説明

産生宿主における抗体/タンパク質パフォーマンス及び発現の同時で統合された選択及び進化

【解決手段】 本明細書は、単一システムにおいて製造することを目的とした、真核生物宿主における治療用タンパク質及び抗体産生及び/若しくは選択、進化及び発現を統合する方法を提供するものである。抗体を含む治療用タンパク質は、同じ真核生物宿主システムにおいて産生、最適化及び製造されるものである。開示された包括的統合抗体最適化(CIAO(商標))のシステムは、タンパク質パフォーマンス及び発現最適化の同時進化を可能にするものである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
真核細胞産生宿主における抗体或いは抗体断片の選択、進化及び発現の方法であって、前記方法は、
a.抗体細胞表層ディスプレイを用いて真核細胞産生宿主において抗−抗原抗体ライブラリを作成する工程と、
b.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記ライブラリをスクリーニングする工程と、
c.前記ライブラリから鋳型抗体を選択する工程と、
d.抗体細胞表層ディスプレイを用いて前記真核細胞産生宿主において1セットの変異抗体を生成するために前記鋳型抗体を進化させる工程と、
e.前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記変異抗体をスクリーニングする工程と、
f.前記鋳型抗体と比較した場合、前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化に基づいて前記1セットの変異抗体からアップ突然変異抗体を選択する工程と、
g.前記作成する工程と同じ真核細胞産生宿主において前記アップ突然変異抗体を発現させる工程とを有する、方法。
【請求項2】
請求項1の方法において、前記真核細胞産生宿主は、3T3マウス線維芽細胞;BHK21シリアンハムスター線維芽細胞;MDCKイヌ上皮細胞;Helaヒト上皮細胞;PtK1ラットカンガルー上皮細胞;SP2/0マウス形質細胞;及びNS0マウス形質細胞;HEK293ヒト胚性腎細胞;COSサル腎細胞;CHO、CHO−Sチャイニーズハムスター卵巣細胞;R1マウス胚細胞;E14.1マウス胚細胞;H1ヒト胚細胞;H9ヒト胚細胞;PER C.6ヒト胚細胞;出芽酵母(S.cerevisiae)酵母細胞;及びピキア酵母細胞から成る群のメンバーから選択されるものである、方法。
【請求項3】
請求項2の方法において、哺乳類システムは、CHO−S或いはHEK293である、方法。
【請求項4】
請求項1の方法において、前記スクリーニングする工程は、蛍光標示式細胞分取器(FACS)を有するものである、方法。
【請求項5】
請求項1の方法において、前記進化させる工程は、m個の相補性決定領域(CDR)を持つ前記鋳型抗体から形成された1セットの変異抗体を生成する工程であって、ここにおいて、mは1〜6の整数であり、各前記CDRはn個のアミノ酸残基を有するものである、前記生成する工程を有するものであって、前記方法は、
a.mxnの別々のセットの抗体を産生する工程であって、各セットはCDRの単一の既定の位置にX個の異なる既定のアミノ酸残基を持つメンバー抗体を有するものであり、ここにおいて各セットの抗体は、単一の既定の位置が異なり;産生された異なるメンバー抗体の数はmxnxXに等しいものである、前記抗体を産生する工程を有するものである、方法。
【請求項6】
請求項5の方法において、mは6である、方法。
【請求項7】
請求項1の方法において、前記抗体断片は、重鎖、軽鎖、可変ドメイン、定常ドメイン、超可変領域、相補性決定領域1(CDR1)、相補性決定領域2(CDR2)及び相補性決定領域3(CDR3)から選択されるものである、方法。
【請求項8】
請求項1の方法において、
前記進化させる工程(d)は、
h.前記鋳型抗体からn−1の別々のセットの変異ポリペプチドを産生する工程であって、各セットは前記ポリペプチドの単一の既定の位置でX個の異なる既定のアミノ酸残基を持つメンバーポリペプチドを有するものであり;ここにおいて各セットのポリペプチドは前記単一の既定の位置が異なるものであり;産生された前記異なるメンバーポリペプチドの数は、[n−1]xXと等しいものである;前記産生する工程を有するものであり、
前記スクリーニングする工程(e)は、
i.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して各メンバーポリペプチドをアッセイする工程と、
j.前記鋳型ポリペプチドと比較して前記メンバーポリペプチドの性質、特徴或いは活性におけるあらゆる変化を同定する工程と、
k.機能マップを作成する工程であって、ここにおいて前記機能マップは、前記鋳型ポリペプチドと比較して、アップ突然変異及び/若しくはサイレント変異を生じる、前記変異ポリペプチドにおける位置及び変異を同定するために使用されるものである、前記機能マップを作る工程とを有する、前記スクリーニングする工程を有するものである、方法。
【請求項9】
請求項8の方法において、前記Xは19の天然由来のアミノ酸残基を示すものであり、前記鋳型ポリペプチドの所定の位置を表したものではない、方法。
【請求項10】
請求項9の方法において、前記産生する工程は、
i.変異誘発された各コドンに対する64重縮重オリゴヌクレオチドを用いて、ポリメラーゼ−ベース複製へ、前記鋳型ポリペプチドをコード化しているコドン−含有ポリヌクレオチドを暴露する工程であって、ここにおいて、1セットの子孫ポリヌクレオチドを産生するために、前記各64重縮重オリゴヌクレオチドは、第一の相同配列及び変性N,N,Nトリプレット配列を有するものである、前記暴露する工程と、
ii.前記子孫ポリヌクレオチドによってコード化されたポリペプチドを発現させるように、クローン複製へ前記1セットの子孫ポリヌクレオチドを暴露する工程とを有するものである、方法。
【請求項11】
請求項8の方法において、前記機能マップは、(a)前記鋳型ポリペプチドと比較して、前記変異ポリペプチドの活性に影響を与えない位置及び変異;(b)前記鋳型ポリペプチドと比較して、完全に変異可能な部位;及び(c)前記鋳型ポリペプチドと比較して、アップ突然変異を生じる位置及び変異、から成る群の1若しくはそれ以上を同定するために使用されるものである、方法。
【請求項12】
請求項1の方法において、前記既定の性質、特徴或いは活性は、タンパク質−タンパク質凝集の軽減、タンパク質安定性の増強、タンパク質可溶性の増加、グリコシル化部位の導入、共役部位の導入、免疫原性の軽減、タンパク質発現の増強、抗原親和性における増加、抗原親和性の減少、結合親和性における変化、免疫原性における変化、或いは特異性の増強から選択されるものである、方法。
【請求項13】
哺乳類細胞産生宿主における抗体を進化及び発現させる方法であって、
前記方法は、
a.鋳型抗体を選択する工程と、
b.抗体細胞表層ディスプレイを用いて、哺乳類細胞産生宿主において1セットの変異抗体を生成するために前記鋳型抗体を進化させる工程と、
c.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記変異抗体をスクリーニングする工程と、
d.前記鋳型抗体と比較して、前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化に基づいて前記1セットの変異抗体からアップ突然変異抗体を選択する工程と、
e.前記工程b.と同じ哺乳類細胞産生宿主において前記アップ突然変異抗体を発現させる工程とを有するものである、方法。
【請求項14】
請求項13の方法において、前記哺乳類細胞産生宿主は、3T3マウス線維芽細胞;BHK21シリアンハムスター線維芽細胞;MDCKイヌ上皮細胞;Helaヒト上皮細胞;PtK1ラットカンガルー上皮細胞;SP2/0マウス形質細胞;及びNS0マウス形質細胞;HEK293ヒト胚性腎細胞;COSサル腎細胞;CHO、CHO−Sチャイニーズハムスター卵巣細胞;R1マウス胚細胞;E14.1マウス胚細胞;H1ヒト胚細胞;H9ヒト胚細胞;及びPER C.6ヒト胚細胞から成る群のメンバーから選択されるものである、方法。
【請求項15】
請求項14の方法において、哺乳類システムは、CHO−S或いはHEK293である、方法。
【請求項16】
請求項1の方法において、前記スクリーニングする工程は、蛍光標示式細胞分取器(FACS)を有するものである、方法。
【請求項17】
請求項1の方法において、前記工程(a)は、抗原を選択する工程を有する工程が先行するものである、方法。
【請求項18】
請求項1の方法において、前記抗−抗原抗体ライブラリは、ヒト化抗−抗原抗体ライブラリである、方法。
【請求項19】
真核細胞産生宿主においてタンパク質を進化及び発現させる方法であって、
前記方法は、
a.鋳型抗体を選択する工程と、
b.真核細胞産生宿主において1セットの変異抗体を産生するために前記鋳型抗体を進化させる工程と、
c.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記変異抗体をスクリーニングする工程と、
d.前記鋳型抗体と比較して、前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化に基づいて前記1セットの変異抗体からアップ突然変異抗体を選択する工程と、
e.あらゆる工業規模に対しても、工程bと同じ真核細胞産生宿主において前記アップ突然変異抗体を発現させる工程とを有するものである、方法。
【請求項20】
請求項1の方法において、前記哺乳類細胞産生宿主は、CHOK1SV或いはNSO宿主細胞株から選択されるものである、方法。
【請求項21】
請求項13の方法において、前記スクリーニングする工程は、機能マップを作成する工程であって、ここにおいて前記機能マップは、前記鋳型ポリペプチドと比較して、アップ突然変異及び/若しくはサイレント変異を生じる、前記変異ポリペプチドにおける位置及び変異を同定するために使用されるものである、前記機能マップを作成する工程を有するものである、方法。
【請求項22】
細胞産生宿主においてヒトタンパク質を進化及び製造させる方法であって、
前記方法は、
a.細菌或いは真核生物産生宿主から成る群の1つから選択された細胞産生宿主において、ヒトタンパク質ライブラリを作成する工程と、
b.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記ライブラリをスクリーニングする工程と、
c.前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に基づいて前記ライブラリから鋳型ヒトタンパク質を選択する工程と、
d.前記細胞産生宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を産生するために前記鋳型ヒトタンパク質を進化させる工程と、
e.前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記1セットの変異ヒトタンパク質をスクリーニングする工程、及び修飾された発現に対してスクリーニングする工程と、
f.(1)前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化、及び(2)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、修飾された発現に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程と、
g.前記作成する工程(a)と同じ産生宿主において前記アップ突然変異ヒトタンパク質を発現させる工程を有するヒトタンパク質を製造する工程とを有するものである、方法。
【請求項23】
請求項22の方法において、前記修飾された発現は、改善された発現である、方法。
【請求項24】
請求項23の方法において、前記進化させる工程は、包括的位置進化(CPE);包括的位置挿入進化(CPI);包括的位置欠失進化(CPD);コンビナトリアルタンパク質合成(CPS)に続く包括的位置進化(CPE);或いはコンビナトリアルタンパク質合成(CPS)に続く包括的位置欠失進化(CPD)の1つを有するものである、方法。
【請求項25】
請求項23の方法において、前記ヒトタンパク質は、抗体である、方法。
【請求項26】
請求項25の方法において、前記抗体は、完全長抗体である、方法。
【請求項27】
請求項26の方法において、前記スクリーニングする工程(e)における前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性は、前記鋳型抗体と比較して、1若しくはそれ以上の(1)サイレント変異に対してスクリーニングする工程、及び(2)ミスセンス変異に対してスクリーニングする工程を有するものである、方法。
【請求項28】
請求項26の方法において、Fc及びFvから選択される1若しくはそれ以上の群;及び1若しくはそれ以上のCDRsは、前記鋳型ヒト抗体と比較して、前記アップ突然変異ヒト抗体において修飾されているものである、方法。
【請求項29】
請求項22の方法において、前記スクリーニングする工程(e)は、前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記1セットの変異ヒトタンパク質をスクリーニングする工程と、修飾された発現に対してスクリーニングする工程とを同時に有するものである、方法。
【請求項30】
請求項22の方法において、前記ヒトタンパク質は、酵素サイトカイン、受容体、DNA結合タンパク質、キレート剤或いはホルモンから選択されるものである、方法。
【請求項31】
請求項22の方法において、前記細胞産生宿主は、真核生物産生宿主であり、前記進化させる工程は、細胞表層ディスプレイを用いて前記真核細胞産生宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を生成するために前記鋳型ヒトタンパク質を進化させる工程を有するものである、方法。
【請求項32】
請求項26の方法において、前記細胞産生宿主は、真核生物産生宿主であり、前記進化させる工程は、細胞表層ディスプレイを用いて前記真核細胞産生宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を生成するために前記鋳型ヒトタンパク質を進化させる工程を有するものである、方法。
【請求項33】
真核細胞産生宿主においてヒトタンパク質の増強した発現及び製造のために進化させる方法であって、
前記方法は、
a.進化のために鋳型ヒトタンパク質を選択する工程と、
b.前記産生宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を産生するために、前記鋳型ヒトタンパク質をコード化する変異コドンの産生を有する前記鋳型ヒトタンパク質を進化させる工程と、
c.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記1セットの変異ヒトタンパク質をスクリーニングし、前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、増強した発現に対してスクリーニングする工程と、
d.(1)前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の保持或いは最適化、及び(2)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、増強した発現に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程と、
e.前記進化させる工程と同じ産生宿主において前記アップ突然変異ヒトタンパク質を発現させる工程を有する、前記アップ突然変異ヒトタンパク質を製造する工程とを有する、方法。
【請求項34】
請求項33の方法において、前記アップ突然変異ヒトタンパク質の変異コドンは、少なくとも1つのサイレント変異及び/若しくはミスセンス変異を生じるものである、方法。
【請求項35】
請求項34の方法において、前記アップ突然変異ヒトタンパク質の変異コドンは、少なくとも1つのサイレント変異及び/若しくはミスセンス変異を生じるものである、方法。
【請求項36】
請求項35の方法において、前記鋳型ヒトタンパク質は、倫理的に承認されたタンパク質治療薬であり、前記アップ突然変異ヒトタンパク質は、バイオ後続品である、方法。
【請求項37】
請求項33の方法において、前記選択する工程(d)は、(1)前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化、及び(2)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、増強した発現に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程を有するものである、方法。
【請求項38】
標的ヒトタンパク質を同定し生成する方法であって、前記方法は、
a.タンパク質細胞表層ディスプレイを用いて真核細胞産生宿主においてヒトタンパク質ライブラリを作成する工程と、
b.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記ライブラリをスクリーニングする工程と、
c.前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に基づいて前記ライブラリから標的ヒトタンパク質を同定する工程と、
d.標的ヒトタンパク質を生成するために、前記作成する工程と同じ真核細胞産生宿主において前記標的ヒトタンパク質を発現させる工程とを有するものである、方法。
【請求項39】
請求項38の方法において、前記標的ヒトタンパク質は、抗体である、方法。
【請求項40】
請求項39の方法において、前記抗体は、完全長抗体である、方法。
【請求項41】
製造宿主におけるヒトタンパク質を進化させる方法であって、前記方法は、
a.製造宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を製造するために鋳型ヒトタンパク質を変異させる工程と、
b.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して1セットの変異子孫タンパク質をスクリーニングする工程とを有するものである、方法。
【請求項42】
請求項41の方法であってさらに、
c.前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程とを有するものである、方法。
【請求項43】
請求項42の方法であって、前記方法はさらに、
d.前記変異させる工程(a)と同じ産生宿主において前記アップ突然変異ヒトタンパク質を発現させる工程を有する、前記アップ突然変異ヒトタンパク質を製造する工程を有するものである、方法。
【請求項44】
請求項42の方法において、前記選択する工程(c)はさらに、
(1)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化、及び(2)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、修飾された発現に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程を有するものである、方法。
【請求項45】
請求項44の方法において、前記修飾された発現は、増強された発現である、方法。
【請求項46】
細胞製造宿主におけるヒトタンパク質を進化及び製造する方法であって、前記方法は、
a.製造宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を生成するために鋳型ヒトタンパク質を変異させる工程と、
b.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記1セットの変異ヒトタンパク質をスクリーニングする工程、及び修飾された発現に対してスクリーニングする工程と、
c.(1)前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の最適化、及び(2)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、修飾された発現に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程と、
d.工程a.と同じ製造宿主において前記アップ突然変異ヒトタンパク質を発現させる工程を有する、前記ヒトタンパク質を製造する工程とを有するものである、方法。
【請求項47】
真核細胞産生宿主においてヒトタンパク質の増強された発現及び製造のために進化させる方法であって、前記方法は、
a.製造宿主において1セットの変異ヒトタンパク質を生成するために、鋳型ヒトタンパク質をコード化している変異コドンの産生を有する、前記鋳型ヒトタンパク質を変異させる工程と、
b.少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記1セットの変異ヒトタンパク質をスクリーニングし、前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、増強された発現に対してスクリーニングする工程と、
c.(1)前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性の保持或いは最適化、及び(2)前記鋳型ヒトタンパク質と比較した場合、増強された発現に基づいて、前記1セットの変異ヒトタンパク質からアップ突然変異ヒトタンパク質を選択する工程と、
d.前記工程(a)と同じ製造宿主において前記アップ突然変異ヒトタンパク質を製造する工程とを有するものである、方法。
【請求項48】
請求項47の方法において、前記スクリーニングする工程(b)は、前記少なくとも1つの既定の性質、特徴或いは活性に対して前記1セットの変異ヒトタンパク質をスクリーニングする工程と、増強された発現に対してスクリーニングする工程とを同時に有するものである、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−533307(P2012−533307A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520813(P2012−520813)
【出願日】平成22年7月16日(2010.7.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/042302
【国際公開番号】WO2011/009058
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(511217348)バイオアトラ、エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】