説明

生体情報処理装置

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脈波を検出して被検者の血管推定年齢を算出可能な生体情報処理装置及び生体情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の健康志向に伴って各自の健康管理に注目が集まってきており、例えば従来は体重を計測するのみであったものが、体脂肪率も測定して表示する体重計などが登場してきているのが現状である。
【0003】同様に健康管理のために循環器系の機能を把握したいとの要求が高まってきており、電子血圧計により最高血圧と最低血圧を測定するのみではなく、さらに血液循環機能を把握したい要求がでてきている。
【0004】血液循環機能を簡単に把握する方法の一つとして、脈波を測定して血流の機能状態を調べる方法が知られている。即ち、脈波が測定箇所の血管を流れる血液量の増減を表わしていることより血液循環の機能を示している点に着目した方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の脈波を用いた血液循環の機能の測定では、脈波の特徴を抽出して、被検者より測定した脈波がどのような特徴を有しているかを分類し、分類結果を知らせるものであった。この従来の装置では、分類結果で知ることができるのは、自己の脈波が属する分類が高い機能を有する脈波に分類されるか、それほど高くない機能に分類されているか等であり、非常に漠然としたものであった。
【0006】この結果は、上記の体重の例であれば、標準体重であるか、太っているか、あるいは痩せているかといったことが知らされるに過ぎないものであり、例え被検者の年齢を入力したとしても、年齢に比較して機能が高いか低いかを知ることができるに過ぎなかった。
【0007】このため、正確な血液循環機能の測定が望まれていた。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は上述の課題を解決することを目的としてなされたもので、正確な血液循環機能の測定が可能な生体情報処理装置及び生体情報処理方法を提供することを目的とする。係る目的を達成する一手段として、例えば以下の構成を備える。
【0009】即ち、被検者の脈波を検出する脈波検出手段と、前記脈波検出手段で検出した脈波の特性を検出する特性検出手段と、前記特性検出手段で検出した脈波の特性より被検者の血管加齢指数を生成する生成手段と、前記生成手段で生成した血管加齢指数と年齢の回帰式から血管推定年齢を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
【0010】そして例えば、前記特性検出手段は、前記脈波検出手段で検出した脈波より少なくとも2つの特徴点を検出して検出特徴点を比較して脈波の特性を検出することを特徴とする。
【0011】又例えば、前記脈波検出手段は、脈波検出手段で検出した脈波に対し2回微分して対応する加速度脈波を生成し、生成した加速度脈波の所定の極大点と極小点を特徴点とすることを特徴とする。
【0012】さらに例えば、前記生成手段は、加速度脈波の特徴点の波高値を求め2番目の特徴点の波高値より3番目以降の特徴点の波高値を減算し、減算結果を最初の特徴点の波高値で除算して被検者の血管加齢指数を生成することを特徴とする。
【0013】又例えば、前記算出手段で用いる回帰式は、所定の年代の健常者の標準加速度脈波より生成した血管加齢指数と実際の年齢との関係を調べて得たものであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。以下の説明は、生体情報処理装置として脈波センサで脈波を検出し、検出した脈波より検出した脈波の特性を検出して、検出した脈波の特性より被検者の血管加齢指数を生成し、生成した血管加齢指数と年齢の回帰式から血管推定年齢を算出する装置について説明する。
【0015】図1は本発明に係る一発明の実施の形態例の血管年齢を測定表示可能な生体情報処理装置のブロック構成図である。
【0016】図1において、1は被検者の脈波を検出する脈波センサ、2は脈波センサで検出されたアナログ脈波信号を増幅する増幅回路、3は増幅回路3で増幅された脈波信号よりノイズ成分を除去するフィルタ回路、4はフィルタ回路3よりのノイズ成分の除去されたアナログ脈波信号を対応するデジタル脈波信号に変換するアナログ−デジタル変換回路(A/D変換回路)である。
【0017】また、5は例えばROM6に格納されている制御手順等に従って本実施の形態例装置全体の制御を司るCPU、6は上述したCPU5の制御手順を記憶すると共に、後述する加速度脈波加齢指数と年齢の回帰式を記憶するROM、7は測定生体情報などを一時記憶可能なRAMである。
【0018】なお、このRAM7は、半導体メモリ素子で構成しても、磁気ディスクで構成してもよく、さらに光磁気ディスク等任意の記憶媒体に記憶させるものであっても、対導体素子のRAMと交換可能な記憶媒体経の記憶とを組み合わせたものであってもよい。大容量の交換可能な記憶媒体に記憶するRAMを含む場合には、多数の測定結果を記憶させるデータの格納に使用することも可能となる。
【0019】さらに、8はCPU6の制御に従って増幅回路2、フィルタ回路3、A/D変換回路4を制御する制御回路である。9は操作部であり、表示部10、記録部11よりの出力内容の切換指示を含む各種の動作指示を指示入力可能に構成されている。また、10は装置の動作結果や動作指示入力ガイダンスなどを表示する表示部、11は装置の動作結果などを印刷出力する記録部である。
【0020】図1に示す脈波センサ1は、被検者の脈波を検出可能なものであれば種々の構成とできるが、本実施の形態例においては血管年齢を検出するのに適した方式として容積脈波(PTG)を検出することとしている。そして、細動脈網が密に発達している指尖爪床部の容積脈波を検出する指尖容積脈波センサを採用することとしている。これは、細動脈管の内圧、口径、弾性の変化に応じて波形が変化するためである。
【0021】具体的には指尖容積脈波を検出するために光容積脈波センサを採用し、例えば半導体発光素子(LED)より発光させた光を指尖爪床部に照射して指尖爪床部を透過した光を反対側に配設した受光素子で受光して指尖容積脈波を検出するようにすればよい。
【0022】本実施の形態例における手の指尖爪床部の指尖容積脈波を検出する脈波センサ1の例を図2を参照して説明する。図2は本実施の形態例の指尖爪床部の指尖容積脈波を検出する脈波センサの断面構造を示す図である。
【0023】図2において、1は手乗せケース、2はコード押え、3は指尖爪部が挿入可能な開口部3Aを有する上センサケース、4は底蓋であり、これらはいずれもABS樹脂で形成されている。5は上センサケース3を所定の弾性力で手乗せケース1方向に圧接しているスプリング、6はスプリング止めである。
【0024】7はLEDゴムケースであり、負荷の無い状態では図2の形状に維持され、LED部に指尖爪部が挿入されると、ゴムの弾性力で変形し、ゴムの弾性力でLED部を指尖爪部に圧接した状態に維持する。8はLED9周囲をカバーするシリコンゴム製のLEDゴムカバーである。9は半導体発光素子(LED)であり、本実施の形態例においては、GaAlAsのLEDチップで構成され、例えば、600nm〜950nmの波長で発光する。また、10はポリカーボネイト製のLEDカバーである。11はLED9が実装されたLED基板である。
【0025】更に、12はABS樹脂製の受光素子ケースであり、指尖爪床部が納まるように指尖腹部形状に成形されている。13はシリコンゴム製の受光素子ゴムカバー、14は受光素子15が実装された受光素子基板、15はフォトダイオードで構成された受光素子である。
【0026】16はハウジング付の接続ケーブルであり、増幅回路2に接続されている。17は底蓋4を載置される台上に固定するゴム足、18はアルミ箔製のネーマー、19はLED9に駆動電力を供給するコード、20はコードが貫通されるチューブである。また、21は受光素子15に接続されているコードである。
【0027】以上の構成を備える脈波センサを使用して脈波を測定する際には、手を心臓とほぼ同じくらいの高さに置き、例えば人差し指の先端を図2に示す開口部3Aより受光素子ケース12に沿ってLEDゴムケース7を押し上げるようにセンサ内に挿入し、受光素子ケース12の奥にあたるように入れれば良い。
【0028】そして、LED9を駆動して発光させ、指尖爪床部を透過した光を受光素子15で受光すればよい。図2の例では、指の上部より光を照射したが、指の下面より光を照射する構造であってもよい。
【0029】図2に示す脈波センサは、手の指尖爪床部の脈波を測定するものであったが、この測定は手の指に限定されるものではなく、足の指であっても同様に測定することができる。足の指の指尖爪床部の脈波を測定する脈波センサの例を図3に示す。図3に示す脈波センサは、足の例えば親指をクリップ部ではさみ込んで測定する。図3は本実施の形態例の足の指尖爪床部の指尖容積脈波を検出する脈波センサの断面構造を示す図である。
【0030】図3において、31はABS樹脂製の下センサカバー、32はABS樹脂製の上カバー、33はABS樹脂製の上センサカバー、35は上センサカバー33を所定の弾性力で下センサカバー31方向に圧接しているスプリング、36はABS樹脂製の下カバーである。
【0031】37はLEDゴムケースであり、負荷の無い状態では図3の形状に維持され、足の例えば親指指尖爪部を上下センサカバー31、33間に挟むことによりゴムの弾性力で変形し、ゴムの弾性力でLED部を指尖爪部に圧接した状態に維持する。38はLED39周囲をカバーするシリコンゴム製のLEDゴムカバーである。39は図2に示すLED9と同様の半導体発光素子(LED)である。40はポリカーボネイト製のLEDカバーである。41はLED39が実装されたLED基板である。42はABS樹脂製の受光素子ケースであり、指尖爪床部が納まるように指尖腹部形状に成形されている。
【0032】43はシリコンゴム製の受光素子ゴムカバー、44は受光素子55が実装された受光素子基板、45はフォトダイオードで構成された受光素子である。46はハウジング付の接続ケーブルであり、増幅回路2に接続されている。48はLED39に駆動電力を供給するコード、49は受光素子45に接続されているコードである。
【0033】以上の構成を備える脈波センサを使用して脈波を測定する際には、被検者をベッドに寝かせた状態で上センサカバー33のクリップ部分33Aをスプリング35の弾性力に抗して押し下げ、LEDゴムケース37を広げ、測定部分例えば足の親指の指尖爪部(爪床)にLED39があたるようにして挟めば良い。
【0034】そして、LED39を駆動して発光させ、指尖爪床部を透過した光を受光素子45で受光すればよい。図3の例では指の上部より光を照射したが、指の下面より光を照射する構造であってもよい。
【0035】次に、図2あるいは図3に示す脈波センサにより検出した脈波信号に基づいたCPU5による血管年齢の測定処理を図4を参照して説明する。
【0036】血管推定年齢を測定しようとする被検者は、まずステップS1において、脈波センサ1を測定部位に装着あるいは測定箇所に測定部位例えば指先を位置決めして測定準備を整える。そして操作部9より血管推定年齢測定開始を指示入力する。
【0037】この測定開始指示入力を受けたCPU5は、ステップS2において、制御回路8を制御して脈波センサ1よりの検出脈波が増幅・フィルタリングされ、A/D変換回路4で対応するデジタル信号に変換されるようにする。そしてA/D変換回路4よりの測定デジタル脈波信号に対してRAM7を使用して微分処理を2回行い、加速度脈波を生成する。
【0038】続いてステップS3においてステップS2で生成した加速度脈波の特性を検出する。具体的には加速度脈波(微分波形)より所定閾値以上の大きさを有する所定の極大点と極小点(波)を特徴点として抽出し、抽出した特徴点の波高値を検出して正規化する処理を行う。即ち、加速度脈波は一般的な波形であれば図5に示す波形となる。そこで本実施の形態例においては、最初の上向きの波をa波、a波に続く下向きの波をb波、次の上向きの波をc波、次の下向きの波をd波、次の上向きの波をe波として、夫々の波の波高を測定する。このとき、基線(鎖線)より上をプラス、下をマイナスとして測定する。
【0039】次にステップS4において、求めた波高値を基にして被検者の加速度脈波加齢指数を算出する。加速度脈波を評価する際において、b〜e波の波高をa波の波高で正規化して(b/a)、(c/a)、(d/a)、(e/a)とすると、夫々のパラメータは加齢と相関関係があることが判明した。即ち、(b/a)は正の相関があり、その他は負の相関がある。そのうち特に(b/a)と(d/a)は相関係数が高い。そこで本実施の形態例では、これら4つのパラメータを含んだ新しい指標として、加速度脈波加齢指数(b−c−d−e)/aを発明した。そこで、ステップS4においてステップS3で求めた被検者の測定脈波の波高値より上記パラメータに従った加速度脈波加齢指数を算出している。
【0040】そして次のステップS5において、ステップS4で算出した被検者の加速度脈波加齢指数より被検者の血管推定年齢を算出する。血管推定年齢は、例えば各年代(20代、30代、40代、50代等の各年代)の健常者の加速度脈波加齢指数と実際の年齢との関係を調べて得た加速度脈波加齢指数と年齢の回帰式を用いて被検者の加速度脈波加齢指数からこの血管推定年齢を算出することにより行う。
【0041】本実施の形態例においては、図6に示す縦軸にこの指数値、横軸に求める血管推定年齢を配した回帰式を用いて血管年齢の推定を行う。例えば、被検者の加速度脈波加齢指数を求めて図6に示す回帰式にあてはめることにより直接血管推定年齢が算出できる。なお、この回帰式はROM6に予め格納されていることが望ましく、各指数値を入力して血管推定年齢が出力されるテーブル形式のものであってもよい。
【0042】そして最後にステップS6においてこのようにして算出して血管推定年令を表示部10の表示画面に表示する。あるいは、必要に応じて記録部11より印刷出力する。なお、操作部9の操作指示により測定結果をRAM7に登録するように指示されている場合には、判明している被検者情報ととも測定結果をRAM7に登録する。
【0043】以上説明したように本実施の形態例によれば、被検者の血液循環の機能を正確に把握することができ、測定結果として詳細な血管推定年令を算出することができる。このため、繁雑な被検者情報の入力なしに(被検者の年齢等を指示入力することなく)正確な血液循環機能を測定、認識させることができる。
【0044】この結果、血液循環から見た健康状態のチェックや適切な健康管理が可能となる。
【0045】なお、上述した加速度脈波加齢指数は血液に循環機能と密接な相関関係を有する指数であるため、加速度脈波加齢指数を用いて血管の弾力性の検出をはじめとする各種の血液循環機能測定に適用することが可能である。例えば、動脈硬化の測定、末梢循環状態の測定、末梢動脈網の抗進状態の測定等、種々の血液循環機能測定に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、被検者の血液循環の機能を正確に把握することができ、測定結果として詳細な血管推定年令を算出することができる。
【0047】このため、予め被検者の年齢等の情報を入力しておけば、血管推定年齢が実際の年齢よりも高い場合は、その要因(動脈硬化、高血圧など)の判定に役立ち、血液循環から見た健康状態のチェックや適切な健康管理が可能となる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の生体情報処理装置のブロック構成図である。
【図2】本実施の形態例の手の指尖爪床部の指尖容積脈波を検出する脈波センサの断面構造を示す図である。
【図3】本実施の形態例の足の指尖爪床部の指尖容積脈波を検出する脈波センサの断面構造を示す図である。
【図4】本実施の形態例における血管年齢の測定処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態例における加速度脈波の特性検出処理を説明するための図である。
【図6】本実施の形態例の血管推定年齢算出方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 脈波センサ
2 増幅回路
3 フィルタ回路
4 アナログ−デジタル変換回路(A/D変換回路)
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 制御回路
9 操作部
10 表示部
11 記録部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検者の脈波を検出する脈波検出手段と、前記脈波検出手段で検出した脈波の特性を検出する特性検出手段と、前記特性検出手段で検出した脈波の特性より被検者の血管加齢指数を生成する生成手段と、前記生成手段で生成した血管加齢指数と年齢の回帰式から血管推定年齢を算出する算出手段とを備え前記脈波の特性検出は、少なくとも脈波の2つの特定特徴点を検出して検出した特定特徴点の情報に基づいて行なわれることを特徴とする生体情報処理装置。
【請求項2】 前記特性検出手段は、前記脈波検出手段で検出した脈波の少なくとも2つの特徴点を比較して脈波の特性を検出することを特徴とする請求項1記載の生体情報処理装置。
【請求項3】 前記脈波検出手段は、脈波検出手段で検出した脈波に対し2回微分して対応する加速度脈波を生成し、生成した加速度脈波の所定の極大点と極小点を特徴点とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生体情報処理装置。
【請求項4】 加速度脈波より所定閾値以上の大きさを有する所定の極大点と極小点を特徴点として抽出することを特徴とする請求項3記載の生体情報処理装置。
【請求項5】 前記生成手段は、加速度脈波の特徴点の波高値を求め2番目の特徴点の波高値より3番目以降の特徴点の波高値を減算し、減算結果を最初の特徴点の波高値で除算して被検者の血管加齢指数を生成することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の生体情報処理装置。
【請求項6】 前記算出手段で用いる回帰式は、所定の年代の健常者の標準加速度脈波より生成した血管加齢指数と実際の年齢との関係を調べて得たものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の生体情報処理装置。
【請求項7】 更に、前記算出手段の算出血管推定年齢を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の生体情報処理装置。
【請求項8】 脈波検出手段は、指尖爪床部の容量脈波を検出する指尖容量脈波センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の生体情報処理装置。
【請求項9】 前記指尖容量脈波センサは、半導体発光素子より発光させた光を指尖爪床部に照射して指尖爪床部を透過した光を反対側に配設した受光素子で受光して指尖容積脈波を検出するものであることを特徴とする請求項8記載の生体情報処理装置。
【請求項10】 前記指尖容量脈波センサは、手の指尖容積脈波を検出するものであることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の生体情報処理装置。
【請求項11】 前記指尖容量脈波センサは、足の指尖容積脈波を検出するものであることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の記載の生体情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【特許番号】特許第3017474号(P3017474)
【登録日】平成11年12月24日(1999.12.24)
【発行日】平成12年3月6日(2000.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平10−222032
【出願日】平成10年8月5日(1998.8.5)
【公開番号】特開2000−51166(P2000−51166A)
【公開日】平成12年2月22日(2000.2.22)
【審査請求日】平成10年12月2日(1998.12.2)
【出願人】(598105248)
【出願人】(000112602)フクダ電子株式会社 (196)
【参考文献】
【文献】特開 平7−51234(JP,A)
【文献】特開 平3−15439(JP,A)
【文献】特開 昭57−93036(JP,A)
【文献】特開 平2−52635(JP,A)
【文献】特開 平2−55035(JP,A)
【文献】特開 昭63−257528(JP,A)
【文献】特開 平1−238827(JP,A)
【文献】特開 昭62−261336(JP,A)
【文献】特開 昭62−197038(JP,A)