説明

画像入力装置及びその方法、並びにプログラム

【課題】 本発明は、オペレータの作業負荷を軽減すると共に時刻証明を添付するためのコストを削減することができる画像入力装置を提供する。
【解決手段】スキャンデバイス100は、画像入力部102、書式判別部104、書式記憶部105及び画像送信部107を備え、画像入力部102は、原稿をスキャンして画像データを取得し、書式判別部104は、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とが一致しているか否かを判別し、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とが一致しているときは、時刻証明を取得し、画像送信部107は、画像データ及び時刻証明を文書管理サーバ120に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像入力装置及びその方法、並びにプログラムに関し、特に、原稿をスキャンして画像データを取得し、取得した画像データに時刻証明を添付する画像入力装置及びその方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、画像データを保存する際に、当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する情報管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この情報管理システムによれば、添付された時刻証明が示す時刻以降、当該画像データが改竄されていないことを証明することができる。このような情報管理システムは図5のように構成される。
【0003】
図5において、情報管理システム200は、文書管理サーバ201と、文書データベース202と、スキャンデバイス203と、時刻認証局204とを備える。文書データベース202、スキャンデバイス203、及び時刻認証局204は、夫々文書管理サーバ201に接続されている。
【0004】
スキャンデバイス203は、原稿をスキャンして画像データを取得する。文書管理サーバ201は、文書管理ソフトウエアを有し、スキャンデバイス203から取得した画像データを文書データベース202に保存する。時刻認証局204は、時刻証明を発行する。
【0005】
情報管理システム200は以下のように動作する。
【0006】
オペレータは、原稿をスキャンデバイス203にセットし、文書管理サーバ201によりスキャン開始を指示する。スキャンデバイス203は、原稿をスキャンして画像データを取得する。文書管理サーバ201は、スキャンデバイス203から取得した画像データを文書データベース202に保存する。
【0007】
オペレータは、文書データベース202に保存された画像データを文書管理サーバ201の表示装置に表示させ、この表示させた画像データを確認して、画像データに時刻証明を添付すべきか否かを判断する。オペレータは、画像データに時刻証明を添付するときは、文書管理サーバ201の操作部を用いて時刻証明添付を指示する。文書管理サーバ201は、時刻証明を添付すべき画像データからハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を時刻認証局204に送信する。時刻認証局204は、送信されたハッシュ値及び現在時刻に基づいて時刻証明を算出し、この時刻証明を文書管理サーバ201に送信する。
【0008】
文書管理サーバ201は、画像データ及び時刻証明を関連付けて文書データベース202に保存する。
【特許文献1】特開2001−209714号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記の従来の情報管理システムでは、オペレータが画像データを1つずつ表示装置に表示させ、画像データを確認してから時刻証明添付を指示するので、オペレータの作業負荷が大きい。
【0010】
また、上記従来の情報管理システムにおいて、オペレータが確認せずにすべての文書に時刻証明を添付すると、時刻証明を添付する必要のない画像データにも時刻証明を添付するので、時刻証明を添付するためのコストが増大する。
【0011】
本発明の目的は、オペレータの作業負荷を軽減すると共に時刻証明を添付するためのコストを削減することができる画像入力装置及びその方法、並びにプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述の目的を達成するために、請求項1記載の画像入力装置は、画像データを入力する画像入力手段と、所定の書式を記憶する書式記憶手段と、前記画像入力手段により入力された画像データの書式と前記書式記憶手段に記憶されている書式とが一致するか否かを判別する書式判別手段と、前記書式判別手段の判別結果に基づいて前記画像データに当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
上述の目的を達成するために、請求項4記載の画像入力装置は、画像データを入力する画像入力手段と、所定の文字列を記憶する文字列記憶手段と、前記画像入力手段により入力された画像データが、前記文字列記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別する文字列判別手段と、前記文字列判別手段の判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
上述の目的を達成するために、請求項7記載の画像入力方法は、記憶手段を備える画像入力装置の画像入力方法において、画像データを入力する画像入力ステップと、所定の書式を前記記憶手段に記憶する書式記憶ステップと、前記画像入力ステップにおいて入力された画像データの書式と前記記憶手段に記憶されている書式とが一致するか否かを判別する書式判別ステップと、前記書式判別ステップの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】
上述の目的を達成するために、請求項10記載の画像入力方法は、記憶手段を備える画像入力装置の画像入力方法において、画像データを入力する画像入力ステップと、所定の文字列を前記記憶手段に記憶する文字列記憶ステップと、前記画像入力ステップにおいて入力された画像データが、前記記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別する文字列判別ステップと、前記文字列判別ステップの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付ステップとを備えることを特徴とする。
【0016】
上述の目的を達成するために、請求項13記載のプログラムは、記憶手段を備える画像入力装置で実行されるプログラムにおいて、画像データを入力する画像入力モジュールと、所定の書式を前記記憶手段に記憶する書式記憶モジュールと、前記画像入力モジュールにより入力された画像データの書式と前記記憶手段に記憶されている書式とが一致するか否かを判別する書式判別モジュールと、前記書式判別モジュールの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付モジュールとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
上述の目的を達成するために、請求項14記載のプログラムは、記憶手段を備える画像入力装置で実行されるプログラムにおいて、画像データを入力する画像入力モジュールと、所定の文字列を前記記憶手段に記憶する文字列記憶モジュールと、前記画像入力モジュールにおいて入力された画像データが、前記記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別する文字列判別モジュールと、前記文字列判別モジュールの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付モジュールとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、入力された画像データの書式と記憶されている書式とが一致するか否かを判別し、その判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付するので、オペレータの作業負荷を軽減すると共に時刻証明を添付するためのコストを削減することができる。
【0019】
また、入力された画像データが、記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別し、その判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付するので、オペレータの作業負荷を軽減すると共に時刻証明を添付するためのコストを削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像入力装置を有する情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【0022】
図1において、情報管理システム1は、本発明の実施の形態に係る画像入力装置としてのスキャンデバイス100と、時刻認証局110と、文書管理サーバ120と、文書データベース130とを備える。
【0023】
スキャンデバイス100は、操作部101、画像入力部102、書式登録部103、書式判別部104、書式記憶部105、時刻証明作成部106、及び画像送信部107を備える。
【0024】
操作部101は、書式の登録やスキャン開始の指示等を行うために用いられる。画像入力部102は、操作部101によりスキャン開始の指示を受けると、原稿をスキャンして画像データを取得する。書式登録部103は、操作部101によりオペレータが入力した書式を書式記憶部105に登録する。
【0025】
書式判別部104は、画像入力部102により取得された画像データの書式と、書式記憶部105に登録された書式とが一致しているか否かを判別する。時刻証明作成部106は、画像入力部102により取得された画像データからハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を時刻認証局110に送信する。時刻認証局110は、送信されたハッシュ値及び現在時刻に基づいて、当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を算出し、この時刻証明を時刻証明作成部106に送信する。
【0026】
画像送信部107は、画像データ及び時刻証明を文書管理サーバ120に送信し、文書管理サーバ120は、画像データ及び時刻証明を関連付けて文書データベース202に保存する。
【0027】
図2は、図1におけるスキャンデバイス100によって実行される画像入力処理の手順を示すフローチャートである。本処理において、書式記憶部105には、オペレータにより所定の書式が予め登録されているものとする(書式記憶手段)。
【0028】
図2において、オペレータが原稿をスキャンデバイスにセットし、操作部101によりスキャン開始を指示すると、画像入力部102は、原稿をスキャンして画像データを取得する(ステップS301)(画像入力手段)。
【0029】
次に、書式判別部104は、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とを比較し(ステップS302)、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とが一致しているか否かを判別する(ステップS303)(書式判別手段)。
【0030】
ステップS303の判別の結果、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とが一致しているときは、時刻証明作成部106は、画像入力部102により取得された画像データからハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を時刻認証局110に送信する(ステップS304)。
【0031】
時刻認証局110は、送信されたハッシュ値及び現在時刻に基づいて時刻証明を算出し、この時刻証明を時刻証明作成部106に送信する。時刻証明作成部106は、時刻認証局110から時刻認証を取得する(ステップS305)。
【0032】
書式判別部104は時刻証明を取得し、画像送信部107は、画像データ及び時刻証明を文書管理サーバ120に送信し、文書管理サーバ120は、画像データ及び時刻証明を関連付けて文書データベース202に保存し(ステップS306)(時刻証明添付手段)、本処理を終了する。
【0033】
ステップS303の判別の結果、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とが一致していないときは、画像送信部107は、画像データのみを文書管理サーバ120に送信し、文書管理サーバ120は、画像データのみを文書データベース202に保存し(ステップS307)、本処理を終了する。
【0034】
図2の処理によれば、画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された書式とが一致しているときは(ステップS303でYES)、画像データ及び時刻証明を関連付けて文書データベース202に保存する(ステップS306)ので、オペレータが個々の画像データに対して時刻証明を添付するか否かを指示する必要がなく、オペレータの作業負荷を軽減することができる。
【0035】
また、必要な文書に対してのみ時刻証明が添付されるので、時刻証明を添付するためのコストを削減することができる。
【0036】
さらに、スキャンデバイス100内で時刻証明を作成するので、画像データを文書データベース120に保存してから時刻証明を添付するのに対して、スキャンした時刻をより厳密に特定することができると共に、スキャンから時刻証明を作成するまでに改竄される可能性が少なく、よりセキュリティを高めることができる。
【0037】
なお、書式記憶部105に登録される書式は1つに限られるものではなく、書式記憶部105に複数の書式が登録され、書式判別部104は画像入力部102により取得された画像データの書式と、予め書式記憶部105に登録された複数の書式のいずれかとが一致しているか否かを判別してもよい。
【0038】
また、スキャンデバイス100が表示パネルを備え、書式判別部104による判別結果に従って画像データや判別結果を表示パネルに表示し、オペレータが確認した画像データに対して時刻証明を添付してもよい。例えば、書式が一致した画像データのみを表示し、オペレータが確認ののち時刻証明を添付する。これにより、より確実に必要な文書に対してのみ時刻証明を添付することができる。
【0039】
図3は、図1の情報管理システム1の構成の変形例を示すブロック図である。
【0040】
図3の構成は、図1の構成と基本的に同じである。図3において、図1の構成要素と同じ構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、図1と異なる構成要素のみ説明する。
【0041】
スキャンデバイス100は、操作部101、画像入力部102、文字列登録部403、文字列判別部404、文字列記憶部405、時刻証明作成部106、画像送信部107、及びOCR(Optical Character Reader)処理部408を備える。
【0042】
文字列登録部403は、操作部101によりオペレータが入力した文字列を文字列記憶部405に登録する。OCR処理部408は、画像入力部102により取得された画像データにOCR処理を行い、画像データに含まれる文字データを取得する。
【0043】
文字列判別部404は、OCR処理部408により取得された文字データが、文字列記憶部405に登録された文字列を含んでいるか否かを判別する。
【0044】
図4は、図3におけるスキャンデバイス100によって実行される画像入力処理の手順を示すフローチャートである。
【0045】
図4の処理は図2の処理と基本的に同じである。図4において、図2のステップと同じステップには同一符号を付してその説明を省略し、図2と異なるステップのみ説明する。
【0046】
図4において、OCR処理部408は、画像入力部102により取得された画像データにOCR処理を行い、画像データに含まれる文字データを取得する(ステップS502)。
【0047】
次に、文字列判別部404は、OCR処理部408により取得された文字データが、文字列記憶部405に登録された文字列を含んでいるか否かを判別する(ステップS503)。
【0048】
ステップS503の判別の結果、OCR処理部408により取得された文字データが、文字列記憶部405に登録された文字列を含んでいるときは、ステップS304以降の処理を実行し、画像データ及び時刻証明を関連付けて文書データベース202に保存する。
【0049】
ステップS503の判別の結果、OCR処理部408により取得された文字データが、文字列記憶部405に登録された文字列を含んでいないときは、ステップS307の処理を実行し、画像データのみを文書データベース202に保存する。
【0050】
図4の処理によれば、OCR処理部408により取得された文字データが、文字列記憶部405に登録された文字列を含んでいるときは(ステップS503でYES)、画像データ及び時刻証明を関連付けて文書データベース202に保存する(ステップS306)ので、オペレータが個々の画像データに対して時刻証明を添付するか否かを指示する必要がなく、オペレータの作業負荷を軽減することができる。
【0051】
また、必要な文書に対してのみ時刻証明が添付されるので、時刻証明を添付するためのコストを削減することができる。
【0052】
なお、文字列記憶部405に登録される文字列は1つに限られるものではなく、文字列記憶部405に複数の書式が登録され、文字列判別部404はOCR処理部408により取得された文字データが、文字列記憶部405に登録された複数の文字列のいずれかを含んでいるか否かを判別してもよい。
【0053】
また、スキャンデバイス100が表示パネルを備え、文字列判別部404による判別結果に従って画像データや判別結果を表示パネルに表示し、オペレータが確認した画像データに対して時刻証明を添付してもよい。例えば、文字列を含む画像データのみを表示し、オペレータが確認ののち時刻証明を添付する。これにより、より確実に必要な文書に対してのみ時刻証明を添付することができる。
【0054】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0055】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0056】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0057】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0058】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像入力装置を有する情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるスキャンデバイスによって実行される画像入力処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】図1の情報管理システムの構成の変形例を示すブロック図である。
【図4】図3におけるスキャンデバイスによって実行される画像入力処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0060】
100 スキャンデバイス
101 操作部
102 画像入力部
103 書式登録部
104 書式判別部
105 書式記憶部
106 時刻証明作成部
107 画像送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを入力する画像入力手段と、所定の書式を記憶する書式記憶手段と、前記画像入力手段により入力された画像データの書式と前記書式記憶手段に記憶されている書式とが一致するか否かを判別する書式判別手段と、前記書式判別手段の判別結果に基づいて前記画像データに当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付手段とを備えることを特徴とする画像入力装置。
【請求項2】
前記時刻証明添付手段は、前記画像入力手段により入力された画像データの書式と、前記書式記憶手段に記憶されている書式とが一致するときに、当該画像データに前記時刻証明を添付することを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
【請求項3】
前記書式判別手段の判別結果を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された判別結果に基づいて前記時刻証明の添付の指示を受け付ける受付手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
【請求項4】
画像データを入力する画像入力手段と、所定の文字列を記憶する文字列記憶手段と、前記画像入力手段により入力された画像データが、前記文字列記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別する文字列判別手段と、前記文字列判別手段の判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付手段とを備えることを特徴とする画像入力装置。
【請求項5】
前記時刻証明添付手段は、前記画像入力手段により入力された画像データが、前記文字列記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるときに、当該画像データに前記時刻証明を添付することを特徴とする請求項4記載の画像入力装置。
【請求項6】
前記文字列判別手段の判別結果を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された判別結果に基づいて前記時刻証明の添付の指示を受け付ける受付手段とを備えることを特徴とする請求項4記載の画像入力装置。
【請求項7】
記憶手段を備える画像入力装置の画像入力方法において、画像データを入力する画像入力ステップと、所定の書式を前記記憶手段に記憶する書式記憶ステップと、前記画像入力ステップにおいて入力された画像データの書式と前記記憶手段に記憶されている書式とが一致するか否かを判別する書式判別ステップと、前記書式判別ステップの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付ステップとを備えることを特徴とする画像入力方法。
【請求項8】
前記時刻証明添付ステップは、前記画像入力ステップにおいて入力された画像データの書式と、前記記憶手段に記憶されている書式とが一致するときに、当該画像データに前記時刻証明を添付することを特徴とする請求項7記載の画像入力方法。
【請求項9】
前記画像入力装置は表示手段を備え、前記書式判別ステップの判別結果を前記表示手段に表示する表示ステップと、前記表示手段に表示された判別結果に基づいて前記時刻証明の添付の指示を受け付ける受付ステップとを備えることを特徴とする請求項7記載の画像入力方法。
【請求項10】
記憶手段を備える画像入力装置の画像入力方法において、画像データを入力する画像入力ステップと、所定の文字列を前記記憶手段に記憶する文字列記憶ステップと、前記画像入力ステップにおいて入力された画像データが、前記記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別する文字列判別ステップと、前記文字列判別ステップの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付ステップとを備えることを特徴とする画像入力方法。
【請求項11】
前記時刻証明添付ステップは、前記画像入力ステップにおいて入力された画像データが、前記記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるときに、当該画像データに前記時刻証明を添付することを特徴とする請求項10記載の画像入力方法。
【請求項12】
前記画像入力装置は表示手段を備え、前記文字列判別ステップの判別結果を前記表示手段に表示する表示ステップと、前記表示手段に表示された判別結果に基づいて前記時刻証明の添付の指示を受け付ける受付ステップとを備えることを特徴とする請求項10記載の画像入力方法。
【請求項13】
記憶手段を備える画像入力装置で実行されるプログラムにおいて、画像データを入力する画像入力モジュールと、所定の書式を前記記憶手段に記憶する書式記憶モジュールと、前記画像入力モジュールにより入力された画像データの書式と前記記憶手段に記憶されている書式とが一致するか否かを判別する書式判別モジュールと、前記書式判別モジュールの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付モジュールとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項14】
記憶手段を備える画像入力装置で実行されるプログラムにおいて、画像データを入力する画像入力モジュールと、所定の文字列を前記記憶手段に記憶する文字列記憶モジュールと、前記画像入力モジュールにおいて入力された画像データが、前記記憶手段に記憶されている文字列を含んでいるか否かを判別する文字列判別モジュールと、前記文字列判別モジュールの判別結果に基づいて当該画像データがその時刻に存在していたことを証明するための時刻証明を当該画像データに添付する時刻証明添付モジュールとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−74161(P2007−74161A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−257062(P2005−257062)
【出願日】平成17年9月5日(2005.9.5)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】