説明

画像信号伝送回路

【課題】 画素クロックの逓倍クロックを生成することなく、データバスの信号本数を低減できるようにする。
【解決手段】 画像信号のビット幅を上位ビットと下位ビットに2分割し、画素クロックがHレベルになると画像信号の上位ビットをデータバス3に出力し、画素クロックがLレベルになると画像信号の下位ビットをデータバス3に出力する一方、画素クロックが立ち下がるタイミングでデータバス3から画像信号の上位ビットを取り込んで、画素クロックが立ち上がるタイミングで画像信号の上位ビットを出力ポート24に出力し、画素クロックが立ち上がるタイミングでデータバス3から画像信号の下位ビットを取り込んで出力ポート24に出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、入力ポートから画像信号を取り込み、その画像信号をデータバスを介して伝送する画像信号伝送回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の画像信号伝送回路は、画像信号をデータバスを介して伝送するに際して、データバスの信号本数を低減するため、逓倍回路が画素クロックを逓倍し、パラレル/シリアル変換回路が逓倍回路により生成された逓倍クロックに同期して画像信号をパラレル/シリアル変換し、シリアル信号である画像信号をデータバスに出力するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−266745号公報(段落番号[0031]から[0047]、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像信号伝送回路は以上のように構成されているので、データバスの信号本数を低減することができるが、逓倍回路が画素クロックを逓倍して逓倍クロックを生成しなければならず、消費電力が増加する課題があった。また、逓倍回路により生成される逓倍クロックがクロックノイズになり、回路上のノイズ量が増加する課題もあった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、画素クロックの逓倍クロックを生成することなく、データバスの信号本数を低減することができる画像信号伝送回路を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る画像信号伝送回路は、画像信号取り込み手段により画素クロックに同期して取り込まれた画像信号のビット幅を2分割し、その画素クロックがHレベルになると一方の分割信号をデータバスに出力し、その画素クロックがLレベルになると他方の分割信号をデータバスに出力する信号伝送手段を設け、第1の画像信号受取手段が、その画素クロックが立ち下がるタイミングでデータバスからデータを取り込むことで画素クロックがHレベルの時にデータバスに出力した一方の分割信号を取り込んで、その画素クロックが立ち上がるタイミングで当該分割信号を出力ポートに出力し、第2の画像信号受取手段が、その画素クロックが立ち上がるタイミングでデータバスからデータを取り込むことで画素クロックがLレベルの時にデータバスに出力した他方の分割信号を取り込んで、その分割信号を出力ポートに出力するようにしたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、画像取り込み手段により画素クロックに同期して取り込まれた画像信号のビット幅を2分割し、その画素クロックがHレベルになると一方の分割信号をデータバスに出力し、その画素クロックがLレベルになると他方の分割信号をデータバスに出力する信号伝送手段を設け、第1の画像信号受取手段が、その画素クロックが立ち下がるタイミングでデータバスから一方の分割信号を取り込んで、その画素クロックが立ち上がるタイミングで当該分割信号を出力ポートに出力し、第2の画像信号受取手段が、その画素クロックが立ち上がるタイミングでデータバスから他方の分割信号を取り込んで、その分割信号を出力ポートに出力するように構成したので、画素クロックの逓倍クロックを生成することなく、データバスの信号本数を低減することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による画像信号伝送回路を示す構成図であり、図において、送信側回路1は入力ポート11からビット幅mビットの画像信号Pを取り込み、その画像信号Pをデータバス3に出力する処理を実施する。
受信側回路2はデータバス3から画像信号Pを取り込み、その画像信号Pを出力ポート24に出力する処理を実施する。
入力ポート11は画像信号Pを入力するポートであり、入力ポート12は画素クロックを入力するポートである。
【0009】
送信側回路1の画像信号ラッチ13は入力ポート12から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングに同期して、入力ポート11から入力された画像信号Pを取り込む処理を実施する。なお、画像信号ラッチ13は画像信号取込手段を構成している。
送信側回路1の信号伝送回路14は画像信号ラッチ13により取り込まれたmビットの画像信号Pを上位ビットと下位ビットに2分割し、入力ポート12から入力された画素クロックがHレベルになると、その画像信号Pの上位ビット(一方の分割信号)をデータバス3に出力し、その画素クロックがLレベルになると、その画像信号Pの下位ビット(他方の分割信号)をデータバス3に出力する処理を実施する。
【0010】
なお、信号伝送回路14は画素クロックがHレベルになると画像信号Pの上位ビットをデータバス3に出力するバッファ(第1のバッファ)15と、その画素クロックがLレベルになると画像信号Pの下位ビットをデータバス3に出力するバッファ(第2のバッファ)16とを用いて構成されており、バッファ15とバッファ16がデータバス3に対してワイヤードオア接続されている。信号伝送回路14は信号伝送手段を構成している。
【0011】
受信側回路2の前段ラッチ21は入力ポート12から入力された画素クロックが立ち下がるタイミングで、データバス3から画像信号Pを取り込む処理を実施する。
受信側回路2の後段ラッチ22は入力ポート12から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、前段ラッチ21により取り込まれた画像信号Pの上位ビットを出力ポート24に出力する処理を実施する。なお、前段ラッチ21及び後段ラッチ22から第1の画像信号受取手段が構成されている。
【0012】
受信側回路2のラッチ23は入力ポート12から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、データバス3から画像信号Pを取り込み、その画像信号Pの下位ビットを出力ポート24に出力する処理を実施する。なお、ラッチ23は第2の画像信号受取手段を構成している。
図2は例えば、8ビットの画像信号Pが伝送される場合の信号波形を示す波形図である。
【0013】
次に動作について説明する。
この実施の形態1では、説明の便宜上、8ビットの画像信号Pを伝送する場合について説明する。
送信側回路1の画像信号ラッチ13は、入力ポート12から図2(b)に示すような画素クロックを入力すると、図2(a)に示すように、その画素クロックが立ち上がるタイミングに同期して、入力ポート11から入力された8ビットの画像信号P[7:0]を取り込みながら、その画像信号P[7:0]を信号伝送回路14に出力する。
【0014】
送信側回路1の信号伝送回路14は、画像信号ラッチ13から8ビットの画像信号P[7:0]を受けると、その8ビットの画像信号P[7:0]を上位ビットP[7:4]と下位ビットP[3:0]に2分割する。
これにより、その画像信号の上位ビットP[7:4]が信号伝送回路14のバッファ15に保持され、その画像信号の下位ビットP[3:0]が信号伝送回路14のバッファ16に保持される。
【0015】
信号伝送回路14のバッファ15は、入力ポート12から入力された画素クロックがHレベルになると、保持している画像信号の上位ビットP[7:4]をデータバス3に出力する。
一方、信号伝送回路14のバッファ16は、入力ポート12から入力された画素クロックがLレベルになると、保持している画像信号の下位ビットP[3:0]をデータバス3に出力する。
したがって、データバス3には、図2(c)に示すように、画像信号ラッチ13から取り込まれた画像信号の上位ビットP[7:4]と下位ビットP[3:0]が交互に出力されることになる。
【0016】
受信側回路2の前段ラッチ21は、上記のようにして、送信側回路1が画像信号をデータバス3に出力すると、図2(d)に示すように、入力ポート12から入力された画素クロックが立ち下がるタイミングで、データバス3からデータを取り込むことで画像信号の上位ビットP[7:4]を取り込みながら、その画像信号の上位ビットP[7:4]を後段ラッチ22に出力する。
受信側回路2の後段ラッチ22は、前段ラッチ21から画像信号の上位ビットP[7:4]を受けると、その画像信号の上位ビットP[7:4]を一時的に保持する。
そして、後段ラッチ22は、図2(e)に示すように、入力ポート12から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、保持している画像信号の上位ビットP[7:4]を出力ポート24に出力する。
【0017】
一方、受信側回路2のラッチ23は、送信側回路1が画像信号をデータバス3に出力すると、図2(f)に示すように、入力ポート12から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、データバス3からデータを取り込むことで画像信号の下位ビットP[3:0]を取り込みながら、その画像信号の下位ビットP[3:0]を出力ポート24に出力する。
これにより、受信側回路2から画像信号の上位ビットP[7:4]と下位ビットP[3:0]が画素クロックが立ち上がるタイミングで同時に出力ポート24に出力されるので、図2(g)に示すように、8ビットの画像信号P[7:0]が再生されることになる。
【0018】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、画像信号ラッチ13により取り込まれた8ビットの画像信号P[7:0]を2分割し、その画素クロックがHレベルになると画像信号の上位ビットP[7:4]をデータバス3に出力し、その画素クロックがLレベルになると画像信号の下位ビットP[3:0]をデータバス3に出力する信号伝送回路14を設け、受信側回路2が、その画素クロックが立ち下がるタイミングでデータバス3から画像信号の上位ビットP[7:4]を取り込んで、その画素クロックが立ち上がるタイミングで画像信号の上位ビットP[7:4]を出力ポート24に出力し、その画素クロックが立ち上がるタイミングでデータバス3から画像信号の下位ビットP[3:0]を取り込んで、その画像信号の下位ビットP[3:0]を出力ポート24に出力するように構成したので、画素クロックの逓倍クロックを生成することなく、データバス3の信号本数を低減することができる効果を奏する。
なお、画素クロックの逓倍クロックを生成する必要がないので、逓倍クロックの生成に伴う消費電力の増加を防止することができるとともに、その逓倍クロックがクロックノイズになるのを防止することができる。
【0019】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による画像信号伝送回路を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
信号伝送回路14のセレクタ17は入力ポート12から入力された画素クロックがHレベルになると、画像信号の上位ビットP[7:4]をデータバス3に出力し、その画素クロックがLレベルになると、その画像信号の下位ビットP[3:0]をデータバス3に出力する処理を実施する。
【0020】
上記実施の形態1では、データバス3に対してワイヤードオア接続されているバッファ15とバッファ16を用いて信号伝送回路14が構成されているものについて示したが、図3に示すように、セレクタ17を用いて信号伝送回路14が構成されていてもよく、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
【0021】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による画像信号伝送回路を示す構成図であり、図において、A系送信側回路31は入力ポート41からmビットの画像信号PA(第1の画像信号)を取り込み、その画像信号PAをデータバス35に出力する処理を実施する。
B系送信側回路32は入力ポート42からmビットの画像信号PB(第2の画像信号)を取り込み、その画像信号PBをデータバス35に出力する処理を実施する。
A系受信側回路33はデータバス35から画像信号を取り込み、その画像信号を出力ポート53に出力する処理を実施する。
B系受信側回路34はデータバス35から画像信号を取り込み、その画像信号を出力ポート55に出力する処理を実施する。
入力ポート41は画像信号PAを入力するポートであり、入力ポート42は画像信号PBを入力するポートであり、入力ポート43は画素クロックを入力するポートである。
【0022】
A系送信側回路31の画像信号ラッチ44は入力ポート43から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングに同期して、入力ポート41から入力された画像信号PAを取り込む処理を実施する。なお、画像信号ラッチ44は第1の画像信号取込手段を構成している。
A系送信側回路31のバッファ45は入力ポート43から入力された画素クロックがHレベルになると、画像信号ラッチ44により取り込まれた画像信号PAをデータバス35に出力する処理を実施する。なお、バッファ45は第1の信号伝送手段を構成している。
【0023】
B系送信側回路32の画像信号ラッチ46は入力ポート43から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングに同期して、入力ポート42から入力された画像信号PBを取り込む処理を実施する。なお、画像信号ラッチ46は第2の画像信号取込手段を構成している。
B系送信側回路32のバッファ47は入力ポート43から入力された画素クロックがLレベルになると、画像信号ラッチ46により取り込まれた画像信号PBをデータバス35に出力する処理を実施する。なお、バッファ47は第2の信号伝送手段を構成している。
【0024】
A系受信側回路33の前段ラッチ51は入力ポート43から入力された画素クロックが立ち下がるタイミングで、データバス35から画像信号を取り込む処理を実施する。
A系受信側回路33の後段ラッチ52は入力ポート43から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、前段ラッチ51により取り込まれた画像信号を出力ポート53に出力する処理を実施する。なお、前段ラッチ51及び後段ラッチ52から第1の画像信号受取手段が構成されている。
【0025】
B系受信側回路34のラッチ54は入力ポート43から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、データバス35から画像信号を取り込み、その画像信号を出力ポート55に出力する処理を実施する。なお、ラッチ54は第2の画像信号受取手段を構成している。
図5は例えば、8ビットの画像信号PAと8ビットの画像信号PBが伝送される場合の信号波形を示す波形図である。
【0026】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、8ビットの画像信号Pを2分割し、その画像信号の上位ビットP[7:4]と下位ビットP[3:0]を交互にデータバス3に出力して伝送するものについて示したが、8ビットの画像信号PAと8ビットの画像信号PBを交互にデータバス35に出力して伝送するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
【0027】
A系送信側回路31の画像信号ラッチ44は、入力ポート43から図5(c)に示すような画素クロックを入力すると、図5(a)に示すように、その画素クロックが立ち上がるタイミングに同期して、入力ポート41から入力された8ビットの画像信号PA[7:0]を取り込みながら、その画像信号PA[7:0]をバッファ45に出力する。
A系送信側回路31のバッファ45は、入力ポート43から入力された画素クロックがHレベルになると、画像信号ラッチ44により取り込まれた8ビットの画像信号PA[7:0]をデータバス35に出力する処理を実施する。
【0028】
また、B系送信側回路32の画像信号ラッチ46は、入力ポート43から図5(c)に示すような画素クロックを入力すると、図5(b)に示すように、その画素クロックが立ち上がるタイミングに同期して、入力ポート42から入力された8ビットの画像信号PB[7:0]を取り込みながら、その画像信号PB[7:0]をバッファ47に出力する。
B系送信側回路32のバッファ47は、入力ポート43から入力された画素クロックがLレベルになると、画像信号ラッチ46により取り込まれた8ビットの画像信号PB[7:0]をデータバス35に出力する処理を実施する。
これにより、データバス35には、図5(d)に示すように、画像信号PA[7:0]と画像信号PB[7:0]が交互に出力されることになる。
【0029】
A系受信側回路33の前段ラッチ51は、上記のようにして、A系送信側回路31及びB系送信側回路32が画像信号をデータバス35に出力すると、図5(e)に示すように、入力ポート43から入力された画素クロックが立ち下がるタイミングで、データバス35からデータを取り込むことで画像信号PA[7:0]を取り込みながら、その画像信号PA[7:0]を後段ラッチ52に出力する。
A系受信側回路33の後段ラッチ52は、前段ラッチ51から画像信号PA[7:0]を受けると、その画像信号PA[7:0]を一時的に保持する。
そして、後段ラッチ55は、図2(f)に示すように、入力ポート43から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、保持している画像信号PA[7:0]を出力ポート53に出力する。
【0030】
一方、B系受信側回路34のラッチ54は、A系送信側回路31及びB系送信側回路32が画像信号をデータバス35に出力すると、図5(g)に示すように、入力ポート43から入力された画素クロックが立ち上がるタイミングで、データバス35からデータを取り込むことで画像信号PB[7:0]を取り込みながら、その画像信号PB[7:0]を出力ポート55に出力する。
これにより、8ビットの画像信号PA[7:0]と8ビットの画像信号PB[7:0]が画素クロックが立ち上がるタイミングで同時に再生されることになる。
【0031】
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、画素クロックがHレベルになると画像信号ラッチ44により取り込まれた8ビットの画像信号PA[7:0]をデータバス35に出力するバッファ45と、その画素クロックがLレベルになると画像信号ラッチ46により取り込まれた8ビットの画像信号PB[7:0]をデータバス35に出力するバッファ47とを設け、A系受信側回路33が、その画素クロックが立ち下がるタイミングで、データバス35から8ビットの画像信号PA[7:0]を取り込み、その画素クロックが立ち上がるタイミングで、8ビットの画像信号PA[7:0]を出力ポート53に出力し、また、B系受信側回路34が、その画素クロックが立ち上がるタイミングで、データバス35から8ビットの画像信号PB[7:0]を取り込み、その画像信号PB[7:0]を出力ポート55に出力するように構成したので、画素クロックの逓倍クロックを生成することなく、データバス35の信号本数を低減することができる効果を奏する。
なお、画素クロックの逓倍クロックを生成する必要がないので、逓倍クロックの生成に伴う消費電力の増加を防止することができるとともに、その逓倍クロックがクロックノイズになるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明の実施の形態1による画像信号伝送回路を示す構成図である。
【図2】8ビットの画像信号Pが伝送される場合の信号波形を示す波形図である。
【図3】この発明の実施の形態2による画像信号伝送回路を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態3による画像信号伝送回路を示す構成図である。
【図5】8ビットの画像信号PAと8ビットの画像信号PBが伝送される場合の信号波形を示す波形図である。
【符号の説明】
【0033】
1 送信側回路、2 受信側回路、3 データバス、11 入力ポート、12 入力ポート、13 画像信号ラッチ(画像信号取込手段)、14 信号伝送回路(信号伝送手段)、15 バッファ(第1のバッファ)、16 バッファ(第2のバッファ)、17 セレクタ、21 前段ラッチ(第1の画像信号受取手段)、22 後段ラッチ(第1の画像信号受取手段)、23 ラッチ(第2の画像信号受取手段)、24 出力ポート、31 A系送信側回路、32 B系送信側回路、33 A系受信側回路、34 B系受信側回、35 データバス、41 入力ポート、42 入力ポート、43 入力ポート、44 画像信号ラッチ(第1の画像信号取込手段)、45 バッファ(第1の信号伝送手段)、46 画像信号ラッチ(第2の画像信号取込手段)、47 バッファ(第2の信号伝送手段)、51 前段ラッチ(第1の画像信号受取手段)、52 後段ラッチ(第1の画像信号受取手段)、53 出力ポート、54 ラッチ(第2の画像信号受取手段)、55 出力ポート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素クロックに同期して画像信号を取り込む画像信号取込手段と、上記画像信号取込手段により取り込まれた画像信号のビット幅を2分割し、その画素クロックがHレベルになると一方の分割信号をデータバスに出力し、その画素クロックがLレベルになると他方の分割信号を上記データバスに出力する信号伝送手段と、その画素クロックが立ち下がるタイミングで上記データバスから一方の分割信号を取り込み、その画素クロックが立ち上がるタイミングで当該分割信号を出力ポートに出力する第1の画像信号受取手段と、その画素クロックが立ち上がるタイミングで上記データバスから他方の分割信号を取り込み、その分割信号を上記出力ポートに出力する第2の画像信号受取手段とを備えた画像信号伝送回路。
【請求項2】
信号伝送手段が、画素クロックがHレベルになると一方の分割信号をデータバスに出力する第1のバッファと、その画素クロックがLレベルになると他方の分割信号を上記データバスに出力する第2のバッファとを用いて構成され、上記第1のバッファと上記第2のバッファが上記データバスに対してワイヤードオア接続されていることを特徴とする請求項1記載の画像信号伝送回路。
【請求項3】
信号伝送手段が、画素クロックがHレベルになると一方の分割信号をデータバスに出力し、その画素クロックがLレベルになると他方の分割信号を上記データバスに出力するセレクタを用いて構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像信号伝送回路。
【請求項4】
画素クロックに同期して第1の画像信号を取り込む第1の画像信号取込手段と、その画素クロックがHレベルになると上記第1の画像信号取込手段により取り込まれた第1の画像信号をデータバスに出力する第1の信号伝送手段と、その画素クロックに同期して第2の画像信号を取り込む第2の画像信号取込手段と、その画素クロックがLレベルになると上記第2の画像信号取込手段により取り込まれた第2の画像信号を上記データバスに出力する第2の信号伝送手段と、その画素クロックが立ち下がるタイミングで上記データバスから第1の画像信号を取り込み、その画素クロックが立ち上がるタイミングで第1の画像信号を出力ポートに出力する第1の画像信号受取手段と、その画素クロックが立ち上がるタイミングで上記データバスから第2の画像信号を取り込み、その第2の画像信号を上記出力ポートに出力する第2の画像信号受取手段とを備えた画像信号伝送回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−304088(P2006−304088A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−125372(P2005−125372)
【出願日】平成17年4月22日(2005.4.22)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】