説明

特異的な免疫修飾プロフィールを誘発する規定されたヌクレオチド間結合との関連におけるRNA配列モチーフ

特定の配列依存性の免疫刺激性RNAモチーフを含む免疫刺激性ポリマー、ならびにこのような免疫刺激性ポリマーおよびこのようなポリマーを含む組成物を使用するための方法が、本発明に従って提供される。配列依存性の免疫刺激性RNAモチーフおよびこのようなモチーフを組み込んだポリマーは、TLR7およびTLR7関連サイトカインであるIFN−αの強力なおよび選択的な誘導因子である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーであって、モチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、ホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAではない一本鎖ポリマーと、
リポソーム、ノイソーム、リポプレックス、ポリプレックス、リポポリプレックス、油中水型(W/O)エマルジョン、水中油型(O/W)エマルジョン、水−油−水型(W/O/W)複合エマルジョン、マイクロエマルジョン、ナノエマルジョン、ミセル、デンドリマー、ビロソーム、ウイルス様粒子、ポリマーナノ粒子、またはポリマーマイクロ粒子である送達媒体とを含み、リポフェクチンを含まない組成物。
【請求項2】
抗原をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
抗原がポリマーに結合している、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
rN−rC−rU−rC−rA−rNモチーフが、ヒポキサンチン、イノシン、8−オキソアデニン、その7−置換誘導体、ジヒドロウラシル、偽ウラシル、2−チオウラシル、4−チオウラシル、5−アミノウラシル、5−(C〜C)−アルキルウラシル、5−メチルウラシル、5−(C〜C)−アルケニルウラシル、5−(C〜C)−アルキニルウラシル、5−(ヒドロキシメチル)ウラシル、5−クロロウラシル、5−フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−ヒドロキシシトシン、5−(C〜C)−アルキルシトシン、5−メチルシトシン、5−(C〜C)−アルケニルシトシン、5−(C〜C)−アルキニルシトシン、5−クロロシトシン、5−フルオロシトシン、5−ブロモシトシン、2−アミノプリン、2−アミノ−6−クロロプリン、2,4−ジアミノプリン、2,6−ジアミノプリン、8−アザプリン、置換7−デアザプリン、7−デアザ−7−置換プリン、7−デアザ−8−置換プリン、水素(脱塩基残基)、およびそのあらゆる組合せからなる群から選択される修飾核酸塩基を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
ポリマーが、rN−rC−rU−rC−rA−rNモチーフの外側に少なくとも1つの修飾核酸塩基をさらに含み、前記修飾核酸塩基が、ヒポキサンチン、イノシン、8−オキソアデニン、その7−置換誘導体、ジヒドロウラシル、偽ウラシル、2−チオウラシル、4−チオウラシル、5−アミノウラシル、5−(C〜C)−アルキルウラシル、5−メチルウラシル、5−(C〜C)−アルケニルウラシル、5−(C〜C)−アルキニルウラシル、5−(ヒドロキシメチル)ウラシル、5−クロロウラシル、5−フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−ヒドロキシシトシン、5−(C〜C)−アルキルシトシン、5−メチルシトシン、5−(C〜C)−アルケニルシトシン、5−(C〜C)−アルキニルシトシン、5−クロロシトシン、5−フルオロシトシン、5−ブロモシトシン、N−ジメチルグアニン、7−デアザグアニン、8−アザグアニン、7−デアザ−7−置換グアニン、7−デアザ−7−(C〜C)−アルキニルグアニン、7−デアザ−8−置換グアニン、8−ヒドロキシグアニン、6−チオグアニン、8−オキソグアニン、2−アミノプリン、2−アミノ−6−クロロプリン、2,4−ジアミノプリン、2,6−ジアミノプリン、8−アザプリン、置換7−デアザプリン、7−デアザ−7−置換プリン、7−デアザ−8−置換プリン、水素(脱塩基残基)、およびそのあらゆる組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
ポリマーに共有結合している親油性部分をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
親油性部分が、コレステリル、パルミチル、および脂肪酸アシルからなる群から選択される、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
ポリマーがCpGモチーフを含まない、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
ポリマーがCCGAGCCGAGCUCACC(配列番号35)を含まない、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
ポリマーが4から20単位長である、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
ポリマーが10から25単位長である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
ポリマーが15から19単位長である、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
ポリマーのそれぞれの単位がリボヌクレオチドである、請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
ポリマーの単位がリボヌクレオチドおよびデオキシリボヌクレオチドの混合物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
デオキシリボヌクレオチドが、ポリマーの5’末端にTCGモチーフを含む、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
ポリマーの少なくとも1つの単位がアミノ酸である、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
ポリマーがTLR9アゴニストに結合している、請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
TLR9アゴニストが小分子である、請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
ポリマーがTLR7アゴニストに結合している、請求項1に記載の組成物。
【請求項20】
ポリマーがTLR8アゴニストに結合している、請求項1に記載の組成物。
【請求項21】
が少なくとも1つのAを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項22】
が少なくとも1つのCを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項23】
が少なくとも1つのGを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項24】
が少なくとも1つのTを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項25】
が少なくとも1つのAを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項26】
が少なくとも1つのCを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項27】
が少なくとも1つのGを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項28】
が少なくとも1つのTを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項29】
免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチドの群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーであって、ホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない一本鎖ポリマーと、
リポソーム、ノイソーム、リポプレックス、ポリプレックス、リポポリプレックス、油中水型(W/O)エマルジョン、水中油型(O/W)エマルジョン、水−油−水型(W/O/W)複合エマルジョン、マイクロエマルジョン、ナノエマルジョン、ミセル、デンドリマー、ビロソーム、ウイルス様粒子、ポリマーナノ粒子、またはポリマーマイクロ粒子である送達媒体とを含み、リポフェクチンを含まない組成物。
【請求項30】
抗原をさらに含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
抗原がポリマーに結合している、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNモチーフが、ヒポキサンチン、イノシン、8−オキソアデニン、その7−置換誘導体、ジヒドロウラシル、偽ウラシル、2−チオウラシル、4−チオウラシル、5−アミノウラシル、5−(C〜C)−アルキルウラシル、5−メチルウラシル、5−(C〜C)−アルケニルウラシル、5−(C〜C)−アルキニルウラシル、5−(ヒドロキシメチル)ウラシル、5−クロロウラシル、5−フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−ヒドロキシシトシン、5−(C〜C)−アルキルシトシン、5−メチルシトシン、5−(C〜C)−アルケニルシトシン、5−(C〜C)−アルキニルシトシン、5−クロロシトシン、5−フルオロシトシン、5−ブロモシトシン、2−アミノプリン、2−アミノ−6−クロロプリン、2,4−ジアミノプリン、2,6−ジアミノプリン、8−アザプリン、置換7−デアザプリン、7−デアザ−7−置換プリン、7−デアザ−8−置換プリン、水素(脱塩基残基)、およびそのあらゆる組合せからなる群から選択される修飾核酸塩基を含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項33】
ポリマーが、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNモチーフの外側に少なくとも1つの修飾核酸塩基をさらに含み、前記修飾核酸塩基が、ヒポキサンチン、イノシン、8−オキソアデニン、その7−置換誘導体、ジヒドロウラシル、偽ウラシル、2−チオウラシル、4−チオウラシル、5−アミノウラシル、5−(C〜C)−アルキルウラシル、5−メチルウラシル、5−(C〜C)−アルケニルウラシル、5−(C〜C)−アルキニルウラシル、5−(ヒドロキシメチル)ウラシル、5−クロロウラシル、5−フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−ヒドロキシシトシン、5−(C〜C)−アルキルシトシン、5−メチルシトシン、5−(C〜C)−アルケニルシトシン、5−(C〜C)−アルキニルシトシン、5−クロロシトシン、5−フルオロシトシン、5−ブロモシトシン、N−ジメチルグアニン、7−デアザグアニン、8−アザグアニン、7−デアザ−7−置換グアニン、7−デアザ−7−(C〜C)−アルキニルグアニン、7−デアザ−8−置換グアニン、8−ヒドロキシグアニン、6−チオグアニン、8−オキソグアニン、2−アミノプリン、2−アミノ−6−クロロプリン、2,4−ジアミノプリン、2,6−ジアミノプリン、8−アザプリン、置換7−デアザプリン、7−デアザ−7−置換プリン、7−デアザ−8−置換プリン、水素(脱塩基残基)、およびそのあらゆる組合せからなる群から選択される、請求項29に記載の組成物。
【請求項34】
ポリマーに共有結合している親油性部分をさらに含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項35】
親油性部分が、コレステリル、パルミチル、および脂肪酸アシルからなる群から選択される、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
ポリマーがCpGモチーフを含まない、請求項29に記載の組成物。
【請求項37】
ポリマーがCCGAGCCGAGCUCACC(配列番号35)を含まない、請求項29に記載の組成物。
【請求項38】
ポリマーが4から20単位長である、請求項29に記載の組成物。
【請求項39】
ポリマーが10から25単位長である、請求項29に記載の組成物。
【請求項40】
ポリマーが15から19単位長である、請求項29に記載の組成物。
【請求項41】
ポリマーのそれぞれの単位がリボヌクレオチドである、請求項29に記載の組成物。
【請求項42】
ポリマーの単位がリボヌクレオチドおよびデオキシリボヌクレオチドの混合物である、請求項29に記載の組成物。
【請求項43】
デオキシリボヌクレオチドが、ポリマーの5’末端にTCGモチーフを含む、請求項42に記載の組成物。
【請求項44】
ポリマーの少なくとも1つの単位がアミノ酸である、請求項29に記載の組成物。
【請求項45】
ポリマーがTLR9アゴニストに結合している、請求項29に記載の組成物。
【請求項46】
TLR9アゴニストが小分子である、請求項29に記載の組成物。
【請求項47】
ポリマーがTLR7アゴニストに結合している、請求項29に記載の組成物。
【請求項48】
ポリマーがTLR8アゴニストに結合している、請求項29に記載の組成物。
【請求項49】
がAである、請求項29に記載の組成物。
【請求項50】
がCである、請求項29に記載の組成物。
【請求項51】
がGである、請求項29に記載の組成物。
【請求項52】
がAである、請求項29に記載の組成物。
【請求項53】
がCである、請求項29に記載の組成物。
【請求項54】
がGである、請求項29に記載の組成物。
【請求項55】
が少なくとも1つのAを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項56】
が少なくとも1つのCを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項57】
が少なくとも1つのGを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項58】
が少なくとも1つのUを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項59】
が少なくとも1つのAを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項60】
が少なくとも1つのCを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項61】
が少なくとも1つのGを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項62】
が少なくとも1つのUを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項63】
インターフェロンα(IFN−α)を産生することができる免疫細胞を、免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーと接触させることを含む方法であって、前記ポリマーがモチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない、治療上相当なIFN−αの産生の誘発に効果的な量のリポフェクチンを用いては製剤されない方法。
【請求項64】
インターフェロンα(IFN−α)を産生することができる免疫細胞を、免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチド群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーと接触させることを含む方法であって、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもなく、前記ポリマーが、治療上相当なIFN−αの産生の誘発に効果的な量のリポフェクチンを用いては製剤されない方法。
【請求項65】
免疫細胞がポリマーに応答して相当量の腫瘍壊死因子α(TNF−α)を産生しない、請求項63または64に記載の方法。
【請求項66】
免疫細胞がポリマーに応答して相当量のインターフェロンγ(IFN−γ)を産生しない、請求項63または64に記載の方法。
【請求項67】
免疫細胞がポリマーに応答して相当量のインターロイキン12(IL−12)を産生しない、請求項63または64に記載の方法。
【請求項68】
インビボで実施される、請求項63または64に記載の方法。
【請求項69】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項63に記載の方法。
【請求項70】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項64に記載の方法。
【請求項71】
ポリマーが、免疫刺激性モチーフの外側に少なくとも1つの安定化結合を含む、請求項63または64に記載の方法。
【請求項72】
1つまたは複数の安定化結合が5’末端および/または3’末端にある、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
ポリマーが、免疫刺激性モチーフの外側に1〜5個の安定化結合を含む、請求項63または64に記載の方法。
【請求項74】
1つまたは複数の安定化結合が5’末端および/または3’末端にある、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
喘息を治療するための方法であって、喘息の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、喘息を有する対象に投与することを含み、前記ポリマーがモチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項76】
喘息の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチド群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、喘息を有する対象に投与することを含む、喘息を治療するための方法であって、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項77】
アレルゲンを対象に投与することをさらに含む、請求項75または76に記載の方法。
【請求項78】
ポリマーが抗原に結合している、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項75に記載の方法。
【請求項80】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項76に記載の方法。
【請求項81】
アレルギー症状の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、アレルギー症状を有する対象に投与することを含む、アレルギー症状を治療するための方法であって、前記ポリマーがモチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項82】
アレルギー症状の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチド群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、アレルギー症状を有する対象に投与することを含む、アレルギー症状を治療するための方法であって、前記ポリマーが、ホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項83】
アレルゲンを対象に投与することをさらに含む、請求項81または82に記載の方法。
【請求項84】
ポリマーがアレルゲンに結合している、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項86】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
癌の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、癌を有する対象に投与することを含む、癌を治療するための方法であって、前記ポリマーがモチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項88】
癌の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチド群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、癌を有する対象に投与することを含む、癌を治療するための方法であって、前記ポリマーが、ホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項89】
癌抗原を対象に投与することをさらに含む、請求項87または88に記載の方法。
【請求項90】
ポリマーが抗原に結合している、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
第2の癌治療薬を対象に投与することをさらに含む、請求項87または88に記載の方法。
【請求項92】
癌治療薬が、カルボプラチン、パクリタキセル、シスプラチン、5−フルオロウラシル、ドキソルビシン、タキソール、およびゲムシタビンの1つまたは複数である、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項87に記載の方法。
【請求項94】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項88に記載の方法。
【請求項95】
感染性疾患の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、感染性疾患を有する対象に投与することを含む、感染性疾患を治療するための方法であり、前記ポリマーがモチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項96】
感染性疾患の治療に効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチド群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを、感染性疾患を有する対象に投与することを含む、感染性疾患を治療するための方法であって、前記ポリマーが、ホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項97】
微生物抗原を対象に投与することをさらに含む、請求項95または96に記載の方法。
【請求項98】
ポリマーが抗原に結合している、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項95に記載の方法。
【請求項100】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項96に記載の方法。
【請求項101】
効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rC−rU−rC−rA−rNを含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを対象に投与することを含む、対象におけるTh1様免疫応答を誘発するための方法であって、前記ポリマーがモチーフrC−rU−rC−rAの外側にUを有せず、前記ポリマーがホスホジエステル骨格を含み、NおよびNの少なくとも1つがAではなく、rN−rC−rU−rC−rA−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項102】
効果的な量の、免疫刺激性RNAモチーフrN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rN(XおよびXは互いに独立に、存在しないか、またはC、G、およびAからなるヌクレオチド群から選択されるヌクレオチドならびにそのヌクレオチド類似体であり、NおよびNは互いに独立に、存在しないか、または1つもしくは複数のヌクレオチドである)を含む4から100単位長の一本鎖ポリマーを対象に投与することを含む、対象におけるTh1様免疫応答を誘発するための方法であって、前記ポリマーが、ホスホジエステル骨格を含み、2つのAモチーフを含まず、rN−rX−rC−rU−rC−rA−rX−rNがGCUCAAでもUUAUCGUAXCUCAC(配列番号34)(XはAまたはCである)でもない方法。
【請求項103】
抗原を対象に投与することをさらに含む、請求項101または102に記載の方法。
【請求項104】
ポリマーが抗原に結合している、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項101に記載の方法。
【請求項106】
ポリマーが、請求項1から62のいずれか一項に記載の組成物の形態で投与される、請求項102に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図9−1】
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【図9−2】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図12−1】
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【図12−2】
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【図13−1】
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【図13−2】
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【図13−3】
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【図14−1】
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【図14−2】
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【図15】
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【図16−1】
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【図16−2】
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【図17】
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【公表番号】特表2010−536739(P2010−536739A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−520640(P2010−520640)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【国際出願番号】PCT/IB2008/002104
【国際公開番号】WO2009/022216
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(508092912)コーリー ファーマシューティカル ゲーエムベーハー (10)
【Fターム(参考)】