説明

画像のスクリーンされた表現における非印刷ドットの作成方法

オリジナル画像の複写を印刷するためにオリジナル画像からビットマップ(10)を作る方法であって、(a)ビットマップ(10)の隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12)を作ること、及び(b)オリジナル画像の特性及び隣接マイクロドットの組の特性から選ばれた特定の特性に応じて隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12)内に非印刷ドット(40)を作ることを含む方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オリジナル画像の複製を印刷するためにオリジナル画像からビットマップを作ることに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、得られた印刷版の親インキ面の一部分に小さい撥インキ面を含むフィルム又は印刷版を作る方法を明らかにする。この方法の目的の一つは、オフセット印刷機において印刷用ロールからの紙のより良い剥離を得ることである。
【0003】
しかし、特許文献1に説明された方法は、特許文献2において述べられたような欠点を持つ。この欠点に対処するため、参考文献としてここに含まれる特許文献2は、周波数変調されたスクリーンにより、小さい撥インキ面を置くことを明らかにする。
【特許文献1】フランス特許出願第2 660 455号 明細書
【特許文献2】米国特許第6 406 833号 明細書
【特許文献3】米国特許第5 766 807号 明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、独立請求項1及び12に請求されたように、オリジナル画像の複製を印刷するためにオリジナル画像からビットマップを作る方法である。本発明の好ましい実施例は、従属請求項において説明される。本発明による方法は、請求項16に請求されたようなコンピュータープログラムにより実行されることが好ましい。
【0005】
さて、請求項において使用される幾つかの用語の意味を説明し又は明らかにする。
【0006】
多くの再現装置は、連続した階調を再現することはできない。例えば、オフセット印刷又はインキジェット印刷はインキを置くか置かないかのどちらかをすることができる。従って、画像は、オリジナル画像を再現するために、各が「ビットマップ」又は「電子装置により作られた画像」と呼ばれる二進式単色画像の組に変換される。各ビットマップは、好ましくは2次元アレイを構成しかつビットマップにおけるアドレス可能な最小単位である「マイクロドット」より構成される。これらマイクロドットは、ターンオンされるかされないかのどちらかであり、例えばオフセット印刷機において、オリジナル画像を再現するするために、どの位置にインキを置くかを決定する。「隣接マイクロドットの組」は、本明細書においては、オリジナル画像を再現するためにインキが置かれるであろう区域に対応した多数の隣接したマイクロドットを指す。
【0007】
ビットマップは、スクリーンされたデータ、スクリーンされないデータ、又はこれら両方を含む。ハーフトーン化とも呼ばれるスクリーニングは、オリジナル画像を、本明細書においては「画像ドット」と呼ばれる一連のドットに分解する。スクリーニングは、連続した階調範囲を再現できない再現装置における連続階調のシミュレーションを許す。2種の主なスクリーニング方法は、AMスクリーニング(振幅変調スクリーニング)及びFMスクリーニング(周波数変調スクリーニング)である。ビットマップは、スクリーンされないデータも含むことができる。例えば、本明細書、及びテキストにおいて「ベタ塗り区域」とも呼ばれるフルカラー区域は、通常はスクリーンされない。これは、ビットマップにおいては、画像ドットに分割されない非分割ブロックを形成する隣接マイクロドットの組により表現される。これに反して、スクリーンされたデータは、画像ドットを形成する隣接マイクロドットの組を含む。
【0008】
「印刷版前駆材料」は、画像状の露光及び有り得る処理を含んだ1又はそれ以上の処理段階の後で、印刷版として使用し得る画像化用材料である。「ダイレクト・ツー・プレート(direct−to−plate)」露光は、画像をフィルムに書き込む中間段階なしに印刷版が直接露光される露光である。ダイレクト・ツー・プレート露光は、コンピューター・ツー・プレート(CtP)とも呼ばれる。電子装置で作られた画像が、例えばプレートセッターと呼ばれる装置において版に直接書かれる。コンピューター・ツー・フィルム(CtF)においては、電子装置で作られた画像が、例えばイメージプロセッサーにおいてフィルムに書かれ、続いてフィルム上の画像が版に複写される。プレートセッターにおいてもイメージセッターにおいても、印刷版前駆材料は、オリジナル画像のビットマップに従って露光される。
【0009】
「非印刷ドット」は、本明細書においては、画像が印刷されるであろう印刷版上のインキを受け付けない区域に該当するドットを意味する。非印刷ドットは、上述の特許文献1の非親インキ面に相当する。非印刷ドットは、1個又は複数個のマイクロドットからなる。この非印刷ドットが隣接マイクロドットの組の「中」にあることは、非印刷ドットがその組のマイクロドットにより完全に囲まれることか、又は非印刷ドットのマイクロドットとその組のマイクロドットとが重なっていることを意味し、従って隣接マイクロドットの組のその区域は非印刷ドットと組み合った後で小さくなる(これは、上に参照した特許文献1及び特許文献2に説明されるように、非印刷ドットの手段による画像の「白化(lightening)に相当する)。非印刷ドットが、画像ドット内にあることがある。
【0010】
本発明による方法は、非印刷ドットの位置と大きさとをよく管理できるため、より良い印刷品質の利点を提供する。別の利点は印刷中のインキの節約である。なお別の利点は、紙のような印刷用基層の、例えばオフセット印刷における印刷用ロールからのより良好な剥離である。
【0011】
本発明の特別な実施例においては、ダイレクト・ツー・プレート露光が使用される。この方法で、ビットマップの隣接マイクロドットの組の露光と非印刷ドットの露光とが、単一の段階で同時に進行する。従って、フィルムに複写する中間段階がない。かかる中間段階においてはドットの大きさが変化することがあり、隣接マイクロドットの組と非印刷ドットとが同じフィルム上にない場合は、版上のこれらの相対位置も影響を受けるかもしれない。
【0012】
本発明の一実施例においては、少なくも1個、好ましくは全ての非印刷ドットは、印刷品質がそれらの位置、それらの寸法又はこれら両方により悪影響を受けないように条件に従って作られる。可能な幾つかの条件が、以下、更に説明される。この実施例においては、本技術において知られているCtP、CtF又はその他の露光方法を使用することができる。隣接マイクロドットの組の中に非印刷ドットを作る際に使用される条件は、オリジナル画像の特性、隣接マイクロドットの組の特性、或いはこの両者に依存する。非印刷ドットのドット寸法のような特性も考慮することができる。かかる特性の幾つかの例は、テキストを表している隣接マイクロドットの組(これはオリジナル画像の特性である)、隣接マイクロドットの組の境界(これは隣接マイクロドットの組の特性である)である。
【0013】
本発明の好ましい実施例においては、非印刷ドットは条件に従って作られ、そしてダイレクト・ツー・プレート露光が使用される。
【0014】
非印刷ドットは、閾値マトリックスを介してスクリーンタイルを作るときに作ることができる(タイル、閾値マトリックス及びその他のスクリーニング関係の用語のより多くの情報については特許文献3を参照のこと)。非印刷ドットは、ラスターイメージプロセッサー(RIP)を制御することによっても作ることができる。これらの実行は、以下、詳細に説明される。
【0015】
本発明の更なる利点及び実施例は以下の説明及び図面により明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は、本発明を限定する意図のない以下の図面を参照し説明される。
【0017】
さて、非印刷ドットを作るために使用し得る幾つかの可能な条件が説明される。これら条件は組み合わせることもできる。
【0018】
第1の実施例においては、非印刷ドットは、得られる画像ドット(即ち、非印刷ドットと組み合わせられた後の画像ドット)が、所定のドット寸法と少なくも等しいような方法で画像ドット内に作られる。この所定のドット寸法は、所与の印刷方法についての印刷可能な最小ドット寸法、即ち、(例えば、上述の特許文献3に説明されるように)一貫して作り得る最小のドットとすることができる。
【0019】
第2の実施例においては、非印刷ドットは、オリジナル画像中の微細な詳細、例えばヘヤラインが保存されるような方法で作られる。
【0020】
第3の実施例においては、隣接マイクロドットの組の中の非印刷ドットの数が隣接マイクロドットの組の寸法の増加と共に増加する。
【0021】
第4の実施例においては、画像ドットの外周が考慮される。(非印刷ドットと組み合わせた後の)得られた画像ドットの小さな外周を維持するように非印刷ドットの位置が選ばれる。非印刷ドットとの組み合わせ前の画像ドットの外周をcとして、得られら画像ドットの外周が1.25*cより小さいことが好ましく、1.1*cより小さいことがなお好ましく、1.05*cより小さいことが最も好ましい。この方法で、得られた画像ドットは小形であり、印刷の際のインキの付き過ぎが避けられる。
【0022】
第5の実施例においては、テキストが保存される。即ち、テキストを保存している隣接マイクロドットの組の中には非印刷ドットは作られない。
【0023】
第6の実施例においては、所定のテキスト寸法より大きいテキスト寸法を有するテキストにおいてのみ非印刷ドットが作られる。
【0024】
第7の実施例においては、隣接マイクロドットの選ばれた組の境界が保存される。即ち、隣接マイクロドットのこれらの組の境界には非印刷ドットは作られない。
【0025】
第8の実施例においては、テキストの境界が保存される。即ちテキストの境界には非印刷ドットがない。
【0026】
非印刷ドットは、種々の方法で、例えばスクリーンタイルを介して、或いはRIPを介して作ることができる。
【0027】
スクリーンタイルを介して非印刷ドットを作るとき、例えば印刷可能な最小ドットの寸法に等しい最小の画像ドット寸法は次のように実行することができる。非印刷ドットは、マイクロドットが決してターンオンされないように、閾値が非常に高い値(無限大)であるか又は非常に低い値(例えば、ゼロ)であるかの環境(例えばポストスクリプトはかかる環境である)に応じて、隣接している1個以上のマイクロドットにより閾値マトリックスにおいて表される。更に、非印刷ドットを表すマイクロドットは、最小ドット寸法に相当する帯域の「外側」の閾値マトリックス内に置かれる(この帯域は、最小画像ドット寸法が4マイクロドットである場合、閾値マトリックス内の2*2マトリックスの正方形とすることができる)。
【0028】
しかし、100%黒(又は100%の別の色)を、例えば99.9%黒(又は99.9%の別の色)に写像する伝達関数を使用することができる。かかる伝達関数を使用する理由は、ある環境では100%黒に対してはタイルが使用されず、このため、この場合は非印刷ドットが作られないであろうためである。ベタ塗り区域に対してかかる伝達関数を使用するときは、これらの区域においてはスクリーンタイルを介して非印刷ドットが作られるように、これらの区域がスクリーンされるであろう。
【0029】
RIPを介して非印刷ドットを作るときは、(ヘヤラインのような)微細な詳細を保存するために、隣接マイクロドットの組に又は全ビットマップに、形態学的フィルターを適用することができる。これは、以下の例により説明される。3*3=9マイクロドットの正方形において、1個のマイクロドットが非印刷ドットに置換される前に(即ち、「ホワイトホール」にされる前に)、少なくも7個のマイクロドットがターンオンされ、即ち黒に印刷されるであろう。ヘヤラインは、3*3正方形における9個のマイクロドットの内の3個がターンオンされので、変化しないで残る。一方、9個のマイクロドットの中の8個がターンオンされる場合は、乱数の値に応じて非印刷ドットを作ることができる。
【0030】
図1は、3*3マイクロドット正方形の手段により定義される別の形態学的フィルターを示す。この正方形は、中央位置22、中央位置22と共に十字形を形成している4個の位置21、及び残りの4個の位置23を含む。この形態学的フィルター20は、ビットマップ、例えば図2に示されるビットマップ10に次のように適用される。
【0031】
図2に示されるビットマップ10は、2組の隣接マイクロドット11、12を含む。組12はマイクロドット34を含み、一方、組11はマイクロドット31、32及び33を含む。図2及び図3において、マイクロドット31−34は、記号x又は*で表される。まず、非印刷ドットについての可能な位置が決められる。これは、以下、更に説明される。マイクロドット32がその位置における非印刷ドットの作成により除去される候補である場合は、形態学的フィルター20が、その中央位置22と候補マイクロドット32とが一致した状態で、その境界25により示されるように位置決めされる。形態学的フィルター20はマスクとして適用される。ビットマップ10が、形態学的フィルター20の位置21の全てにターンオンされたマイクロドット31を含む場合(図示の例の場合)は、形態学的フィルター20の中央位置22におけるマイクロドット32が除去され、即ち非印刷ドット40で置換されるであろう。これが図3に示され、この図は形態学的フィルター20の適用後のビットマップ10を表す。図1に示された形態学的フィルター20の形状は、図2のマイクロドット34のような隣接マイクロドットの組の境界のマイクロドットが除去されないであろうようなものである。従って、この形態学的フィルター20は、隣接マイクロドットの組の境界を保存するために使用することができる。図1及び図2から明らかなように、マイクロドット33の位置において、隣接マイクロドットの組11の境界に影響を与えることなく別の非印刷ドットを作ることができる。
【0032】
本発明の好ましい実施例においては、非印刷ドットのための可能な位置が決定され、非印刷ドットは条件付きで、即ち、所定の条件が満たされる位置においてのみ作られる。可能な位置は、AMスクリーンにより、好ましくは120(lpi、25.4mm(1インチ)当たり線数)又はそれ以上のスクリーン線数を有する微細AMスクリーンにより決定することができる。或いは、非印刷ドットの可能な位置を決定するためにFMスクリーン又は確率的スクリーンを使用することができる。例えば、CristalRasterTMスクリーンは、10%濃度に相当するものを作ることができる。作られたFMドットの位置は、所定の条件を前提としたときの、非印刷ドットが作られるであろう位置である。
【0033】
図2及び3に示された例においては、マイクロドット32は、非印刷ドットに対する可能な位置として決定されるが、マイクロドット33はそうでない。従って、図3に示されるようにマイクロドット32の位置において、ただ1個の非印刷ドット40が作られるだけである。
【0034】
上に説明された例においては、図2及び3における記号x及び*は1個のマイクロドットを表し、かつ非印刷ドットはただ1個のマイクロドットの寸法しか持たない。本発明による好ましい実施例においては、非印刷ドットはより大きい寸法を持つ。好ましい寸法は2×2マイクロドット及び3×3マイクロドットである。形態学的フィルターが適用される場合は、(2×2又は3×3)のようなより大きいユニットを取り扱うであろう。このとき、図1において、各ユニット21、22及び23は、例えば2×2マイクロドットの寸法を持つ。より大きい形態学的フィルターを使用することもできる。利点は、より多くの複雑化された条件を適用できることである。
【0035】
本発明を示す別の例は、白のテキストを含んだ黒のベタ塗り区域である。テキストの境界を保存しなければならない条件を使用するときは、(白の)非印刷ドットが黒のベタ塗り区域内に作られ、そしてテキストの境界は非印刷ドットがないであろう。
【0036】
本発明は、上述された実施例には限定されない。例えば、(各ユニットが例えば2×2マイクロドットを含む)3*3ユニットの大きさを持つことができ、又は5*5ユニットの大きさを持つことができ、或いは更に大きい寸法を持つことができる。
【0037】
非印刷ドットを作るための条件は、ラスターイメージプロセッサー(RIP)のフレームバッファーの段階で、即ち、ビットマップ又はその少なくも一部分が記憶された段階で評価されることが好ましい。これにより本発明を高速で実行することができる。特別な実施例においては、形態学的フィルターがRIPのフレームバッファーに適用される。
【0038】
再現すべきオリジナル画像は、テキスト対象部、ベタ塗り対象部、トーン対象部のような対象部に分割することができる。次いで、これらの対象部へのオペレーターの手段により非印刷ドットの作成が行われる。オペレーターは、ある対象部を、非印刷ドットを含んだ対象部に変換する。オペレーターはその取り扱っている対象部の種類に応じて、例えばテキスト対象部の境界を保存する。
【0039】
本発明のなお別の実施例においては、オリジナル画像は低域通過フィルターの手段により多くの部分に仕分けされる。非印刷ドットは、画像の低周波数部分においてのみ作られ、高周波部分においては作られない。
【0040】
本発明は、ポジ印刷版及びネガ印刷版に適用することができる。通常、ポジ印刷版によるシステムにおいては、ビットマップ内のターンオンされたマイクロドットは、露光されないであろう印刷版上の位置であって親インキ性でありかつオリジナル画像の再現中にインキが付くであろう位置に一致する(ポジ及びネガの版については、上述の特許文献2を参照のこと)。しかし、ネガ版の場合は、単純な変換手段により、例えば(可能な画素値が0から255であるならば)全ての画素値xを255−xに変換することにより、ポジ版に対するものから容易に作ることができる。
【0041】
本発明は、以上明らかにされかつ従属請求項に請求された方法を含む。本発明は、本発明の方法により作られる印刷版及び印刷版前駆材料も含む。かかる印刷版及び印刷版前駆材料は、本発明の方法により作られた非印刷ドットに相当するインキを受け付けない区域を持つ。
【0042】
本技術熟練者は、本発明の範囲から離れることなく、上に明らかにされた実施例の多くの変更及び変化をなし得ることを認めるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】形態学的フィルターを示す。
【図2−3】本発明による実施例を示す。
【符号の説明】
【0044】
10:ビットマップ
11:隣接マイクロドットの組
12:隣接マイクロドットの組
20:形態学的フィルター
21:位置
22:位置
23:位置
25:境界
31:マイクロドット
32:マイクロドット
33:マイクロドット
34:マイクロドット
40:非印刷ドット




【特許請求の範囲】
【請求項1】
オリジナル画像の複製を印刷するためにオリジナル画像からビットマップ(10)を作成する方法において、前記ビットマップ(10)がスクリーンされたデータとスクリーンされないデータとのグループから選定されたデータを含む方法であって、
−前記ビットマップ(10)の隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12)を 作り、この際、前記隣接マイクロドットの組は、前記スクリーンされたデータの部分で ある画像ドットを形成している隣接マイクロドットの組と前記スクリーンされないデー タの部分である隣接マイクロドットの全部を形成している隣接マイクロドットの組との グループから選択され、
−前記オリジナル画像の特性と前記隣接マイクロドットの組の特性とから選ばれた特定の 特性に応じて、前記隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12)内で非印刷 ドット(40)を作る
諸段階を含む方法。
【請求項2】
−前記非印刷ドット(40)のための、前記隣接マイクロドット(31−34)の組(1 1、12)内の可能な位置(32)を決定し、
−前記可能な位置(32)が前記特定の特性に依存する条件を満たすか否かを調べ、
−前記条件が満たされた場合にのみ前記非印刷ドット(40)を作る
諸段階を更に含む請求項1による方法。
【請求項3】
前記特定の特性が、前記オリジナル画像の前記特性である請求項1又は請求項2による方法。
【請求項4】
前記特定の特性が、前記隣接マイクロドットの前記特性である請求項1又は請求項2による方法。
【請求項5】
前記特定の特性が前記画像ドットの寸法であり、そして
−前記画像ドットの前記ドット寸法が所定の最小寸法より大きい場合にのみ前記画像ドッ ト内に前記非印刷ドット(40)を作る
段階を更に含む請求項4による方法。
【請求項6】
−フレームバッファーを有するラスターイメージプロセッサーにより前記連続マイクロド ット(31−34)の組(11、12)を決定する
段階を更に含む先行請求項のいずれか一つによる方法。
【請求項7】
−前記オリジナル画像の前記複写における微細な詳細を保存するために前記隣接マイクロ ドット(31−34)の組(11、12)に形態学的フィルター(20)を適用する
段階を更に含む先行請求項のいずれか一つによる方法。
【請求項8】
−前記フレームバッファー内の前記隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12 )に前記形態学的フィルター(20)を適用する
段階を更に含む請求項7による方法。
【請求項9】
−前記オリジナル画像の前記複写における微細な詳細を保存するために、第2の形態学的 フィルター(20)を前記ビットマップ(10)に適用する
ことを更に含む含む先行請求項のいずれか一つによる方法。
【請求項10】
−前記ビットマップ(10)に従って印刷版前駆材料を露光する
ことを更に含む含む先行請求項のいずれか一つによる方法。
【請求項11】
前記露光がダイレクト・ツー・プレート露光である請求項10による方法。
【請求項12】
オリジナル画像の複写を印刷するための方法であって、
−前記オリジナル画像のビットマップ(10)に隣接マイクロドット(31−34)の組 (11、12)を作り、
−前記隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12)内で非印刷ドット(40) を作る
諸段階を含み、この方法が
−前記隣接マイクロドット(31−34)の組(11、12)と前記非印刷ドット(40 )との両者のダイレクト・ツー・プレート露光により、前記オリジナル画像の前記ビッ トマップ(10)に従って印刷版前駆材料に同時に露光する
段階を更に含む方法。
【請求項13】
前記ビットマップ(10)が前記オリジナル画像のスクリーンされた複写(10)であり、方法が
−前記スクリーンされた複写(10)の画像ドットを作り、
−前記画像ドット内に前記非印刷ドット(40)を作り、
−前記画像ドットと前記非印刷ドット(40)との両者の前記ダイレクト・ツー・プレー ト露光により、前記オリジナル画像の前記スクリーンされた複写(10)に従って前記 印刷版前駆材料に同時に露光する
段階を更に含む請求項12による方法。
【請求項14】
請求項10から13のいずれか一つによる方法により得られた印刷版。
【請求項15】
請求項1から9のいずれか一つによる方法の諸段階を実行するための手段を備えたデータ処理システム。
【請求項16】
プログラムがコンピューター上を走るとき請求項1から9のいずれか一つによる方法を実行するようにされたコンピュータープログラムコード手段を備えたコンピュータープログラム。
【請求項17】
コンピューター上を走るとき請求項1から9のいずれか一つによる方法を実行するようにされたプログラムコードを備えたコンピューターで読み出し可能な媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−507544(P2006−507544A)
【公表日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−510247(P2005−510247)
【出願日】平成15年11月25日(2003.11.25)
【国際出願番号】PCT/EP2003/050893
【国際公開番号】WO2004/049694
【国際公開日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【出願人】(504376795)アグフア−ゲヴエルト (24)
【Fターム(参考)】