説明

生体情報管理システム

【課題】病院に通院する患者の生体情報を病院の内外において適切に保護および活用することができる生体情報管理システムを提供する。
【解決手段】
生体情報管理システムは、家庭における患者の生体情報を計測する生体情報計測装置100と、生体情報計測装置100により生体情報が書き込まれる情報伝達媒体200と、病院内において情報伝達媒体200に書き込まれた生体情報を読み出すリーダ装置320と、リーダ装置320により読み出された生体情報を病院外に記憶する院外データベース410と、院外データベース410から患者の生体情報を読み出して、該患者の診療情報を作成する診療情報作成装置330とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院に通院する患者が家庭で計測した該患者の生体情報を管理する生体情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の生体情報管理システムとしては、下記特許文献1に示すように、生体情報を提供した被験者にポイントを付与すると共に、提供された複数の被験者の生体情報をリアルタイムに収集して、被験者全体の健康状態の変化を示す付加価値情報(例えば、ウィルスや微生物による感染症の発生情報等)を作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2004/114180パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、かかる生体情報管理システムでは、複数の被験者から提供された生体情報を統計的に処理するものであり、被験者の診察のために活用されることがないという問題があった。
【0005】
一方で、被験者から提供された生体情報を該被験者の病院における診察に活用するために、被験者から提供された生体情報を病院内のサーバに格納するようにした場合には、診察情報が外部に流出するおそれがあるため、生体情報に基づく統計的な処理等、外部機関による活用が図られないという問題があった。
【0006】
以上の事情に鑑みて、本発明は、病院に通院する患者の生体情報を病院の内外において適切に保護および活用することができる生体情報管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明の生体情報管理システムは、
病院に通院する患者が家庭で計測した該患者の生体情報を管理する生体情報管理システムであって、
前記患者の生体情報として血圧を計測する血圧計測装置を少なくとも含む1または複数の生体情報計測装置と、
前記生体情報計測装置から前記生体情報が書き込まれる情報伝達媒体と、
前記病院に設けられ、前記情報伝達媒体が該情報伝達媒体に書き込まれた前記生体情報を読み出すリーダ装置と、
前記リーダ装置により読み出された生体情報を記憶する生体情報サーバ装置と、
前記生体情報サーバ装置に記憶された前記患者の生体情報を読み出して、該患者の診療情報を作成する診療情報作成装置と
前記診療情報作成装置により作成された前記患者の診療情報を記憶する診療情報サーバ装置と
を備え、
前記生体情報サーバ装置が前記病院外に設置されて、該生体情報サーバ装置に記憶された前記患者の生体情報を外部機関に提供可能に構成されると共に、前記診療情報サーバ装置が前記病院内に設置されて、外部への情報の送信が規制されることを特徴とする。
【0008】
第1発明の生体情報管理システムによれば、前記リーダ装置を介して読み出された生体情報が病院外の生体情報サーバ装置に記憶され、生体情報は、生体情報サーバから読み出されて診療情報が作成される。そして、作成された診療情報は、病院内の診療情報サーバに記憶され、生体情報と切り離される。
【0009】
このように、生体情報と診療情報を切り離し、生体情報を病院外の生体情報サーバ装置に記憶することで、生体情報を外部機関において活用することができると共に、診療情報を病院内の診療情報サーバ装置に記憶することで、診察情報等が院外に流出することを防止することができる。
【0010】
このように、第1発明の生体情報管理システムによれば、病院に通院する患者の生体情報を病院の内外において適切に保護および活用することができる。
【0011】
第2発明の生体情報管理システムは、第1発明において、
前記生体情報サーバ装置が前記患者の生体情報を外部機関に提供する際に、該患者に付与するポイントを算出するポイント算出手段と、
前記ポイント算出手段により算出されたポイントを前記患者の識別情報に基づいて使用者毎に格納して加算するポイント管理手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】
第2発明の生体情報管理システムによれば、通院患者の生体情報は、病院における診察に活用することができるのみならず、外部機関に提供して活用される。さらに、外部機関における活用の際に、ポイントが蓄積されることで、生体情報を提供し活用するインセンティブを患者に与えることができ、更なる生体情報の提供と活用が期待できる。
【0013】
このように、第2発明の生体情報管理システムによれば、ポイントによるインセンティブにより、更なる生体情報の提供と生体情報の病院外における活用とを促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態の生体情報管理システムの構成を示す全体構成図。
【図2】図1の院内システムおよび院外システムよる処理内容を示すフローチャート。
【図3】図1の院外システムによるポイント付与処理の内容を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1に示す本実施形態の生体情報管理システムは病院に通院する患者が家庭で計測した該患者の生体情報を管理する生体情報管理システムであって、生体情報計測装置100と、情報伝達媒体200と、患者が通院する病院の院内システム300と、院外システム400とを備え、院外システム400から生体情報が外部機関500へ提供される。
【0016】
生体情報計測装置100は、例えば、患者の家庭血圧を測定する血圧計101、患者の体重・体脂肪率・筋肉量・推定骨量などの体組成を測定する体組成計102および歩数を計測する歩数計103などが該当する。
【0017】
血圧計101と体組成計102と歩数計103には、例えば、近距離無線通信規格であるZigbee(登録商標、以下同じ)端末が搭載されており、相互にデータ通信が可能に構成される。
【0018】
ここで、生体情報計測装置100には、少なくとも患者の家庭血圧を測定する血圧計101を含む。通院時以外の家庭における血圧を定期的に計測した家庭血圧を収集することが、血圧の連続性からも重要性が高いためである。
【0019】
そのため、本実施形態では、血圧計101をホストとなる生体情報計測装置として、血圧計101に情報伝達媒体200への書き込みのための送信機能を備える。
【0020】
情報伝達媒体200は、例えば、ICチップ(RFIDタグ)210が搭載されて該ICチップにデータの書き込みが可能なICカード診察券または診察券に貼付できるICシールまたはICキーホルダなどである。ICチップ210は、図示しないアンテナコイル部を介して数センチメートルの範囲で通信可能となっている。
【0021】
ICチップ210は、血圧計101からの送信電波がアンテナコイル部により励起されて(電磁誘導方式または電波方式により励起されて)、血圧計101と通信可能となると共に、ICチップ210へのデータの書き込みが可能となる。
【0022】
院内システム300は、院内データベース310(本発明の診療情報サーバ装置に相当する)と、リーダ装置320と、診療情報作成装置330と、情報出力手段340とを備える。
【0023】
院内データベース310は、病院内における医療行為に付随する情報を記憶するサーバ装置であって、具体的には、患者の各種検査情報、予診室や診察室における所見情報のほか、診療情報作成装置330により作成された診察情報や診察の判定に必要なアルゴリズム(ガイドライン)情報が記憶されている。
【0024】
なお、院内データベース310は、病院外からのアクセスが制限されており、病院内における各種インターフェイスから認証を経てアクセス可能となる。
【0025】
リーダ装置320は、情報伝達媒体200のICチップ210から該ICチップ210に書き込まれたデータを読み出す装置であって、読み出し後にICチップ210内のデータの消去等を付随して行うことができるリーダライタである。
【0026】
リーダ装置320で読み出された情報伝達媒体200のデータは、院内データベース310に格納されることなく、院外システム400へ出力される。このとき、出力されるデータは、最低限の個人情報(性別、年齢など個人を特定できない情報)と、院内システムまたは該患者自身が登録する個人用端末によってのみ患者が特定可能なID(受付認証キー)が付される。
【0027】
診療情報作成装置330は、院外システム400から出力された患者の生体情報と、病院の内外の検査機関から提供された検査結果情報と、院内データベース310に記憶されている、診察の判定に必要なアルゴリズム(ガイドライン)情報とから、診察患者の診療情報を作成する。
【0028】
情報出力手段340は、診療情報作成装置330により作成された診療情報を、医師が用いるインターフェイスに表示するための出力画面および、患者が使用可能な院内インターフェイスに表示するための出力画面等を作成する。
【0029】
院外システム400は、院外データベース410(本発明の生体情報サーバ装置に相当する)と、ポイント管理装置420とを備える。
【0030】
院外データベース410は、リーダ装置320で読み出された情報伝達媒体200のデータが記憶される。また、院外データベース410により記憶されるデータは、最低限の個人情報(性別、年齢など個人を特定できない情報)と、院内システムまたは該患者自身が登録する個人用端末によってのみ患者が特定可能なID(受付認証キー)とが付されており、これらの付加情報により、院外データベース410に記憶された多数の生体情報の分類や抽出等が可能となっている。
【0031】
ポイント管理装置420は、ポイント算出手段421と、ポイント管理手段422とを備える。
【0032】
ポイント算出手段421は、院外データベース410から、患者の生体情報を外部機関に提供する際に、該患者に付与するポイントを算出する。
【0033】
ポイント管理手段422は、ポイント算出手段421により算出されたポイントを患者の識別情報(院内システムまたは該患者自身が登録する個人用端末によってのみ患者が特定可能なID)に基づいて使用者毎に格納する。
【0034】
なお、本実施形態において、院内システム300および院外システム400を構成する処理装置および処理手段310〜340,410〜422は、それぞれCPU、ROM、RAM等のハードウェアにより構成され、これらの処理装置および処理手段310〜340,410〜422が、それぞれ共通のハードウェアによって構成されていてもよく、これらの一部又は全部が異なるハードウェアによって構成されていてもよい。
【0035】
以上のように構成された生体情報管理システムにより通院患者の家庭内において計測した生体情報を管理する方法について説明する。
【0036】
図1および図2を参照して、患者の生体情報の収集と記憶と活用について説明する。
【0037】
まず前提として、病院に通院する患者は、家庭において血圧計101、体組成計102や歩数計103などの生体情報計測装置100により血圧、体重、体脂肪率、歩数等の生体情報を計測する。そして、その計測結果は、これらの生体情報装置100の間の相互通信により血圧計101に集約される。
【0038】
そして、患者は、病院への通院時に血圧計101に集約された生体情報をICカード診察券のような情報伝達媒体200への書き込みを行う。
【0039】
以上、患者が家庭において計測した生体情報を情報伝達媒体200に書き込む処理までが、患者の生体情報を収集する前提となる前処理である。
【0040】
次に、図2に示すように、生体情報が書き込まれた情報伝達媒体200を持って、病院へ来院した患者は、情報伝達媒体200を病院での受付の際にリーダ装置320に読み込ませることにより、院内システム300は、生体情報の受付認証キーを作成すると共に(図2/STEP110)、リーダ装置320から生体情報を読み出して、読み出した生体情報を院外システム400へ送信する(図2/STEP120)。
【0041】
このとき、院内システム300は、生体情報に、最低限の個人情報(性別、年齢など個人を特定できない情報)と、院内システムまたは該患者自身が登録する個人用端末によってのみ患者が特定可能なID(受付認証キー)とを付して院外システム400に送信する。
【0042】
また、このとき院内システム300は受付認証キーに対応した個人認証ドングルを作成し、これを受付の際にUSBやミニプラグ等として患者に貸し出してもよい。このようなUSBドングルやミニプラグドングルは、患者が院内で利用可能なインターフェイスに接続されて、自己の健康情報等を閲覧する際の認証キーとなる。
【0043】
次に、院外システム400は、院内システム300から送信された患者の生体情報を院外データベース400に記憶させる(図2/STEP130)。
【0044】
次いで、院外システム400は、送信された生体情報に付されたIDを基に、この患者の生体情報の全てを院外データベース410から読み出して、院内システム300へ送信する(図2/STEP140)。
【0045】
なお、このとき、院外データベース400では、IDを頼りに共通するIDを照合する処理等を実行するが、患者を具体的に特定した形での処理は行わない。
【0046】
次に、院内システム300は、院外システム400から送信された生体情報に付されたID(受付認証キー)を基に、具体的な患者を特定し、その患者の診察に必要な診療ガイドラインの読出等を行う(図2/STEP150)。
【0047】
具体的に、院内システム300は、患者を特定することで、その患者の診療科、疾患名、担当医師等を特定し、その患者の診察に必要な診療ガイドラインを院内データベース310から読み出す。さらに、院内システム300は、これと併せて院内データベース310に記憶された検査結果等も読み出す。
【0048】
ここで、診療ガイドラインの一例としては、日本高血圧学会が発行する高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)およびこのガイドラインに沿った判定アルゴリズム等が該当する。
【0049】
次いで、院内システム300の診療情報作成装置330は、STEP150で読み出されたガイドラインに沿った判定アルゴリズムを、患者の生体情報や検査結果等に適用することにより、診察の際の医師の補助資料となる解析情報を作成する(図2/STEP160)。
【0050】
例えば、高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)に沿った判定アルゴリズムに、患者の生体情報(家庭血圧)や検査結果を適用した場合には、初診時に選択するべき治療方針、治療目標を満たしているかどうかの判定、治療目標を満たすために最も効果的と考えられる処方方針などを自動解析することが可能となる。副作用発現の疑いがある場合の警告などが表示される。
【0051】
次に、院内システム300の情報出力手段340は、診療情報作成装置330が作成した解析情報を、当該患者の診察を行う医師向けのインターフェイス表示画面および患者向けのインターフェイス表示画面等に変換して、それぞれのインターフェイスに出力する(図2/STEP170)。
【0052】
例えば、医師向けのインターフェイス表示画面(PC画面)としては、初診時に選択するべき治療方針、治療目標を満たしているかどうかの判定、治療目標を満たすために最も効果的と考えられる処方方針、副作用発現の疑いがある場合の警告などが表示される仕様となっており、患者向けのインターフェイス表示画面としては、到達するべき血圧目標値、現在の血圧平均値、降圧目標の到達度、直近の検査値とその説明、減量、減塩、運動など健康に留意するためのアドバイスなどが表示される仕様となっている。
【0053】
最後に、院内システム300は、患者の診察等の終了後に、STEP160で作成した解析情報のほか、医師が記録した診察情報や検査結果のような、院内での医療行為の履歴情報を院内データベース310に記憶して、一連の処理を終了する(図2/STEP180)。
【0054】
以上が、患者の生体情報の収集と記憶と活用についての説明である。
また、このように、通院患者の生体情報を院内における検査結果や診察結果などの診療情報と切り離し、生体情報を院外システム400の院外データベース410に記憶することで、診察情報等が院外に流出することなく、生体情報を外部機関等において活用することが可能となる。
【0055】
次に、図1および図3を参照して、患者の生体情報の外部機関への提供による活用について説明する。
【0056】
統計調査のため、生体情報を匿名で外部機関への提供を同意した患者について以下のような活用を行う。
【0057】
研究機関や製薬会社等の外部機関500が、院外システム400の院外データベース410に記憶された生体情報を取得したい場合には、外部機関500は、院外データベース410から抽出したい生体情報を指定して院外システム400にアクセスする(図3/STEP210)。
【0058】
具体的に、外部機関500は、抽出したい生体情報として、年齢・性別・病歴(通院歴、処方履歴)のほか、体脂肪率が所定範囲となる対象群や血圧が所定範囲となる対象群(例えば、収縮期血圧が85〜89で拡張期血圧が130〜139の高血圧予備群)等を指定する。
【0059】
次いで、院外システム400は、外部機関500から指定された抽出対象を特定して、院外データベース410に記憶された生体情報から特定の抽出対象を抽出する(図3/STEP220)。
【0060】
そして、院外システム400は、院外データベース410から抽出した生体情報およびその抽出対象を示す情報を抽出情報として、これを外部機関500に送信する(図3/STEP230)。
【0061】
次に、院外システム400は、抽出対象となった生体情報の患者のIDを特定すると共に(図3/STEP240)、ポイント算出手段421がその生体情報の情報提供に応じたポイントを算出する(図3/STEP250)。
【0062】
例えば、ポイント算出手段421は、生体情報の1つ(1つの血圧計測データや1つの体脂肪率データ)を1ポイントとして、情報提供した生体情報に含まれる複数の生体情報に応じたポイント数を算出する。
【0063】
そして、ポイント管理手段422がその算出したポイントをID別に格納する。
【0064】
なお、ID別に格納されたポイントは、ポイント管理装置420から院内システムに出力され、情報出力手段340を介して患者が使用可能なインターフェイスに表示され、当該病院においてポイントを使用可能となる。
【0065】
以上が、患者の生体情報の外部機関への提供による活用についての説明である。このように、通院患者の生体情報は、病院における診察に活用することができるのみならず、外部機関に提供して活用される。さらに、外部機関における活用の際に、ポイントが蓄積されることで、生体情報を提供し活用するインセンティブを患者に与えることができ、更なる生体情報の提供と活用が期待できる。
【0066】
以上、詳しく説明したように、本実施形態の生体情報管理システムによれば、病院に通院する患者の生体情報を病院の内外において適切に保護および活用することができる。
【0067】
なお、本実施形態では、蓄積されたポイントは、ポイント管理装置420から院内システムに出力され、情報出力手段340を介して患者が使用可能なインターフェイスに表示され、当該病院においてポイントを使用可能となるが、これに限定されるものではない。
【0068】
例えば、院外システム400において、生体情報を提供した患者を予め登録して、その者に直接ポイントを与えるようにしてもよい。この場合には、院外システム400において、患者が生体情報の二次使用に関する登録を行う等の手続が必要になる。
【符号の説明】
【0069】
100…生体情報計測装置、101…血圧計(生体情報計測装置)、102…体組成計(生体情報計測装置)、103…歩数計(生体情報計測装置)、200…情報伝達媒体、210…ICチップ、300…院内システム、310…院内データベース(診療情報サーバ装置)、320…リーダ装置、330…診療情報作成装置、340…情報出力手段、400…院外システム、410…院外データベース(生体情報サーバ装置)、420…ポイント管理装置、421…ポイント算出手段、422…ポイント管理手段、500…外部機関。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
病院に通院する患者が家庭で計測した該患者の生体情報を管理する生体情報管理システムであって、
前記患者の生体情報として血圧を計測する血圧計測装置を少なくとも含む1または複数の生体情報計測装置と、
前記生体情報計測装置から前記生体情報が書き込まれる情報伝達媒体と、
前記病院に設けられ、前記情報伝達媒体が該情報伝達媒体に書き込まれた前記生体情報を読み出すリーダ装置と、
前記リーダ装置により読み出された生体情報を記憶する生体情報サーバ装置と、
前記生体情報サーバ装置に記憶された前記患者の生体情報を読み出して、該患者の診療情報を作成する診療情報作成装置と
前記診療情報作成装置により作成された前記患者の診療情報を記憶する診療情報サーバ装置と
を備え、
前記生体情報サーバ装置が前記病院外に設置されて、該生体情報サーバ装置に記憶された前記患者の生体情報を外部機関に提供可能に構成されると共に、前記診療情報サーバ装置が前記病院内に設置されて、外部への情報の送信が規制されることを特徴とする生体情報管理システム。
【請求項2】
請求項1記載の生体情報管理システムにおいて、
前記生体情報サーバ装置が前記患者の生体情報を外部機関に提供する際に、該患者に付与するポイントを算出するポイント算出手段と、
前記ポイント算出手段により算出されたポイントを前記患者の識別情報に基づいて使用者毎に格納して加算するポイント管理手段と
を備えることを特徴とする生体情報管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−90784(P2012−90784A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−240875(P2010−240875)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(510286019)
【Fターム(参考)】