説明

狭窄に関連する遺伝的多型、その検出方法および使用

本発明は、狭窄に関連する遺伝子多型の発見に基づく。特に、本発明は、多型を含む核酸分子、このような核酸分子によってコードされる改変タンパク質、多型核酸分子およびタンパク質を検出するための試薬、ならびに核酸分子およびタンパク質を用いる方法、ならびにこれらの検出のための試薬の使用方法に関する。特に、本発明は、ヒトゲノムにおける特定の一塩基多型(SNP)、ならびに狭窄および関係する病理とのそれらの関連に関する。正常個体に対しての、狭窄患者集団における対立遺伝子頻度の違いに基づいて、本明細書において開示される天然に存在するSNPは、診断試薬の設計および治療剤の開発のため、ならびに疾患関連分析および連鎖分析のための標的として、使用され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
狭窄を発生させる変更された危険性を有する個体を同定するための方法であって、該方法が、該個体の核酸において、配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列のいずれか一つに一塩基多型(SNP)を検出する工程を包含し、ここで、該SNPの存在が、該個体における狭窄の変更された危険性と関連する、方法。
【請求項2】
前記変更された危険性が、上昇した危険性である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記個体が、狭窄を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記変更された危険性が、減少した危険性である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記SNPが、表6および7に記載のSNPからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、以下:対立遺伝子特異的プローブハイブリダイゼーション、対立遺伝子特異的プライマー伸長、対立遺伝子特異的増幅、配列決定、5’ヌクレアーゼ消化、分子ビーコンアッセイ、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ、サイズ分析、および一本鎖立体配座多型からなる群より選択されるプロセスにより検出が実施される、方法。
【請求項7】
少なくとも8個の連続したヌクレオチドを含む単離された核酸分子であって、ここで、該ヌクレオチドの一つが、配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列、またはその相補体のいずれか一つより選択される一塩基多型(SNP)である、核酸分子。
【請求項8】
前記SNPが、表3および4に記載のSNPからなる群より選択される、請求項7に記載の単離された核酸分子。
【請求項9】
配列番号285〜568のアミノ酸配列のいずれか一つをコードする、単離された核酸分子。
【請求項10】
配列番号285〜568からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項11】
請求項10に記載のポリペプチド、もしくはその抗原結合フラグメントに特異的に結合する、抗体。
【請求項12】
前記抗体が、モノクローナル抗体である、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
増幅されたポリヌクレオチドであって、該増幅されたポリヌクレオチドが、配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列またはその相補体のいずれか一つより選択される一塩基多型(SNP)を含み、ここで、該増幅されたポリヌクレオチドが、約16ヌクレオチドと約1,000ヌクレオチドとの間の長さである、ポリヌクレオチド。
【請求項14】
請求項13に記載の増幅されたポリヌクレオチドであって、ここで、前記ヌクレオチド配列が、配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列のいずれか一つを含む、ポリヌクレオチド。
【請求項15】
配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列のいずれか一つの一塩基多型(SNP)を含む核酸分子に、特異的にハイブリダイズする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項16】
8〜70ヌクレオチドの長さである、請求項15に記載のポリヌクレオチド。
【請求項17】
対立遺伝子特異的プローブである、請求項15に記載のポリヌクレオチド。
【請求項18】
対立遺伝子特異的プライマーである、請求項15に記載のポリヌクレオチド。
【請求項19】
請求項15に記載のポリヌクレオチドであって、該ポリヌクレオチドが、表5(配列番号26,131〜26,415)に記載のプライマー配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
【請求項20】
核酸中の一塩基多型(SNP)を検出するためのキットであって、該キットが、請求項15のポリヌクレオチド、緩衝剤、および酵素を備える、キット。
【請求項21】
核酸分子中の一塩基多型(SNP)を検出するための方法であって、該方法が、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列のいずれか一つにおいてSNPに特異的にハイブリダイズする試薬と、試験サンプルとを接触させる工程;ならびにハイブリダイズした二重鎖の形成を検出する工程を包含する、方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、以下:対立遺伝子特異的プローブハイブリダイゼーション、対立遺伝子特異的プライマー伸長、対立遺伝子特異的増幅、配列決定、5’ヌクレアーゼ消化、分子ビーコンアッセイ、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ、サイズ分析、および一本鎖立体配座多型からなる群より選択されるプロセスにより検出が実施される、方法。
【請求項23】
改変ポリペプチドを検出するための方法であって、該方法が、試験サンプル中の配列番号1〜284および569〜26,130のヌクレオチド配列のいずれか一つにおける一塩基多型(SNP)によりコードされる改変ポリペプチドと、試薬とを接触させる工程、および該試薬の該ポリペプチドへの結合を検出する工程を包含する、方法。
【請求項24】
狭窄を治療的もしくは予防的に処置するのに有用な薬剤を同定するための方法であって、該方法が、候補薬剤に請求項10に記載のポリペプチドを、該ポリペプチドと該候補薬剤との間に結合複合体を形成させるために適切な条件下で接触させる工程、ならびに該結合複合体の形成を検出する工程を包含し、ここで、該複合体の存在が、該薬剤を同定する、方法。

【図1】
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【公表番号】特表2009−519001(P2009−519001A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−510048(P2005−510048)
【出願日】平成15年12月22日(2003.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2003/040977
【国際公開番号】WO2004/058990
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【出願人】(503306478)アプレラ コーポレイション (4)
【Fターム(参考)】