生体情報測定装置
【課題】目標が達成されたことを容易に把握することのできる生体情報測定装置を提供する。
【解決手段】生体情報測定装置である体重体組成計において、生体情報の測定結果を表示する表示部としてセグメント方式の表示部40が設けられ、生体情報に関する目標条件を設定する機能が設けられている。また、体重体組成において、生体情報の測定結果を表示する測定結果表示セグメントとしての数値表示セグメント41B〜41Dと、生体情報の測定結果と目標条件との関係に応じて表示状態が変化する目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eとが表示部40に設けられていることを特徴とする。
【解決手段】生体情報測定装置である体重体組成計において、生体情報の測定結果を表示する表示部としてセグメント方式の表示部40が設けられ、生体情報に関する目標条件を設定する機能が設けられている。また、体重体組成において、生体情報の測定結果を表示する測定結果表示セグメントとしての数値表示セグメント41B〜41Dと、生体情報の測定結果と目標条件との関係に応じて表示状態が変化する目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eとが表示部40に設けられていることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報の測定結果を表示する表示部を備える生体情報測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記生体情報測定装置として、例えば特許文献1に記載の体組成測定機能付き体重計が知られている。この体重計においては、生体情報の測定結果として被測定者の体重および体脂肪率を示す数値が表示部に表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−313019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、測定者は予め定めた体重の目標が達成されているか否かを確認するために体重を測定することがある。この場合には、体重の測定結果とともに目標が達成されているか否かが表示されることにより、測定者の利便性が向上する。なお、特許文献1の体重計では、このような目標に関する表示が行なわれないため、測定者の利便性の点において改善の余地が残されている。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、目標が達成されたことを容易に把握することのできる生体情報測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための手段を以下に記載する。
・本発明の生体情報測定装置は、生体情報の測定結果を表示する表示部を備える生体情報測定装置において、前記表示部としてセグメント方式の表示部が設けられていること、前記生体情報に関する目標条件を設定する機能が設けられていること、ならびに、前記生体情報の測定結果を表示する測定結果表示セグメントと、前記生体情報の測定結果と前記目標条件との関係に応じて表示状態が変化する目標達成表示セグメントとが前記表示部に設けられていることを特徴とする。
【0007】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果表示セグメントと前記表示部の周縁との間に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、複数の前記測定結果表示セグメントが設けられていること、ならびに、前記複数の測定結果表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
【0008】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に補助表示セグメントが設けられていること、ならびに、前記測定結果表示セグメントと前記補助表示セグメントとの間、および前記補助表示セグメントと前記表示部の周縁との間の少なくとも一方に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
【0009】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に複数の補助表示セグメントが設けられていること、ならびに、前記複数の補助表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
【0010】
・この生体情報測定装置においては、先端に向けて先細りの形状となる部分を「先細り部分」として、前記目標達成表示セグメントにおいて中心側の部分から複数の前記先細り部分が放射状に突出していることが好ましい。
【0011】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記目標達成表示セグメントが点滅することが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示状態と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示状態とが互いに異なることが好ましい。
【0012】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示色と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示色とが互いに異なることが好ましい。
【0013】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果と前記目標条件との関係に応じて動作状態が変化する報知部が設けられていることが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が光を出力することが好ましい。
【0014】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が音を出力することが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記目標条件として設定される数値を「目標値」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、以下の(条件1)〜(条件3)のいずれか1つが満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定することが好ましい。
(条件1)前記目標値と前記今回測定値とが等しい
(条件2)前記目標値が前記今回測定値よりも大きい
(条件3)前記目標値が前記今回測定値よりも小さい
・この生体情報測定装置においては、前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」として、この直前測定値が前記目標値として設定されることが好ましい。
【0015】
・この生体情報測定装置においては、前記目標条件として設定される数値の範囲を「目標範囲」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定することが好ましい。
【0016】
・この生体情報測定装置においては、前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」とし、前記目標範囲の上限を規定する値を「上限値」とし、前記目標範囲の下限を規定する値を「下限値」とし、前記今回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記今回測定値と前記上限値との差の絶対値を「今回上限側差分」とし、前記今回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記今回測定値と前記下限値との差の絶対値を「今回下限側差分」とし、前記前回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記前回測定値と前記上限値との差の絶対値を「前回上限側差分」とし、前記前回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記前回測定値と前記下限値との差の絶対値を「前回下限側差分」として、以下の(条件1)および(条件2)のいずれか一方が満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定することが好ましい。
(条件1)前記今回上限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
(条件2)前記今回下限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
・この生体情報測定装置においては、前記(条件1)および前記(条件2)のいずれか一方が満たされる状態を「第1目標達成状態」とし、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれる状態を「第2目標達成状態」として、前記第1目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態と前記第2目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態とが互いに異なることが好ましい。
【0017】
・この生体情報測定装置においては、前記第2目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数が前記第1目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数よりも多いことが好ましい。
【0018】
・この生体情報測定装置においては、前記生体情報として体重および生体インピーダンスの少なくとも一方を測定することが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、目標が達成されたことを容易に把握することのできる生体情報測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態の生体情報測定装置について、(a)は同装置の斜視構造を示す斜視図、(b)は同装置の平面構造を示す平面図。
【図2】同実施形態の生体情報測定装置について、表示部の平面構造を示す平面図。
【図3】同実施形態の生体情報測定装置について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図4】同実施形態の生体情報測定装置について、目標未達成時における測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図5】同実施形態の生体情報測定装置について、第1目標条件が満たされたときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図6】同実施形態の生体情報測定装置について、第1目標条件および第2目標条件が満たされたときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図7】本発明の生体情報測定装置の第1変形例について、目標を達成したときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図8】本発明の生体情報測定装置の第2変形例について、目標を達成したときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図9】本発明の生体情報測定装置の第3変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図10】本発明の生体情報測定装置の第4変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図11】本発明の生体情報測定装置の第5変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図12】本発明の生体情報測定装置の第6変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1を参照して生体情報測定装置である体重体組成計1の全体構成について説明する。
体重体組成計1は、装置本体10、生体情報である体重等を測定するためのロードセル、生体情報である体組成を測定するための測定用電極20、被測定者により操作される操作部30、および生体情報の測定結果を表示する表示部40を備えている。
【0022】
装置本体10は、被測定者が乗る平らな筐体である。装置本体10の内部には、ロードセルおよび電子回路および内部電源である電池が設けられ、装置本体10の上面に、測定用電極20および操作部30および表示部40が設けられている。
【0023】
ロードセルは、装置本体10に乗った被測定者の体重を測定するためのセンサである。ロードセルは、被測定者の体重等を算出するための集積回路を備える電子回路に接続され、被測定者の質量に応じた信号を電子回路に出力する。電子回路においては、ロードセルから入力された信号に基づいて被測定者の体重が算出される。また、電子回路においては、ロードセルを用いて算出された被測定者の体重、および予め設定された被測定者の性別と年齢と身長に基づいて、生体情報であるBMI(Body Mass Index)および基礎代謝が算出される。
【0024】
測定用電極20は、装置本体10に乗った被測定者の生体インピーダンスを測定するためのものであって、4つの電極21〜24により構成されている。第1電極21は、被測定者の右足前側に接触する右足前側用の電極であって、第2電極22は、被測定者の右足後側に接触する右足後側用の電極である。また、第3電極23は、被測定者の左足前側に接触する左足前側用の電極であって、第4電極24は、被測定者の左足後側に接触する左足後側用の電極である。各電極21〜24は、被測定者の体組成等を算出するための集積回路を備える電子回路に接続されている。電子回路においては、各電極21〜24を用いて被測定者の生体インピーダンスが算出される。さらに、算出された生体インピーダンスと、ロードセルを用いて算出された被測定者の体重、および予め設定された被測定者の性別と年齢と身長に基づいて、被測定者の体組成が算出される。体組成としては、内臓脂肪率、体脂肪率、皮下脂肪率、骨量を示す骨レベル、および筋肉量を示す筋肉レベルが算出される。
【0025】
操作部30は、4つの押しボタン31〜34により構成されている。第1押しボタン31は、体重体組成計1の電源の入/切の切り替え等に用いられる押しボタンである。第2押しボタン32は、被測定者の目標体重の設定等に用いられる押しボタンである。第3押しボタン33は、過去の測定結果の表示等に用いられる押しボタンである。第4押しボタン34は、測定結果の表示の切り替え等に用いられる押しボタンである。
【0026】
表示部40は、セグメント方式の液晶ディスプレイにより構成されている。表示部40は、液晶を挟む透明基板40Aを備えている。透明基板40Aには、液晶に電圧を印加するための透明電極がセグメントとして設けられている。
【0027】
図2を参照して、表示部40の具体的構成について説明する。
表示部40には、上記セグメントとして、数値表示セグメント41A〜41D、小数点表示セグメント41E、単位表示セグメント42、測定時期表示セグメント43、測定対象表示セグメント44A,44B、および電池残量表示セグメント45が設けられている。数値表示セグメント41A〜41Dは、生体情報の測定結果を数値として表示する測定結果表示セグメントである。
【0028】
また、これらの他に、測定結果表示セグメント46A〜46D、設定内容表示セグメント47A〜47D、および目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが設けられている。小数点表示セグメント41E、単位表示セグメント42、測定時期表示セグメント43、測定対象表示セグメント44A,44B、電池残量表示セグメント45、設定内容表示セグメント47A〜47Dは、補助的内容を表示する補助表示セグメントである。
【0029】
数値を表示する数値表示セグメント41A〜41Dは、表示部40の中央部に設けられている。数値表示セグメント41Aは、数字の「1」を表示するためのものであって、測定結果や設定内容を数値として表示する。数値表示セグメント41Aの右方には、数値表示セグメント41B,41C,41Dが、この順番で設けられている。数値表示セグメント41B〜41Dは、「1」〜「9」を表示するためのものである。数値表示セグメント41A〜41Dにより、1〜3桁の数値および最上位の桁が「1」である4桁の数値を表示することができる。
【0030】
小数点を表示する小数点表示セグメント41Eは、数値表示セグメント41C,41Dの間に設けられている。小数点表示セグメント41Eは、「.」を表示するためのものである。小数点表示セグメント41Eにより、数値表示セグメント41A〜41Cを整数部とし、数値表示セグメント41Dを小数部として数値を表示することができる。
【0031】
数値の単位を表示する単位表示セグメント42は、表示部40の右側端部、すなわち数値表示セグメント41Dよりも右方に設けられている。単位表示セグメント42は、表示されている測定結果の数値、すなわち測定値の単位を表示するためのものである。具体的には、単位表示セグメント42は、「kcal」、「kcal/日」、「%」、「kg」を表示するためのものである。「kcal」を表示するセグメントは、「kcal/日」を表示するセグメントを兼ねている。
【0032】
測定時期を表示する測定時期表示セグメント43は、表示部40の左前側端部に設けられている。測定時期表示セグメント43は、表示されている測定結果の測定時期を数字および文字により表示するためのものである。具体的には、測定時期表示セグメント43は、「1」〜「19」、「週間前」、「か月前」を表示するためのものである。
【0033】
測定対象を表示する測定対象表示セグメント44Aは、表示部40の左側端部、すなわち数値表示セグメント41Aよりも左方に設けられている。また、測定対象表示セグメント44Bは、表示部40の上側端部であって、数値表示セグメント41A〜41Dよりも前方に設けられている。
【0034】
測定対象表示セグメント44A,44Bは、表示されている測定結果に対応する測定対象を文字として表示するためのものである。具体的には、測定対象表示セグメント44Aは、「体重」、「基礎代謝」を表示するためのものである。測定対象表示セグメント44Bは、「BMI」、「内臓脂肪率」、「体脂肪率」、「皮下脂肪率」、「骨レベル」、「筋肉レベル」を表示するためのものである。「内臓脂肪率」、「体脂肪率」、「皮下脂肪率」を表示するセグメントにおいて、「脂肪率」を表示するセグメントは共用化されている。また、「骨レベル」、「筋肉レベル」を表示するセグメントにおいて、「レベル」を表示するセグメントは共用化されている。
【0035】
内部電源である電池の残量を表示する電池残量表示セグメント45は、表示部40の左後側端部、すなわち、数値表示セグメント41Aよりも左方に設けられている。電池残量表示セグメント45は、電池残量が少ないことを示す図形を表示するためのものである。
【0036】
測定結果を図形により表示する測定結果表示セグメント46Aは、表示部40の後側端部、すなわち、数値表示セグメント41A〜41Dよりも後方に設けられている。測定結果表示セグメント46Aは、BMIの測定結果を表示するものであって、左右方向に直線上に並んだ複数のセグメントにより構成されている。測定結果は、測定結果表示セグメント46Aを構成するセグメントのうち、電圧が印加された連なるセグメントの個数により表される。
【0037】
測定結果を文字により表示する測定結果表示セグメント46B〜46Dは、数値表示セグメント41B〜41D内に設けられている。測定結果表示セグメント46B〜46Dは、所定の数値(例えば過去の測定結果を示す数値)に対する測定結果を示す数値の大小を表示するためのものである。具体的には、測定結果表示セグメント46Bは、体重が増加したことを「増」の文字で表示するものであって、測定結果表示セグメント46Cは、体重が減少したことを「減」の文字で表示するものである。また、測定結果表示セグメント46Dは、体重が変化しなかったことを「無」の文字で表示するものである。
【0038】
被測定者により設定される設定内容を表示する設定内容表示セグメント47A,47Bは、数値表示セグメント41B,41C内に設けられている。設定内容表示セグメント47A,47Bは、設定された被測定者の性別を表示するためのものである。具体的には、設定内容表示セグメント47Aは、「男」の文字で表示するものであって、設定内容表示セグメント47Bは、「女」の文字で表示するものである。
【0039】
被測定者により設定される設定内容を表示する設定内容表示セグメント47A,47Bは、数値表示セグメント41B,41C内に設けられている。設定内容表示セグメント47A,47Bは、設定された被測定者の性別を表示するためのものである。具体的には、設定内容表示セグメント47Aは、「男」の文字で表示するものであって、設定内容表示セグメント47Bは、「女」の文字で表示するものである。
【0040】
設定内容表示セグメント47Cは、数値表示セグメント41D内に設けられ、設定内容表示セグメント47Dは、表示部40の右側端部に設けられている。設定内容表示セグメント47C,47Dは、被測定者の年齢および身長が設定される際に、数値の単位を表示する。具体的には、設定内容表示セグメント47Cは、年齢の単位である「才」を表示するものであって、設定内容表示セグメント47Dは、身長の単位である「cm」を表示するものである。
【0041】
目標の達成を表示する目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、表示部40において、上記セグメント41A〜41E,42,43,44A,44B,45,46A〜46D,47A〜47Dと重ならない位置に設けられている。
【0042】
目標達成表示セグメント48A,48Bは、測定対象表示セグメント44Aと数値表示セグメント41Aとの間に設けられている。目標達成表示セグメント48Cは、測定対象表示セグメント44Bと透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。目標達成表示セグメント48Dは、数値表示セグメント41Dと設定内容表示セグメント47Dとの間に設けられている。目標達成表示セグメント48Eは、単位表示セグメント42と透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。
【0043】
目標達成表示セグメント48A〜48Eは、第1目標条件が満たされたとき、目標が達成されたことを図形により表示するためのものである。具体的には、目標達成表示セグメント48A〜48Eは、放射状に突出した形状を有するものであって、菱形の内角が鋭角になるように変形されたものである。
【0044】
目標達成表示セグメント49Aは、電池残量表示セグメント45および測定対象表示セグメント44Aと数値表示セグメント41Aとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Bは、測定時期表示セグメント43と測定対象表示セグメント44Bとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Cは、測定対象表示セグメント44Bと数値表示セグメント41C,41Dとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Dは、測定対象表示セグメント44Bと透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Eは、単位表示セグメント42と透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。
【0045】
目標達成表示セグメント49A〜49Eは、第2目標が満たされたときに、目標が達成されたことを図形により表示するためのものである。目標達成表示セグメント49A〜49Eは、目標達成表示セグメント48A〜48Eと同様に、放射状に突出した形状を有するものであって、菱形の内角が鋭角になるように変形されたものの外形である。
【0046】
以上のように、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、先端に向けて先細りの形状となる部分を「先細り部分」として、その中心側の部分から複数の先細り部分が放射状に突出しているものである。目標達成表示セグメント48A〜48Eが中実のセグメントであるのに対して、目標達成表示セグメント49A〜49Eは中空のセグメントである。
【0047】
体重体組成計1は、生体情報に関する目標条件を設定する機能を有している。目標等が設定される際の体重体組成計1の動作について説明する。
第1押しボタン31が押されることにより、体重体組成計1の電源がオンされ、さらに、第2押しボタン32が押されることにより、被測定者の情報や目標を設定するための設定モードに移行する。
【0048】
設定モードにおいては、各押しボタン33,34が押されることにより、設定内容、すなわち被測定者の年齢および身長および性別および目標が変更される。このとき、数値表示セグメント41A〜41D、小数点表示セグメント41E、設定内容表示セグメント47A〜47Dを用いて設定内容が表示されるため、表示部40を参照しながら設定内容を変更することができる。設定された目標値や被測定者の情報は電子回路に設けられたメモリに記憶される。
【0049】
本実施形態において設定される目標としては、所定の目標体重を示す目標値が設定される。目標値が設定されることにより、以下の第1目標条件と第2目標条件が自動的に設定される。
第1目標条件:前回の体重に比べて目標体重に体重を近づける
第2目標条件:目標体重を含む所定の目標範囲に体重を収める
体重および体組成が測定される際の体重体組成計1の動作について説明する。
【0050】
第1押しボタン31が押されることにより、体重体組成計1の電源がオンされて、被測定者の情報や目標が設定されていることを前提に、被測定者の生体情報である体重および体組成を測定する測定モードに移行する。
【0051】
測定モードにおいては、ロードセルおよび測定用電極20を用いて電子回路が、被測定者の生体情報である体重、BMI,基礎代謝、内臓脂肪率、体脂肪率、皮下脂肪率、骨レベル、および筋肉レベルを算出する。そして、算出されたこれらの生体情報が、表示部40に設けられた各セグメント41A〜41D,42,44A,44B,46Aを用いて、測定結果として表示される。体重、基礎代謝、内臓脂肪率、体脂肪率、皮下脂肪率、骨レベル、および筋肉レベルの測定結果は、セグメント41A〜41Dにより数値として表示される。
【0052】
測定モードにおいて、第3押しボタン33が押されたときには、過去の生体情報との比較が、表示部40に設けられた各セグメント43,46A〜46Bを用いて表示される。また、測定モードにおいて、第4押しボタン34が押されたときには、測定結果の表示において、所定の測定対象についての測定結果の表示が、他の測定対象についての測定結果の表示に切り替わる。すなわち、例えば、体重の測定結果の表示が、基礎代謝の測定結果の表示に切り替わる。
【0053】
図3〜図6を参照して測定結果が表示される際の体重体組成計1の動作について説明する。
図3は、生体情報の測定結果である体重の変化の一例を示すグラフである。1回目の測定結果を体重W1とし、2回目の測定結果を体重W2とし、3回目の測定結果を体重W3とし、4回目の測定結果を体重W4とし、5回目の測定結果を体重W5とし、6回目の測定結果を体重W6とし、7回目の測定結果を体重W7とする。また、目標値Gは、設定モードにおいて設定された目標値とし、目標範囲GRは、設定モードにおいて設定された目標範囲とする。
【0054】
図中の体重W1〜W7は、次の関係を満たしている。
・体重W1は、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W2は、体重W1よりも小さく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W3は、体重W2よりも大きく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W4は、体重W3よりも大きく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W5は、体重W4よりも小さく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W6は、体重W5よりも大きく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W7は、体重W6よりも小さく、目標値Gよりも小さく、目標範囲GRに収まっている
以上の測定結果であるとき、3回目、4回目、および6回目の測定結果は、上記第1目標条件および第2目標条件のいずれも満たされるものでない。これに対して、2回目、5回目の測定結果は、上記第2目標条件が満たされるものでないが、上記第1目標条件が満たされるものである。また、7回目の測定結果は、上記第1目標条件および第2目標条件の双方が達成されるものである。
【0055】
図4に示されるように、3回目、4回目、および6回目の測定結果が表示部40に表示されるときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49E(図2参照)は表示されない。このように、目標が達成されていないとき、すなわち、第1目標条件も第2目標条件も満たされていないときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eに電圧は印加されず、目標が達成されたことの報知が行われない。また、このとき、目標達成表示セグメント48A〜48Eは、それぞれ異なるタイミングで点滅する。すなわち、測定結果が第1目標条件を満たしているとき、目標達成表示セグメント48A〜48Eが点滅する。
【0056】
図5に示されるように、2回目および5回目の測定結果が表示部40に表示されるときには、目標達成表示セグメント48A〜48Eが表示される。このように、第1目標条件が満たされたときには、目標達成表示セグメント48A〜48Eに電圧が印加されて、第1目標条件が満たされたことの報知が行われる。
【0057】
図6に示されるように、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。このように、第1目標条件も第2目標条件も満たされたときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eに電圧が印加されて、第1目標条件および第2目標条件が満たされたことの報知が行われる。また、このとき、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、それぞれ異なるタイミングで点滅する。すなわち、測定結果が第2目標条件を満たしているとき、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが点滅する。
【0058】
以上のように、本実施形態においては、設定される数値を「目標値」とし、測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた測定値を「今回測定値」として、以下の条件Aが満たされるとき、測定結果が第1目標条件を満たしている旨判定される。
(条件A)目標値が今回測定値よりも大きい
すなわち、以下の(条件a)が満たされるとき、測定結果が第1目標条件を満たしている旨判定される。なお、今回測定値の直前に得られた測定値を「直前測定値」とし、目標範囲の上限を規定する値を「上限値」とする。また、今回測定値が上限値よりも大きいときの今回測定値と上限値との差の絶対値を「今回上限側差分」とし、前回測定値が上限値よりも大きいときの前回測定値と上限値との差の絶対値を「前回上限側差分」とする。
(条件a)今回上限側差分が前回上限側差分または前回下限側差分よりも小さい
また、本実施形態においては、目標条件として設定される数値の範囲を「目標範囲」として、目標範囲に今回測定値が含まれるとき、測定結果が第2目標条件を満たしている旨判定される。
【0059】
すなわち、(条件a)が満たされる状態を「第1目標達成状態」とし、目標範囲に今回測定値が含まれる状態を「第2目標達成状態」とする。このとき、第1目標達成状態のときの目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの表示状態と第2目標達成状態のときの目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの表示状態とが互いに異なる。第2目標達成状態のときに表示される目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの数は、第1目標達成状態のときに表示される目標達成表示セグメント48A〜48Eの数よりも多い。
【0060】
本実施形態の体重体組成計1によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)体重体組成計1には、セグメント方式の表示部40が設けられ、測定結果表示セグメントである数値表示セグメント41A〜41Dと、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eとが表示部40に設けられている。目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、生体情報の測定結果と目標条件との関係に応じて表示態様が変化するセグメントである。このような構成によれば、生体情報の測定結果が設定された目標に応じた目標条件を満たすものであるときに、その旨を、数値表示セグメント41A〜41Dとは別に設けられた目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eに表示させることができる。このため、被測定者は、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eを参照して、目標が達成されたことを容易に把握することが可能である。その結果、目標が達成されたことを被測定者が知ることにより、目標を達成させようとするモチベーションの向上または維持を図ることができる。また、表示部40はセグメント方式のものであるため、ドットマトリクス方式のものに比べて、表示部40の低コスト化を図ることができる。また、数値表示セグメント41A〜41Dと目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは別個に設けられているため、測定結果の表示と目標が達成されたことの報知を同時に行うことができる。
【0061】
(2)表示部40には、複数の数値表示セグメント41C,41Dが設けられ、複数の数値表示セグメント41C,41Dの間に目標達成表示セグメント49Cが設けられている。したがって、複数の数値表示セグメント41C,41Dの間を有効に利用することができる。
【0062】
(3)数値表示セグメント41A〜41Dおよび目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eとは別に、補助表示セグメントが設けられている。そして、補助表示セグメントと表示部40の周縁40Bとの間に目標達成表示セグメント48C,48E,49D,49Eが設けられている。したがって、補助表示セグメントと表示部40の周縁40Bとの間を有効に利用することができる。
【0063】
(4)補助表示セグメントと数値表示セグメント41A〜41Dとの間に、目標達成表示セグメント48A,48B,48D,49A,49Cが設けられている。したがって、補助表示セグメントと数値表示セグメント41A〜41Dとの間を有効に利用することができる。
【0064】
(5)補助表示セグメントである測定時期表示セグメント43と測定対象表示セグメント44Bとの間に、目標達成表示セグメント49Bが設けられている。したがって、複数の補助表示セグメントの間を有効に利用することができる。
【0065】
(6)測定結果が目標条件である第1目標条件または第2目標条件を満たしているとき、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが点滅する。このため、目標が達成されたときに、表示部40を目立たせることができる。
【0066】
(その他の実施形態)
本発明の実施態様は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示すように変更することもできる。また以下の変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
【0067】
・(第1変形例)上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、放射状に突出した形状を有するものであるが、測定結果が目標を達成するものであることを表示するセグメントの形状および個数は適宜変更することもできる。
【0068】
例えば、図7(a)〜(c)に示されるように、表示部40に、笑顔を表す目標達成表示セグメント48F、花を表す目標達成表示セグメント48G、またはサムアップを表す目標達成表示セグメント48Hを設けることもできる。また、図7(d)〜(f)に示されるように、表示部40に、ハートマークを表す目標達成表示セグメント48I、四つ葉のクローバーを表す目標達成表示セグメント48J、またはスターを表す目標達成表示セグメント48Kを設けることもできる。また、図7(g)に示されるように、表示部40に、測定結果が目標を達成するものであることを文字により表示する目標達成表示セグメント48Lを設けることもできる。
【0069】
・上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが点滅するが、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの点滅に併せて、数値表示セグメント41A〜41Dによる数値の表示態様を適宜変更することもできる。
【0070】
例えば、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの点滅に併せて、測定値を表示している数値表示セグメント41A〜41Dを点滅させることもできる。すなわち、測定結果が目標条件を満たしているときの測定結果の表示状態と、測定結果が目標条件を満たしていないときの測定結果の表示状態とを異ならせることもできる。このような構成によれば、表示部40をより目立たせることができる。
【0071】
また、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの点滅に併せて、測定値を表示している数値表示セグメント41A〜41Dの表示色を切り替えることもできる。すなわち、測定結果が目標条件を満たしているときの測定結果の表示色と、測定結果が前記目標条件を満たしていないときの測定結果の表示色とを異ならせることもできる。このような構成によれば、表示部40をより目立たせることができる。
【0072】
・上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eをそれぞれ異なるタイミングで点滅させているが、同じタイミングで点滅させることもできる。
・上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、測定結果が目標を達成するものであることを点滅して表示するものであるが、この表示態様を適宜変更することもできる。例えば、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eを点滅させず、その表示色を切り替える構成に変更することもできる。
【0073】
・(第2変形例)上記実施形態では、測定結果が目標を達成するものであることを表示部40のみを用いて報知する構成であるが、体重体組成計1が、表示部40とは別に、測定結果が目標を達成する旨を報知する報知部を備える構成に変更することもできる。すなわち、測定結果と目標条件との関係に応じて動作状態が変化する報知部を設けることもできる。
【0074】
例えば、図8(a)および(b)に示されるように、体重体組成計1が、目標の達成を報知する報知部50を備え、報知部50が、前記測定結果が目標を達成するものである旨を、光を発することにより報知することもできる。このような報知部50としては、LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。このように、測定結果が目標条件を満たしているとき、報知部50が光を出力する構成とすることもできる。
【0075】
・第2変形例では、報知部50は光を発するものであったが、報知部が、測定結果が目標を達成するものである旨を、音を発することにより報知することもできる。このような報知部としては、小型スピーカーを用いることができる。このように、測定結果が目標条件を満たしているとき、報知部が音を出力する構成とすることもできる。
【0076】
・第2変形例では、報知部50は光を発するものであったが、報知部が、測定結果が目標を達成するものである旨を、振動により報知することもできる。このような報知部としては、振動モータを用いることができる。
【0077】
・(第3変形例)上記実施形態では、目標値が設定されることにより第1目標条件および第2目標条件の2つの目標が設定されたが、設定される目標を1つまたは3つ以上に変更することもできる。すなわち、目標体重を示す目標値が設定されることにより、目標体重よりも体重を小さくすること(目標値よりも測定値を小さくすること)を目標として設定することもできる。
【0078】
図9を参照して、目標値Gをまたぐように測定結果が変動したときに、第3変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。
図9において、体重W1,W4,W6は目標値Gよりも大きい。これに対して、体重W2,W3,W5,W7は目標値Gよりも小さい。したがって、1回目、4回目、6回目の測定結果は上記目標が達成されるものでなく、2回目、3回目、5回目、7回目の測定結果は上記目標が達成されるものである。よって、図4に示されるように、1回目、4回目、6回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、3回目、5回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。
【0079】
・(第4変形例)上記実施形態では、目標値は設定された一定の目標体重を示すが、目標値を変化させることもできる。例えば、過去の測定値を目標値として設定することもできる。この場合には、前回の測定値が目標値として自動的に設定されるとともに、目標体重よりも体重を小さくすることが目標として設定される。すなわち、今回測定値の直前に得られた測定値を「直前測定値」として、この直前測定値が目標値として設定される構成とすることもできる。
【0080】
図10を参照して、第5変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。
図10において、体重W2は体重W1よりも小さく、体重W5は体重W4よりも小さく、体重W7は体重W6よりも小さい。したがって、3回目、4回目、6回目の測定結果は上記目標が達成されるものでなく、2回目、5回目、7回目の測定結果は上記目標が達成されるものである。よって、図4に示されるように、3回目、4回目、6回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、5回目、7回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。なお、この変形例においては、上記実施形態における第2目標条件の設定が省略されて第1目標条件のみが目標として設定されている場合と同じである。
【0081】
・上記実施形態および第3変形例および第4変形例では、目標体重を示す目標値が設定されることにより、目標体重よりも体重を小さくすることが目標として設定されるが、体重を目標体重と同じにすることを目標として設定することもできる。
【0082】
・上記実施形態および第3変形例および第4変形例では、目標体重を示す目標値が設定されることにより、目標体重よりも体重を小さくすることが目標として設定されるが、目標体重よりも体重を大きくすることを目標として設定することもできる。
【0083】
すなわち、以下の(条件1)〜(条件3)のいずれか1つが満たされるとき、測定結果が目標条件を満たしている旨判定する構成とすることもできる。
(条件1)目標値と今回測定値とが等しい
(条件2)目標値が今回測定値よりも大きい
(条件3)目標値が今回測定値よりも小さい
・また、以下の(条件b)が満たされるとき、測定結果が目標条件を満たしている旨判定する構成とすることもできる。なお、目標範囲の下限を規定する値を「下限値」とし、今回測定値が下限値よりも小さいときの今回測定値と下限値との差の絶対値を「今回下限側差分」とする。また、前回測定値が下限値よりも小さいときの前回測定値と下限値との差の絶対値を「前回下限側差分」とする。
(条件b)今回下限側差分が前回上限側差分または前回下限側差分よりも小さい
・(第5変形例)上記実施形態では、目標として第1目標条件と第2目標条件とが設定され、第1目標条件として前回の体重に比べて目標体重に体重を近づけることが設定されたが、第1目標条件の設定を省略することもできる。
【0084】
図11を参照して、第6変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。なお、この変形例6における目標範囲は、上記実施形態の目標範囲とは別に設定されたものである。
【0085】
図11において、体重W1,W4,W6,W7は目標範囲GRに収まっておらず、体重W2,W3,W5は目標範囲GRに収まっている。したがって、1回目、4回目、6回目、7回目の測定結果は上記目標が達成されるものでなく、2回目、3回目、5回目の測定結果は上記目標が達成されるものである。よって、図4に示されるように、1回目、4回目、6回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、3回目、5回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。
【0086】
・(第6変形例)上記実施形態では、目標として第1目標条件と第2目標条件とが設定され、第2目標条件として目標体重を含む目標範囲に体重を収めることが設定されたが、第2目標条件の設定を省略することもできる。
【0087】
図12を参照して、第6変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。
3回目、4回目、6回目の測定結果は、上記実施形態における第1目標条件が満たされるものでなく、2回目、5回目、7回目の測定結果は、上記実施形態における第1目標条件が満たされるものである。よって、図4に示されるように、3回目、4回目、6回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、5回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。
【0088】
・上記実施形態では、測定結果を数値により表示する数値表示セグメント41A〜41Eが設けられているが、測定結果を文字または図形により表示する表示セグメントに変更することもできる。
【0089】
・測定結果表示セグメントと表示部の周縁との間に目標達成表示セグメントを設けることもできる。
・上記実施形態では、表示部40がセグメント方式の液晶ディスプレイにより構成されているが、例えば、セグメント方式のLEDにより構成される表示部に変更することもできる。
【0090】
・上記実施形態では、生体情報として体重および体組成を測定する例が示されているが、体重のみを測定する構成、または体組成のみを測定する構成に変更することもできる。また、体重および体組成とは別の生体情報を体重および体組成の少なくとも一方に加えて測定する構成、または体重および体組成とは別の生体情報を体重および体組成に代えて測定する構成に変更することもできる。
【符号の説明】
【0091】
1…体重体組成計、10…装置本体、20…測定用電極、21〜24…電極、30…操作部、31〜34…押しボタン、40…表示部、40A…透明基板、40B…周縁、41A〜41D…数値表示セグメント、41E…小数点表示セグメント、42…単位表示セグメント、43…測定時期表示セグメント、44A,44B…測定対象表示セグメント、45…電池残量表示セグメント、46A〜46D…測定結果表示セグメント、47A〜47D…設定内容表示セグメント、48A〜48L,49A〜49E…目標達成表示セグメント、50…報知部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報の測定結果を表示する表示部を備える生体情報測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記生体情報測定装置として、例えば特許文献1に記載の体組成測定機能付き体重計が知られている。この体重計においては、生体情報の測定結果として被測定者の体重および体脂肪率を示す数値が表示部に表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−313019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、測定者は予め定めた体重の目標が達成されているか否かを確認するために体重を測定することがある。この場合には、体重の測定結果とともに目標が達成されているか否かが表示されることにより、測定者の利便性が向上する。なお、特許文献1の体重計では、このような目標に関する表示が行なわれないため、測定者の利便性の点において改善の余地が残されている。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、目標が達成されたことを容易に把握することのできる生体情報測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための手段を以下に記載する。
・本発明の生体情報測定装置は、生体情報の測定結果を表示する表示部を備える生体情報測定装置において、前記表示部としてセグメント方式の表示部が設けられていること、前記生体情報に関する目標条件を設定する機能が設けられていること、ならびに、前記生体情報の測定結果を表示する測定結果表示セグメントと、前記生体情報の測定結果と前記目標条件との関係に応じて表示状態が変化する目標達成表示セグメントとが前記表示部に設けられていることを特徴とする。
【0007】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果表示セグメントと前記表示部の周縁との間に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、複数の前記測定結果表示セグメントが設けられていること、ならびに、前記複数の測定結果表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
【0008】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に補助表示セグメントが設けられていること、ならびに、前記測定結果表示セグメントと前記補助表示セグメントとの間、および前記補助表示セグメントと前記表示部の周縁との間の少なくとも一方に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
【0009】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に複数の補助表示セグメントが設けられていること、ならびに、前記複数の補助表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていることが好ましい。
【0010】
・この生体情報測定装置においては、先端に向けて先細りの形状となる部分を「先細り部分」として、前記目標達成表示セグメントにおいて中心側の部分から複数の前記先細り部分が放射状に突出していることが好ましい。
【0011】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記目標達成表示セグメントが点滅することが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示状態と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示状態とが互いに異なることが好ましい。
【0012】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示色と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示色とが互いに異なることが好ましい。
【0013】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果と前記目標条件との関係に応じて動作状態が変化する報知部が設けられていることが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が光を出力することが好ましい。
【0014】
・この生体情報測定装置においては、前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が音を出力することが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記目標条件として設定される数値を「目標値」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、以下の(条件1)〜(条件3)のいずれか1つが満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定することが好ましい。
(条件1)前記目標値と前記今回測定値とが等しい
(条件2)前記目標値が前記今回測定値よりも大きい
(条件3)前記目標値が前記今回測定値よりも小さい
・この生体情報測定装置においては、前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」として、この直前測定値が前記目標値として設定されることが好ましい。
【0015】
・この生体情報測定装置においては、前記目標条件として設定される数値の範囲を「目標範囲」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定することが好ましい。
【0016】
・この生体情報測定装置においては、前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」とし、前記目標範囲の上限を規定する値を「上限値」とし、前記目標範囲の下限を規定する値を「下限値」とし、前記今回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記今回測定値と前記上限値との差の絶対値を「今回上限側差分」とし、前記今回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記今回測定値と前記下限値との差の絶対値を「今回下限側差分」とし、前記前回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記前回測定値と前記上限値との差の絶対値を「前回上限側差分」とし、前記前回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記前回測定値と前記下限値との差の絶対値を「前回下限側差分」として、以下の(条件1)および(条件2)のいずれか一方が満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定することが好ましい。
(条件1)前記今回上限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
(条件2)前記今回下限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
・この生体情報測定装置においては、前記(条件1)および前記(条件2)のいずれか一方が満たされる状態を「第1目標達成状態」とし、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれる状態を「第2目標達成状態」として、前記第1目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態と前記第2目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態とが互いに異なることが好ましい。
【0017】
・この生体情報測定装置においては、前記第2目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数が前記第1目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数よりも多いことが好ましい。
【0018】
・この生体情報測定装置においては、前記生体情報として体重および生体インピーダンスの少なくとも一方を測定することが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、目標が達成されたことを容易に把握することのできる生体情報測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態の生体情報測定装置について、(a)は同装置の斜視構造を示す斜視図、(b)は同装置の平面構造を示す平面図。
【図2】同実施形態の生体情報測定装置について、表示部の平面構造を示す平面図。
【図3】同実施形態の生体情報測定装置について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図4】同実施形態の生体情報測定装置について、目標未達成時における測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図5】同実施形態の生体情報測定装置について、第1目標条件が満たされたときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図6】同実施形態の生体情報測定装置について、第1目標条件および第2目標条件が満たされたときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図7】本発明の生体情報測定装置の第1変形例について、目標を達成したときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図8】本発明の生体情報測定装置の第2変形例について、目標を達成したときにおける測定結果の表示態様の一例を示す表示部の平面図。
【図9】本発明の生体情報測定装置の第3変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図10】本発明の生体情報測定装置の第4変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図11】本発明の生体情報測定装置の第5変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【図12】本発明の生体情報測定装置の第6変形例について、目標を達成したと判断される測定結果を説明するためのグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1を参照して生体情報測定装置である体重体組成計1の全体構成について説明する。
体重体組成計1は、装置本体10、生体情報である体重等を測定するためのロードセル、生体情報である体組成を測定するための測定用電極20、被測定者により操作される操作部30、および生体情報の測定結果を表示する表示部40を備えている。
【0022】
装置本体10は、被測定者が乗る平らな筐体である。装置本体10の内部には、ロードセルおよび電子回路および内部電源である電池が設けられ、装置本体10の上面に、測定用電極20および操作部30および表示部40が設けられている。
【0023】
ロードセルは、装置本体10に乗った被測定者の体重を測定するためのセンサである。ロードセルは、被測定者の体重等を算出するための集積回路を備える電子回路に接続され、被測定者の質量に応じた信号を電子回路に出力する。電子回路においては、ロードセルから入力された信号に基づいて被測定者の体重が算出される。また、電子回路においては、ロードセルを用いて算出された被測定者の体重、および予め設定された被測定者の性別と年齢と身長に基づいて、生体情報であるBMI(Body Mass Index)および基礎代謝が算出される。
【0024】
測定用電極20は、装置本体10に乗った被測定者の生体インピーダンスを測定するためのものであって、4つの電極21〜24により構成されている。第1電極21は、被測定者の右足前側に接触する右足前側用の電極であって、第2電極22は、被測定者の右足後側に接触する右足後側用の電極である。また、第3電極23は、被測定者の左足前側に接触する左足前側用の電極であって、第4電極24は、被測定者の左足後側に接触する左足後側用の電極である。各電極21〜24は、被測定者の体組成等を算出するための集積回路を備える電子回路に接続されている。電子回路においては、各電極21〜24を用いて被測定者の生体インピーダンスが算出される。さらに、算出された生体インピーダンスと、ロードセルを用いて算出された被測定者の体重、および予め設定された被測定者の性別と年齢と身長に基づいて、被測定者の体組成が算出される。体組成としては、内臓脂肪率、体脂肪率、皮下脂肪率、骨量を示す骨レベル、および筋肉量を示す筋肉レベルが算出される。
【0025】
操作部30は、4つの押しボタン31〜34により構成されている。第1押しボタン31は、体重体組成計1の電源の入/切の切り替え等に用いられる押しボタンである。第2押しボタン32は、被測定者の目標体重の設定等に用いられる押しボタンである。第3押しボタン33は、過去の測定結果の表示等に用いられる押しボタンである。第4押しボタン34は、測定結果の表示の切り替え等に用いられる押しボタンである。
【0026】
表示部40は、セグメント方式の液晶ディスプレイにより構成されている。表示部40は、液晶を挟む透明基板40Aを備えている。透明基板40Aには、液晶に電圧を印加するための透明電極がセグメントとして設けられている。
【0027】
図2を参照して、表示部40の具体的構成について説明する。
表示部40には、上記セグメントとして、数値表示セグメント41A〜41D、小数点表示セグメント41E、単位表示セグメント42、測定時期表示セグメント43、測定対象表示セグメント44A,44B、および電池残量表示セグメント45が設けられている。数値表示セグメント41A〜41Dは、生体情報の測定結果を数値として表示する測定結果表示セグメントである。
【0028】
また、これらの他に、測定結果表示セグメント46A〜46D、設定内容表示セグメント47A〜47D、および目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが設けられている。小数点表示セグメント41E、単位表示セグメント42、測定時期表示セグメント43、測定対象表示セグメント44A,44B、電池残量表示セグメント45、設定内容表示セグメント47A〜47Dは、補助的内容を表示する補助表示セグメントである。
【0029】
数値を表示する数値表示セグメント41A〜41Dは、表示部40の中央部に設けられている。数値表示セグメント41Aは、数字の「1」を表示するためのものであって、測定結果や設定内容を数値として表示する。数値表示セグメント41Aの右方には、数値表示セグメント41B,41C,41Dが、この順番で設けられている。数値表示セグメント41B〜41Dは、「1」〜「9」を表示するためのものである。数値表示セグメント41A〜41Dにより、1〜3桁の数値および最上位の桁が「1」である4桁の数値を表示することができる。
【0030】
小数点を表示する小数点表示セグメント41Eは、数値表示セグメント41C,41Dの間に設けられている。小数点表示セグメント41Eは、「.」を表示するためのものである。小数点表示セグメント41Eにより、数値表示セグメント41A〜41Cを整数部とし、数値表示セグメント41Dを小数部として数値を表示することができる。
【0031】
数値の単位を表示する単位表示セグメント42は、表示部40の右側端部、すなわち数値表示セグメント41Dよりも右方に設けられている。単位表示セグメント42は、表示されている測定結果の数値、すなわち測定値の単位を表示するためのものである。具体的には、単位表示セグメント42は、「kcal」、「kcal/日」、「%」、「kg」を表示するためのものである。「kcal」を表示するセグメントは、「kcal/日」を表示するセグメントを兼ねている。
【0032】
測定時期を表示する測定時期表示セグメント43は、表示部40の左前側端部に設けられている。測定時期表示セグメント43は、表示されている測定結果の測定時期を数字および文字により表示するためのものである。具体的には、測定時期表示セグメント43は、「1」〜「19」、「週間前」、「か月前」を表示するためのものである。
【0033】
測定対象を表示する測定対象表示セグメント44Aは、表示部40の左側端部、すなわち数値表示セグメント41Aよりも左方に設けられている。また、測定対象表示セグメント44Bは、表示部40の上側端部であって、数値表示セグメント41A〜41Dよりも前方に設けられている。
【0034】
測定対象表示セグメント44A,44Bは、表示されている測定結果に対応する測定対象を文字として表示するためのものである。具体的には、測定対象表示セグメント44Aは、「体重」、「基礎代謝」を表示するためのものである。測定対象表示セグメント44Bは、「BMI」、「内臓脂肪率」、「体脂肪率」、「皮下脂肪率」、「骨レベル」、「筋肉レベル」を表示するためのものである。「内臓脂肪率」、「体脂肪率」、「皮下脂肪率」を表示するセグメントにおいて、「脂肪率」を表示するセグメントは共用化されている。また、「骨レベル」、「筋肉レベル」を表示するセグメントにおいて、「レベル」を表示するセグメントは共用化されている。
【0035】
内部電源である電池の残量を表示する電池残量表示セグメント45は、表示部40の左後側端部、すなわち、数値表示セグメント41Aよりも左方に設けられている。電池残量表示セグメント45は、電池残量が少ないことを示す図形を表示するためのものである。
【0036】
測定結果を図形により表示する測定結果表示セグメント46Aは、表示部40の後側端部、すなわち、数値表示セグメント41A〜41Dよりも後方に設けられている。測定結果表示セグメント46Aは、BMIの測定結果を表示するものであって、左右方向に直線上に並んだ複数のセグメントにより構成されている。測定結果は、測定結果表示セグメント46Aを構成するセグメントのうち、電圧が印加された連なるセグメントの個数により表される。
【0037】
測定結果を文字により表示する測定結果表示セグメント46B〜46Dは、数値表示セグメント41B〜41D内に設けられている。測定結果表示セグメント46B〜46Dは、所定の数値(例えば過去の測定結果を示す数値)に対する測定結果を示す数値の大小を表示するためのものである。具体的には、測定結果表示セグメント46Bは、体重が増加したことを「増」の文字で表示するものであって、測定結果表示セグメント46Cは、体重が減少したことを「減」の文字で表示するものである。また、測定結果表示セグメント46Dは、体重が変化しなかったことを「無」の文字で表示するものである。
【0038】
被測定者により設定される設定内容を表示する設定内容表示セグメント47A,47Bは、数値表示セグメント41B,41C内に設けられている。設定内容表示セグメント47A,47Bは、設定された被測定者の性別を表示するためのものである。具体的には、設定内容表示セグメント47Aは、「男」の文字で表示するものであって、設定内容表示セグメント47Bは、「女」の文字で表示するものである。
【0039】
被測定者により設定される設定内容を表示する設定内容表示セグメント47A,47Bは、数値表示セグメント41B,41C内に設けられている。設定内容表示セグメント47A,47Bは、設定された被測定者の性別を表示するためのものである。具体的には、設定内容表示セグメント47Aは、「男」の文字で表示するものであって、設定内容表示セグメント47Bは、「女」の文字で表示するものである。
【0040】
設定内容表示セグメント47Cは、数値表示セグメント41D内に設けられ、設定内容表示セグメント47Dは、表示部40の右側端部に設けられている。設定内容表示セグメント47C,47Dは、被測定者の年齢および身長が設定される際に、数値の単位を表示する。具体的には、設定内容表示セグメント47Cは、年齢の単位である「才」を表示するものであって、設定内容表示セグメント47Dは、身長の単位である「cm」を表示するものである。
【0041】
目標の達成を表示する目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、表示部40において、上記セグメント41A〜41E,42,43,44A,44B,45,46A〜46D,47A〜47Dと重ならない位置に設けられている。
【0042】
目標達成表示セグメント48A,48Bは、測定対象表示セグメント44Aと数値表示セグメント41Aとの間に設けられている。目標達成表示セグメント48Cは、測定対象表示セグメント44Bと透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。目標達成表示セグメント48Dは、数値表示セグメント41Dと設定内容表示セグメント47Dとの間に設けられている。目標達成表示セグメント48Eは、単位表示セグメント42と透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。
【0043】
目標達成表示セグメント48A〜48Eは、第1目標条件が満たされたとき、目標が達成されたことを図形により表示するためのものである。具体的には、目標達成表示セグメント48A〜48Eは、放射状に突出した形状を有するものであって、菱形の内角が鋭角になるように変形されたものである。
【0044】
目標達成表示セグメント49Aは、電池残量表示セグメント45および測定対象表示セグメント44Aと数値表示セグメント41Aとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Bは、測定時期表示セグメント43と測定対象表示セグメント44Bとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Cは、測定対象表示セグメント44Bと数値表示セグメント41C,41Dとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Dは、測定対象表示セグメント44Bと透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。目標達成表示セグメント49Eは、単位表示セグメント42と透明基板40Aの周縁40Bとの間に設けられている。
【0045】
目標達成表示セグメント49A〜49Eは、第2目標が満たされたときに、目標が達成されたことを図形により表示するためのものである。目標達成表示セグメント49A〜49Eは、目標達成表示セグメント48A〜48Eと同様に、放射状に突出した形状を有するものであって、菱形の内角が鋭角になるように変形されたものの外形である。
【0046】
以上のように、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、先端に向けて先細りの形状となる部分を「先細り部分」として、その中心側の部分から複数の先細り部分が放射状に突出しているものである。目標達成表示セグメント48A〜48Eが中実のセグメントであるのに対して、目標達成表示セグメント49A〜49Eは中空のセグメントである。
【0047】
体重体組成計1は、生体情報に関する目標条件を設定する機能を有している。目標等が設定される際の体重体組成計1の動作について説明する。
第1押しボタン31が押されることにより、体重体組成計1の電源がオンされ、さらに、第2押しボタン32が押されることにより、被測定者の情報や目標を設定するための設定モードに移行する。
【0048】
設定モードにおいては、各押しボタン33,34が押されることにより、設定内容、すなわち被測定者の年齢および身長および性別および目標が変更される。このとき、数値表示セグメント41A〜41D、小数点表示セグメント41E、設定内容表示セグメント47A〜47Dを用いて設定内容が表示されるため、表示部40を参照しながら設定内容を変更することができる。設定された目標値や被測定者の情報は電子回路に設けられたメモリに記憶される。
【0049】
本実施形態において設定される目標としては、所定の目標体重を示す目標値が設定される。目標値が設定されることにより、以下の第1目標条件と第2目標条件が自動的に設定される。
第1目標条件:前回の体重に比べて目標体重に体重を近づける
第2目標条件:目標体重を含む所定の目標範囲に体重を収める
体重および体組成が測定される際の体重体組成計1の動作について説明する。
【0050】
第1押しボタン31が押されることにより、体重体組成計1の電源がオンされて、被測定者の情報や目標が設定されていることを前提に、被測定者の生体情報である体重および体組成を測定する測定モードに移行する。
【0051】
測定モードにおいては、ロードセルおよび測定用電極20を用いて電子回路が、被測定者の生体情報である体重、BMI,基礎代謝、内臓脂肪率、体脂肪率、皮下脂肪率、骨レベル、および筋肉レベルを算出する。そして、算出されたこれらの生体情報が、表示部40に設けられた各セグメント41A〜41D,42,44A,44B,46Aを用いて、測定結果として表示される。体重、基礎代謝、内臓脂肪率、体脂肪率、皮下脂肪率、骨レベル、および筋肉レベルの測定結果は、セグメント41A〜41Dにより数値として表示される。
【0052】
測定モードにおいて、第3押しボタン33が押されたときには、過去の生体情報との比較が、表示部40に設けられた各セグメント43,46A〜46Bを用いて表示される。また、測定モードにおいて、第4押しボタン34が押されたときには、測定結果の表示において、所定の測定対象についての測定結果の表示が、他の測定対象についての測定結果の表示に切り替わる。すなわち、例えば、体重の測定結果の表示が、基礎代謝の測定結果の表示に切り替わる。
【0053】
図3〜図6を参照して測定結果が表示される際の体重体組成計1の動作について説明する。
図3は、生体情報の測定結果である体重の変化の一例を示すグラフである。1回目の測定結果を体重W1とし、2回目の測定結果を体重W2とし、3回目の測定結果を体重W3とし、4回目の測定結果を体重W4とし、5回目の測定結果を体重W5とし、6回目の測定結果を体重W6とし、7回目の測定結果を体重W7とする。また、目標値Gは、設定モードにおいて設定された目標値とし、目標範囲GRは、設定モードにおいて設定された目標範囲とする。
【0054】
図中の体重W1〜W7は、次の関係を満たしている。
・体重W1は、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W2は、体重W1よりも小さく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W3は、体重W2よりも大きく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W4は、体重W3よりも大きく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W5は、体重W4よりも小さく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W6は、体重W5よりも大きく、目標値Gよりも大きく、目標範囲GRに収まっていない
・体重W7は、体重W6よりも小さく、目標値Gよりも小さく、目標範囲GRに収まっている
以上の測定結果であるとき、3回目、4回目、および6回目の測定結果は、上記第1目標条件および第2目標条件のいずれも満たされるものでない。これに対して、2回目、5回目の測定結果は、上記第2目標条件が満たされるものでないが、上記第1目標条件が満たされるものである。また、7回目の測定結果は、上記第1目標条件および第2目標条件の双方が達成されるものである。
【0055】
図4に示されるように、3回目、4回目、および6回目の測定結果が表示部40に表示されるときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49E(図2参照)は表示されない。このように、目標が達成されていないとき、すなわち、第1目標条件も第2目標条件も満たされていないときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eに電圧は印加されず、目標が達成されたことの報知が行われない。また、このとき、目標達成表示セグメント48A〜48Eは、それぞれ異なるタイミングで点滅する。すなわち、測定結果が第1目標条件を満たしているとき、目標達成表示セグメント48A〜48Eが点滅する。
【0056】
図5に示されるように、2回目および5回目の測定結果が表示部40に表示されるときには、目標達成表示セグメント48A〜48Eが表示される。このように、第1目標条件が満たされたときには、目標達成表示セグメント48A〜48Eに電圧が印加されて、第1目標条件が満たされたことの報知が行われる。
【0057】
図6に示されるように、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。このように、第1目標条件も第2目標条件も満たされたときには、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eに電圧が印加されて、第1目標条件および第2目標条件が満たされたことの報知が行われる。また、このとき、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、それぞれ異なるタイミングで点滅する。すなわち、測定結果が第2目標条件を満たしているとき、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが点滅する。
【0058】
以上のように、本実施形態においては、設定される数値を「目標値」とし、測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた測定値を「今回測定値」として、以下の条件Aが満たされるとき、測定結果が第1目標条件を満たしている旨判定される。
(条件A)目標値が今回測定値よりも大きい
すなわち、以下の(条件a)が満たされるとき、測定結果が第1目標条件を満たしている旨判定される。なお、今回測定値の直前に得られた測定値を「直前測定値」とし、目標範囲の上限を規定する値を「上限値」とする。また、今回測定値が上限値よりも大きいときの今回測定値と上限値との差の絶対値を「今回上限側差分」とし、前回測定値が上限値よりも大きいときの前回測定値と上限値との差の絶対値を「前回上限側差分」とする。
(条件a)今回上限側差分が前回上限側差分または前回下限側差分よりも小さい
また、本実施形態においては、目標条件として設定される数値の範囲を「目標範囲」として、目標範囲に今回測定値が含まれるとき、測定結果が第2目標条件を満たしている旨判定される。
【0059】
すなわち、(条件a)が満たされる状態を「第1目標達成状態」とし、目標範囲に今回測定値が含まれる状態を「第2目標達成状態」とする。このとき、第1目標達成状態のときの目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの表示状態と第2目標達成状態のときの目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの表示状態とが互いに異なる。第2目標達成状態のときに表示される目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの数は、第1目標達成状態のときに表示される目標達成表示セグメント48A〜48Eの数よりも多い。
【0060】
本実施形態の体重体組成計1によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)体重体組成計1には、セグメント方式の表示部40が設けられ、測定結果表示セグメントである数値表示セグメント41A〜41Dと、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eとが表示部40に設けられている。目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、生体情報の測定結果と目標条件との関係に応じて表示態様が変化するセグメントである。このような構成によれば、生体情報の測定結果が設定された目標に応じた目標条件を満たすものであるときに、その旨を、数値表示セグメント41A〜41Dとは別に設けられた目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eに表示させることができる。このため、被測定者は、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eを参照して、目標が達成されたことを容易に把握することが可能である。その結果、目標が達成されたことを被測定者が知ることにより、目標を達成させようとするモチベーションの向上または維持を図ることができる。また、表示部40はセグメント方式のものであるため、ドットマトリクス方式のものに比べて、表示部40の低コスト化を図ることができる。また、数値表示セグメント41A〜41Dと目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは別個に設けられているため、測定結果の表示と目標が達成されたことの報知を同時に行うことができる。
【0061】
(2)表示部40には、複数の数値表示セグメント41C,41Dが設けられ、複数の数値表示セグメント41C,41Dの間に目標達成表示セグメント49Cが設けられている。したがって、複数の数値表示セグメント41C,41Dの間を有効に利用することができる。
【0062】
(3)数値表示セグメント41A〜41Dおよび目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eとは別に、補助表示セグメントが設けられている。そして、補助表示セグメントと表示部40の周縁40Bとの間に目標達成表示セグメント48C,48E,49D,49Eが設けられている。したがって、補助表示セグメントと表示部40の周縁40Bとの間を有効に利用することができる。
【0063】
(4)補助表示セグメントと数値表示セグメント41A〜41Dとの間に、目標達成表示セグメント48A,48B,48D,49A,49Cが設けられている。したがって、補助表示セグメントと数値表示セグメント41A〜41Dとの間を有効に利用することができる。
【0064】
(5)補助表示セグメントである測定時期表示セグメント43と測定対象表示セグメント44Bとの間に、目標達成表示セグメント49Bが設けられている。したがって、複数の補助表示セグメントの間を有効に利用することができる。
【0065】
(6)測定結果が目標条件である第1目標条件または第2目標条件を満たしているとき、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが点滅する。このため、目標が達成されたときに、表示部40を目立たせることができる。
【0066】
(その他の実施形態)
本発明の実施態様は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示すように変更することもできる。また以下の変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
【0067】
・(第1変形例)上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、放射状に突出した形状を有するものであるが、測定結果が目標を達成するものであることを表示するセグメントの形状および個数は適宜変更することもできる。
【0068】
例えば、図7(a)〜(c)に示されるように、表示部40に、笑顔を表す目標達成表示セグメント48F、花を表す目標達成表示セグメント48G、またはサムアップを表す目標達成表示セグメント48Hを設けることもできる。また、図7(d)〜(f)に示されるように、表示部40に、ハートマークを表す目標達成表示セグメント48I、四つ葉のクローバーを表す目標達成表示セグメント48J、またはスターを表す目標達成表示セグメント48Kを設けることもできる。また、図7(g)に示されるように、表示部40に、測定結果が目標を達成するものであることを文字により表示する目標達成表示セグメント48Lを設けることもできる。
【0069】
・上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが点滅するが、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの点滅に併せて、数値表示セグメント41A〜41Dによる数値の表示態様を適宜変更することもできる。
【0070】
例えば、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの点滅に併せて、測定値を表示している数値表示セグメント41A〜41Dを点滅させることもできる。すなわち、測定結果が目標条件を満たしているときの測定結果の表示状態と、測定結果が目標条件を満たしていないときの測定結果の表示状態とを異ならせることもできる。このような構成によれば、表示部40をより目立たせることができる。
【0071】
また、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eの点滅に併せて、測定値を表示している数値表示セグメント41A〜41Dの表示色を切り替えることもできる。すなわち、測定結果が目標条件を満たしているときの測定結果の表示色と、測定結果が前記目標条件を満たしていないときの測定結果の表示色とを異ならせることもできる。このような構成によれば、表示部40をより目立たせることができる。
【0072】
・上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eをそれぞれ異なるタイミングで点滅させているが、同じタイミングで点滅させることもできる。
・上記実施形態では、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eは、測定結果が目標を達成するものであることを点滅して表示するものであるが、この表示態様を適宜変更することもできる。例えば、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eを点滅させず、その表示色を切り替える構成に変更することもできる。
【0073】
・(第2変形例)上記実施形態では、測定結果が目標を達成するものであることを表示部40のみを用いて報知する構成であるが、体重体組成計1が、表示部40とは別に、測定結果が目標を達成する旨を報知する報知部を備える構成に変更することもできる。すなわち、測定結果と目標条件との関係に応じて動作状態が変化する報知部を設けることもできる。
【0074】
例えば、図8(a)および(b)に示されるように、体重体組成計1が、目標の達成を報知する報知部50を備え、報知部50が、前記測定結果が目標を達成するものである旨を、光を発することにより報知することもできる。このような報知部50としては、LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。このように、測定結果が目標条件を満たしているとき、報知部50が光を出力する構成とすることもできる。
【0075】
・第2変形例では、報知部50は光を発するものであったが、報知部が、測定結果が目標を達成するものである旨を、音を発することにより報知することもできる。このような報知部としては、小型スピーカーを用いることができる。このように、測定結果が目標条件を満たしているとき、報知部が音を出力する構成とすることもできる。
【0076】
・第2変形例では、報知部50は光を発するものであったが、報知部が、測定結果が目標を達成するものである旨を、振動により報知することもできる。このような報知部としては、振動モータを用いることができる。
【0077】
・(第3変形例)上記実施形態では、目標値が設定されることにより第1目標条件および第2目標条件の2つの目標が設定されたが、設定される目標を1つまたは3つ以上に変更することもできる。すなわち、目標体重を示す目標値が設定されることにより、目標体重よりも体重を小さくすること(目標値よりも測定値を小さくすること)を目標として設定することもできる。
【0078】
図9を参照して、目標値Gをまたぐように測定結果が変動したときに、第3変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。
図9において、体重W1,W4,W6は目標値Gよりも大きい。これに対して、体重W2,W3,W5,W7は目標値Gよりも小さい。したがって、1回目、4回目、6回目の測定結果は上記目標が達成されるものでなく、2回目、3回目、5回目、7回目の測定結果は上記目標が達成されるものである。よって、図4に示されるように、1回目、4回目、6回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、3回目、5回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。
【0079】
・(第4変形例)上記実施形態では、目標値は設定された一定の目標体重を示すが、目標値を変化させることもできる。例えば、過去の測定値を目標値として設定することもできる。この場合には、前回の測定値が目標値として自動的に設定されるとともに、目標体重よりも体重を小さくすることが目標として設定される。すなわち、今回測定値の直前に得られた測定値を「直前測定値」として、この直前測定値が目標値として設定される構成とすることもできる。
【0080】
図10を参照して、第5変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。
図10において、体重W2は体重W1よりも小さく、体重W5は体重W4よりも小さく、体重W7は体重W6よりも小さい。したがって、3回目、4回目、6回目の測定結果は上記目標が達成されるものでなく、2回目、5回目、7回目の測定結果は上記目標が達成されるものである。よって、図4に示されるように、3回目、4回目、6回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、5回目、7回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。なお、この変形例においては、上記実施形態における第2目標条件の設定が省略されて第1目標条件のみが目標として設定されている場合と同じである。
【0081】
・上記実施形態および第3変形例および第4変形例では、目標体重を示す目標値が設定されることにより、目標体重よりも体重を小さくすることが目標として設定されるが、体重を目標体重と同じにすることを目標として設定することもできる。
【0082】
・上記実施形態および第3変形例および第4変形例では、目標体重を示す目標値が設定されることにより、目標体重よりも体重を小さくすることが目標として設定されるが、目標体重よりも体重を大きくすることを目標として設定することもできる。
【0083】
すなわち、以下の(条件1)〜(条件3)のいずれか1つが満たされるとき、測定結果が目標条件を満たしている旨判定する構成とすることもできる。
(条件1)目標値と今回測定値とが等しい
(条件2)目標値が今回測定値よりも大きい
(条件3)目標値が今回測定値よりも小さい
・また、以下の(条件b)が満たされるとき、測定結果が目標条件を満たしている旨判定する構成とすることもできる。なお、目標範囲の下限を規定する値を「下限値」とし、今回測定値が下限値よりも小さいときの今回測定値と下限値との差の絶対値を「今回下限側差分」とする。また、前回測定値が下限値よりも小さいときの前回測定値と下限値との差の絶対値を「前回下限側差分」とする。
(条件b)今回下限側差分が前回上限側差分または前回下限側差分よりも小さい
・(第5変形例)上記実施形態では、目標として第1目標条件と第2目標条件とが設定され、第1目標条件として前回の体重に比べて目標体重に体重を近づけることが設定されたが、第1目標条件の設定を省略することもできる。
【0084】
図11を参照して、第6変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。なお、この変形例6における目標範囲は、上記実施形態の目標範囲とは別に設定されたものである。
【0085】
図11において、体重W1,W4,W6,W7は目標範囲GRに収まっておらず、体重W2,W3,W5は目標範囲GRに収まっている。したがって、1回目、4回目、6回目、7回目の測定結果は上記目標が達成されるものでなく、2回目、3回目、5回目の測定結果は上記目標が達成されるものである。よって、図4に示されるように、1回目、4回目、6回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、3回目、5回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。
【0086】
・(第6変形例)上記実施形態では、目標として第1目標条件と第2目標条件とが設定され、第2目標条件として目標体重を含む目標範囲に体重を収めることが設定されたが、第2目標条件の設定を省略することもできる。
【0087】
図12を参照して、第6変形例において目標が達成されたと判定される測定結果を説明する。
3回目、4回目、6回目の測定結果は、上記実施形態における第1目標条件が満たされるものでなく、2回目、5回目、7回目の測定結果は、上記実施形態における第1目標条件が満たされるものである。よって、図4に示されるように、3回目、4回目、6回目の測定結果が表示部40に表示されるときは、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示されない。図6に示されるように、2回目、5回目、7回目の測定結果が表示部40に表示されるときに、目標達成表示セグメント48A〜48E,49A〜49Eが表示される。
【0088】
・上記実施形態では、測定結果を数値により表示する数値表示セグメント41A〜41Eが設けられているが、測定結果を文字または図形により表示する表示セグメントに変更することもできる。
【0089】
・測定結果表示セグメントと表示部の周縁との間に目標達成表示セグメントを設けることもできる。
・上記実施形態では、表示部40がセグメント方式の液晶ディスプレイにより構成されているが、例えば、セグメント方式のLEDにより構成される表示部に変更することもできる。
【0090】
・上記実施形態では、生体情報として体重および体組成を測定する例が示されているが、体重のみを測定する構成、または体組成のみを測定する構成に変更することもできる。また、体重および体組成とは別の生体情報を体重および体組成の少なくとも一方に加えて測定する構成、または体重および体組成とは別の生体情報を体重および体組成に代えて測定する構成に変更することもできる。
【符号の説明】
【0091】
1…体重体組成計、10…装置本体、20…測定用電極、21〜24…電極、30…操作部、31〜34…押しボタン、40…表示部、40A…透明基板、40B…周縁、41A〜41D…数値表示セグメント、41E…小数点表示セグメント、42…単位表示セグメント、43…測定時期表示セグメント、44A,44B…測定対象表示セグメント、45…電池残量表示セグメント、46A〜46D…測定結果表示セグメント、47A〜47D…設定内容表示セグメント、48A〜48L,49A〜49E…目標達成表示セグメント、50…報知部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体情報の測定結果を表示する表示部を備える生体情報測定装置において、
前記表示部としてセグメント方式の表示部が設けられていること、
前記生体情報に関する目標条件を設定する機能が設けられていること、
ならびに、前記生体情報の測定結果を表示する測定結果表示セグメントと、前記生体情報の測定結果と前記目標条件との関係に応じて表示状態が変化する目標達成表示セグメントとが前記表示部に設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果表示セグメントと前記表示部の周縁との間に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の生体情報測定装置において、
複数の前記測定結果表示セグメントが設けられていること、
ならびに、前記複数の測定結果表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に補助表示セグメントが設けられていること、
ならびに、前記測定結果表示セグメントと前記補助表示セグメントとの間、および前記補助表示セグメントと前記表示部の周縁との間の少なくとも一方に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に複数の補助表示セグメントが設けられていること、
ならびに、前記複数の補助表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
先端に向けて先細りの形状となる部分を「先細り部分」として、前記目標達成表示セグメントにおいて中心側の部分から複数の前記先細り部分が放射状に突出していること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記目標達成表示セグメントが点滅すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示状態と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示状態とが互いに異なること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示色と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示色とが互いに異なること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果と前記目標条件との関係に応じて動作状態が変化する報知部が設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項11】
請求項10に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が光を出力すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項12】
請求項10または11に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が音を出力すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記目標条件として設定される数値を「目標値」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、以下の(条件1)〜(条件3)のいずれか1つが満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定すること
(条件1)前記目標値と前記今回測定値とが等しい
(条件2)前記目標値が前記今回測定値よりも大きい
(条件3)前記目標値が前記今回測定値よりも小さい
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項14】
請求項13に記載の生体情報測定装置において、
前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」として、この直前測定値が前記目標値として設定されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項15】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記目標条件として設定される数値の範囲を「目標範囲」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項16】
請求項15に記載の生体情報測定装置において、
前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」とし、前記目標範囲の上限を規定する値を「上限値」とし、前記目標範囲の下限を規定する値を「下限値」とし、前記今回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記今回測定値と前記上限値との差の絶対値を「今回上限側差分」とし、前記今回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記今回測定値と前記下限値との差の絶対値を「今回下限側差分」とし、前記前回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記前回測定値と前記上限値との差の絶対値を「前回上限側差分」とし、前記前回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記前回測定値と前記下限値との差の絶対値を「前回下限側差分」として、以下の(条件1)および(条件2)のいずれか一方が満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定すること
(条件1)前記今回上限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
(条件2)前記今回下限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項17】
請求項16に記載の生体情報測定装置において、
前記(条件1)および前記(条件2)のいずれか一方が満たされる状態を「第1目標達成状態」とし、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれる状態を「第2目標達成状態」として、前記第1目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態と前記第2目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態とが互いに異なること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項18】
請求項17に記載の生体情報測定装置において、
前記第2目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数が前記第1目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数よりも多いこと
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記生体情報として体重および生体インピーダンスの少なくとも一方を測定すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項1】
生体情報の測定結果を表示する表示部を備える生体情報測定装置において、
前記表示部としてセグメント方式の表示部が設けられていること、
前記生体情報に関する目標条件を設定する機能が設けられていること、
ならびに、前記生体情報の測定結果を表示する測定結果表示セグメントと、前記生体情報の測定結果と前記目標条件との関係に応じて表示状態が変化する目標達成表示セグメントとが前記表示部に設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果表示セグメントと前記表示部の周縁との間に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の生体情報測定装置において、
複数の前記測定結果表示セグメントが設けられていること、
ならびに、前記複数の測定結果表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に補助表示セグメントが設けられていること、
ならびに、前記測定結果表示セグメントと前記補助表示セグメントとの間、および前記補助表示セグメントと前記表示部の周縁との間の少なくとも一方に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果表示セグメントおよび前記目標達成表示セグメントとは別に複数の補助表示セグメントが設けられていること、
ならびに、前記複数の補助表示セグメントの間に前記目標達成表示セグメントが設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
先端に向けて先細りの形状となる部分を「先細り部分」として、前記目標達成表示セグメントにおいて中心側の部分から複数の前記先細り部分が放射状に突出していること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記目標達成表示セグメントが点滅すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示状態と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示状態とが互いに異なること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているときの前記測定結果の表示色と、前記測定結果が前記目標条件を満たしていないときの前記測定結果の表示色とが互いに異なること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果と前記目標条件との関係に応じて動作状態が変化する報知部が設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項11】
請求項10に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が光を出力すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項12】
請求項10または11に記載の生体情報測定装置において、
前記測定結果が前記目標条件を満たしているとき、前記報知部が音を出力すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記目標条件として設定される数値を「目標値」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、以下の(条件1)〜(条件3)のいずれか1つが満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定すること
(条件1)前記目標値と前記今回測定値とが等しい
(条件2)前記目標値が前記今回測定値よりも大きい
(条件3)前記目標値が前記今回測定値よりも小さい
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項14】
請求項13に記載の生体情報測定装置において、
前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」として、この直前測定値が前記目標値として設定されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項15】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記目標条件として設定される数値の範囲を「目標範囲」とし、前記測定結果を示す数値を「測定値」とし、今回の測定により得られた前記測定値を「今回測定値」として、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項16】
請求項15に記載の生体情報測定装置において、
前記今回測定値の直前に得られた前記測定値を「直前測定値」とし、前記目標範囲の上限を規定する値を「上限値」とし、前記目標範囲の下限を規定する値を「下限値」とし、前記今回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記今回測定値と前記上限値との差の絶対値を「今回上限側差分」とし、前記今回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記今回測定値と前記下限値との差の絶対値を「今回下限側差分」とし、前記前回測定値が前記上限値よりも大きいときの前記前回測定値と前記上限値との差の絶対値を「前回上限側差分」とし、前記前回測定値が前記下限値よりも小さいときの前記前回測定値と前記下限値との差の絶対値を「前回下限側差分」として、以下の(条件1)および(条件2)のいずれか一方が満たされるとき、前記測定結果が前記目標条件を満たしている旨判定すること
(条件1)前記今回上限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
(条件2)前記今回下限側差分が前記前回上限側差分または前記前回下限側差分よりも小さい
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項17】
請求項16に記載の生体情報測定装置において、
前記(条件1)および前記(条件2)のいずれか一方が満たされる状態を「第1目標達成状態」とし、前記目標範囲に前記今回測定値が含まれる状態を「第2目標達成状態」として、前記第1目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態と前記第2目標達成状態のときの前記目標達成表示セグメントの表示状態とが互いに異なること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項18】
請求項17に記載の生体情報測定装置において、
前記第2目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数が前記第1目標達成状態のときに表示される前記目標達成表示セグメントの数よりも多いこと
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記生体情報として体重および生体インピーダンスの少なくとも一方を測定すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−200276(P2012−200276A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−64620(P2011−64620)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]