説明

環式基で置換された含窒素複素環誘導体を含有する鎮痛剤

【課題】鎮痛効果を有する化合物を提供する。
【解決手段】


(式中、ZはNまたはCRであり、Aは置換基を有していてもよい含窒素芳香族単環式基または置換基を有していてもよい含窒素芳香族縮合環式基等であり、Aはそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族炭化水素環式基または芳香族複素環式基であり、R、R、R、R、RおよびRは各々独立して水素、ヒドロキシ等であり、wは2または3であり、tは1または2であり、Xは−(CR)m−、−CO(CR)n−、−CONR(CR)n−等であり、mは1〜4の整数であり、nは0〜4の整数であり、RおよびRは各々独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ等であり、Rは各々独立して水素または低級アルキルである)で示される化合物もしくはその製薬上許容される塩またはそれらの溶媒和物を含有する鎮痛剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


(式中、
ZはNまたはCRであり、
は置換基を有していてもよい含窒素芳香族単環式基または置換基を有していてもよい含窒素芳香族縮合環式基であり、
該含窒素芳香族単環式基もしくは含窒素芳香族縮合環式基は以下の条件:
i) 保護されていてもよいヒドロキシ、保護されていてもよいアミノおよび置換されていてもよいアミノオキシから選択される少なくとも1個の基を有する
または
ii) 環内に−NH−を含有する
の少なくとも一方を満たすものであり、
は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素環式基または置換基を有していてもよい芳香族複素環式基であり、
およびRは各々独立して水素、ヒドロキシまたは低級アルキルであり、RおよびRは一緒になって単結合を形成していてもよく、
、R、RおよびRは各々独立して水素または低級アルキルであり、複数のR、複数のR、複数のRまたは複数のRが存在するときは、それぞれが異なっていてもよく、
wは2または3であり、tは1または2であり、
Xは
−(CR)m−、
−CONR(CR)n−、
−NRCONR(CR)n−、
−C(=N−OR)(CR)n−、
−(CR)rO(CR)n−、
−(CR)rS(CR)n−、
−(CR)rSO(CR)n−、
−(CR)rSO(CR)n−、
−CR=N−O(CR)n−、
−C(=O)O(CR)n−、
−(CR)mC(=N−OR)−、
−CH(OR)(CR)n−、
−(CR)mCH(OR)−、
−NRCOCO(CR)n−、
−(CR)mNRCOCO−、
−COCONR(CR)n−、
−NRCOCH(OR)(CR)n−、
−CH(OR)(CR)nNRCO−、
−NR(CR)mCO−、
−A−(CR)n−、
−(CR)m−A−、
−A−CR10=CR11(CR)n−、
−CR10=CR11(CR)n−A−、
−A−NR(CR)n−、
−(CR)nNR−A−または
−NR(CR)m−A−であり、
ZがCRのときは
−CONR(CR)m−NR−、
−(CR)mCONR−、
−(CR)mNRCONR−、
−CO(CR)mNR−、
−A−(CR)mNR−でもよく、
mは1〜4の整数であり、nおよびrは0〜4の整数であり、
は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素環式基、置換基を有していてもよい芳香族複素環式基または置換基を有していてもよい非芳香族複素環式基であり、
およびRは各々独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換基を有していてもよい低級アルキルまたは置換基を有していてもよい低級アルコキシであり、RおよびRが各々複数個存在する場合には各々異なっていてもよく、
、R、R、R、R、R10およびR11は各々独立して水素または低級アルキルであり、
mまたはnが1以上であるとき、Rは、Rが結合する炭素原子と隣接するCR上のRと一緒になって単結合を形成してもよい)
で示される化合物もしくはその製薬上許容される塩またはそれらの溶媒和物を含有する鎮痛剤。
【請求項2】
wが2または3であり、tが1である、請求項1記載の鎮痛剤。
【請求項3】
Xが−(CR)m−、−CONR(CR)n−、−(CR)mCONR−、−NRCONR(CR)n−、−C(=N−OR)(CR)n−、−CH(OR)(CR)n−、−NRCOCO(CR)n−、−NRCOCH(OR)(CR)n−、−A−(CR)n−、−A−CR10=CR11(CR)n−、−NR(CR)mCO−または−A−(CR)nNR−である、請求項1または2記載の鎮痛剤。
【請求項4】
が少なくともヒドロキシで置換されたピリジル、少なくともヒドロキシで置換されたキノリル、少なくともヒドロキシで置換されたベンズオキサゾリル、少なくともヒドロキシで置換されたベンズイミダゾリル、少なくとも保護されていてもよいアミノで置換されたピリジル、−NH−以外の環構成原子が置換されていてもよいイミダゾリル、−NH−以外の環構成原子が置換されていてもよいピロリル、−NH−以外の環構成原子が置換されていてもよいピラゾリル、−NH−以外の環構成原子が置換されていてもよいベンズピラゾリル、−NH−以外の環構成原子が置換されていてもよいベンズイミダゾリルまたは−NH−以外の環構成原子が置換されていてもよいインドリルである、請求項1〜3のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項5】

【化2】


で示される基である、請求項1〜3のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項6】
Xが−CONH(CHR)n−、−NHCONH(CHR)n−または−NHCOCO(CHR)n−である、請求項1〜5のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項7】
Xが−CO(CHR−、−CONHCHR−、−CONH(CHR−、−NHCOCHR−、−NHCO(CHR−、−NHCONH−、−NHCOCO−または−NHCHCO−である、請求項1〜5のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項8】
ZがCRであり、RおよびRが各々独立して水素またはヒドロキシであるか、RおよびRが一緒になって単結合を形成するか、mまたはnが1以上のとき、RはRが結合する炭素原子と隣接するCR上のRと一緒になって単結合を形成する、請求項1〜7のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項9】
ZがNである、請求項1〜7のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項10】
が、それぞれハロゲン、シアノ、低級アルキル、ハロゲノ低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲノ低級アルコキシから選択される1以上の基で置換されていてもよいフェニルまたはピリジルである、請求項1〜9のいずれかに記載の鎮痛剤。
【請求項11】
がパラ置換フェニル、メタ、パラジ置換フェニルまたはメタ、パラトリ置換フェニルである、請求項1〜10のいずれかに記載の鎮痛剤。

【公開番号】特開2009−67784(P2009−67784A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−210289(P2008−210289)
【出願日】平成20年8月19日(2008.8.19)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】