画像再生装置
【課題】 起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させる画像再生装置を提供する。
【解決手段】 表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として表示有効期間情報が付加された追加オープニング画像データとが記録された記録媒体20と、自装置の電源が投入されたときに表示有効期間情報を取得する表示条件取得部52と、自装置の電源が投入されたときに電源投入時の年月日情報を取得する日時情報取得部53と、取得された電源投入時の年月日情報が表示有効期間情報の示す期間であるときには追加オープニング画像データを選択し、電源投入時の年月日が表示有効期間情報の示す期間内ではないときにはデフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部54と、選択されたオープニング画像データを表示装置に送信する表示情報送信部60とを備える。
【解決手段】 表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として表示有効期間情報が付加された追加オープニング画像データとが記録された記録媒体20と、自装置の電源が投入されたときに表示有効期間情報を取得する表示条件取得部52と、自装置の電源が投入されたときに電源投入時の年月日情報を取得する日時情報取得部53と、取得された電源投入時の年月日情報が表示有効期間情報の示す期間であるときには追加オープニング画像データを選択し、電源投入時の年月日が表示有効期間情報の示す期間内ではないときにはデフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部54と、選択されたオープニング画像データを表示装置に送信する表示情報送信部60とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信した映像データまたは記録した映像データを再生する画像再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、大容量記録媒体を内蔵するハードディスクレコーダなどの映像再生装置の高性能化、高機能化が飛躍的に進んでいる。
【0003】
このような映像再生装置では、高性能化、高機能化が進んだことにより装置を制御するための制御用ソフトウェアの規模が年々増大し、電源が投入されてからこの制御用ソフトウェアが全て実行されてユーザが操作可能になるまでの起動時間が長くなりユーザに不快感を与える場合があった。
【0004】
この起動時間が長いことによる不快感を低減させるための技術として、特許文献1に記載のものがある。
【0005】
特許文献1には、前回電源を投入(ON)した日時あるいは切断(OFF)した日時を記録しておき、この記録されている日時と今回電源をONした日時とを比較し、その結果、今回の日時が前回の日時と大きく変化していた場合(例えば年、または月等が変わったとき)には表示するオープニング画像を変更する表示制御装置が記載されている。
【特許文献1】特開2005−321695号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この特許文献1の技術では、電源を投入した日時に応じてオープニング画像を変更するため、従来よりもオープニング画像表示時の待機時間におけるユーザの不快感をある程度低減させることができる。しかし、さらにそれぞれのユーザのニーズに応じたオープニング画像を表示させる画像再生装置があれば、ユーザの不快感を更に低減させることができる。
【0007】
よって本発明は、起動時の環境に基づいてユーザのニーズに応じたオープニング画像を表示させることにより、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させる画像再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の画像再生装置(1)は、表示装置に画像データを再生させるものであり、自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された期間の情報である表示有効期間情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体(20)と、自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効期間情報を取得する表示条件取得部(52)と、前記自装置の電源が投入されたときに、この電源投入時の年月日情報を取得する日時情報取得部(53)と、前記日時情報取得部(53)が取得した前記電源投入時の年月日情報の示す時点が、前記表示条件取得部(52)で取得された表示有効期間情報の示す期間内に含まれるか否かを判断し、判断の結果、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれるときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部(54)と、前記オープニング画像選択部(54)が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記録媒体(20)から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部(55)(60)とを備えることを特徴とする。
【0009】
この画像再生装置(1)は、前記表示条件取得部(52)が取得した前記表示有効期間情報の示す期間が、前記日時情報取得部(53)が取得した電源投入時の年月日情報の示す時点以前であるときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部(58)をさらに有する画像再生装置(4)としてもよい。
【0010】
また、本発明の他の形態の画像再生装置(2)は、表示装置に画像データを再生させるものであり、自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に起動時に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された表示可能な装置を識別する情報である表示有効装置情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体(20)と、自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効装置情報を取得する表示条件取得部(52)と、前記自装置の電源が投入されたときに、この前記自装置を識別する自装置情報を取得する装置情報取得部(57)と、前記装置情報取得部(57)が取得した前記自装置情報が、前記表示条件取得部(52)で取得された表示有効装置情報に該当するか否かを判断し、判断の結果、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当するときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当しないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部(54)と、前記オープニング画像選択部(54)が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記憶媒体(20)から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部(60)とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、この画像再生装置(2)は、前記表示条件取得部(52)が取得した表示有効装置情報が、前記装置情報取得部(57)で取得された自表示情報に該当しないときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部をさらに有するようにしてもよい。
【0012】
また、これらの画像再生装置(1〜4)は、前記追加オープニング画像データを外部から受信して前記記録媒体(20)に記録する追加オープニング画像データ記録制御部(51)をさらに有するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の画像再生装置によれば、起動時の環境に基づいてユーザのニーズに応じたオープニング画像を表示させることにより、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
《第1実施形態》
〈第1実施形態による画像再生装置の構成〉
本発明の第1実施形態による画像再生装置の構成を、図1のブロック図を参照して説明する。
【0015】
図1において、本実施形態による画像再生装置1は、オープニング画像データ受信部10と、記録媒体20と、ユーザ入力部30と、計時部40と、制御部50Aと、表示情報送信部60とを有する。
【0016】
オープニング画像データ受信部10は、衛星放送や地上デジタルテレビジョン放送などを介して、新たなオープニング画像データである追加オープニング画像データを受信する。
【0017】
この追加オープニング画像データには、表示を許可する表示条件として、表示有効期間情報が付加されている。
【0018】
記録媒体20には、予め入力されたオープニング画像データであり表示条件として制限を持たないデフォルトオープニング画像データが記録されるとともに、オープニング画像データ受信部10で受信された追加オープニング画像データが制御部50Aの制御により記録される。
【0019】
なお、各オープニング画像データは、静止画データや動画データで構成される。
【0020】
ユーザ入力部30は、ユーザにより電源を投入する操作が行われたときに電源投入指示信号を生成し、電源を切断する操作が行われたときに電源切断指示信号を生成する。
【0021】
計時部40は、現在の年月日情報を取得する。
【0022】
制御部50Aは、追加オープニング画像データ記録制御部51と、表示条件取得部52と、日時情報取得部53と、オープニング画像選択部54と、オープニング画像データ取得部55と、表示情報生成部56とを有する。
【0023】
追加オープニング画像データ記録制御部51は、オープニング画像データ受信部10で受信された追加オープニング画像データを取得し、記録媒体20に記録する。
【0024】
表示条件取得部52は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている追加オープニング画像データに付加されている表示有効期間情報を取得する。
【0025】
日時情報取得部53は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、計時部40からその入力時点での年月日情報を取得する。
【0026】
オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した入力時点での年月日情報とを比較して、入力時点での年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断し、その判断の結果、入力時点の年月日が表示有効期間内であるときには、実際に表示するオープニング画像データとして追加オープニング画像データを選択し、入力時点での現在の年月日が表示有効期間内ではないときにはデフォルトオープニング画像データを選択する。
【0027】
オープニング画像データ取得部55は、オープニング画像選択部54で選択されたオープニング画像データを記録媒体20から取得する。
【0028】
表示情報生成部56は、オープニング画像データ取得部55で取得されたオープニング画像データから表示情報を生成する。
【0029】
表示情報送信部60は、表示情報生成部56で生成された表示情報を外部の表示装置に送信する。
【0030】
〈第1実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置1の動作を説明する。
【0031】
本実施形態において、記録媒体20には予め表示条件として制限を持たないオープニング画像データであるデフォルトオープニング画像データが記録されている。
【0032】
また、オープニング画像データ受信部10が新たなオープニング画像データである追加オープニング画像データを受信すると、制御部50Aの追加オープニング画像データ記録制御部51はこの受信した追加オープニング画像データを記録媒体20に記録する。
【0033】
この追加オープニング画像データは、衛星放送、地上デジタルテレビジョン放送、またはネットワークなどを介して取得されたデータである。そして、この画像データによって機種ごとの、不具合情報、機能追加情報、次期モデルの宣伝情報などを表示する。なお、それぞれの追加オープニング画像データにはそれぞれの画像データによる画像を表示させることが可能な期間の情報である表示有効期間情報が付加されている。
【0034】
本実施形態において記録媒体20に記録されているデフォルトオープニング画像データと、追加オープニング画像データの一例を、図2に示す。
【0035】
図2は、各画像データを画面に表示した場合の表示例である。図2(a)は、表示有効期間が制限されていないデフォルトオープニング画像データの表示例である。図2(b)は、表示有効期間が2007/06/01〜2007/07/31に制限されており、不具合○○○を修正するプログラムのダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データAの例である。図2(c)は、表示有効期間が2007/08/01〜2007/09/31に制限されており、新たな機能△△△のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データBの例である。図2(d)は、表示有効期間が2007/10/01〜2007/12/31に制限されており、新たなバージョンVer.6.0のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データCの例である。
【0036】
図2に示した、デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置1に電源が投入されるとこれらのオープニング画像データを基に、制御部50Aは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0037】
制御部50Aが表示情報を生成するときの動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Aである。
【0038】
まず、ユーザの操作により電源を投入する操作が行われると、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力される(S1)。
【0039】
ユーザ入力部30により電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている各追加オープニング画像データを識別する情報と表示有効期間情報とを表示条件取得部52が取得するとともに、日時情報取得部53が計時部40から電源投入指示信号入力時点での年月日情報を取得する(S2)。
【0040】
ここでは、表示有効期間情報として追加オープニング画像データAに付加されている表示有効期間情報:2007/06/01〜2007/07/31と、追加オープニング画像データBに付加されている表示有効期間情報:2007/08/01〜2007/09/30と、追加オープニング画像データCに付加されている表示有効期間情報:2007/10/01〜2007/12/31とを記録媒体20から取得する。また、電源投入指示信号入力時点の年月日情報として2007/10/05を計時部40から取得するものとする。
【0041】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した各表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点の年月日情報とを比較し、電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断する(S3)。
【0042】
本実施形態においては電源投入指示信号入力時点の年月日が2007/10/05であり、これは追加オープニング画像データCに付加されている表示有効期間情報が示す期間である2007/10/01〜2007/12/31の中に含まれているとオープニング画像選択部54は判断する。
【0043】
このように電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれていると判断したときには(S3の「YES」)、当該表示有効期間情報に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データCを、実際に表示するオープニング画像データとしてオープニング画像選択部54は選択する(S4)。
【0044】
オープニング画像選択部54が、表示するオープニング画像として追加オープニング画像データCを選択すると、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20から追加オープニング画像データCを取得する(S5)。
【0045】
オープニング画像データ取得部55が追加オープニング画像データCを取得すると、この追加オープニング画像データCを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S6)。
【0046】
また、ステップS3において電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれないと判断したときには(S3の「NO」)、オープニング画像選択部54は、表示させるオープニング画像データとしてデフォルトオープニング画像データを選択し(S7)、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20からデフォルトオープニング画像データを取得し(S5)、このデフォルトオープニング画像データを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S6)。
【0047】
表示情報生成部56で生成された表示情報は表示情報送信部60から外部の表示装置に送信され、オープニング画像として表示される。
【0048】
以上の第1実施形態の画像再生装置によれば、起動したときの日時情報に対応するオープニング画像を表示させることにより、好適な時期に必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【0049】
《第2実施形態》
〈第2実施形態による画像再生装置の構成〉
本発明の第2実施形態による画像再生装置2の構成を、図4のブロック図を参照して説明する。
【0050】
図4において、本実施形態による画像再生装置2は、計時部40を有さず、制御部50Aの日時情報取得部53に変わって装置情報取得部57を有する制御部50Bを備えることの他は第1実施形態において説明した図1の画像再生装置1の構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明については省略する。
【0051】
本実施形態において、オープニング画像データ受信部10で受信され記録媒体20に記録される追加オープニング画像データには、表示を許可する表示条件として、表示させる画像再生装置の機種を識別する情報や、テレビジョン、DVDレコーダなど製品の種類を識別する情報である表示有効装置情報が付加されている。
【0052】
制御部50Bの表示条件取得部52は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている追加オープニング画像データに付加されている表示有効装置情報を取得する。
【0053】
制御部50Bの装置情報取得部57は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、自装置内に記憶されている製品の種類や機種を識別する情報である自装置情報を取得する。
【0054】
制御部50Bのオープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得した自装置情報とを比較して、自装置が当該表示有効装置に該当するか否かを判断し、その判断の結果、自装置が当該表示有効装置に該当するときには、実際に表示するオープニング画像データとして追加オープニング画像データを選択し、自装置が当該表示有効装置に該当しないときにはデフォルトオープニング画像データを選択する。
【0055】
〈第2実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置2の動作を説明する。
【0056】
本実施形態においても、第1実施形態と同様に予め設定されたデフォルトオープニング画像データとともに、新たに受信した追加オープニング画像データを記録媒体20に記録している。
【0057】
本実施形態における追加オープニング画像データには、それぞれの画像データによる画像を表示させることが可能な装置を特定する情報である表示有効装置情報がそれぞれ付加されている。
【0058】
本実施形態において記録媒体20に記録されているデフォルトオープニング画像データと、追加オープニング画像データの一例を、図5に示す。
【0059】
図5は、各画像データを画面に表示した場合の表示例である。図5(a)は、表示有効装置が制限されていないデフォルトオープニング画像データの表示例である。図5(b)は、表示有効装置がDVDプレーヤ(機種aabbcc)に制限されており、不具合○○○を修正するプログラムのダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データDの例である。図5(c)は、表示有効装置がDVDプレーヤ(機種ddeeff)に制限されており、新たな機能△△△のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データEの例である。図5(d)は、表示有効装置がハードディスクレコーダに制限されており、新たなバージョンVer.6.0のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データFの例である。
【0060】
図5に示した、デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置2に電源が投入されると、これらのオープニング画像データを基に、制御部50Bは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0061】
制御部50Bが表示情報を生成するときの動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Bである。
【0062】
まず、ユーザの操作により電源を投入する操作が行われると、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力される(S11)。
【0063】
ユーザ入力部30により電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている各追加オープニング画像データを識別する情報と表示有効装置情報とを表示条件取得部52が取得するとともに、装置情報取得部57が自装置内に記憶されている製品の種類や機種に関する情報である自装置情報を取得する(S12)。
【0064】
ここでは、表示有効装置情報として追加オープニング画像データDに付加されている表示有効装置情報:DVDプレーヤ(機種aabbcc)と、追加オープニング画像データEに付加されている表示有効装置情報:DVDプレーヤ(機種ddeeff)と、追加オープニング画像データFに付加されている表示有効装置情報:ハードディスクレコーダとを記録媒体20から取得する。また、自装置情報としてハードディスクレコーダ(機種gghhii)を取得するものとする。
【0065】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した各表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得した自装置情報とを比較し、自装置情報が該当する表示有効装置情報があるか否かを判断する(S13)。
【0066】
本実施形態においては自装置情報がハードディスクレコーダ(機種gghhii)であり、追加オープニング画像データFに付加されている表示有効装置であるハードディスクレコーダに該当するとオープニング画像選択部54は判断する。
【0067】
このように自装置情報に該当する表示有効装置情報があると判断したときには(S13の「YES」)、当該表示有効装置に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データFを、実際に表示させるオープニング画像データとしてオープニング画像選択部54は選択する(S14)。
【0068】
オープニング画像選択部54が、表示するオープニング画像として追加オープニング画像データFを選択すると、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20から追加オープニング画像データFを取得する(S15)。
【0069】
オープニング画像データ取得部55が追加オープニング画像データFを取得すると、この追加オープニング画像データFを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S16)。
【0070】
また、ステップS13において自装置情報に該当する表示有効装置情報がないと判断したときには(S13の「NO」)、オープニング画像選択部54は、表示させるオープニング画像データとしてデフォルトオープニング画像データを選択し(S17)、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20からデフォルトオープニング画像データを取得し(S15)、このデフォルトオープニング画像データを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S16)。
【0071】
表示情報生成部56で生成された表示情報は表示情報送信部60から外部の表示装置に送信され、オープニング画像として表示される。
【0072】
本実施形態において、上記のステップS13において表示条件取得部52で取得された各表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得された自装置情報とが比較されたときに、自装置情報に該当しない表示有効装置情報が付加された追加オープニング画像データは、記録媒体20から削除するようにしてもよい。
【0073】
以上の第2実施形態の画像再生装置によれば、起動した装置に対応するオープニング画像を表示させることにより、装置に応じた必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【0074】
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態による画像再生装置3の構成を、図7のブロック図を参照して説明する。
【0075】
図7において、本実施形態による画像再生装置3は、制御部50Cに装置情報取得部57を有する他は第1実施形態において説明した図1の画像再生装置1の構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明については省略する。
【0076】
本実施形態において、オープニング画像データ受信部10で受信され記録媒体20に記録される追加オープニング画像データには、表示を許可する表示条件として、表示有効期間情報、および、表示させる画像再生装置の機種を特定する情報や、テレビジョン、DVDレコーダなど製品の種類を特定する情報である表示有効装置情報が付加されている。
【0077】
制御部50Cの表示条件取得部52は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている追加オープニング画像データに付加されている表示有効期間情報および表示有効装置情報を取得する。
【0078】
制御部50Cの装置情報取得部57は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、自装置内に記憶されている製品の種類や機種に関する情報である自装置情報を取得する。
【0079】
制御部50Cのオープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点の年月日情報とを比較して、入力時点での年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断し、その判断の結果、入力時点での年月日が表示有効期間内に含まれているときには表示条件取得部52で取得した表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得された自装置情報とを比較して自装置が当該表示有効装置に該当するか否かを判断し、その判断の結果、自装置が当該表示有効装置に該当するときには、実際に表示するオープニング画像データとして追加オープニング画像データを選択し、入力時点での年月日が取得した表示有効期間内に含まれていないとき、または自装置が当該表示有効装置に該当しないときにはデフォルトオープニング画像データを選択する。
【0080】
〈第3実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置3の動作を説明する。
【0081】
本実施形態においても第1実施形態と同様に、予め設定されたデフォルトオープニング画像データとともに、新たに受信した追加オープニング画像データを記録媒体20に記録する。
【0082】
本実施形態における追加オープニング画像データには、表示させることが可能な期間の情報である表示有効期間情報、および、表示させることが可能な装置を特定する情報である表示有効装置情報がそれぞれ付加されている。
【0083】
本実施形態において記録媒体20に記録されているデフォルトオープニング画像データと、追加オープニング画像データの一例を、図8に示す。
【0084】
図8は、各画像データを画面に表示した場合の表示例である。図8(a)は、表示有効期間情報および表示有効装置が制限されていないデフォルトオープニング画像データの表示例である。図8(b)は、表示有効期間情報が2007/06/01〜2007/07/31に制限されるとともに表示有効装置がDVDプレーヤ(機種aabbcc)に制限されており、不具合○○○を修正するプログラムのダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データGの例である。図8(c)は、表示有効期間情報が2007/08/01〜2007/09/31に制限されるとともに表示有効装置がDVDプレーヤ(機種ddeeff)に制限されており、新たな機能△△△のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データHの例である。図8(d)は、表示有効期間情報が2007/10/01〜2007/12/31に制限されるとともに表示有効装置がハードディスクレコーダに制限されており、新たなバージョンVer.6.0のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データIの例である。
【0085】
図8に示した、デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置3に電源が投入されると、これらのオープニング画像データを基に、制御部50Cは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0086】
制御部50Cが表示情報を生成するときの動作を、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Cである。
【0087】
まず、ユーザの操作により電源を投入する操作が行われると、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力される(S21)。
【0088】
ユーザ入力部30により電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている各追加オープニング画像データを識別する情報と表示有効期間情報とを表示条件取得部52が取得するとともに、日時情報取得部53が計時部40から電源投入指示信号の入力時点での年月日情報を取得する(S22)。
【0089】
ここでは、表示有効期間情報として追加オープニング画像データGに付加されている表示有効期間情報:2007/06/01〜2007/07/31と、追加オープニング画像データHに付加されている表示有効期間情報:2007/08/01〜2007/09/30と、追加オープニング画像データIに付加されている表示有効期間情報:2007/10/01〜2007/12/31とが記録媒体20から取得される。また、電源投入指示信号入力時点の年月日情報として2007/10/05を計時部40から取得するものとする。
【0090】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した各表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点の年月日情報とを比較し、電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断する(S23)。
【0091】
本実施形態においては電源投入指示信号入力時点の年月日が2007/10/05であり、これは追加オープニング画像データIに付加されている表示有効期間情報が示す期間である2007/10/01〜2007/12/31の中に含まれているとオープニング画像選択部54は判断する。
【0092】
このように電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれていると判断したときには(S23の「YES」)、当該表示有効期間情報に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データIの表示有効装置情報を表示条件取得部52が取得するとともに、装置情報取得部57が自装置内に記憶されている製品の種類や機種に関する情報である自装置情報を取得する(S24)。
【0093】
ここでは、表示有効装置情報として追加オープニング画像データIに付加されている表示有効装置情報である「ハードディスクレコーダ」を記録媒体20から取得する。、また、自装置情報としてハードディスクレコーダ(機種gghhii)を取得するものとする。
【0094】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得した自装置情報とを比較し、自装置情報が該当する表示有効装置情報があるか否かを判断する(S25)。
【0095】
本実施形態においては自装置情報がハードディスクレコーダ(機種gghhii)であり、追加オープニング画像データIに付加されている表示有効装置であるハードディスクレコーダに該当するとオープニング画像選択部54は判断する。
【0096】
このように自装置情報に該当する表示有効装置情報があると判断したときには(S25の「YES」)、当該表示有効装置に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データIを、実際に表示させるオープニング画像データとしてオープニング画像選択部54は選択する(S26)。
【0097】
オープニング画像選択部54が、表示するオープニング画像として追加オープニング画像データIを選択すると、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20から追加オープニング画像データIを取得する(S27)。
【0098】
オープニング画像データ取得部55が追加オープニング画像データIを取得すると、この追加オープニング画像データIを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S28)。
【0099】
また、ステップS23において電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれないと判断したとき(S13の「NO」)、または、自装置情報に該当する表示有効装置情報がないと判断したとき(S25の「NO」)には、オープニング画像選択部54は、表示させるオープニング画像データとしてデフォルトオープニング画像データを選択し(S29)、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20からデフォルトオープニング画像データを取得し(S27)、このデフォルトオープニング画像データを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S28)。
【0100】
表示情報生成部56で生成された表示情報は表示情報送信部60から外部の表示装置に送信され、オープニング画像として表示される。
【0101】
以上の第3実施形態の画像再生によれば、起動したときの日時情報に該当する表示有効期間情報が設定されるとともに起動した装置に該当する表示有効装置情報が設定されたオープニング画像を表示させることにより、好適な時期に装置に応じた必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【0102】
《第4実施形態》
〈第4実施形態による画像再生装置の構成〉
本発明の第4実施形態による画像再生装置4の構成を、図10のブロック図を参照して説明する。
【0103】
図10において、本実施形態による画像再生装置4は、制御部50Dにデータ削除処理部58を有する他は第1実施形態において説明した図1の画像再生装置1の構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明については省略する。
【0104】
本実施形態においてオープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点での年月日情報とを比較し、入力時点での年月日以前の期間の情報であり既に経過したと判断される表示有効期間情報をデータ削除処理部58に送出する。
【0105】
データ削除処理部58は、オープニング画像選択部54から取得した、既に経過したと判断された表示有効期間情報に対応する追加オープニング画像データを削除する指示信号を記録媒体20に送出する。
【0106】
〈第4実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置4の動作を説明する。
【0107】
本実施形態においても第1実施形態と同様に、予め設定されたデフォルトオープニング画像データとともに、新たに受信した追加オープニング画像データが図2に示すように記録媒体20に記録されている。
【0108】
デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置4に電源が投入されるとこれらのオープニング画像データを基に、制御部50Dは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0109】
制御部50Dが表示情報を生成するときの動作を、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Dである。
【0110】
図11におけるステップS31〜S34の処理は、図3のステップS1〜S4の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0111】
ステップS34においてオープニング画像選択部54が表示するオープニング画像データを選択すると、さらに電源投入指示信号の入力時点での年月日以前の期間の情報であり既に経過した表示有効期間情報があるか否を判断する(S35)。
【0112】
本実施形態においては電源投入指示信号入力時点の年月日が2007/10/05であり、追加オープニング画像データAに付加されている表示有効期間情報:2007/06/01〜2007/07/31および追加オープニング画像データBに付加されている表示有効期間情報:2007/08/01〜2007/09/30が既に経過した有効期間の情報であると判断する。
【0113】
このようにオープニング画像選択部54が既に経過した表示有効期間情報があると判断したときには(S35の「YES」)、これらの表示有効期間情報をデータ削除処理部58に送出する。データ削除処理部58はこれらの表示有効期間情報に対応する追加オープニング画像データAおよびBを削除する指示信号を記録媒体20に送出する。
【0114】
記録媒体20は、追加オープニング画像データAおよびBを削除する指示信号を取得すると、記録していた追加オープニング画像データAおよびBを削除する(S36)。
【0115】
ステップS37〜S39の処理は、図3におけるステップS5〜S7の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0116】
本実施形態においては、第1実施形態の画像再生装置にデータ削除処理部を設けた場合について説明したが、第2実施形態または第3実施形態による画像再生装置にデータ削除処理部を設けるように構成してもよい。
【0117】
以上の第4実施形態によれば、起動したときの日時情報に該当する表示有効期間情報が設定されたオープニング画像を表示させることにより、好適な時期に必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、不要な追加オープニング画像データを記録媒体から削除するため、記録媒体の容量を有効に利用することができ、また、次回の電源投入時にオープニング画像を表示するときの処理工数を軽減させることができる。
【0118】
また、上記の第1実施形態〜第4実施形態の画像再生装置によれば、追加オープニング画像データは衛星放送、地上デジタルテレビジョン、またはネットワークなどを介して外部から受信可能であるため、新たに発生した情報を表示させるオープニング画像データを適宜受信してオープニング画像を更新させることができる。
【0119】
また、上記の第1実施形態〜第4実施形態のいずれかの画像再生装置の機能構成をプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータを画像再生装置として機能させる画像再生プログラムを構築することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明の第1実施形態による画像再生装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態による画像再生装置1の記録媒体20に記録されたオープニング画像データを示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態による画像再生装置1の制御部50Aの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態による画像再生装置2の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態による画像再生装置2の記録媒体20に記録されたオープニング画像データを示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態による画像再生装置2の制御部50Bの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態による画像再生装置3の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態による画像再生装置3の記録媒体20に記録されたオープニング画像データを示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態による画像再生装置3の制御部50Cの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4実施形態による画像再生装置4の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4実施形態による画像再生装置4の制御部50Dの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0121】
1〜4…画像再生装置
10…オープニング画像データ受信部
20…記録媒体
30…ユーザ入力部
40…計時部
50A〜50D…制御部
51…追加オープニング画像データ記録制御部
52…表示条件取得部
53…日時情報取得部
54…オープニング画像選択部
55…オープニング画像データ取得部
56…表示情報生成部
57…装置情報取得部
58…データ削除処理部
60…表示情報送信部
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信した映像データまたは記録した映像データを再生する画像再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、大容量記録媒体を内蔵するハードディスクレコーダなどの映像再生装置の高性能化、高機能化が飛躍的に進んでいる。
【0003】
このような映像再生装置では、高性能化、高機能化が進んだことにより装置を制御するための制御用ソフトウェアの規模が年々増大し、電源が投入されてからこの制御用ソフトウェアが全て実行されてユーザが操作可能になるまでの起動時間が長くなりユーザに不快感を与える場合があった。
【0004】
この起動時間が長いことによる不快感を低減させるための技術として、特許文献1に記載のものがある。
【0005】
特許文献1には、前回電源を投入(ON)した日時あるいは切断(OFF)した日時を記録しておき、この記録されている日時と今回電源をONした日時とを比較し、その結果、今回の日時が前回の日時と大きく変化していた場合(例えば年、または月等が変わったとき)には表示するオープニング画像を変更する表示制御装置が記載されている。
【特許文献1】特開2005−321695号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この特許文献1の技術では、電源を投入した日時に応じてオープニング画像を変更するため、従来よりもオープニング画像表示時の待機時間におけるユーザの不快感をある程度低減させることができる。しかし、さらにそれぞれのユーザのニーズに応じたオープニング画像を表示させる画像再生装置があれば、ユーザの不快感を更に低減させることができる。
【0007】
よって本発明は、起動時の環境に基づいてユーザのニーズに応じたオープニング画像を表示させることにより、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させる画像再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の画像再生装置(1)は、表示装置に画像データを再生させるものであり、自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された期間の情報である表示有効期間情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体(20)と、自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効期間情報を取得する表示条件取得部(52)と、前記自装置の電源が投入されたときに、この電源投入時の年月日情報を取得する日時情報取得部(53)と、前記日時情報取得部(53)が取得した前記電源投入時の年月日情報の示す時点が、前記表示条件取得部(52)で取得された表示有効期間情報の示す期間内に含まれるか否かを判断し、判断の結果、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれるときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部(54)と、前記オープニング画像選択部(54)が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記録媒体(20)から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部(55)(60)とを備えることを特徴とする。
【0009】
この画像再生装置(1)は、前記表示条件取得部(52)が取得した前記表示有効期間情報の示す期間が、前記日時情報取得部(53)が取得した電源投入時の年月日情報の示す時点以前であるときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部(58)をさらに有する画像再生装置(4)としてもよい。
【0010】
また、本発明の他の形態の画像再生装置(2)は、表示装置に画像データを再生させるものであり、自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に起動時に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された表示可能な装置を識別する情報である表示有効装置情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体(20)と、自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効装置情報を取得する表示条件取得部(52)と、前記自装置の電源が投入されたときに、この前記自装置を識別する自装置情報を取得する装置情報取得部(57)と、前記装置情報取得部(57)が取得した前記自装置情報が、前記表示条件取得部(52)で取得された表示有効装置情報に該当するか否かを判断し、判断の結果、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当するときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当しないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部(54)と、前記オープニング画像選択部(54)が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記憶媒体(20)から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部(60)とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、この画像再生装置(2)は、前記表示条件取得部(52)が取得した表示有効装置情報が、前記装置情報取得部(57)で取得された自表示情報に該当しないときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部をさらに有するようにしてもよい。
【0012】
また、これらの画像再生装置(1〜4)は、前記追加オープニング画像データを外部から受信して前記記録媒体(20)に記録する追加オープニング画像データ記録制御部(51)をさらに有するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の画像再生装置によれば、起動時の環境に基づいてユーザのニーズに応じたオープニング画像を表示させることにより、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
《第1実施形態》
〈第1実施形態による画像再生装置の構成〉
本発明の第1実施形態による画像再生装置の構成を、図1のブロック図を参照して説明する。
【0015】
図1において、本実施形態による画像再生装置1は、オープニング画像データ受信部10と、記録媒体20と、ユーザ入力部30と、計時部40と、制御部50Aと、表示情報送信部60とを有する。
【0016】
オープニング画像データ受信部10は、衛星放送や地上デジタルテレビジョン放送などを介して、新たなオープニング画像データである追加オープニング画像データを受信する。
【0017】
この追加オープニング画像データには、表示を許可する表示条件として、表示有効期間情報が付加されている。
【0018】
記録媒体20には、予め入力されたオープニング画像データであり表示条件として制限を持たないデフォルトオープニング画像データが記録されるとともに、オープニング画像データ受信部10で受信された追加オープニング画像データが制御部50Aの制御により記録される。
【0019】
なお、各オープニング画像データは、静止画データや動画データで構成される。
【0020】
ユーザ入力部30は、ユーザにより電源を投入する操作が行われたときに電源投入指示信号を生成し、電源を切断する操作が行われたときに電源切断指示信号を生成する。
【0021】
計時部40は、現在の年月日情報を取得する。
【0022】
制御部50Aは、追加オープニング画像データ記録制御部51と、表示条件取得部52と、日時情報取得部53と、オープニング画像選択部54と、オープニング画像データ取得部55と、表示情報生成部56とを有する。
【0023】
追加オープニング画像データ記録制御部51は、オープニング画像データ受信部10で受信された追加オープニング画像データを取得し、記録媒体20に記録する。
【0024】
表示条件取得部52は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている追加オープニング画像データに付加されている表示有効期間情報を取得する。
【0025】
日時情報取得部53は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、計時部40からその入力時点での年月日情報を取得する。
【0026】
オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した入力時点での年月日情報とを比較して、入力時点での年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断し、その判断の結果、入力時点の年月日が表示有効期間内であるときには、実際に表示するオープニング画像データとして追加オープニング画像データを選択し、入力時点での現在の年月日が表示有効期間内ではないときにはデフォルトオープニング画像データを選択する。
【0027】
オープニング画像データ取得部55は、オープニング画像選択部54で選択されたオープニング画像データを記録媒体20から取得する。
【0028】
表示情報生成部56は、オープニング画像データ取得部55で取得されたオープニング画像データから表示情報を生成する。
【0029】
表示情報送信部60は、表示情報生成部56で生成された表示情報を外部の表示装置に送信する。
【0030】
〈第1実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置1の動作を説明する。
【0031】
本実施形態において、記録媒体20には予め表示条件として制限を持たないオープニング画像データであるデフォルトオープニング画像データが記録されている。
【0032】
また、オープニング画像データ受信部10が新たなオープニング画像データである追加オープニング画像データを受信すると、制御部50Aの追加オープニング画像データ記録制御部51はこの受信した追加オープニング画像データを記録媒体20に記録する。
【0033】
この追加オープニング画像データは、衛星放送、地上デジタルテレビジョン放送、またはネットワークなどを介して取得されたデータである。そして、この画像データによって機種ごとの、不具合情報、機能追加情報、次期モデルの宣伝情報などを表示する。なお、それぞれの追加オープニング画像データにはそれぞれの画像データによる画像を表示させることが可能な期間の情報である表示有効期間情報が付加されている。
【0034】
本実施形態において記録媒体20に記録されているデフォルトオープニング画像データと、追加オープニング画像データの一例を、図2に示す。
【0035】
図2は、各画像データを画面に表示した場合の表示例である。図2(a)は、表示有効期間が制限されていないデフォルトオープニング画像データの表示例である。図2(b)は、表示有効期間が2007/06/01〜2007/07/31に制限されており、不具合○○○を修正するプログラムのダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データAの例である。図2(c)は、表示有効期間が2007/08/01〜2007/09/31に制限されており、新たな機能△△△のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データBの例である。図2(d)は、表示有効期間が2007/10/01〜2007/12/31に制限されており、新たなバージョンVer.6.0のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データCの例である。
【0036】
図2に示した、デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置1に電源が投入されるとこれらのオープニング画像データを基に、制御部50Aは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0037】
制御部50Aが表示情報を生成するときの動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Aである。
【0038】
まず、ユーザの操作により電源を投入する操作が行われると、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力される(S1)。
【0039】
ユーザ入力部30により電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている各追加オープニング画像データを識別する情報と表示有効期間情報とを表示条件取得部52が取得するとともに、日時情報取得部53が計時部40から電源投入指示信号入力時点での年月日情報を取得する(S2)。
【0040】
ここでは、表示有効期間情報として追加オープニング画像データAに付加されている表示有効期間情報:2007/06/01〜2007/07/31と、追加オープニング画像データBに付加されている表示有効期間情報:2007/08/01〜2007/09/30と、追加オープニング画像データCに付加されている表示有効期間情報:2007/10/01〜2007/12/31とを記録媒体20から取得する。また、電源投入指示信号入力時点の年月日情報として2007/10/05を計時部40から取得するものとする。
【0041】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した各表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点の年月日情報とを比較し、電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断する(S3)。
【0042】
本実施形態においては電源投入指示信号入力時点の年月日が2007/10/05であり、これは追加オープニング画像データCに付加されている表示有効期間情報が示す期間である2007/10/01〜2007/12/31の中に含まれているとオープニング画像選択部54は判断する。
【0043】
このように電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれていると判断したときには(S3の「YES」)、当該表示有効期間情報に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データCを、実際に表示するオープニング画像データとしてオープニング画像選択部54は選択する(S4)。
【0044】
オープニング画像選択部54が、表示するオープニング画像として追加オープニング画像データCを選択すると、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20から追加オープニング画像データCを取得する(S5)。
【0045】
オープニング画像データ取得部55が追加オープニング画像データCを取得すると、この追加オープニング画像データCを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S6)。
【0046】
また、ステップS3において電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれないと判断したときには(S3の「NO」)、オープニング画像選択部54は、表示させるオープニング画像データとしてデフォルトオープニング画像データを選択し(S7)、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20からデフォルトオープニング画像データを取得し(S5)、このデフォルトオープニング画像データを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S6)。
【0047】
表示情報生成部56で生成された表示情報は表示情報送信部60から外部の表示装置に送信され、オープニング画像として表示される。
【0048】
以上の第1実施形態の画像再生装置によれば、起動したときの日時情報に対応するオープニング画像を表示させることにより、好適な時期に必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【0049】
《第2実施形態》
〈第2実施形態による画像再生装置の構成〉
本発明の第2実施形態による画像再生装置2の構成を、図4のブロック図を参照して説明する。
【0050】
図4において、本実施形態による画像再生装置2は、計時部40を有さず、制御部50Aの日時情報取得部53に変わって装置情報取得部57を有する制御部50Bを備えることの他は第1実施形態において説明した図1の画像再生装置1の構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明については省略する。
【0051】
本実施形態において、オープニング画像データ受信部10で受信され記録媒体20に記録される追加オープニング画像データには、表示を許可する表示条件として、表示させる画像再生装置の機種を識別する情報や、テレビジョン、DVDレコーダなど製品の種類を識別する情報である表示有効装置情報が付加されている。
【0052】
制御部50Bの表示条件取得部52は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている追加オープニング画像データに付加されている表示有効装置情報を取得する。
【0053】
制御部50Bの装置情報取得部57は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、自装置内に記憶されている製品の種類や機種を識別する情報である自装置情報を取得する。
【0054】
制御部50Bのオープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得した自装置情報とを比較して、自装置が当該表示有効装置に該当するか否かを判断し、その判断の結果、自装置が当該表示有効装置に該当するときには、実際に表示するオープニング画像データとして追加オープニング画像データを選択し、自装置が当該表示有効装置に該当しないときにはデフォルトオープニング画像データを選択する。
【0055】
〈第2実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置2の動作を説明する。
【0056】
本実施形態においても、第1実施形態と同様に予め設定されたデフォルトオープニング画像データとともに、新たに受信した追加オープニング画像データを記録媒体20に記録している。
【0057】
本実施形態における追加オープニング画像データには、それぞれの画像データによる画像を表示させることが可能な装置を特定する情報である表示有効装置情報がそれぞれ付加されている。
【0058】
本実施形態において記録媒体20に記録されているデフォルトオープニング画像データと、追加オープニング画像データの一例を、図5に示す。
【0059】
図5は、各画像データを画面に表示した場合の表示例である。図5(a)は、表示有効装置が制限されていないデフォルトオープニング画像データの表示例である。図5(b)は、表示有効装置がDVDプレーヤ(機種aabbcc)に制限されており、不具合○○○を修正するプログラムのダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データDの例である。図5(c)は、表示有効装置がDVDプレーヤ(機種ddeeff)に制限されており、新たな機能△△△のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データEの例である。図5(d)は、表示有効装置がハードディスクレコーダに制限されており、新たなバージョンVer.6.0のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データFの例である。
【0060】
図5に示した、デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置2に電源が投入されると、これらのオープニング画像データを基に、制御部50Bは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0061】
制御部50Bが表示情報を生成するときの動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Bである。
【0062】
まず、ユーザの操作により電源を投入する操作が行われると、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力される(S11)。
【0063】
ユーザ入力部30により電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている各追加オープニング画像データを識別する情報と表示有効装置情報とを表示条件取得部52が取得するとともに、装置情報取得部57が自装置内に記憶されている製品の種類や機種に関する情報である自装置情報を取得する(S12)。
【0064】
ここでは、表示有効装置情報として追加オープニング画像データDに付加されている表示有効装置情報:DVDプレーヤ(機種aabbcc)と、追加オープニング画像データEに付加されている表示有効装置情報:DVDプレーヤ(機種ddeeff)と、追加オープニング画像データFに付加されている表示有効装置情報:ハードディスクレコーダとを記録媒体20から取得する。また、自装置情報としてハードディスクレコーダ(機種gghhii)を取得するものとする。
【0065】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した各表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得した自装置情報とを比較し、自装置情報が該当する表示有効装置情報があるか否かを判断する(S13)。
【0066】
本実施形態においては自装置情報がハードディスクレコーダ(機種gghhii)であり、追加オープニング画像データFに付加されている表示有効装置であるハードディスクレコーダに該当するとオープニング画像選択部54は判断する。
【0067】
このように自装置情報に該当する表示有効装置情報があると判断したときには(S13の「YES」)、当該表示有効装置に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データFを、実際に表示させるオープニング画像データとしてオープニング画像選択部54は選択する(S14)。
【0068】
オープニング画像選択部54が、表示するオープニング画像として追加オープニング画像データFを選択すると、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20から追加オープニング画像データFを取得する(S15)。
【0069】
オープニング画像データ取得部55が追加オープニング画像データFを取得すると、この追加オープニング画像データFを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S16)。
【0070】
また、ステップS13において自装置情報に該当する表示有効装置情報がないと判断したときには(S13の「NO」)、オープニング画像選択部54は、表示させるオープニング画像データとしてデフォルトオープニング画像データを選択し(S17)、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20からデフォルトオープニング画像データを取得し(S15)、このデフォルトオープニング画像データを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S16)。
【0071】
表示情報生成部56で生成された表示情報は表示情報送信部60から外部の表示装置に送信され、オープニング画像として表示される。
【0072】
本実施形態において、上記のステップS13において表示条件取得部52で取得された各表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得された自装置情報とが比較されたときに、自装置情報に該当しない表示有効装置情報が付加された追加オープニング画像データは、記録媒体20から削除するようにしてもよい。
【0073】
以上の第2実施形態の画像再生装置によれば、起動した装置に対応するオープニング画像を表示させることにより、装置に応じた必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【0074】
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態による画像再生装置3の構成を、図7のブロック図を参照して説明する。
【0075】
図7において、本実施形態による画像再生装置3は、制御部50Cに装置情報取得部57を有する他は第1実施形態において説明した図1の画像再生装置1の構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明については省略する。
【0076】
本実施形態において、オープニング画像データ受信部10で受信され記録媒体20に記録される追加オープニング画像データには、表示を許可する表示条件として、表示有効期間情報、および、表示させる画像再生装置の機種を特定する情報や、テレビジョン、DVDレコーダなど製品の種類を特定する情報である表示有効装置情報が付加されている。
【0077】
制御部50Cの表示条件取得部52は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている追加オープニング画像データに付加されている表示有効期間情報および表示有効装置情報を取得する。
【0078】
制御部50Cの装置情報取得部57は、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力されると、自装置内に記憶されている製品の種類や機種に関する情報である自装置情報を取得する。
【0079】
制御部50Cのオープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点の年月日情報とを比較して、入力時点での年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断し、その判断の結果、入力時点での年月日が表示有効期間内に含まれているときには表示条件取得部52で取得した表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得された自装置情報とを比較して自装置が当該表示有効装置に該当するか否かを判断し、その判断の結果、自装置が当該表示有効装置に該当するときには、実際に表示するオープニング画像データとして追加オープニング画像データを選択し、入力時点での年月日が取得した表示有効期間内に含まれていないとき、または自装置が当該表示有効装置に該当しないときにはデフォルトオープニング画像データを選択する。
【0080】
〈第3実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置3の動作を説明する。
【0081】
本実施形態においても第1実施形態と同様に、予め設定されたデフォルトオープニング画像データとともに、新たに受信した追加オープニング画像データを記録媒体20に記録する。
【0082】
本実施形態における追加オープニング画像データには、表示させることが可能な期間の情報である表示有効期間情報、および、表示させることが可能な装置を特定する情報である表示有効装置情報がそれぞれ付加されている。
【0083】
本実施形態において記録媒体20に記録されているデフォルトオープニング画像データと、追加オープニング画像データの一例を、図8に示す。
【0084】
図8は、各画像データを画面に表示した場合の表示例である。図8(a)は、表示有効期間情報および表示有効装置が制限されていないデフォルトオープニング画像データの表示例である。図8(b)は、表示有効期間情報が2007/06/01〜2007/07/31に制限されるとともに表示有効装置がDVDプレーヤ(機種aabbcc)に制限されており、不具合○○○を修正するプログラムのダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データGの例である。図8(c)は、表示有効期間情報が2007/08/01〜2007/09/31に制限されるとともに表示有効装置がDVDプレーヤ(機種ddeeff)に制限されており、新たな機能△△△のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データHの例である。図8(d)は、表示有効期間情報が2007/10/01〜2007/12/31に制限されるとともに表示有効装置がハードディスクレコーダに制限されており、新たなバージョンVer.6.0のダウンロード情報を表示する追加オープニング画像データIの例である。
【0085】
図8に示した、デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置3に電源が投入されると、これらのオープニング画像データを基に、制御部50Cは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0086】
制御部50Cが表示情報を生成するときの動作を、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Cである。
【0087】
まず、ユーザの操作により電源を投入する操作が行われると、ユーザ入力部30から電源投入指示信号が入力される(S21)。
【0088】
ユーザ入力部30により電源投入指示信号が入力されると、記録媒体20に記録されている各追加オープニング画像データを識別する情報と表示有効期間情報とを表示条件取得部52が取得するとともに、日時情報取得部53が計時部40から電源投入指示信号の入力時点での年月日情報を取得する(S22)。
【0089】
ここでは、表示有効期間情報として追加オープニング画像データGに付加されている表示有効期間情報:2007/06/01〜2007/07/31と、追加オープニング画像データHに付加されている表示有効期間情報:2007/08/01〜2007/09/30と、追加オープニング画像データIに付加されている表示有効期間情報:2007/10/01〜2007/12/31とが記録媒体20から取得される。また、電源投入指示信号入力時点の年月日情報として2007/10/05を計時部40から取得するものとする。
【0090】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した各表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点の年月日情報とを比較し、電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれているか否かを判断する(S23)。
【0091】
本実施形態においては電源投入指示信号入力時点の年月日が2007/10/05であり、これは追加オープニング画像データIに付加されている表示有効期間情報が示す期間である2007/10/01〜2007/12/31の中に含まれているとオープニング画像選択部54は判断する。
【0092】
このように電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれていると判断したときには(S23の「YES」)、当該表示有効期間情報に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データIの表示有効装置情報を表示条件取得部52が取得するとともに、装置情報取得部57が自装置内に記憶されている製品の種類や機種に関する情報である自装置情報を取得する(S24)。
【0093】
ここでは、表示有効装置情報として追加オープニング画像データIに付加されている表示有効装置情報である「ハードディスクレコーダ」を記録媒体20から取得する。、また、自装置情報としてハードディスクレコーダ(機種gghhii)を取得するものとする。
【0094】
次に、オープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効装置情報と装置情報取得部57で取得した自装置情報とを比較し、自装置情報が該当する表示有効装置情報があるか否かを判断する(S25)。
【0095】
本実施形態においては自装置情報がハードディスクレコーダ(機種gghhii)であり、追加オープニング画像データIに付加されている表示有効装置であるハードディスクレコーダに該当するとオープニング画像選択部54は判断する。
【0096】
このように自装置情報に該当する表示有効装置情報があると判断したときには(S25の「YES」)、当該表示有効装置に対応するオープニング画像データである追加オープニング画像データIを、実際に表示させるオープニング画像データとしてオープニング画像選択部54は選択する(S26)。
【0097】
オープニング画像選択部54が、表示するオープニング画像として追加オープニング画像データIを選択すると、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20から追加オープニング画像データIを取得する(S27)。
【0098】
オープニング画像データ取得部55が追加オープニング画像データIを取得すると、この追加オープニング画像データIを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S28)。
【0099】
また、ステップS23において電源投入指示信号入力時点の年月日が表示有効期間内に含まれないと判断したとき(S13の「NO」)、または、自装置情報に該当する表示有効装置情報がないと判断したとき(S25の「NO」)には、オープニング画像選択部54は、表示させるオープニング画像データとしてデフォルトオープニング画像データを選択し(S29)、オープニング画像データ取得部55は記録媒体20からデフォルトオープニング画像データを取得し(S27)、このデフォルトオープニング画像データを表示させるための表示情報を表示情報生成部56が生成する(S28)。
【0100】
表示情報生成部56で生成された表示情報は表示情報送信部60から外部の表示装置に送信され、オープニング画像として表示される。
【0101】
以上の第3実施形態の画像再生によれば、起動したときの日時情報に該当する表示有効期間情報が設定されるとともに起動した装置に該当する表示有効装置情報が設定されたオープニング画像を表示させることにより、好適な時期に装置に応じた必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、起動時間が長いことによりユーザが感じる不快感を低減させることができる。
【0102】
《第4実施形態》
〈第4実施形態による画像再生装置の構成〉
本発明の第4実施形態による画像再生装置4の構成を、図10のブロック図を参照して説明する。
【0103】
図10において、本実施形態による画像再生装置4は、制御部50Dにデータ削除処理部58を有する他は第1実施形態において説明した図1の画像再生装置1の構成と同様であるため、同一部分の詳細な説明については省略する。
【0104】
本実施形態においてオープニング画像選択部54は、表示条件取得部52で取得した表示有効期間情報と日時情報取得部53で取得した電源投入指示信号入力時点での年月日情報とを比較し、入力時点での年月日以前の期間の情報であり既に経過したと判断される表示有効期間情報をデータ削除処理部58に送出する。
【0105】
データ削除処理部58は、オープニング画像選択部54から取得した、既に経過したと判断された表示有効期間情報に対応する追加オープニング画像データを削除する指示信号を記録媒体20に送出する。
【0106】
〈第4実施形態による画像再生装置の動作〉
次に、本実施形態における画像再生装置4の動作を説明する。
【0107】
本実施形態においても第1実施形態と同様に、予め設定されたデフォルトオープニング画像データとともに、新たに受信した追加オープニング画像データが図2に示すように記録媒体20に記録されている。
【0108】
デフォルトオープニング画像データおよび追加オープニング画像データが記録媒体20に記録された状態で画像再生装置4に電源が投入されるとこれらのオープニング画像データを基に、制御部50Dは、外部の表示装置(図示せず)にオープニング画像を表示させるための表示情報を生成する。
【0109】
制御部50Dが表示情報を生成するときの動作を、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、特に記述がない限りは、本動作の主体は制御部50Dである。
【0110】
図11におけるステップS31〜S34の処理は、図3のステップS1〜S4の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0111】
ステップS34においてオープニング画像選択部54が表示するオープニング画像データを選択すると、さらに電源投入指示信号の入力時点での年月日以前の期間の情報であり既に経過した表示有効期間情報があるか否を判断する(S35)。
【0112】
本実施形態においては電源投入指示信号入力時点の年月日が2007/10/05であり、追加オープニング画像データAに付加されている表示有効期間情報:2007/06/01〜2007/07/31および追加オープニング画像データBに付加されている表示有効期間情報:2007/08/01〜2007/09/30が既に経過した有効期間の情報であると判断する。
【0113】
このようにオープニング画像選択部54が既に経過した表示有効期間情報があると判断したときには(S35の「YES」)、これらの表示有効期間情報をデータ削除処理部58に送出する。データ削除処理部58はこれらの表示有効期間情報に対応する追加オープニング画像データAおよびBを削除する指示信号を記録媒体20に送出する。
【0114】
記録媒体20は、追加オープニング画像データAおよびBを削除する指示信号を取得すると、記録していた追加オープニング画像データAおよびBを削除する(S36)。
【0115】
ステップS37〜S39の処理は、図3におけるステップS5〜S7の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0116】
本実施形態においては、第1実施形態の画像再生装置にデータ削除処理部を設けた場合について説明したが、第2実施形態または第3実施形態による画像再生装置にデータ削除処理部を設けるように構成してもよい。
【0117】
以上の第4実施形態によれば、起動したときの日時情報に該当する表示有効期間情報が設定されたオープニング画像を表示させることにより、好適な時期に必要な情報をユーザに伝達することができるとともに、不要な追加オープニング画像データを記録媒体から削除するため、記録媒体の容量を有効に利用することができ、また、次回の電源投入時にオープニング画像を表示するときの処理工数を軽減させることができる。
【0118】
また、上記の第1実施形態〜第4実施形態の画像再生装置によれば、追加オープニング画像データは衛星放送、地上デジタルテレビジョン、またはネットワークなどを介して外部から受信可能であるため、新たに発生した情報を表示させるオープニング画像データを適宜受信してオープニング画像を更新させることができる。
【0119】
また、上記の第1実施形態〜第4実施形態のいずれかの画像再生装置の機能構成をプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータを画像再生装置として機能させる画像再生プログラムを構築することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】本発明の第1実施形態による画像再生装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態による画像再生装置1の記録媒体20に記録されたオープニング画像データを示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態による画像再生装置1の制御部50Aの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態による画像再生装置2の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態による画像再生装置2の記録媒体20に記録されたオープニング画像データを示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態による画像再生装置2の制御部50Bの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態による画像再生装置3の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態による画像再生装置3の記録媒体20に記録されたオープニング画像データを示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態による画像再生装置3の制御部50Cの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4実施形態による画像再生装置4の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4実施形態による画像再生装置4の制御部50Dの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0121】
1〜4…画像再生装置
10…オープニング画像データ受信部
20…記録媒体
30…ユーザ入力部
40…計時部
50A〜50D…制御部
51…追加オープニング画像データ記録制御部
52…表示条件取得部
53…日時情報取得部
54…オープニング画像選択部
55…オープニング画像データ取得部
56…表示情報生成部
57…装置情報取得部
58…データ削除処理部
60…表示情報送信部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に画像データを再生させる画像再生装置において、
自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された期間の情報である表示有効期間情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体と、
自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効期間情報を取得する表示条件取得部と、
前記自装置の電源が投入されたときに、この電源投入時の年月日情報を取得する日時情報取得部と、
前記日時情報取得部が取得した前記電源投入時の年月日情報の示す時点が、前記表示条件取得部で取得された表示有効期間情報の示す期間内に含まれるか否かを判断し、判断の結果、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれるときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部と、
前記オープニング画像選択部が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記録媒体から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部と
を備えることを特徴とする画像再生装置。
【請求項2】
前記表示条件取得部が取得した前記表示有効期間情報の示す期間が、前記日時情報取得部が取得した前記電源投入時の年月日情報の示す時点以前であるときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
【請求項3】
表示装置に画像データを再生させる画像再生装置において、
自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に起動時に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された表示可能な装置を識別する情報である表示有効装置情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体と、
自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効装置情報を取得する表示条件取得部と、
前記自装置の電源が投入されたときに、この前記自装置を識別する自装置情報を取得する装置情報取得部と、
前記装置情報取得部が取得した前記自装置情報が、前記表示条件取得部で取得された表示有効装置情報に該当するか否かを判断し、判断の結果、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当するときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当しないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部と、
前記オープニング画像選択部が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記憶媒体から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部と
を備えることを特徴とする画像再生装置。
【請求項4】
前記表示条件取得部が取得した表示有効装置情報が、前記装置情報取得部で取得された自表示情報に該当しないときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像再生装置。
【請求項5】
前記追加オープニング画像データを外部から受信して前記記録媒体に記録する追加オープニング画像データ記録制御部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の画像再生装置。
【請求項1】
表示装置に画像データを再生させる画像再生装置において、
自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された期間の情報である表示有効期間情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体と、
自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効期間情報を取得する表示条件取得部と、
前記自装置の電源が投入されたときに、この電源投入時の年月日情報を取得する日時情報取得部と、
前記日時情報取得部が取得した前記電源投入時の年月日情報の示す時点が、前記表示条件取得部で取得された表示有効期間情報の示す期間内に含まれるか否かを判断し、判断の結果、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれるときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記電源投入時の年月日情報の示す時点が前記表示有効期間情報の示す期間内に含まれないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部と、
前記オープニング画像選択部が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記録媒体から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部と
を備えることを特徴とする画像再生装置。
【請求項2】
前記表示条件取得部が取得した前記表示有効期間情報の示す期間が、前記日時情報取得部が取得した前記電源投入時の年月日情報の示す時点以前であるときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
【請求項3】
表示装置に画像データを再生させる画像再生装置において、
自装置の電源が投入されてからユーザの操作が可能になるまでの期間に起動時に前記表示装置に表示させるオープニング画像データであり表示条件としての制限を持たないデフォルトオープニング画像データと、予め表示条件として設定された表示可能な装置を識別する情報である表示有効装置情報が付加された前記オープニング画像データである追加オープニング画像データとが記録された記録媒体と、
自装置の電源が投入されたときに、前記追加オープニング画像データに付加された前記表示有効装置情報を取得する表示条件取得部と、
前記自装置の電源が投入されたときに、この前記自装置を識別する自装置情報を取得する装置情報取得部と、
前記装置情報取得部が取得した前記自装置情報が、前記表示条件取得部で取得された表示有効装置情報に該当するか否かを判断し、判断の結果、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当するときには前記追加オープニング画像データを選択し、前記自装置情報が前記表示有効装置情報に該当しないときには前記デフォルトオープニング画像データを選択するオープニング画像選択部と、
前記オープニング画像選択部が選択した前記追加オープニング画像データまたは前記デフォルトオープニング画像データを前記記憶媒体から取得し前記表示装置に送信する表示情報取得送信部と
を備えることを特徴とする画像再生装置。
【請求項4】
前記表示条件取得部が取得した表示有効装置情報が、前記装置情報取得部で取得された自表示情報に該当しないときに、前記記録媒体に記録されている前記追加オープニング画像データを削除するデータ削除処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像再生装置。
【請求項5】
前記追加オープニング画像データを外部から受信して前記記録媒体に記録する追加オープニング画像データ記録制御部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の画像再生装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−100008(P2009−100008A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−266455(P2007−266455)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]