説明

生体認証及び人口統計データの転送及び管理システム並びに装置

経歴調査を実行するための方法及び装置であって、電子データの収集、体系化、及び送信を含み、生体認証データと他の人口統計データとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、生体認証及び人口統計データの転送及び管理システム並びに装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本願は、2006年6月2日に出願された「データ転送及び管理システム」という標題の米国仮出願第60/810,588号明細書の利益を主張する。
この特許文献の開示のうちの一部は、著作権保護を受ける構成要素を含む。著作権者は、特許庁の包袋及び特許記録において表されるとき、特許文献又は特許開示について任意の者による複製に異議を申し立てないが、他の実施行為は、いかなるものであれ全ての著作権を留保する。
【0003】
多くの現代のビジネスは、将来の又は現在の従業員の犯罪経歴検査のような経歴調査を必要とする。上記経歴調査には、従業員が指紋カード上に自身の指紋を与え且つその指紋を連邦捜査局(FBI)のような国又は連邦政府機関に転送することが一般的に必要とされる。国又は連邦政府機関は、次に、その記録と指紋とに基づく犯罪経歴検査を実行する。この方法は、現在、申込者に負担となり且つ過剰な時間とリソースとを消費する。
【0004】
企業が犯罪経歴検査を実行する従来の方法は、申込者の指紋を取り込んで指紋に基づく犯罪履歴身元検査を実行することを許可されたエンティティに申込者を案内することによる。これは、申込者が警察署に行き、指紋カードを受け取ることを一般に含む。警察署は、指紋カードに申込者の指紋を取る。指紋カードは、次に、電子式フォーマットに変換され又は分析のためにFBIの全国犯罪情報センター(NCIC)又は犯罪履歴保存所に物理的に郵送される。犯罪経歴検査の結果は、最終的には調査を求める企業へ転送される。
【0005】
犯罪経歴検査を実行するこの方法、犯罪履歴経歴調査を実行する現行の方法は、多数の欠点を有する。主な欠点は、犯罪履歴経歴調査は、大抵の場合、完了に数ケ月を必要とするまではないにせよ、数週間を要する。実際に、上記調査は、多くの場合、回答を得るために16〜18週間を要する。別の欠点は、上記専門のソフトウェアは高価であり、使用するには難しいことである。早い回答を得るために指紋を政府機関に迅速に転送するという問題も存在する。現行のシステムには、経歴検査のコンピュータを実行するエンティティに専用のソフトウェア及びハードウェアが局所的にインストールされることが必要となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の一つの目的は、上述の欠点のうちの一つ以上を解決又は改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態では、申込者の認証された経歴調査を実行するための装置について記載する。この装置は、申込者に関する人口統計データの入力のための、ウェブサイト又はURLのような第一のインターフェースを含む。申込者が自身の人口統計データを提供すると、その申込者に受理書が生成される。受理書は、申込者が、赴いて自身の指紋を取らせ、自身の身分証明書を認証させることができる、第二の場所に関して申込者に指示を提供する。受理書は、さらに、申込者に関する情報と共に符号化されたバーコードを含む。
【0008】
申込者は、次に、自身の生体認証データを取らせるために第二の場所に赴く。例えば、申込者の指紋が取り込まれる。第二の場所において事務官は、受理書のバーコードをスキャンして、申込者の以前に入力した人口統計の情報を呼び出す。さらに、事務官は、申込者の身分証明書と事務官のインターフェース上の人口統計データとを対照する検査によって、申込者の同一性を確認する。申込者の身分証明書が確認された後で、事務官は、申込者の指紋を取り込み且つデジタル化する。事務官のインターフェースは、指紋の品質的な分析、即ち「評価」を提供する。評価が、生体認証データの品質に関する規定の基準を満たすか又は上回るとき、申込者のデジタル化された指紋が、犯罪経歴検査を実行する政府機関へ転送される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、同様の構成要素が、同様の数字によって参照される図面を参照して記載される。本発明の様々な構成要素の関係及び機能は、以下の詳細な記載によってより良く理解される。しかしながら、以下に記載されるような本発明の実施形態は、例示の目的のみであり、本発明は、図面に例示された実施形態に限定されない。図面は等尺ではなく、場合によって、従来的な製造及び組み立てに関する詳細など、本発明の理解のために必要はない細部は省略されることを理解されたい。
【0010】
本発明は、本発明についての以下の詳細な記載に考慮が向けられるときに、より良く理解され、上述以外の目的が明らかになる。上記記載では、添付するフローチャート及び図が参照される。
【0011】
一般に、本システムは、データ、詳細には人口統計及び生体認証データの取込、転送、及び管理のためのシステムを提供する。図1に例示されるように、本システムは、二つの主要なデータ取込及びデータ管理のセグメント又はインターフェースを含み、各セグメントは複数のステップを有する。第一のセグメントは、一般的に、規定のウェブサイトにアクセスするステップ14と申込者についての人口統計情報をサービス・プロバイダーに提供するステップ18とを含む。第一のセグメントは、申込者によって実行される。第二のセグメントは、一般に、申込者の指紋を採取するステップ22と、申込者の指紋の画像を取り込むステップ26と、当該画像を第一のセグメントにより提供された人口統計情報と関連付けるステップ30とを含む。第二のセグメントは、指紋記録局の場所において実行される。一旦、第一の二つのセグメントが完了すると、即ち、指紋の画像が人口統計情報と関連付けられると、この組み合わされた記録は、指紋と犯罪経歴との分析のために、FBIのような適当な連邦政府又は国家機関へ転送される。
【0012】
図1に例示されるように、第一のステップは、申込者の登録を含む。申込者を登録するために、特定の申込者の経歴又は指紋分析を必要とするエンティティは、申込者に登録ウェブサイト・アドレス決定URLを提供する。申込者は、次に、このウェブサイト又はURLにアクセスして、自身の人口統計データを登録し且つ「バーコード」受理書を取得する。ウェブサイトにログインするときに、申込者は、グラフィック・ボックス(graphic box)に不規則に生成された文字を入力することによってトランザクションを確認する必要がある。このシステムは、トランザクションが本物であることを確認する。
【0013】
この規定のウェブサイトにおいて、申込者は、自身の人口統計データを提供することによって登録する。申込者の人口統計データは、経歴調査又は他の理由ために必要な多岐にわたる情報を含み得る。図2〜3に例示されるように、例示の人口統計データは、申込者の名前、生年月日、社会保障番号、識別番号、所在地住所、性別、体重、身長、目の色、及び/又は髪の色を含む。一般的に、これらの情報の特定の部分のうちの三つが、以下にさらに詳細に記載されるように、指紋ソフトウェアを起動するために後のステップで使用される。
【0014】
登録ウェブサイト上では、入力が必須のフィールドが赤色で示され、随意のフィールドは黒色で示される。申込者が、必須の各フィールドの入力を完了させると、当該フィールドは、フィールドの入力が完了したことを示すように赤色から黒色へ変更される。さらに、申込者が、あるフィールドから別のフィールドへ移動すると、登録ウェブサイトは、画面の頂部にヘルプ・ボックスを提供し、データをどのような形式に合わせるかを含む、フィールドの説明を申込者に与える。
【0015】
申込者が人口統計データの入力インターフェース画面を完了させた後で、申込者には、指紋の採取サービスの日程調整に先行してデータを再検討/編集するための機会が与えられる。再検討を完了させるには、申込者は、図3に示されるように画面の左底隅に配置された認証ボックスをチェックする必要がある。認証ボックスをチェックすることによって、申込者は、データが正確で且つ有効であることを認証する。
【0016】
図4を参照すると、一旦、申込者が、成功裏に登録すると、バーコード受理書が、申込者に提供される。バーコード受理書は、申込者に最も近隣の及び/又は最も利便性のある指紋の採取場所への道案内(driving instruction)を提供する。バーコード受理書は、予約が指紋の採取のために必要であるかどうか、もし必要ならば、どのように予約を行うのかを申込者に知らせることもできる。確認のために、バーコード受理書のコピーが、申込者の電子メールアカウントに配信される。申込者は、画面上に生成された(又は電子メールを介して受信された)受理書を印刷し、その受理書を登録された身分証明書(運転免許証、パスポートなど)と共に指紋の採取の担当事務所に持っていく。
【0017】
申込者は、登録し、バーコード受理書を受領した後には、規定の指紋の採取場所にて指紋を採取される準備ができている。指紋の採取場所において、申込者は、担当者に申込者の写真識別(例えば、運転免許証)とバーコード受理書とを提出する。
【0018】
図5を参照すると、担当者又は事務官は、次に、提供されたURLをウェブ・ブラウザに入力することによって、規定の画像取込ウェブサイトにログインする。図5に示されるように、ログイン・ウィンドウが表示される。ログイン・ウィンドウが表示されると、担当者は、自身のライセンスキー、ユーザー名、及びパスワードを入力する。担当者は、次に、申込者の識別情報、例えば、バーコード、申込者によって登録された政府機関発行の写真付き身分証明書の固有の番号(例えば、運転免許証番号)、及び/又は申込者の姓を入力する。当該データが、不正確に入力されると、システムは、担当者にデータを再入力するよう指示する。当該データが、正確に入力されると、システムは、図6に示される指紋の取込画面に移る。システムが初めて用いられるときには、担当者は、スキャナを操作するために必要とされるアクティブX・コンポーネントをインストールする必要がある。上記アクティブX・コンポーネントは、指紋採取ウェブサイトに指紋を直接に提出するために必要とされる。
【0019】
一旦、担当者がログインすると、ウェブベースのアプリケーションは、申込者データを検索し、その申込者データを今度の指紋の採取トランザクションにリンクする。申込者が識別されたときに、申込者の人口統計情報は、指紋採取ウェブサイトから自動的にダウンロードされ、電子式フォームのDF−258指紋カード上の関係するフィールド内に自動的に入力される。人口統計情報は、申込者のプライバシーを保護するために、好ましくは暗号化される。即ち、人口統計情報を登録ウェブサイトに入力することによって、申込者は、指紋カード上のデリケートな情報を担当者に開示する必要がなくなる。これによって、申込者のプライバシーを保護する。
【0020】
担当者は、次に、標準的なインクパッドとFD−258指紋カードとを使用して申込者の指紋を採取することによって、申込者を補助できる。申込者の指紋が採取されると、担当者と申込者との両方が、指紋カードに署名する。このカードは、次に、デスクトップ型スキャナを使用してスキャンされる。デスクトップ型スキャナは、一般に、指紋スキャンに用いられるために連邦政府又は国家機関によって事前承認される。スキャナの例は、EPSON3170型スキャナである。指紋の取り込みを開始するために、担当者は、指紋採取ボタンをクリックする必要がある。そのボタンをクリックすることによって、担当者が申込者の人口統計データを指紋の画像にリンクすることを可能とするダイアログボックスが開く。
【0021】
アクティブX・コンポーネントがインストールされ且つ指紋カードが完成した後には、担当者は、指紋画像をスキャンできる。スキャンを開始するために、担当者は、3170型エプソンスキャナの右上隅に、FD−258申込者指紋カードを裏向きにして配置する。カードが間違った位置に配置されると、記録品質は劣る。一旦、カードが、スキャナ上に裏向きに配置されると、担当者は、図6に例示されるように指紋採取ウェブサイト上でスキャンボタン108をクリックすることによってスキャンを開始する。担当者が成功裏にスキャンを開始すると、ポップアップ・ダイアログボックスにスキャン処理の進行が示される。
【0022】
図7を参照すると、指紋採取ウェブサイトは、画像がスキャンされた後のプリントの品質を評価する。採点法は、20の得点段階に基づく。得点が13以上であれば、例えば図7のプリント116に見られるように、指紋が提出に十分であると判断される。得点が、13以上のプリントには、例えば、図7のプリント112に見られるように、「緑色の」採点ボックスが表示される。得点が、12以下のプリントには、「赤色の」採点ボックスが表示される。13以上の得点のプリントは、それらのプリントが、FBIに提出するには十分な品質であることを意味する緑色にラベルされる。13未満の得点のプリントは、それらのプリントが、FBIに提出するために不十分である品質を意味する赤色にラベルされる。赤色のプリントは、オペレータ又は担当者がプリントを提出することがシステムによって許可される前に、十分な品質のプリントに取り替えられる必要がある。
【0023】
品質が不十分なプリントを更新するために、担当者は、新たなFD−258申込者指紋カード上に新たなプリントをローラで付けなければならない。担当者はエプソン3170型スキャナに新たなカードを裏向きに配置して、スキャンボタン108を再びクリックする必要がある。「不十分な品質」の得点が付けられたプリントについては、担当者が、カード全体をローラで付けなくても良いことに留意されたい。むしろ、担当者は、品質が不十分なプリントを別のカード上にローラで付け、適当な指紋採取ボックスにプリントを配置することを確かめる必要しかない。次に、この第二のカードは、スキャナ上に配置され、上述されたようにスキャンされる。
【0024】
指紋採取ウェブサイトは、担当者に「最高得点のプリントを保持する」又は「プリントを取り替える」という選択肢を与える。「最高得点のプリントを保持する」の場合、以前の画像は保存され、より良い品質の新たな画像と組み合わせられて、十分なプリントにより一つの電子的な提出物を作り出す。「プリントを取り替える」を選択する場合、従前のカードは削除され、第二のカードからの画像によって画像が更新される。最後に、十分な品質の画像が取り込まれると、当該画像がウェブサイトへ提出される。
【0025】
本発明の別の特徴は、申込の様々な特徴に対しアノテート(注釈付け)する可能性を有することである。アノテーションを入力するには、担当者は、図7に示されるように、アノテートボタン122を選択する。例えば、担当者は、(1)削除、又は(2)プリント不可能というアノテーションの選択肢を選択できる。担当者は、次に、適当なアノテーシ
ョンを選択でき、次に、「OK」をクリックする。指紋採取ウェブサイトは、次に、選択されたアノテーションにより指紋画像を更新する。これは、全ての必要とされた指紋について繰り返される必要がある。
【0026】
図8を参照すると、指紋採取ウェブサイトは、FD−258のFBI認証済み指紋カードの用紙について、署名を除いて取り込むようにも構成できる。署名を記録するには、署名スキャンボタン127(図7)をクリックする。デスクトップ型スキャナは、指紋カードを再スキャンし、署名を採取する。スキャナが署名のスキャンを完了した後には、それらの署名は取り込まれ、130,132に表示される。担当者は、署名をスキャンするときに、自分が、FD−258のFBI認証済み指紋カード又は他の適切な認可済みの指紋カードを使用していることを確かめる必要がある。担当者は、担当者と申込者との両方が、FD−258のプリントカード上の適当な箇所でカードに署名することも確かめる必要がある。
【0027】
図7に例示されるように、指紋画像と署名とが取り込まれ、スキャンされると、「提出」ボタン138は、太字になり、その担当者が指紋画像を送信できることを示す。
図7に例示されるように、提出されたトランザクションを眺めるために、担当者は、メイン・ナビゲーション・パネルの左側に配置された提出済みボタンをクリックできる。提出済みボタンがクリックされると、担当者に、図9に示されるように、幾つかの検索選択肢が与えられる。検索報告パラメータが表れるので、所望される検索条件を入力する。
【0028】
ユーザーは、各パラメータによって個々に検索することもできるし、複数のフィールドを使用して検索を制限することもできる。例えば、ジョン スミスを特定するには、ユーザーは、この名前を検索フィールド(名前のみ)に入力することもできるし、特定の日にち範囲として入力することもできる。さらに、ユーザーは、検索を特定の組のパラメータに制限するように、データをこれらのフィールド全てに入力できる。検索パラメータのフィールドを空にするために「リセット」ボタンがクリックされ、又は特定された検索を開始するように「提出」ボタンがクリックされる。
【0029】
図10を参照すると、検索結果が、三つの欄(カラム)、即ち、(1)名(2)姓(3)サーバーに投稿された日にちとして表示される。検索結果の報告を再配列するには、上記欄(カラム)ヘッダーの頂部をクリックすると、データが降順又は昇順で再配列される。担当者は、「ダウンロード」ボタンをクリックすることによって、報告をダウンロードできる。ダウンロードボタンをクリックすると、指紋採取ウェブサイトは、エクセル(登録商標)によってフォーマットの決定された表による報告をダウンロードする。
【0030】
担当者のプロファイル欄も提供できる。「自分のプロファイル欄」は、担当者が自分の名前、パスワード、及び電子メールアドレスを更新することを可能とする。
従って、前述の詳細な記載は限定よりもむしろ例示と見なされることを意図したものであり、本発明の精神及び範囲を定義するのは、全ての均等物を含む上述の請求項であることを意図することを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施形態によるデータ転送及び管理システムのための第一の実施形態を例示するフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態による人口統計情報の入力インターフェースの例を示す図。
【図3】本発明の一実施形態による人口統計情報の正確性確認インターフェースの例を示す図。
【図4】本発明の一実施形態による指紋トランザクションに関する受理書の例を示す図。
【図5】本発明の一実施形態による事務官用のログイン・インターフェースの例を示す図。
【図6】本発明の一実施形態による指紋が無い(状態の)指紋スキャン確認インターフェースの例を示す図。
【図7】本発明の一実施形態による複数の評価された指紋の例を含む指紋スキャン確認インターフェースの例を示す図。
【図8】本発明の一実施形態による係官又は事務官の署名と申込者の署名とが照合された指紋スキャン確認インターフェースを示す図。
【図9】本発明の一実施形態による報告の特徴を示す図。
【図10】本発明の一実施形態によるある時間枠に処理された申込者を含む報告の特徴の例を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
申込者に対し認証された経歴調査を実行するための装置であって、
前記申込者に関する人口統計データの入力のための第一のインターフェース手段と、人口統計データの入力のための前記第一のインターフェース手段は第一の場所に配置されていることと、
前記申込者に関する認証人口統計データの入力のための第二のインターフェース手段と、認証人口統計データの入力のための前記第二のインターフェース手段は第二の場所に配置されていることと、
前記申込者に関する生体認証データの入力のためのスキャナと、生体認証データの入力のための前記スキャナは前記第二の場所に配置されていることと、
前記申込者に関する人口統計データと生体認証データとを関連付けるための処理手段と、
前記第一の場所と前記第二の場所とを繋ぎ、それによって前記第一のインターフェース手段、前記第二のインターフェース手段、前記スキャナ手段及び前記処理手段が動作可能なように接続されるネットワークとを備える装置。
【請求項2】
前記第二のインターフェース手段が、前記第一の場所における人口統計データ入力に前記申込者の身分証明書を関連付けるための手段を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記関連付けるための手段は、前記第二の申込者のインターフェース手段に動作可能なように接続されるバーコード読み取り機である、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
指紋カードをさらに備えることと、
前記スキャナが、指紋カードを受け入れるための認可済みのデスクトップ型スキャナを備えることとを含む、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記スキャナが、生体認証情報の取込装置である、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記生体認証情報の取込装置が、指紋スキャナである、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記生体認証情報の取込装置が、網膜スキャナである、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記人口統計データが、前記申込者に関する識別情報を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記人口統計データが、名前、社会保障番号、住所、性別、年齢、運転免許証番号、パスポート番号、及びクレジットカード番号からなるグループから選択される、請求項2に記載の装置。
【請求項10】
前記第一のインターフェース手段が、第一のウェブサイトを含み、且つ前記第二のインターフェース手段が、第二のウェブサイトを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記第二のインターフェース手段が、ユーザー・ログイン部を備える、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
犯罪経歴調査を実行するための方法であって、
a)請求項1に記載の装置を提供するステップと、
b)前記第一のインターフェース手段へのアクセスを提供するステップと、
c)前記第一の場所において前記第一のインターフェース手段により前記申込者に関する人口統計データを受信するステップと、
d)前記第一の場所において、前記申込者に関する識別情報と前記第二の場所に関する連絡先情報とを含む受理書を生成するステップと、
e)前記第二の場所において前記受理書を受け取るステップと、
f)前記第二の場所において申込者の身分証明書を確認するステップと、
g)前記申込者に関する生体認証データをスキャンするステップと、
h)第三の場所へ生体認証データを配信するステップと、
を含む、方法。
【請求項13】
前記スキャンするステップが、
指紋カード上で申込者の生体認証データを含む指紋の採取を行うステップと、
前記指紋カードをスキャンして、前記生体認証データをデジタル化するステップと、
をさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
品質の基準に基づく前記生体認証データを評価するステップと、
前記生体認証データの前記評価に基づいて生体認証データを選択するステップと、
をさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記スキャンするステップが、
申込者の網膜をスキャンするステップ
をさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記受理書が前記申込者に関する識別情報を含むバーコードを含むことと、
前記第二の場所において前記バーコードを読み取るステップとをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
申込者に対し認証された経歴調査を実行するための装置であって、
前記申込者に関する人口統計データの入力のための複数のデータ入力フィールドを備える第一のウェブサイトと、前記第一のウェブサイトは第一の場所に位置することと、
前記申込者に関する認証人口統計データの入力のための第二のウェブサイトと、認証人口統計データの入力のための前記第二のウェブサイトは第二の場所に位置することと、
前記申込者に関する生体認証データの入力のためのスキャナと、生体認証データの入力のための前記スキャナは前記第二の場所に位置することと、
前記申込者に関する人口統計データと生体認証データとを関連付けるためのプロセッサと、
前記第一の場所と前記第二の場所とを繋ぎ、それによって前記第一のウェブサイト、前記第二のウェブサイト、前記スキャン手段及び前記処理手段が動作可能なように接続されるネットワークとを備える装置。
【請求項18】
前記第二のウェブサイトが、前記第一の場所における人口統計データ入力に前記申込者の前記身分証明書を関連付けるための手段を備える、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記認証人口統計データの入力のための手段は、前記第二のインターフェース手段に動作可能なように接続されるバーコード読み取り機を備え、前記スキャナは指紋カードを受け入れるための認可済みのデスクトップ型スキャナを含む、請求項18に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2009−540400(P2009−540400A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513329(P2009−513329)
【出願日】平成19年6月1日(2007.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2007/013083
【国際公開番号】WO2007/143178
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(508354751)ファースト アドバンテージ コーポレイション (1)
【氏名又は名称原語表記】FIRST ADVANTAGE CORPORATION
【Fターム(参考)】