説明

画像処理装置

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、スキャナで読取った図形を含む原稿に適宜の着色あるいは模様付け処理を施し正式な大きさにしてプリント出力可能にすると共に、同一の原稿の適宜の領域や背景に異なる任意の着色または任意の模様付け処理した複数の確認用の縮小画像も正式な大きさの同じプリント用紙にその用紙送り方向に直交する方向に並べてプリント出力可能にした画像処理装置に関するものである。
(発明の技術的背景)
図形を含む原稿をスキャナで読み、この読込んだ原稿の適宜の領域や背景に着色したり模様付けをして正式な大きさにプリント出力するようにした画像処理装置が考えられている。この場合同一の図形部分に対して着色や模様付けを自由に変えたり、図形の背景に着色や模様を付けた複数の画像をプリントして、これらの出来栄えを見比べて最適なものを決めることがある。この場合に同一の図形や背景に対して着色や模様を変えた複数の画像を全て正式な大きさのプリント用紙に正式な大きさでプリント出力したのではプリント時間が長くなるだけでなく、プリント用紙の無駄も増える。
(発明の目的)
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、原稿に含まれる図形や背景に異なる着色や異なる模様付けをした複数の画像を縮小してプリント出力し、これらの画像を比較して最適な画像を決定できるようにすると共に、プリント用紙の無駄を少なくすることができるようにした画像処理装置を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明によればこの目的は、図形を含む原稿の任意の領域に任意の着色あるいは任意の模様付けを施してプリント出力する画像処理装置であって、原稿を読取るスキャナと;このスキャナで読取った原稿の着色または模様付けを施す領域を指定するデジタイザと;このデジタイザで指定された領域に施す着色または模様付けの処理内容を指令する入力手段と;縮小プリントを指令する縮小プリントキーと;前記スキャナおよびデジタイザの出力と入力手段で指令した処理内容とをメモリするメモリ手段と;前記メモリ手段にメモリした内容を用いて、プリント指令を受けた時にはデジタイザで指定した領域に前記メモリ手段にメモリした処理内容の処理を行って正式な大きさのプリント用画像データをビットイメージにして出力する一方、前記縮小プリント指令を受けた時には同一の原稿に対してデジタイザおよび入力手段により設定され前記メモリ手段にメモリされた異なる複数の処理内容を実行し複数の縮小プリント用画像データを出力する処理手段と;前記プリント指令を受けた時に前記処理手段が出力する前記プリント画像データにより正式な大きさの画像を正式なプリント用紙にプリントする一方、前記縮小プリント指令を受けた時に複数の前記縮小プリント用画像データにより前記正式な大きさの画像を縮小した複数の縮小画像を前記正式なプリント用紙に印字方向に並列に出力するプリンタと;を備え、前記処理手段は、縮小プリント指令を受けて1つの縮小画像ごとに前記メモリ手段にメモリした処理内容を順次実行する一方、前記プリンタは、1つの縮小画像のプリント毎にプリント用紙を戻して順次複数の縮小画像をプリントすることを特徴とする画像処理装置、により達成される。
ここに処理手段は、縮小プリント指令を受けて複数の縮小画像に対して処理した結果をビットイメージとしてフレームメモリにメモリさせ、プリンタは、フレームメモリにメモリしたビットイメージのデータを用いて複数の縮小画像を印字方向に同時に並列にプリントするようにしてもよい。
(作用)
スキャナで読取られた原稿に含まれる図形に対して、デジタイザにより領域(背景を含む)を指定し、指定した各領域ごとに入力手段で着色および模様の一方または両方を指定する。処理手段はこの入力手段で指定された処理を各領域に対して施す。入力手段では同一の図形あるいは背景に対して異なる着色および(または)模様付けを繰り返して指定する。このように一度スキャナで読取った同一の原稿に対して、異なる着色および(または)模様付けを施した複数の画像がメモリ手段にメモリされる。処理手段は、プリント指令を受けた時には所定の着色・模様付け処理を施した正式なプリント用の画像データをプリンタに出力する一方、縮小プリント指令を受けた時には、このメモリされた複数の画像を縮小するための縮小プリント用画像データを出力する。プリンタはプリント指令を受けた時には正式なプリント用画像データにより正式なプリント用紙に正式な大きさでプリントする一方、縮小プリント指令を受けた時には縮小プリント用画像データにより縮小画像を正式な大きさの同じプリント用紙にプリント用紙の送り方向に直交する方向、すなわち印字方向に並列にプリントする。
(実施例)
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図はその内部構造を示す透視図、第3図は側面の透視図、第4図は正面の透視図、第5図はスキャナの押え蓋の上面を示す図、第6図はブロック図、第7図は代表的な動作の流れ図、第8図は縮小画像のプリント例を示す図である。
まず第1〜4図に基づき各部の配置構造を説明する。第1図において符号10は横長の筐体であり、この筐体10は左右一対の足部12、12により水平に保たれている。筐体10の上面は上方へ開閉可能な蓋14となっている。また足12、12の下部はメンバー16により連結され、このメンバー16にはプリント済みの用紙を受けるラック18が掛け止められている。
筐体10の内部には、第2、3図に示すようにプリンタ20が収容されている。このプリンタ20は横向きに平行に配設された給紙ロール22と、プラテン24とを有する。このプラテン24は給紙ロール22の手前側に位置し、給紙ロール22の下縁から引出された用紙26はプラテン24に掛け回されてプラテン24の前縁から下方へ導かれる。プラテン24はフィードモータ28によりベルト駆動される。
プリンタ20は、プラテン24の前面に沿って左右に走行する印字ヘッド30を備える。この印字ヘッド30はガイドロッド32にガイドされ、キャリッジモータ34に巻き掛けたベルト36により左右に送られる。印字ヘッド30はこの実施例ではインクジェット方式のものであり、その復帰位置(ホームポジション)ではインク噴出ノズルがキャッピング部38により塞がれ、インク噴出ノズルの乾燥が防止され、また清掃される。40は清掃のためにこのキャッピング部38に噴出された廃液(廃棄インク)を集める廃液タンクである。なおこの印字ヘッド30にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクタンクとノズルとが取付けられている。第4図で42はこの印字ヘッド30による印字領域を示している。
44はカッタであり、プラテン24の下方にあってプリント用紙26を切断する。すなわちプリント用紙26を挟んで固定刃と可動刃とが対向し、可動刃がモータにより移動すると固定刃側に移動して用紙26をカットするものである。
50はスキャナであり、蓋14の上面の右側に位置する。このスキャナ50は、蓋14に上方から載せられた押え蓋52と、この押え蓋52と筐体10の蓋14との間に原稿53を挟んで右から左へ送る搬送機構と、筐体10内に収容されたCCDラインセンサ54と、原稿53の搬送方向に直交する主走査ライン上の画像をこのラインセンサ54に導く光学系とを備える。搬送機構は第4図に示すように原稿53を上下から挟んで右から左へ送る4個の送りローラ56で構成され、筐体10側の2つのローラ56はモータ(図示せず)によって回転駆動される。光学系は適宜数のミラー58と、レンズ60とで構成される。なお62は光源である。
64はデジタイザであり、このスキャナ50の原稿53の排出側、すなわち左側に隣接して蓋14の上面に設けられている。このデジタイザ64は座標検出板66とスタイラスペン68とを備える。検出板66は全面に広がる抵抗体をもち、スタイラスペン68の先端でこの検出板66を押圧したときの抵抗値の変化から、座標を検出するものである。検出板66には、例えば右上隅が基準位置として決められ、原稿53の右上隅をこの基準位置に位置合せして固定される。
70は液晶板からなる画像モニタ、72はキーボードであり、これらはスキャナ50の押え蓋52の上面に取付けられている。すなわち第1、5図に示すように、押え板52の上面の奥側にモニタ70が、その手前側にキーボード72が配列されている。このキーボード72の操作については後記する。なおスキャナ50の手前側には、第1図に示すように確認キー74、スタートキー76、プリント枚数入力キー78、モード選択キー90、縮小プリント指令を入力する縮小プリントキー92、カッタキー94、用紙送りキー96等が配設されている。
プリンタ20と、スキャナ50と、デジタイザ64と、モニタ70と、キーボード72と、さらにはキー74、76、78、90、92、94、96などとはそれぞれインターフェース80a〜eを介してバス82に接続される(第6図)。ROM86にはCPU84の動作プログラムや種々の定数などがメモリされている。バス82にはまた処理手段としてのCPU84、ROM86、メモリ手段としてのRAM88、他のメモリ手段としてのフレームメモリ98などが接続される。このバス82を介して他のCPUなどに接続し、相互に画像情報の送受信を行うようにしてもよい。
(色付け編集操作)
次にこの実施例の基本的画像処理の一例として色付け編集処理の操作を第5、7図等を用いて説明する。
まずモード選択キー90で定型モードを設定した後、原稿53をその表面(画像面)を下にし、裏面を上にしてスキャナ50の右側の挿入口にセットする(第7図、ステップ200)。そしてスタートキー76を押せばスキャナ50が始動し、原稿53を左へ送りつつその下面(表面)の画像すなわち図形をラインセンサ54で読取って行く(ステップ202)。この読取った画像データはCPU84で画像処理されてRAM88にメモリされると共に、モニタ70に送られてここにこの画像が表示される。
スキャナ50を通過して押え蓋52の左側に排出された原稿53は、この排出口に隣接するデジタイザ64の検出板66上に表を上にして載せられ、基準位置(右上隅)に原稿53の右上隅がセットされる(ステップ204)。
次に、キーボード72などを用いて色付け編集作業が行われる(ステップ206)。まずモニタ70に表われた画像に対する作業内容はモード208A、210A、212Aのいずれかから選ぶ。モード208Aは、画像の線で囲まれた領域を、所定の色に塗り潰す場合に選ぶ(ステップ208)。この塗り潰しを行う場合には1点指定キー214Aを押し(ステップ214)、デジタイザ64のスタイラスペン68で塗り潰す領域内の1点を指定すればこの塗り潰す領域が入力される(ステップ216)。
モード210Aは望みの領域の色を変換する作業を選ぶものであり(ステップ210)、この領域の指定方法は2点指定と多点指定とが選択可能である。2点指定は領域の対角位置の座標を指定するもので、2点指定キー218Aで指定する(ステップ218)。多点指定は領域の角を順次指定して行くものであり多点指定キー220Aで指定する(ステップ220)。領域指定の方法をこのようにキー218Aまたは220Aから入力した後、デジタイザ64から座標を入力すればよい(ステップ216)。
モード212Aは画像や文字を含む領域内の背景を着色する背景塗り作業を選ぶ場合のものであり(ステップ212)、この作業の領域指定方法が2点指定キー222Aまたは多点指定キー224Aから指定された後(ステップ222、224)デジタイザ64から座標を入力する(ステップ216)。
このように作業領域が入力された後、模様の指定が行われる(ステップ226)。この指定は標準模様指定キー群226Aあるいは登録模様指定キー群226Bの中の1つを押すことにより行う。模様の指定が終ると次に色を指定する(ステップ228)。この色指定は標準色キー群228Aと登録色キー群228Bの中から1つを押して行う。また色の濃さを指定する場合には、濃度キー群226Cで指定してから色指定キーを押す。
以上のように作業内容、作業領域を入力した後、その入力内容を確認する場合には、確認キー74(第1図)を押す(ステップ230)、これにより入力した結果が例えばA7サイズに縮小された状態でプリントされる。この確認プリントを見てさらに修正が必要であれば修正部分に対して再度色編集作業を行う。以上の操作により入力された作業データはRAM88にメモリされる。
このRAM88にメモリされるデータは、スキャナ50の走査線上での画像などの変化点の座標と、この変化点以降の色・模様などの情報を1グループとして圧縮した状態のものである。
以上は色付け編集作業について説明したが、このほかの作業、例えば画像の拡大・縮小、画像の切り貼り、写真原稿と文字原稿との合成、等の種々の作業を行うものであってもよいのは勿論である。
作業内容と作業領域とを入力した後、プリント枚数を枚数入力キー78から入力し、スタートキー76を再び押せばプリント指令が出力され、プリンタ20はこのプリント指令によって起動する(ステップ232)。するとプリント用紙26が送られると共に印字ヘッド30が左右に移動してカラープリントが行われ、プリントされた用紙26は筐体10の下方にあるラック18に集められる(ステップ234)。
ここにプリンタ20は、RAM88に圧縮されてメモリされた変化点の座標とそれ以降の色・模様の情報とを展開して各画素に対するデータとしたビット・イメージの状態に復元しながらプリントする。このビット・イメージのデータはフレームメモリ98やページメモリ(図示せず)、あるいはRAM88の一部にメモリしておいてからプリントするものであってもよい。
(縮小プリント)
このようにして複数の画像のデータがRAM88にメモリされる。例えば同一の図形に対して配色や模様を変更しまた背景の配色や模様を変更した複数の画像のデータがメモリされる。
縮小プリントキー92を押すと縮小プリント指令が入力され、CPU84はRAM88から複数の画像のデータを読出してそれらの縮小画像をプリンタ20の印字ヘッド30の印字方向に並列に出力させる、すなわち確認プリントを出力させる。すなわち第8図に示すように、各縮小画像S1〜S6が用紙26の幅方向にプリントされる。
このプリント動作は、1つの画像例えばS1をプリントしてから用紙26を戻し、次にS2をプリントして用紙26を戻し、というように1つづつプリントする方法が可能である。この方法によればプリント中の画像に対してだけデータ展開しておけばよいのでフレームメモリなどのビット・イメージをメモリするメモリ手段が小容量で済んだり不用にできるため経済的であるが、プリント時間が長くなる問題がある。
一方、全ての画像S1〜S6を同時に並列にプリントして行く方法が可能である。すなわち各画像S1〜S6のデータをRAM88の一部にメモリしたり、各画像S1〜S6のビット・イメージをフレームメモリに予めメモリしておき、これらを印字しながら読出してプリントしてゆくものである。この場合にはRAM88やフレームメモリの容量が大きくなるがプリント時間が大幅に短縮できるメリットがある。なお縮小画像の専用の複数のメモリを別途設けてもよいのは勿論である。
縮小プリントする画像の指定は手動入力キー(図示せず)により入力するように構成してもよれば、最後に入力した画像から一定数(第8図のものでは6)の画像まで遡った画像までをプリントするものであってもよい。
また縮小画像S1〜S6のプリント時に、各画像S1〜S6のプリント条件、例えば色、模様などの指定内容を同時にプリントするようにしてもよい。
(発明の効果)
本発明は以上のように、スキャナで読取った原稿に対して任意の異なる着色や模様付けを行った複数の画像を、正式なプリント用紙に正式な大きさでプリント出力する前に、同じ正式な大きさのプリント用紙に縮小して並べて出力できるようにしたものであるから、これらの縮小画像のプリント出力結果を比較することにより原稿に含まれる図形や背景など適宜の領域を最適に着色あるいは模様付けした画像を決定することができる。また着色や模様付けが異なる複数の縮小画像はプリント用紙の送り方向に直交する印字方向に複数並列にプリントするから、正式プリントに用いる用紙をそのまま用いてプリントでき、プリント用紙に大きな空白ができることもないから用紙の無駄もなくなる。
ここに縮小画像を1つづつプリントしプリントする度に用紙を戻すようにすればフレームメモリなどのメモリ手段が不要になるか小容量で済む(請求項(1))。また複数の縮小画像をビットイメージとしてフレームメモリなどのメモリ手段に予めメモリしておき、複数の縮小画像を印字方向に同時に並列にプリントすることも可能であり、この場合にはプリント時間が短縮できる(請求項(3))。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図はその内部構造を示す透視図、第3図は側面の透視図、第4図は正面の透視図、第5図はスキャナの押え蓋の上面を示す図、第6図はブロック図、第7図は代表的な動作の流れ図、第8図は縮小画像のプリント例を示す図である。
20……プリンタ、26……プリント用紙、
30……印字ヘッド、50……スキャナ、
64……デジタイザ、
72……入力手段としてのキーボード
76……プリント指令を出力するスタートキー、
84……処理手段としてのCPU、
88……メモリ手段としてのRAM、
92……縮小プリントキー、
98……フレームメモリ、
S1〜S6……縮小画像。

【特許請求の範囲】
【請求項1】図形を含む原稿の任意の領域に任意の着色あるいは任意の模様付けを施してプリント出力する画像処理装置であって、原稿を読取るスキャナと;
このスキャナで読取った原稿の着色または模様付けを施す領域を指定するデジタイザと;
このデジタイザで指定された領域に施す着色または模様付けの処理内容を指令する入力手段と;
縮小プリントを指令する縮小プリントキーと;
前記スキャナおよびデジタイザの出力と入力手段で指令した処理内容とをメモリするメモリ手段と;
前記メモリ手段にメモリした内容を用いて、プリント指令を受けた時にはデジタイザで指定した領域に前記メモリ手段にメモリした処理内容の処理を行って正式な大きさのプリント用画像データをビットイメージにして出力する一方、前記縮小プリント指令を受けた時には同一の原稿に対してデジタイザおよび入力手段により設定され前記メモリ手段にメモリされた異なる複数の処理内容を実行し複数の縮小プリント用画像データを出力する処理手段と;
前記プリント指令を受けた時に前記処理手段が出力する前記プリント画像データにより正式な大きさの画像を正式なプリント用紙にプリントする一方、前記縮小プリント指令を受けた時に複数の前記縮小プリント用画像データにより前記正式な大きさの画像を縮小した複数の縮小画像を前記正式なプリント用紙に印字方向に並列に出力するプリントと;
を備え、前記処理手段は、縮小プリント指令を受けて1つの縮小画像ごとに前記メモリ手段にメモリした処理内容を順次実行する一方、前記プリンタは、1つの縮小画像のプリント毎にプリント用紙を戻して順次複数の縮小画像をプリントすることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】図形を含む原稿の任意の領域に任意の着色あるいは任意の模様付けを施してプリント出力する画像処理装置であって、原稿を読取るスキャナと;
このスキャナで読取った原稿の着色または模様付けを施す領域を指定するデジタイザと;
このデジタイザで指定された領域に施す着色または模様付けの処理内容を指令する入力手段と;
縮小プリントを指令する縮小プリントキーと;
前記スキャナおよびデジタイザの出力と入力手段で指令した処理内容とをメモリするメモリ手段と;
前記メモリ手段にメモリした内容を用いて、プリント指令を受けた時にはデジタイザで指定した領域に前記メモリ手段にメモリした処理内容の処理を行って正式な大きさのプリント用画像データをビットイメージにして出力する一方、前記縮小プリント指令を受けた時には同一の原稿に対してデジタイザおよび入力手段により設定され前記メモリ手段にメモリされた異なる複数の処理内容を実行し複数の縮小プリント用画像データを出力する処理手段と;
前記プリント指令を受けた時に前記処理手段が出力する前記プリント画像データにより正式な大きさの画像を正式なプリント用紙にプリントする一方、前記縮小プリント指令を受けた時に複数の前記縮小プリント用画像データにより前記正式な大きさの画像を縮小した複数の縮小画像を前記正式なプリント用紙に印字方向に並列に出力するプリントと;
を備え、前記処理手段は、縮小プリント指令を受けて複数の縮小画像に対して前記メモリ手段にメモリした処理内容を実行し前記メモリ手段に設けたフレームメモリに複数の縮小画像をビットイメージとしてメモリさせる一方、前記プリンタは、前記フレームメモリにメモリしたデータを用いて複数の縮小画像を印字方向に同時に並列にプリントすることを特徴とする画像処理装置。

【第2図】
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【第1図】
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【第3図】
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【第8図】
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【第4図】
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【第5図】
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【第6図】
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【第7図】
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【特許番号】特許第3019161号(P3019161)
【登録日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【発行日】平成12年3月13日(2000.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平2−306625
【出願日】平成2年11月13日(1990.11.13)
【公開番号】特開平4−178070
【公開日】平成4年6月25日(1992.6.25)
【審査請求日】平成6年12月8日(1994.12.8)
【審判番号】平10−14585
【審判請求日】平成10年9月24日(1998.9.24)
【出願人】(999999999)富士写真フイルム株式会社
【出願人】(999999999)アルプス電気株式会社
【合議体】
【参考文献】
【文献】特開 昭63−106762(JP,A)
【文献】特開 平1−255542(JP,A)
【文献】特開 昭61−62066(JP,A)