牽伸機構を有する特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機上のデバイス
【課題】簡素な手段により、構成要素と対応要素との間の耐摩耗的な接触を許容する。
【解決手段】牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスにおいて、上記摩耗構成要素は軸心回りに回転可能な構成要素部材の形態であり、上記摩耗に関し、上記構成要素の所定の非摩耗接触領域を、対応要素と対向させて所定位置に設定する。
【解決手段】牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスにおいて、上記摩耗構成要素は軸心回りに回転可能な構成要素部材の形態であり、上記摩耗に関し、上記構成要素の所定の非摩耗接触領域を、対応要素と対向させて所定位置に設定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
公知のデバイス(特許文献1)においては、自身の各端部にて圧力ロッド上に取付けられたクリーニングバー(清浄化用唇部材[cleaner lip])が配備され、且つ、上記圧力ロッドは上記クリーニングバーに対する取付け要素を有している。上記クリーニングバーは、動作の間において該クリーニングバーが連続的に清浄化する上側ローラ上に位置している。上記上側ローラの回転、および、該上側ローラの外側面に対する連続的に変化する接触の結果として、静止的である上記クリーニングバーの不動領域であって接触を行うという不動領域は、連続的な摩耗に委ねられる。上記クリーニングバーは当該機械においてひとつの位置にのみ設置されることから、清浄化用本体の周縁部においては、摩耗されたまさにひとつの縁部が形成される。この実質的に線形状、または、ライン状である接触は、摩耗が大きくなるにつれて、更に広幅となり且つ幾分か平面的となることから、上記クリーニングバーの清浄化作用が損なわれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】ドイツ特許公開公報DE10 347 192A号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
故に、本発明の基礎となる課題は、冒頭にて記述された種類のデバイスであって、言及された不都合を回避すると共に、特に、構成に関して簡素な手段により、構成要素と対応要素との間の耐摩耗的な接触を許容し、結果として、摩耗する構成要素部材の最適な有効性を可能にするというデバイスを提供するに在る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は、請求項1の特徴部分の特徴により解決される。
すなわち、1番目の発明によれば、牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスにおいて、上記摩耗構成要素(21、211;251、252)は軸心回りに回転可能な構成要素部材の形態であり、上記摩耗に関し、上記構成要素(21、211;251、252)の所定の非摩耗接触領域を、対応要素(1、2、3、4;18a、18b)と対向させて所定位置に設定することが可能であることを特徴とする、デバイスが提供される。
【0006】
上記摩耗する構成要素部材が軸心回りに回転可能であるという事実に依れば、構成に関して簡素な手段により、同一の構成要素部材上に複数の摩耗領域を配備することが可能とされる。好適には、該手段により、上記構成要素部材の摩耗された領域は対応要素との接触から外されると同時に、それに対しては非摩耗領域が接触される。特に好適には、上記構成要素部材は、故に上記非摩耗領域は、上記設定された位置において所定位置に繋止される。
【0007】
請求項2乃至14は、本発明の好適な発展例を包含する。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記接触領域は実質的に縁部状もしくは線形状の形態である。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、所定位置に設定され得る前記摩耗の無い(非摩耗の)接触領域は所定位置に固定され得る。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は所定位置に繋止され得る。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、丸形の断面を有する。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記断面は円形である。
7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、耐摩耗性材料、特に鋼鉄で作成される。
8番目の発明によれば、1番目から7番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は硬化鋼で作成される。
9番目の発明によれば、1番目から8番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は、その表面にて耐摩耗性である。
10番目の発明によれば、1番目から9番目のいずれかの発明において、前記摩耗する構成要素部材は上側ロールに対するクリーニングバー(清浄化用唇部材)である。
11番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの発明において、前記摩耗する構成要素部材は、牽伸機構のブロックもしくはホルダにおける摩耗ピンである。
12番目の発明によれば、1番目から11番目のいずれかの発明において、前記清浄化用唇部材および/または摩耗ピンは、少なくとも一端において、凹所による形状式接続で対応要素と繋止係合する縁部状の挿入可能なコネクタとして構成される。
13番目の発明によれば、1番目から12番目のいずれかの発明において、前記摩耗ピンは、下側および/または上側ロールに対する前記取付け要素における円筒状孔内に配置される。
14番目の発明によれば、1番目から13番目のいずれかの発明において、前記摩耗ピンは前記孔内において、第1位置に対して軸心回りに回転され且つ180°だけ倒立して反転された第2位置に配置され得る。
【0008】
本発明は、図面中に示された好適実施例に関して以下に相当に詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るデバイスに対する練篠フレームの牽伸機構の概略的側面図である。
【図2a】図1における断面I-Iに従い加圧アームを繋止解除/開き(上方枢動)位置で示す図である。
【図2b】下側ロールに対する、突出部を有する取付け要素を示す図である。
【図3】清浄化用唇部材を有する加圧アーム、および、両端部にて取付け要素内に取付けられた上側ロールの斜視図である。
【図4a】本発明に係る清浄化用唇部材の分解図である。
【図4b】六角形の挿入可能なコネクタを有する清浄化用唇部材の端部領域を示す図である。
【図4c】六角形ソケットを有する取付け要素への接続関係を示す図である。
【図5a】下側ロールの端部領域に対し、取入れられた2本の摩耗ピンと、関連付けられた繋止要素とを有する取付け要素を示す図である。
【図5b】図5aに係る取付け要素の部分的領域の破断分解図である。
【図6a】摩耗ピンを、第1位置で示す図である。
【図6b】摩耗ピンを、倒立して回転された第2位置で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、たとえばTruetzschler TD 08練篠フレームなどの牽伸機構Sを示している。牽伸機構Sはフォー・オーバー・スリー牽伸機構として構成され、すなわち該機構は、3個の下側ロールI、II、III(Iは出力下側ロール、IIは中央下側ロール、IIIは入力下側ロール)と、4個の上側ロール1、2、3、4とから成る。牽伸機構Sにおいては、複数本の繊維スライバから成る繊維束5の牽伸が実施される。牽伸操作は、予備牽伸操作および主要牽伸操作から構成される。ロール対4/IIIおよび3/IIは予備牽伸区域を形成し、ロール対3/IIおよび1、2/Iは主要牽伸区域を形成する。出力下側ロールIは(不図示の)主要モータにより駆動されることから、吐出速度を決定する。入力および中央下側ロールIIIおよびIIは、(不図示の)調整モータにより駆動される。上側ロール1乃至4は、枢動軸受(図2a参照)の回りで枢動可能な加圧アーム11a乃至11dであって、その故に摩擦係合により駆動されるという加圧アーム11a乃至11dにおける加圧要素91乃至94(加重デバイス)により下側ロールI、II、IIIに対して加圧される。ロールI、II、III;1、2、3、4の回転方向は、湾曲矢印により表される。複数本のスライバから成る繊維束5は、方向Aに進行する。下側ロールI、II、IIIは、機械フレーム17上に配置されたローラ軸受16a、16b(図2a参照)に取付けられる。上側ロール1、2、3、4は、保持要素13a、13b内に取付けられる(図2a参照)。
【0011】
図2aに依ると、上側ロール4は、門形フレーム状の加圧アーム11aであって、2つの側部空気圧シリンダ9a1および9a2(加圧要素)と、共通支持要素12aと、2つの保持要素13aおよび13bと、2つの中間要素14a1および14a2とから成るという加圧アーム11aと組み合わされる。加圧アーム11aは、ローラ軸受16a上に取付けられた枢動軸受10の回りで上側ロール4と共に上方に枢動される。側面視にて見られる保持要素13aおよび13bは角度付き(直角とされた)構成であり、保持要素13a1の一方の角度付きアームは、その自由端部の領域において枢動軸受10上に枢動的に取付けられる。保持要素13bの角度付きアームは、その自由端部の領域において(不図示の)繋止デバイスの一部を有し、該繋止デバイスの閉じ用捕捉体は、上記機械フレーム上で固定位置に取付けられたボルトに対して係合および離脱される様に配置される。加圧アーム11aは繋止解除/開き位置で示される。参照番号21は清浄化用唇部材を表している。
【0012】
図3に依ると、上側ロール4は、門形フレーム状の加圧アーム11aと組み合わされる。(上側ロール1〜3に対しては、不図示の対応加圧アーム11が組み合わされる。)加圧アーム11aは、ガラス繊維強化プラスチック材料から射出成形により作成されたハウジングの形態で構成される。該ハウジングは一体的な構成要素であり、該構成要素はユニットの形態で構成されると共に、該構成要素は、支持要素12と、加圧要素9a1および9a2(加圧シリンダ)の2つの本体と、2個の中間要素14aおよび14bと、2個の保持要素13aおよび13bとを備えて成る。清浄化用唇部材21は、作動中には上側ロール4の頂部上に位置し、ワイパとして作用する。その2つの端部にて清浄化用唇部材21は、たとえば該清浄化用唇部材21上にネジ止めされるフォーク部材23a、23bを有している。フォーク部材23a、23bは、清浄化用ロール21が上記上側ロールにおける振動を励起することを阻止するために、振動減衰プラスチック材料で作成される。ピストン・ロッド19a、19b上の配置構成によれば、上側ロール4に対する清浄化用唇部材21の正確な位置決めが助長される、と言うのも、上側ロール4の案内およびピストン・ロッド19a、19bの位置決めが加圧アーム11aにより確実とされるからである。
【0013】
フォーク部材23a、23bは夫々、ピストン・ロッド19aおよび19b上に夫々取付けられた例えば2個のO-リング20aおよび20bなどの2個の弾性要素上に位置している。結果として、清浄化用唇部材21は、たとえばピストン・ロッド19a、19bから脱落することが阻止される。取り外しの目的で、清浄化用唇部材21は、上記フォーク部材を上記弾性要素の上方として、側方から引き抜かれることのみが必要である。清浄化用唇部材21の設置は、逆順で実施される。フォーク部材23a、23bは夫々、重力の下で、O-リング20aおよび20b上に位置し得る。好適には、フォーク部材23a、23bと圧力ロッド19a、19bとの間には遊びが在る。
【0014】
清浄化用唇部材21は、円形の断面のバー211の形態である。バー211の端部の各々において、一体的な六角形の挿入可能なコネクタ212、213(図4b参照)が配備される。図4aにおいては213が視認され得るが、六角形の挿入可能なコネクタ212はフォーク部材23a内に挿入されている。挿入可能なコネクタ212および213の各々に対しては、フォーク部材23aおよび23bが夫々組み合わされる。フォーク部材23aおよび23bの各々は、六角形ソケット232および233を夫々有し、該ソケット内へと、挿入可能なコネクタ212および213が形状式接続で夫々挿入される。挿入の後、フォーク部材23a、23bは夫々、ネジ24aおよび24bを用いて清浄化用唇部材21に対して固定される。
【0015】
作動中に清浄化用唇部材21の表面領域が上側ロール4との摩擦係合の結果として摩耗され、結果として清浄化作用が損なわれたとき、クリーニングバー21は抜き取られると共に固定ネジ24a、24bは取り外され;フォーク部材23a、23bは挿入可能なコネクタ212および213から夫々引き離され;且つ、クリーニングバー21は軸心回りに一段階分だけ回転される。次に、逆順にて、フォーク部材23a、23bは挿入可能なコネクタ212および213上に夫々押し戻され、固定ネジ24a、24bは締め付けられ、且つ、クリーニングバー21は再設置される。構成に関して簡素であるこれらの手段により、バー21の所定の非摩耗領域が所定位置に設定かつ繋止される。
【0016】
図5aは、たとえば下側ロールIIIなどの下側ロールの端部領域に対する取付け要素16a(ローラ軸受;牽伸機構のブロックまたはホルダ)であって、挿入された2本の摩耗ピン251、252を有するという取付け要素を示している。摩耗ピン251、252は夫々垂直孔261、262内に形状式接続で配置されると共に(図5bにおける孔261を参照)、それらの外側表面(円筒状部分)の一部分は、孔261、262の壁部領域における開放スロットを通して外方に突出する。
【0017】
各取付け要素16aおよび16bは、相互に平行に配置された突出部161および162を有すると共に、それらの間に中間領域を含み、各々の場合に、取付け部材15a、15b上には下側ロールIIIに対する固定用突出部18a、18bが配備される(図2b参照)。これらの固定用突出部18a、18bは、摩耗ピン251、252に対して摩耗係合する。突出部161および162の各々に対しては、摩耗ピン251、252に対する固定要素271、272が夫々組み合わされる。固定要素271、272は夫々、ネジ281および282を用いて突出部161および162に対して固定される。図6aが示す様に、各摩耗ピン251はその2つの端部の各々にて、固定要素271における凹所27'に形状式接続で係合する挿入可能なコネクタ25'、25"を有している。この例の場合、挿入可能なコネクタ25'は、摩耗ピン251上に相互に平行に配置された2個の切削除去部分から成り、且つ、凹所27'は、固定要素271内に配備された矩形断面の溝から成る。
【0018】
孔261においてスロットから外方に突出する円筒状の外側表面が作動中に摩耗されたとき、摩耗ピン251は、固定要素271の取り外しの後、孔261から引き抜かれ、軸心回りに90°回転され、180°だけ倒立すべく反転され、その位置においてそれは、孔261内に再挿入されて繋止される。結果として、摩耗ピン251の非摩耗領域が上記スロットから外方に突出する。
【0019】
図6aおよび図6bが示す様に、摩耗ピン251の2つの端部における挿入可能なコネクタ25'および25"は、相互に対して90°回転して配置かつ配向される。
【符号の説明】
【0020】
I 出力用下側ロール
II 中央下側ロール
III 入力用下側ロール
S 牽伸機構
1、2、3、4 上側ロール
16a、16b ローラ軸受/取付け要素
18a、18b 固定用突出部
21 清浄化用唇部材/クリーニングバー
211 バー
251、252 摩耗ピン
25'、25" 挿入可能なコネクタ
261、262 垂直孔
27' 凹所
271、272 固定要素
【技術分野】
【0001】
本発明は、牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
公知のデバイス(特許文献1)においては、自身の各端部にて圧力ロッド上に取付けられたクリーニングバー(清浄化用唇部材[cleaner lip])が配備され、且つ、上記圧力ロッドは上記クリーニングバーに対する取付け要素を有している。上記クリーニングバーは、動作の間において該クリーニングバーが連続的に清浄化する上側ローラ上に位置している。上記上側ローラの回転、および、該上側ローラの外側面に対する連続的に変化する接触の結果として、静止的である上記クリーニングバーの不動領域であって接触を行うという不動領域は、連続的な摩耗に委ねられる。上記クリーニングバーは当該機械においてひとつの位置にのみ設置されることから、清浄化用本体の周縁部においては、摩耗されたまさにひとつの縁部が形成される。この実質的に線形状、または、ライン状である接触は、摩耗が大きくなるにつれて、更に広幅となり且つ幾分か平面的となることから、上記クリーニングバーの清浄化作用が損なわれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】ドイツ特許公開公報DE10 347 192A号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
故に、本発明の基礎となる課題は、冒頭にて記述された種類のデバイスであって、言及された不都合を回避すると共に、特に、構成に関して簡素な手段により、構成要素と対応要素との間の耐摩耗的な接触を許容し、結果として、摩耗する構成要素部材の最適な有効性を可能にするというデバイスを提供するに在る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は、請求項1の特徴部分の特徴により解決される。
すなわち、1番目の発明によれば、牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスにおいて、上記摩耗構成要素(21、211;251、252)は軸心回りに回転可能な構成要素部材の形態であり、上記摩耗に関し、上記構成要素(21、211;251、252)の所定の非摩耗接触領域を、対応要素(1、2、3、4;18a、18b)と対向させて所定位置に設定することが可能であることを特徴とする、デバイスが提供される。
【0006】
上記摩耗する構成要素部材が軸心回りに回転可能であるという事実に依れば、構成に関して簡素な手段により、同一の構成要素部材上に複数の摩耗領域を配備することが可能とされる。好適には、該手段により、上記構成要素部材の摩耗された領域は対応要素との接触から外されると同時に、それに対しては非摩耗領域が接触される。特に好適には、上記構成要素部材は、故に上記非摩耗領域は、上記設定された位置において所定位置に繋止される。
【0007】
請求項2乃至14は、本発明の好適な発展例を包含する。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記接触領域は実質的に縁部状もしくは線形状の形態である。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、所定位置に設定され得る前記摩耗の無い(非摩耗の)接触領域は所定位置に固定され得る。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は所定位置に繋止され得る。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、丸形の断面を有する。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記断面は円形である。
7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、耐摩耗性材料、特に鋼鉄で作成される。
8番目の発明によれば、1番目から7番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は硬化鋼で作成される。
9番目の発明によれば、1番目から8番目のいずれかの発明において、前記構成要素部材は、その表面にて耐摩耗性である。
10番目の発明によれば、1番目から9番目のいずれかの発明において、前記摩耗する構成要素部材は上側ロールに対するクリーニングバー(清浄化用唇部材)である。
11番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの発明において、前記摩耗する構成要素部材は、牽伸機構のブロックもしくはホルダにおける摩耗ピンである。
12番目の発明によれば、1番目から11番目のいずれかの発明において、前記清浄化用唇部材および/または摩耗ピンは、少なくとも一端において、凹所による形状式接続で対応要素と繋止係合する縁部状の挿入可能なコネクタとして構成される。
13番目の発明によれば、1番目から12番目のいずれかの発明において、前記摩耗ピンは、下側および/または上側ロールに対する前記取付け要素における円筒状孔内に配置される。
14番目の発明によれば、1番目から13番目のいずれかの発明において、前記摩耗ピンは前記孔内において、第1位置に対して軸心回りに回転され且つ180°だけ倒立して反転された第2位置に配置され得る。
【0008】
本発明は、図面中に示された好適実施例に関して以下に相当に詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るデバイスに対する練篠フレームの牽伸機構の概略的側面図である。
【図2a】図1における断面I-Iに従い加圧アームを繋止解除/開き(上方枢動)位置で示す図である。
【図2b】下側ロールに対する、突出部を有する取付け要素を示す図である。
【図3】清浄化用唇部材を有する加圧アーム、および、両端部にて取付け要素内に取付けられた上側ロールの斜視図である。
【図4a】本発明に係る清浄化用唇部材の分解図である。
【図4b】六角形の挿入可能なコネクタを有する清浄化用唇部材の端部領域を示す図である。
【図4c】六角形ソケットを有する取付け要素への接続関係を示す図である。
【図5a】下側ロールの端部領域に対し、取入れられた2本の摩耗ピンと、関連付けられた繋止要素とを有する取付け要素を示す図である。
【図5b】図5aに係る取付け要素の部分的領域の破断分解図である。
【図6a】摩耗ピンを、第1位置で示す図である。
【図6b】摩耗ピンを、倒立して回転された第2位置で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、たとえばTruetzschler TD 08練篠フレームなどの牽伸機構Sを示している。牽伸機構Sはフォー・オーバー・スリー牽伸機構として構成され、すなわち該機構は、3個の下側ロールI、II、III(Iは出力下側ロール、IIは中央下側ロール、IIIは入力下側ロール)と、4個の上側ロール1、2、3、4とから成る。牽伸機構Sにおいては、複数本の繊維スライバから成る繊維束5の牽伸が実施される。牽伸操作は、予備牽伸操作および主要牽伸操作から構成される。ロール対4/IIIおよび3/IIは予備牽伸区域を形成し、ロール対3/IIおよび1、2/Iは主要牽伸区域を形成する。出力下側ロールIは(不図示の)主要モータにより駆動されることから、吐出速度を決定する。入力および中央下側ロールIIIおよびIIは、(不図示の)調整モータにより駆動される。上側ロール1乃至4は、枢動軸受(図2a参照)の回りで枢動可能な加圧アーム11a乃至11dであって、その故に摩擦係合により駆動されるという加圧アーム11a乃至11dにおける加圧要素91乃至94(加重デバイス)により下側ロールI、II、IIIに対して加圧される。ロールI、II、III;1、2、3、4の回転方向は、湾曲矢印により表される。複数本のスライバから成る繊維束5は、方向Aに進行する。下側ロールI、II、IIIは、機械フレーム17上に配置されたローラ軸受16a、16b(図2a参照)に取付けられる。上側ロール1、2、3、4は、保持要素13a、13b内に取付けられる(図2a参照)。
【0011】
図2aに依ると、上側ロール4は、門形フレーム状の加圧アーム11aであって、2つの側部空気圧シリンダ9a1および9a2(加圧要素)と、共通支持要素12aと、2つの保持要素13aおよび13bと、2つの中間要素14a1および14a2とから成るという加圧アーム11aと組み合わされる。加圧アーム11aは、ローラ軸受16a上に取付けられた枢動軸受10の回りで上側ロール4と共に上方に枢動される。側面視にて見られる保持要素13aおよび13bは角度付き(直角とされた)構成であり、保持要素13a1の一方の角度付きアームは、その自由端部の領域において枢動軸受10上に枢動的に取付けられる。保持要素13bの角度付きアームは、その自由端部の領域において(不図示の)繋止デバイスの一部を有し、該繋止デバイスの閉じ用捕捉体は、上記機械フレーム上で固定位置に取付けられたボルトに対して係合および離脱される様に配置される。加圧アーム11aは繋止解除/開き位置で示される。参照番号21は清浄化用唇部材を表している。
【0012】
図3に依ると、上側ロール4は、門形フレーム状の加圧アーム11aと組み合わされる。(上側ロール1〜3に対しては、不図示の対応加圧アーム11が組み合わされる。)加圧アーム11aは、ガラス繊維強化プラスチック材料から射出成形により作成されたハウジングの形態で構成される。該ハウジングは一体的な構成要素であり、該構成要素はユニットの形態で構成されると共に、該構成要素は、支持要素12と、加圧要素9a1および9a2(加圧シリンダ)の2つの本体と、2個の中間要素14aおよび14bと、2個の保持要素13aおよび13bとを備えて成る。清浄化用唇部材21は、作動中には上側ロール4の頂部上に位置し、ワイパとして作用する。その2つの端部にて清浄化用唇部材21は、たとえば該清浄化用唇部材21上にネジ止めされるフォーク部材23a、23bを有している。フォーク部材23a、23bは、清浄化用ロール21が上記上側ロールにおける振動を励起することを阻止するために、振動減衰プラスチック材料で作成される。ピストン・ロッド19a、19b上の配置構成によれば、上側ロール4に対する清浄化用唇部材21の正確な位置決めが助長される、と言うのも、上側ロール4の案内およびピストン・ロッド19a、19bの位置決めが加圧アーム11aにより確実とされるからである。
【0013】
フォーク部材23a、23bは夫々、ピストン・ロッド19aおよび19b上に夫々取付けられた例えば2個のO-リング20aおよび20bなどの2個の弾性要素上に位置している。結果として、清浄化用唇部材21は、たとえばピストン・ロッド19a、19bから脱落することが阻止される。取り外しの目的で、清浄化用唇部材21は、上記フォーク部材を上記弾性要素の上方として、側方から引き抜かれることのみが必要である。清浄化用唇部材21の設置は、逆順で実施される。フォーク部材23a、23bは夫々、重力の下で、O-リング20aおよび20b上に位置し得る。好適には、フォーク部材23a、23bと圧力ロッド19a、19bとの間には遊びが在る。
【0014】
清浄化用唇部材21は、円形の断面のバー211の形態である。バー211の端部の各々において、一体的な六角形の挿入可能なコネクタ212、213(図4b参照)が配備される。図4aにおいては213が視認され得るが、六角形の挿入可能なコネクタ212はフォーク部材23a内に挿入されている。挿入可能なコネクタ212および213の各々に対しては、フォーク部材23aおよび23bが夫々組み合わされる。フォーク部材23aおよび23bの各々は、六角形ソケット232および233を夫々有し、該ソケット内へと、挿入可能なコネクタ212および213が形状式接続で夫々挿入される。挿入の後、フォーク部材23a、23bは夫々、ネジ24aおよび24bを用いて清浄化用唇部材21に対して固定される。
【0015】
作動中に清浄化用唇部材21の表面領域が上側ロール4との摩擦係合の結果として摩耗され、結果として清浄化作用が損なわれたとき、クリーニングバー21は抜き取られると共に固定ネジ24a、24bは取り外され;フォーク部材23a、23bは挿入可能なコネクタ212および213から夫々引き離され;且つ、クリーニングバー21は軸心回りに一段階分だけ回転される。次に、逆順にて、フォーク部材23a、23bは挿入可能なコネクタ212および213上に夫々押し戻され、固定ネジ24a、24bは締め付けられ、且つ、クリーニングバー21は再設置される。構成に関して簡素であるこれらの手段により、バー21の所定の非摩耗領域が所定位置に設定かつ繋止される。
【0016】
図5aは、たとえば下側ロールIIIなどの下側ロールの端部領域に対する取付け要素16a(ローラ軸受;牽伸機構のブロックまたはホルダ)であって、挿入された2本の摩耗ピン251、252を有するという取付け要素を示している。摩耗ピン251、252は夫々垂直孔261、262内に形状式接続で配置されると共に(図5bにおける孔261を参照)、それらの外側表面(円筒状部分)の一部分は、孔261、262の壁部領域における開放スロットを通して外方に突出する。
【0017】
各取付け要素16aおよび16bは、相互に平行に配置された突出部161および162を有すると共に、それらの間に中間領域を含み、各々の場合に、取付け部材15a、15b上には下側ロールIIIに対する固定用突出部18a、18bが配備される(図2b参照)。これらの固定用突出部18a、18bは、摩耗ピン251、252に対して摩耗係合する。突出部161および162の各々に対しては、摩耗ピン251、252に対する固定要素271、272が夫々組み合わされる。固定要素271、272は夫々、ネジ281および282を用いて突出部161および162に対して固定される。図6aが示す様に、各摩耗ピン251はその2つの端部の各々にて、固定要素271における凹所27'に形状式接続で係合する挿入可能なコネクタ25'、25"を有している。この例の場合、挿入可能なコネクタ25'は、摩耗ピン251上に相互に平行に配置された2個の切削除去部分から成り、且つ、凹所27'は、固定要素271内に配備された矩形断面の溝から成る。
【0018】
孔261においてスロットから外方に突出する円筒状の外側表面が作動中に摩耗されたとき、摩耗ピン251は、固定要素271の取り外しの後、孔261から引き抜かれ、軸心回りに90°回転され、180°だけ倒立すべく反転され、その位置においてそれは、孔261内に再挿入されて繋止される。結果として、摩耗ピン251の非摩耗領域が上記スロットから外方に突出する。
【0019】
図6aおよび図6bが示す様に、摩耗ピン251の2つの端部における挿入可能なコネクタ25'および25"は、相互に対して90°回転して配置かつ配向される。
【符号の説明】
【0020】
I 出力用下側ロール
II 中央下側ロール
III 入力用下側ロール
S 牽伸機構
1、2、3、4 上側ロール
16a、16b ローラ軸受/取付け要素
18a、18b 固定用突出部
21 清浄化用唇部材/クリーニングバー
211 バー
251、252 摩耗ピン
25'、25" 挿入可能なコネクタ
261、262 垂直孔
27' 凹所
271、272 固定要素
【特許請求の範囲】
【請求項1】
牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスにおいて、
上記摩耗構成要素(21、211;251、252)は軸心回りに回転可能な構成要素部材の形態であり、
上記摩耗に関し、上記構成要素(21、211;251、252)の所定の非摩耗接触領域を、対応要素(1、2、3、4;18a、18b)と対向させて所定位置に設定することが可能であることを特徴とする、デバイス。
【請求項2】
前記接触領域は実質的に縁部状もしくは線形状の形態であることを特徴とする、請求項1記載のデバイス。
【請求項3】
所定位置に設定され得る前記摩耗の無い(非摩耗の)接触領域は所定位置に固定され得ることを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記構成要素部材は所定位置に繋止され得ることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、丸形の断面を有することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記断面は円形であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、耐摩耗性材料、特に鋼鉄で作成されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記構成要素部材は硬化鋼で作成されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記構成要素部材は、その表面にて耐摩耗性であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記摩耗する構成要素部材は上側ロールに対するクリーニングバー(清浄化用唇部材)であることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項11】
前記摩耗する構成要素部材は、牽伸機構のブロックもしくはホルダにおける摩耗ピンであることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記清浄化用唇部材および/または摩耗ピンは、少なくとも一端において、凹所による形状式接続で対応要素と繋止係合する縁部状の挿入可能なコネクタとして構成されることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記摩耗ピンは、下側および/または上側ロールに対する前記取付け要素における円筒状孔内に配置されることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項14】
前記摩耗ピンは前記孔内において、第1位置に対して軸心回りに回転され且つ180°だけ倒立して反転された第2位置に配置され得ることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項1】
牽伸機構と、各下側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分と、各上側ロールが取付け要素に取付けられた牽伸機構下側部分とを有する、特に練篠フレーム、カード機、コーミング機などの紡績前処理機であって、可動対応要素と接触係合する少なくともひとつの構成要素であって、その過程で接触領域において摩耗に委ねられるという少なくともひとつの構成要素が配備されるという紡績前処理機上のデバイスにおいて、
上記摩耗構成要素(21、211;251、252)は軸心回りに回転可能な構成要素部材の形態であり、
上記摩耗に関し、上記構成要素(21、211;251、252)の所定の非摩耗接触領域を、対応要素(1、2、3、4;18a、18b)と対向させて所定位置に設定することが可能であることを特徴とする、デバイス。
【請求項2】
前記接触領域は実質的に縁部状もしくは線形状の形態であることを特徴とする、請求項1記載のデバイス。
【請求項3】
所定位置に設定され得る前記摩耗の無い(非摩耗の)接触領域は所定位置に固定され得ることを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記構成要素部材は所定位置に繋止され得ることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、丸形の断面を有することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記断面は円形であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記構成要素部材は、少なくとも部分的に、耐摩耗性材料、特に鋼鉄で作成されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記構成要素部材は硬化鋼で作成されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記構成要素部材は、その表面にて耐摩耗性であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記摩耗する構成要素部材は上側ロールに対するクリーニングバー(清浄化用唇部材)であることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項11】
前記摩耗する構成要素部材は、牽伸機構のブロックもしくはホルダにおける摩耗ピンであることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記清浄化用唇部材および/または摩耗ピンは、少なくとも一端において、凹所による形状式接続で対応要素と繋止係合する縁部状の挿入可能なコネクタとして構成されることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記摩耗ピンは、下側および/または上側ロールに対する前記取付け要素における円筒状孔内に配置されることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項14】
前記摩耗ピンは前記孔内において、第1位置に対して軸心回りに回転され且つ180°だけ倒立して反転された第2位置に配置され得ることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載のデバイス。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5a】
【図5b】
【図6a】
【図6b】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5a】
【図5b】
【図6a】
【図6b】
【公開番号】特開2013−64215(P2013−64215A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−149211(P2012−149211)
【出願日】平成24年7月3日(2012.7.3)
【出願人】(590002323)ツリュツラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト (85)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年7月3日(2012.7.3)
【出願人】(590002323)ツリュツラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト (85)
【Fターム(参考)】
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