説明

産業車輌のルーフキャップ取付け構造

【課題】ルーフ穴とルーフキャップとの密閉性の高い嵌合装着とルーフキャップの迅速なる交換作業を可能にする。
【解決手段】運転室を構成するキャビンの天井部2にルーフ穴2aを穿設し、そのルーフ穴の全周縁には、上方へ突起する枠状部2bを設ける。前記ルーフ穴2aと相似する形状を成しかつルーフ穴を閉口可能な大きさの頭壁部3aに側壁部3bを形成し、その側壁部から突設した係止部3cと前記頭壁部3aとの間に環状弾性部材4を介在させ、前記ルーフキャップをルーフ穴に嵌合すると同時に前記環状弾性部材4にてルーフ穴2a周辺を圧縮状態で囲繞して密閉性を確保可能にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、産業車輌における運転室の一部を構成するキャビン、ヘッドガード等の天井部に配設されるルーフキャップの取付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
産業車輌特にフォークリフト、ショベルローダ、クレーン車等における運転室は、キャビン或いはヘッドガードにより運転室の一部が構成されている場合が多く、それによりフォーク等からの落下物から運転者の保護が図られている。
このキャビン等の天井部には、フォークを揚高した状態での積荷状況等を直接確認即ち運転者の上方視野確保のために複数個のルーフ穴が穿設されている。
通常、このルーフ穴は開口されているが、雨天時或いは冷蔵庫内での作業時には、ルーフ穴から運転室へ雨水或いは冷気が浸入しないように例えば樹脂製より成るルーフキャップによりルーフ穴は閉塞されている(特許文献1、2参照)。
ルーフ穴をルーフキャップにより覆い閉塞することにより雨水或いは冷気の浸入はある程度阻止できるが、冷凍室等の如く外気との温度差が著しく大きく、運転室の密閉性が必要となる作業環境での作業を行う場合には、ルーフ穴とルーフキャップとの間にシーラーを塗布して密閉性を向上させている。
【特許文献1】特開平9−123941号公報(第2−3頁、図1−2)
【特許文献2】特開平11−348822号公報(第2−4頁、図1、3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、シーラーは、ルーフキャップを取り付ける前に、予めルーフ穴周囲に塗布しておくのが一般的であるが、その塗布作業は、産業車輌例えばフォークリフトのキャビンにおける天井部上に上がり、刷毛等を用い手作業で行うこととなり作業性が良いとは言い難かった。
また、シーラーは、ペースト状のものであり、塗布する幅、厚み(高さ)を全てのルーフ穴に対し均一にすることは難しいうえにルーフキャップを嵌合装着した際に、ルーフキャップの縁よりシーラーがはみ出し良好な外観が得られない場合がありその補修には時間がかかる。
【0004】
また、ルーフキャップは、冷蔵庫内への出入口に設置されている外気遮断用のカバーとの接触傷や冷気に基づく劣化によりガタ付きや破損が生じ、交換が必要となった場合には、固化したシーラーを完全に除去し、再度シーラーを塗布した上でルーフキャップを嵌合するという交換作業を行わなければならず手間のかかる煩わしい作業であった。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ルーフ穴とルーフキャップとの密閉性の高い嵌合装着とルーフキャップの迅速なる交換作業が可能な産業車輌のルーフキャップ取付け構造の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、運転室の一部を構成する天井部にルーフ穴を穿設し、該ルーフ穴を覆蓋可能な頭壁部とその頭壁部から延在する側壁部とから形成されたルーフキャップによりルーフ穴を閉塞するとともに該ルーフキャップの側壁部に形成した係止部を前記天井部に係合させてなる産業車輌のルーフキャップ取付け構造において、
前記ルーフキャップの頭壁部と側壁部の少なくとも一方に当接し、前記ルーフ穴の周縁部を囲繞する環状弾性部材を設け、前記係止部の前記天井部への係合時にはこの環状弾性部材により前記ルーフキャップとルーフ穴の間を密閉することを特徴とする。
なお、ここでいう「ルーフ穴の周縁部」とは、ルーフ穴近傍の天井部上面および下面ならびにルーフ穴の周面を指すものであり、また、「環状弾性部材」の環状とは、円形のみを示すものではなく、ルーフ穴の形状と相似する形状であれば楕円形、長方形等任意の形を含む。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、ルーフ穴にルーフキャップの側壁部を嵌め込む或いはルーフキャップの側壁部をルーフ穴から離脱させるという極めてシンプルな作業を行うことのみで前記ルーフキャップによるルーフ穴の密閉嵌合作業或いはルーフキャップの交換作業を行うことができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の産業車輌のルーフキャップ取付け構造において、前記ルーフ穴は、そのルーフ穴の全周に亘って形成された上方へ突起する環状の枠状部を有し、この枠状部外周面に、前記係止部と係合する係止溝部を形成するとともに前記枠状部と前記側壁部との間に前記環状弾性部材を配置し、前記係止部と係止溝部との係合時には、前記枠状部と前記側壁部との間を前記環状弾性部材により密閉することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、ルーフキャップの頭壁部と係止部との間にて環状弾性部材を保持した状態でルーフキャップを枠状部外周に嵌め込むことにより、側壁部と枠状部との間に環状弾性部材を圧縮状態で嵌合配設できる。従ってルーフキャップを嵌め込んだ状態においては密閉性が確保でき、ルーフキャップをルーフ穴から離脱させた状態においては、天井部に残留した雨水、霜等の水滴がルーフ穴から滴下するのを阻止できる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の産業車輌のルーフキャップ取付け構造において、前記ルーフ穴は、そのルーフ穴の全周に亘って形成された上方へ突起する環状の枠状部を有し、この枠状部外周面に、前記係止部と係合する係止溝部を形成するとともに前記ルーフキャップの頭壁部には前記側壁部と離隔した位置に下方に向かって延びるリブを形成し、このリブと前記側壁部の間に環状弾性部材を配置し、前記係止部と係止溝部との係合時には、前記枠状部頂端と頭壁部の間を環状弾性部材によって密閉することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、前記環状弾性部材をリブと環状側壁部との間で弱い付勢力でもって保持し、その状態でルーフキャップをルーフ穴に嵌め込むと同時に弾性部材を圧縮変形させて密閉性を高めることが可能である。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、ルーフキャップ交換時のルーフ穴周辺へのシーラーの剥離および塗布作業が不要となりルーフキャップの迅速なる交換作業が可能でかつ密閉性の高い嵌合装着による雨水、外気の侵入阻止が可能となった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1の実施形態)
以下、図1〜図3を参照して第1の実施形態に係る産業車輌のルーフキャップ取付け構造について説明する。
この実施形態におけるルーフキャップ取付け構造は、フォークリフトの運転室を構成するキャビン若しくはヘッドガードに適用した場合のものであり、図1にその一例を示す如く冷凍、冷蔵庫用仕様のキャビンへの適応が最適である。
図1に示されるキャビン1は、周知の如く車体床面、前後壁、左右壁および天井部とで囲まれた運転室を形成すべく構成されており、運転室の天井部を成す前記天井部2における少なくとも前部側には、フォークの昇降、荷役状態等を確認するための上方前方視野を良好にするために例えば長方形状のルーフ穴2aが複数個穿設されている。また、後部側には、運転室の換気を司るため任意な形状をした適数個のルーフ穴2aが穿設されている。
【0014】
前記ルーフ穴2aの全周縁には、上方へ向かって突起する環状の枠状部2bが形成されており、好ましくは頂端に向うにつれて絞られている錐筒形状を成している。なお、この枠状部2bはルーフ穴2aの全周縁に溶接等にて一体形成しても良いが、ルーフ穴2aをプレス加工するときにルーフ穴2a穿孔と穴周辺部材の絞り加工等による枠状部2bの形成とを行っても良い。
また、この枠状部2bにおける外周面の適宜個所には係止溝部2cが適数個形成されているが、この係止溝部2cは枠状部2bの外周面に必ずしも設ける必要はなく、枠状部2bの内周面側に形成しても良い。
【0015】
図中3はルーフキャップで、前記ルーフ穴2aの外郭形状と相似する外郭形状を成し、かつ、ルーフ穴2aを覆蓋可能な頭壁部3aと、その頭壁部3aの外縁から下方に向けて延在する環状の側壁部3bとから形成されている。この側壁部3bは、下端に向うにつれて直径が広がる末広形状を成し、その傾斜角度は、前記枠状部2bの外周傾斜面と略同一角度にあるのが望ましい。
前記ルーフキャップ3の側壁部3b下端またはその近傍位置には、前記ルーフ穴2aの枠状部2bに形成された係止溝部2cと係合可能な例えば爪形状をした係止部3cが適数個突設している。
【0016】
なお、ルーフキャップ3の側壁部3bは、ルーフ穴2aの外郭形状に沿った環状形状であっても良いが、係止部3c形成部分の開放方向への弾性力を高めて拡張作用を許容するために側壁部3bの適宜個所特に前記係止部3cが突起する部分の両側近傍位置に切込み部3dを刻設するのが望ましく、この切込み部3dによりルーフキャップ3の係止部3cと上記ルーフ穴2aの係止溝部2cとの係合・離脱が更に容易になる。
また、前記係止部3c間の側壁部分を削除したり、下端に係止部3cの形成された側壁部3bを複数本、頭壁部3a外縁から下方に向けて延在させることにより係止部3cの開放方向への拡張作用を許容させてもよい。
【0017】
ルーフキャップ3の側壁部3b内周側における係止部3cと頭壁部3a内面間には、前記ルーフ穴2aの外郭形状と相似する形状を成し、かつ、ルーフ穴2aの前記枠状部2b外周辺を圧縮状態で囲繞可能な環状形状をした弾性部材4が配設されており、この環状の弾性部材4は、中実或いは中空の弾性ゴムが望ましいが軟質樹脂材であってもよい。
【0018】
以上のように構成された第1の実施形態の作用について以下に説明する。
まず、ルーフキャップ3の係止部3cを利用してルーフキャップ3と環状弾性部材4とをアッセンブリ状態にしておく。
ついで、ルーフキャップ3を前記ルーフ穴2aの枠状部2bに外方から嵌め込み、ルーフキャップ3の側壁部3bに形成された前記係止部3cが前記枠状部2bの係止溝部2cと係合するまで押し込むことによりルーフ穴2aがルーフキャップ3により閉塞される。
【0019】
このとき環状弾性部材4は、ルーフキャップ3の側壁部3b内周面と前記ルーフ穴2aの枠状部2b外周面との隙間に該枠状部2bに冠着する状態で介在し、前記係止部3cと係止溝部2cとが係合した状態にある時は、前記枠状部2bの外周面と側壁部3bの内周面との間で環状弾性部材4が弾性変形することによりルーフキャップ3とルーフ穴2aとの間が密閉され、前記ルーフ穴2aの外周辺を密閉状態で囲繞する。
【0020】
前記した第1の実施形態は以下の作用効果を有する。
ルーフキャップ3の側壁部3b内周面側に環状の弾性部材4をアッセンブリ状態に一体化したことにより、
(1)ルーフキャップ3を前記ルーフ穴2aの枠状部2bに外方から嵌め込むのみでルーフキャップ3と前記ルーフ穴2aとの高い密閉性を確保した嵌合が可能で、走行振動等によるルーフキャップのガタ付き音の生起しない確実なる嵌合維持が可能であるとともに運転室への雨水、外気の侵入阻止も可能である。
【0021】
(2)ルーフキャップ3交換作業時、前記ルーフ穴2a形状の異なった種類が混在していても、そのルーフ穴2aの形状にあわせたルーフキャップ3と弾性部材4とのアッセンブリを準備しておけば即時対応可能である。
(3)ルーフキャップ3嵌合作業時のシーラー塗布作業、ルーフキャップ3交換時におけるシーラー再塗布作業等が不要となり、シーラー塗布が出来る専用の作業場まで走行してルーフキャップ3の交換作業を行う必要が無く、適宜の場所にてルーフキャップ3の交換作業が可能となり、その交換作業性、サービス性が向上する。
(4)ルーフキャップ3の交換作業時に生起し易いシーラーのはみ出し等による外観品質の低下をも防止可能である。
【0022】
次に、第2の実施形態に係る産業車輌のルーフキャップ取付け構造について、図4に基づいて説明する。
変更例に係るルーフキャップ取付け構造は、上述したルーフキャップ3の頭壁部3a形状のみを変更したものである。従って、ここでは説明の便宜上、先に説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し先の説明を援用する。
【0023】
図4に示されるように、ルーフキャップ31は、第1の実施形態同様係止部3cを有する環状の側壁部3bと頭壁部3aとより構成され、この頭壁部3a内側の周縁部3f近傍における側壁部3bと離隔した位置には、下方に向かって延びる例えば全体が環状のリブ3eが形成されており、このリブ3eと側壁部3bと前記係止部3cの間には前記環状弾性部材41が自然落下しない程度の付勢力でもって嵌め込まれている。
【0024】
なお、このリブ3eは、図4に示すように、側壁部3bより内側に必ずしも設ける必要はなく、リブ3eを、頭壁部3aの周縁部3f側に設け、リブ3eより内側に側壁部3bを形成してもよい。
【0025】
この実施形態によれば、第1の実施形態同様ルーフキャップ31をルーフ穴2aの枠状部2bに外方から嵌め込み、前記係止部3cが枠状部2bの係止溝部2cと係合するまで押し込むことによりルーフキャップ3のリブ3eと側壁部3bとの間に介在された環状弾性部材41がルーフ穴2aの枠状部2b頂端にて弾性変形されることによりルーフ穴2aがルーフキャップ31により閉塞される。
【0026】
このとき環状弾性部材41には、前記係止部3cが枠状部2bの係止溝部2cと係合することによりルーフキャップ31の頭壁部3aに圧縮力が付与され、前記枠状部2b頂端部を密着状態で囲繞することから環状弾性部材41の弾性力で係止部3cの係止溝部2cとの係合の緩みが阻止され、ルーフキャップ31の密閉性向上のみならずルーフキャップ31のガタ付きの防止にも貢献できる。
【0027】
本発明は、上記した第1、第2の実施形態に限定されることなく、発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば次のように変更しても良い。
○ルーフ穴2aの枠状部2bは必ずしも必要とするものではなく、天井部2にルーフ穴2aを穿孔し、その穴2a周辺に環状の弾性部材4を配置可能にする。
次いで、ルーフキャップ3の頭壁部3aにおける周縁より中央寄りに位置する側壁部3bをルーフ穴2aに嵌め込み、側壁部3b外周面より突起する係止部3cを天井部2のルーフ穴2a形成部分裏面に掛止めするとともに前記頭壁部3a裏面にて前記弾性部材4を天井部2に密着状態で囲繞するようにしても良い。
【0028】
○ルーフ穴2aの形状は、長方形状のみならず楕円形状もしくは円形状等任意の形状でよく、個数も複数個で各形状の組み合わせが考えられる。従って、ルーフキャップ3および環状の弾性部材4の形状もルーフ穴2aの形状に相似する形状となる。
○本発明は、産業車輌としてフォークリフトトラックを対象として詳述したが、ブルドーザ、クレーン車等の建設機械および農用トラクタ等のキャビン、ヘッドガードの天井部にも適応可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第1の実施形態における産業車輌のルーフキャップ取付け構造を示す概略斜視図である。
【図2】ルーフキャップ取付け構造の分解斜視図である。
【図3】図1におけるA―A断面図である。
【図4】第2の実施形態における産業車輌のルーフキャップ取付け構造の要部を示す図1におけるA―A断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 キャビン
2 天井部
2a ルーフ穴
2b 枠状部
2c 係止溝部
3 ルーフキャップ
3a 頭壁部
3b 側壁部
3c 係止部
3d 切込み部
3e リブ
3f 周縁部
4 環状弾性部材
31 ルーフキャップ
41 環状弾性部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転室の一部を構成する天井部にルーフ穴を穿設し、該ルーフ穴を覆蓋可能な頭壁部とその頭壁部から延在する側壁部とから形成されたルーフキャップによりルーフ穴を閉塞するとともに該ルーフキャップの側壁部に形成した係止部を前記天井部に係合させてなる産業車輌のルーフキャップ取付け構造において、
前記ルーフキャップの頭壁部と側壁部の少なくとも一方に当接し、前記ルーフ穴の周縁部を囲繞する環状弾性部材を設け、前記係止部の前記天井部への係合時にはこの環状弾性部材により前記ルーフキャップとルーフ穴の間を密閉することを特徴とする産業車輌のルーフキャップ取付け構造。
【請求項2】
前記ルーフ穴は、そのルーフ穴の全周に亘って形成された上方へ突起する環状の枠状部を有し、この枠状部外周面に、前記係止部と係合する係止溝部を形成するとともに前記枠状部と前記側壁部との間に前記環状弾性部材を配置し、前記係止部と係止溝部との係合時には、前記枠状部と前記側壁部との間を前記環状弾性部材により密閉することを特徴とする請求項1に記載の産業車輌のルーフキャップ取付け構造。
【請求項3】
前記ルーフ穴は、そのルーフ穴の全周に亘って形成された上方へ突起する環状の枠状部を有し、この枠状部外周面に、前記係止部と係合する係止溝部を形成するとともに前記ルーフキャップの頭壁部には前記側壁部と離隔した位置に下方に向かって延びるリブを形成し、このリブと前記側壁部の間に環状弾性部材を配置し、前記係止部と係止溝部との係合時には、前記枠状部頂端と頭壁部の間を環状弾性部材によって密閉することを特徴とする請求項1に記載の産業車輌のルーフキャップ取付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−306514(P2006−306514A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−127684(P2005−127684)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】