積を測定するのに、標準的な重量法を、使用する。本発明によって、液体を、マトリックスフォーマット又はアレイフォーマット、例えば96−ウェルフォーマット又は386−ウェルフォーマット等の、マイクロプレートフォーマットに収集することができ、また、それぞれの液体分注ポジションの性能を、簡潔且つ確実な重量法によって、個々に評価することができる。更に、本発明は、目盛り付き秤の使用を可能にする。標準偏差、精度、及び精密さ、という観点から、液体処理システムの性能のトルーマップ(true map)を、得ることができる。本発明の方法は、分注された液体の体積を測定するのに標準的な重量法を使用するため、その方法は、認定サービス又は認定製品(例えば、標準規格ISO17025、UKAS及び/又はFINAS)の形で、実施される。本発明の方法は、遠隔操作が可能であり、すなわち、エンドユーザーは、特性評価される液体処理システムによって実際の分注ステップを実行し、その後、充填され且つキャッピングされた容器を、処理及び分析を行う較正サービスプロバイダーへ送る。
【0009】
本発明は、多数の容器及び多数のキャップを用いて、マトリックスフォーマットの液体処理システムの性能を評価する方法を、提供しており、その方法は、各容器の容器重量を測定する工程と、キャップの平均キャップ重量を測定する工程と、液体処理システムを用いて各容器に一定体積の液体を分注する工程と、各容器を互いにほぼ同時にキャッピングする工程と、上記体積の液体を含むキャッピングされた各容器の総重量を測定する工程と、各総重量、各容器重量、及び、平均キャップ重量から、各容器中に分注された液体の体積を算出する工程と、を備えている。
【0010】
更に、本発明は、上記方法を実施するためのキットを提供しており、そのキットは、多数の容器と、多数のキャップと、液体処理システムの液体分注ポジションに従って容器を配置するためのホルダー装置と、容器を互いにほぼ同時にキャッピングするためのキャッピング装置と、を備えている。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の好ましい実施形態を、以下に詳細に記載する。
【0012】
好ましい実施形態では、本発明の方法を実行するのに、特注ソフトウェアが使用されている。特注ソフトウェアの使用は、処理を、容易にし且つ簡素化する。ソフトウェアは、上記方法で蓄積されたデータ、例えば典型的には容器の重量データ及び識別データを、処理し且つ蓄積し、結果を算出し、レポート及び検査済証を作成するのに、使用できる。しかしながら、他の手段もこれらの目的に使用できる。
【0013】
本発明の方法は、自動液体処理システムによって分注された液体の体積を測定するために、多数の容器、及び、多数のキャップを、使用している。
【0014】
本発明の方法において使用するのに適した容器は、例えばガラスバイアルである。上記方法を実行するのに必要な容器の数は、特性評価される液体分注ポジションの数に依存する。1つの容器が、特性評価される各液体分注ポジションに必要とされる。例えば、96−ポジションの液体処理システムを(どのタイプの分注ヘッドを用いても)特性評価するためには、96個の容器で十分である。好ましくは、容器は、固有の識別情報をそれぞれに対して付加するために、ラベリングされている。最も好ましくは、容器が、例えばバーコードリーダー又は同様のものを用いて、機械で読み込むことができる、バーコード又は他のコードで、ラベリングされている。識別情報は、整理番号を含んでいてもよい。バーコードのラベリングは、永久印刷処理を使用することによって、又は、糊付きラベルを貼付することによって、実現できる。
【0015】
評価に先立って、容器は、残留水分が無いことを確証するために、最初に、乾燥オーブンで、乾燥させることが好ましい。その後、容器重量は、目盛り付き秤を用いて、個々の容器について、測定される。好ましくは、容器重量は、各々の識別情報と共に、ソフトウェアに入力される。容器を乾燥し且つ計量する工程は、初めて方法を実行するときに、行う必要がある。通常、容器重量は、その後定期的に(例えば6ヶ月毎に)、又は、新しい容器又は新しい秤が取り入れられる度に、再確認する必要がある。
【0016】
容器重量の測定後、容器は、ホルダー装置内に置かれ、それにより、容器の配置は、液体分注ポジションの配置と一致する。好ましい実施形態では、ホルダー装置は、標準的なディープウェルマイクロプレートの大きさ、すなわち幅127.8mm、長さ85.5mm、高さ42.2mmの寸法を有する、機械加工されたプラスチックのブロックであり、また、その内部には、容器を受け入れるための穴が、マイクロプレートのマトリックスと一致するように、形成されている。好ましい実施形態では、穴は、96個の1mlの容器が、8×12マトリックスでブロック内に装着できるように、形成されている。しかしながら、適当な寸法のブロックと、それぞれの穴の数及び配置と、を使用することによって、他のマイクロプレートフォーマット、すなわち、6、24、又は384−ウェルフォーマットにおいても、本発明の方法を適用することが可能である。
【0017】
本発明では、液体分注システムの液体分注ポジションは、配列又はマトリックスに従って、例えば、矩形マトリックス、スクエアマトリックス、又は、他のあらゆる適した規則的配列に従って、配置されている。好ましくは、液体分注ポジションは、マイクロプレートフォーマットのマトリックスに従って、配置されている。
【0018】
好ましい実施形態では、ホルダー装置は、固有の識別情報をそれに付加するために、ラベリングされている。最も好ましくは、ホルダー装置は、例えばバーコードリーダー等を用いて、機械で読み込むことができる、バーコード又は他のコードで、ラベリングされている。識別情報は、整理番号を含んでいてもよい。バーコードラベリングは、永久印刷処理を使用することによって、又は、糊付きラベルを貼付することによって、実現できる。
【0019】
好ましい実施形態では、ソフトウェアは、ユーザーに対して、ブロックのマトリックス内のどのポジションに、それぞれの容器を配置するかを、指示することができ、且つ、このポジションを記憶する。代わりに、ユーザーは、容器に付与された識別情報から、正確なポジションを推測することができる。
【0020】
好ましくは、装着されたホルダー装置は、容器の汚染を防ぐために、特注の蓋で覆われている。蓋は、分注が開始するときに取り外される。
【0021】
装着されたホルダー装置は、液体処理システムの分注プラットフォーム上に移動される。一定体積の、液体、好ましくは、水は、各容器に分注される。すなわち、本発明の方法は、特性評価される液体処理システムと相溶性である、あらゆる液体に、適用可能である。分注される体積は、全ての容器で同じであってもよく、又は、望ましい体積の組み合わせが、ユーザーによって選択されてもよい。ホルダー装置の容器は、例えば、シングルの、8-ウェイの、又は12-ウェイの、分注ヘッドで、充填できる。好ましい実施形態では、本方法は、約0.1μlから約1mlまでの範囲の体積において適用可能である。
【0022】
各容器は、分注された液体の蒸発を軽減するために、キャップでキャッピングされている(蓋をされている)。好ましくは、個々のソフトシールキャップが使用されている。キャッピングに使用されるキャップは、初めに個々に計量され、平均キャップ重量が、キャップについて算出される。好ましくは、キャップ重量は、ソフトウェアに入力され、ソフトウェアは、平均キャップ重量を算出する。キャップ重量の標準偏差は、測定不確実性の一部として、算出でき、且つ、適用できる。
【0023】
容器は、ユーザーによって全ての容器を迅速且つほぼ同時にキャッピングできる、キャッピング装置を、用いることによって、キャッピングされる。好ましい実施形態では、キャッピング装置は、マイクロプレートフォーマット機械装置であり、キャッピングするために、その中にキャップを予め装着できる。キャッピング装置は、キャッピング装置をホルダー装置の頂部に容易に配置できる、ポジショニング手段を、備えている。キャッピング装置の両測面にある固定手段は、キャッピング装置全体をホルダー装置に固定し、ほぼ同時に各容器を密閉する。キャッピング装置は、キャップが容器の所定位置に強固に留まるように、移動できる。キャッピング装置の使用は、分注後に容器がキャッピングされないままの状態の時間を、減少させる。
【0024】
充填され且つキャッピングされた容器は、エンドユーザーによって現場で分析でき、又は、分析を実行する較正サービスプロバイダーに移送できる。
【0025】
好ましい実施形態では、分析の初期において、ホルダー装置のバーコードが、バーコードリーダーで読まれ且つソフトウェアに入力され、それにより、どのホルダー装置が処理されるべきかが識別され、入力されたコードに基づいて、どの容器を計量するかをユーザーに指示し、重量データを入力するためにマトリックスをディスプレイに提示する。
【0026】
総重量は、分注される液体の体積を含むキャッピングされた各容器について、測定される。総重量は、容器と、キャップと、液体とを、組み合わせた重量である。好ましい実施形態では、ホルダー装置は、リフティング装置に配置されており、それは、計量する1組の容器を、取り上げる。これにより、容器をホルダー装置の外に持ち上げることが、容易になる。好ましい実施形態では、ソフトウェアがユーザーに対して特定の容器を選択するように指示すると、ユーザーはその容器をホルダー装置の外へ持ち上げ、容器を識別するためにバーコードリーダーを用いて各容器のバーコードを読み、較正された釣り合い(tared)秤の上に容器を配置する。ソフトウェアは、総重量を記録し、ネット重量を得るために、キャップの平均重量及び各容器重量を差し引く。ネット重量から、ソフトウェアは分注された液体の体積を算出する。液体重量に基づく液体体積の算出は、当業者にとって周知の方法である。好ましくは、ソフトウェアが、分注された液体の体積を算出するときに、修正を適用できるように、ユーザーは、大気温度及び大気圧の値を測定し且つ入力する。
【0027】
ユーザーは、処理後の容器を元の場所に戻し、次の容器を移動させ、全容器が分析されるまで、同じ手続きを繰り返す。
【0028】
全容器が計量されると、ユーザーは、どの容器を分析したいかを、選択できる。ソフトウェアによって、ユーザーは、横列、縦列、全体のマトリックス、又は、そのあらゆる望ましいサブセットを選択でき、選択されたセットについて、平均値計算、精度計算、精密計算を行い、選択された基準に基づいてレポートを作成することができる。
【0029】
平均蒸発速度は、キャッピングされていない状態の容器に分注された液体について、別個に測定することができる。平均蒸発速度は、測定不確実性の一部として適用される。実際の分析を実行するときに、エンドユーザーは、充填してからキャッピングするまでの時間と、充填された容器の数とを、記録する必要がある。この情報は、平均蒸発速度に加えて、蒸発に付随する不確実性を算出するのに使用される。
【0030】
処理後の容器は、キャップを外し、中身を空にし、乾燥オーブンで乾燥させて、再度使用される。同様に、キャップは、乾燥オーブンで乾燥され、再度使用される。
【0031】
本発明のキットは、多数の容器と、多数のキャップと、液体処理システムの液体分注ポジションに従って、容器を配置するための、ホルダー装置と、互いに対してほぼ同時に容器をキャッピングするためのキャッピング装置と、を備えている。好ましくは、キットは、温度計と、圧力計と、ホルダー装置の外に1組の容器を取り上げるためのリフティング装置と、どの容器にどのくらいの体積が分注されたかを入力するためのマトリックスフォームと、を更に備えている。
【0032】
較正サービスプロバイダーは、キットをエンドユーザーに提供し、エンドユーザーは、特性評価される液体処理システムによってキットを充填し、分析のため及び検査済証の作成のために、較正サービスプロバイダーに、充填されたキットを戻す。あるいは、サービスエンジニアが、較正サービスプロバイダーからエンドユーザーへ、キットと好ましくはソフトウェア及び秤と共に派遣され、それにより、サービスエンジニアは、エンドユーザーと一緒に、液体処理システムの現場での特性評価を実行する。
【0033】
上記記載の実施形態は、例示的としてのみ解釈されるものであり、本発明の範囲を制限するものではない。本発明の方法及びキットは、液体分注ポジションの数及び配置を幾つか備えた自動液体処理システムを特性評価するために、使用できる。方法は、ソフトウェアの使用を含んでもよいが、本方法を使用するのに必要というわけではない。方法のステップは、例えば手動で、又は、市販のソフトウェア製品を使用することによる個々のステップとして、又は、特注のソフトウェアを使用することによる効率的な処理として、実行できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の容器及び多数のキャップを用いて、マトリックスフォーマットの液体処理システムの性能を評価する方法であって、
各容器の容器重量を測定する工程と、
キャップの平均キャップ重量を測定する工程と、
液体処理システムを用いて、各容器に一定体積の液体を分注する工程と、
各容器を互いにほぼ同時にキャップピングする工程と、
上記体積の液体を含むキャッピングされた各容器の総重量を測定する工程と、
各総重量、各容器重量、及び、平均キャップ重量から、各容器中に分注された液体の体積を算出する工程と、を備えている、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
上記マトリックスフォーマット液体処理システムが、マイクロプレートフォーマット液体処理システムである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記液体が、水である、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
ソフトウェアの使用を含んでいる、
上記請求項のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
各容器をキャッピングする工程に続く工程が、サービスプロバイダーによって遠隔的に実行される、
上記請求項のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
一定体積の液体を分注する工程に先行する工程が、サービスプロバイダーによって遠隔的に実行される、
上記請求項のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
大気温度と大気圧とを測定する工程と、
上記大気温度及び上記大気圧力を考慮することにより、算出された液体の体積を修正する工程と、
を更に備えている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法を実行するためのキットであって、
多数の容器と、
多数のキャップと、
液体処理システムの液体分注ポジションに従って、容器を配置する、ホルダー装置と、
互いにほぼ同時に容器をキャッピングする、キャッピング装置と、
を備えていることを特徴とする、キット。
【請求項9】
ホルダー装置が、プラスチックのブロックであり、
上記装置は、マイクロプレートのほぼ全体寸法を有しており、且つ、マイクロプレートのマトリックスと一致する穴を、備えている、
請求項8に記載のキット。
【請求項10】
キャッピング装置が、マイクロプレートフォーマット機械装置であり、その中にキャップを予め装着でき、
上記キャッピング装置は、
キャッピング装置をホルダー装置の頂部に配置できる、ポジショニング手段と、
キャッピング装置をホルダー装置に固定するための、キャッピング装置の両測面にある、固定手段と、を備えている、
請求項8又は9に記載のキット。
【請求項11】
容器が、その各々に識別情報を付加するために、バーコードでラベリングされている、
請求項8〜10のいずれか1つに記載のキット。
【請求項12】
ホルダー装置が、それに識別情報を付加するために、バーコードでラベリングされている、
請求項8〜11のいずれか1つに記載のキット。
【請求項13】
1組の容器をホルダー装置の外に取り上げるための、リフティング装置を、更に備えている、
請求項8〜12のいずれか1つに記載のキット。

【公表番号】特表2011−528118(P2011−528118A)
【公表日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517962(P2011−517962)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際出願番号】PCT/FI2009/050606
【国際公開番号】WO2010/007212
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(501391733)
【氏名又は名称原語表記】BIOHIT OYJ
【Fターム(参考)】