説明

画像処理装置

【課題】定型処理(所定処理)については、ユーザ認証後に自動で処理を行うことで、ユーザによる操作を軽減する。
【解決手段】当該画像処理装置における所定処理を識別する処理識別情報を含む処理情報を記憶する記憶手段104と、ユーザ認証に用いる認証情報と処理識別情報とを関連付けた認証・処理情報を管理する管理手段105と、1つ以上の認証情報を入力する入力手段102と、入力された認証情報を用いてユーザ認証を行なう認証手段106と、認証された認証情報に対応する処理識別情報が示す所定処理を実行する処理実行手段109と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ認証を行なう画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ認証を行う方法として「ユーザID+パスワード」が主流であったが、ユーザがパスワードを忘れたり、パスワードが流出したりといった課題があった。これを解決する認証方式として、ICカード認証や指紋認証をはじめとした生体認証が既に知られている。
【0003】
ここで、ICカードを例とすると、1ユーザに対し一般ユーザ用のICカードと管理者用のICカードというように認証情報(「認証キー」とも言う)となるICカードを複数枚配布することがある。ユーザはこれらのICカードを使用目的に応じて使い分ける。また、指紋認証を例とすると、認証情報となる指紋はユーザ毎に複数登録することができ、人指し指もしくは中指のいずれの指紋でも認証することが可能である。もちろんその他の指での認証も可能である。
【0004】
一方、従来の認証方式に用いる認証情報を、認証する目的以外にも使用する技術がある。特開2007−48080号公報(特許文献1)には、ユーザ認証に必要な認証情報とオペレーションとを関連付けて記憶し、認証が正常終了した場合、認証情報に対応するオペレーションを自動的に行い、ユーザが利用可能なサービスを表示するという技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した従来技術では、認証後に画像形成装置における所定の処理を行うには、ユーザが処理を実行するための操作を毎回行なう必要があった。つまり、定型処理(例えばマクロ)のような決まりきった操作を行う場合でも、認証されたユーザが、登録された定型処理を選択、起動し、操作を行うという煩雑な処理を行わなければならなかった。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、定型処理(所定処理)については、ユーザ認証後に自動で処理を行うことで、ユーザによる操作を軽減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明における一局面の画像処理装置は、当該画像処理装置における所定処理を識別する処理識別情報を含む処理情報を記憶する記憶手段と、ユーザ認証に用いる認証情報と前記処理識別情報とを関連付けた認証・処理情報を管理する管理手段と、1つ以上の前記認証情報を入力する入力手段と、入力された前記認証情報を用いてユーザ認証を行なう認証手段と、認証された前記認証情報に対応する処理識別情報が示す所定処理を実行する処理実行手段と、を備える。
【0008】
また、本発明の画像処理装置は、コンピュータにより実行可能なプログラムにより実現することができ、また、プログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、定型処理(所定処理)については、ユーザ認証後に自動で処理を行うことで、ユーザによる操作を軽減することができる画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例1に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図。
【図2】実施例1における画像処理装置の主要機能構成の一例を示すブロック図。
【図3】ユーザ情報の一例を示す図。
【図4】処理情報の一例を示す図。
【図5】認証・処理情報の一例を示す図。
【図6】認証・処理情報記憶手段に新規ユーザIDを登録する処理の一例を示すシーケンス図。
【図7】認証情報と処理情報との関連を示す表示画面の一例を示す図。
【図8】図7に示す表示画面の表示処理の一例を示すシーケンス図。
【図9】認証情報と処理情報との関連を編集する場合の表示画面の一例を示す図。
【図10】図9に示す表示画面の表示処理の一例を示すシーケンス図。
【図11】認証情報に関連付ける定型処理を選択する表示画面の一例を示す図。
【図12】ユーザCの右手中指に対し、定型処理b2へメールを新規で関連付ける処理の一例を示すシーケンス図。
【図13】ユーザCによるユーザ認証後、定型処理を自動実行する処理の一例を示すシーケンス図。
【図14】図13に示すステップS516における実行確認画面の一例を示す図。
【図15】実行確認画面から編集を行う処理の一例を示すシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる画像処理装置の実施例を詳細に説明する。以下、画像処理装置は例えばMFPなどである。
【0012】
[実施例1]
<ハードウェア構成>
図1は、実施例1に係る画像処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示すように、画像処理装置10は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、外部記憶装置I/F部14、ネットワークI/F部16、操作部17、表示部18を含む。
【0013】
制御部11は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUである。また、制御部11は、主記憶部12に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
【0014】
主記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部11が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
【0015】
補助記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
【0016】
外部記憶装置I/F部14は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記憶媒体15(例えば、フラッシュメモリなど)と当該画像処理サーバとのインタフェースである。
【0017】
また、記憶媒体15に、所定のプログラムを格納し、この記憶媒媒体15に格納されたプログラムは外部記憶装置I/F部14を介して画像処理装置10にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは画像処理装置10により実行可能となる。
【0018】
ネットワークI/F部16は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と当該画像処理装置10とのインタフェースである。
【0019】
操作部17や表示部18は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とから構成され、画像処理装置10が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する表示及び/又は入力装置である。
【0020】
<機能構成>
図2は、実施例1における画像処理装置10の主要機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置10は、表示手段101、入力手段102、ユーザ情報記憶手段103、処理情報記憶手段104、認証・操作管理手段105、処理実行手段109、制御手段110を含む。
【0021】
表示手段101は、ユーザからの処理要求を受け付けたり、機器の状態をユーザに通知したりする。また、表示手段101は、操作画面を表示し、所定の操作を受け付ける。
【0022】
入力手段102は、ユーザ認証に必要な認証情報を入力する。認証情報としては、ユーザID及びパスワード、指紋情報、ICカード情報、又は、静脈などがある。
【0023】
ユーザ情報記憶手段103は、ユーザ名やユーザのアドレス等を保持する(例えば、アドレス帳)。図3は、ユーザ情報の一例を示す図である。図3に示す例では、ユーザ情報は、ユーザIDに関連付けられたユーザ名、メールアドレス、ファックス番号を含む。例えば、ユーザID「0001」のユーザ名は「ユーザA」であり、メールアドレスは「0001@aaa.co.jp」であり、ファックス番号は「03−xxxx−0001」である。
【0024】
図2に戻り、処理情報記憶手段104は、画像処理装置10における所定処理(定型処理)に関する処理情報を保持する。ここで、定型処理とは、画像処理装置10に予め登録されている所定の処理のことを言う。
【0025】
図4は、処理情報の一例を示す図である。図4に示す例では、処理情報は、定型処理IDに関連付けられた定型処理、定型処理タイトルを含む。例えば、定型処理ID「2001」は、定型処理「コピー実行(両面、集約、ステープル)」を表し、定型処理タイトルは「定例会議用コピー」である。
【0026】
図2に戻り、認証・処理管理手段105は、入力手段102により入力された認証情報に基づいて認証処理を行い、又は、認証情報と処理情報とが関連付けられた認証・処理情報を管理する。具体的には、認証・処理管理手段105は、認証手段106、情報管理手段107、認証・処理情報記憶手段108を含む。以下、各手段について説明する。
【0027】
認証手段106は、入力手段102により入力された認証情報を用いてユーザ認証を行なう。認証方式としては、前述した通り、ユーザID及びパスワードによる認証、ICカード認証、指紋認証を含む生体認証などがある。なお、認証手段106は、認証・情報管理手段105に含まれる構成としたが、認証・情報管理手段105とは別構成としてもよい。また、画像処理装置10は、外部の認証サーバを用いて認証結果を取得するようにしてもよい。
【0028】
情報管理手段107は、認証・処理情報を管理し、認証・処理情報を参照することで、認証成功した認証情報に対応する定型処理IDを取得する。また、情報管理手段107は、必要に応じて、認証・処理情報に含まれる各種情報を追加、削除、又は編集を行う。
【0029】
認証・処理情報記憶手段108は、認証情報と処理情報に含まれる情報とが関連付けられた認証・処理情報を保持する。図5は、認証・処理情報の一例を示す図である。図5に示す例では、認証・処理情報は、ユーザIDに関連付けられた認証情報、定型処理ID、定型処理起動条件を含む。
【0030】
「ユーザID」は、ユーザ情報記憶手段103から「ユーザ名」等の各種情報を検索する際に必要となる。「認証情報」は、ユーザ認証の際に入力手段102から入力されたデータと比較する際に必要となる。「定型処理ID」は、「認証情報」と関連付けられ、処理情報記憶手段104から「定型処理」を検索する際に必要となる。例えば、ユーザID「0001」による認証情報「指紋(右手:人指し指)」には、定型処理ID「2001」が関連付けられている。
【0031】
図5に示す「認証情報」の具体例として「指紋」「ICカード」を例としているが、その他の認証方式でも良い。また、異なる認証方式の「認証情報」が「ユーザID」に対し複数関連付けられていても良い。「定型処理」1つに対し同一の「認証情報」が複数存在することは禁止するが、1つの「認証情報」に対し同一の「定型処理」が関連付くことは可能である。これにより、認証時に同一の定型処理を連続起動することが可能となる。
【0032】
さらに、定型処理IDには、属性情報としても定型処理起動条件が関連付けられている。なお、定型処理起動条件は付加的な情報である。定型処理起動条件とは、認証成功後に定型処理を実行するか否かの起動条件を示す。図5に示す例では、定型処理起動条件は、処理が有効か否かを示す「有効/無効」情報、定型処理の実行を許可する認証日時を示す「タイミング」情報、一つの認証情報に複数の定型処理が関連付けられていた場合の実行順序を示す「実行順」情報を含む。
【0033】
例えば、「有効/無効」情報において、「無効」が設定された場合は、常に関連する定型処理は実行対象外となる。「タイミング」は、認証日時がこれと一致する場合のみ関連する定型処理を起動する。「タイミング」の種別としては例えば、以下のタイミングが考えられる。
・毎回
・毎週n曜日(n:月〜日)
・毎月n日(n:1〜31)
「実行順序」は、同一認証情報に関連する「定型処理」において「有効/無効」の値が「有効」であり、認証日時と「タイミング」とが一致する「定型処理」が複数存在する場合の実行順を規定している。同一認証情報に関連する「定型処理」が1つしかない場合、実行順序は常に「1」となる。次に、図5に示す認証・処理情報が示す意味を説明する。
【0034】
(ユーザA)
ユーザID「0001」に対応する「ユーザA」は認証用の指紋データとして「右手:人指し指」を登録しており、「右手:人指し指」で認証する度にコピー(両面、集約、ステープル)が自動実行されることを意味している。
【0035】
(ユーザB)
ユーザID「0002」に対応する「ユーザB」は認証用のICカードとして「ICカード(ID1111)」と「ICカード(ID2222)」を登録しており、「ICカード(ID1111)」で認証時、月初(1日)ならば(b1@AAA.co.jp)へメール送信を実行し、月初(1日)以外なら認証のみ行う。同様に「ICカード(ID2222)」で認証時、火曜ならば(b2@AAA.co.jp)へメール送信を実行し、火曜以外なら認証のみ行う。
【0036】
(ユーザC)
ユーザID「0003」に対応する「ユーザC」は認証用の指紋データとして「右手:中指」を登録しており、「右手:中指」で認証時、認証したタイミングが金曜日ならば次の3つの「操作」が起動条件に一致する。このとき割り当てられた実行順序に従い、
(1)「03−1234−xxxx」へファクス送信(定型処理ID:2004)
(2)「03−9876−xxxx」へファクス送信(定型処理ID:2005)
(3)送信履歴画面表示(定型処理ID:2006)
の順に実行される。ここで(1)と(2)と(3)は「処理」としては区別されるため別ジョブとして動作する。
【0037】
例えば(2)が紙原稿を送信する設定の場合、(2)起動時にユーザに対し原稿をセットするように通知し、ユーザが紙原稿をセットしスタートを要求することにより(2)を再開することになる。更に、(2)において最終原稿が読み取られ、要求が確定した時点で(3)を自動的に表示する。
【0038】
なお、認証タイミングが金曜日以外の場合、(2)は起動されず(1)と(3)のみ処理されることになる。
【0039】
図2に戻り、認証・処理管理手段105は、認証手段106によるユーザ認証が成功すると、認証・処理情報を参照して、認証情報に対応する定型処理IDを取得する。このとき、定型処理起動条件がある場合、起動条件を満たす場合にのみ、情報管理手段107は、認証情報に対応する定型処理IDを取得する。次に、認証・処理管理手段105は、取得した定型処理IDが示す定型処理を実行するよう、制御手段110を介して処理実行手段109に要求する。
【0040】
処理実行手段109は、認証・処理管理手段105から定型処理を実行するよう要求されると、要求された定型処理を実行する。例えば、定型処理ID「2001」が要求されると、処理実行手段109は、装置内の設定を両面、集約、ステープルに設定し、コピーを行う。制御手段110は、前述した各手段を制御する。
【0041】
画像処理装置10は、以上の機能を有することで、認証後に、認証が成功した認証情報に対応する所定の処理を自動で実行するため、ユーザによる操作負担を軽減することができる。次に、実施例1における画像処理装置10の表示画面例や、認証・処理情報の登録、変更等に関するシーケンスについて説明する。
【0042】
<新規ユーザIDの登録>
図6は、認証・処理情報記憶手段108に新規ユーザIDを登録する処理の一例を示すシーケンス図である。図6に示すように、ステップS101において、表示手段101は、新規ユーザの登録を指示されると、制御手段110に対してユーザ情報とともに新規ユーザの登録要求を行う。
【0043】
ステップS102において、制御手段110は、表示手段101から登録要求を受けると、登録要求を受けたユーザ情報をユーザ情報記憶手段103に登録(記憶)する。次に、ステップS103において、制御手段110は、登録要求を受けたユーザ情報に含まれるユーザIDを認証・処理情報記憶手段108に登録する。
【0044】
これにより、新規ユーザをユーザ情報記憶手段103に登録するタイミングで、認証・処理管理手段105に対し、ユーザ情報記憶手段103に登録した「ユーザID」と同じIDを登録することで、ユーザ情報記憶手段103と認証・処理管理手段105との間で整合を保つことができる。
【0045】
<認証情報と処理情報との関連表示>
図7は、認証情報と処理情報との関連を示す表示画面の一例を示す図である。図7に示す表示画面は、管理者による管理ツールを用いて表示できるようにするとよい。図7に示す表示画面によって、管理者は、各ユーザがどのような認証情報で認証し、どのような起動条件で定型処理を自動実行するかの概要を把握することができる。なお、管理者は全てのユーザの情報が表示されるようにし、ユーザは認証後に自分の情報のみが表示されるようにしてもよい。
【0046】
次に、図7に示す表示画面の表示処理について説明する。図8は、図7に示す表示画面の表示処理の一例を示すシーケンス図である。ステップS201において、表示手段101は、管理者から図7に示す表示画面の表示要求を受けると、制御手段110に対し、認証・処理情報一覧の取得要求を行なう。
【0047】
ステップS202において、制御手段110は、表示手段101から認証・処理情報一覧の取得要求を受けると、認証・処理管理手段105に対し、一覧の取得要求を行う。
【0048】
ステップS203において、認証・処理管理手段105は、制御手段110から一覧取得要求を受けると、表示画面にユーザ名を表示するため、ユーザIDに対応するユーザ名をユーザ情報記憶手段103から読み出して取得する。
【0049】
同様に、ステップS204において、認証・処理管理手段105は、表示画面に定型処理タイトルを表示するため、定型処理IDに対応する定型処理タイトルを処理情報記憶手段104から読み出して取得する。
【0050】
ステップS205において、ステップS203で取得したユーザ名、ステップS204で取得した定型処理タイトル、認証・処理情報に保持される認証情報、定型処理起動条件に基づいて、図7に示す表示画面を表示するための応答情報を生成する。
【0051】
ステップS206において、認証・処理管理手段105は、応答情報を生成すると、制御手段110に対して応答情報を出力する。
【0052】
ステップS207において、制御手段110は、認証・処理管理手段105から応答情報を取得すると、取得した応答情報を表示手段101に出力する。これにより、図7に示す表示画面が表示される。
【0053】
<認証情報、処理情報との関連を編集>
次に、認証情報と処理情報との関連を編集する場合について説明する。図9は、認証情報と処理情報との関連を編集する場合の表示画面の一例を示す図である。図9に示す表示画面は、図7に示す表示画面から、例えば、「ユーザC」を選択し、「編集」ボタンを押下した場合に表示される画面である。
【0054】
図9に示す例では、「ユーザC」は「右手:中指」を認証情報として登録しているため、「指紋:右手タブ」の「中指」欄には該当する指紋画面が表示される。ここで、管理者、又はユーザCが指紋画像の隣にあるラジオボタンをチェックし、「編集」ボタンを押下する。これにより、再度指紋を読み取る表示画面(図示せず)へ遷移し、指紋の再読み取りを行うことができる。
【0055】
「削除」ボタンが押下されれば、情報管理手段107は、指紋データを削除することができる。この時、関連付けられた定型処理は意味を成さなくなるが、後から指紋を再登録することを考慮し、指紋データを削除する際には定型処理の関連を削除するかをユーザに問合せる。
【0056】
また、図9に示す表示画面から、プルダウンや上下の矢印にて「有効/無効」「タイミング」「実行順序」の変更も可能である。
【0057】
また、「右手:中指」に対し、新たな定型処理を関連付けたい場合、ユーザは、「定型処理タイトル」の下にある「追加」ボタンを押下し、後述する図11に示す表示画面へ遷移し、関連付けたい定型処理を選択することが可能である。
【0058】
すでに関連付けられている定型処理を別の定型処理に変更したい場合、ユーザは、変更対象の定型処理の隣にあるラジオボタンをチェックし、「編集」ボタンを押下することで同様に図11に示す表示画面に遷移する。
【0059】
定型処理の関連を削除したい場合、ユーザは、対象となる定型処理の隣にあるラジオボタンをチェックし、「削除」ボタンを押下すればよい。この「削除」ボタンは「認証情報」との関連を消すものであり、登録されている「定型処理」自体を削除するものではない。
【0060】
次に、図9に示す表示画面の表示処理について説明する。図10は、図9に示す表示画面の表示処理の一例を示すシーケンス図である。図10に示すシーケンスは、基本的には図8に示すシーケンスと同様であり、詳細な情報を取得する点で異なる。
【0061】
図10に示すステップS301において、表示手段101は、管理者、又はユーザCから「ユーザC」の認証・処理情報の詳細情報に対する表示要求を受けると、制御手段110に対し、ユーザID「0003」を対象とした認証・処理情報の詳細情報の取得要求を行なう。
【0062】
ステップS302において、制御手段110は、表示手段101から認証・処理情報の詳細情報の取得要求を受けると、認証・処理管理手段105に対し、ユーザID「0003」の認証・処理情報の詳細情報の取得要求を行う。
【0063】
ステップS303において、認証・処理管理手段105は、制御手段110から詳細情報の取得要求を受けると、表示画面にユーザ名を表示するため、ユーザID「0003」に対応するユーザ名をユーザ情報記憶手段103から読み出して取得する。
【0064】
同様に、ステップS304において、認証・処理管理手段105は、表示画面に定型処理タイトルを表示するため、定型処理ID「2004」、「2005」、「2006」に対応する定型処理タイトルを処理情報記憶手段104から読み出して取得する。
【0065】
ステップS305において、ステップS303で取得したユーザ名、ステップS304で取得した定型処理タイトル、認証・処理情報に保持される認証情報、定型処理起動条件に基づいて、図9に示す表示画面を表示するための応答情報を生成する。
【0066】
ステップS306において、認証・処理管理手段105は、応答情報を生成すると、制御手段110に対して応答情報を出力する。
【0067】
ステップS307において、制御手段110は、認証・処理管理手段105から応答情報を取得すると、取得した応答情報を表示手段101に出力する。これにより、図9に示す表画面が表示される。
【0068】
次に、「認証情報」に関連付ける「定型処理」を選択する場合について説明する。図11は、「認証情報」に関連付ける「定型処理」を選択する表示画面の一例を示す図である。図11に示す表示画面は、図9に示す表示画面から、「定型処理タイトル」の下にある「追加」ボタン、又は「編集」ボタンを押下した場合に表示される画面である。
【0069】
図11に示すように、表示手段101は、画像処理装置10に登録されている定型処理の一覧を表示している。「認証情報」に関連付ける定型処理をラジオボタンで選択し、ユーザが「OK」を押下することで「認証情報」との関連が更新される。
【0070】
図11に示す表示画面を表示するためのシーケンスについては、基本的には図8に示すシーケンスと同様である。表示手段101が定型処理一覧の表示要求を受け付けると、図8に示すステップS204において取得した処理情報に基づいて図11に示す表示画面を表示することができる。
【0071】
次に、認証情報と定型処理との関連付けを行なう場合について説明する。図12は、「ユーザC」の右手中指に対し、定型処理「b2へメール」を新規で関連付ける処理の一例を示すシーケンス図である。
【0072】
図11に示す表示画面は、図9に示す画面において、「中指」欄の「定型処理タイトル」の下にある「追加」ボタンを押下することで表示される。
【0073】
図12に示すステップS401において、ユーザCは、図11に示す表示画面から「b2へメール」のラジオボタンにチェックし、「OK」ボタンを押下すると、表示手段101は、関連追加を要求するため制御手段110に対し、「ユーザID0003」、「種別:右手中指」、「定型処理ID2003」を出力する。
【0074】
ステップS402において、制御手段110は、表示手段101から関連追加要求を受けると、認証・処理管理手段105に対し、関連付けの実行を要求する。関連付け実行の要求は、ユーザID、認証情報の種別、定型処理IDを認証・処理管理手段105に出力することで行われる。
【0075】
ステップS403において、認証・処理管理手段105は、制御手段110から関連付け実行の要求を受けると、取得した情報を関連付け、図5に示す認証・処理情報を更新する。この時、認証・処理情報に含まれる定型処理起動条件は、デフォルトで「有効/無効」情報には「有効」、「タイミング」情報には「毎回」、「実行順」情報には「4」が登録される。なお、実行順については、連番になるように番号が割り当てられる。
【0076】
<認証後の定型処理実行>
次に、ユーザ認証を行なった後に、自動で定型処理を実行する場合について説明する。図13は、ユーザCによるユーザ認証後、定型処理を自動実行する処理の一例を示すシーケンス図である。
【0077】
図13に示すステップS501において、制御手段110は、ユーザCが画像処理装置10を使用する際に未認証状態である場合、表示手段101に対し、認証が必要である旨を通知する。
【0078】
ステップS502において、表示手段101は、ユーザCに対し認証用デバイスである入力手段102に指を置くように促す(認証要求画面を表示)。なお、認証についてはICカード認証などでもよい。
【0079】
ステップS503において、制御手段110は、入力手段102に対し、認証の準備要求を行う。ステップS504において、入力手段102は、指紋読取の準備を行った後、ユーザCが入力手段102に指をセットしたことを検知すると、指紋を読み取る。
【0080】
ステップS505において、入力手段102は、読み取った指紋データを制御手段110に出力し、認証要求を行う。ステップS506において、制御手段110は、入力手段102から取得した指紋データを、認証・処理管理手段105に出力し、認証要求を行う。
【0081】
ステップS507において、認証・処理管理手段105は、図5に示す認証・処理情報に基づき、制御手段110から取得した指紋データがユーザID「0003」の「右手中指」の指紋と一致することを判定する。
【0082】
ステップS508において、認証・処理管理手段105は、ユーザ情報記憶手段103に記憶されるユーザ情報を参照して、ユーザID「0003」に対応する「ユーザ名」を取得する。
【0083】
ステップS509において、認証・処理管理手段105は、ユーザID「0003」に対応する「ユーザ名」を取得すると、制御手段110に対し、認証OKを示す旨と、「ユーザID」と、「ユーザ名」とを出力する。
【0084】
ステップS510において、制御手段110は、認証・処理管理手段105から認証OKの旨などを取得すると、それらの情報を表示手段101に出力する。ステップS511において、表示手段101は、制御手段110から取得した情報に基づいて、表示画面に認証結果画面を表示する。認証結果画面は、認証OKとユーザ名とが分かるような表示画面である。
【0085】
このとき、ステップS512において、認証・処理管理手段105は、図5に示す認証・処理情報に基づきユーザID「0003」の「右手中指」に対応する定型処理ID「2004」、「2005」、「2006」を取得し、かつ、起動条件を満たすか否かを判定する。図13に示す例では、認証・処理管理手段105による認証日時が「金曜日」ではないとすると、定型処理ID「2005」は条件を満たさないと判定される。
【0086】
ステップS513において、認証・処理管理手段105は、処理情報記憶手段104に記憶される処理情報を参照して、定型処理ID「2004」、「2006」に対応する定型処理の詳細情報を取得する。
【0087】
ステップS514において、認証・処理管理手段105は、制御手段110に対し、定型処理の詳細情報を出力する。
【0088】
次に、ステップS50において、制御手段110は、定型処理の実行前に確認処理を行う(点線枠の処理)。なお、ステップS50における処理は任意の処理であり、ユーザ又は管理者により、ステップS50における処理を行うか否かを事前に決めておくとよい。
【0089】
ステップS515において、制御手段110は、認証・処理管理手段105から取得した定型処理の詳細情報を、ユーザに確認させるため表示手段101に出力する。
【0090】
ステップS516において、表示手段101は、制御手段110から取得した定型処理の詳細情報を表示した確認画面(以下、実行確認画面という)を表示部18に表示する。ステップS517において、ユーザが実行確認画面の実行ボタンを押下すると、表示手段101は、制御手段110に対し、定型処理の実行を要求する。
【0091】
ステップS518において、制御手段110は、実行順が「1」である定型処理ID「2004」の定型処理「上司へのファックス送信」を実行するよう処理実行手段109に要求する。このとき、FAX番号である「03−1234−xxxx」も処理実行手段109に出力される。
【0092】
ステップS519において、処理実行手段109は、制御手段110から要求された定型処理を実行する。定型処理が終了すると、ステップS520において、制御手段110は、次の定型処理である定型処理ID「2006」の定型処理「送信履歴」を実行するよう処理実行手段109に要求する。
【0093】
ステップS521において、処理実行手段109は、制御手段110に対し、送信履歴情報を出力し、表示部18に表示するよう要求する。ステップS522において、制御手段110は、処理実行手段109から取得した送信履歴情報を表示手段101に出力する。ステップS523において、表示手段101は、制御手段110から送信履歴情報を取得すると、取得した送信履歴情報に基づいて送信履歴画面を表示部18に表示する。
【0094】
<定型処理の実行確認処理>
図14は、図13に示すステップS516における実行確認画面の一例を示す図である。図14に示す例では、認証日時が金曜日であるため、定型処理ID「2005」も実行可能と判断されたとする。よって、図14に示す実行確認画面には、定型処理起動条件を満たす定型処理「上司へのファックス報告」、「顧客へのファックス報告」、「送信結果確認」が実行順に表示されている。
【0095】
また、図14に示す実行画面の右部に「実行順入れ替え」が表示されている。この「実行順入れ替え」の矢印を押下することで、実行順序の入れ替え行なうことができる。また、「有効/無効」の値をプルダウンメニューから「無効」を選択することで、定型処理を実行対象外とすることもできる。さらに、「編集」ボタンを押下することで、コピーやファックスの定型処理の設定情報を編集することもできる。
【0096】
前述した編集内容は、一時的な変更とみなし、図14に示す実行画面の下部にある「保存」ボタンが押下されずに「実行」ボタンが押下された場合は図4や図5に示す情報には反映されない。なお、編集内容を次回の認証時から反映させたい場合は、ユーザは「保存」ボタンを押下すればよい。
【0097】
次に、実行確認画面において編集を行う処理のシーケンスについて説明する。図15は、実行確認画面から編集を行う処理の一例を示すシーケンス図である。図15に示す処理は、ステップS60の蓄積文書変更処理、ステップS61の実行順入れ替え処理、ステップS62の定型処理の無効化処理、ステップS63の編集内容保存処理に分けられる。以下、各処理について詳しく説明する。なお、ステップS60〜S63の順序はどんな順序でも良いし、それぞれ任意に行われる処理であることは言うまでもない。
【0098】
(蓄積文書変更処理)
ステップS601において、制御手段110は、表示手段101に対し、定型処理情報を出力し、実行内容の確認を要求する(図13に示すステップS515)。ステップS602において、表示手段101は、実行内容確認画面を表示する(図13に示すステップS516)。
【0099】
次に、ユーザは、図14に示す実行順1の「編集」ボタンを押下し、入力条件を変更する。ユーザは編集画面から「蓄積文書1」を「蓄積文書2」に変更したとする。ステップS603において、表示手段101は、「蓄積文書1」から「蓄積文書2」への変更を制御手段110に要求する。
【0100】
ステップS604において、制御手段110は、かかる変更は一時的なものとみなして入力条件を一時的に変更する。このとき、処理情報記憶手段104への更新要求は行わない。
【0101】
ステップS605において、制御手段110は、変更内容が実行確認画面に表示されるよう、変更結果を表示手段101に出力する。これにより最新の情報を実行確認画面にて表示することが可能となる。
【0102】
(実行順入れ替え処理)
ステップS606において、表示手段101により最新の情報を示す実行確認画面が表示される。
【0103】
ステップS607において、ユーザは、図14に示す実行確認画面から実行順1の「実行順入れ替え」の下矢印を押下、又は、実行順2の「実行順入れ替え」の上矢印を押下したとする。表示手段101は、制御手段110に対し、実行順1と実行順2との入れ替えを要求する。
【0104】
ステップS608において、制御手段110は、かかる変更は一時的なものとみなして実行順を一時的に変更する。このとき、認証・処理情報記憶手段108への更新要求は行わない。
【0105】
ステップS609において、制御手段110は、変更内容が実行確認画面に表示されるよう、変更結果を表示手段101に出力する。これにより最新の情報を実行確認画面にて表示することが可能となる。
【0106】
(定型処理の無効化処理)
ステップS610において、表示手段101により最新の情報を示す実行確認画面が表示される。
【0107】
ステップS611において、ユーザは、図14に示す実行確認画面から実行順3の「有効/無効」を「無効」に変更したとする。表示手段101は、制御手段110に対し、実行順3の無効化を要求する。
【0108】
ステップS612において、制御手段110は、かかる変更は一時的なものとみなして実行順を一時的に変更する。このとき、認証・処理情報記憶手段108への更新要求は行わない。
【0109】
ステップS613において、制御手段110は、変更内容が実行確認画面に表示されるよう、変更結果を表示手段101に出力する。これにより最新の情報を実行確認画面にて表示することが可能となる。
【0110】
(編集内容保存処理)
ステップS614において、表示手段101により最新の情報を示す実行確認画面が表示される。
【0111】
ステップS615において、ユーザは、図14に示す実行確認画面から「保存」ボタンを押下したとする。表示手段101は、制御手段110に対し、前述した編集内容の保存を要求する。
【0112】
ステップS616において、制御手段110は、処理情報記憶手段104に対し、実行順1の定型処理の蓄積文書の書き換えを要求する。ステップS617において、処理情報記憶手段104は、制御手段110により要求された蓄積文書を保存する。ステップS618において、制御手段110は、蓄積文書の変更ができたことを確認する。
【0113】
ステップS619において、制御手段110は、認証・処理管理手段105に対し、実行順の入れ替えと、実行順3の無効化を要求する。ステップS620において、認証・処理管理手段105は、制御手段110から要求された変更内容を、認証・処理情報に保存する。より具体的には、図5に示すような認証・処理情報の「定型処理起動条件」が更新される。ステップS621において、認証・保存管理手段105は、制御手段110に対し、保存が完了したことを通知する。
【0114】
ステップS622において、制御手段110は、保存内容が実行確認画面に表示されるよう、保存結果を表示手段101に出力する。これにより最新の情報を実行確認画面にて表示することが可能となる(S623)。
【0115】
ステップS624において、ユーザが実行確認画面から「実行」ボタンを押下した場合、表示手段101は、定型処理の実行を制御手段110に要求する。ステップS625において、制御手段110は、実効順に従って処理実行手段109に定型処理の実行を要求する。
【0116】
以上、実施例1によれば、定型処理(所定処理)については、ユーザ認証後に自動で処理を行うことで、ユーザによる操作を軽減することができる。また、定型処理起動条件を属性情報として認証・処理情報に保持させることで、ユーザ所望の定型処理を行わせることができる。
【0117】
なお、実施例1の画像処理装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0118】
また、実施例1の画像処理装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施例1の画像処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0119】
また、実施例1の画像処理装置10で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0120】
実施例1の画像処理装置10で実行されるプログラムは、前述した各手段を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段が主記憶装置上にロードされ、上記各手段が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0121】
なお、本発明は、上記実施例1そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例1に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例1に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0122】
10 画像処理装置
101 表示手段
102 入力手段
103 ユーザ情報記憶手段
104 処理情報記憶手段
105 認証・処理管理手段
106 認証手段
107 情報管理手段
108 認証・処理情報記憶手段
109 処理実行手段
110 制御手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0123】
【特許文献1】特開2007−48080号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
当該画像処理装置における所定処理を識別する処理識別情報を含む処理情報を記憶する記憶手段と、
ユーザ認証に用いる認証情報と前記処理識別情報とを関連付けた認証・処理情報を管理する管理手段と、
1つ以上の前記認証情報を入力する入力手段と、
入力された前記認証情報を用いてユーザ認証を行なう認証手段と、
認証された前記認証情報に対応する処理識別情報が示す所定処理を実行する処理実行手段と、
を備える画像処理装置。
【請求項2】
前記認証・処理情報は、
ユーザ毎に、前記認証情報と前記処理識別情報との組み合わせを1又は複数有する請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記認証・処理情報は、
1つの前記認証情報に対し、複数の前記処理識別情報が関連付けられる請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記認証・操作情報はさらに、
前記処理識別情報に対し、該処理識別情報が示す所定処理の起動条件に関する属性を有する請求項1乃至3いずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記属性は、
前記所定処理の有効又は無効、前記所定処理を許可する認証日時のタイミング、前記所定処理の実行順序を含む請求項4記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記処理実行手段により実行される前に、前記属性及び/又は前記所定処理の内容を表示部に表示させる表示手段をさらに備える請求項5記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記管理手段は、
前記表示部に表示された前記属性及び/又は前記所定処理の内容の編集を受け付ける請求項6記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記管理手段は、
前記属性/及び又は所定処理の内容が編集された場合、編集内容に基づいて前記認証・処理情報を更新する請求項7記載の画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−211524(P2010−211524A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−57014(P2009−57014)
【出願日】平成21年3月10日(2009.3.10)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】