説明

画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体

【課題】本発明は、機能を利用するための設定操作を容易にする画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】画像処理システム1は、ユーザ識別情報と利用履歴を記憶するICカードCdから読み取ったカードIDの認証に成功すると、該ICカードCdから読み取った利用履歴に基づいて、操作部から入力操作される設定操作内容を予測し、予測した設定操作内容を表示部に表示して、該設定操作内容の表示に基づいて操作部によって行われる設定操作に応じた動作処理を行うとともに、該設定操作内容を操作履歴データとして該ICカードCdへ書き込む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、機能を利用するための設定操作を容易にする画像処理装置、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
画像データを取り扱う機器(画像処理装置)は、複雑化、多様化してきており、また、ネットワークで接続されて、画像データのネットワーク化が進んできている。このような状況の中で、画像処理装置に対して画像データの処理を要求する際の操作も複雑化、煩雑化してきており、操作性の向上が要望されている。
【0003】
そこで、従来から、同じ設定を使用する場合の設定手順を簡素化する技術、画像形成装置内部やサーバ装置に保存されている使用履歴からユーザが頻繁に使用する設定を設定候補として提示する技術は従来から存在している(特許文献1参照)。
【0004】
そして、このような従来技術にあっては、例えば、画像形成装置の場合、画像形成装置内部に記憶デバイスを設けて、ユーザ毎の操作履歴を記録するか、複数の画像形成装置とネットワークで接続されたログサーバ装置を設置し、各画像形成装置でのユーザ毎の操作履歴を該ユーザと該画像形成装置を関連させて記録して、ユーザがユーザ認証して、画像形成装置にログインすると、該ユーザに対応する操作履歴を、内部記憶デバイスやログサーバ装置から取り出して、設定候補として提示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術にあっては、画像形成装置内部に記憶デバイスに、ユーザ毎の操作履歴を記録していたため、記憶デバイスを備えていない機器にあっては、適用することができず、汎用性に欠けるという問題があった。また、ログサーバ装置に各画像形成装置でのユーザ毎の操作履歴を該ユーザと該画像形成装置を関連させて記録していたため、ログサーバ装置を設置してネットワークで接続する必要があり、コストが高くつくとともに、大量のログを収集するログサーバ装置でユーザ毎のログを検索するため、処理時間が長くかかり、利用性が悪いという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、ログ記憶手段を備えることなく、過去の利用履歴に基づいて設定候補を安価かつ効率的に提示する画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、ユーザ識別情報と操作履歴データを記憶する携帯型記憶媒体から読み取った該ユーザ識別情報の認証に成功すると、該携帯型記憶媒体から読み取った該操作履歴データに基づいて、操作手段から入力操作される設定操作内容を予測し、予測した設定操作内容を表示手段に表示して、該設定操作内容の表示に基づいて操作手段によって行われる設定操作に応じた動作処理を行うとともに、該設定操作内容を操作履歴データとして該携帯型記憶媒体へ書き込むことを特徴としている。
【0008】
また、本発明は、前記可搬型記憶手段から読み取った複数の前記操作履歴データから新たな操作履歴データを生成して、該可搬型記憶手段へ書き込むことを特徴としてもよい。
【0009】
さらに、本発明は、前記携帯型記憶媒体へ書き込ませる前記設定操作内容のうち、所定の回数以上頻繁に操作された設定操作内容を、他の設定操作内容による上書きを禁止する上書き禁止設定操作内容として、該携帯型記憶媒体に書き込むことを特徴としてもよい。
【0010】
また、本発明は、前記入力手段からの操作に応じて、前記可搬型記憶媒体の前記操作履歴データのデータ構成を変更することを特徴としてもよい。
【0011】
さらに、本発明は、前記操作手段によって複数の機能の動作手順が設定操作されると、該動作手順を前記操作履歴データとして前記データ授受手段に前記携帯型記憶媒体へ書き込むことを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ログ記憶手段を備えることなく、過去の利用履歴に基づいて設定候補を安価かつ効率的に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例を適用した画像処理システムのシステム構成図。
【図2】ICカードに記録されているユーザカ−ドデータの一例を示す図。
【図3】利用履歴の一例を示す図。
【図4】利用履歴の出力機器、入力情報候補及び出力形態の一例を示す図。
【図5】プロジェクタ及びコンテンツサーバの機能ブロック図。
【図6】ユーザ認証・利用設定管理処理の処理手順を示す図。
【図7】設定情報予測・履歴管理処理の処理手順を示す図。
【図8】マージ対象の一方の利用履歴の一例を示す図。
【図9】マージ対象の他方の利用履歴の一例を示す図。
【図10】マージされた新たな利用履歴の一例を示す図。
【図11】選択された履歴属性の利用履歴のみをICカードに登録する場合の説明図。
【図12】画像処理システムによるユーザ認証・利用設定管理処理の処理手順を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
【実施例1】
【0015】
図1〜図11は、本発明の画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用した画像処理システム1のシステム構成図である。
【0016】
図1において、画像処理システム1は、コンテンツサーバ2を中心に、各種画像処理装置として、コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等がLAN(Local Area Network)等のネットワーク(通信手段)によって接続されているとともに、認証サーバ3が接続されている。
【0017】
コンテンツサーバ(サーバ)2は、ハードディスク等のコンテンツを蓄積するコンテンツ記憶部を備えており、コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等の画像処理装置からの文書データ、スキャナデータ、画像データ等のコンテンツデータを、ユーザを特定するユーザ特定情報(例えば、ユーザID等)に関連づけて記憶し、他の画像処理装置からの取得要求に応じて、該取得要求にかかるコンテンツデータを提供する。
【0018】
コンピュータPcは、例えば、通常のハードウェア及びソフトウェア構成のパーソナルコンピュータ等が用いられ、ディスプレイ(表示部、表示手段)及びキーボード、マウス等の入力部(入力手段)等を備えたパーソナルコンピュータ等が用いられていて、図示しないが、ICカード(携帯型認証媒体)Cdのインターフェイスを搭載している。コンピュータPcは、コンピュータPcの搭載するソフトウェアで作成された画像データ、文書データ等のコンテンツデータ、他のコンピュータ、スキャナ、デジタルカメラ等から入力されたコンテンツデータを、コンテンツサーバ2にカードIDとともに送信して保存し、また、コンピュータPcは、コンテンツサーバ2にカードIDを通知して、コンテンツサーバ2に保存されているコンテンツを取得して、編集、出力等に使用する。
【0019】
複合装置MFは、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、データ転送機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備えており、また、ICカード(携帯型認証媒体)Cdのカードインターフェイス(データ授受手段)Ciを搭載している。複合装置MFは、カードインターフェイス(データ授受手段)Ciに、カードID及び利用履歴の記録されたICカードCdが挿入されてデータ取得要求があると、該ICカードCdのカードIDをコンテンツサーバ2に通知して、指定の画像データ(印刷データ)の取得要求(例えば、印刷要求)を行う。複合装置MFは、コンテンツサーバ2から送られてきた画像データを受け取って、印刷出力やデータ転送等を行う。
【0020】
コンテンツサーバ2は、コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等の画像処理装置からカードIDが送られてくると、該カードIDをユーザIDに変換して、変換したユーザIDを認証サーバ3に送って、認証要求を行う。
【0021】
認証サーバ3は、ユーザID等の認証管理情報を蓄積しており、認証要求に応じて、送られてきたユーザIDに基づいて認証を行って、認証結果をコンテンツサーバ2に送信する。
【0022】
そして、上記ICカードCdは、画像処理システム1を利用するユーザ毎に提供されており、図2に示すようなユーザカードデータを記憶している。すなわち、ICカードCdの記憶するユーザカードデータは、リードオンリ(Read Only)データと、リード/ライト(Read/Write)データとがあり、リードオンリデータは、カードID、PIN、ユーザ名、有効期限等であって、リード/ライトデータは、複数の利用履歴データRa、Rb、Rc、・・・、お気に入りデータ、Oa、Ob、Oc、・・・及びワークフローWa、Wb、Wc、・・・(ワークフローについては、図示略)である。ワークフローWa、Wb、Wc、・・・は、設定内容に応じて、機能動作した機能の動作手順である。
【0023】
この利用履歴データRa、Rb、Rc、・・・は、ユーザがコンテンツをどこに保存したかが分かる情報となっており、例えば、図3に示すように、共通情報、入力情報、出力情報からなっている。共通情報は、1つの利用履歴に共通の情報であり、カードID、ユーザ名、操作場所、日時、結果(正常終了または異常終了)等である。入力情報は、コンテンツの入力元に関する情報であり、入力元(スキャナ(SCAN)、コンピュータ(PC)、ドキュメントボックス等)、入力条件(カラーモード、紙サイズ等)である。出力情報は、コンテンツの出力先に関する情報であり、出力先(SMB(Server Message Block)、ドキュメントボックス、プロッタ等)、出力条件(カラーモード、紙サイズ、編集結果等)である。この利用履歴データRa、Rb、Rc、・・・において、例えば、プロジェクタPjにおいて画像投影を行うために、ICカードCdをかざすと、プロジェクタPjが、カードインターフェイスCiによってICカードCdから利用履歴を読み取り、所定の履歴が入力元:SCAN、出力先:SMBであれば、SCANした文書をSMBサーバへ送信したことが分かる。この情報からプロジェクタPjは、SMBサーバへ送信した文書を取得するか、確認することができる。なお、SMB(Server Message Block)サーバは、SMBプロトコルによってネットワーク上でファイルやプリンタ等のリソースを共有するサーバである。また、利用履歴は、ICカードCdの記憶領域が一杯になると、古い履歴の順に新しい履歴を上書きする。
【0024】
この場合、ICカードCdの記憶領域に、上書き禁止領域を設け、ユーザが頻繁に利用する利用履歴Ra〜Rnやお気に入りOa〜Onについては、この上書き禁止領域に記憶するようにしてもよい。すなわち、ユーザが頻繁に利用用する利用履歴Ra〜Rnやお気に入りOa〜Onを上書き禁止利用履歴として、他の利用履歴Ra〜Rnやお気に入りOa〜Onによって上書きされるのを防止する。
【0025】
このようにすると、記憶領域の限られているICカードCdに、記憶可能な件数以上の利用履歴が書き込まれるときに、頻繁に利用する利用履歴Ra〜Rnやお気に入りOa〜Onが上書きされて利用できなくなることを防止することができ、入力操作の操作性を向上させることができる。
【0026】
また、ICカードCdに書き込む利用履歴は、その情報の構成が予め定義されており、また、利用履歴の構成は、画像処理装置(コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等)の操作部等から定義し、また、定義内容を変更できる。
【0027】
このようにすると、記憶領域の限られているICカードCdに、ICカードCdの記憶領域を有効利用することができるとともに、ユーザの利用形態等に応じて変更することで、利用性を向上させることができる。
【0028】
さらに、画像処理装置(コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等)のユーザ毎のICカードCdは、該画像処理装置の備えている機能(SCAN、SMB、ドキュメントボックス等)毎に、該ICカードCdのユーザによる使用の上限回数を記録し、ユーザが機能を使用する毎に、該上限回数を減算して上書きするようにしてもよい。画像処理装置は、ユーザがICカードCdをカードインターフェイスCiにかざすと、機能毎の上限回数を読み取って、表示部に表示する。
【0029】
このようにすると、ユーザは、ICカードCdをカードインターフェイスCiにかざすことで、機能毎の使用の上限回数を知ることができ、利用性を向上させることができる。
【0030】
なお、画像処理システム1における出力機器の候補として、例えば、図4に示すように、プロジェクタPjの場合、入力情報候補としては、入力元(例えば、SCAN、PC:コンピュータPc等)と出力先(SMB、ドキュメントボックス等)があり、出力形態(ファイル等)がある。また、出力機器が、複合装置MF(MFP)の場合、入力情報候補としては、入力元(例えば、SCAN、PC、ドキュメントボックス等)と出力先(SMB、ドキュメントボックス、プロッタ等)があり、出力形態(ファイル、紙等)がある。
【0031】
そして、画像処理システム1は、画像処理システム1を構成するコンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等の画像処理装置及びコンテンツサーバ2が、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の利用履歴による設定制御方法を実行する設定制御プログラムを読み込んでROMやハードディスクに導入することで、後述する利用履歴に基づく設定制御方法を実行する画像処理装置及び画像処理システム1として構築されている。この設定制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
【0032】
そして、画像処理システム1は、画像処理装置の代表として、プロジェクタPjを取り上げたときの機能ブロックが、図5のように示され、プロジェクタPjは、OS(Operating System)10上で、各機能が動作して、暗号機能部11、サーバ設定機能部12、ICカード制御機能部13、RPCクライアント機能部14及び表示機能部15等を備えている。また、コンテンツサーバ2は、windous2003(登録商標)以降のOS20上で各機能が動作し、認証モジュール21、ユーザ管理機能部22、RPCサーバ機能部23、履歴管理機能部24、アクセス制御機能部25、ストレージ機能部26、画像変換機能部27及びワークフロー連携機能部28等を備えている。
【0033】
まず、プロジェクタPjについて説明する。暗号機能部11は、ICカードCdを利用したBsafeライブラリ(暗号ライブラリ)を備えていて、証明書管理、暗号制御を行い、サーバ設定機能部(通信制御手段)12は、コンテンツサーバ2との接続に必要なネットワーク管理を行う。ICカード制御部(データ授受手段)13は、サービスプロバイダ、スマートカードデバイスドライバ、Libusb(USB(Universal Serial Bus)機器にアクセスできるように作られたC言語用ライブラリ)及びデバイスドライバ(デバドラと表記)等を利用して、ICカードCdの読み出し、書き込みを行い、RPCクライアント(通信制御手段)14は、コンテンツサーバ2との通信を制御する。RPC(Remote Procedure Call)クライアント14は、http(s)によって、ICカードCdの認証情報、利用履歴情報をコンテンツサーバ2に送信し、利用者であるユーザのコンテンツ、利用履歴分析結果をコンテンツサーバ2から受け取る。
【0034】
表示機能部(制御手段、表示手段)15は、液晶ディスプレイ等で構築され、プロジェクタPjからユーザに通知する各種情報、特に、コンテンツサーバ2から送られてくるワークフロー登録に関する画面表示、利用機能選択表示画面の表示及びストレージファイルの表示灯を行う。
【0035】
次に、コンテンツサーバ2について説明する。認証モジュール21は、プロジェクタPjから送られてくるカードIDのユーザIDへの変換、認証マネージャーによるユーザ管理を行い、ユーザ管理機能部22は、認証サーバ同期、ユーザ情報同期、ユーザの管理を行う。アクセス制御機能部25は、認証結果に基づき、ユーザ(利用者)の権限に従った情報の開示を制御し、ストレージ機能部26は、ドキュメント管理を行う。RPCサーバ(通信制御手段)23は、クライアント、図5ではプロジェクタPjとの通信制御を行い、画像変換機能部26は、クライアントの取り扱える画像フォーマット(例えば、プロジェクタ投影画像フォーマット)へ画像変換して、ページ送信する。履歴管理機能部(制御手段)24は、クライアント、例えば、プロジェクタPjのICカードCdに記録されている利用履歴の分析を行って、使用頻度の高い利用履歴をお気に入り履歴とする登録管理及びユーザ(利用者)の利用履歴の記録を行う。ワークフロー連携機能部(制御手段)28は、クライアント、例えば、プロジェクタPjのICカードCdに記録されている利用履歴から、クライアント、図5では、プロジェクタPjの表示機能部15に表示出力させる入力情報の予測を行って、利用頻度の高い機能や設定を、クライアント、図5では、プロジェクタPjに送って、プロジェクタPjの表示機能部15に表示させ、ユーザに選択させる。また、ワークフロー連携機能部28は、利用履歴をマージして、新しい利用履歴を作成してワークフローとしてICカードCdに登録する。この入力情報の予測には、利用履歴にキーワードを登録して、利用する。
【0036】
次に、本実施例の作用について説明する。本実施例の画像処理システム1は、ICカードCdにカードIDとともに利用履歴を格納して、該利用履歴に基づいて設定操作の予測を行って設定画面表示を行う。
【0037】
以下、クライアントがプロジェクタPjである場合を例として、図6に基づいて、ユーザ認証・コンテンツ取得処理について説明する。
【0038】
プロジェクタPjは、ユーザが、プロジェクタPjのカードインターフェイスCiにカードIDと利用履歴の記録されているICカードCdをかざすと、カードインターフェイスCiが、ICカードCdからカードIDと利用履歴を読み出して、RPCクライアント(認証クライアント)14は、カードインターフェイスCiが読み出したカードIDと利用履歴をコンテンツサーバ2に送信する。コンテンツサーバ2は、カードIDと利用履歴が送られてくると、カードIDをコンテンツサーバ2の認証モジュール21に送って(P1)、認証モジュール(認証マネージャ)21が、カードIDをユーザIDに変換して(P2)、ユーザ管理機能部22から、Kerberos等のネットワーク認証プロトコルを利用して、認証サーバ3に認証要求を行り(P4)、認証さは3から認証結果が送られてくると、該認証結果をプロジェクタPjの認証クライアント(RPCクライアント)14に返す(P5)。
【0039】
プロジェクタPjは、認証結果が戻ってくると、搭載しているスライドショーアプリケーションSaに認証結果を渡し(P6)、スライドショーアプリケーションSaは、ドキュメント一覧取得要求を行う(P7)。
【0040】
コンテンツサーバ2は、ドキュメント一覧取得要求があると、ストレージ26に保管されている該ユーザのドキュメント一覧をプロジェクタPjに送信する(P8)。
【0041】
プロジェクタPjは、ストレージファイルのドキュメント一覧が送られてくると、スライドショーアプリケーションSaが、ドキュメント一覧をプロジェクタエンジンPeに渡し(P9)、プロジェクタエンジンPeが、表示機能部15を利用してドキュメント一覧を投影する(P9)。ユーザがこのドキュメント一覧から投影するドキュメントを選択すると、プロジェクトエンジンPeが、ドキュメントの選択をスライドアプリケーションSaに渡し(P10)、スライドアプリケーションSaが、選択結果であるドキュメントの投影画像の取得要求を、smb/ftpを用いてコンテンツサーバ2に行う(P11)。
【0042】
コンテンツサーバ2は、投影画像(ページ画像)の取得要求があると、該取得要求に対応する投影画像をプロジェクタPjに送信する(P12)。
【0043】
プロジェクタPjは、投影画像が送信されてくると、スライドアプリケーションSaがプロジェクタエンジンPeに投影画像を渡して、画像の投影を行わせる(P13)。
【0044】
そして、上記ユーザ認証・コンテンツ取得処理における設定情報予測・履歴管理処理について、図7に基づいて、説明する。
【0045】
上述のように、プロジェクタPjは、ユーザが、プロジェクタPjのカードインターフェイスCiにカードIDと利用履歴の記録されているICカードCdをかざすと、カードインターフェイスCiがICカードCdからカードIDと利用履歴を読み出して(P21)、RPCクライアント(認証クライアント)14が、カードIDをコンテンツサーバ2の認証モジュール21に送る(P22)。
【0046】
コンテンツサーバ2は、プロジェクタPjから利用履歴とカードIDとともに、認証要求があると、認証モジュール(認証マネージャ)21が、履歴管理機能部24に利用履歴を渡して、データ分析要求を行い(P23)、履歴管理機能部24が、渡された利用履歴から入力情報予測を行って(P24)、表示要求を、表示要求部Pyを介して認証モジュール21に行う(P25、P26)。
【0047】
認証モジュール21は、カードIDをユーザIDに変換して(P27)、ユーザ管理機能部22から認証サーバ3に認証要求を行って(P28)、認証結果と履歴予測結果及び履歴予測結果表示要求をプロジェクタPjの認証クライアント(RPCクライアント)14に返す(P29)。
【0048】
プロジェクタPjの認証クライアント14は、履歴予測結果表示要求をスライドショーアプリケーションSaに行い(P30)、コンテンツサーバ2から送られてきた履歴予測結果(予測された設定操作内容)をスライドアプリSaに渡す(P31)。スライドアプリケーションSaは、smb/ftpを用いて、コンテンツサーバ2のストレージ機能部26に、ドキュメント一覧取得要求を行い(P33)、ストレージ機能部26は、ドキュメント一覧要求があると、利用履歴記録要求を、履歴管理機能部24に行う(P34)。
【0049】
履歴管理機能部24は、利用履歴記録をマージして、新たな利用履歴を作成する(P35)。
【0050】
そして、プロジェクタPjは、ストレージファイルのドキュメント一覧が送られてくると、スライドショーアプリケーションSaがプロジェクタエンジンPeを用いてにドキュメント一覧を投影させ(P36)、ユーザがこのドキュメント一覧から投影するドキュメントを選択すると、プロジェクトエンジンPeが、ドキュメントの選択をスライドアプリケーションSaに渡す(P37)。
【0051】
スライドアプリケーションSaは、選択結果のドキュメントの投影画像の取得要求を、smb/ftpを利用してコンテンツサーバ2のストレージに行う(P38、P39)。
【0052】
ストレージ26は、投影画像取得要求があると、利用履歴記録要求を履歴管理機能部24に行ない(P40)、履歴管理機能部24は、利用履歴をマージする(P41)。履歴管理機能部24は、マージ結果の利用履歴をプロジェクタPjに送信して、ICカードインターフェイスCiにICカードCdへ該利用履歴を書き込ませる(P42)。
【0053】
すなわち、画像処理システム1は、出力機器がプロジェクタPjの場合、コンテンツサーバ2が、プロジェクタPjのICカードCdから送られてきた利用履歴から、コンテンツサーバ2へドキュメント送信した文書を投影すると予測し、プロジェクタPjに該予測情報を送って表示させる。また、画像出力システム1は、出力機器が複合装置MFであれば、コンテンツサーバ2が、プロジェクタPjのICカードCdから送られてきた利用履歴から、複合装置MFのハードディスク(ストレージ)やコンテンツサーバ2に蓄積した文書の出力を行うと予測し、複合装置MFに予測情報を送って、複合装置MFの操作表示部に表示させる。
【0054】
この場合、履歴管理機能部24は、例えば、図8と図9に示すような2つの利用履歴があった場合、これらの利用履歴をマージして、図10に示すような新たな利用履歴を作成する。すなわち、図8から図10の場合、図8の「SCAN文書をSMB送信した利用履歴」と、「SMBからドキュメント取得して、印刷出力した利用履歴」と、をマージして、新たなワークフロー「SCAN文書をSMB送信、印刷出力する」を定義して、ICカードCdに登録する。
【0055】
また、履歴管理機能部24は、例えば、図11に示すように、利用履歴として、入力情報及び出力情報において、複数の履歴属性(入力元、入力条件、出力先、出力条件)が登録されている場合、ユーザが履歴属性を選択すると、コンテンツサーバ2の履歴管理機能部24が、ユーザの選択した履歴属性のみからなる新しい利用履歴を生成して、ワークフロー連携機能部28が、該新しい利用履歴をICカードCdに登録する。
【0056】
すなわち、本実施例の画像処理システム1は、図12に示すように、画像処理装置、例えば、プロジェクタPjのICカード制御部13が、ICカードインターフェイスCiにかざされたICカードCiからカードIDと利用履歴を読み取ってコンテンツサーバ2の認証モジュール21に送信し、認証モジュールが21がカードIDをユーザIDに変換して、履歴管理機能部24に渡す。履歴管理機能部24が、ICカードのユーザIDに対応する利用履歴の分析を行って、入力情報を生成し、画像処理装置の表示機能部15に表示させる。画像処理装置は、ユーザが、この表示に応じて利用設定を行うと、該利用設定に応じた利用を可能とする。また、コンテンツサーバ2は、ユーザID毎に利用履歴を記憶しており、これらの利用履歴をマージして新しい利用履歴を生成して、ワークフロー連携機能部28にワークフローとして登録する。ワークフロー連携機能部28は、このマージされた新しい利用履歴やワークフローをICカード制御部13を介して、ICカードCdに記録する。
【0057】
なお、上記説明においては、ユーザ認証モジュール21、履歴管理機能部24、ストレージ26、画像変換機能部27及びワークフロー連携機能部28等を、コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等の画像処理装置とは別のコンテンツサーバ2に設けているが、コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等の画像処理装置それぞれが備えていてもよい。
【0058】
このように、本実施例の画像処理システム1は、ユーザ識別情報と利用履歴(操作履歴データ)を記憶するICカード(携帯型記憶媒体)Cdから読み取ったカードID(ユーザID:ユーザ識別情報)の認証に成功すると、該ICカードCdから読み取った利用履歴に基づいて、操作部(操作手段)から入力操作される設定操作内容を予測し、予測した設定操作内容を表示機能部(表示手段)15に表示して、該設定操作内容の表示に基づいて操作部によって行われる設定操作に応じた動作処理を行うとともに、該設定操作内容を操作履歴データとして該ICカードCdへ書き込んでいる。
【0059】
したがって、ICカードCdに記録されている利用履歴から、対象となっている画像処理装置(コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等)で出力が希望されている設定操作内容(入力情報)を予測して、表示機能部15に表示して、ユーザが、使用回数の多い機能、設定を簡単に設定操作することができ、ログ記憶手段を備えることなく、過去の利用履歴に基づいて設定候補を安価かつ効率的に提示することができる。
【0060】
また、本実施例の画像処理システム1は、ICカードCdから読み取った複数の利用履歴(操作履歴データ)から新たな操作履歴データを生成して、該ICカードCdへ書き込んでいる。
【0061】
したがって、ICカードCdの記憶領域を有効利用しつつ、利用頻度の高い利用履歴を生成することができ、利用性を向上させることができる。
【0062】
さらに、本実施例の画像処理システム1は、ICカードCdへ書き込ませる利用履歴のうち、所定の回数以上頻繁に操作された利用履歴を、他の利用履歴による上書きを禁止する上書き禁止設定操作内容として、ICカードCdに書き込んでいる。
【0063】
したがって、記憶領域の限られているICカードCdに、記憶可能な件数以上の利用履歴が書き込まれるときに、頻繁に利用する利用履歴Ra〜Rnやお気に入りOa〜Onが上書きされて利用できなくなることを防止することができ、入力操作の操作性を向上させることができる。
【0064】
また、本実施例の画像処理システム1は、ICカードCdに書き込む利用履歴が、その情報の構成が予め定義されており、また、利用履歴の構成を、画像処理装置(コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等)の操作部等から定義し、また、定義内容を変更できる。
【0065】
このようにすると、記憶領域の限られているICカードCdに、ICカードCdの記憶領域を有効利用することができるとともに、ユーザの利用形態等に応じて変更することで、利用性を向上させることができる。
【0066】
さらに、本実施例の画像処理システム1は、画像処理装置(コンピュータPc、プロジェクタPj、複合装置MF等)のユーザ毎のICカードCdは、該画像処理装置の備えている機能(SCAN、SMB、ドキュメントボックス等)毎に、該ICカードCdのユーザによる使用上限回数を記録し、ユーザが機能を使用する毎に、該使用上限回数を減算して上書きするようにしてもよい。画像処理装置は、ユーザがICカードCdをカードインターフェイスCiにかざすと、機能毎の使用上限回数を読み取って、表示部に表示する。
【0067】
このようにすると、ユーザは、ICカードCdをカードインターフェイスCiにかざすことで、機能毎の使用上限回数を知ることができ、利用性を向上させることができる。
【0068】
また、本実施例の画像処理システム1は、操作部(操作手段)によって複数の機能の動作手順が設定操作されると、該動作手順をワークフロー(操作履歴データ)として、ICカードCdへ書き込んでいる。
【0069】
したがって、よく使用するワークフローを予め定義しておき、利用履歴からワークフローのどこまで完了したかを判断することで、次に使用する機能や設定の予測精度を向上させることができる。
【0070】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、機能を利用するのに設定操作を行って、該設定内容に応じて機能動作を行うコンピュータ、プリンタ装置、複写装置、複合装置、プロジェクタ等の画像処理装置、画像処理システム、設定制御方法、設定制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
【符号の説明】
【0072】
1 画像処理システム
2 コンテンツサーバ
Pc コンピュータ
Pj プロジェクタ
MF 複合装置
3 認証サーバ
Cd ICカード
Ci カードインターフェイス
10 OS
11 暗号機能部
12 サーバ設定機能部
13 ICカード制御機能部
14 RPCクライアント機能部
15 表示機能部
20 OS
21 認証モジュール
22 ユーザ管理機能部
23 RPCサーバ機能部
24 履歴管理機能部
25 アクセス制御機能部
26 ストレージ機能部
27 画像変換機能部
28 ワークフロー連携機能部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0073】
【特許文献1】特開2009−224958号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種設定操作を行う操作手段と、
各種情報を表示する表示手段と、
少なくともユーザを識別するユーザ識別情報と前記操作手段での機能設定操作の操作履歴データを記憶する携帯型記憶媒体との間でデータの授受を行うデータ授受手段と、
前記データ授受手段が前記携帯型記憶媒体から読み取った前記ユーザ識別情報の認証を行う認証手段と、
前記認証手段の認証した前記携帯型記憶媒体から前記データ授受手段が読み取った前記操作履歴データに基づいて前記操作手段から入力操作される設定操作内容を予測する予測手段と、
前記予測手段の予測した前記設定操作内容を前記表示手段に表示させて、該設定操作内容の表示に基づいて前記操作手段によって行われる設定操作に応じた機能設定によって動作処理を行うとともに、該操作手段によって設定された該設定操作内容を操作履歴データとして前記データ授受手段に前記携帯型記憶媒体へ書き込ませる制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画像処理装置は、
前記データ授受手段が前記可搬型記憶手段から読み取った複数の前記操作履歴データから新たな操作履歴データを生成する操作履歴データ生成手段を、備えており、
前記制御手段は、
前記操作履歴データ生成手段の生成した前記新たな操作履歴データを前記データ授受手段に前記可搬型記憶手段へ書き込ませることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記データ授受手段に前記携帯型記憶媒体へ書き込ませる前記設定操作内容のうち、所定の回数以上頻繁に操作された設定操作内容を、他の設定操作内容による上書きを禁止する上書き禁止設定操作内容として、該携帯型記憶媒体に書き込ませることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記入力手段からの操作に応じて、前記可搬型記憶媒体の前記操作履歴データのデータ構成を変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記操作手段によって複数の機能の動作手順が設定操作されると、該動作手順を前記操作履歴データとして前記データ授受手段に前記携帯型記憶媒体へ書き込ませることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項6】
所定の通信手段によって画像処理装置とサーバが接続されている画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
各種設定操作を行う操作手段と、
各種情報を表示する表示手段と、
前記通信手段を通して前記サーバとデータ通信する通信制御手段と、
少なくともユーザを識別するユーザ識別情報と前記操作手段での機能設定操作の操作履歴データを記憶する携帯型記憶媒体との間でデータの授受を行うデータ授受手段と、
前記データ授受手段が前記携帯型記憶媒体から読み取った前記ユーザ識別情報と前記操作履歴データを前記通信制御手段に前記通信手段を通して前記サーバに送信させる制御手段と、
を備え、
前記サーバは、
前記通信手段を通して前記画像処理装置とデータ通信する通信制御手段と、
前記通信制御手段が前記通信手段を介して前記画像処理装置から受信した前記ユーザ識別情報の認証を行う認証手段と、
前記認証手段の認証した前記ユーザ識別情報とともに前記画像処理装置から送られてきた前記操作履歴データに基づいて該画像処理装置の前記操作手段から入力操作される設定操作内容を予測する予測手段と、
前記予測手段の予測した前記設定操作内容を前記通信制御手段に前記通信手段を通して前記画像処理装置に送信させる制御手段と、
を備え、
前記画像処理装置の前記制御手段は、
前記サーバから送信されてきた、予測された前記設定操作内容を前記表示手段に表示させて、該設定操作内容の表示に基づいて前記操作手段によって行われる設定操作に応じた機能設定によって動作処理を行うとともに、該操作手段によって設定された該設定操作内容を操作履歴データとして前記データ授受手段に前記携帯型記憶媒体へ書き込ませることを特徴とする画像処理システム。
【請求項7】
少なくともユーザを識別するユーザ識別情報と操作手段での機能設定操作の操作履歴データを記憶する携帯型記憶媒体との間でデータの授受を行うデータ授受処理ステップと、
前記データ授受処理ステップで前記携帯型記憶媒体から読み取った前記ユーザ識別情報の認証を行う認証処理ステップと、
前記認証処理ステップで認証された前記ユーザ識別情報とともに前記データ授受手段が前記携帯型記憶媒体から読み取った前記操作履歴データに基づいて前記操作手段から入力操作される設定操作内容を予測する予測処理ステップと、
前記予測処理ステップで予測された前記設定操作内容を前記表示手段に表示させて、該設定操作内容の表示に基づいて前記操作手段によって行われる設定操作に応じた動作処理を行うとともに、該設定操作内容を操作履歴データとして前記データ授受処理ステップに前記携帯型記憶媒体へ書き込ませる制御処理ステップと、
を備えていることを特徴とする設定制御方法。
【請求項8】
コンピュータに、
少なくともユーザを識別するユーザ識別情報と操作手段での機能設定操作の操作履歴データを記憶する携帯型記憶媒体との間でデータの授受を行うデータ授受処理と、
前記データ授受処理で前記携帯型記憶媒体から読み取った前記ユーザ識別情報の認証を行う認証処理と、
前記認証処理で認証された前記ユーザ識別情報とともに前記データ授受手段が前記携帯型記憶媒体から読み取った前記操作履歴データに基づいて前記操作手段から入力操作される設定操作内容を予測する予測処理と、
前記予測処理で予測された前記設定操作内容を前記表示手段に表示させて、該設定操作内容の表示に基づいて前記操作手段によって行われる設定操作に応じた動作処理を行うとともに、該設定操作内容を操作履歴データとして前記データ授受処理に前記携帯型記憶媒体へ書き込ませる制御処理と、
を実行させることを特徴とする設定制御プログラム。
【請求項9】
請求項8記載の設定制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−53654(P2012−53654A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−195455(P2010−195455)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】