説明

画像形成装置、画像形成方法およびプログラム

【課題】一度印刷出力された印刷資料を、ユーザの嗜好の印刷設定に沿った形で再コピーすることを可能とする。
【解決手段】記録媒体への出力設定情報が含まれた属性情報を含む文書データの記録された記録媒体から、文書データを読み込み、読み込まれた文書データに含まれる属性情報を抽出する。抽出された属性情報に含まれる第1の出力設定情報とユーザ嗜好の第2の出力設定情報とが一致しているかを判断し、第1の出力設定情報と第2の出力設定情報とが一致していない場合は、第1の出力設定情報で出力するか、第2の出力設定情報で出力するかの選択を受け付ける。第1の出力設定情報で出力すると選択された場合、読み込まれた文書データをそのまま記録媒体へ出力し、一方、第2の出力設定情報で出力すると選択された場合、読み込まれた文書データを第2の出力設定情報となる出力レイアウトに変更して記録媒体へ出力するよう制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の複写の際に嗜好の印刷設定に変更する印刷制御方法に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来の複写機には、1枚の紙面に複数のページ(Nページ分)をコピーするNin1コピー機能や、片面印刷資料を両面印刷するコピー機能を有する複写機が存在する。また特許文献1には、2in1や4in1等の複数のNin1で印刷された原稿を統一したNin1のコピーに揃えて再コピーすることが容易に行える画像形成装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−304546
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1は、2in1や4in1などで印刷した資料の境界線を検出することにより、印刷した資料が2in1や4in1であることを検出しており、印刷した資料が原稿一杯に印刷された2in1や4in1の資料の場合や、余白が多くて原稿の境界が分かり辛い場合等の時はNin1印刷の境界線の検出が難しい場合がある。
【0005】
そのため、Nin1印刷の境界線の検出が難しい資料の場合、ユーザ嗜好の印刷設定とNin1印刷の設定が被ってしまい、ユーザが意図しないコピー結果が得られる可能性がある。
【0006】
例えば、ユーザ嗜好の印刷設定が2in1の場合に、2in1資料をコピーする際、2in1の境界線が検出できないと、2in1資料の2in1コピーとなり、結果的に4in1のコピーとなってしまい、ユーザ嗜好の印刷が出来ず、時間と資源の無駄が生じる。
【0007】
本発明は、上述した問題点を鑑みてなされた発明であり、本発明は一度印刷出力された印刷資料を、ユーザの嗜好の印刷設定に沿った形で再コピーすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、記録媒体への出力設定情報が含まれた属性情報を含む文書データの記録された記録媒体から、前記文書データを読み込む文書データ読込手段と、前記文書データ読込手段で読み込まれた文書データに含まれる前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、前記属性情報抽出手段により抽出された前記属性情報に含まれる第1の出力設定情報とユーザ嗜好の第2の出力設定情報とが一致しているかを判断する出力設定判断手段と、前記出力設定判断手段により、前記第1の出力設定情報と前記第2の出力設定情報とが一致していない場合は、該第1の出力設定情報で出力するか、該第2の出力設定情報で出力するかの選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択受付手段で前記第1の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込手段により読み込まれた前記文書データをそのまま記録媒体へ出力するよう制御する第1の出力制御手段と、前記選択受付手段で前記第2の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込手段により読み込まれた前記文書データを前記第2の出力設定情報となる出力レイアウトに変更して記録媒体へ出力するよう制御する第2の出力制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、一度印刷出力された印刷資料を、ユーザの嗜好の印刷設定に沿った形で再コピーすることが可能という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態を示す印刷システムのソフトウェアブロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置のハードウェアブロック図を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の画像形成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態の画像形成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】1つの物理ページ500に4つの論理ページ501から504を配置した4in1印刷された文書データを読み込んだイメージ図である。
【図6】本発明の実施形態における、2次元バーコードに記憶された文書データの属性情報の例を示したデータ構成図である。
【図7】1つの物理ページに2つの論理ページ701、702を配置した2in1印刷された文書データを読み込んだイメージ図である。
【図8】本発明の実施形態の画像形成装置における操作部208に表示される操作ボタンの一例である。
【図9】本発明の実施形態における、おすすめコピーの出力レイアウト設定として記憶されている例を示したデータ構成図である。
【図10】本発明の実施形態の画像形成装置における操作部208に表示される操作ボタンの一例である。
【図11】おすすめコピーの出力レイアウト設定で出力する際の論理ページ毎に分割する必要があるかの判断を説明する図の一例である。
【図12】本発明の実施形態における、おすすめコピーの際の出力結果の論理ページを分割して、ページ順を変更するか否か判断するデータ構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の画像形成装置100を適用可能な印刷システムの構成の一例を示すソフトウェア構成図である。
【0013】
101は文書データ読込部であり、画像形成装置のスキャナ部(図2の214)により文書データを読み込む。
【0014】
102は属性情報抽出部であり、文書データ読込部により読み込まれたデータの中から、読み込んだ文書データに記載されている出力属性情報(第1の出力設定情報:出力レイアウトが2in1か4in1か、また4in1の場合に配置順が左上から右向きか、左上から下向きか等の情報)を抽出する。
【0015】
103は出力設定判断部であり、嗜好設定入力受付部107によりユーザから入力された嗜好の出力設定(出力レイアウト)と、属性情報抽出部102で抽出した文書データの出力属性情報の出力設定とが一致しているかを判断する。
【0016】
104は選択受付部であり、出力設定判断部103においてユーザから入力された嗜好出力設定と、文書データの出力属性情報の出力設定と、が異なる場合にどちらの出力設定で出力するかの選択を受け付ける。
【0017】
105は第1の出力制御部であり、文書データの出力属性情報の出力設定で出力する場合に、文書データの出力属性情報の出力設定で出力するように制御する(すなわち、単なるコピー)。
【0018】
一方、106は第2の出力制御部であり、ユーザから入力された嗜好出力設定で出力するように、文書データ分割部108や分割文書データ配置部109により文書データを加工後、出力するように制御する。
【0019】
107は嗜好設定入力受付部であり、ユーザの出力希望の出力レイアウト設定情報(第2の出力設定情報)をユーザから受け付ける。本実施例では、嗜好設定入力受付部をおすすめコピーボタンによるおすすめコピーの出力レイアウト設定としているが、ユーザが任意で出力レイアウトを設定しても良いし、部門や役職などにより出力レイアウトが設定されていても良い。
【0020】
108は文書データ分割部であり、ユーザから入力された嗜好出力設定で文書データを出力するために、文書データを論理ページ(図5の501〜504のそれぞれのページ)に分割する。
【0021】
109は分割文書データ配置部であり、ユーザから入力された嗜好出力設定で文書データを出力するために、文書データ分割部108で分割した論理ページを嗜好出力設定に沿った配置順で配置する。
【0022】
110は属性情報判断部であり、文書データ読込部で読み込んだ文書データに出力レイアウト情報が含まれているかどうかを判断する。
【0023】
111は文書データ分割判断部であり、文書データを論理ページ毎に分割する必要があるかどうかを判断する。
【0024】
112は属性情報作成部であり、第2の出力制御部で嗜好出力設定に変更した情報を属性情報として作成し、第2の出力制御部で出力制御する際に作成した属性情報を付加する。
【0025】
113は属性情報削除部であり、文書データ読込部で読み込んだ属性情報を文書データから削除する。
なお、上記の構成部は全て図2のCPU201によって実施される。
【0026】
次に、図2を用いて、図1に示した画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
【0027】
図2は、図1に示した画像形成装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0028】
図2において、216は印刷制御部で、画像入力デバイスとして機能するスキャナ214や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部212と接続する一方、ネットワーク600(例えば、ローカルエリアネットワーク:LAN)や公衆回線(ワイドエリアネットワーク:WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
【0029】
印刷制御部216において、201はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。202はRAMで、CPU201が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
【0030】
203はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。204はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
【0031】
207は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)208とのインタフェース部である。また、操作部I/F207は、操作部208から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU201に伝える役割をする。
【0032】
205はネットワークインタフェース(Network
I/F)で、ネットワーク(LAN)600に接続し、データの入出力を行う。206はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0033】
218は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,画像形成装置ポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ219が外部I/F部218に接続されている。そして、CPU201は、この外部I/F218を介してカードリーダ219による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス209上に配置される。
【0034】
220はイメージバスインタフェース(IMAGE
BUS I/F)であり、システムバス209と画像データを高速で転送する画像バス215とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0035】
画像バス215は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス215上には以下のデバイスが配置される。
【0036】
210はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。211は画像形成装置インタフェース(画像形成装置I/F)で、プリンタ部212と印刷制御部216を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、213はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ214と印刷制御部216を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0037】
217は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、印刷出力画像データに対して、画像形成装置の補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部217は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0038】
スキャナ部214は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部208から読み取り起動指示することにより、CPU201がスキャナ214に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0039】
プリンタ部212は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。印刷動作の起動は、CPU201からの指示によって開始する。なお、プリンタ部212には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0040】
操作部208は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F207を介してCPU201に伝える。また、操作部208は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0041】
尚、表示部は画像形成装置によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる画像形成装置、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷しているファイル名の表示)させるだけの画像形成装置によって本発明は構成されている。
【0042】
ここで、操作部208のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部208のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部208のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0043】
カードリーダ219は、CPU201からの制御により、携帯端末内に備えられたICカードに記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F218を介してCPU201へ通知する。
【0044】
以上のような構成によって、画像形成装置100は、スキャナ214から読み込んだ画像データをネットワーク600上に送信したり、ネットワーク600から受信した印刷データをプリンタ部212により印刷出力することができる。
【0045】
また、スキャナ214から読み込んだ画像データをモデム206により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部212により出力することできる。
【0046】
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施形態の画像形成装置100の処理の一例を説明する。
【0047】
図3は、本発明の実施形態の画像形成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【0048】
図3のフローチャートの処理は、画像形成装置100のCPUが外部メモリやROMに格納されるプログラムをRAM上で実行することにより実現される。
【0049】
図3のフローチャートは、ユーザが画像形成装置100において、ユーザが文書データをコピーするためにログイン動作をした際に、処理が開始される。なお、以下の例では、一台の画像形成装置における処理の一例として記載しているが、一台の画像形成装置でなくても、スキャナとプリンタおよび情報処理装置とを連携させて1つのシステムとして構成しても良いし、1台の複合機と情報処理装置とを連携させても良い。
【0050】
ステップS301において、画像形成装置100のCPU201は、図示しない入力画面でユーザからのログイン情報の入力を受け付け、ログイン認証を行う。
【0051】
ログイン認証後、画像形成装置100のCPU201は、ステップS302において、操作部208に図8のようなおすすめコピーボタン801を表示する。
【0052】
図8は、本発明の実施形態の画像形成装置における操作部208に表示される操作ボタンの一例である。
【0053】
800は画像形成装置100の操作部208に表示される画面イメージであり、記録媒体をコピーしようとする際に表示する画面イメージである。
【0054】
図8において、通常のコピーボタン802が押下されると、図示しない原稿台に置かれた記録媒体(紙)を加工せずにそのままコピーする。一方おすすめコピーボタン801が押下されると、図示しない記録媒体をスキャンした後、おすすめコピーの出力レイアウト設定(レイアウトおよび配置順)によってスキャンした文書データを加工して出力する。おすすめコピーの出力レイアウト設定を図9を参照して説明する。
【0055】
図9は、本発明の実施形態における、おすすめコピーの出力レイアウト設定として記憶されている例を示したデータ構成図である。
【0056】
901は、おすすめコピーボタン801に対応する名称になっている。この名称は操作部208との間でユニークなIDであれば、何でも良い。902は、おすすめコピーの出力レイアウトである。902の場合は「2in1」となっているので、おすすめコピーボタンが押下されると、1in1や4in1で記録された記録媒体でも、2in1の出力レイアウト設定で出力される。903は、Nin1出力の際の1ページ内の論理ページの配置順である。904は印刷方法であり、片面印刷出力か両面印刷出力かが記憶されている。905はとじ方向であり、印刷の向きととじ位置を指定した値が記憶されている。なお、図9のデータは、画像形成装置100のHDD204やROM203に記憶されている。図3のフローチャートの説明に戻る。
【0057】
次にステップS303において、画像形成装置100のCPU201は、操作部208のおすすめコピーボタン801が押下されたかを判断する。
【0058】
ステップS303において、操作部208のおすすめコピーボタン801が押下されれば、図9のようなおすすめコピーの出力レイアウト設定をHDD204やROM203から取得してRAM202などに記憶し、ステップS304に移行する。
【0059】
ステップS304において、画像形成装置100のCPU201は、図示しない原稿台に置かれた記録媒体をスキャナ部214によってスキャンして、読み取った文書データをHDD204等に記憶し(文書データ読込部101)、ステップS305へ移行する。
【0060】
一方、ステップS303において、操作部208の通常のコピーボタン802等のボタンが押下されれば、ステップS312に移行する。ステップS312において、画像形成装置100のCPU201は、図示しない原稿台に置かれた記録媒体をスキャナ部214によってスキャンして、読み取った文書データをHDD204等に記憶し、ステップS311へ移行する。
【0061】
他方、ステップS305へ移行すると、画像形成装置100のCPU201は、文書データ読込部で読み込んだ文書データが出力レイアウト情報を含む情報を有しているかどうかを判断する(属性情報判断部110)。出力レイアウト情報を有していると判断された場合は、ステップS306へと移行し、一方、出力レイアウト情報を有していないと判断された場合は、ステップS311へ移行する。図5を参照して、出力レイアウト情報の例を説明する。
【0062】
図5は、本発明の実施形態における、文書データ読込部で読み込んだ画像データの例を示した模式図である。
【0063】
図5は、1つの物理ページ500に4つの論理ページ501から504を配置した4in1印刷された文書データを読み込んだイメージ図である。
【0064】
505は、文書データ500の属性情報を有する2次元バーコードであり、出力レイアウト情報や文書情報などを有している。
【0065】
文書データが出力レイアウト情報を有しているかいないかは、図5の505のような2次元バーコードを有しているかいないかによって判断する。なお、出力レイアウト情報を有しているかいないかは、505のような2次元バーコードでなくても、文書データのどこかに文字情報や予め決められた記号が存在するかによって判断しても良い。図3のフローチャートの説明に戻る。
【0066】
次に、ステップS306において、画像形成装置100のCPU201は、文書データ上に存在する属性情報を読み取り、出力レイアウト情報を抽出する(属性情報抽出部102)。出力レイアウト情報を抽出した結果を、図6を参照して説明する。
【0067】
図6は、本発明の実施形態における、2次元バーコードに記憶された文書データの属性情報の例を示したデータ構成図である。
【0068】
図6の601は文書データ500の文書名であり、文書名は「プレゼン資料」である。602は文書データ500の出力レイアウトを示す。図6の場合は、図5の文書データ500に示したように4in1印刷された文書データのイメージであり、602に示す通り「4in1」レイアウトと記憶されている。603はNin1印刷イメージの場合の論理ページの配置順であり、例えば4in1印刷イメージの場合は、「左上から右向き」に論理ページが配置されるか(図5のA⇒B⇒C⇒Dの順)、「左上から下向き」に論理ページが配置されるか(図5のA⇒C⇒B⇒Dの順)などの情報が記憶されている。604は読込方法に関する情報であり、記録媒体が「両面印刷」か「片面印刷」かの情報を記憶していて、記録媒体をスキャンする際に、両面スキャンするか片面のみスキャンするかを決める。605は両面印刷の場合の複数部数のとじ方向に関する情報であり、「長辺とじ(上)」の場合は、長方形の長辺側を上辺でとじている記録媒体を文書データの情報であることを記憶している。
【0069】
図6のような出力レイアウト情報を含む属性情報が2次元バーコードとして505のように記録媒体(紙など)に記録されており、その記録媒体を文書データとして読み込んだ結果、図6のような出力レイアウト情報を抽出する。図3のフローチャートの説明に戻る。
【0070】
ステップS306において、出力レイアウト情報を抽出すると、ステップS307において、画像形成装置100のCPU201は、おすすめコピーの出力レイアウト設定と、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定とが一致しているかを判断する(出力設定判断部103)。
【0071】
ステップS307において、おすすめコピーの出力レイアウト設定と、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定とが一致している場合はステップS311へ移行する(第1の出力制御部105)。一方、ステップS307において、おすすめコピーの出力レイアウト設定と、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定とが一致していない場合はステップS308へ移行する。
【0072】
次に、ステップS308において、画像形成装置100のCPU201は、操作部208におすすめコピーの出力レイアウトで出力させるのか、そのまま手を加えずコピーするのかを選択させるボタンを表示する。図10を参照して、ステップS308の操作部208の表示イメージを説明する。
【0073】
図10は、本発明の実施形態の画像形成装置における操作部208に表示される操作ボタンの一例である。
【0074】
1000は画像形成装置100の操作部208に表示される画面イメージであり、図8のおすすめコピーボタン801を押下後に、おすすめコピーの出力レイアウト設定と、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定(すなわち、記録媒体に出力されているレイアウト設定)と、が異なる場合に表示する画面イメージである。
【0075】
図10において、画面イメージ1000には、「そのままコピー」ボタン1001と、「おすすめコピー」ボタン1002が表示される。
【0076】
「そのままコピー」ボタン1001には、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定を表示する。1001の例では、ステップS306で図6のような出力レイアウト情報を抽出したので、出力レイアウトの設定である「(4in1両面)」という出力レイアウト設定を表示している。
【0077】
また、「おすすめコピー」ボタン1002には、ステップS303で取得したおすすめコピーの出力レイアウト設定を表示する。1002の例では、ステップS303で図9のような出力レイアウト設定を取得したので、出力レイアウトの設定である「(2in1片面)」という出力レイアウト設定を表示している。図3のフローチャートの説明に戻る。
【0078】
ステップS308において、図10のような画面イメージを操作部208に表示すると、ステップS309において、画像形成装置100のCPU201は、操作部208の「おすすめコピー」ボタン1002が押下されたかを判断する(選択受付部104)。
【0079】
ステップS309において、操作部208の「おすすめコピー」ボタン1002が押下されると、ステップS310へと移行し、ステップS310において、画像形成装置100のCPU201は、おすすめコピーでの出力レイアウト設定で文書データを配置する(第2の出力制御部106)。ステップS310の詳細を図4を参照して説明する。
【0080】
図4は、本発明の実施形態の画像形成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【0081】
図4のフローチャートの処理は、画像形成装置100のCPUが外部メモリやROMに格納されるプログラムをRAM上で実行することにより実現される。
【0082】
図4のフローチャートは、画像形成装置100において、おすすめコピーの出力レイアウト設定と、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定とが一致しておらず、ユーザからおすすめコピーの出力レイアウト設定で出力したいという指示があった場合に処理が開始される。なお、以下の例では、一台の画像形成装置における処理の一例として記載しているが、一台の画像形成装置でなくても、スキャナとプリンタおよび情報処理装置とを連携させて1つのシステムとして構成しても良いし、1台の複合機と情報処理装置とを連携させても良い。
【0083】
ステップS401において、画像形成装置100のCPU201は、おすすめコピーの出力レイアウト設定と、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定との関係で、ステップS304で読み取った文書データを論理ページ毎に分割する必要があるかを判断する。図11を参照して論理ページに分割する必要があるかの判断を説明する。
【0084】
図11は、おすすめコピーの出力レイアウト設定で出力する際の論理ページ毎に分割する必要があるかの判断を説明する図の一例である。
【0085】
図11の(a)は、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定が、記録媒体(紙面)の印刷面に4in1印刷設定(1頁に4つの論理ページを出力済の資料)であり、4つのページの表示順が左上から右方向にPage1、Page2、Page3、Page4の順番で出力されている例1101である。(a)の場合におすすめコピーの出力レイアウト設定が2in1となっている場合、4in1の紙面の点線部分1104のみを面積2倍で拡大してコピーすると、おすすめコピーの出力レイアウト設定どおりに2in1でコピー可能である。しかし、本来Page1とPage2は連続して印刷されるべきものだが、点線部分1104のみを面積2倍で拡大してコピー(1108)すると、2in1の2ページ目には、Page3(1111)が配置され、意図していない順番で出力されてしまう。このように、意図しないページ順で出力されるのを防ぐために、ステップS401では、単純な拡大や縮小コピーでページ順が変わる場合かどうかを判断する。
【0086】
図11の(a)の場合はページ順を変更しないと、意図しないページ順で出力されてしまう例である。
【0087】
一方、図11の(c)は、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定が、記録媒体(紙面)の印刷面に4in1印刷設定であり、4つのページの表示順が左上から下方向にPage1、Page2、Page3、Page4の順番で出力されている例1103である。(c)の場合におすすめコピーの出力レイアウト設定が2in1となっている場合、4in1の紙面の点線部分1107のみを面積2倍で拡大してコピーすると、おすすめコピーの出力レイアウト設定どおりに2in1でコピー可能であり、ページ順も意図する通り、紙面1110上にPage2(1113)が出力される。
【0088】
図11の(c)の場合はページ順を変更しないでも、意図するページ順で出力される例である。図4のフローチャートの説明に戻る。
【0089】
図4のステップS401において、S304で読み込んだ文書データが1つの物理ページ内に複数の論理ページを持つ場合、論理ページを分割する必要があるかどうかを判断する(文書データ分割判断部111)。図12を参照して論理ページの分割により、図11のようにページ順を変更するかの判断を説明する。
【0090】
図12は、本発明の実施形態における、おすすめコピーの際の出力結果の論理ページを分割して、ページ順を変更するか否か判断するデータ構成図である。
【0091】
図12において、例えば、ステップS306で抽出した出力レイアウト情報の設定(コピー対象1201)のレイアウトが4in1で配置順が左上から右向きであって、おすすめコピーの出力レイアウト設定(おすすめコピー設定1203)のレイアウトが2in1で配置順が上から下向きの場合(1202)は、ページ順を変更する出力結果1205により、1頁に4ページ分記載されている論理ページをそれぞれ分割して(文書データ分割部108)HDD204等に記憶する(ステップS402)。
【0092】
その後、ステップS403へと移行し、画像形成装置100のCPU201は、ステップS402で分割して記憶された分割文書データをおすすめコピーの出力レイアウト設定のレイアウトと配置順で配置する(分割文書データ配置部109)。具体的には図12の1202の場合、4in1の4ページ分記載されている論理ページをステップS402で4つに分割し、図5のA(501)、B(502)、C(503)、D(504)のように分割して記憶する。その後、2in1で上から下向きに図7のA(701)、B(702)のように分割して配置する。なお、同じ用紙サイズに出力する際は、拡縮倍率1204は面積比で約2倍となる。
【0093】
次に、ステップS404において、画像形成装置100のCPU201は、おすすめコピーの出力レイアウト設定で出力する場合の情報に変更した2次元バーコード情報を作成する(属性情報作成部112)。
【0094】
次に、ステップS405において、画像形成装置100のCPU201は、ステップS304で読み込んだ文書データの2次元バーコード情報を削除し(属性情報削除部113)、ステップS404で作成した2次元バーコード情報を付加して(属性情報作成部112)、図4のフローチャートを終了する。この属性情報削除部113と属性情報作成部112により、文書データの出力レイアウト設定を変えた場合にも、変更した出力レイアウト設定を反映したレイアウト情報を有することが可能となる。具体的に図5および図7を参照して説明する。
【0095】
図5のような文書データは、出力レイアウト情報や文書情報などを記憶した2次元バーコード505を有しているが、分割文書データを記憶する際に2次元バーコード505を属性情報削除部113により削除する。
【0096】
続いて、属性情報作成部112により、新たな出力レイアウト情報や文書情報などを記憶した2次元バーコード情報として2次元バーコード703を作成する。作成された2次元バーコード505とは異なる2次元バーコード703を出力レイアウト上の所定の位置に703のように出力するように制御する。図3のフローチャートの説明に戻る。
【0097】
図3において、ステップS311では、画像形成装置100のCPU201は、ステップS310で配置された文書データ、もしくはステップS304やステップS312でスキャンされた文書データを印刷して処理を終了する。
【0098】
以上説明したように、本発明は一度印刷出力された印刷資料を、ユーザの嗜好の印刷設定に沿った形で再コピーすることが可能という効果を有する。
【0099】
なお、2次元バーコード情報は読み取る記録媒体の各ページにあっても良いし、表紙に1枚だけ存在しても良い。各ページに2次元バーコードがある場合はそれぞれのページ毎に出力レイアウト設定が異なる場合も、統一した出力レイアウト設定にすることが出来る。
【0100】
以上の実施例について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態をとることが可能であり、具体的には、情報処理装置の機能の一つとして本構成を有していても構わない。
【0101】
また、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0102】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0103】
本実施形態における図3、図4に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0104】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0105】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0106】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0107】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0109】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0110】
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【符号の説明】
【0111】
100 画像形成装置
101 文書データ読込部
102 属性情報抽出部
103 出力設定判断部
104 選択受付部
105 第1の出力制御部
106 第2の出力制御部
107 嗜好設定入力受付部
108 文書データ分割部
109 分割文書データ配置部
110 属性情報判断部
111 文書データ分割判断部
112 属性情報作成部
113 属性情報削除部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体への出力設定情報が含まれた属性情報を含む文書データの記録された記録媒体から、前記文書データを読み込む文書データ読込手段と
前記文書データ読込手段で読み込まれた文書データに含まれる前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、
前記属性情報抽出手段により抽出された前記属性情報に含まれる第1の出力設定情報とユーザ嗜好の第2の出力設定情報とが一致しているかを判断する出力設定判断手段と、
前記出力設定判断手段により、前記第1の出力設定情報と前記第2の出力設定情報とが一致していない場合は、該第1の出力設定情報で出力するか、該第2の出力設定情報で出力するかの選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段で前記第1の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込手段により読み込まれた前記文書データをそのまま記録媒体へ出力するよう制御する第1の出力制御手段と、
前記選択受付手段で前記第2の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込手段により読み込まれた前記文書データを前記第2の出力設定情報となる出力レイアウトに変更して記録媒体へ出力するよう制御する第2の出力制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の出力設定情報とは、前記文書データの出力レイアウトが設定された情報を含み、
前記文書データ読込手段で読み込んだ文書データを前記第1の出力設定情報に含まれる出力レイアウトの論理ページ毎に文書データを分割する文書データ分割手段と、
前記文書データ分割手段により分割された論理ページ毎の文書データを前記第2の出力設定情報の出力レイアウトに変更して論理ページを配置する分割文書データ配置手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。:
【請求項3】
前記選択受付手段は、前記第1の出力設定情報で出力するか、前記第2の出力設定情報で出力するかの選択を受け付ける際に、該第1の出力設定情報に含まれる出力レイアウトの情報と、該第2の出力設定情報に含まれる出力レイアウトの情報とを表示制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の出力設定情報と前記第2の出力設定情報との論理ページの配置順により、前記文書データを論理ページ毎に分割するか否かを判断する文書データ分割判断手段を有し、
前記第2の出力制御手段は、前記文書データ分割判断手段により、論理ページ毎に分割しないと判断した場合は、前記第1の出力制御手段により出力制御することを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2の出力制御手段は、
前記属性情報抽出手段で抽出した属性情報を削除して出力制御する属性情報削除手段を有することを特徴とする請求項1乃至4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2の出力制御手段は、
前記第2の出力設定情報に基づく属性情報を作成し、前記記録媒体に付加する属性情報作成手段を有することを特徴とする請求項1乃至5記載の画像形成装置。
【請求項7】
記録媒体への出力設定情報が含まれた属性情報を含む文書データの記録された記録媒体から、前記文書データを読み込む文書データ読込工程と
前記文書データ読込工程で読み込まれた文書データに含まれる前記属性情報を抽出する属性情報抽出工程と、
前記属性情報抽出工程により抽出された前記属性情報に含まれる第1の出力設定情報とユーザ嗜好の第2の出力設定情報とが一致しているかを判断する出力設定判断工程と、
前記出力設定判断工程により、前記第1の出力設定情報と前記第2の出力設定情報とが一致していない場合は、該第1の出力設定情報で出力するか、該第2の出力設定情報で出力するかの選択を受け付ける選択受付工程と、
前記選択受付工程で前記第1の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込工程により読み込まれた前記文書データをそのまま記録媒体へ出力するよう制御する第1の出力制御工程と、
前記選択受付工程で前記第2の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込工程により読み込まれた前記文書データを前記第2の出力設定情報となる出力レイアウトに変更して記録媒体へ出力するよう制御する第2の出力制御工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項8】
画像形成装置を、
記録媒体への出力設定情報が含まれた属性情報を含む文書データの記録された記録媒体から、前記文書データを読み込む文書データ読込手段と
前記文書データ読込手段で読み込まれた文書データに含まれる前記属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、
前記属性情報抽出手段により抽出された前記属性情報に含まれる第1の出力設定情報とユーザ嗜好の第2の出力設定情報とが一致しているかを判断する出力設定判断手段と、
前記出力設定判断手段により、前記第1の出力設定情報と前記第2の出力設定情報とが一致していない場合は、該第1の出力設定情報で出力するか、該第2の出力設定情報で出力するかの選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段で前記第1の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込手段により読み込まれた前記文書データをそのまま記録媒体へ出力するよう制御する第1の出力制御手段と、
前記選択受付手段で前記第2の出力設定情報で出力すると選択された場合、前記文書データ読込手段により読み込まれた前記文書データを前記第2の出力設定情報となる出力レイアウトに変更して記録媒体へ出力するよう制御する第2の出力制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−46099(P2013−46099A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180498(P2011−180498)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】