説明

画像形成方法

【課題】 水系感材を用いて迅速処理を行った場合でも、熱現像時の濃度ムラの発生がなく、高濃度部での色調に優れ、光照射画像保存性に優れる画像形成方法を提供する。更には、フィルムの搬送性、環境適性に優れた画像形成方法を提供する。
【解決手段】 支持体上に有機銀塩、ハロゲン化銀、バインダー及び還元剤を含む画像形成層を有し、該画像形成層が溶媒の30質量%以上が水である塗布液を用いて塗布形成されたものである熱現像感光材料の画像形成方法において、前記画像形成層中に更に現像促進剤を含み、露光部と現像部の距離が0〜50cmである熱現像機を用いて、該熱現像感光材料の熱現像後の画像濃度の最大値が3.8〜5.0となるように熱現像を行うことを特徴とする画像形成方法。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上に有機銀塩、ハロゲン化銀、バインダー及び還元剤を含む画像形成層を有し、該画像形成層が溶媒の30質量%以上が水である塗布液を用いて塗布形成されたものである熱現像感光材料の画像形成方法において、前記画像形成層中に更に現像促進剤を含み、露光部と現像部の距離が0〜50cmである熱現像機を用いて、該熱現像感光材料の熱現像後の画像濃度の最大値が3.8〜5.0となるように熱現像を行うことを特徴とする画像形成方法。
【請求項2】
現像促進剤として下記一般式(A−1)及び(A−2)で表される化合物群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
一般式(A−1) Q1−NHNH−Q2
〔式中、Q1は炭素原子で−NHNH−Q2と結合する芳香族基又は複素環基を表し、Q2はカルバモイル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、スルホニル基又はスルファモイル基を表す。〕
【化1】

〔式中、R1はアルキル基、アシル基、アシルアミノ基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニル基又はカルバモイル基を表す。R2は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシルオキシ基又は炭酸エステル基を表す。R3及びR4は各々ベンゼン環に置換可能な基を表す。R3とR4は互いに連結して縮合環を形成してもよい。〕
【請求項3】
支持体上の画像形成層を有する側に設けられた層の全層合計で、露光波長で0.30〜1.00の全吸光度をもたらす輻射線吸収性化合物を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
【請求項4】
ハロゲン化銀粒子が熱現像過程で表面潜像型から内部潜像型に変換することにより、表面感度が熱現像前より低下するハロゲン化銀粒子であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項5】
ハロゲン化銀の沃化銀含有率が5〜100モル%であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項6】
熱現像感光材料が下記一般式(F)で表される化合物を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の画像形成方法。
【化2】

〔式中、R1及びR2は置換又は無置換のアルキル基を表し、少なくとも一方は炭素原子数2以上かつ弗素原子数13以下の弗化アルキル基を表す。R3及びR4は各々、水素原子又はアルキル基を表す。Aは−L−SO31を表し、M1は水素原子又はカチオンを表す。Lは単結合又は置換もしくは無置換のアルキレン基を表す。〕
【請求項7】
ハロゲン化銀が、平均粒子サイズ10〜50nmのハロゲン化銀粒子を含有することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項8】
ハロゲン化銀が、更に平均粒子サイズ55〜100nmのハロゲン化銀粒子を含有することを特徴とする請求項7記載の画像形成方法。
【請求項9】
ハロゲン化銀が、カルコゲン化合物により化学増感されたハロゲン化銀粒子を含有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項10】
支持体を挟んで画像形成層側の最表面の十点平均粗さRz(E)、支持体を挟んで画像形成層と反対側の最表面の十点平均粗さRz(B)とする時、Rz(E)/Rz(B)が0.1〜0.7であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項11】
支持体を挟んで画像形成層側の層に含まれるマット剤の平均粒子サイズが最大のものの平均粒子サイズをLe(μm)、支持体を挟んで画像形成層と反対側の層に含まれるマット剤の平均粒子サイズが最大のものの平均粒子サイズをLb(μm)とする時、Lb/Leが2.0〜10であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項12】
熱現像感光材料からなる1枚のシート感材で、一部が露光されながら、同時に既に露光が為されたシートの一部分で現像が開始されることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項記載の画像形成方法。
【請求項13】
請求項1〜12の何れか1項記載の画像形成方法において、熱現像部の搬送速度が20〜200mm/秒であることを特徴とする画像形成方法。
【請求項14】
請求項1〜13の何れか1項記載の画像形成方法において、床面から55cm以下の高さに感光材料ストックトレーがある熱現像機で処理されることを特徴とする画像形成方法。
【請求項15】
請求項1〜14の何れか1項記載の画像形成方法において、熱現像機の感光材料露光部が感光材料ストックトレーより上にあることを特徴とする画像形成方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2006−30524(P2006−30524A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−208359(P2004−208359)
【出願日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】