説明

生活状況管理システム

【課題】生活習慣病や健康管理に関し、普段の生活の中に潜む原因を究明すると共に生活目標を達成する生活状況管理システムを提供する。
【解決手段】生活状況管理対象者の生活環境から必要な情報を取得して分析する管理サーバは、前記生活状況管理対象者から、生活環境に関する情報、管理対象とする管理対象生活状況及び生活目標を取得して当該管理受付をする管理受付手段と、該管理受付手段が受け付けた管理対象生活状況に基づいて前記生活環境から情報収集の対象とする電気機器及び必要に応じて設置したセンサの中から対象機器を選択する情報収集対象選択手段と、該情報収集対象選択手段が選択した対象機器から適宜情報を所定期間収集する情報収集手段と、該情報収集手段が収集した収集情報と前記生活目標とを、必要に応じて基準となる基準情報を参照し比較して生活状況管理者及び前記生活状況管理対象者にそれぞれ報知する生活状況報知手段とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生活環境に設置された電気機器の使用状況や必要に応じて設置されたセンサによる検出からの情報に基づいて生活状況管理対象者の管理対象生活状況を把握する生活状況管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、核家族化が進むにつれ独居世帯や高齢者世帯が年々増加しているが、この様な世帯の住人の生活を管理するものとして、従来、メディカル機器を使用して、血圧、体温、心拍などを日々計測し、電話回線などを通じて医療機関へ送信する健康管理システムや、多くのセンサを住居に設置し、それらセンサの動作状況から導かれる生活パターンより緊急事態を認識して家族や関係機関へ通報する緊急通報システムが提供されている。また、このような世帯の住人である被管理者のトイレ使用状況及び外出状況を検知すると共に履歴を管理し、これらのデータに基づいて被管理者の生活状態を判定し、その健康管理データを外部へ定期的に出力するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、被管理者が生活を監視されているという意識を持つなどの問題がある。
【0004】
一方、近年、生活スタイルの変化や高齢化等に起因して生活習慣病対策の重要性がクローズアップされている。このような生活習慣病への対策は、通常の生活の行動そのもの、例えば、食行動、運動、睡眠などに関係するが、各個人が意識してもその行動そのものが完全に把握できず、改善しようと努めてもなかなか改善されないのが現状である。
【0005】
また、生活習慣病対策だけでなく、一般的な健康管理に関しても、各個人が目標を立てて健康生活を維持しようとしても容易には実行できないという問題がある。
【0006】
【特許文献1】特開2003−271747号公報 (特許請求の範囲)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑み、生活習慣病や健康管理に関し、普段の生活の中に潜む原因を究明すると共に生活目標を達成するための生活状況管理システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決する第1の態様は、生活状況管理対象者の生活環境から必要な情報を取得して分析する管理サーバを具備し、該管理サーバは、前記生活状況管理対象者から、生活環境に関する情報、管理対象とする管理対象生活状況及び生活目標を取得して当該管理受付をする管理受付手段と、該管理受付手段が受け付けた管理対象生活状況に基づいて前記生活環境に関する情報から情報収集の対象とする電気機器及び必要に応じて設置したセンサの中から対象機器を選択する情報収集対象選択手段と、該情報収集対象選択手段が選択した対象機器から適宜情報を所定期間収集する情報収集手段と、該情報収集手段が収集した収集情報を前記生活目標と比較して生活状況管理者及び前記生活状況管理対象者にそれぞれ報知する生活状況報知手段とを具備することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0009】
かかる第1の態様では、管理対象生活状況に基づいて情報収集の対象とする電気機器及び必要に応じてセンサを選択して情報収集を行うことにより、管理対象生活状況を把握し、これを生活状況管理者及び生活状況管理対象者に報知するので、これに基づき、生活状況管理対象者は生活状況管理者のアドバイスを受けながら生活状況を管理、分析することができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記管理受付手段は、まず、管理受付を行い、その後、予め前記情報収集対象選択手段が対象機器を選択すると共に前記情報収集手段が予備的に前記対象機器から情報を収集した後、この収集情報と基準となる基準情報を参照して前記生活目標を設定するものであることを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0011】
かかる第2の態様では、予備的に収集した情報を基準となる基準情報などと比較することによって、生活目標を設定するので、的確な生活目標を設定することができる。
【0012】
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記管理対象生活状況は、健康生活を維持するに適しているか否か又は生活習慣病の予兆があるか否かを判断するための生活状況であることを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0013】
かかる第3の態様では、生活状況管理対象者は、報知された生活状況に基づいて、健康生活を維持するに適しているか否か又は生活習慣病の予兆があるか否かを判断することができる。
【0014】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記生活状況管理者が薬剤師、薬種商認定者、医師、保健士、栄養士、看護士から選択される何れかであり、当該生活状況管理者は前記収集情報と前記生活目標とを必要に応じて基準となる基準情報を参照しながら比較して分析し、その分析結果を前記生活状況管理対象者に報知することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0015】
かかる第4の態様では、生活状況管理対象者は、薬剤師などのアドバイスを受けて、生活状況をより的確に把握することができる。
【0016】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記管理受付手段は、ネットワークを介して前記生活状況管理対象者から少なくとも前記管理対象生活状況を受け付けることを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0017】
かかる第5の態様では、生活状況管理対象者は、ネットワークに接続された端末を介して管理対象生活状況を報知して生活状況の管理を申し込むことができる。
【0018】
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記生活状況管理者が前記生活状況管理対象者にアドバイスを与えながら前記管理対象生活状況及び生活目標を報知することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0019】
かかる第6の態様では、生活状況管理対象者は、生活状況管理者のアドバイスを受けながら、的確に管理対象生活状況及び生活目標を把握することができる。
【0020】
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様において、前記管理受付手段は、前記生活状況管理対象者から受け付けた管理受付を前記生活状況管理者に報知し、当該生活状況管理者は、前記生活状況管理対象者と共に前記生活目標を設定することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0021】
かかる第7の態様では、生活状況管理者は、生活状況管理対象者が設定した管理対象生活状況に基づいて、生活目標の設定のアドバイスをすることができる。
【0022】
本発明の第8の態様は、第1〜7の何れかの態様において、前記生活状況報知手段は、前記生活状況管理対象者及び前記生活状況管理者に対して、前記収集情報並びにこれと比較した前記生活目標及び必要に応じて基準となる基準情報を、ネットワークを介して提供することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0023】
かかる第8の態様では、生活状況管理対象者は、その生活状況に関する情報をネットワークに接続された端末から入手することができる。
【0024】
本発明の第9の態様は、第1〜8の何れかの態様において、前記生活状況報知手段は、前記生活状況管理対象者及び前記生活状況管理者に対して、前記収集情報並びにこれと比較した前記生活目標及び必要に応じて基準となる基準情報の他、過去の集計データや他の生活状況管理対象者のデータを提供することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0025】
かかる第9の態様では、過去の集計データや他の生活状況管理対象者のデータと比較することにより、生活状況改善の意欲を向上させることができる。
【0026】
本発明の第10の態様は、第1〜9の何れかの態様において、前記情報収集の対象とする電気機器は、各電気機器の使用状況を把握する電気機器管理サーバに各種手段により接続されており、前記情報収集手段は、前記電気機器管理サーバから前記電気機器の使用状況を収集することを特徴とする生活状況管理システムにある。
【0027】
かかる第10の態様では、情報収集手段は、生活状況管理対象者の生活環境内に設置されている電気機器管理サーバから、選択された電気機器の使用状況を比較的容易に取得することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、生活環境に設置された電気機器の使用状況や必要に応じて設置されたセンサによる検出から把握できる情報に基づいて、生活状況管理対象者及び生活状況管理者が管理対象生活状況を把握することができ、生活状況管理対象者は生活状況管理者のアドバイスを受けながら生活状況を把握、管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0030】
図1には、生活習慣病対策などのための生活状況を管理するためのシステム構成を示す。図1に示すように、生活状況管理対象者(以下、被管理者という場合がある)の生活環境である被管理者宅10には、電気機器として種々の電化製品11、たとえば、冷蔵庫11a、電子レンジ11b、照明器具11c、エアコン11d、必要に応じて設置したセンサ12などが設置されており、各電化製品11及びセンサ12は、コンセントを介して電灯線13に接続され、電力が供給されるようになっている。また、被管理者宅10には、電気機器の使用状況を把握するための電気機器管理サーバである電気機器サーバ20が設置されている。電気機器サーバ20は、例えば、パーソナルコンピュータからなり、CPU21と共に、ROM、RAM及びハードディスクなどの記憶装置22を具備し、液晶画面などの表示部23及びキーボードなどの入力部24を備える。また、電気機器サーバ20は、インターネットなどのネットワーク30を介して外部と接続するための送受信部25を具備する。
【0031】
電気機器サーバ20が電化製品11の使用状況を把握する手段は特に限定されないが、LANケーブルなどの有線、又は無線を介して電気機器サーバ20に使用状況を送信することができる、いわゆる情報家電を用いてもよいし、使用状況を把握するセンサを電化製品11に設けて、センサからLANケーブルなどの有線、又は無線を介して使用状況を把握できるようにしてもよいし、又は電灯線通信を介して使用状況を把握するようにしてもよい。
【0032】
電気機器サーバ20は、インターネットなどのネットワーク30を介して、外部の生活状況管理者(以下、管理者という場合がある)が使用する管理者端末40及び管理サーバである健康管理サーバ50に接続されている。
【0033】
ここで、管理者端末40は、例えば、パーソナルコンピュータであり、CPU41と共に、ROM、RAM及びハードディスクなどの記憶装置42を具備し、液晶画面などの表示部43、キーボードなどの入力部44、及びインターネットなどのネットワーク30を介して外部と接続するための送受信部45を具備する。
【0034】
一方、健康管理サーバ50は、例えば、サーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータなどであり、例えば、CPU51と共に、ROM、RAM及びハードディスクなどの記憶装置52を具備し、液晶画面などの表示部53、キーボードなどの入力部54、及びインターネットなどのネットワーク30を介して外部と接続するための送受信部55を具備する。
【0035】
また、健康管理サーバ50は、CPU51及び記憶装置52に格納されたプログラムにより、被管理者や管理者からのアクセスを許容すると共に各種情報を提供するように機能するようになっており、これらの機能は、管理受付手段61、情報収集対象選択手段62、情報収集手段63、及び生活状況報知手段64により実現されている。
【0036】
ここで、管理受付手段61は、被管理者や管理者からのアクセスを、例えば、ID及びパスワードを介して許可すると共に、被管理者から、生活環境に関する情報、管理対象とする管理対象生活状況及び生活目標を取得して、管理の受付を行うように機能する。なお、この際の受付は、顧客情報DB70に登録し、再度のアクセスについては、顧客情報DB70を介して許可するか否かを判断する。
【0037】
ここで、生活環境に関する情報は、被管理者の生活環境に関する事項であり、情報収集の対象とすることができる電気機器があるか否か又は情報収集の対象とするセンサが設置できるか否かなどの情報が含まれている。また、管理対象生活状況は、詳細は後述するが、健康生活を維持するに適しているか否か又は生活習慣病の予兆があるか否かを判断するための生活状況であり、生活習慣病対策やハウスダスト対策に関する生活状況であり、例えば、飲酒、喫煙、清掃、朝食の摂取などをいい、例えば、表示画面に表示された例から選択できるようにする。また、生活目標は、選択した管理対象生活状況に応じて設定するものであり、詳細は後述するが、生活習慣病に関してはその対策事項、飲酒に関しては飲酒の回数、量などであり、喫煙に関しては喫煙回数などであり、朝食の摂取に関しては、毎日朝食を摂取するなどであり、これも表示された例から選択できるようにしてもよい。なお、生活目標は、被管理者が自ら設定してもよく、または被管理者からの受付時に設定する必要はなく、追って、管理者と相談の上、設定してもよい。
【0038】
情報収集対象選択手段62は、管理受付手段61が受け付けた管理対象生活状況に基づいて、生活環境に関する情報を参照しながら生活環境である被管理者宅10から情報収集の対象とする電化製品11及び必要に応じて設置したセンサ12の中から対象機器を選択する。この選択は、管理対象生活状況に応じて、適宜自動的に設定するようにする。例えば、管理対象生活状況が生活習慣病対策である場合には、冷蔵庫11a、電子レンジ11b、照明11c、エアコン11dなどが選択される。なお、設定した対象機器は、例えば、管理者と被管理者とが話し合い等により適宜変更できるようにしてもよい。
【0039】
このようにして選択された対象機器の使用状況は、健康管理サーバ50の情報収集手段63が、例えば、被管理者宅10の電気機器サーバ20から適宜情報を所定期間収集する。ここで、収集する情報は、情報収集の対象となる対象機器の使用状況、すなわち、何時、どれだけ使用したかなど、使用時間及び使用期間などである。また、情報収集手段63は、これらの情報を被管理者の情報と共に顧客情報DB70に格納する。
【0040】
生活状況報知手段64は、情報収集手段が収集した収集情報と前記生活目標とを、必要に応じて基準となる基準情報を参照し比較して、その結果を生活状況管理者及び生活状況管理対象者にそれぞれ報知するものである。ここで、報知とは、管理者や被管理者に所定のタイミングで通知すること、又は管理者や被管理者がアクセスして要求した際に提供することをいう。
【0041】
また、ここで報知する情報は、各種情報を整理したものであり、ケースによっては比較した情報により、例えば、自分の生活目標が達成されたか否かが判断できるが、専門的な分析が必要な場合もある。この場合には、例えば、薬局に駐在する薬剤師である管理者が、被管理者から収集した収集情報を生活目標と比較して、必要に応じて基準情報を参照しながら分析し、その分析結果を被管理者に通知するようにする。ここで、生活状況管理者は、収集された情報及び生活目標を必要に応じて基準情報を参照しながら比較して分析できる専門的な知識を有するものであれば特に限定されず、例えば、薬剤師や薬種商認定者の他、医師、保健士、栄養士、看護士などを挙げることができる。
【0042】
なお、ここで、基準情報とは、例えば、一般的に基準とされる統計的なデータなどであり、生活目標によってはこのような基準情報が参照される。
【0043】
また、報知する情報としては、収集情報並びにこれと比較した前記生活目標及び必要に応じて前記基準情報の他、過去の集計データや他の生活状況管理対象者のデータを提供してもよい。この場合、被管理者は、過去の自分のデータや他の被管理者の集計データと比較することにより、現在の状況を把握することができ、生活状況改善に関する意欲を高めることができる。
【0044】
さらに、上述した説明では、管理受付手段61は、ネットワークを介して前記生活状況管理対象者から少なくとも前記管理対象生活状況を受け付けるようにしたが、薬局の薬剤師などの管理者を介して申込書等の書面で受けつけて、管理者が管理者端末40から入力してもよい。また、被管理者が管理者のところに出向き、管理者にアドバイスを受けながら管理対象生活状況及び生活目標を入力するようにしてもよい。さらに、管理受付手段61が、生活状況管理対象者である被管理者から受け付けた管理受付を管理者端末40に通知し、当該管理者が、生活状況管理対象者と共に生活目標を設定するようにしてもよい。
【0045】
また、上述した説明では、生活状況報知手段64は、生活状況管理対象者及び生活状況管理者に対して、収集情報並びにこれと比較した前記生活目標及び必要に応じて基準情報を、ネットワークを介して提供するようにしたが、これはデータを所定のタイミングで送信する、又は生活状況管理対象者及び生活状況管理者の閲覧要求に応じて提示することであるが、書面等を送付して通知するようにしてもよい。
【0046】
なお、上述した電気機器サーバ20は必ずしも必要ではなく、電気機器の使用状況を健康管理サーバ50に提供できるようになっていればよい。また、電気機器の使用状況を外部に提供する装置と、被管理者が健康管理サーバ50にアクセスして自己のデータを閲覧する装置とは同一である必要はなく、別体でもよく、被管理者が健康管理サーバ50にアクセスする装置としては、専用端末あるいはテレビ電話やWeb閲覧機能を有するパーソナルコンピュータ以外の装置であってもよい。ここで、テレビ電話機能を有する装置を用いると、管理者と対話しながらネットワークを介して生活目標の設定や報知される情報に関するアドバイスを受けることができる。
【0047】
(実施形態1)
以下、生活習慣病対策の場合を例にとって、さらに詳細に説明する。
【0048】
まず、生活習慣病とは、高血圧、高脂血症、心臓病、糖尿病、脳卒中など生活習慣によって発症する危険性が高い疾病のことである。これらの生活習慣病の対策としては、例えば、高血圧の場合には、(1)禁煙、(2)お酒は適量、(3)肥満の改善、(4)適度な運動、(5)ストレスをためない、(6)過労を避ける、(7)十分な睡眠と規則正しい生活などがある。また、高脂血症の場合には、(1)脂っこい物、アルコール、お菓子、ジュース等糖分の摂取を控える、(2)タバコを控える、(3)適度な運動、が対策となる。心臓病の場合には、(1)タバコを控える、(2)肥満の改善、(3)適度な運動、(4)ストレスをためない、などである。また、糖尿病の場合には、(1)肥満の改善、(2)野菜を摂取する、(3)甘いもの、脂っこいものを控える、(4)適度な運動、が対策として挙げられる。脳卒中の場合には、(1)塩分を控える、(2)お酒は適量、(3)適度な運動、(4)タバコを控える、などを挙げることができる。
【0049】
このような生活習慣病対策を管理したい場合には、各生活習慣病に対応する対策の何れか又は全てを管理対象生活状況とする。例えば、高血圧対策を目的とした場合には、(1)禁煙、(2)お酒は適量、(3)肥満の改善、(4)適度な運動、(5)ストレスをためない、(6)過労を避ける、(7)十分な睡眠と規則正しい生活などを管理対象生活状況とする。
【0050】
次いで、管理対象生活状況を選択した後には、その具体的な生活状況に関する情報提供をするための電化製品11やセンサ12を選択する。この具体例を次に説明する。
【0051】
例えば、「タバコを控える」という生活状況に関しては、例えば、空気清浄機又はエアコンのダストセンサ情報(通常は常時作動)などが情報収集の対象となる。また、「お酒を控える」という生活状況に関しては、冷蔵庫の使用情報が情報収集の対象となる。「肥満の改善」という生活状況に関しては、体重計や体脂肪計の利用情報、フィットネス機器や冷蔵庫の使用情報などが情報収集の対象となる。「適度な運動」という生活状況に関しては、フィットネス機器の使用情報が情報収集の対象となる。「ストレスをためない」という生活状況に関しては、マッサージ器、電話、テレビ、パソコン、ゲーム機などの使用情報が情報収集の対象となる。また、「規則正しい生活」という生活状況に関しては、照明、冷蔵庫、お風呂、トイレ、洗濯機、掃除機などの使用情報が情報収集の対象となる。
【0052】
次に、このような生活習慣病対策の管理の受付があった後のフローを図2に示す。なお、このフローは、情報収集対象選択手段62を介して、対象機器を空気清浄機のダストセンサ、冷蔵庫、フィットネス機器、照明とした場合である。
【0053】
図2に示すように、健康管理サーバ50の情報収集手段63が、被管理者宅10の電気機器サーバ20に対して、例えば、所定期間毎、例えば、毎日、又は一週間毎に、上述した対象機器に関する情報の取得要求を送信する(ステップS1)。電気機器サーバ20は、取得要求を受信すると(ステップS2)、対象機器である電化製品11及びセンサ12の情報を健康管理サーバ50に送信する(ステップS3)。次に、情報収集手段63は、情報を受信し、格納する(ステップS4)。ここで、生活状況報知手段64は、管理者や被管理者から要求があった場合に、又は所定のタイミングで、受信して格納された情報を、管理対象とした生活状況に関する生活目標や基準情報と比較して報知するようになっているが、ここでは、先ず、管理者端末40へ情報を送信して、アドバイスを要求し、アドバイスを付加した情報を被管理者に送信するようになっている。すなわち、生活状況報知手段64は、受信した情報を生活目標や基準情報と比較し(ステップS5)、このデータを管理者端末40へ送信してアドバイスの入力要求を行う(ステップS6)。管理者は、管理者端末40でこの要求を受信すると(ステップS7)、アドバイスを入力して送信し(ステップS8)、健康管理サーバ50の生活状況報知手段64は、これを受信して格納する(ステップS9)。生活状況報知手段64は、アドバイスを付与したデータを受信し、必要に応じて結果報告書として格納し(ステップS10)、これを被管理者宅10の電気機器サーバ20へ送信する(ステップS11)。被管理者はこのデータを受信することにより(ステップS12)、生活状況の改善が行われているか否か等の情報を得ることができる。
【0054】
このように、この生活状況管理システムでは、被管理者が自ら掲げた生活目標を目指し、また、結果は客観的に評価されるので、健康管理に非常に有用である。
【0055】
(実施形態2)
この実施形態は、生活目標を設定する際に、予め情報を収集し、この情報を基準となる基準情報などと比較し、的確に生活目標を設定するものであり、このフローを図3に示す。
【0056】
図3に示すように、まず、被管理者宅10の端末である電気機器サーバ20から、生活状況管理依頼をすると(ステップS21)、これを健康管理サーバ50の管理受付手段61が受信し、その情報を格納する(ステップS22)。この管理受付により、管理したい管理対象生活状況と、被管理者の生活環境に関する情報が取得されたものとする。次いで、情報収集対象選択手段62は、生活環境に関する情報及び管理対象生活状況に基づいて、予め、対象機器を選択する(ステップS23)。ここでは、対象機器を空気清浄機のダストセンサ、冷蔵庫、照明とした場合を例とする。また、情報収集手段63は、所定期間毎、例えば、毎日、又は一週間毎に、上述した対象機器に関する情報の取得要求を送信する(ステップS24)。電気機器サーバ20は、取得要求を受信すると(ステップS25)、対象機器である電化製品11及びセンサ12の情報を健康管理サーバ50に送信し(ステップS26)、情報収集手段63は、情報を受信して格納する(ステップS27)。ここで、生活状況報知手段64は、電気機器サーバ20から受信して格納された情報を、基準情報と比較して(ステップ28)、管理者端末40へ報知し生活目標入力要求を送信する(ステップS29)。管理者端末40は、情報を受信し(ステップS30)、これにより生活目標を設定し、電気機器サーバ20へ送信して(ステップS31)、被管理者に通知する(ステップS32)。また管理者は、健康管理サーバ50へ、生活目標を送信し(ステップS33)、管理受付手段61は生活目標を受信し、格納する(ステップS34)。これにより生活目標が設定される。この後、生活目標が設定され、生活状況管理が行われるが、この際に対象機器は上述したように予備的に設定されたものと同一としてもよいが、見直しや追加などにより、一部あるいは全部異なってもよい。
【0057】
さらに管理者は、被管理者にとって管理対象とすべき適切な管理対象生活状況を把握するために、例えば図4のようなアンケートを書面やネットワークを通じて実施したり、口頭または電話等の通信手段にて問い合わせしたりしてもよい。なお、図4のアンケートは、被管理者の通常の生活習慣を把握するためのものであり、食事や飲酒、喫煙、睡眠などに関する質問をするものである。
【0058】
図5は、具体的な生活目標設定方法の例を示したものであり、対象機器がエアコンのダストセンサの場合である。センサのレベルのピーク101〜106は喫煙と思われ、一日のタバコの本数は、10本と予想される。基準情報は、タバコは控えるだが、管理者は、急激な禁煙よりも段階的な減煙を選択し、生活目標は喫煙1日5本と提案している。
【0059】
図6は、具体的な生活目標設定方法の他の例を示したものであり、対象機器が冷蔵庫である。センサのピーク111〜116は冷蔵庫を開けた後、飲食をしていると思われるが、午前中の冷蔵庫の開閉がないことから、朝食を抜いていると思われること、ピーク112、113、115及び116は間食及び夜食をしているとも予想される。基準情報は、1日3食、間食は控えるだが、管理者は生活目標として、朝食をとること、間食を15時ごろの1回にすることを提案している。
【0060】
図7は、具体的な生活目標設定方法の他の例を示したものであり、対象機器が部屋及びトイレの照明である。部屋の照明の点灯を示すピーク131では、照明が深夜に及んでいるため、夜更かしをしている可能性が高いと思われる。またトイレの照明の点灯を示すピーク132では、深夜にも頻繁に行っていることより、頻尿や下痢の可能性が高いと予測される。基準情報は、標準起床時間は6時、就寝時間は23時であり、管理者は、生活目標として基準情報と同じ、起床時間を6時、就寝時間23時にすることを提案している。また、就寝時間のトイレについては、被管理者に状況を問い合わせ、必要があれば、病院・薬局などに行き適切な処置をすることを提案している。
【0061】
図8は、管理者が、健康管理サーバ50から得た情報より、被管理者の生活目標を提案する例を示したものである。図4〜図7より、被管理者は高脂血症の予備軍と考えられる。高脂血症の予防のためには、前述した(1)脂っこい物、アルコール、お菓子、ジュース等糖分の摂取を控える、(2)タバコを控える、(3)適度な運動、が有効であり、当初対象機器だった、ダストセンサ、冷蔵庫、照明器具に加えて、フィットネス機器も対象に加えることを提案している。管理者は、被管理者から了承を得て、生活目標を決定し、健康管理サーバ50に送信し、生活状況管理を行う。
【0062】
図9は、生活目標を設定後、生活状況管理を行った後の具体的な分析の結果を予測した例を示したものであり、対象機器がエアコンのダストセンサであり、管理対象となる生活状況は喫煙であり、目標は1日当たり5本である。
【0063】
図9に示すように、ダストセンサの電圧パルスを時間経過と共にプロットすると、喫煙と予想されるピーク141〜145が所定のタイミングで検出されている。ここで、ピーク141、142、144、145は、ダストセンサのダストレベルが急上昇していることを示し、喫煙と予測され、また、ピーク143は連続的に高いレベルなので、連続的な喫煙と予測され、結果として目標の5本を超している可能性を示している。また、ピーク141〜145の発生時間により、食事毎に喫煙している可能性があること、あるいは就寝前に喫煙して寝たばこの可能性があることなどが把握できる。
【0064】
このようなデータは薬剤師などの管理者によりさらに分析され、アドバイスと共に被管理者に提供される。図9には生活状況管理者からのアドバイスの例を示してある。
【0065】
図10は、対象機器を冷蔵庫とし、その開閉と、規則正しい食事及び間食及び夜食はとらないという目標との関係を示したものである。
【0066】
図10に示す結果からは、午前中の朝食時には冷蔵庫の開閉がないので、朝食が抜かれた可能性があること、お昼時の開閉151は規則正しく昼食をしたことを示していると思われるが、夕方の開閉152は間食の可能性があることを示している。また、夜の開閉153は夕食を取ったことを示しているが、夜中の開閉154及び155は夜食の可能性を示している。
【0067】
図11は、対象機器を部屋及びトイレの照明としたものであり、生活目標は6時起床、23時就寝である。
【0068】
図11の結果、部屋の照明の点灯を示すピーク161より、夜中の長時間の照明使用が確認され、不眠又は夜更かしをしている可能性が示唆される。また、トイレの照明の点灯を示すピーク162から深夜頻繁にトイレの照明の使用が確認され、頻尿、下痢の可能性が高いと予測される。
【0069】
図12は、対象機器をフィットネス機器(エアロバイク)とし、その使用状況と、週に3回、1時間の運動を行うという目標との関係を示したものである。
【0070】
この結果、フィットネス機器の使用ピーク171〜174が確認されている。この結果、週に3回、1時間の運動を行うという目標は達成され、適度な運動が行われていることが確認される。
【0071】
以上、図9〜図12は、予測される分析例であり、これらは薬剤師などの管理者の分析により、専門的なアドバイスを例示したものである。
【0072】
(実施形態3)
以下、ハウスダスト対策の場合を例にとって、さらに詳細に説明する。
【0073】
まず、ハウスダストとは、室内に発生する1mm以下のホコリのことであり、ハウスダストを抑えるには、「カビダニの繁殖を抑える」、「ハウスダストを室外に追い出す」、「ハウスダストを除去する」などの対策が有効である。
【0074】
このようなハウスダスト対策と、電化製品等との関係は、換気を例にとると、換気をこまめにすること、空気清浄機を使用することが重要となり、24時間換気システムの稼動情報(清掃やメンテナンスの時だけ電源がOFFとなる)、換気扇の使用情報(電源のON,OFF情報)、空気清浄機の使用情報(電源のON,OFF情報)が関連する。また、掃除を例にとると、掃除機をかけること、冷暖房器具のフィルタの清掃が重要となり、掃除機の使用情報(電源のON,OFF情報)、エアコンの使用情報(電源のON,OFF情報)、24時間換気システムの稼動情報(清掃やメンテナンスの時だけ電源がOFFとなる)が関連する。また、ハウスダスト対策には、室内の温度及び湿度情報が重要となる。
【0075】
よって、ハウスダスト対策についての管理受付を行った場合には、生活状況管理対象者の生活環境に関する情報を把握するために、図13に示すようなアンケートにより情報収集するのが好ましい。
【0076】
また、生活目標を設定する際には、上述した実施形態2のように、予め対象機器を設定して予備的な情報収集を行い、基準情報と比較した上で、生活目標を設定してもよい。
【0077】
図14は生活目標設定方法の一例を示す図である。図14は、生活状況を24時間換気システム、冷暖房装置(エアコン)、掃除機、空気清浄機の使用状況とし、エアコンのダストセンサ、換気設備の電源のON,OFF情報、エアコンの電源のON,OFF情報、掃除機の電源のON,OFF情報、空気清浄機の電源のON,OFF情報に関して予備的に情報収集した結果を示す。
【0078】
また、この結果、エアコンの使用181以降ダスト量が増加し、掃除機の使用182以降もダスト量の減少がないこと、また、空気清浄機の使用183によりダスト量が減少していることが把握できる。具体的には、エアコンの使用181によりダスト量が増加しているので、エアコンのフィルタが汚れている可能性がある。また、掃除機の使用182によってもダスト量が減少していないので、掃除機のフィルタの汚れによる吸引力の低下等の可能性もある。また、日中のダスト量の増加があり、窓開放による花粉等の侵入の可能性があることが予測される。なお、常時ダスト量が多いのは、図示していないが、24時間換気システムのフィルタ清掃時期(電源OFF情報)から28日程度たっていることが把握されているので、フィルタの汚れにより、室内の温度及び湿度が適正に保たれていない可能性があることが予測される。また、基準情報には、換気、清掃をこまめに行い、フィルタ清掃をこまめに行うこととあるので、24時間換気システム、冷暖房装置、掃除機のフィルタ清掃を月1回行い、ダスト量を基準情報である環境基準レベル、例えば、0.15mg/mを下回るようになることを生活目標として提案した。
【0079】
なお、この後、生活状況管理を行い、その結果の一例を図15に示す。なお、この結果を出すための健康管理システムによる手順は上述した実施形態1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0080】
図15の結果、掃除機の使用191及び空気清浄機の使用192が確認され、ダストセンサによるグラフ193は、殆どの時間に亘って環境基準レベルを下回っていることを示している。
【0081】
以上、図15は、予測される分析例であり、これらは保健士などの管理者の分析により、専門的なアドバイスの例も示した。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明の一実施形態に係る生活状況管理システムのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の生活状況管理システムのフローを示す図である。
【図3】本発明の実施形態2の生活状況管理システムのフローを示す図である。
【図4】本発明の実施形態2の生活状況管理システムの生活環境に関する情報を取得するためのアンケートの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる生活目標設定のための分析結果の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる分析結果の他の例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる生活目標設定のための分析結果の他の例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる生活目標設定のための分析結果の他の例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる分析結果の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる分析結果の他の例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる分析結果の他の例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態2の生活状況管理システムによる分析結果の他の例を示す図である。
【図13】本発明の実施形態3の生活状況管理システムによる生活環境に関する状況を取得するためのアンケートの一例を示す図である。
【図14】本発明の実施形態3の生活状況管理システムによる生活目標設定のための分析結果の一例を示す図である。
【図15】本発明の実施形態3の生活状況管理システムによる分析結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0083】
10 被管理者宅
11 電化製品
20 電気機器サーバ
40 管理者端末
50 健康管理サーバ
61 管理受付手段
62 情報収集対象選択手段
63 情報収集手段
64 生活状況報知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生活状況管理対象者の生活環境から必要な情報を取得して分析する管理サーバを具備し、該管理サーバは、
前記生活状況管理対象者から、生活環境に関する情報、管理対象とする管理対象生活状況及び生活目標を取得して当該管理受付をする管理受付手段と、
該管理受付手段が受け付けた管理対象生活状況に基づいて前記生活環境に関する情報から情報収集の対象とする電気機器及び必要に応じて設置したセンサの中から対象機器を選択する情報収集対象選択手段と、
該情報収集対象選択手段が選択した対象機器から適宜情報を所定期間収集する情報収集手段と、
該情報収集手段が収集した収集情報を前記生活目標と比較して生活状況管理者及び前記生活状況管理対象者にそれぞれ報知する生活状況報知手段とを
具備することを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項2】
請求項1において、前記管理受付手段は、まず、管理受付を行い、その後、予め前記情報収集対象選択手段が対象機器を選択すると共に前記情報収集手段が予備的に前記対象機器から情報を収集した後、この収集情報と基準となる基準情報を参照して前記生活目標を設定するものであることを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記管理対象生活状況は、健康生活を維持するに適しているか否か又は生活習慣病の予兆があるか否かを判断するための生活状況であることを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかにおいて、前記生活状況管理者が薬剤師、薬種商認定者、医師、保健士、栄養士、看護士から選択される何れかであり、当該生活状況管理者は前記収集情報と前記生活目標とを必要に応じて基準となる基準情報を参照しながら比較して分析し、その分析結果を前記生活状況管理対象者に報知することを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項5】
請求項1〜4の何れかにおいて、前記管理受付手段は、ネットワークを介して前記生活状況管理対象者から少なくとも前記管理対象生活状況を受け付けることを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項6】
請求項1〜5の何れかにおいて、前記生活状況管理者が前記生活状況管理対象者にアドバイスを与えながら前記管理対象生活状況及び生活目標を報知することを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項7】
請求項1〜6の何れかにおいて、前記管理受付手段は、前記生活状況管理対象者から受け付けた管理受付を前記生活状況管理者に報知し、当該生活状況管理者は、前記生活状況管理対象者と共に前記生活目標を設定することを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項8】
請求項1〜7の何れかにおいて、前記生活状況報知手段は、前記生活状況管理対象者及び前記生活状況管理者に対して、前記収集情報並びにこれと比較した前記生活目標及び必要に応じて基準となる基準情報を、ネットワークを介して提供することを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項9】
請求項1〜8の何れかにおいて、前記生活状況報知手段は、前記生活状況管理対象者及び前記生活状況管理者に対して、前記収集情報並びにこれと比較した前記生活目標及び必要に応じて基準となる基準情報の他、過去の集計データや他の生活状況管理対象者のデータを提供することを特徴とする生活状況管理システム。
【請求項10】
請求項1〜9の何れかにおいて、前記情報収集の対象とする電気機器は、各電気機器の使用状況を把握する電気機器管理サーバに各種手段により接続されており、前記情報収集手段は、前記電気機器管理サーバから前記電気機器の使用状況を収集することを特徴とする生活状況管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2007−58852(P2007−58852A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−206519(P2006−206519)
【出願日】平成18年7月28日(2006.7.28)
【出願人】(000250100)湧永製薬株式会社 (51)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】