説明

画像形成装置および時間制御プログラム

【課題】
電力供給のタイミングを制御することによって消費電力を低減した画像形成装置および時間制御プログラムを提供する。
【解決手段】
操作パネル28より電源投入操作が行なわれると、電力制御部23がこれを検知し、タイマーカウント部25でタイマーを開始するとともに記憶部24に記憶されたウォームアップ処理の実行開始時間の情報を読み取る。タイマーカウント部25のタイマーが読み取った実行開始時間となると、ウォームアップ制御部26にウォームアップ処理の実行を指示し、ウォームアップ処理部26がエンジン制御部22、パネル制御部27にその旨を指示する。エンジン制御部22、パネル制御部27が電源装置から定着ヒータ15や感光ドラム13、バックライト105に電力供給を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および時間制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、画像形成装置を構成する駆動装置への電力供給は、電源投入とともに行なわれ、駆動装置が一定の温度となる定常状態に遷移することで稼動して処理が可能となる。このときの電力供給量は、通常稼動時に供給される電力量に比べて大きくなるため、単位時間あたりの消費電力量が増加する。この消費電力量を抑制するために、特許文献1では、印刷装置の定着ローラの表面温度に基づいて印刷速度を変更するしている。
【0003】
この特許文献1では、定着ローラの表面温度が低温である場合には、印刷出力を低速で行ない、時間の経過とともに温度が上昇するにつれて、印刷速度を上げるように構成することで消費電力量を抑えている。
【0004】
一端、温度が定常状態になるまで上がると、その定常状態を保つために一定の電力を供給しつづける必要がある。このとき、予め指定した一定の期間、未使用状態が継続した場合には、定常状態の消費電力量よりも低い省電力状態へと遷移して電力消費量を抑制した技術が用いられる。
【特許文献1】特開2004−126329
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、電力供給のタイミングを制御することによって消費電力を低減した画像形成装置および時間制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像形成要求に基づき用紙に形成されたトナー画像を熱定着させる定着手段と、前記定着手段を予加熱する予加熱手段と、電源の投入を検出する検出手段と、所定の時間を設定する設定手段と、前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記設定手段により設定された時間の経過後に前記予加熱手段による予加熱を開始するように制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記画像形成要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段により計測した経過時間で前記設定時間を更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記検出手段により前記電源の投入を検出する毎に、該電源の投入を検出してから前記画像形成要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段で計測した経過時間を履歴情報として保存する保存手段と、前記保存手段で保存した経過時間のうちの最も回数の多い経過時間で前記計測手段により計測した時間で前記設定時間を更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4の発明は、コンピュータで、電源の投入を検出する検出手段と、所定の時間を設定する設定手段と、前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記設定手段により設定された時間の経過後に用紙に形成されたトナー画像を熱定着させる定着手段の予加熱を開始するように制御する制御手段と、前記検出手段により前記電源の投入を検出してから処理要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段により計測した時間で前記設定時間を更新する更新手段として機能させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5の発明は、コンピュータで、電源の投入を検出する検出手段と、所定の時間を設定する設定手段と、前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記設定手段により設定された時間の経過後に用紙に形成されたトナー画像を熱定着させる定着手段の予加熱を開始するように制御する制御手段と、前記検出手段により前記電源の投入を検出する毎に、該電源の投入を検出してから処理要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段で計測した経過時間を履歴情報として保存する保存手段と、前記保存手段で保存した経過時間のうちの最も回数の多い経過時間で前記計測手段により計測した時間で前記設定時間を更新する更新手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1によれば、使用状態に基づいた電力供給のタイミングを制御でき、使用開始までの消費電力量を低減することが可能となるという効果を奏する。
【0012】
また、請求項2、4によれば、その時々の使用状態に応じて電力供給のタイミングが変更でき、使用状態に合わせた消費電力量を低減することが可能となるという効果を奏する。
【0013】
また、請求項3、5によれば、過去の電源投入から稼動開始までの時間情報に基づく、最も頻度が高いタイミングで電力供給することができ、使用開始までの消費電力量を低減することが可能となるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係わる画像形成装置および時間制御プログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0015】
図1は、本発明に係わる画像形成装置および時間制御プログラムを適用して構成した画像形成装置の装置構成図である。
【0016】
図1では、画像形成装置の一例として、印刷装置100の装置構成を示しており、この印刷装置100は、用紙格納庫(給紙トレイ)101、電源装置102、表示ディスプレイ103、操作盤104、バックライト装置105、排紙トレイ106、制御基板107、電源基板108を具備して構成し、制御基板107および電源基板108からの制御信号によって電源装置102から搬送ローラ10、ドラムカートリッジ11、トナーカートリッジ12、感光ドラム13、モーター14、定着ヒーター15、ヒートローラ16などの被電力供給装置への電力供給を制御する。
【0017】
制御基板107は、印刷装置100における演算処理、入出力処理、記憶処理を行なう中央演算装置や記憶装置などが配置された基板であり、印刷要求された印刷データの印刷処理を行なう。
【0018】
また、この制御基板107では、電源投入から印刷データの受信までの経過時間を計時して管理しておき、次回以降の電源投入時にその経過時間に基づいて設定した時間に、電源装置102から各被電力供給装置へ電力供給して定常状態とする予加熱処理(以下、「ウォームアップ処理」)を開始する。
【0019】
この制御基板107によって行なわれる電力制御処理を行なう装置構成を図2に示す。
【0020】
電源基板108は、電源装置102から各被電力供給装置への電力供給を制御する基板であって、制御基板107からの制御信号に基づいて電力供給を行なう。
【0021】
電源装置102からの電力供給によって定常状態となるまでに要する時間は予め規定されている。
【0022】
図2は、本願発明における画像形成装置の一例である印刷装置の構成を示したブロック図である。
【0023】
図2に示す印刷装置100は、受信処理部20、印刷制御部21、エンジン制御部22、電力制御部23、記憶部24、タイマーカウント部25、ウォームアップ制御部26、パネル制御部27、操作パネル28を具備して構成される。
【0024】
印刷装置100は、通信インターフェースである受信処理部20を介してホストPC110と接続されており、受信処理部20は、ホストPC110から印刷要求された印刷データを印刷制御部21へと転送する。
【0025】
印刷制御部21では、受信した印刷データの色変換処理やラスタライズ処理などの画像処理を行ない、その印刷データをエンジン制御部22へと転送して印刷処理を行なう。
【0026】
さらに、印刷制御部21では、印刷データを受信したことを電力制御部23へと通知し、電力制御部23が電源投入から印刷データを受信するまでに経過した経過時間を算出して記憶部24へと記憶する。
【0027】
上記の印刷処理を行なうために、操作パネル28に設けられた電源スイッチをONにすると、操作パネル28で行なわれた操作を電力制御部23が検知し、電力制御を行なって印刷装置100を起動する。この電力制御部23では、操作パネル28の操作を検知するとタイマーカウント部25のタイマーを起動する。
【0028】
この電力制御部23では、操作パネル28を用いた電源スイッチの操作を検知することで、予め設定されたウォームアップ処理を開始するまでの時間(以下、「実行開始時間」という)に電力供給するように電力制御を行なう。そのため、電力制御部23では、設定された実行開始時間を記憶部24から読み取る。
【0029】
この記憶部24は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などによって構成され、電源投入から印刷データを受信するまでに経過した経過時間を記憶する。この記憶部24では、直前に記憶した経過時間を実行開始時間として設定するほか、図6に示すように過去の経過時間を累積して最も多くの経過時間を実行開始時間として設定することも可能である。
【0030】
もちろん、ウォームアップ処理の実行開始時間を固定値として記憶することも可能である。
【0031】
電力制御部23が記憶部24から実行開始時間を読み取ると、タイマーカウント部25がその読み取った実行開始時間となることによってウォームアップ制御部26にウォームアップ処理の実行を指示する。
【0032】
ウォームアップ制御部26は、電力制御部23からの指示に基づき、電源装置から定着ヒーター15や感光ドラム13、バックライト105などの被電力供給装置に電力供給を行なうウォームアップ処理を制御する。ウォームアップ制御部26からエンジン制御部22、パネル制御部27に対して被電力供給装置への電力供給を指示し、電源装置から被電力供給装置へと電力を供給する。
【0033】
そして、ウォームアップ処理が完了すると、印刷装置100は定常状態となり印刷処理が可能となる。
【0034】
図3は、本願発明の画像形成装置および時間制御プログラムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【0035】
図3において、メインスイッチを操作することによって電源投入が行なわれると処理が開始され、電源OFFの状態から感光ドラム、モーター、定着装置などに電力供給を行なって定常状態とするウォームアップ処理の実行開始時間情報を読み取る(301)。
【0036】
読み取りによって実行開始時間が読み取れたかを判断し(302)、読み取れた場合(302でYES)には、読み取った実行開始時間までウォームアップ処理を行なわず電源OFFの待機状態とする(303)。
【0037】
実行開始時間となると(303でYES)、電源装置から感光ドラム、モーター、定着装置へと電力供給することでウォームアップ処理を開始し(304)、定常状態となることで起動状態となる(305)。
【0038】
また、ウォームアップ処理の開始までの実行開始時間情報が読み取れない場合(302でNO)、例えば、初めての電源投入で実行開始時間情報が記憶されていない場合や、時間情報が記憶された記憶領域が初期化されている場合には、即座に電源装置から感光ドラム、モーター、定着装置の各機器へと電力供給を行なってウォームアップ処理を行なう(304)。
【0039】
そして、ウォームアップ処理によって感光ドラム、モーター、定着装置が定常状態へと遷移し、印刷装置のウォームアップ処理が完了して起動状態となると(305でYES)、続いて、印刷データの受信を確認する(306)。
【0040】
印刷データを受信した場合(306でYES)には、受信の際の時刻情報を元に「電源投入からの経過時間」を計時して(307)、次回の電源投入におけるウォームアップ処理の実行開始時間の情報として設定する(308)。このときの設定処理の詳細なフローを図4および図5のフローチャートに示す。
【0041】
図4は、図3に示すウォームアップ処理の実行開始時間情報を設定する設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0042】
図4に示すフローは、起動状態にある印刷装置が印刷データを受信した際に、電源投入から印刷データの受信までの経過時間を計時することによって行なわれる処理であって、まず、計時した経過時間を記憶領域に記憶する(401)。
【0043】
そして、記憶した経過時間を次回の電源投入時におけるウォームアップ開始までの時間情報として設定する(402)。
【0044】
この図4に示すフローチャートでは、直前に行なわれた印刷出力における電源投入から印刷データの受信までの経過時間を次回のウォームアップ処理の開始時間としている。
【0045】
また、他の設定処理の流れ示すフローチャートを図5に示す。
【0046】
図5は、図3に示すウォームアップ処理の開始時間情報を設定する設定処理の流れを示す他のフローチャートである。
【0047】
図5に示すフローは、図4に示すフロー変形例であって、過去の電源投入から印刷データの受信までの経過時間を履歴情報として累積して記憶し、この履歴情報に基づく最適な経過時間を次回の電源投入からウォームアップ処理の開始時間情報として設定する処理である。
【0048】
電源投入から印刷データの受信までの経過時間が計時されると、まず、計時した経過時間を過去の経過時間とともに累積して記憶する(501)。すなわち、図6に示すような電源投入からウォームアップ処理までの経過時間の履歴情報に、新たに計時した経過時間を重ね合わせる。
【0049】
この履歴情報を元に、最も頻度の高い電源投入からウォームアップ処理までの経過時間を検出し(502)、検出した経過時間を次回のウォームアップ処理までの経過時間に設定する(503)。
【0050】
図6は、過去の電源投入からウォームアップ処理までの経過時間を累積した履歴情報を示すグラフであって、横軸に電源投入からウォームアップ処理の開始時間を1分単位に分割した時間を示し、縦軸にウォームアップ処理の開始時間の頻度を示している。
【0051】
横軸のウォームアップ処理の開始時間は、電源投入を行なってから印刷要求を受け付けて印刷処理を開始するまでの時間であって、例えば、「1」と示された経過時間は電源投入の「0分〜1分以内」に印刷処理を開始した時間であって、「N」と記載された経過時間は電源投入の「N−1分を超過してN分以内」に印刷処理を開始した時間を示している。
【0052】
図6に示すグラフでは、この「N」分の経過時間に、最も頻度の高い「M」回のウォームアップ処理を行なったことが示されている。すなわち、次回の電源投入時におけるウォームアップ処理の開始時間を「M」分と読み取る。
【0053】
以上の処理によって、本発明の画像形成装置では、電源装置からの電力供給によるウォームアップ処理の開始時間を、電源投入から印刷要求を受け付けるまでの経過時間に基づいて制御することができる。
【0054】
これによって、電源投入から印刷出力までの消費電力を最小限に抑制することが可能となる。
【0055】
従って、本発明を適用することにより、消費電力を最小限に抑制することができるという効果を期待できるとともに、耐障害性が向上することによってより高い安定運用が可能となるという効果を期待できる。
【0056】
なお、上記フローチャートに示す処理は、コンピュータにより実行可能な電力制御プログラムによっても実現できる。
【0057】
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0058】
また、本発明は、通信機能を備えた画像形成装置で上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行する画像形成装置を構成することも可能である。
【0059】
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように、一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明は、画像形成装置の起動時における消費電力を制御することに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に係わる画像形成装置および時間制御プログラムを適用して構成した画像形成装置の装置構成図。
【図2】本願発明における画像形成装置の一例である印刷装置の構成を示したブロック図。
【図3】本願発明の画像形成装置および時間制御プログラムにおける処理の流れを示すフローチャート。
【図4】図3に示すウォームアップ処理の開始時間情報を設定する設定処理の流れを示すフローチャート。
【図5】図3に示すウォームアップ処理の開始時間情報を設定する設定処理の流れを示す他のフローチャート。
【図6】過去の電源投入からウォームアップ処理までの経過時間を累積した履歴情報を示すグラフ。
【符号の説明】
【0062】
10 搬送ローラ
11 ドラムカートリッジ
12 トナーカートリッジ
13 感光ドラム
14 モーター
15 定着ヒーター
16 ヒートローラ
20 受信制御部
21 印刷制御部
22 エンジン制御部
23 電力制御部
24 記憶部
25 タイマーカウント部
26 ウォームアップ制御部
27 パネル制御部
28 操作パネル
100 印刷装置
101 用紙格納庫(給紙トレイ)
102 電源装置
103 表示ディスプレイ
104 操作盤
105 バックライト装置
106 排紙トレイ
107 制御基板
108 電源基板
110 ホストPC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成要求に基づき用紙に形成されたトナー画像を熱定着させる定着手段と、
前記定着手段を予加熱する予加熱手段と、
電源の投入を検出する検出手段と、
所定の時間を設定する設定手段と、
前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記設定手段により設定された時間の経過後に前記予加熱手段による予加熱を開始するように制御する制御手段と
を具備する画像形成装置。
【請求項2】
前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記画像形成要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測した経過時間で前記設定時間を更新する更新手段と
を具備する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検出手段により前記電源の投入を検出する毎に、該電源の投入を検出してから前記画像形成要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、
前記計測手段で計測した経過時間を履歴情報として保存する保存手段と、
前記保存手段で保存した経過時間のうちの最も回数の多い経過時間で前記計測手段により計測した時間で前記設定時間を更新する更新手段と
を具備する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
コンピュータで、
電源の投入を検出する検出手段と、
所定の時間を設定する設定手段と、
前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記設定手段により設定された時間の経過後に用紙に形成されたトナー画像を熱定着させる定着手段の予加熱を開始するように制御する制御手段と、
前記検出手段により前記電源の投入を検出してから処理要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測した時間で前記設定時間を更新する更新手段と
して機能させる時間制御プログラム。
【請求項5】
コンピュータで、
電源の投入を検出する検出手段と、
所定の時間を設定する設定手段と、
前記検出手段により前記電源の投入を検出してから前記設定手段により設定された時間の経過後に用紙に形成されたトナー画像を熱定着させる定着手段の予加熱を開始するように制御する制御手段と、
前記検出手段により前記電源の投入を検出する毎に、該電源の投入を検出してから処理要求を受け付けるまでの経過時間を計測する計測手段と、
前記計測手段で計測した経過時間を履歴情報として保存する保存手段と、
前記保存手段で保存した経過時間のうちの最も回数の多い経過時間で前記計測手段により計測した時間で前記設定時間を更新する更新手段と
して機能させる時間制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−70779(P2008−70779A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−251217(P2006−251217)
【出願日】平成18年9月15日(2006.9.15)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】