画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体
【課題】本発明の課題は、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理することができる画像処理装置を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像ファイルを指定する指定手段と、指定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定手段と、判定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析手段と、複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替える手段と、画像情報の解析手段により解析された画像情報を通知する、画像情報の通知手段と、出力範囲の指定手段と、出力形態の指定手段と、出力手段とを備えることを特徴とする。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像ファイルを指定する指定手段と、指定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定手段と、判定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析手段と、複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替える手段と、画像情報の解析手段により解析された画像情報を通知する、画像情報の通知手段と、出力範囲の指定手段と、出力形態の指定手段と、出力手段とを備えることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像の入力と出力の機構を持つ画像処理装置として、プリンタ、複写機、FAX、これらの機能を複数もつ複合機などが知られている。
【0003】
このような画像処理装置は、外部に接続されたホストコンピュータから送信されるデータ、画像処理装置の画像読み取り装置から読み取られたデータ、可搬記憶媒体に保存されたデータなどを入力データとする。これらの入力データは、画像処理装置の記憶媒体に保存され、画像処理装置の制御装置およびプログラムにより処理が行われる。その後、画像処理装置の出力装置により、処理済みのデータが出力される。また、処理済みのデータは、画像処理装置の外部の出力装置へ送信されたり、記憶媒体に保存される。これらの一連の動作は、ユーザのデータ出力指示に従って画像処理装置が行う。
【0004】
また、近年、画像処理装置が扱う画像データ形式として、1つのファイルに複数の画像データを保持する複数画像ファイルフォーマットが知られている。これはみかけ上1つのファイルであるが、内部に階層構造を持ち、複数の画像が相互の関連情報と共に格納されている。内部の画像は、ファイルを代表する1つの主画像と、1つまたは複数の副画像から構成される場合と、全画像が同列階層に並ぶ場合とがある。
【0005】
例えば、特許文献1には、複数の解像度の画像を1つのファイルとして保持し、画像を表示する表示装置の表示領域に応じて表示すべき画像を選択することが記載されている。
【0006】
このような複数画像ファイルフォーマットで作成された画像ファイルを出力する場合、従来技術では、主画像もしくはこれに代わる1つの画像のみが出力対象とされるか、あるいは複数画像ファイルに保持される画像全てが出力対象とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−149153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような複数画像ファイルフォーマットで作成された複数画像ファイルは、外見上単体ファイルである。このため、出力しようとする複数画像ファイルが通常フォーマット(単体画像のみ)であるか、複数画像ファイルフォーマットであるかを、出力指示を行うユーザが認識できない。
【0009】
したがって、従来技術により出力処理を行うと、主画像もしくはこれに代わる1つの画像のみを出力対象とする場合、他にどのような画像が含まれるかを知ることができない。
【0010】
あるいは複数画像ファイルの画像全てを出力対象とする場合、どのような画像が何枚出力されるかがユーザには不明である。
【0011】
このように、複数画像ファイルフォーマットで作成された複数画像ファイル中の画像をユーザが認識できないことにより、ユーザの意図した出力処理を行う事ができない。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像ファイルを指定する指定手段と、指定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定手段と、判定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析手段と、複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替える手段と、画像情報の解析手段により解析された画像情報を通知する、画像情報の通知手段と、画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の範囲を指定する、出力範囲の指定手段と、画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の形態を指定する、出力形態の指定手段と、出力範囲の指定手段により指定された画像を、出力形態の指定手段により指定された形態で出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態に係る基本処理フローを示す図である。
【図2】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図3】図1のステップS104で実行される処理の一例を示す図である。
【図4】図1のステップS105、106で実行される処理の一例を示す図である。
【図5】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図6】図1のステップS104で実行される処理の一例を示す図である。
【図7】図1のステップS105、106で実行される処理の一例を示す図である。
【図8】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図9】図1のステップS104で実行される処理の一例を示す図である。
【図10】図1のステップS105、106で実行される処理の一例を示す図である。
【図11】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図12】図1のステップS107で実行される処理の一例を示す図である。
【図13】図1のステップS108、109で実行される処理の一例を示す図である。
【図14】本実施形態に係る画像処理装置を示す図である。
【図15】本実施形態に係る複数画像ファイルフォーマットを示す図である。
【図16】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図17】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図18】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図19】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図20】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図21】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図22】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図23】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図24】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図25】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図26】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図27】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図28】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図29】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図30】図1のステップS107で実行される処理の一例を示す図である。
【図31】図1のステップS108、109で実行される処理の一例を示す図である。
【図32】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図33】図1のステップS107で実行される処理の一例を示す図である。
【図34】図1のステップS108、109で実行される処理の一例を示す図である。
【図35】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図36】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【図37】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【図38】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【図39】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0017】
<実施形態1>
本実施形態では、画像情報として複数画像ファイルの保持する画像の枚数、画像番号、および画像作成日時をユーザに通知し、ユーザが出力範囲を指定することができる。また、本実施形態では、複数画像ファイルが、ブラケット撮影画像を含む場合に、ユーザが出力形態を指定する。
【0018】
以下、図14を用いて、本発明に係る画像処理装置(複合機)を、説明する。
【0019】
原稿読取部600で、読み込まれた画像データは、データ処理・制御部602へ入力部I/F610を介して送られる。
【0020】
データ処理・制御部602へ送られたデータは、プログラムROM606に格納されたデータ処理プログラムをCPU608が起動し、データROM607に格納される処理用データを用いながらRAM609上で処理される。
【0021】
RAM609でデータ処理中またはデータ処理後の画像データは、必要に応じて記憶部I/F614を介して内部記憶領域部603に格納される。データ処理の終了した画像データは、出力部I/F612を介してデータ送受信部604、または画像出力部605に送られる。
【0022】
データ送受信部604に送られたデータは、ネットワーク上に存在するホストコンピュータ616など外部に接続された他のデータ処理装置に送られる。
【0023】
画像出力部605に送られたデータは、複写機が備えるプリントエンジンから紙などのメディア上に印刷されて出力される。
【0024】
また、データ送受信部604は、外部のホストコンピュータ616から印字データを受け取る場合もある(この時、複写機はプリンタとして動作する)。
【0025】
さらに、USBメモリなどの外部記憶領域部617が、記憶部I/F614に装着されて、データが、記憶部I/F614にダイレクト入力される場合もある。
【0026】
これら一連の印字データ及び画像データ処理を実行する際の動作環境は、環境設定部(パネル)601からユーザにより設定される。設定内容に従い、設定部I/F611を介してデータ処理・制御部602の動作設定が行われる。
【0027】
符号615は、データ処理・制御部602が有するタイマを示している。
【0028】
次に、複数画像ファイルフォーマットについて、図15を用いて説明する。
【0029】
ファイルヘッダ701には、ファイル名706が格納され、記憶領域に格納されている複数画像ファイルを検索すると、ファイル名706に格納されているファイル名が表示される。さらに、複数画像ファイルに含まれている画像が単体か複数かを示す複数画像保持フラグ707、複数画像ファイルに含まれている画像の枚数708が、ファイルヘッダ701に格納される。また、複数画像ファイルに含まれている各画像へのエントリ情報709〜710が、ファイルヘッダ701に格納される。
【0030】
複数画像ファイルに含まれている各画像には画像ヘッダ702、704が付帯しており、画像ヘッダに含まれる各画像固有の番号711、画像作成日時712は、該各画像を作成する装置により書き込まれる。
【0031】
また、画像ヘッダには、複数画像ファイルに含まれる画像がどのような条件で作成されたかの情報を格納する画像作成条件713と、作成条件に基づき画像に付帯する画像作成属性714を格納する領域がある。
【0032】
例えば、デジタルカメラなどで露光量を変えて同一風景を撮影して複数枚の画像が生成された場合、画像作成条件713には「露光ブラケット撮影」が格納される。また、例えば、デジタルカメラなどで露光量を変えて同一風景を撮影して複数枚の画像が生成された場合、画像作成属性714には「露光量:中心値、−N値、+N値」が格納される。
【0033】
また、例えば、同じくデジタルカメラでパノラマ連写を行って複数枚の画像が生成された場合、画像作成条件713には「パノラマ撮影」が格納される。また、例えば、同じくデジタルカメラでパノラマ連写を行って複数枚の画像が生成された場合、画像作成属性714には「撮影位置の値」が格納される。
【0034】
さらに、グループ情報715には、複数画像ファイルに含まれる画像のグループ化処理が行われた結果が格納される。また、主画像フラグ716には、複数画像ファイルに含まれる画像に主・副の区別がある場合、当該画像が主画像か否かを示すフラグが格納される。
【0035】
各画像データ本体は、既存のデータフォーマット(JPEGなど)で、画像領域703、705に格納される。
【0036】
次に本実施形態を詳細に説明する。
【0037】
まず、図1、2〜4、16〜20を用い、本実施形態の基本処理フローを説明する。
【0038】
図1のステップS100において、環境設定部601からユーザによる出力ボタンの選択を受けたデータ処理・制御部602は、以下の処理を実行する。すなわち、出力ボタンの選択により指定された画像ファイルを内部記憶領域部603やデータ送受信部604、外部記憶領域部617から取り出し、RAM609に格納する。
【0039】
ステップS101で、プログラムROM606に格納され、CPU608により呼び出される複数画像ファイルフォーマット判定プログラムが、画像ファイルのファイルヘッダ701を確認する。そして、複数画像ファイルフォーマット判定プログラムは、画像ファイルが、通常フォーマットの画像ファイルか複数画像ファイルフォーマットの複数画像ファイルかを判定する。
【0040】
ここで、画像ファイルが、通常フォーマットの画像ファイルであると判定された場合は、ステップS110で、画像ファイルに対して、通常の単体画像出力処理が行われ、処理が終了する。
【0041】
ステップS101で、画像ファイルが複数画像ファイルフォーマットの複数画像ファイルであると判定された場合は、ステップS102に処理が進む。
【0042】
ステップS102で、複数画像ファイルの画像情報が、プログラムROM606に格納され、CPU608により呼び出される解析プログラムにより解析される。
【0043】
ステップS102の解析処理は、以下のように実行される。図2のステップS200で、まず、ファイルヘッダ701の画像の枚数708に格納されている値が解析される。次に、画像ヘッダの画像番号711に格納されている値(画像番号)が解析される。そして、図1のステップS103にすすむ。
【0044】
ステップS103では、複数画像ファイルに含まれる画像のうちのどの画像を出力対象とするかの選択をユーザにより指定させる(ユーザ指定)か、装置が自動的に行うかを切り替える処理を実行する。この処理は、ステップS103の処理を実行するプログラムが、プログラムROM606からCPU608により呼び出され実行される。
【0045】
本実施形態の説明では、一例として、ステップS103で、ユーザ指定に切り替わるとし、ステップS104に処理が進む。
【0046】
ステップS104では、ステップS102の解析で得られた画像情報の通知処理が行われる。
【0047】
具体的には図3のステップS201で、ステップS102で解析された画像情報に含まれる画像の枚数が通知される。
【0048】
次に、ステップS202で、ステップS102で解析された画像情報に含まれる画像番号が通知される。そして、画像の枚数と画像番号とが、それぞれ図14の設定部I/F611を経由し環境設定部601に表示される。
【0049】
画像の枚数と画像番号の表示方法について、図16、17を用いて説明する。画像がユーザにより選択される場合、図16の表示800により、ユーザには、まず、ユーザにより選択された画像が複数画像ファイルであることが通知される。
【0050】
次に、図17の表示801で、画像情報として、ステップS102で解析された画像情報に含まれる画像の枚数と画像番号が通知される。
【0051】
次に、図1のステップS105にすすみ、ステップS105において出力範囲の指定と、ステップS106において出力形態の指定が、環境設定部601がユーザから受け取った指示に基づいて、以下のように実行される。
【0052】
まず、図4のステップS203で、環境設定部601は、ユーザの指示が、複数画像ファイルに含まれる画像を全て出力するのか、または一部を出力するのかを判定する。
【0053】
ステップS203で、ユーザの指示が、画像を全て出力することであると判定された場合は、ステップS204で、環境設定部601は、全画像の出力の指定をユーザから受け付けて、図1のステップS106へ処理が進む。
【0054】
ステップS203で、ユーザの指示が、画像の一部を出力することであると判定された場合は、ステップS205に処理が進む。
【0055】
そして、ステップS205で、環境設定部601は、ユーザの指示が、出力対象の画像を画像番号により指定するか、出力対象の画像を先頭画像の画像番号と画像の枚数により指定するかを判定する。
【0056】
ステップS205で、ユーザの指示が、出力対象の画像を画像番号により指定することであると判定された場合は、ステップS206に処理が進み、環境設定部601は、出力対象の画像番号の指定を、ユーザから受け付ける。
【0057】
ステップS205で、ユーザの指示が、出力対象の画像を先頭画像の画像番号と画像の枚数により指定することであると判定された場合は、ステップS208に処理が進む。
ステップS208で、環境設定部601は、出力対象の画像の先頭画像の画像番号の指定を、ユーザから受け付ける。
【0058】
次に、ステップS209で、環境設定部601は、出力対象の画像の枚数の指定を、ユーザから受け付ける。
【0059】
ステップS203において、環境設定部601は、例えば、図18に示されているUI表示をユーザに対して示しても良い。
【0060】
ステップS206において、環境設定部601は、例えば、図19に示されているUI表示をユーザに対して示しても良い。
【0061】
また、ステップS208、ステップS209において、環境設定部601は、例えば、図20に示されているUI表示をユーザに対して示しても良い。
【0062】
以上で説明した処理が終わると、図1のステップS106に処理が進む。ステップS106における出力形態の指定については後述する。
【0063】
また、複数画像ファイルに含まれる出力対象となる画像がユーザにより指定されるのではなく、自動的に指定されるステップS107〜109の処理については、実施形態2で説明する。
【0064】
すべての処理が終了すると、ステップS110において、出力対象となる画像が、図14の出力部I/F613を介して画像出力部605に送られ、出力処理が実行される。また、出力対象となる画像の出力には、外部記憶領域部617への保存やデータ送受信部604を介したネットワークまたは外部接続されているホストコンピュータへの送信やFAX送信なども含まれる。
【0065】
以上で、図1に示されている本実施形態に係る基本処理フローの説明を終了する。以下では、本実施形態の処理フローにおいて、上記で説明した図1の基本処理フローの処理と異なる部分について説明する。
【0066】
図1、5〜7、21、22を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0067】
図1のステップS102の画像情報の解析では、図14のデータ処理・制御部602のプログラムROM606に格納され、CPU608により実行される解析プログラムにより図5のステップS300〜305が実行される。以下で、図5のステップS300〜305について説明する。
【0068】
まず、ステップS300で、複数画像ファイルに含まれる画像のうち基準となる画像(基準画像)が指定される。
【0069】
次に、ステップS301で、基準となる時間差(基準時間差)が指定される。
【0070】
次に、ステップS302で、画像の作成時間の解析が行われる。具体的には、まず、ステップS302で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が計算される。
【0071】
そして、ステップS303で、ステップS301で指定された基準時間差と、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分とが、比較される。
【0072】
そして、ステップS303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下か否かが判定される。
【0073】
ステップS303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差より大きいと判定された場合には、ステップS304に処理が進む。
【0074】
ステップS303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下であると判定された場合には、ステップS305に処理が進む。
【0075】
ステップS304では、複数画像ファイルに含まれる各画像が別の画像グループに分類される。
【0076】
ステップS305では、複数画像ファイルに含まれる各画像が同一の画像グループに分類される。
【0077】
図1のステップS104の画像情報の通知では、図6のステップS306〜308が以下のように実行される。
【0078】
まず、ステップS306で、図5の処理で分類された画像グループの画像グループ名が通知される。
【0079】
次に、ステップS307で、図5の処理で分類された各画像グループの画像の枚数が通知される。
【0080】
次に、ステップS308で、図5の処理で分類された各画像グループの画像の画像番号が通知される。
【0081】
図14の環境設定部601は、図6の処理において、画像グループ名、画像グループの画像の枚数、及び画像グループの画像の画像番号を表示する。このとき、環境設定部601は、例えば、図21の表示900を表示する。
【0082】
次に、図1のステップS105とステップS106では、図7のステップS309〜315が実行される。
【0083】
まず、ステップS309で、環境設定部601は、ユーザから、出力対象となる画像グループ名の指定を受け付ける。このとき、環境設定部601は、例えば、図22の表示901を表示する。
【0084】
その後の処理では、ステップS310は、ステップS203と同様である。また、ステップS311は、ステップS204と同様である。また、ステップS312は、ステップS205と同様である。また、ステップS313は、ステップS206と同様である。また、ステップS314は、ステップS208と同様である。ステップS315は、ステップS209と同様である。
【0085】
図1、8〜10、23〜28を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0086】
図1のステップS102の画像情報の解析では、図14のデータ処理・制御部602のプログラムROMに格納され、CPU608により実行される解析プログラムが、図8のステップS400〜403の処理を以下のように、実行する。
【0087】
まず、ステップS400で、図15の画像ヘッダの画像作成条件713から複数画像ファイルに含まれる画像が「ブラケット撮影画像」であるか否かが判定される。
【0088】
ステップS400で、複数画像ファイルに含まれる画像が「ブラケット撮影画像」でないと判定された場合には、図8に記載された処理を終了する。
【0089】
次に、ステップS400で画像が「ブラケット撮影画像」であると判定された場合には、ステップS401で、ブラケット撮影画像に含まれる画像の範囲が解析される。
【0090】
次に、ステップS402で、ブラケット撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714から「どの撮影条件を何に変えてブラケット撮影がされているか」(差分属性)が取得される。そして、ブラケット撮影画像に含まれる各画像の差分属性が解析される。
【0091】
次に、ステップS403で、ブラケット撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714が、グループ情報715に格納される。
【0092】
次に図1のステップS104の画像情報の通知では、図9のステップS404〜406が以下のように実行される。
【0093】
まず、ステップS404で、ブラケット撮影画像に含まれる画像の画像グループ名が通知される。
【0094】
次に、ステップS405で、プラケット撮影画像に含まれる画像の枚数が通知される。
【0095】
次に、ステップS406で、ブラケット撮影画像に含まれる画像群の差分属性が通知される。
【0096】
図9の処理において、図14の環境設定部601は、例えば、図23の表示1000により、画像グループ名、画像の枚数、及び撮影条件を表示する。図23の表示1000は、画像が、ブラケット撮影の場合に表示される表示であるが、画像が、パノラマ撮影画像の場合には、図27の表示1100が表示されても良い。
【0097】
次に、図1のステップS105、106で、図10のステップS407〜413が以下のように、実行される。
【0098】
まず、ステップS407で、環境設定部601は、ユーザから、出力対象となる画像グループ名の指定を受け付ける。
【0099】
次に、ステップS408で、環境設定部601は、例えば、図24の表示1001を表示し、ユーザの指示が、複数画像ファイルに含まれる画像を全て出力するか、または一部を出力するのかを判定する。
【0100】
ステップS408で、ユーザの指示が、画像を全て出力することであると判定された場合は、ステップS411に処理が進む。
【0101】
ステップS408で、ユーザの指示が、画像の一部を出力することであると判定された場合は、ステップS409に処理が進む。
【0102】
ステップS409で、環境設定部601は、例えば、図26の表示1003を表示し、選択条件である画像作成属性の指定をユーザから受け付ける。
【0103】
次に、ステップS410で、環境設定部601は、ステップS409で受け付けられた画像作成属性が、画像作成属性714に格納されている画像を指定する。
【0104】
ステップS411で、環境設定部601は、例えば、図25の表示1002を表示し、画像の出力形態の指定をユーザから受け付ける。
【0105】
例えば、ステップS411で、環境設定部601は、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力(一面に一画像で出力)すると指定しているか、インデックス出力(全画像を同一面に出力)すると指定しているかを判定する。
【0106】
上記の処理により、画像グループ名で指定される画像グループ毎に、出力対象の画像の出力範囲と出力形態を指定することができる。
【0107】
図25の表示1002は、画像が、ブラケット撮影の場合に表示される表示であるが、画像が、パノラマ撮影画像の場合には、図27の表示1101が表示されても良い。この場合には、ステップS411で、環境設定部601は、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力すると指定しているか、パノラマ出力すると指定しているかを判定する。
【0108】
ステップS411で、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力(一面に一画像で出力)すると指定していると判定された場合には、ステップS412に処理が進む。
【0109】
ステップS411で、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力すると指定していると判定された場合には、ステップS412に処理が進む。
【0110】
ステップS411で、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像をインデックス出力すると指定していると判定された場合には、ステップS413に処理が進む。
【0111】
ステップS412で、環境設定部601は、画像の出力方法として、通常出力を指定する。
【0112】
ステップS413で、環境設定部601は、画像の出力方法として、インデックス出力を指定する。
【0113】
<実施形態2>
本実施形態では、複数画像ファイルに含まれる画像の画像情報が解析され、画像情報に基づき画像の出力範囲と出力形態が判定される。判定に用いられる画像情報は、特定の条件でグループ化された画像であること(本例では“パノラマ撮影画像”)である。
【0114】
まず、図1、図11〜13を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0115】
図1のステップS102の画像情報の解析では、図14のデータ処理・制御部602のプログラムROMに格納され、CPU608により実行される解析プログラムが、図11のステップS500〜503の処理を以下のように、実行する。
【0116】
まず、ステップS500で、図15の複数画像の画像ヘッダの画像作成条件713から、複数画像ファイルに含まれる画像が「パノラマ撮影画像」であるか否かが判定される。
【0117】
ステップS500で、複数画像ファイルに含まれる画像が、「パノラマ撮影画像」であると判定された場合には、ステップS501で、パノラマ撮影画像に含まれる画像の範囲が解析される。
【0118】
具体的には、ステップS501で、複数画像の画像ヘッダの画像作成属性714に格納された画像情報から、複数画像に含まれた画像が「どのパノラマ撮影画像の一部であるか」が解析される。
【0119】
次に、ステップS502で、パノラマ撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714から画素群の位置関係が解析される。
【0120】
次に、ステップS503で、パノラマ撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714が、グループ情報715に格納される。
【0121】
次に、図1のステップS107の画像情報の取得では、図12のステップS504〜505がCPU608により以下のように実行される。
【0122】
まず、ステップS504で、パノラマ撮影画像の画像グループが取得される。
【0123】
次に、ステップS505で、画像グループに含まれる画像の枚数が取得される。
【0124】
次に、図1のステップS108、109の出力範囲・形態の判定では、図13のステップS506〜511が、以下のように、実行される。
【0125】
まず、ステップS506で、判定情報の設定が行われる。ここでは、一例として、「出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であれば、全画像(出力範囲)を合成出力(出力形態)する」と設定が行われるとする。
【0126】
次に、ステップS507で、判定対象となる出力対象の画像グループが指定される。
【0127】
次に、ステップS508で、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であるか否かが判定される。
【0128】
ステップS508で、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であると判定された場合には、ステップS509に処理が進む。
【0129】
ステップS508で、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像ではないと判定された場合には、ステップS511に処理が進む。
【0130】
ステップS508における判定処理は、以下のように行われる。すなわち、出力対象の画像グループに含まれる画像の画像ヘッダのグループ情報715に、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であることが含まれている場合には、ステップS509に処理が進む。一方、出力対象の画像グループに含まれる画像の画像ヘッダのグループ情報715に、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像でないことが含まれている場合には、ステップS511に処理が進む。ステップS511では、出力対象の画像グループに含まれる画像が通常出力されると指定される。
【0131】
ステップS509で、出力対象の画像グループに含まれる画像の画像ヘッダの画像作成日時712、画像作成条件713、画像作成属性714から取得された情報を用いて、画像グループに含まれる画像の合成(パノラマ合成)処理が行われる。
【0132】
次に、ステップS510で、画像グループに含まれる画像が合成された画像が出力されると指定される。
【0133】
図1、29〜31を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0134】
この処理において、図1のステップS102では、図29のステップS1200がCPU608により以下のように実行される。図2のステップS200で、まず、複数画像ファイルのファイルヘッダ701の画像の枚数708に格納されている値が解析される。次に、画像ヘッダの画像番号711に格納されている値(画像番号)が解析される。そして、図1のステップS103に戻る。
【0135】
また、図1のステップS107では、図30のステップS1201、1202の処理がCPU608により以下のように実行される。まず、ステップS1201で、ステップS1200で解析された画像の枚数が取得される。次に、ステップS1202で、ステップS1200で解析された画像番号が取得される。
【0136】
さらに、図1のステップS108、109では、ステップS1203〜1208の処理が、CPU608により以下のように実行される。
【0137】
まず、ステップS1203で、基準数の設定が行われる。
【0138】
次に、ステップS1204で、ステップS1201で取得された画像の枚数が、基準数を超えているか否かが判定される。
【0139】
ステップS1204で、ステップS1201で取得された画像の枚数が、基準数を超えていると判定された場合には、ステップS1205に処理が進む。
【0140】
ステップS1204で、ステップS1201で取得された画像の枚数が、基準数を以下であると判定された場合には、ステップS1209に処理が進む。
【0141】
ステップS1209で、複数画像ファイルに含まれる全画像の出力が指定される。
【0142】
ステップS1205で、複数画像ファイルに含まれる主画像のみが出力されるか否かが判定される。
【0143】
ステップS1205で、主画像のみが出力されると判定された場合には、ステップS1206に処理が進む。
【0144】
ステップS1205で、主画像以外も出力されると判定された場合には、ステップS1207に処理が進む。
【0145】
ステップS1206で、主画像が通常出力されると指定される。
【0146】
ステップS1207で、複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号が指定される。
【0147】
次に、ステップS1208で、ステップS1207で指定された複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号の画像から、画像番号の順に、基準数の枚数の画像が通常出力されると指定される。
【0148】
以上の処理により、複数画像ファイルに含まれる画像の出力範囲および出力形態が、ユーザの指示なしに、判定されることができる。
【0149】
図1、32〜34を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0150】
この処理において、図1のステップS102では、図32のステップS1300〜1305がCPU608により以下のように実行される。
【0151】
まず、ステップS1300で、複数画像ファイルに含まれる画像のうち基準となる画像(基準画像)が指定される。
【0152】
次に、ステップS1301で、基準となる時間差(基準時間差)が指定される。
【0153】
次に、ステップS1302で、画像の作成時間の解析が行われる。具体的には、まず、ステップS1302で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が計算される。
【0154】
そして、ステップS1303で、ステップS1301で指定された基準時間差と、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分とが、比較される。
【0155】
そして、ステップS1303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下か否かが判定される。
【0156】
ステップS1303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差より大きいと判定された場合には、ステップS1304に処理が進む。
【0157】
ステップS1303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下であると判定された場合には、ステップS1305に処理が進む。
【0158】
ステップS1304では、複数画像ファイルに含まれる各画像が別の画像グループに分類される。
【0159】
ステップS1305では、複数画像ファイルに含まれる各画像が同一の画像グループに分類される。
【0160】
この処理において、図1のステップS107では、図33のステップS1306〜1308がCPU608により以下のように実行される。
【0161】
まず、ステップS1306で、図32の処理で分類された画像グループの画像グループ名が通知される。
【0162】
次に、ステップS1307で、図32の処理で分類された各画像グループの画像の枚数が通知される。
【0163】
次に、ステップS1308で、図32の処理で分類された各画像グループの画像の画像番号が通知される。
【0164】
さらに、図1のステップS108、109では、ステップS1309〜1316の処理が以下のように実行される。
【0165】
まず、ステップS1309で、ステップS1306で取得された画像グループ名が指定される。
【0166】
次に、ステップS1310で、基準数の設定が行われる。
【0167】
次に、ステップS1311で、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を超えているか否かが判定される。
【0168】
ステップS1311で、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を超えていると判定された場合には、ステップS1312に処理が進む。
【0169】
ステップS1311で、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を以下であると判定された場合には、ステップS1316に処理が進む。
【0170】
ステップS1316で、複数画像ファイルに含まれる全画像の出力が指定される。
【0171】
ステップS1312で、複数画像ファイルに含まれる主画像のみが出力されるか否かが判定される。
【0172】
ステップS1312で、主画像のみが出力されると判定された場合には、ステップS1313に処理が進む。
【0173】
ステップS1312で、主画像以外も出力されると判定された場合には、ステップS1314に処理が進む。
【0174】
ステップS1313で、主画像が通常出力されると指定される。
【0175】
ステップS1314で、複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号が指定される。
【0176】
次に、ステップS1315で、ステップS1309で指定された複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号の画像から、画像番号の順に、基準数の枚数の画像が通常出力されると指定される。
【0177】
なお、ステップS1311において、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を超えていると判定された場合には、ステップS1312の判定を行わずに、主画像のみを出力してもよい。
【0178】
以上の処理により、複数画像ファイルに含まれる画像の出力範囲および出力形態が、ユーザの指示なしに、判定されることができる。
【0179】
なお、図31のステップS1205および図34のステップS1312では、複数画像ファイルに含まれる主画像のみが出力されるか否かが判定されるが、複数画像ファイルに主画像が含まれるか否かの判定は、例えば、図35の処理により行われる。
【0180】
図35の処理は、例えば、ステップS102の処理の一部としてCPU608により実行される。
【0181】
まず、ステップS1400で、複数画像ファイルに含まれる画像に主画像と副画像の区別があるか否かが判定される。
【0182】
ステップS1400で、主画像と副画像の区別がないと判定された場合には、図35の処理は終了する。
【0183】
ステップS1400で、主画像と副画像の区別があると判定された場合には、ステップS1401に処理が進む。
【0184】
ステップS1400で、主画像は、単体の画像として扱われる。
【0185】
上記で説明したように、本実施形態によれば、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理することができる。
【0186】
<実施形態3>
本実施形態では、複数画像ファイルに含まれる画像の画像情報が解析され、画像情報に基づき画像の出力範囲と出力形態が判定される。判定に用いる画像情報は、副画像の枚数、及び撮影時間によるグループ化である。
【0187】
図1のステップS101で複数画像ファイルと判定した場合に、ステップS102の画像情報解析において、図36の「保持する画像の構成情報を解析1」を用いる。ステップS1501でこのファイルに含まれる画像数を解析する。次にステップS1502で、画像を撮影時間毎にグループ化するための基準時間差を指定する。これは予め規定時間を図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持していても良いし、実施形態1で説明したステップS301における処理を用いてユーザに指定させても良い。
【0188】
次に、図37の「保持する画像の構成情報を解析2」において、副画像をグループ化する。ステップS1601で当該画像の作成(撮影)時間を解析し、当該画像の作成時間と先頭画像の作成時間とを比較する。作成時間の差がステップS1502で取得した基準時間差以下であればステップS1603で同一グループに分類し、ステップS1601に戻って次の画像解析に移行する。基準時間差より大きい場合は、画像解析が終了したかどうかをステップS1604で判定し、途中の場合は当該画像から別グループになると判断して、ステップS1605でこの画像を先頭画像として別グループを開始する。これにより、作成時間による画像のグループ化が行われる。
【0189】
次に、図38で印刷条件として、1ページ内に印刷する画像数と画像サイズの対応情報を生成する。ステップS1701で、図14の601(操作パネル)などから画像処理装置にセットされている用紙のサイズを取得する。次にステップS1702で、1ページの中に複数の画像を印刷する場合の画像サイズの最小値(Smin)を取得する。これは予め最小画像サイズを図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持していても良いし、実施形態1で説明したステップS301における処理を用いてユーザに指定させても良い。次にステップS1703で、用紙サイズLの面積を最小画像サイズSminで割って、1ページの中に印字される最大画像枚数(Nmax)を算出する。なお、ステップS1703では、用紙サイズLの面積を最小画像サイズSminの面積で割った値をNmaxとしてもいいし、用紙サイズLの縦の長さを最小画像サイズSminの縦の長さで割った値をNmaxとしてもよい。さらに、用紙サイズLの横の長さを最小画像サイズSminの横の長さで割った値をNmaxとしてもよい。
【0190】
そして、ステップS1704では画像枚数が1(単独画像)の場合の画像サイズを用紙サイズLに合わせて定義し、ステップS1705で対応表に情報を格納する。次のステップS1705からステップS1708で、画像枚数に応じた画像サイズを計算し両者の対応表を作成する。この時、ステップS1706で画像枚数が最大印刷画像枚数Nmaxより小さい間は対応表作成処理を継続する。ステップS1707で画像枚数をインクリメントし、ステップS1708で、画像サイズS1(=L)を画像枚数Gnで割った値(除算した値)を画像枚数Gnに対応する画像サイズSnとする。この処理を画像枚数が最大画像枚数(Nmax)達するまで継続する。これにより、面内に貼り付ける画像枚数が1〜最大画像枚数(Nmax)である場合のそれぞれの画像サイズSnが算出される。この情報はステップS1705で説明した対応表に格納される。この対応表は図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持される。
【0191】
次に図39で実際に出力する画像の出力範囲、出力形態を判定する。図39の処理は、図1のステップS108、S109に相当する。ステップS1801で、ステップS1501で解析した対象画像ファイルが保持する画像枚数Nを取得し、ステップS1802で、Nを面内の最大印刷画像枚数(Nmax)と比較する。NがNmaxより小さい場合は、全画像を1ページに印刷できるので、ステップS1803でNに対する画像サイズSを、ステップS1705で作成した対応表から取得し、サイズSに縮小変倍処理した画像を出力する。ここでは1ページにまとめて印刷する例を説明する。しかし、何ページに印刷するかは任意であり、予め出力枚数を図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持していても良いし、実施形態1で説明したステップS301における処理を用いてユーザに指定させても良い。
【0192】
一方、保持する画像がNmaxより大きい場合は、ステップS1805以降で出力する画像を選別する処理を行う。ステップS1805では、ステップS1601〜S1605で解析したグループ情報を用いて、複数の画像グループが存在するかどうかを判断する。特にグループが存在しない場合は、ステップS1810で面内最大印刷枚数Nmaxを超えない枚数を、最小画像サイズをSminに縮小変倍処理して出力する。ここでは先頭画像から最大印刷できる画像枚数を出力対象としているが、出力対象の決定の仕方は任意である。
【0193】
ステップS1805において、画像グループが存在すると判定された場合、ステップS1806にすすむ。ステップS1806で各画像グループの画像枚数Ngを取得し、ステップS1807で画像枚数がNgの場合の画像サイズを対応表から取得する。ここでは各グループにつき先頭画像1つのみを出力対象とするが、各グループの出力枚数、画像指定は任意である。また、1つのグループ画像のみを対象とすることも可能である。ステップS1808では、各グループの主画像(先頭画像)を特定し、ステップS1809で特定した各グループの主画像(先頭画像)を前記取得したサイズSに縮小変倍処理して出力する。
【0194】
これらの手段により、1ファイル中に複数画像を保持する画像データに対し、その保持する枚数や画像情報を解析して、自動的に出力範囲と形態を決定することが可能となる。
【0195】
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0196】
600 画像読取部
601 環境設定部
602 データ処理・制御部
603 内部記憶領域部
604 データ送受信部
605 画像出力部
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像の入力と出力の機構を持つ画像処理装置として、プリンタ、複写機、FAX、これらの機能を複数もつ複合機などが知られている。
【0003】
このような画像処理装置は、外部に接続されたホストコンピュータから送信されるデータ、画像処理装置の画像読み取り装置から読み取られたデータ、可搬記憶媒体に保存されたデータなどを入力データとする。これらの入力データは、画像処理装置の記憶媒体に保存され、画像処理装置の制御装置およびプログラムにより処理が行われる。その後、画像処理装置の出力装置により、処理済みのデータが出力される。また、処理済みのデータは、画像処理装置の外部の出力装置へ送信されたり、記憶媒体に保存される。これらの一連の動作は、ユーザのデータ出力指示に従って画像処理装置が行う。
【0004】
また、近年、画像処理装置が扱う画像データ形式として、1つのファイルに複数の画像データを保持する複数画像ファイルフォーマットが知られている。これはみかけ上1つのファイルであるが、内部に階層構造を持ち、複数の画像が相互の関連情報と共に格納されている。内部の画像は、ファイルを代表する1つの主画像と、1つまたは複数の副画像から構成される場合と、全画像が同列階層に並ぶ場合とがある。
【0005】
例えば、特許文献1には、複数の解像度の画像を1つのファイルとして保持し、画像を表示する表示装置の表示領域に応じて表示すべき画像を選択することが記載されている。
【0006】
このような複数画像ファイルフォーマットで作成された画像ファイルを出力する場合、従来技術では、主画像もしくはこれに代わる1つの画像のみが出力対象とされるか、あるいは複数画像ファイルに保持される画像全てが出力対象とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−149153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような複数画像ファイルフォーマットで作成された複数画像ファイルは、外見上単体ファイルである。このため、出力しようとする複数画像ファイルが通常フォーマット(単体画像のみ)であるか、複数画像ファイルフォーマットであるかを、出力指示を行うユーザが認識できない。
【0009】
したがって、従来技術により出力処理を行うと、主画像もしくはこれに代わる1つの画像のみを出力対象とする場合、他にどのような画像が含まれるかを知ることができない。
【0010】
あるいは複数画像ファイルの画像全てを出力対象とする場合、どのような画像が何枚出力されるかがユーザには不明である。
【0011】
このように、複数画像ファイルフォーマットで作成された複数画像ファイル中の画像をユーザが認識できないことにより、ユーザの意図した出力処理を行う事ができない。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像ファイルを指定する指定手段と、指定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定手段と、判定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析手段と、複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替える手段と、画像情報の解析手段により解析された画像情報を通知する、画像情報の通知手段と、画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の範囲を指定する、出力範囲の指定手段と、画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の形態を指定する、出力形態の指定手段と、出力範囲の指定手段により指定された画像を、出力形態の指定手段により指定された形態で出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態に係る基本処理フローを示す図である。
【図2】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図3】図1のステップS104で実行される処理の一例を示す図である。
【図4】図1のステップS105、106で実行される処理の一例を示す図である。
【図5】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図6】図1のステップS104で実行される処理の一例を示す図である。
【図7】図1のステップS105、106で実行される処理の一例を示す図である。
【図8】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図9】図1のステップS104で実行される処理の一例を示す図である。
【図10】図1のステップS105、106で実行される処理の一例を示す図である。
【図11】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図12】図1のステップS107で実行される処理の一例を示す図である。
【図13】図1のステップS108、109で実行される処理の一例を示す図である。
【図14】本実施形態に係る画像処理装置を示す図である。
【図15】本実施形態に係る複数画像ファイルフォーマットを示す図である。
【図16】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図17】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図18】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図19】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図20】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図21】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図22】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図23】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図24】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図25】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図26】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図27】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図28】本実施形態に係る表示の一例を示す図である。
【図29】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図30】図1のステップS107で実行される処理の一例を示す図である。
【図31】図1のステップS108、109で実行される処理の一例を示す図である。
【図32】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図33】図1のステップS107で実行される処理の一例を示す図である。
【図34】図1のステップS108、109で実行される処理の一例を示す図である。
【図35】図1のステップS102で実行される処理の一例を示す図である。
【図36】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【図37】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【図38】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【図39】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0017】
<実施形態1>
本実施形態では、画像情報として複数画像ファイルの保持する画像の枚数、画像番号、および画像作成日時をユーザに通知し、ユーザが出力範囲を指定することができる。また、本実施形態では、複数画像ファイルが、ブラケット撮影画像を含む場合に、ユーザが出力形態を指定する。
【0018】
以下、図14を用いて、本発明に係る画像処理装置(複合機)を、説明する。
【0019】
原稿読取部600で、読み込まれた画像データは、データ処理・制御部602へ入力部I/F610を介して送られる。
【0020】
データ処理・制御部602へ送られたデータは、プログラムROM606に格納されたデータ処理プログラムをCPU608が起動し、データROM607に格納される処理用データを用いながらRAM609上で処理される。
【0021】
RAM609でデータ処理中またはデータ処理後の画像データは、必要に応じて記憶部I/F614を介して内部記憶領域部603に格納される。データ処理の終了した画像データは、出力部I/F612を介してデータ送受信部604、または画像出力部605に送られる。
【0022】
データ送受信部604に送られたデータは、ネットワーク上に存在するホストコンピュータ616など外部に接続された他のデータ処理装置に送られる。
【0023】
画像出力部605に送られたデータは、複写機が備えるプリントエンジンから紙などのメディア上に印刷されて出力される。
【0024】
また、データ送受信部604は、外部のホストコンピュータ616から印字データを受け取る場合もある(この時、複写機はプリンタとして動作する)。
【0025】
さらに、USBメモリなどの外部記憶領域部617が、記憶部I/F614に装着されて、データが、記憶部I/F614にダイレクト入力される場合もある。
【0026】
これら一連の印字データ及び画像データ処理を実行する際の動作環境は、環境設定部(パネル)601からユーザにより設定される。設定内容に従い、設定部I/F611を介してデータ処理・制御部602の動作設定が行われる。
【0027】
符号615は、データ処理・制御部602が有するタイマを示している。
【0028】
次に、複数画像ファイルフォーマットについて、図15を用いて説明する。
【0029】
ファイルヘッダ701には、ファイル名706が格納され、記憶領域に格納されている複数画像ファイルを検索すると、ファイル名706に格納されているファイル名が表示される。さらに、複数画像ファイルに含まれている画像が単体か複数かを示す複数画像保持フラグ707、複数画像ファイルに含まれている画像の枚数708が、ファイルヘッダ701に格納される。また、複数画像ファイルに含まれている各画像へのエントリ情報709〜710が、ファイルヘッダ701に格納される。
【0030】
複数画像ファイルに含まれている各画像には画像ヘッダ702、704が付帯しており、画像ヘッダに含まれる各画像固有の番号711、画像作成日時712は、該各画像を作成する装置により書き込まれる。
【0031】
また、画像ヘッダには、複数画像ファイルに含まれる画像がどのような条件で作成されたかの情報を格納する画像作成条件713と、作成条件に基づき画像に付帯する画像作成属性714を格納する領域がある。
【0032】
例えば、デジタルカメラなどで露光量を変えて同一風景を撮影して複数枚の画像が生成された場合、画像作成条件713には「露光ブラケット撮影」が格納される。また、例えば、デジタルカメラなどで露光量を変えて同一風景を撮影して複数枚の画像が生成された場合、画像作成属性714には「露光量:中心値、−N値、+N値」が格納される。
【0033】
また、例えば、同じくデジタルカメラでパノラマ連写を行って複数枚の画像が生成された場合、画像作成条件713には「パノラマ撮影」が格納される。また、例えば、同じくデジタルカメラでパノラマ連写を行って複数枚の画像が生成された場合、画像作成属性714には「撮影位置の値」が格納される。
【0034】
さらに、グループ情報715には、複数画像ファイルに含まれる画像のグループ化処理が行われた結果が格納される。また、主画像フラグ716には、複数画像ファイルに含まれる画像に主・副の区別がある場合、当該画像が主画像か否かを示すフラグが格納される。
【0035】
各画像データ本体は、既存のデータフォーマット(JPEGなど)で、画像領域703、705に格納される。
【0036】
次に本実施形態を詳細に説明する。
【0037】
まず、図1、2〜4、16〜20を用い、本実施形態の基本処理フローを説明する。
【0038】
図1のステップS100において、環境設定部601からユーザによる出力ボタンの選択を受けたデータ処理・制御部602は、以下の処理を実行する。すなわち、出力ボタンの選択により指定された画像ファイルを内部記憶領域部603やデータ送受信部604、外部記憶領域部617から取り出し、RAM609に格納する。
【0039】
ステップS101で、プログラムROM606に格納され、CPU608により呼び出される複数画像ファイルフォーマット判定プログラムが、画像ファイルのファイルヘッダ701を確認する。そして、複数画像ファイルフォーマット判定プログラムは、画像ファイルが、通常フォーマットの画像ファイルか複数画像ファイルフォーマットの複数画像ファイルかを判定する。
【0040】
ここで、画像ファイルが、通常フォーマットの画像ファイルであると判定された場合は、ステップS110で、画像ファイルに対して、通常の単体画像出力処理が行われ、処理が終了する。
【0041】
ステップS101で、画像ファイルが複数画像ファイルフォーマットの複数画像ファイルであると判定された場合は、ステップS102に処理が進む。
【0042】
ステップS102で、複数画像ファイルの画像情報が、プログラムROM606に格納され、CPU608により呼び出される解析プログラムにより解析される。
【0043】
ステップS102の解析処理は、以下のように実行される。図2のステップS200で、まず、ファイルヘッダ701の画像の枚数708に格納されている値が解析される。次に、画像ヘッダの画像番号711に格納されている値(画像番号)が解析される。そして、図1のステップS103にすすむ。
【0044】
ステップS103では、複数画像ファイルに含まれる画像のうちのどの画像を出力対象とするかの選択をユーザにより指定させる(ユーザ指定)か、装置が自動的に行うかを切り替える処理を実行する。この処理は、ステップS103の処理を実行するプログラムが、プログラムROM606からCPU608により呼び出され実行される。
【0045】
本実施形態の説明では、一例として、ステップS103で、ユーザ指定に切り替わるとし、ステップS104に処理が進む。
【0046】
ステップS104では、ステップS102の解析で得られた画像情報の通知処理が行われる。
【0047】
具体的には図3のステップS201で、ステップS102で解析された画像情報に含まれる画像の枚数が通知される。
【0048】
次に、ステップS202で、ステップS102で解析された画像情報に含まれる画像番号が通知される。そして、画像の枚数と画像番号とが、それぞれ図14の設定部I/F611を経由し環境設定部601に表示される。
【0049】
画像の枚数と画像番号の表示方法について、図16、17を用いて説明する。画像がユーザにより選択される場合、図16の表示800により、ユーザには、まず、ユーザにより選択された画像が複数画像ファイルであることが通知される。
【0050】
次に、図17の表示801で、画像情報として、ステップS102で解析された画像情報に含まれる画像の枚数と画像番号が通知される。
【0051】
次に、図1のステップS105にすすみ、ステップS105において出力範囲の指定と、ステップS106において出力形態の指定が、環境設定部601がユーザから受け取った指示に基づいて、以下のように実行される。
【0052】
まず、図4のステップS203で、環境設定部601は、ユーザの指示が、複数画像ファイルに含まれる画像を全て出力するのか、または一部を出力するのかを判定する。
【0053】
ステップS203で、ユーザの指示が、画像を全て出力することであると判定された場合は、ステップS204で、環境設定部601は、全画像の出力の指定をユーザから受け付けて、図1のステップS106へ処理が進む。
【0054】
ステップS203で、ユーザの指示が、画像の一部を出力することであると判定された場合は、ステップS205に処理が進む。
【0055】
そして、ステップS205で、環境設定部601は、ユーザの指示が、出力対象の画像を画像番号により指定するか、出力対象の画像を先頭画像の画像番号と画像の枚数により指定するかを判定する。
【0056】
ステップS205で、ユーザの指示が、出力対象の画像を画像番号により指定することであると判定された場合は、ステップS206に処理が進み、環境設定部601は、出力対象の画像番号の指定を、ユーザから受け付ける。
【0057】
ステップS205で、ユーザの指示が、出力対象の画像を先頭画像の画像番号と画像の枚数により指定することであると判定された場合は、ステップS208に処理が進む。
ステップS208で、環境設定部601は、出力対象の画像の先頭画像の画像番号の指定を、ユーザから受け付ける。
【0058】
次に、ステップS209で、環境設定部601は、出力対象の画像の枚数の指定を、ユーザから受け付ける。
【0059】
ステップS203において、環境設定部601は、例えば、図18に示されているUI表示をユーザに対して示しても良い。
【0060】
ステップS206において、環境設定部601は、例えば、図19に示されているUI表示をユーザに対して示しても良い。
【0061】
また、ステップS208、ステップS209において、環境設定部601は、例えば、図20に示されているUI表示をユーザに対して示しても良い。
【0062】
以上で説明した処理が終わると、図1のステップS106に処理が進む。ステップS106における出力形態の指定については後述する。
【0063】
また、複数画像ファイルに含まれる出力対象となる画像がユーザにより指定されるのではなく、自動的に指定されるステップS107〜109の処理については、実施形態2で説明する。
【0064】
すべての処理が終了すると、ステップS110において、出力対象となる画像が、図14の出力部I/F613を介して画像出力部605に送られ、出力処理が実行される。また、出力対象となる画像の出力には、外部記憶領域部617への保存やデータ送受信部604を介したネットワークまたは外部接続されているホストコンピュータへの送信やFAX送信なども含まれる。
【0065】
以上で、図1に示されている本実施形態に係る基本処理フローの説明を終了する。以下では、本実施形態の処理フローにおいて、上記で説明した図1の基本処理フローの処理と異なる部分について説明する。
【0066】
図1、5〜7、21、22を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0067】
図1のステップS102の画像情報の解析では、図14のデータ処理・制御部602のプログラムROM606に格納され、CPU608により実行される解析プログラムにより図5のステップS300〜305が実行される。以下で、図5のステップS300〜305について説明する。
【0068】
まず、ステップS300で、複数画像ファイルに含まれる画像のうち基準となる画像(基準画像)が指定される。
【0069】
次に、ステップS301で、基準となる時間差(基準時間差)が指定される。
【0070】
次に、ステップS302で、画像の作成時間の解析が行われる。具体的には、まず、ステップS302で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が計算される。
【0071】
そして、ステップS303で、ステップS301で指定された基準時間差と、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分とが、比較される。
【0072】
そして、ステップS303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下か否かが判定される。
【0073】
ステップS303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差より大きいと判定された場合には、ステップS304に処理が進む。
【0074】
ステップS303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下であると判定された場合には、ステップS305に処理が進む。
【0075】
ステップS304では、複数画像ファイルに含まれる各画像が別の画像グループに分類される。
【0076】
ステップS305では、複数画像ファイルに含まれる各画像が同一の画像グループに分類される。
【0077】
図1のステップS104の画像情報の通知では、図6のステップS306〜308が以下のように実行される。
【0078】
まず、ステップS306で、図5の処理で分類された画像グループの画像グループ名が通知される。
【0079】
次に、ステップS307で、図5の処理で分類された各画像グループの画像の枚数が通知される。
【0080】
次に、ステップS308で、図5の処理で分類された各画像グループの画像の画像番号が通知される。
【0081】
図14の環境設定部601は、図6の処理において、画像グループ名、画像グループの画像の枚数、及び画像グループの画像の画像番号を表示する。このとき、環境設定部601は、例えば、図21の表示900を表示する。
【0082】
次に、図1のステップS105とステップS106では、図7のステップS309〜315が実行される。
【0083】
まず、ステップS309で、環境設定部601は、ユーザから、出力対象となる画像グループ名の指定を受け付ける。このとき、環境設定部601は、例えば、図22の表示901を表示する。
【0084】
その後の処理では、ステップS310は、ステップS203と同様である。また、ステップS311は、ステップS204と同様である。また、ステップS312は、ステップS205と同様である。また、ステップS313は、ステップS206と同様である。また、ステップS314は、ステップS208と同様である。ステップS315は、ステップS209と同様である。
【0085】
図1、8〜10、23〜28を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0086】
図1のステップS102の画像情報の解析では、図14のデータ処理・制御部602のプログラムROMに格納され、CPU608により実行される解析プログラムが、図8のステップS400〜403の処理を以下のように、実行する。
【0087】
まず、ステップS400で、図15の画像ヘッダの画像作成条件713から複数画像ファイルに含まれる画像が「ブラケット撮影画像」であるか否かが判定される。
【0088】
ステップS400で、複数画像ファイルに含まれる画像が「ブラケット撮影画像」でないと判定された場合には、図8に記載された処理を終了する。
【0089】
次に、ステップS400で画像が「ブラケット撮影画像」であると判定された場合には、ステップS401で、ブラケット撮影画像に含まれる画像の範囲が解析される。
【0090】
次に、ステップS402で、ブラケット撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714から「どの撮影条件を何に変えてブラケット撮影がされているか」(差分属性)が取得される。そして、ブラケット撮影画像に含まれる各画像の差分属性が解析される。
【0091】
次に、ステップS403で、ブラケット撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714が、グループ情報715に格納される。
【0092】
次に図1のステップS104の画像情報の通知では、図9のステップS404〜406が以下のように実行される。
【0093】
まず、ステップS404で、ブラケット撮影画像に含まれる画像の画像グループ名が通知される。
【0094】
次に、ステップS405で、プラケット撮影画像に含まれる画像の枚数が通知される。
【0095】
次に、ステップS406で、ブラケット撮影画像に含まれる画像群の差分属性が通知される。
【0096】
図9の処理において、図14の環境設定部601は、例えば、図23の表示1000により、画像グループ名、画像の枚数、及び撮影条件を表示する。図23の表示1000は、画像が、ブラケット撮影の場合に表示される表示であるが、画像が、パノラマ撮影画像の場合には、図27の表示1100が表示されても良い。
【0097】
次に、図1のステップS105、106で、図10のステップS407〜413が以下のように、実行される。
【0098】
まず、ステップS407で、環境設定部601は、ユーザから、出力対象となる画像グループ名の指定を受け付ける。
【0099】
次に、ステップS408で、環境設定部601は、例えば、図24の表示1001を表示し、ユーザの指示が、複数画像ファイルに含まれる画像を全て出力するか、または一部を出力するのかを判定する。
【0100】
ステップS408で、ユーザの指示が、画像を全て出力することであると判定された場合は、ステップS411に処理が進む。
【0101】
ステップS408で、ユーザの指示が、画像の一部を出力することであると判定された場合は、ステップS409に処理が進む。
【0102】
ステップS409で、環境設定部601は、例えば、図26の表示1003を表示し、選択条件である画像作成属性の指定をユーザから受け付ける。
【0103】
次に、ステップS410で、環境設定部601は、ステップS409で受け付けられた画像作成属性が、画像作成属性714に格納されている画像を指定する。
【0104】
ステップS411で、環境設定部601は、例えば、図25の表示1002を表示し、画像の出力形態の指定をユーザから受け付ける。
【0105】
例えば、ステップS411で、環境設定部601は、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力(一面に一画像で出力)すると指定しているか、インデックス出力(全画像を同一面に出力)すると指定しているかを判定する。
【0106】
上記の処理により、画像グループ名で指定される画像グループ毎に、出力対象の画像の出力範囲と出力形態を指定することができる。
【0107】
図25の表示1002は、画像が、ブラケット撮影の場合に表示される表示であるが、画像が、パノラマ撮影画像の場合には、図27の表示1101が表示されても良い。この場合には、ステップS411で、環境設定部601は、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力すると指定しているか、パノラマ出力すると指定しているかを判定する。
【0108】
ステップS411で、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力(一面に一画像で出力)すると指定していると判定された場合には、ステップS412に処理が進む。
【0109】
ステップS411で、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像を通常出力すると指定していると判定された場合には、ステップS412に処理が進む。
【0110】
ステップS411で、ユーザが、複数画像ファイルに含まれる各画像をインデックス出力すると指定していると判定された場合には、ステップS413に処理が進む。
【0111】
ステップS412で、環境設定部601は、画像の出力方法として、通常出力を指定する。
【0112】
ステップS413で、環境設定部601は、画像の出力方法として、インデックス出力を指定する。
【0113】
<実施形態2>
本実施形態では、複数画像ファイルに含まれる画像の画像情報が解析され、画像情報に基づき画像の出力範囲と出力形態が判定される。判定に用いられる画像情報は、特定の条件でグループ化された画像であること(本例では“パノラマ撮影画像”)である。
【0114】
まず、図1、図11〜13を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0115】
図1のステップS102の画像情報の解析では、図14のデータ処理・制御部602のプログラムROMに格納され、CPU608により実行される解析プログラムが、図11のステップS500〜503の処理を以下のように、実行する。
【0116】
まず、ステップS500で、図15の複数画像の画像ヘッダの画像作成条件713から、複数画像ファイルに含まれる画像が「パノラマ撮影画像」であるか否かが判定される。
【0117】
ステップS500で、複数画像ファイルに含まれる画像が、「パノラマ撮影画像」であると判定された場合には、ステップS501で、パノラマ撮影画像に含まれる画像の範囲が解析される。
【0118】
具体的には、ステップS501で、複数画像の画像ヘッダの画像作成属性714に格納された画像情報から、複数画像に含まれた画像が「どのパノラマ撮影画像の一部であるか」が解析される。
【0119】
次に、ステップS502で、パノラマ撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714から画素群の位置関係が解析される。
【0120】
次に、ステップS503で、パノラマ撮影画像に含まれる画像群の画像作成属性714が、グループ情報715に格納される。
【0121】
次に、図1のステップS107の画像情報の取得では、図12のステップS504〜505がCPU608により以下のように実行される。
【0122】
まず、ステップS504で、パノラマ撮影画像の画像グループが取得される。
【0123】
次に、ステップS505で、画像グループに含まれる画像の枚数が取得される。
【0124】
次に、図1のステップS108、109の出力範囲・形態の判定では、図13のステップS506〜511が、以下のように、実行される。
【0125】
まず、ステップS506で、判定情報の設定が行われる。ここでは、一例として、「出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であれば、全画像(出力範囲)を合成出力(出力形態)する」と設定が行われるとする。
【0126】
次に、ステップS507で、判定対象となる出力対象の画像グループが指定される。
【0127】
次に、ステップS508で、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であるか否かが判定される。
【0128】
ステップS508で、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であると判定された場合には、ステップS509に処理が進む。
【0129】
ステップS508で、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像ではないと判定された場合には、ステップS511に処理が進む。
【0130】
ステップS508における判定処理は、以下のように行われる。すなわち、出力対象の画像グループに含まれる画像の画像ヘッダのグループ情報715に、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像であることが含まれている場合には、ステップS509に処理が進む。一方、出力対象の画像グループに含まれる画像の画像ヘッダのグループ情報715に、出力対象の画像グループがパノラマ撮影画像でないことが含まれている場合には、ステップS511に処理が進む。ステップS511では、出力対象の画像グループに含まれる画像が通常出力されると指定される。
【0131】
ステップS509で、出力対象の画像グループに含まれる画像の画像ヘッダの画像作成日時712、画像作成条件713、画像作成属性714から取得された情報を用いて、画像グループに含まれる画像の合成(パノラマ合成)処理が行われる。
【0132】
次に、ステップS510で、画像グループに含まれる画像が合成された画像が出力されると指定される。
【0133】
図1、29〜31を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0134】
この処理において、図1のステップS102では、図29のステップS1200がCPU608により以下のように実行される。図2のステップS200で、まず、複数画像ファイルのファイルヘッダ701の画像の枚数708に格納されている値が解析される。次に、画像ヘッダの画像番号711に格納されている値(画像番号)が解析される。そして、図1のステップS103に戻る。
【0135】
また、図1のステップS107では、図30のステップS1201、1202の処理がCPU608により以下のように実行される。まず、ステップS1201で、ステップS1200で解析された画像の枚数が取得される。次に、ステップS1202で、ステップS1200で解析された画像番号が取得される。
【0136】
さらに、図1のステップS108、109では、ステップS1203〜1208の処理が、CPU608により以下のように実行される。
【0137】
まず、ステップS1203で、基準数の設定が行われる。
【0138】
次に、ステップS1204で、ステップS1201で取得された画像の枚数が、基準数を超えているか否かが判定される。
【0139】
ステップS1204で、ステップS1201で取得された画像の枚数が、基準数を超えていると判定された場合には、ステップS1205に処理が進む。
【0140】
ステップS1204で、ステップS1201で取得された画像の枚数が、基準数を以下であると判定された場合には、ステップS1209に処理が進む。
【0141】
ステップS1209で、複数画像ファイルに含まれる全画像の出力が指定される。
【0142】
ステップS1205で、複数画像ファイルに含まれる主画像のみが出力されるか否かが判定される。
【0143】
ステップS1205で、主画像のみが出力されると判定された場合には、ステップS1206に処理が進む。
【0144】
ステップS1205で、主画像以外も出力されると判定された場合には、ステップS1207に処理が進む。
【0145】
ステップS1206で、主画像が通常出力されると指定される。
【0146】
ステップS1207で、複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号が指定される。
【0147】
次に、ステップS1208で、ステップS1207で指定された複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号の画像から、画像番号の順に、基準数の枚数の画像が通常出力されると指定される。
【0148】
以上の処理により、複数画像ファイルに含まれる画像の出力範囲および出力形態が、ユーザの指示なしに、判定されることができる。
【0149】
図1、32〜34を用い、本実施形態の処理フローの一例を説明する。
【0150】
この処理において、図1のステップS102では、図32のステップS1300〜1305がCPU608により以下のように実行される。
【0151】
まず、ステップS1300で、複数画像ファイルに含まれる画像のうち基準となる画像(基準画像)が指定される。
【0152】
次に、ステップS1301で、基準となる時間差(基準時間差)が指定される。
【0153】
次に、ステップS1302で、画像の作成時間の解析が行われる。具体的には、まず、ステップS1302で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が計算される。
【0154】
そして、ステップS1303で、ステップS1301で指定された基準時間差と、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分とが、比較される。
【0155】
そして、ステップS1303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下か否かが判定される。
【0156】
ステップS1303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差より大きいと判定された場合には、ステップS1304に処理が進む。
【0157】
ステップS1303で、複数画像ファイルに含まれる各画像の画像作成日時と、基準画像の画像作成日時との差分が、基準時間差以下であると判定された場合には、ステップS1305に処理が進む。
【0158】
ステップS1304では、複数画像ファイルに含まれる各画像が別の画像グループに分類される。
【0159】
ステップS1305では、複数画像ファイルに含まれる各画像が同一の画像グループに分類される。
【0160】
この処理において、図1のステップS107では、図33のステップS1306〜1308がCPU608により以下のように実行される。
【0161】
まず、ステップS1306で、図32の処理で分類された画像グループの画像グループ名が通知される。
【0162】
次に、ステップS1307で、図32の処理で分類された各画像グループの画像の枚数が通知される。
【0163】
次に、ステップS1308で、図32の処理で分類された各画像グループの画像の画像番号が通知される。
【0164】
さらに、図1のステップS108、109では、ステップS1309〜1316の処理が以下のように実行される。
【0165】
まず、ステップS1309で、ステップS1306で取得された画像グループ名が指定される。
【0166】
次に、ステップS1310で、基準数の設定が行われる。
【0167】
次に、ステップS1311で、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を超えているか否かが判定される。
【0168】
ステップS1311で、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を超えていると判定された場合には、ステップS1312に処理が進む。
【0169】
ステップS1311で、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を以下であると判定された場合には、ステップS1316に処理が進む。
【0170】
ステップS1316で、複数画像ファイルに含まれる全画像の出力が指定される。
【0171】
ステップS1312で、複数画像ファイルに含まれる主画像のみが出力されるか否かが判定される。
【0172】
ステップS1312で、主画像のみが出力されると判定された場合には、ステップS1313に処理が進む。
【0173】
ステップS1312で、主画像以外も出力されると判定された場合には、ステップS1314に処理が進む。
【0174】
ステップS1313で、主画像が通常出力されると指定される。
【0175】
ステップS1314で、複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号が指定される。
【0176】
次に、ステップS1315で、ステップS1309で指定された複数画像ファイルに含まれる先頭画像の画像番号の画像から、画像番号の順に、基準数の枚数の画像が通常出力されると指定される。
【0177】
なお、ステップS1311において、ステップS1307で取得された画像の枚数が、基準数を超えていると判定された場合には、ステップS1312の判定を行わずに、主画像のみを出力してもよい。
【0178】
以上の処理により、複数画像ファイルに含まれる画像の出力範囲および出力形態が、ユーザの指示なしに、判定されることができる。
【0179】
なお、図31のステップS1205および図34のステップS1312では、複数画像ファイルに含まれる主画像のみが出力されるか否かが判定されるが、複数画像ファイルに主画像が含まれるか否かの判定は、例えば、図35の処理により行われる。
【0180】
図35の処理は、例えば、ステップS102の処理の一部としてCPU608により実行される。
【0181】
まず、ステップS1400で、複数画像ファイルに含まれる画像に主画像と副画像の区別があるか否かが判定される。
【0182】
ステップS1400で、主画像と副画像の区別がないと判定された場合には、図35の処理は終了する。
【0183】
ステップS1400で、主画像と副画像の区別があると判定された場合には、ステップS1401に処理が進む。
【0184】
ステップS1400で、主画像は、単体の画像として扱われる。
【0185】
上記で説明したように、本実施形態によれば、複数画像ファイルに含まれる複数の画像を選択的に処理することができる。
【0186】
<実施形態3>
本実施形態では、複数画像ファイルに含まれる画像の画像情報が解析され、画像情報に基づき画像の出力範囲と出力形態が判定される。判定に用いる画像情報は、副画像の枚数、及び撮影時間によるグループ化である。
【0187】
図1のステップS101で複数画像ファイルと判定した場合に、ステップS102の画像情報解析において、図36の「保持する画像の構成情報を解析1」を用いる。ステップS1501でこのファイルに含まれる画像数を解析する。次にステップS1502で、画像を撮影時間毎にグループ化するための基準時間差を指定する。これは予め規定時間を図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持していても良いし、実施形態1で説明したステップS301における処理を用いてユーザに指定させても良い。
【0188】
次に、図37の「保持する画像の構成情報を解析2」において、副画像をグループ化する。ステップS1601で当該画像の作成(撮影)時間を解析し、当該画像の作成時間と先頭画像の作成時間とを比較する。作成時間の差がステップS1502で取得した基準時間差以下であればステップS1603で同一グループに分類し、ステップS1601に戻って次の画像解析に移行する。基準時間差より大きい場合は、画像解析が終了したかどうかをステップS1604で判定し、途中の場合は当該画像から別グループになると判断して、ステップS1605でこの画像を先頭画像として別グループを開始する。これにより、作成時間による画像のグループ化が行われる。
【0189】
次に、図38で印刷条件として、1ページ内に印刷する画像数と画像サイズの対応情報を生成する。ステップS1701で、図14の601(操作パネル)などから画像処理装置にセットされている用紙のサイズを取得する。次にステップS1702で、1ページの中に複数の画像を印刷する場合の画像サイズの最小値(Smin)を取得する。これは予め最小画像サイズを図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持していても良いし、実施形態1で説明したステップS301における処理を用いてユーザに指定させても良い。次にステップS1703で、用紙サイズLの面積を最小画像サイズSminで割って、1ページの中に印字される最大画像枚数(Nmax)を算出する。なお、ステップS1703では、用紙サイズLの面積を最小画像サイズSminの面積で割った値をNmaxとしてもいいし、用紙サイズLの縦の長さを最小画像サイズSminの縦の長さで割った値をNmaxとしてもよい。さらに、用紙サイズLの横の長さを最小画像サイズSminの横の長さで割った値をNmaxとしてもよい。
【0190】
そして、ステップS1704では画像枚数が1(単独画像)の場合の画像サイズを用紙サイズLに合わせて定義し、ステップS1705で対応表に情報を格納する。次のステップS1705からステップS1708で、画像枚数に応じた画像サイズを計算し両者の対応表を作成する。この時、ステップS1706で画像枚数が最大印刷画像枚数Nmaxより小さい間は対応表作成処理を継続する。ステップS1707で画像枚数をインクリメントし、ステップS1708で、画像サイズS1(=L)を画像枚数Gnで割った値(除算した値)を画像枚数Gnに対応する画像サイズSnとする。この処理を画像枚数が最大画像枚数(Nmax)達するまで継続する。これにより、面内に貼り付ける画像枚数が1〜最大画像枚数(Nmax)である場合のそれぞれの画像サイズSnが算出される。この情報はステップS1705で説明した対応表に格納される。この対応表は図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持される。
【0191】
次に図39で実際に出力する画像の出力範囲、出力形態を判定する。図39の処理は、図1のステップS108、S109に相当する。ステップS1801で、ステップS1501で解析した対象画像ファイルが保持する画像枚数Nを取得し、ステップS1802で、Nを面内の最大印刷画像枚数(Nmax)と比較する。NがNmaxより小さい場合は、全画像を1ページに印刷できるので、ステップS1803でNに対する画像サイズSを、ステップS1705で作成した対応表から取得し、サイズSに縮小変倍処理した画像を出力する。ここでは1ページにまとめて印刷する例を説明する。しかし、何ページに印刷するかは任意であり、予め出力枚数を図14の607(データROM)や603(内部記憶領域部)に保持していても良いし、実施形態1で説明したステップS301における処理を用いてユーザに指定させても良い。
【0192】
一方、保持する画像がNmaxより大きい場合は、ステップS1805以降で出力する画像を選別する処理を行う。ステップS1805では、ステップS1601〜S1605で解析したグループ情報を用いて、複数の画像グループが存在するかどうかを判断する。特にグループが存在しない場合は、ステップS1810で面内最大印刷枚数Nmaxを超えない枚数を、最小画像サイズをSminに縮小変倍処理して出力する。ここでは先頭画像から最大印刷できる画像枚数を出力対象としているが、出力対象の決定の仕方は任意である。
【0193】
ステップS1805において、画像グループが存在すると判定された場合、ステップS1806にすすむ。ステップS1806で各画像グループの画像枚数Ngを取得し、ステップS1807で画像枚数がNgの場合の画像サイズを対応表から取得する。ここでは各グループにつき先頭画像1つのみを出力対象とするが、各グループの出力枚数、画像指定は任意である。また、1つのグループ画像のみを対象とすることも可能である。ステップS1808では、各グループの主画像(先頭画像)を特定し、ステップS1809で特定した各グループの主画像(先頭画像)を前記取得したサイズSに縮小変倍処理して出力する。
【0194】
これらの手段により、1ファイル中に複数画像を保持する画像データに対し、その保持する枚数や画像情報を解析して、自動的に出力範囲と形態を決定することが可能となる。
【0195】
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0196】
600 画像読取部
601 環境設定部
602 データ処理・制御部
603 内部記憶領域部
604 データ送受信部
605 画像出力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像ファイルを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析手段と、
前記複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替える手段と、
前記画像情報の解析手段により解析された画像情報を通知する、画像情報の通知手段と、
前記画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の範囲を指定する、出力範囲の指定手段と、
前記画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の形態を指定する、出力形態の指定手段と、
前記出力範囲の指定手段により指定された画像を、前記出力形態の指定手段により指定された形態で出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画像情報の解析手段は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の枚数を解析することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画像情報の通知手段は、前記画像情報の解析手段により解析された前記画像の枚数を通知することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記出力範囲の指定手段は、出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像情報の解析手段は、前記指定され画像ファイルに含まれる画像の作成日時を解析し、前記作成日時に基づいて前記画像を分類することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記出力範囲の指定手段は、前記画像が分類された画像グループ毎に出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記画像情報の解析手段は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の作成条件を解析し、前記作成条件に基づいて画像を分類することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
出力範囲の指定手段は、前記画像が分類された画像グループ毎に出力範囲を指定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項11】
画像ファイルを指定する指定ステップと、
前記指定ステップにより指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析ステップと、
前記複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替えるステップと、
前記画像情報の解析ステップにより解析された画像情報を通知する、画像情報の通知ステップと、
前記画像情報の通知ステップにより通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の範囲を指定する、出力範囲の指定ステップと、
前記画像情報の通知ステップにより通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の形態を指定する、出力形態の指定ステップと、
前記出力範囲の指定ステップにより指定された画像を、前記出力形態の指定ステップにより指定された形態で出力する出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
【請求項12】
前記画像情報の解析ステップは、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の枚数を解析することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項13】
前記画像情報の通知ステップは、前記画像情報の解析ステップにより解析された前記画像の枚数を通知することを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
【請求項14】
前記出力範囲の指定ステップは、出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項15】
前記画像情報の解析ステップは、前記指定され画像ファイルに含まれる画像の作成日時を解析し、前記作成日時に基づいて前記画像を分類することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項16】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
【請求項17】
前記出力範囲の指定ステップは、前記画像が分類された画像グループ毎に出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
【請求項18】
前記画像情報の解析ステップは、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の作成条件を解析し、前記作成条件に基づいて画像を分類することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項19】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
【請求項20】
出力範囲の指定ステップは、前記画像が分類された画像グループ毎に出力範囲を指定することを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
【請求項21】
請求項11乃至20のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項22】
請求項21の記載のプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項23】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力手段と、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データのうち主画像のみを出力し、前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データを全て出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項24】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力手段と、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データのうち各々の画像データを変倍処理して出力し、前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データの各々がグループ化されているかを判定し、グループ化されている場合、各グループの主画像を変倍処理して出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項25】
前記基準数は、前記画像データを出力するための用紙サイズを最小画像サイズで除算した値であることを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
【請求項26】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力ステップと、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データのうち主画像のみを出力し、前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データを全て出力する出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
【請求項27】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力ステップと、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データのうち各々の画像データを変倍処理して出力し、前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データの各々がグループ化されているかを判定し、グループ化されている場合、各グループの主画像を変倍処理して出力する出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
【請求項1】
画像ファイルを指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析手段と、
前記複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替える手段と、
前記画像情報の解析手段により解析された画像情報を通知する、画像情報の通知手段と、
前記画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の範囲を指定する、出力範囲の指定手段と、
前記画像情報の通知手段により通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の形態を指定する、出力形態の指定手段と、
前記出力範囲の指定手段により指定された画像を、前記出力形態の指定手段により指定された形態で出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画像情報の解析手段は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の枚数を解析することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画像情報の通知手段は、前記画像情報の解析手段により解析された前記画像の枚数を通知することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記出力範囲の指定手段は、出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像情報の解析手段は、前記指定され画像ファイルに含まれる画像の作成日時を解析し、前記作成日時に基づいて前記画像を分類することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記出力範囲の指定手段は、前記画像が分類された画像グループ毎に出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記画像情報の解析手段は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の作成条件を解析し、前記作成条件に基づいて画像を分類することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
出力範囲の指定手段は、前記画像が分類された画像グループ毎に出力範囲を指定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項11】
画像ファイルを指定する指定ステップと、
前記指定ステップにより指定された画像ファイルが複数画像ファイルであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記指定された画像ファイルが複数画像ファイルであると判定された場合は、前記指定された画像ファイルに含まれる画像情報を解析する、画像情報の解析ステップと、
前記複数画像ファイルに含まれる画像のうちどの画像を出力対象とするかの選択をユーザに指定させるか、自動的に行うかを切り替えるステップと、
前記画像情報の解析ステップにより解析された画像情報を通知する、画像情報の通知ステップと、
前記画像情報の通知ステップにより通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の範囲を指定する、出力範囲の指定ステップと、
前記画像情報の通知ステップにより通知された画像情報に応じて、出力対象の画像の形態を指定する、出力形態の指定ステップと、
前記出力範囲の指定ステップにより指定された画像を、前記出力形態の指定ステップにより指定された形態で出力する出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
【請求項12】
前記画像情報の解析ステップは、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の枚数を解析することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項13】
前記画像情報の通知ステップは、前記画像情報の解析ステップにより解析された前記画像の枚数を通知することを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
【請求項14】
前記出力範囲の指定ステップは、出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項15】
前記画像情報の解析ステップは、前記指定され画像ファイルに含まれる画像の作成日時を解析し、前記作成日時に基づいて前記画像を分類することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項16】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
【請求項17】
前記出力範囲の指定ステップは、前記画像が分類された画像グループ毎に出力対象の画像の枚数、および画像番号を指定することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
【請求項18】
前記画像情報の解析ステップは、前記指定された画像ファイルに含まれる画像の作成条件を解析し、前記作成条件に基づいて画像を分類することを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
【請求項19】
前記画像が分類された前記画像ファイルの画像情報がユーザに通知されることを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
【請求項20】
出力範囲の指定ステップは、前記画像が分類された画像グループ毎に出力範囲を指定することを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
【請求項21】
請求項11乃至20のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項22】
請求項21の記載のプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項23】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力手段と、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データのうち主画像のみを出力し、前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データを全て出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項24】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力手段と、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データのうち各々の画像データを変倍処理して出力し、前記判定手段による判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データの各々がグループ化されているかを判定し、グループ化されている場合、各グループの主画像を変倍処理して出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項25】
前記基準数は、前記画像データを出力するための用紙サイズを最小画像サイズで除算した値であることを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
【請求項26】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力ステップと、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データのうち主画像のみを出力し、前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データを全て出力する出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
【請求項27】
主画像と副画像とから成る複数の画像データを含んだ画像ファイルを入力する入力ステップと、
前記複数の画像データの画像数が基準数を超えるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超えない場合、前記複数の画像データのうち各々の画像データを変倍処理して出力し、前記判定ステップによる判定の結果、前記複数の画像データの画像数が基準数を超える場合、前記複数の画像データの各々がグループ化されているかを判定し、グループ化されている場合、各グループの主画像を変倍処理して出力する出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【公開番号】特開2010−267256(P2010−267256A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−90410(P2010−90410)
【出願日】平成22年4月9日(2010.4.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月9日(2010.4.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]