説明

画像処理システム、画像処理装置、画像処理システムの制御プログラム、および操作パネルの制御プログラム

【課題】ユーザーの利便性を向上することのできる画像処理システム、画像処理装置、画像処理システムの制御プログラム、および操作パネルの制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理システムは、画像形成装置1−1と通信可能な状態にある携帯情報端末2、および画像形成装置1−1に固定された操作パネルの少なくとも一方を通じて、画像形成装置1−1に関する各種の操作を受け付ける。画像処理システムは、携帯情報端末2が画像形成装置1−1と通信不可能な状態にある場合に、画像形成装置1−1の操作に関する画面を、画像形成装置1−1の操作パネルに表示する。画像処理システムは、携帯情報端末2が画像形成装置1−1と通信可能な状態にある場合に、画像形成装置1−1の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、携帯情報端末2と画像形成装置1−1との各々に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理システム、画像処理装置、画像処理システムの制御プログラム、および操作パネルの制御プログラムに関し、より特定的には、画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な第1の操作パネルと、画像処理装置に固定された第2の操作パネルとを備えた画像処理システム、画像処理装置、画像処理システムの制御プログラム、および操作パネルの制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯情報端末が高機能化しており、個人がPC(パーソナルコンピューター)の代わりに携帯情報端末を所有している。携帯情報端末では、電子化された文書を場所を選ばず自由に閲覧および編集することができる。携帯情報端末は、業務や生活の様々な場面で用いられるようになっている。
【0003】
携帯情報端末の高機能化に伴い、携帯情報端末と画像形成装置との連携が求められている。具体的には、携帯情報端末内に記憶された文書を画像形成装置で印刷することや、携帯情報端末内の文書を画像形成装置に移動して画像形成装置内に蓄積し、複数のユーザーで共有することなどが求められている。また、携帯情報端末内に保存しているアドレス帳などのデータを利用して、画像形成装置で読み取った画像を、携帯情報端末のアドレス帳から指定した宛先に送信することや、画像形成装置で読み取った文書を携帯情報端末内に保存したりすることなども求められている。
【0004】
携帯情報端末の中には、フリック、スワイプ、ピンチイン、またはピンチアウトなどのジェスチャーによる操作が可能なものがある。この種の携帯情報端末によれば、より直接的、より直感的な操作が可能である。一方で、ジェスチャーによる操作は、操作画面をなでたり払ったりする操作を含んでいるため、複数人が共用する画像形成装置のような機器では、ジェスチャーによる操作を嫌うユーザーもいる。
【0005】
一方で、携帯情報端末が画像形成装置に装着されていない場合であっても、画像形成装置は、プリントジョブの実行状況やトナーのエンプティ状況、またはセットされている用紙の情報などをユーザーに伝える必要がある。このため、個人の所有する携帯情報端末を画像形成装置の操作パネルとして使用することがたとえ可能であったとしても、画像形成装置は、取り外しのできない固有の操作パネルを携帯情報端末とは別に有する必要がある。固有の操作パネルと携帯情報端末との2つの操作パネルを画像形成装置が有することで、階層化された2つの画面をそれぞれの操作パネルに同時に表示することができ、画面間の行き来をなくすことができる。また、画面サイズの制限により1画面に表示しきれない情報を2つの操作パネルに分割して表示することで、一度に情報を確認することができる。
【0006】
2つの操作パネルを有する従来の画像形成装置が、たとえば下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1では、複数の機能を有する複合機能端末装置において、標準的に装着する標準操作表示手段と、機能拡張時に装着する拡張操作表示手段とを連動可能に制御する制御手段を具備することを特徴とする複合機能端末装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−253084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、従来の技術では、2つの操作パネルの表示を連動させる前に、2つの操作パネルが連動した表示を行うよう画像形成装置を通じて操作者が指示する必要があった。複数人が共有する画像形成装置では、各操作者は、画像形成装置の操作パネルとして自分の携帯情報端末を用いようとする度に、2つの操作パネルが連動するよう指示する必要があり、操作者にとって煩わしかった。
【0009】
また、2つの操作パネルが互いに接続を確立した場合に、それらが連動を開始しないので、操作者は2つの操作パネルが連動を開始したことに気づき難かった。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、ユーザーの利便性を向上することのできる画像処理システム、画像処理装置、画像処理システムの制御プログラム、および操作パネルの制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一の局面に従う画像処理システムは、画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な第1の操作パネルと、画像処理装置に固定された第2の操作パネルと、画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および第2の操作パネルのうち少なくとも一方を通じて、画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付手段と、第1の操作パネルが画像処理装置と通信不可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面を、第2の操作パネルに表示する第1の表示手段と、第1の操作パネルが画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、第1の操作パネルと第2の操作パネルとの各々に表示する第2の表示手段とを備える。
【0012】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および第2の操作パネルのうち一方を通じて操作受付手段にて操作を受け付けた場合に、第2の表示手段は、操作受付手段にて受け付けた操作に、画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および第2の操作パネルのうち少なくとも他方の画面を連動させる。
【0013】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第2の表示手段は、第1の操作パネルを通じて操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、第2の操作パネルに表示する。
【0014】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第2の表示手段は、複数階層からなる情報の上位階層に相当する情報を第1の操作パネルに表示し、複数階層からなる情報の下位階層に相当する情報を第2の操作パネルに表示する。
【0015】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第2の表示手段が、補助情報を有する項目を第1の操作パネルに表示した場合において、補助情報を有する項目の選択を、第1の操作パネルを通じて操作受付手段にて受け付けたときは、第2の表示手段は補助情報を第2の操作パネルに表示する。
【0016】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第2の表示手段は、第2の操作パネルを通じて操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、第1の操作パネルに表示する。
【0017】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第2の表示手段は、複数階層からなる情報の上位階層に相当する情報を第2の操作パネルに表示し、複数階層からなる情報の下位階層に相当する情報を第1の操作パネルに表示する。
【0018】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第2の表示手段が、補助情報を有する項目を第2の操作パネルに表示した場合において、補助情報を有する項目の選択を、第2の操作パネルを通じて操作受付手段にて受け付けたときは、第2の表示手段は補助情報を第1の操作パネルに表示する。
【0019】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第1の操作パネルを通じて操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、第2の表示手段が第2の操作パネルに表示する第1の表示状態と、第2の操作パネルを通じて操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、第2の表示手段が第1の操作パネルに表示する第2の表示状態との間で、第2の表示手段による表示状態を決定する決定手段をさらに備える。
【0020】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第1の操作パネルと第2の操作パネルとの大きさを比較する第1の比較手段をさらに備え、第1の比較手段にて第1の操作パネルのサイズが第2の操作パネルのサイズよりも大きいと判断した場合、決定手段は第2の表示手段による表示状態を第1の表示状態に決定し、第1の比較手段にて第2の操作パネルのサイズが第1の操作パネルのサイズよりも大きいと判断した場合、決定手段は第2の表示手段による表示状態を第2の表示状態に決定する。
【0021】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、第1の操作パネルと第2の操作パネルとの画素数を比較する第2の比較手段をさらに備え、第2の比較手段にて第1の操作パネルの方が第2の操作パネルよりも画素数が大きいと判断した場合、決定手段は第2の表示手段による表示状態を第1の表示状態に決定し、第2の比較手段にて第2の操作パネルの方が第1の操作パネルよりも画素数が大きいと判断した場合、決定手段は第2の表示手段による表示状態を第2の表示状態に決定する。
【0022】
上記画像処理システムにおいて好ましくは、決定手段は、ユーザーから受け付けた指示に従って表示状態を決定する。
【0023】
本発明の他の局面に従う画像処理装置は、第1の操作パネルと通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な画像処理装置であって、画像処理装置に固定された第2の操作パネルと、画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および第2の操作パネルのうち少なくとも一方を通じて、画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付部と、第1の操作パネルが画像処理装置と通信不可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面を、第2の操作パネルに表示する第1の表示手段と、第1の操作パネルが画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、第1の操作パネルと第2の操作パネルとの各々に表示する第2の表示手段とを備える。
【0024】
本発明のさらに他の局面に従う制御プログラムは、画像処理システムの制御プログラムであって、画像処理システムは、画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な第1の操作パネルと、画像処理装置に固定された第2の操作パネルとを備え、制御プログラムは、画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネルおよび第2の操作パネルのうち少なくとも一方を通じて、画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付ステップと、第1の操作パネルが画像処理装置と通信不可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面を、第2の操作パネルに表示する第1の表示ステップと、第1の操作パネルが画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、第1の操作パネルと第2の操作パネルとの各々に表示する第2の表示ステップとを備える。
【0025】
本発明のさらに他の局面に従う制御プロプラムは、操作パネルの制御プログラムであって、操作パネルは、表示部と、画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な通信部とを備え、制御プログラムは、通信部が画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付ステップと、通信部が画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、画像処理装置に固定された他の操作パネルと、表示部との各々に表示する第2の表示ステップとを備える。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、ユーザーの利便性を向上することのできる画像処理システム、画像処理装置、画像処理システムの制御プログラム、および操作パネルの制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施の形態における画像処理システムの概略的な構成を示す図である。
【図2】画像形成装置1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置1の操作パネル130の構成を模式的に示す図である。
【図4】携帯情報端末2の内部構成を示すブロック図である。
【図5】携帯情報端末2のメニュー画面を模式的に示す図である。
【図6】携帯情報端末2が画像形成装置1に装着されている状態の操作パネル130を模式的に示す図である。
【図7】画像形成装置1の操作パネル130が表示する基本画面を模式的に示す図である。
【図8】画像形成装置1の操作パネル130が表示する待ち受け画面を模式的に示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態において、画像形成装置1が実行する処理を示すメインルーチンである。
【図10】携帯情報端末2が文書リスト21を表示した画面を模式的に示す図である。
【図11】文書リスト21から一つの文書が選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図12】携帯情報端末2が蓄積文書の画像を表示した画面を模式的に示す図である。
【図13】サムネイル表示領域31から蓄積文書が選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図14】携帯情報端末2が登録宛先を表示した画面を模式的に示す図である。
【図15】登録宛先表示領域41から一つまたは複数の登録宛先が選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図16】携帯情報端末2が登録ユーザーリスト51を表示した画面を模式的に示す図である。
【図17】登録ユーザーリスト51から登録ユーザーが選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図18】携帯情報端末2がスキャンプレビュー画像61を表示した画面を模式的に示す図である。
【図19】携帯情報端末2が図18に示す画面を表示した場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図20】携帯情報端末2がジョブリスト71を表示した画面を示す図である。
【図21】ジョブリスト71からジョブが選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図22】携帯情報端末2が表示したモード設定画面を示す図である。
【図23】タブ81gが選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。
【図24】図9のステップS741の処理のサブルーチンである。
【図25】携帯情報端末2が実行する処理を示すメインルーチンである。
【図26】図25のステップS921の処理のサブルーチンである。
【図27】本発明の変形例において、画像形成装置1が実行する処理を示すメインルーチンである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0029】
[画像処理システムの構成]
【0030】
始めに、本実施の形態における画像処理システムの概略的な構成について説明する。
【0031】
以下に説明する画像処理システムは、電子写真方式や静電記録方式などによって画像形成を行う画像形成装置(画像処理装置の一例)を含むシステムである。本実施の形態における画像形成装置は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFPや、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなどであってもよい。画像処理システムは、画像形成装置の代わりにPCやスキャナなどの画像処理装置を含むシステムであってもよい。
【0032】
図1は、本発明の一実施の形態における画像処理システムの概略的な構成を示す図である。
【0033】
図1を参照して、画像処理システムは、n(nは自然数)個の画像形成装置1−1〜1−n(画像処理装置の一例)と、携帯情報端末2(第1の操作パネルの一例)と、m(mは自然数)個の情報処理装置3−1〜3−mとを備えている。画像形成装置1の各々と情報処理装置3の各々とはネットワーク4aを通じて相互に接続されている。ネットワーク4aは、外部ネットワーク5を介して、他のネットワーク4bと接続されている。
【0034】
以下、画像形成装置1−1〜1−nのうち任意のものを、画像形成装置1と呼ぶことがある。情報処理装置3−1〜3−mのうち任意のものを、情報処理装置3と呼ぶことがある。さらに、ネットワーク4aおよび4bのうち任意のものをネットワーク4と呼ぶことがある。
【0035】
ネットワーク4は、たとえば有線または無線のLAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたものである。ネットワーク4は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルを用いて各種機器を接続する。ネットワーク4に接続された機器は、お互いに各種データのやり取りが可能となっている。なお、ネットワーク4は、一般回線を用いたものや無線通信を用いたものであってもよい。
【0036】
画像形成装置1は、走査した原稿画像の複写画像や、情報処理装置3から受信したプリントデータに基づいて生成した画像の複写画像を、用紙上に形成する装置である。プリントデータとは、たとえば、情報処理装置3のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムが発行する描画命令を、プリンタドライバによって画像形成装置1が処理可能なページ記述言語に変換したものである。プリントデータは、PDF、TIFF、JPEG、またはXPSなどのファイルフォーマットで記述された文書データなどであってもよい。
【0037】
画像形成装置1は、ネットワーク4を介して、情報処理装置3や他の画像形成装置1に原稿画像を送信することも可能である。画像形成装置1は、外部ネットワーク5を介して、別のネットワーク4に接続された他の画像形成装置1や情報処理装置3に原稿画像を送信することも可能である。さらに画像形成装置1は、原稿画像や情報処理装置3から受信した文書データを、画像形成装置1内の固定記憶装置に蓄積することも可能である。
【0038】
携帯情報端末2は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、固定記憶装置、モニター、およびタッチ操作可能なLCD(Liquid Crystal Display)パネルなどを有する携帯型のコンピュータ装置である。携帯情報端末2によれば、電子化された文書を固定記憶装置内に蓄積して持ち運び、任意の場所において閲覧、編集を行うことが可能である。また携帯情報端末2は、無線通信部を有しており、画像形成装置1や情報処理装置3などとの間で文書の送受信を行うことができる。
【0039】
情報処理装置3は、CPU、RAM、固定記憶装置(ハードディスク装置など)、モニター、キーボード、およびマウスなどを有する一般的なコンピュータ装置である。情報処理装置3は、ユーザーの指示によりプリントデータを生成し、生成したプリントデータを画像形成装置1に送信する。
【0040】
なお、画像処理システムは、画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な第1の操作パネルと、画像処理装置に固定された第2の操作パネルとを備えていればよく、図1とは異なる構成を有していてもよい。
【0041】
図2は、画像形成装置1の内部構成を示すブロック図である。
【0042】
図2を参照して、画像形成装置1は、CPU101と、ROM102と、SRAM(Static Random Access Memory)103と、NVRAM(Non Volatile Random Access Memory、不揮発性メモリ)104と、時計IC(Integrated Circuit)105と、固定記憶装置110と、画像読取装置120と、操作パネル130(第2の操作パネルの一例)と、画像出力装置140と、プリンタコントローラ150と、ネットワークI/F160と、ワイヤレスI/F170と、短距離無線I/F180と、ドックコネクタ190とを含んでいる。
【0043】
CPU101には、ROM102、SRAM103、NVRAM104、および時計IC105の各々がバスを介して接続されている。CPU101、ROM102、SRAM103、NVRAM104、および時計IC105によって制御部100が構成されている。ROM102は、画像形成装置1の動作を制御する制御プログラムを格納する。SRAM103はCPU101の作業用のメモリである。NVRAM104はバッテリバックアップにより、画像形成に関わる各種の設定を記憶している。
【0044】
制御部100には、固定記憶装置110、画像読取装置120、操作パネル130、画像出力装置140、プリンタコントローラ150、ネットワークI/F160、およびワイヤレスI/F170の各々がバスを介して接続されている。固定記憶装置110は、たとえばハードディスク装置であり、たとえば操作パネル130の画素数やサイズなどの情報を含む各種情報を格納する。画像読取装置120は、原稿画像を読み取る。操作パネル130は、画像形成装置1に固定された(取り外し不可能な)操作パネルである。操作パネル130は、各種の入力を行うキーや表示部134を含んでいる。操作パネル130は、具体的には、数字の入力を行うテンキー131や、印刷の実行指示を受け付けるプリントキー132や、ユーザーのログアウトの指示を受け付けるログアウトキー133などを含んでいる。画像出力装置140は、複写画像を用紙上に形成する。プリンタコントローラ150は、ネットワークI/F160により受信したプリントデータから複写画像を生成する。ネットワークI/F160は、ネットワークケーブル4cを介して画像形成装置1をネットワーク4に接続する。ネットワークI/F160は、他の画像形成装置1や情報処理装置3などの外部装置との間で、各種の情報を送受信する。ワイヤレスI/F170は、他の画像形成装置1や情報処理装置3などの外部装置との間で無線通信を行う。
【0045】
制御部100には、さらに、短距離無線I/F180およびドックコネクタ190の各々がバスを介して接続されている。短距離無線I/F180は、たとえばBluetooth(登録商標)やIrDA(登録商標)などであり、主に携帯情報端末2との通信に用いられる。短距離無線I/F180は、たとえば、印刷後の用紙が排紙される排紙部、操作パネル130付近、または、排紙部とは反対側の部位などに配置されてもよい。ドックコネクタ190には、携帯情報端末2が装着される。画像形成装置1はドックコネクタ190を通じて、携帯情報端末2との間で各種のデータを送受信する。
【0046】
図3は、画像形成装置1の操作パネル130の構成を模式的に示す図である。なお、図3では、携帯情報端末2が装着されていない状態の操作パネル130の構成を示している。
【0047】
図3を参照して、操作パネル130は、数字の入力を行うテンキー131と、タッチパネルとしての機能を有する表示部134と、ジョブの実行指示を受け付けるスタートキー135と、実行中のジョブの停止指示を受け付けるストップキー136などを含んでいる。
【0048】
図4は、携帯情報端末2の内部構成を示すブロック図である。
【0049】
図4を参照して、携帯情報端末2は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、固定記憶装置210と、タッチパネル220と、ワイヤレスLANI/F270と、短距離無線I/F280と、ドックコネクタ290とを含んでいる。CPU201には、ROM202、およびRAM203の各々がバスを介して接続されている。CPU201、ROM202、およびRAM203によって制御部200が構成されている。ROM202は、携帯情報端末2の動作を制御する制御プログラムを格納する。RAM203はCPU201の作業用のメモリである。
【0050】
制御部200には、固定記憶装置210、タッチパネル220、ワイヤレスLANI/F270、短距離無線I/F280、およびドックコネクタ290の各々がバスを介して接続されている。固定記憶装置210は、たとえばハードディスク装置であり、たとえばタッチパネル220の画素数やサイズなどの情報を含む各種情報を格納する。タッチパネル220は、各種の情報を表示するとともに、画面を直接タッチすることによるユーザーの操作入力を受け付ける。ワイヤレスLANI/F270は、画像形成装置1や情報処理装置3などの外部装置との間で無線通信を行う。短距離無線I/F280は、たとえばBluetooth(登録商標)やIrDA(登録商標)などであり、主に画像形成装置1との通信に用いられる。ドックコネクタ290は、携帯情報端末2が画像形成装置1に装着される際に用いられる。携帯情報端末2はドックコネクタ290を通じて、画像形成装置1との間で各種のデータを送受信する。
【0051】
図5は、携帯情報端末2のメニュー画面を模式的に示す図である。
【0052】
図5を参照して、携帯情報端末2のタッチパネル220には、メニュー画面を表示可能である。メニュー画面には、携帯情報端末2で実行可能なアプリケーション1〜4のアイコンIC1〜IC4が表示される。メニュー画面には、さらに「MFP連携」というアイコンIC5が表示される。ユーザーによってアイコンIC5が選択された場合、携帯情報端末2は、画像形成装置1(MFP)との連携を行うMFP連携アプリケーションを開始し、携帯情報端末2は画像形成装置1との通信が可能な状態となる。携帯情報端末2が画像形成装置1との通信が可能な状態にある場合、携帯情報端末2は、携帯情報端末2でモード設定して画像形成装置で原稿を走査して印刷または送信したり、携帯情報端末2内に格納された文書を画像形成装置1へ送信してその文書を画像形成装置1で印刷したり、その文書を画像形成装置1内に蓄積したりすることができる。
【0053】
図6は、携帯情報端末2が画像形成装置1に装着されている状態の操作パネル130を模式的に示す図である。
【0054】
図6を参照して、携帯情報端末2は、たとえばドックコネクタ290がいずれかの画像形成装置1のドックコネクタ190に装着された場合に、その画像形成装置1と有線接続され、通信可能な状態となる。また携帯情報端末2は、ドックコネクタ290がドックコネクタ190に装着された場合の他、たとえばいずれかの画像形成装置1と、短距離無線I/F180および280を介して無線通信可能な範囲内に存在する場合に、その画像形成装置1と無線接続され、通信可能な状態となる。一方、携帯情報端末2は、ドックコネクタ290がいずれの画像形成装置1のドックコネクタ190にも装着されておらず、かついずれの画像形成装置1とも無線通信不可能である場合に、画像形成装置1と通信不可能な状態となる。
【0055】
[画像形成装置の概略的な動作]
【0056】
続いて、画像形成装置1の概略的な動作について説明する。
【0057】
画像形成装置1は、画像形成装置1と通信可能な状態にある携帯情報端末2、および操作パネル130のうち少なくとも一方を通じて、画像形成装置1に関する各種の操作を受け付ける。画像形成装置1は、携帯情報端末2が画像形成装置1と通信不可能な状態にある場合に、画像形成装置1の操作に関する画面を操作パネル130に表示する。画像形成装置1は、携帯情報端末2が画像形成装置1と通信可能な状態にある場合に、画像形成装置1の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、携帯情報端末2と操作パネル130との各々に表示する。具体的には、画像形成装置1は、画像形成装置1と通信可能な状態にある携帯情報端末2、および操作パネル130のうち一方を通じて操作を受け付けた場合に、受け付けた操作に他方の画面を連動させる。
【0058】
図7は、画像形成装置1の操作パネル130が表示する基本画面を模式的に示す図である。
【0059】
図7を参照して、携帯情報端末2が画像形成装置1と通信不可能な状態にある場合、操作パネル130は基本画面を表示する。基本画面は、画像形成装置1の操作に関する画面である。基本画面では、コピーに関する基本機能および応用機能の両方の設定をユーザーから受け付け可能であり、各設定項目が小さいフォントで表示される。通常表示では、「基本設定」タブ11と、「原稿指定」タブ12と、「画像/濃度指定」タブ13と、「応用設定」タブ14とが表示される。タブ11〜14はコピーに関して設定可能な項目である。画像形成装置1は、タブ11〜14の各々から、コピーに関する各種機能の設定を受付可能である。タブ11〜14の上部には「コピーできます」というメッセージが表示される。
【0060】
なお、図7の画面は、画像形成装置1がMFPである場合のコピー機能の設定画面である。操作パネル130が表示する基本画面は、図7以外のものであってもよく、たとえばたとえばスキャン機能やメール送信機能などの、MFPのコピー機能以外の機能の設定画面であってもよい。
【0061】
図8は、画像形成装置1の操作パネル130が表示する待ち受け画面を模式的に示す図である。
【0062】
画像形成装置1が携帯情報端末2と通信可能な状態にある場合、操作パネル130は、たとえば図8(a)に示す待ち受け画面を表示する。この待ち受け画面では、たとえば「携帯情報端末が接続されました」などのメッセージのみが表示される。
【0063】
また、操作パネル130は、たとえば図8(b)に示す待ち受け画面を表示してもよい。この待ち受け画面では、タブ11〜14の上部に「携帯情報端末が接続されました」というメッセージが表示される。このメッセージ以外の待ち受け画面の表示は、図7に示す基本画面の表示と同じである。この場合、画像形成装置1は、操作パネル130および携帯情報端末2の両方から画像形成装置1の操作の指示を受け付けてもよい。
【0064】
なお、画像形成装置1が携帯情報端末2と通信可能な状態にある場合に、携帯情報端末2が図8(a)または(b)に示す待ち受け画面を表示してもよい。この場合、操作パネル130は図7に示す通常画面を表示してもよい。
【0065】
図9は、本発明の一実施の形態において、画像形成装置1が実行する処理を示すメインルーチンである。なお、図9ならびに後述する図24および図27に示すフローチャートは、たとえば、ROM102に格納された制御プログラムをCPU101がロードすることにより実行される。
【0066】
図9を参照して、画像形成装置1の電源が投入されると、CPU101は、メモリのクリアや、標準モードの設定などの初期化処理を行う(S701)。ステップS701の初期化処理の中では、CPU101は、さらに操作パネル130のバックライトをオンする。初期化処理が終了すると、CPU101は、操作パネル130に基本画面(図7、初期画面)を表示する(S703)。続いてCPU101は、ドックコネクタ190への携帯情報端末2の装着を検出したか否か(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信可能な状態になったか否か)を判別する(S705)。
【0067】
ステップS705において、携帯情報端末2の装着を検出した(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信可能な状態に変化した)と判別した場合(S705でYES)、CPU101は、携帯情報端末2と連携した画面を表示するための待ち受け画面(図8の画面)を操作パネル130に表示し(S721)、ステップS705の処理へ進む。
【0068】
ステップS705において、携帯情報端末2の装着を検出しない(携帯情報端末2との通信状態が変わらない)と判別した場合(S705でNO)、CPU101は、ドックコネクタ190からの携帯情報端末2の取外しを検出したか(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信不可能な状態に変化したか)否かを判別する(S707)。
【0069】
ステップS707において、ドックコネクタ190からの携帯情報端末2の取外しを検出した(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信不可能な状態に変化した)と判別した場合(S707でYES)、CPU101は、基本画面(コピーの基本画面)を操作パネル130に表示し(S731)、ステップS705へ進む。一方、ステップS707において、ドックコネクタ190からの携帯情報端末2の取外しを検出しない(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信不可能な状態に変化しない)と判別した場合(S707でNO)、CPU101は、携帯情報端末2のタッチパネル220を通じて、何らかの処理が要求されたか否かを判別する(ステップS709)。
【0070】
ステップS709において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(ステップS709でYES)、CPU101は、携帯情報端末2を通じて要求された処理を実行する(ステップS741)。ステップS741の処理の詳細については後述する。携帯情報端末2を通じて要求された処理が終了した後で、CPU101はステップS703の処理へ進む。ステップS709において、処理が要求されないと判別した場合(ステップS709でNO)、CPU101は、操作パネル130上のキー群や表示部134を通じて、何らかの処理が要求されたか否かを判別する(S711)。操作パネル130を通じて要求された処理とは、たとえばコピー処理や、各種の設定処理などである。
【0071】
ステップS711において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(ステップS711でYES)、CPU101は、操作パネル130を通じて要求された処理を実行する(ステップS751)。操作パネル130を通じて要求された処理が終了した後で、CPU101はステップS703の処理へ進む。ステップS711において、処理が要求されないと判別した場合(ステップS711でNO)、CPU101は、外部装置から何らかの処理が要求されたか否かを確認する(S713)。外部装置から要求された処理とは、たとえば情報処理装置3から送信されたプリントジョブの処理や、NVRAM104に記憶されている各種設定を変更する処理などである。
【0072】
ステップS713において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(ステップS713でYES)、CPU101は、外部装置を通じて要求された処理を実行する(ステップS761)。操作パネル130を通じて要求された処理が終了した後で、CPU101はステップS703の処理へ進む。ステップS713において、処理が要求されないと判別した場合(ステップS713でNO)、CPU101は、ステップS705の処理へ進む。
【0073】
[携帯情報端末2で処理が要求された場合の画像形成装置の動作]
【0074】
次に、図9のステップS741において、携帯情報端末2で処理が要求された場合の、画像形成装置1の動作について説明する。
【0075】
なお、以下の図10〜図23においては、携帯情報端末2を通じて選択を受け付けた項目に関連する情報を操作パネル130に表示する場合、または複数階層からなる情報の上位階層に相当する情報を携帯情報端末2に表示し、複数階層からなる情報の下位階層に相当する情報を操作パネル130に表示する場合を想定している。
【0076】
本願明細書において、携帯情報端末2が表示する画面および操作パネル130が表示する画面のうち、項目の選択を受け付ける方の画面、または上位階層に相当する情報を表示する方の画面を主画面と呼ぶことがある。また、主画面で選択を受け付けた項目に関連する情報を表示する方の画面、または下位階層に相当する情報を表示する方の画面を従画面と呼ぶことがある。
【0077】
以下の説明では、携帯情報端末2が表示する画面が主画面であり、操作パネル130が表示する画面が従画面である場合について示しているが、携帯情報端末2が表示する画面が従画面であり、操作パネル130が表示する画面が主画面であってもよい。
【0078】
図10は、携帯情報端末2が文書リスト21を表示した画面を模式的に示す図である。
【0079】
図10を参照して、ユーザーからの要求に従って、携帯情報端末2は、画像形成装置1の固定記憶装置110に蓄積(格納)された文書(蓄積文書)のリストである文書リスト21と、各種キー22a、22b、23a〜23e、24a、および24bなどを表示する。文書リスト21における縦方向には、各文書が登録された時間順に並べられる。文書リスト21における横方向には、各文書の登録時間と、文書の出所(登録元)と、名前とが並べられる。文書リスト21内の文書は選択可能である。文書リスト21の下部にはキー22aおよび22bが表示される。「全解除」キー22aは、選択した文書を全て解除する場合に押下されるキーである。「全選択」キー22bは、文書リスト21に含まれる全ての文書を選択する場合に押下されるキーである。文書リスト21の右側にはキー23a〜23eが表示される。「文書詳細」キー23aは、選択した文書の詳細情報を携帯情報端末2に表示する場合に押下されるキーである。「印刷」キー23b、「送信」キー23c、および「その他」キー23dは、それぞれ選択されている文書について、印刷ジョブを実行する場合、外部機器への送信ジョブを実行する場合、およびその他のジョブを実行する場合に押下されるキーである。「削除」キー23eは、固定記憶装置110から選択した文書を削除する場合に押下されるキーである。文書リスト21の右上にはキー24aおよび24bが表示される。キー24aは、固定記憶装置110に蓄積された文書をサムネイル表示する場合に押下されるキーである。キー24bは、固定記憶装置110に蓄積された文書をリスト表示する場合に押下されるキーである。図10では、キー24bが押下されており、蓄積文書がリスト表示されている。
【0080】
文書リスト21から一つの蓄積文書(図10では「画面仕様書」という名前の文書)が選択された場合に、操作パネル130は図11に示す画面を表示する。
【0081】
図11は、文書リスト21から一つの文書が選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図11の画面と図10の画面とは互いに関連している。
【0082】
図11を参照して、操作パネル130は、選択した文書のプレビュー画像25と、各種キー26a〜26e、27a、および27bなどを表示する。プレビュー画像25は、選択した文書の1頁分のプレビュー画像であり、図11中左下に表示される。プレビュー画像25の右側にはキー26a〜26eが表示される。キー26aおよび26bは、それぞれプレビュー画像25として表示される画像を縮小および拡大する場合に押下されるキーである。キー26cは、プレビュー画像25として表示された頁の画像を回転する場合に押下されるキーである。キー26dは、選択した文書の全頁を回転する場合に押下されるキーである。キー26eは、プレビュー画像25として表示された頁の画像を削除する場合に押下されるキーである。選択した文書が複数の頁よりなっている場合、プレビュー画像25の上側には、プレビュー画像25として表示されている頁の1つ前の頁の画像を表示する場合に押下されるキー27aと、プレビュー画像25として表示されている頁の1つ後の頁の画像を表示する場合に押下されるキー27bとが表示される。
【0083】
図12は、携帯情報端末2が蓄積文書の画像を表示した画面を模式的に示す図である。
【0084】
図12を参照して、ユーザーからの要求に従って、携帯情報端末2は、画像形成装置1の固定記憶装置110に蓄積(格納)された文書の画像(蓄積文書の画像)のサムネイル表示領域31と、各種キー32a、32b、33a〜33g、34a、および34bなどを表示する。サムネイル表示領域31には、各蓄積文書のサムネイル画像(蓄積文書の画像の一覧)が並べられる。サムネイル表示領域31内の蓄積文書は選択可能である。サムネイル表示領域31の下部にはキー32aおよび32bが表示される。「リセット」キー32aは、選択した蓄積文書を全て解除する場合に押下されるキーである。「全選択」キー22bは、サムネイル表示領域31に表示される全ての蓄積文書を選択する場合に押下されるキーである。サムネイル表示領域31の右側にはキー33a〜33gが表示される。「検索」キー33aは、蓄積文書の中から所望のものを検索する際に押下されるキーである。「詳細」キー33bは、選択した蓄積文書の詳細情報を携帯情報端末2に表示する場合に押下されるキーである。「保存」キー33cは、選択した蓄積文書を固定記憶装置110に再保存する場合に押下されるキーである。「印刷」キー33dは、選択した蓄積文書について印刷ジョブを実行する場合に押下されるキーである。「印刷および削除」キー33eは、選択した蓄積文書について印刷ジョブを実行した後で、その蓄積文書を固定記憶装置110から削除する場合に押下されるキーである。「送信」キー33fおよび「その他」キー33gは、それぞれ選択した蓄積文書について送信ジョブを実行する場合、およびその他のジョブを実行する場合に押下されるキーである。サムネイル表示領域31の右上にはキー34aおよび34bが表示される。キー34aは、固定記憶装置110に蓄積された文書の画像をサムネイル表示する場合に押下されるキーである。キー34bは、固定記憶装置110に蓄積された文書をリスト表示する場合に押下されるキーである。図12では、キー34aが押下されており、蓄積文書の画像がサムネイル表示されている。
【0085】
サムネイル表示領域31から蓄積文書が選択された場合に、操作パネル130は図13に示す画面を表示する。
【0086】
図13は、サムネイル表示領域31から蓄積文書が選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図13の画面と図12の画面とは互いに関連している。
【0087】
図13を参照して、操作パネル130は、選択した蓄積文書の詳細情報35などを表示する。詳細情報35には、選択した蓄積文書の登録時間と、登録元と、名前と、ページ数と、ジョブナンバーと、プレビュー画像とが含まれる。
【0088】
なお、図10に示す画面においてキー24aが押下された場合には、操作パネル130は図12に示す画面を表示してもよい。図12に示す画面においてキー34bが押下された場合には、操作パネル130は図10に示す画面を表示してもよい。
【0089】
図14は、携帯情報端末2が登録宛先を表示した画面を模式的に示す図である。
【0090】
図14を参照して、ファクシミリ送信や電子メール送信を指示する際などに、ユーザーからの要求に従って、携帯情報端末2は、登録宛先表示領域41などを表示する。登録宛先表示領域41には、固定記憶装置110に格納(登録)されているファクシミリ送信先またはメール送信先の宛先(登録宛先)の一覧がアイコン表示される。登録宛先表示領域41内の登録宛先は選択可能である。図14では「有明電工」、「有限会社緑産業」、および「佐藤明憲」の3件の登録宛先が選択されている。登録宛先表示領域41の右側にはキー42aおよび42bが表示される。キー42aは、登録宛先をアイコン表示に切り替える場合に押下されるキーである。キー42bは、登録宛先をリスト表示に切り替える場合に押下されるキーである。図14では、キー42aが押下されており、登録宛先がアイコン表示されている。
【0091】
登録宛先表示領域41から一つまたは複数の登録宛先が選択された場合に、操作パネル130は図15に示す画面を表示する。
【0092】
図15は、登録宛先表示領域41から一つまたは複数の登録宛先が選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図15の画面と図14の画面とは互いに関連している。
【0093】
図15を参照して、操作パネル130は、最後に選択した登録宛先である「佐藤明憲」の詳細情報43と、同報リスト44などを表示する。詳細情報43には、ジョブの番号と、登録宛先の種類(ファクシミリの送信宛先か電子メール送信の送信宛先か)と、登録宛先の登録番号と、登録名と、登録名のふりがなと、登録宛先とが含まれる。詳細情報43の左側には、選択した宛先のリストである同報リスト44が表示される。
【0094】
図16は、携帯情報端末2が登録ユーザーリスト51を表示した画面を模式的に示す図である。
【0095】
図16を参照して、ユーザーからの要求に従って、携帯情報端末2は、登録ユーザーリスト51と、「絞込み検索」キー52などを表示する。たとえば、ユーザーが携帯情報端末2を通じてユーザー名およびパスワードを入力することにより、画像形成装置1でのユーザー認証を行う場合、ユーザーは、登録ユーザーリスト51から自分のユーザー名を選択した上で、パスワードを入力する。登録ユーザーリスト51には、固定記憶装置110に格納(登録)されているユーザー名がリスト表示される。登録ユーザーリスト51内のユーザーは選択可能である。図16では「KM Taro」というユーザーが選択されている。登録ユーザーリスト51の右側にはキー52が表示される。キー52は、絞込み条件に入力された文言に関連するユーザーを検索して、該当するユーザーのみを登録ユーザーリスト51に表示する場合に押下されるキーである。
【0096】
登録ユーザーリスト51から登録ユーザーが選択された場合に、操作パネル130は図17に示す画面を表示する。
【0097】
図17は、登録ユーザーリスト51から登録ユーザーが選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図17の画面と図16の画面とは互いに関連している。
【0098】
図17を参照して、操作パネル130は、選択した登録ユーザーの詳細情報53などを表示する。ユーザー名の詳細情報53には、そのユーザーのパスワードと、電子メールアドレスと、所属部門などが含まれる。なお、この時点でユーザー認証が完了していないので、パスワードは非表示となっている。
【0099】
図18は、携帯情報端末2がスキャンプレビュー画像61を表示した画面を模式的に示す図である。
【0100】
図18を参照して、コピージョブやファイル送信ジョブなどを実行する場合などにおいて、画像読取装置120にてスキャンした原稿の画像のプレビュー画像(スキャンプレビュー画像)を表示する処理が要求されたときは、携帯情報端末2は、スキャンプレビュー画像61と、各種キー62a〜62f、63a、および63bなどを表示する。スキャンプレビュー画像61は、スキャンした原稿の1頁分のプレビュー画像であり、図18中左下に表示される。スキャンプレビュー画像61の右側には、キー62a〜62fが表示される。キー62aおよび62bは、それぞれスキャンプレビュー画像61として表示される画像を縮小および拡大する場合に押下されるキーである。キー62cは、スキャンプレビュー画像61として表示される頁の画像を回転する場合に押下されるキーである。キー62dは、スキャンされた原稿画像の全頁を回転する場合に押下されるキーである。「仕上り表示」キー62eは、スキャンプレビュー画像61として仕上り状態の画像を表示させる場合に押下されるキーである。「設定変更」キー62fは、スキャンプレビュー画像61の表示設定を変更する場合に押下されるキーである。スキャンプレビュー画像61の上側には、スキャンプレビュー画像61として表示されている頁の1つ前の頁の画像を表示する場合に押下されるキー63aと、スキャンプレビュー画像61として表示されている頁の1つ後の頁の画像を表示する場合に押下されるキー63bとが表示される。
【0101】
携帯情報端末2が図18の画面を表示した場合に、操作パネル130は図19に示す画面を表示する。
【0102】
図19は、携帯情報端末2が図18に示す画面を表示した場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図19の画面と図18の画面とは互いに関連している。
【0103】
図19を参照して、操作パネル130は、スキャンプレビュー画像61の詳細情報64などを表示する。詳細情報64には、スキャンプレビュー画像61が固定記憶装置110に登録された時間(登録時間)と、登録元と、スキャンプレビュー画像61の名前(文書名)と、スキャンプレビュー画像61の頁数と、ジョブナンバーと、スキャンプレビュー画像61の縮小画像とが表示される。これらの項目のうち文書名およびジョブナンバーは、画像形成装置1によって作成されてもよいし、操作パネル130を通じてユーザーによって作成されてもよい。
【0104】
図20は、携帯情報端末2がジョブリスト71を表示した画面を示す図である。
【0105】
図20を参照して、ユーザーからの要求に従って、携帯情報端末2は、画像形成装置1に蓄積(登録)された未実行、実行中、および実行完了のジョブリスト71と、各種キー72a〜72gなどを表示する。ジョブリスト71における縦方向には、画像形成装置1の固定記憶装置110に登録されたジョブが、登録された時間順に並べられる。ジョブリスト71における横方向には、各ジョブのナンバーと、種別と、使用するファイル名または宛先と、登録時間と、使用する文書の総頁数と、ジョブの状態または結果とが並べられる。ジョブリスト71内のジョブは選択可能である。ジョブリスト71の右側にはキー72a〜72gが表示される。「削除」キー72aは、固定記憶装置110から選択したジョブを削除する場合に押下されるキーである。「優先出力」キー72bは、選択したジョブを優先的に出力(実行)する場合に押下されるキーである。「蓄積解除」キー72cは、選択したジョブを通常の順序で出力(実行)する場合に押下されるキーである。「リダイアル」キー72dは、ファクシミリ送信ジョブなどを再実行する場合に押下されるキーである。「設定内容」キー72eは、選択したジョブの設定内容を表示する場合に押下されるキーである。「転送」キー72fは、ジョブを他の画像形成装置1に転送する場合などに押下されるキーである。「詳細」キー72gは、選択したジョブの詳細情報を携帯情報端末2に表示する場合に押下されるキーである。
【0106】
ジョブリスト71からジョブ(図20では「画面仕様書」という名前の文書のコピージョブ)が選択された場合に、操作パネル130は図21に示す画面を表示する。
【0107】
図21は、ジョブリスト71からジョブが選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図21の画面と図20の画面とは互いに関連している。
【0108】
図21を参照して、操作パネル130は、選択したジョブの詳細情報73などを表示する。詳細情報73には、ジョブのナンバーと、状態と、ジョブの登録元またはジョブを登録したユーザー名と、文書名と、画像形成装置1における用紙の排出先(コピージョブやプリントジョブの場合)と、登録時間と、印刷する用紙の枚数などが含まれる。
【0109】
図22は、携帯情報端末2が表示したモード設定画面を示す図である。
【0110】
図22を参照して、ユーザーがコピージョブやスキャンジョブなどの各種モードを設定する場合に、ユーザーからの要求に従って、携帯情報端末2は、各種項目に対応するタブ81a〜81oを含むモード設定画面82を表示する。タブ81a〜81oのうち任意のタブが選択された場合には、携帯情報端末2はモード設定画面82にて、そのタブの項目に関する設定を受け付ける。図22では、「オーバーレイ」タブ81gが選択されており、オーバーレイ機能に関して設定可能な内容がモード設定画面82に表示されている。
【0111】
タブ81gが選択された場合に、操作パネル130は図23に示す画面を表示する。
【0112】
図23は、タブ81gが選択された場合に操作パネル130が表示する画面を模式的に示す図である。図23の画面と図22の画面とは互いに関連している。
【0113】
図23を参照して、操作パネル130は、タブ81gに対応する項目(ここではオーバーレイ機能)の補助情報であるメッセージ83を表示する。補助情報とは、たとえば機能説明や使用方法などの情報である。
【0114】
図24は、図9のステップS741の処理のサブルーチンである。
【0115】
図24を参照して、図9のステップS741の処理において、CPU101は、携帯情報端末2が表示した蓄積文書の文書リスト21(図10)から、蓄積文書が選択されたか否かを判別する(S801)。
【0116】
ステップS801において、蓄積文書が選択されたと判別した場合(S801でYES)、CPU101は、選択された蓄積文書のプレビュー画像25(図11)を操作パネル130に表示し(S821)、リターンする。一方、ステップS801において、蓄積文書が選択されないと判別した場合(S801でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が表示した蓄積文書のサムネイル画像の一覧(図12)から、蓄積文書が選択されたか否かを判別する(S803)。
【0117】
ステップS803において、蓄積文書が選択されたと判別した場合(S803でYES)、CPU101は、選択された蓄積文書の詳細情報35(図13)を操作パネル130に表示し(S831)、リターンする。一方、ステップS803において、蓄積文書が選択されないと判別した場合(S803でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が表示した登録宛先の一覧(図14)から、一つまたは複数の登録宛先が選択されたか否かを判別する(S805)。
【0118】
ステップS805において、一つまたは複数の登録宛先が選択されたと判別した場合(S805でYES)、CPU101は、最後に選択された登録宛先の詳細情報43および同報リスト44(図15)を操作パネル130に表示し(S841)、リターンする。一方、ステップS805において、登録宛先が選択されないと判別した場合(S805でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が表示した登録ユーザーリスト51(図16)から登録ユーザーが選択されたか否かを判別する(S807)。
【0119】
ステップS807において、登録ユーザーが選択されたと判別した場合(S807でYES)、CPU101は、選択された登録ユーザーの詳細情報53(図17)を操作パネル130に表示し(S851)、リターンする。一方、ステップS807において、登録ユーザーが選択されないと判別した場合(S807でNO)、CPU101は、スキャンプレビュー画像61(図18)を表示する処理が携帯情報端末2を通じて要求されたか否かを判別する(S809)。
【0120】
ステップS809において、スキャンプレビュー画像61を表示する処理が要求されたと判別した場合(S809でYES)、CPU101は、スキャンプレビュー画像61を携帯情報端末2に表示し、かつスキャンプレビュー画像61の詳細情報64(図19)を操作パネル130に表示し(S861)、リターンする。一方、ステップS809において、スキャンプレビュー画像61を表示する処理が要求されないと判別した場合(S809でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が表示したジョブリスト71(図20)からジョブが選択されたか否かを判別する(S811)。
【0121】
ステップS811において、ジョブが選択されたと判別した場合(S811でYES)、CPU101は、選択されたジョブの詳細情報73(図21)を操作パネル130に表示し(S871)、リターンする。一方、ステップS811において、ジョブが選択されないと判別した場合(S811でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が表示したモード設定画面82(図22)からタブ(項目)が選択されたか否かを判別する(S813)。
【0122】
ステップS813において、モード設定画面82からタブが選択されたと判別した場合(S813でYES)、CPU101は、選択されたタブに対応する設定項目の機能説明および使用方法などを記したメッセージ83(図23)を操作パネル130に表示し(S881)、リターンする。一方、ステップS813において、モード設定画面82からタブが選択されないと判別した場合(S813でNO)、CPU101は、その他の要求された処理を実行し(S815)、リターンする。
【0123】
[携帯情報端末の動作]
【0124】
続いて、携帯情報端末2の動作について説明する。
【0125】
図25は、携帯情報端末2が実行する処理を示すメインルーチンである。なお、図25および後述する図26に示すフローチャートは、たとえば、ROM202に格納された制御プログラムをCPU201がロードすることにより実行される。
【0126】
図25を参照して、携帯情報端末2の電源が投入されると、CPU201は、メモリのクリアや、標準モードの設定などの初期化処理を行う(S901)。初期化処理が終了すると、CPU201は、タッチパネル220上にメニュー画面(図5)を表示する(S903)。
【0127】
続いてCPU201は、MFP連携アプリケーション(「MFP連携」のアイコンIC5)が選択されたか否かを判別する(S905)。ステップS905において、MFP連携アプリケーションが選択されないと判別した場合(S905でNO)、CPU201は、MFP連携アプリケーション以外のメニュー(たとえばアイコンIC1〜IC4)が選択されたか否かを判別する(S907)。
【0128】
S907において、MFP連携アプリケーション以外のメニューが選択されたと判別した場合(S907でYES)、CPU201は、選択されたメニューを実行し(S951)、ステップS903の処理へ進む。一方、ステップS907において、MFP連携アプリケーション以外のメニューが選択されないと判別した場合(S907でNO)、CPU201は、ステップS905の処理へ進む。
【0129】
なお、MFP連携アプリケーション以外のメニューとは、アイコンIC1〜IC4に対応するメニューの他、ウェブブラウザー、メーラーソフト、カレンダーなど様々なものがあるが、本実施の形態とは関連性が小さいため、その説明は省略する。
【0130】
ステップS905において、MFP連携アプリケーションが選択されたと判別した場合(S905でYES)、CPU201は、たとえばドックコネクタ290や短距離無線I/F280を通じて、画像形成装置1との接続(通信)を試みる(S911)。続いてCPU201は、携帯情報端末2が画像形成装置1との接続に成功したか(携帯情報端末2と画像形成装置1との通信が確立されたか)否かを判別する(S913)。
【0131】
ステップS913において、携帯情報端末2が画像形成装置1との接続に失敗したと判別した場合(S913でNO)、CPU201は、画像形成装置1と接続できない旨の通知をタッチパネル220上に行い(S931)、ステップS907へ進む。携帯情報端末2と画像形成装置1との接続に失敗したと判別する場合とは、たとえばドックコネクタ290が画像形成装置1のドックコネクタ190に装着されていない場合や、携帯情報端末2がいずれの画像形成装置1とも無線通信不可能である場合などである。一方、ステップS913において、携帯情報端末2が画像形成装置1との接続に成功したと判別した場合(S913でYES)、CPU201は、タッチパネル220を通じて何らかの処理が要求されたか否かを判別する(ステップS915)。
【0132】
ステップS915において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(S915でYES)、CPU201は、要求された処理を実行する(ステップS921)。ステップS921の処理の詳細については後述する。その後CPU201は、ステップS903の処理へ進む。一方、ステップS915において、何の処理も要求されていないと判別した場合(ステップS915でNO)、CPU201は、MFP連携アプリケーションが中止されたか否かを判別する(S941)。
【0133】
ステップS941において、中止されたと判別した場合(S941でYES)、CPU201は、ステップS903の処理へ進む。一方、中止されないと判別した場合(S941でNO)、CPU201は、ステップS915の処理へ進む。
【0134】
図26は、図25のステップS921の処理のサブルーチンである。
【0135】
図26を参照して、図25のステップS921の処理において、CPU201は、携帯情報端末2が表示した蓄積文書の文書リスト21(図10)から、蓄積文書が選択されたか否かを判別する(S1001)。
【0136】
ステップS1001において、蓄積文書が選択されたと判別した場合(S1001でYs)、CPU201は、選択された蓄積文書が他の蓄積文書とは異なる色で表示されるように、蓄積文書の文書リスト21を更新し、選択された蓄積文書を画像形成装置1へ通知する(S1021)。その後CPU201はリターンする。一方、ステップS1001において、蓄積文書が選択されないと判別した場合(S1001でNO)、CPU201は、携帯情報端末2が表示した蓄積文書の画像の一覧(図12)から、蓄積文書が選択されたか否かを判別する(S1003)。
【0137】
ステップS1003において、蓄積文書が選択されたと判別した場合(S1003でYES)、CPU201は、選択された蓄積文書の画像が他の蓄積文書の画像とは異なる色で表示されるように、蓄積文書の画像の一覧を更新し、選択された蓄積文書を画像形成装置1へ通知する(S1031)。その後CPU201はリターンする。一方、ステップS1003において、蓄積文書が選択されないと判別した場合(S1003でNO)、CPU201は、携帯情報端末2が表示した登録宛先の一覧(図14)から、一つまたは複数の登録宛先が選択されたか否かを判別する(S1005)。
【0138】
ステップS1005において、一つまたは複数の登録宛先が選択されたと判別した場合(S1005でYES)、CPU201は、選択された登録宛先が他の登録宛先とは異なる色で表示されるように、登録宛先の一覧を更新し、最後に選択された登録宛先を画像形成装置1へ通知する(S1041)。その後CPU201はリターンする。一方、ステップS1005において、登録宛先が選択されないと判別した場合(S1005でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が表示した登録ユーザーリスト51(図16)から登録ユーザーが選択されたか否かを判別する(S1007)。
【0139】
ステップS1007において、登録ユーザーが選択されたと判別した場合(S1007でYES)、CPU201は、選択された登録ユーザーが他の登録ユーザーとは異なる色で表示されるように、登録ユーザーリスト51を更新し、選択された登録ユーザーを画像形成装置1へ通知する(S1051)。その後、CPU201はリターンする。一方、ステップS1007において、登録ユーザーが選択されないと判別した場合(S1007でNO)、CPU201は、スキャンプレビュー画像61(図18)を表示する処理が携帯情報端末2を通じて要求されたか否かを判別する(S1009)。
【0140】
ステップS1009において、スキャンプレビュー画像61を表示する処理が要求されたと判別した場合(S1009でYES)、CPU201は、スキャンプレビュー画像61を携帯情報端末2に表示し、スキャンプレビュー画像61を表示したことを画像形成装置1へ通知する(S1061)。その後、CPU201はリターンする。一方、ステップS1009において、スキャンプレビュー画像61を表示する処理が要求されないと判別した場合(S1009でNO)、CPU201は、携帯情報端末2が表示したジョブリスト71(図20)からジョブが選択されたか否かを判別する(S1011)。
【0141】
ステップS1011において、ジョブが選択されたと判別した場合(S1011でYES)、CPU201は、選択されたジョブが他のジョブとは異なる色で表示されるように、ジョブリスト71を更新し、選択されたジョブを画像形成装置1へ通知する(S1071)。その後CPU201はリターンする。一方、ステップS1011において、ジョブが選択されないと判別した場合(S1011でNO)、CPU201は、携帯情報端末2が表示したモード設定画面82(図22)からタブ(項目)が選択されたか否かを判別する(S1013)。
【0142】
ステップS1013において、モード設定画面82からタブが選択されたと判別した場合(S1013でYES)、CPU201は、選択されたタブに関する設定を受け付ける画面を表示し、選択されたタブを画像形成装置1へ通知する(S1081)。その後、CPU201はリターンする。一方、ステップS1013において、モード設定画面82からタブが選択されないと判別した場合(S1013でNO)、CPU201は、その他の要求された処理を実行し(S1015)、リターンする。
【0143】
[変形例]
【0144】
本変形例では、携帯情報端末2と画像形成装置1とが接続を確立した場合に、携帯情報端末2と画像形成装置1との主従関係を動的に決定する処理について説明する。主従関係とは、携帯情報端末2および画像形成装置1のうちどちらに主画面を表示し、どちらに従画面を表示するかを意味している。
【0145】
図27は、本発明の変形例において、画像形成装置1が実行する処理を示すメインルーチンである。
【0146】
図27を参照して、画像形成装置1の電源が投入されると、CPU101は、メモリのクリアや、標準モードの設定などの初期化処理を行う(S1101)。初期化処理が終了すると、CPU101は、操作パネル130に基本画面(図7)を表示する(S1103)。続いてCPU101は、ドックコネクタ190への携帯情報端末2の装着を検出したか否か(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信可能な状態になったか否か)を判別する(S1105)。
【0147】
ステップS1105において、携帯情報端末2が装着されている(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信可能な状態にある)と判別した場合(S1105でYES)、CPU101は、携帯情報端末2のタッチパネル220と画像形成装置1の操作パネル130との間の主従関係を決定する(S1121)。つまり、ステップS1121においては、携帯情報端末2および操作パネル130のどちらが主画面を表示し、どちらが従画面を表示するのかを決定する。
【0148】
ステップS1121においては、たとえば、装着された携帯情報端末2からタッチパネル220のサイズに関する情報を取得し、タッチパネル220のサイズが操作パネル130のサイズよりも大きい場合には、携帯情報端末2が主画面を表示し、操作パネル130が従画面を表示するように、主従関係が決定されてもよい。一方、タッチパネル220のサイズが操作パネル130のサイズよりも小さい場合には、携帯情報端末2が従画面を表示し、操作パネル130が主画面を表示するように、主従関係が決定されてもよい。
【0149】
ステップS1121においては、たとえば、装着された携帯情報端末2からタッチパネル220の画素数を取得し、タッチパネル220の画素数が操作パネル130の画素数よりも大きい場合には、携帯情報端末2が主画面を表示し、操作パネル130が従画面を表示するように、主従関係が決定されてもよい。一方、タッチパネル220の画素数が操作パネル130の画素数よりも小さい場合には、携帯情報端末2が従画面を表示し、操作パネル130が主画面を表示するように、主従関係が決定されてもよい。
【0150】
ステップS1121においては、ユーザーから受け付けた主従関係に関する設定指示に従って、主従関係が決定されてもよい。この場合、ユーザーからの操作を受け付けた方の画面を主画面としてもよい。さらに、上述のサイズ、画素数、およびユーザーから受け付けた設定指示のうち2つ以上を適宜組み合わせて主従関係が決定されてもよい。
【0151】
次にCPU101は、携帯情報端末2が主画面を表示すると決定したか否かを判別する(S1123)。ステップS1123において、携帯情報端末2が主画面を表示すると決定した場合(S1123でYES)、CPU101は、携帯情報端末2と連携した画面を表示するための待ち受け画面(図8の画面)を操作パネル130に表示し(S1125)、ステップS1105の処理へ進む。一方、ステップS1123において、携帯情報端末2が従画面を表示すると決定した場合(S1123でNO)、CPU101はステップS1105の処理へ進む。
【0152】
ステップS1105において、携帯情報端末2の装着を検出しない(携帯情報端末2との通信状態が変わらない)と判別した場合(S1105でNO)、CPU101は、ドックコネクタ190からの携帯情報端末2の取外しを検出したか(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信不可能な状態に変化したか)否かを判別する(S1107)。
【0153】
ステップS1107において、ドックコネクタ190からの携帯情報端末2の取外しを検出した(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信不可能な状態に変化した)と判別した場合(S1107でYES)、CPU101は、操作パネル130に基本画面(初期画面)を表示し(S1131)、ステップS1105へ進む。一方、ステップS1107において、ドックコネクタ190からの携帯情報端末2の取外しを検出しない(画像形成装置1が携帯情報端末2と通信不可能な状態に変化しない)と判別した場合(S1107でNO)、CPU101は、携帯情報端末2が主画面を表示する場合に、携帯情報端末2のタッチパネル220を通じて、何らかの処理が要求されたか否かを判別する(ステップS1109)。
【0154】
ステップS1109において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(ステップS1109でYES)、CPU101は、携帯情報端末2を通じて要求された処理を実行する(ステップS1141)。ステップS1141の処理は図9のステップS941の処理と同じである。携帯情報端末2を通じて要求された処理が終了した後で、CPU101はステップS1103の処理へ進む。ステップS1109において、処理が要求されないと判別した場合(ステップS1109でNO)、CPU101は、操作パネル130上のキー群や表示部134を通じて、何らかの処理が要求されたか否かを判別する(S1111)。操作パネル130を通じて要求された処理とは、たとえばコピー処理や、各種の設定処理などである。
【0155】
ステップS1111において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(ステップS1111でYES)、CPU101は、操作パネル130を通じて要求された処理を実行する(ステップS1151)。ステップS1151において、操作パネル130が主画面を表示する場合、CPU101は、操作パネル130を通じて要求された処理を携帯情報端末2に通知してもよい。操作パネル130を通じて要求された処理が終了した後で、CPU101はステップS1103の処理へ進む。ステップS1111において、処理が要求されないと判別した場合(ステップS1111でNO)、CPU101は、外部装置から何らかの処理が要求されたか否かを確認する(S1113)。外部装置から要求された処理とは、たとえば情報処理装置3から送信されたプリントジョブの処理や、NVRAM104に記憶されている各種設定を変更する処理などである。
【0156】
ステップS1113において、何らかの処理が要求されたと判別した場合(ステップS1113でYES)、CPU101は、外部装置を通じて要求された処理を実行する(ステップS1161)。操作パネル130を通じて要求された処理が終了した後で、CPU101はステップS1103の処理へ進む。ステップS1113において、処理が要求されないと判別した場合(ステップS1113でNO)、CPU101は、ステップS1105の処理へ進む。
【0157】
なお、本変形例における、携帯情報端末2の動作および画像処理システムの構成などについては、上述の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
【0158】
[実施の形態の効果]
【0159】
上述の実施の形態によれば、携帯情報端末2が画像形成装置1と通信不可能な状態にある場合には、画像形成装置1の搭載機能の動作モードを設定するモード設定画面が操作パネル130に表示される。携帯情報端末2が画像形成装置1と通信可能な状態にある場合には、画像形成装置1の操作に関する画面であって互いに関連する画面が、携帯情報端末2と操作パネル130との各々に表示される。このため、操作パネル130と携帯情報端末2とが連動した表示を行うよう、ユーザーが指示する必要が無くなり、ユーザーの利便性を向上することができる。また、複数のユーザーが共有する画像形成装置1において、各ユーザーが保持する携帯情報端末2を画像形成装置1の操作パネルとして使用する場合、操作パネル130と携帯情報端末2とが連動した表示を行うよう、使用する度に各ユーザーが指示する必要がなくなる。
【0160】
携帯情報端末2を通じて選択を受け付けた項目に関連する情報を操作パネル130に表示する場合には、ユーザーは自分が所有する携帯情報端末2を用いて画像形成装置1を操作し、操作パネル130を通じて操作に関連する情報を確認することができる。
【0161】
操作パネル130を通じて選択を受け付けた項目に関連する情報を携帯情報端末2に表示する場合には、ユーザーは操作パネル130を通じて行った操作に関連する情報を、自分が所有する携帯情報端末2を通じて確認することができる。
【0162】
さらに、携帯情報端末2および操作パネル130のうちサイズまたは画素数が大きい方に主画面を表示することにより、ユーザーは携帯情報端末2および操作パネル130のうち見やすい方の画面を主画面とすることができる。
【0163】
[その他]
【0164】
携帯情報端末2または操作パネル130は、互いに関連する画面を表示すればよく、図10〜図23以外の画面を表示してもよい。たとえば携帯情報端末2のドックコネクタ290を画像形成装置1のドックコネクタ190と接続した場合に、携帯情報端末2には認証のためのユーザーIDおよびパスワードの入力を要求する画面を表示し、操作パネル130には図16に示す登録ユーザーリスト51を表示してもよい。また、携帯情報端末2および操作パネル130には同一の画面を表示してもよいし、互いに異なる画面を表示してもよい。
【0165】
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピュータにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
【0166】
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0167】
1,1−1〜1−n 画像形成装置
2 携帯情報端末
3,3−1〜3−m 情報処理装置
4,4a,4b ネットワーク
4c ネットワークケーブル
5 外部ネットワーク
11〜14 タブ
21 文書リスト
22a,22b,23a〜23e,24a,24b,26a〜26e,27a,27b,32a,32b,33a〜33g,34a,34b,42a,42b,52,62a〜62f,63a,63b,72a〜72g キー
25 プレビュー画像
31 サムネイル表示領域
35,43,53,64,73 詳細情報
41 登録宛先表示領域
44 同報リスト
51 登録ユーザーリスト
61 スキャンプレビュー画像
71 ジョブリスト
81a〜81o タブ
82 モード設定画面
83 メッセージ
100 制御部
101,201 CPU
102,202 ROM
103,203 RAM
104 NVRAM
105 時計IC
110,210 固定記憶装置
120 画像読取装置
130 操作パネル
131 テンキー
132 プリントキー
133 ログアウトキー
134 表示部
135 スタートキー
136 ストップキー
140 画像出力装置
150 プリンタコントローラ
160 ネットワークI/F
170 ワイヤレスI/F
180,280 短距離無線I/F
190,290 ドックコネクタ
200 制御部
220 タッチパネル
270 ワイヤレスLANI/F
IC1〜IC5 アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理装置と、
前記画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な第1の操作パネルと、
前記画像処理装置に固定された第2の操作パネルと、
前記画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および前記第2の操作パネルのうち少なくとも一方を通じて、前記画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付手段と、
前記第1の操作パネルが前記画像処理装置と通信不可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面を、前記第2の操作パネルに表示する第1の表示手段と、
前記第1の操作パネルが前記画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、前記第1の操作パネルと前記第2の操作パネルとの各々に表示する第2の表示手段とを備えた、画像処理システム。
【請求項2】
前記画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および前記第2の操作パネルのうち一方を通じて前記操作受付手段にて操作を受け付けた場合に、前記第2の表示手段は、前記操作受付手段にて受け付けた操作に、前記画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および前記第2の操作パネルのうち少なくとも他方の画面を連動させる、請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記第2の表示手段は、前記第1の操作パネルを通じて前記操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、前記第2の操作パネルに表示する、請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記第2の表示手段は、複数階層からなる情報の上位階層に相当する情報を前記第1の操作パネルに表示し、前記複数階層からなる情報の下位階層に相当する情報を前記第2の操作パネルに表示する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記第2の表示手段が、補助情報を有する項目を前記第1の操作パネルに表示した場合において、前記補助情報を有する項目の選択を、前記第1の操作パネルを通じて前記操作受付手段にて受け付けたときは、前記第2の表示手段は前記補助情報を前記第2の操作パネルに表示する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記第2の表示手段は、前記第2の操作パネルを通じて前記操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、前記第1の操作パネルに表示する、請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項7】
前記第2の表示手段は、複数階層からなる情報の上位階層に相当する情報を前記第2の操作パネルに表示し、前記複数階層からなる情報の下位階層に相当する情報を前記第1の操作パネルに表示する、請求項1、2、および6のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項8】
前記第2の表示手段が、補助情報を有する項目を前記第2の操作パネルに表示した場合において、前記補助情報を有する項目の選択を、前記第2の操作パネルを通じて前記操作受付手段にて受け付けたときは、前記第2の表示手段は前記補助情報を前記第1の操作パネルに表示する、請求項1、2、6、および7のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項9】
前記第1の操作パネルを通じて前記操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、前記第2の表示手段が前記第2の操作パネルに表示する第1の表示状態と、前記第2の操作パネルを通じて前記操作受付手段にて選択を受け付けた項目に関連する情報を、前記第2の表示手段が前記第1の操作パネルに表示する第2の表示状態との間で、前記第2の表示手段による表示状態を決定する決定手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項10】
前記第1の操作パネルと前記第2の操作パネルとの大きさを比較する第1の比較手段をさらに備え、
前記第1の比較手段にて前記第1の操作パネルのサイズが前記第2の操作パネルのサイズよりも大きいと判断した場合、前記決定手段は前記第2の表示手段による表示状態を前記第1の表示状態に決定し、前記第1の比較手段にて前記第2の操作パネルのサイズが前記第1の操作パネルのサイズよりも大きいと判断した場合、前記決定手段は前記第2の表示手段による表示状態を前記第2の表示状態に決定する、請求項9に記載の画像処理システム。
【請求項11】
前記第1の操作パネルと前記第2の操作パネルとの画素数を比較する第2の比較手段をさらに備え、
前記第2の比較手段にて前記第1の操作パネルの方が前記第2の操作パネルよりも画素数が大きいと判断した場合、前記決定手段は前記第2の表示手段による表示状態を前記第1の表示状態に決定し、前記第2の比較手段にて前記第2の操作パネルの方が前記第1の操作パネルよりも画素数が大きいと判断した場合、前記決定手段は前記第2の表示手段による表示状態を前記第2の表示状態に決定する、請求項9または10に記載の画像処理システム。
【請求項12】
前記決定手段は、ユーザーから受け付けた指示に従って表示状態を決定する、請求項9〜11のいずれかに記載の画像処理システム。
【請求項13】
第1の操作パネルと通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な画像処理装置であって、
前記画像処理装置に固定された第2の操作パネルと、
前記画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネル、および前記第2の操作パネルのうち少なくとも一方を通じて、前記画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付部と、
前記第1の操作パネルが前記画像処理装置と通信不可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面を、前記第2の操作パネルに表示する第1の表示手段と、
前記第1の操作パネルが前記画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、前記第1の操作パネルと前記第2の操作パネルとの各々に表示する第2の表示手段とを備えた、画像処理装置。
【請求項14】
画像処理システムの制御プログラムであって、前記画像処理システムは、
画像処理装置と、
前記画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な第1の操作パネルと、
前記画像処理装置に固定された第2の操作パネルとを備え、前記制御プログラムは、
前記画像処理装置と通信可能な状態にある第1の操作パネルおよび前記第2の操作パネルのうち少なくとも一方を通じて、前記画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付ステップと、
前記第1の操作パネルが前記画像処理装置と通信不可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面を、前記第2の操作パネルに表示する第1の表示ステップと、
前記第1の操作パネルが前記画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、前記第1の操作パネルと前記第2の操作パネルとの各々に表示する第2の表示ステップとを備えた、画像処理システムの制御プログラム。
【請求項15】
操作パネルの制御プログラムであって、前記操作パネルは、
表示部と、
画像処理装置と通信可能な状態と通信不可能な状態とをとることが可能な通信部とを備え、前記制御プログラムは、
前記通信部が前記画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、前記画像処理装置に関する各種の操作を受け付ける操作受付ステップと、
前記通信部が前記画像処理装置と通信可能な状態にある場合に、前記画像処理装置の操作に関する画面であって互いに関連する画面を、前記画像処理装置に固定された他の操作パネルと、前記表示部との各々に表示する第2の表示ステップとを備えた、操作パネルの制御プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate


【公開番号】特開2013−110470(P2013−110470A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−251922(P2011−251922)
【出願日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】