説明

画像形成装置の電子アシスタント

本方法は、画像形成装置100のディスプレイ118を介して、画像形成装置と対話する人物の情報を提示する。本システムは、患者の検査領域106をもつ画像形成装置100、情報を提示するディスプレイ118、画像形成装置101の動作を制御するコンソール116、及び電子媒体ライブラリに記憶されている予め記録された電子媒体210から1以上のプログラムを選択する電子アシスタント120を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置向け電子アシスタントに関し、特にコンピュータ断層撮影(CT)への応用を見い出すものである。しかし、本発明は、磁気共鳴(MR)、陽電子放出型断層撮影(PET)、単電子放出型コンピュータ断層撮影(SPECT)、X線検査、超音波(US)のような他の画像形成モダリティにも受け入れられる。
【背景技術】
【0002】
マルチスケールコンピュータ断層撮影(CT)スキャナは、検査領域及びオブジェクト又は被検体の周りを回転する回転可能なガントリに搭載されるX線管を含む。X線管は、検査領域及びオブジェクト又は被検体を横断する放射線を放出する。検出器は、検査領域を横断する放射線を検出し、検査領域を示す投影データを生成する。再構成部は、投影データを処理し、投影データを示す3次元(3D)体積画像データを再構成する。体積画像データは、検査領域に配置される被検体又はオブジェクトの一部を含めて、検査領域の1以上の画像を生成するために処理される。
【0003】
以下は、先の画像形成装置又は他の画像形成装置で患者をスキャニングするプロセスの一般化された例を提示する。患者が上記スキャナで画像形成の検査についてスケジュールされているとし、プロセスは、入院許可及び/又は放射線科のチェックインデスクで患者を確認することで開始する。ひとたび確認すると、患者は、待合所で待つように求められる。画像形成検査が患者により造影剤の摂取(他の検査前のアクション)を必要とする場合、放射線技師(又は他の認可された要員)は、造影剤を準備し、それを患者に与え、摂取に関して患者に指示する。患者が画像形成される準備がされたとき、放射線技師は、患者を検査室に誘導する。
【0004】
患者をスキャニングする前、放射線技師は、患者のID(identification)を確認し、画像形成検査を患者に説明し、検査のために患者支持体での適切なポジショニングにより患者に指示する。次いで、放射線技師は、ワークステーションを介して患者をスキャニングするシステムをセットアップする。これは、患者のリストから患者を選択し、異なる検査のリストから検査を選択し、スキャンパラメータを設定することを含む。次いで、放射線技師は、検査を実行し、必要に応じて、検査の間に指示(例えば深呼吸、呼吸を止める、ゆっくりと吐く)を与える。ひとたび終了すると、放射線技師は、関心のある領域が画像において適切に捕捉されていることを保証するために数分間についてワークステーションにとどまり、次いで患者をフロントデスクに戻るように誘導する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
残念なことに、放射線技師がスキャニングのシステムをセットアップしている時間(例えば最大で20分)の間、患者は、彼自身/彼女ひとりきりで検査室におり、特定の検査に基づいて位置合わせされているのでじっとしているように求められる。同様に、検査が終了すると、患者は、放射線技師が関心のある領域が画像にあるのを保証するために待つ必要があることがある。係る待ちは、スキャニングの非効率さにつながり、患者に質が悪い検査体験を与える場合がある。さらに、放射線技師は、1以上のスキャンパラメータ及び/又は検査に影響を及ぼす場合がある患者からの情報を得るため、コンソール室からスキャニングルームに何度も行ったり来たりする必要があり、検査時間が追加される。さらに、患者は、心配になるか又は、技師の言葉を話さない場合がある。係る心配は、スキャンの性質、患者の状態又は患者の年齢による場合がある。これは、患者が検査について準備し、検査をセットアップし、検査を実行するために要する時間を追加する場合がある。また、これは、スキャニング前に伝達された指示を患者が理解又は従うことができない場合があるので、検査の結果(例えば画像で捕捉される情報)に影響を及ぼす場合がある。1つの例において、これは、患者をスキャンし直すか、又は検査を延期しなければならないことにつながり、これは、CTスキャニングの場合には、望まれない増加のイオン化放射の伝達につながる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、上述された事項及び他の事項に対応するものである。
1態様によれば、本方法は、画像形成装置のディスプレイを介して、画像形成装置と相互作用する人物についての情報を提示することを含む。
【0007】
別の態様によれば、システムは、患者の検査領域及び情報を提示するディスプレイを含む画像形成装置、画像形成装置の動作を制御するコンソール、及び、予め記録された電子媒体から1以上のプログラムを選択する電子アシスタントを含み、1以上のプログラムは、ディスプレイを介して提示される。
【0008】
別の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、患者に関する情報に基づいて画像形成装置の患者に提示するプログラムを選択するステップ、画像形成装置のディスプレイを介してプログラムを提示するステップを実行させる命令を含む。
【0009】
本発明は、様々なコンポーネントにおける形式を取り、コンポーネントのアレンジメントを取り、様々なステップ及びステップのアレンジメントを取る場合がある。図面は、好適な実施の形態を例示するものであって、本発明を限定するものとして解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】画像形成装置と接続される電子アシスタントを例示する装置である。
【図2】例示的な電子装置を示す図である。
【図3】患者をスキャニングすることによる電子アシスタントを使用した例を示す図である。
【図4】保守技術者を支援する電子アシスタントを使用した例を示す図である。
【図5】製造技術者を支援する電子アシスタントを使用した例を示す図である。
【図6】放射線技師を支援する電子アシスタントを使用した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の説明は、電子アシスタントに関し、プレスルー(pre-through)ポスト画像形成(post-imaging)の検査情報を患者に供給する環境で説明される。以下に詳細に記載されるように、電子アシスタントは、患者に提示された情報を判定するために使用される、所定の情報を患者に提示し及び/又は患者から情報を受信するディスプレイと共に使用される。
【0012】
電子アシスタントは、コンピュータ断層撮影(CT)、陽電子放出型断層撮影(PET)、単電子放出型コンピュータ断層撮影(SPECT)、X線検査(X-Ray)、超音波(US)及び/又は他の画像形成モダリティのような、様々な画像形成モダリティと使用される。しかし、簡単さ及び説明のため、本実施の形態ではCT画像形成装置と共に電子アシスタントが記載される。
【0013】
図1は、画像形成装置100及び電子アシスタント120とを含むシステムを例示する。画像形成装置100は、静止ガントリ102及び回転ガントリ104を含む。回転ガントリ104は、静止ガントリ102により回転可能に支持され、長手方向又はZ軸に関して検査領域106の周りに回転する。長椅子のような患者支持体114は、検査領域106において、人間の患者のようなオブジェクト又は被検体を支持する。
【0014】
X線管のような放射線源108は、回転ガントリ104により支持される。放射線源108は、焦点から放射線を放出し、放射線は、検査領域106を横断する。放射線感知検出器アレイ110は、検査領域106にわたり放射線源108とは反対の角度の弧に内在し、検査領域106を横断した放射線を検出し、放射線を示す投影データを生成する。再構成部112は、投影データを再構成し、投影データを示す3次元(3D)体積画像データを生成する。
【0015】
汎用コンピューティングシステム又はコンピュータは、オペレータコンソール116としての役割を果たす。コンソール116のプロセッサは、コンソール116のコンピュータ読み取り可能な記録媒体でエンコードされるコンピュータ読み取り可能な命令を実行し、この命令は、オペレータがシステム100の動作を制御するのを可能にする。ECGモニタ、注入器、吸入器等のような1以上の補助装置122は、システム100と共に使用される。係る装置は、システム100及び/又はコンソール116と通信する。1つの例では、システム100及びコンソール116は、係る装置を制御(例えば作動)し、及び/又は1以上のこれらの装置からの情報(例えば信号、パラメータ等)を受信する。
【0016】
ディスプレイ118は、例えば画像形成の検査情報である選択された情報を、患者、医師及び/又は放射線技師に提示し、関連する情報を保守技術者に給仕し、製造に関連する情報を製造技術者に給仕する。1つの例において、ディスプレイ188は、例えば患者、医師、放射線技師、保守技術者及び/又は製造技術者のような人物からの入力である情報を受ける。入力情報は、選択された情報を判定するのに使用される。係るように、ディスプレイ118は、人と対話するために構成されるインタラクディブディスプレイとすることができる。
【0017】
例示されるディスプレイ118は、検査領域106の上にある静止ガントリ102の中央領域に位置される。他の実施の形態では、ディスプレイ118は、例示されるディスプレイ118の左又は右及び/又は上又は下に位置される。さらに、システム100は、1を超えるディスプレイ118を含む。例示されるサイズ及び形状は、例示するために与えられており、限定するものではなく、他のサイズ及び形状が考慮されることもある。別の実施の形態では、ディスプレイ118は、例えば静止ガントリ102のドッキングステーションを介して、システム100に取り外し可能に固定され、有線又は無線ポートの少なくとも1つを含み、ケーブル又は無線を介してシステム100と通信する。更に別の実施の形態では、ディスプレイ118は移動可能なメカニカルアームによりサポートされる。
【0018】
電子アシスタント120は、ディスプレイ118及び/又はコンソール116と電気的に接続される。例示される電子アシスタント120は、ディスプレイ118と共に使用されるインタラクティブな電子アシスタントである。以下に詳細に記載されるように、電子アシスタント120は、ディスプレイ118を介して提示される情報を選択し、選択された情報は、ディスプレイ118により受信される入力に基づく。1つの例では、電子アシスタント120は、画像形成検査の情報(及び/又は他の情報)を画像形成の検査の前、検査の間及び/又は検査の後に患者に提示するのを容易にするために使用される。別の例では、電子アシスタント120は、保守技術者又は製造技術者のうちの一方又は両方に支援を提供するために使用される。
【0019】
画像形成検査の情報を患者に提示するために使用されたとき、放射線技師(他の許可された人物)は、インタラクティブな電子アシスタント120が患者のIDを確認すること、検査を説明すること、検査の指示を提供すること等のような様々な情報を患者に念押しするとき、同時に患者をスキャニングするために画像形成装置100を準備することができる。これは、患者が検査室にいる時間量を低減し、これにより患者の検査の体験が改善される。さらに、患者に提示される情報は、患者の年齢、患者の言語及び/又は他の患者に固有の情報のような様々な要素に依存し、これにより患者の心配を低減すること及び/又は指示に従うことの可能性が改善される。さらに、提示される情報は、患者の検証を容易にするために使用される。
【0020】
電子アシスタント120は、本発明の機能を実現するためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体にエンコード又は記録される1以上の指示を実行する1以上のプロセッサを有するコンピューティング装置(例えばコンピュータ)の一部であるか又はコンピューティング装置と統合される場合がある。1つの例では、電子アシスタント120は、ガントリ102に含まれる。別の例では、電子アシスタント120は、コンソール116の一部である。更に別の例では、電子アシスタント120は、画像形成装置100から遠隔に位置されるコンピューティング装置にある。
【0021】
図2は、ディスプレイ118と電子アシスタント120の例を示す。ディスプレイ118及び電子アシスタント120のコンポーネントは、ここでは一般的に説明され、次いで、図3、図4及び図5における使用するケースのシナリオを介して動作において更に説明される。
【0022】
図2に示されるように、1実施の形態において、ディスプレイ118は、情報を提示する出力領域202及び情報を受信する入力領域204の両者をそれぞれ含む。別の実施の形態では、ディスプレイ118は、情報を提示する出力領域のみを含む。出力領域202は、限定されるものではないが、触覚に基づくフィードバックが可能な装置及び/又は他の装置を含めて液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、陰極線管(CRT)、発光ダイオード(LED)、及び/又は他の出力技術のうちの1以上を含む。入力領域204は、限定されるものではないが、オーディオレシーバ、画像形成装置(例えばカメラ、ビデオレコーダ、スキャナ等)、タッチスクリーン、及び/又は他の入力技術のうちの1以上を含む。ディスプレイ118は、以下に更に詳細に記載されるように、情報を患者に提示し、及び/又は患者からの情報を受けるために使用される。
【0023】
電子アシスタント120は、電子アシスタント120の様々なコンポーネントを管理及び/又はさもなければ制御する管理部206を含む。例えば、管理部206は、ディスプレイ118をオン及びオフにし、電子アシスタント120の様々なコンポーネントを作動及び/又は起動して、様々な機能を実行し、コンポーネントを不作動にし(例えばオペレータのオーバライドが受信されるまで、継続することから検査を停止し、スリープ、hibernate、off等のような低電力モードにディスプレイを遷移させる)、電子アシスタント120の動作を調整する。これは、以下の使用のケースの例と共に後に詳細に記載される。電子媒体ライブラリ208は、ディスプレイ118又は他の装置を介して、個別に、同時に、順次にアクセス及び提示された1以上のプログラム210のような様々な予め記録された電子媒体を記憶する。プログラム210は、限定されるものではないが、1以上の静止画、動画(映像)、アニメーション、コンピュータグラフィックス、テキスト等のような様々な形成された情報を含む。別の実施の形態では、電子媒体ライブラリ208は、電子アシスタント120から遠隔に位置される。選択部212は、様々な情報に基づく表示のためにライブラリ208から1以上のプログラム210を選択(及び/又は識別)する。例えば、1つの例では、選択部212は、デフォルトプログラムを選択する。例として、同じ挨拶がそれぞれの患者に提示される場合がある。別の例では、選択部212は、患者のデモグラフィック(例えば年齢、性別、民族、言語等)、患者の履歴(例えば医療、家族、画像形成等)、実行された画像形成検査のタイプ、患者の主要な言語、及び/又は他の情報に対応する情報のプログラム及び/又は教育のプログラムを選択する。別の例では、選択部212は、ユーザの好み、施設のポリシー、及び/又は他の基準に基づく情報を選択する。
【0024】
患者のデモグラフィックス、医療の履歴、家族の履歴、画像形成の履歴、話す言語等は、1以上の患者の情報リポジトリ214(例えば病院の情報システム(HIS)、放射線情報システム(RIS)等)及び/又は他の電子ストレージから取得される。画像形成の検査のタイプは、電子スケジュール216及び/又はその他から取得される。更に他の例では、選択部212は、コマーシャル、広告、映画、漫画、音楽、警告、注意、及び/又は他の電子情報を含むプログラムを選択する。
【0025】
エンハンス部218は、選択されたプログラムをエンハンス又は補充する。例えば、選択されたデフォルトの挨拶は、例えば検査のその時間でスケジュールされる患者の名前として電子スケジュール216から取得される、患者の名前を含むように改善される。また、エンハンス部218は、他の情報で他のプログラムを改善する。別の実施の形態では、エンハンス部218は省略される。
【0026】
再生コンポーネント220は、プログラム及び/又はエンハンスされたプログラムを提示のためにディスプレイ118に伝達する。
【0027】
確認部222は、様々な情報を確認する。例えば、確認部222は、正しい患者が検査室にいるかを確認する。例えば、確認部222は、電子スケジュール216又は選択部212(図示せず)からスケジュールされた患者の名前を取得し、患者により提供され、入力領域204により受信された名前で患者の名前を確認する。確認部222は、管理部206、選択部212及び/又は他のコンポーネントに名前が整合するか否かに関して通知する。例として、確認部222は、選択部212が患者及び/又は患者の情報に基づいて表示する次のプログラムを選択することができるように、整合について選択部212に通知する。別の例を通して、確認部222は、整合が成功しない場合にディスプレイ118を介して放射線技師に通知する。患者情報取得部224は、患者に関する情報を取得する。1つの例において、患者情報取得部224は、正しい患者が検査室にいることを確認部222が確認したことに応じて、情報を取得する。取得された情報は、選択部212に提供され、選択部は、この情報を使用して、表示すべきプログラムを選択するのを容易にし、及び/又はエンハンス部218に沿って情報を通過させ、エンハンス部は、取得された情報により選択されたプログラムをエンハンスする。
【0028】
また、ディスプレイ118は、装置100のオペレータ、装置100を保守する保守技術者、装置100を製造する製造技術者に情報(例えば指示、警告等)を提示し、及び/又は装置100のオペレータ、装置100を保守する保守技術者、装置100を製造する製造技術者と対話するために使用される。これらの例では、ライブラリ208は、装置100の動作に関するプログラム、装置100を保守することに関するプログラム、及び/又は装置100を組み立てることに関するプログラムを付加的に又は代替的に含み、管理部206及び選択部212は、ディスプレイ118と対話する受信者に情報を適切に供給するのを容易にする。
【0029】
図3は、患者をスキャニングするのを容易にする電子アシスタント120を使用する限定するものではない例となる使用の場合のシナリオを示す。以下のステップの特定の順序が限定するものではないことを理解されたい。係るように、他の実施の形態では、ステップがさもなければ順序付けされる。さらに、1以上のステップを省略することができ、及び/又は1以上のステップを含むことができる。また、特定のステップは、患者に依存する場合がある。例えば電子アシスタント120は、患者が移動できるか又は寝たきりであるか、患者の年齢等に依存して異なって振舞う場合がある。
【0030】
ステップ300で、画像形成の検査についてスケジュールされた患者は、検査について確認される。患者が外来患者である場合、患者は、コンピュータ端末で確認され、及び/又は許可された要員(例えば本人が直接、電話を通して等)を通してチェックされる。患者が入院患者である場合、病院の人員及び/又は他の許可された人員は患者を確認する。確認されたことに応じて、患者は待合室又は放射線技師が患者を探すことができる他の知られている領域で待つ必要がある。
【0031】
ステップ302で、患者は、画像形成装置100が位置される検査室に入る。歩行可能/移動可能な患者について、これは、患者に歩いて部屋に入らせるか又は車椅子で部屋に運ばれることを含む。移動不可能な患者について、これは、運搬できる患者のベッド、移送カート、車椅子及び/又は他の移送装置を介して患者を部屋に入れることを含む。
【0032】
ステップ304で、ディスプレイ118(又は他の装置)の入力領域204は、部屋に入ったことを検出し、それを示す信号を生成する。1つの例において、入力領域204は、動きセンサ、赤外線センサ、オーディオセンサ、及び/又は患者の存在を検出するために使用することができる他のセンサを含む。別の実施の形態では、センサが省略され、装置100を動作させる放射線技師は、患者が検査室にいることを示す信号を生成するコンソール116を介して入力(例えばキープレス、マウスクリック等)を提供する。別の実施の形態では、患者は、それらの病院のIDをスキャンする。
【0033】
ステップ306で、ディスプレイ118は、信号に応答して作動(又は「オン」にされる)。例えば、管理部206は、人が部屋にいることを示す信号を入力領域204から受信したことに応答して、出力領域202及び/又は入力領域204のコンポーネントのうちの1以上を選択的に作動することを含めて、ディスプレイ118を作動させる。
【0034】
ステップ308で、選択部212は、ディスプレイ118を介して提示のために1以上のプログラムを選択する。この例では、初期プログラムは、患者の名前の要求又は検証により後続されるデフォルトの挨拶のようなデフォルトプログラムである。患者が子供である場合、選択されたプログラムは、仮想(アニメ又は漫画)の放射線技師及び/又は他の子供に基づいたプログラミングを含む。患者の年齢は、電子スケジュール216、患者、患者の保護者、放射線技師等を介して決定される。
【0035】
ステップ310で、選択されたプログラムは、エンハンス部218により任意に改善又は補充される。
【0036】
ステップ312で、プログラムは、再生装置に送出され、再生装置は、プログラムをディスプレイ120にストリーミングする。この例では、挨拶が再生され、患者は、それらの名前を提供するように依頼される。
【0037】
ステップ314で、要求に対する患者の応答が検出される。患者の応答は、様々なアプローチを通して検出される。例えば、1つの例では、システムは、音声の応答を検出し、及び患者が彼/彼女の名前を話すのを検出する。付加的又は代替的に、システムは、例えば1以上のタッチスクリーンボタンを介して、触覚に基づく応答について構成され、患者は、候補となる名前を確認又は拒否するタッチスクリーンボタンを選択又は押下する。この例では、患者は、指、デジタルペン、マウスポインタ等を使用してボタンにタッチする。入力領域204が識別帯域スキャナ、生体認証機能を持つスキャナ(例えば顔、角膜、指紋等)、及び/又は他のスキャナを含む場合、患者は、スキャナの読取りフィールドに適切な記事(article)及び/又は生体構造(anatomy)を配置するように求められる。
【0038】
予め決定された期間で応答が受信されない場合、プログラムは、1を超える回数で再生される。応答がなお検出されない場合、プログラムは、支援が必要とされることを放射線技師に通知する。後者について、これは、ディスプレイ118及び/又はコンソール116を介して口頭及び/又はグラフィカルなメッセージを提示することを含み、及び/又は、書面、電話、携帯電話、パーソナルデータアシスタント、電子メールメッセージ等を介して放射線技師に通知する。
【0039】
ステップ316で、患者の身分を証明するための情報が確認される。例えばスケジュールされた患者の身分を証明するために情報が取得され、患者により提供された患者の名前と比較される。
【0040】
ステップ318で、ひとたび患者が確認されると、選択部212は、ディスプレイ118を介して提示のために次の1以上のプログラムを選択する。実行される特定の検査、患者の情報のデモグラフィクス、患者により話され及び/又は理解される言語、患者の医療の履歴、患者の画像形成の履歴、及び/又は他の情報のような様々な情報に基づいて、特定のプログラムが選択される。1つの例では、次のプログラムは、検査がどのように進行するかに影響を及ぼす情報を要求する。係る情報は、患者が妊娠しているか、患者がそれらの体に金属を有しているか、患者が癌を有しているか、患者が良好な健康状態にあるか、患者が造影剤のアレルギーを有していないか、患者がバスルームに行かなければならないか、患者が過去8時間食事をしていないか等に関する情報を含む。
【0041】
付加的又は代替的に、映像又は仮想の放射線科医が、患者と画像形成の手順の様々な態様を話をすることを含む。これは、スキャンされている患者の領域を識別するような、画像形成の手順を説明すること、画像形成の手順がどのくらい長く要するかをおおよそ指摘すること、手順の間に実行することが必要な動作(例えば息を止める、回転、腕を頭の上に位置させる)を患者に知らせること等を含む。更に又は代替的に、プログラムは、患者の支持体114上でどのように横になり(例えばあおむけ、うつぶせ等)、先へ進み、横になるかに関して患者に指示するような指示を含む。
【0042】
ステップS320で、スキャニングのため、選択部212は、ディスプレイ118を介して提示するためにプログラムを選択する。このプログラムは、検査の指示(例えば息を止める、息を吐く等)、動画、漫画、演劇、広告、コマーシャル等を含む。別の例では、ディスプレイ118は、スキャニングの間にアイドルモードに遷移する。
【0043】
ステップS322で、検査の後、選択部212は、ディスプレイ118を介して提示のためにプログラムを選択する。1つの例では、このプログラムは、検査に関する調査を含む。適切な調査は、患者の経験に関する質問を含む。1以上の提示された情報性のある情報及び/又は教育上の情報を示す評価のような患者の体験に関する質問、放射線技師とのやり取り、手順の時間長等を含む。また、検査後のプログラムは、彼/彼女がテーブルから離れて、フロントデスク又は待合室に行くことを指示する。
【0044】
ディスプレイ118がシステム100に取り外し可能に固定され、コントローラ120と無線で通信する無線技術を含む場合、患者には、待合所においてディスプレイ118が与えられ、ディスプレイ118は、待合所における患者に所定の情報を提示する。患者が検査室に入るとき、ディスプレイ118は、ドッキングステーションに挿入される。
【0045】
図4は、別の限定されるものではない使用の場合を例示する。この実施の形態について、ディスプレイ118は、保守技術者がシステム100を保守するのを容易にするために使用される。さらに、特定のステップ及びその順序は、限定されるものではない。
【0046】
ステップ400で、保守技術者は、システム100に対して彼/彼女を識別する。これは、コンソール120及び/又はディスプレイ118にログインすること、キー、音声又は他の生体メトリック認識を介して、システム100のモードをサービスモードに切替すこと、ラップトップ又は他の装置等のようなコンピューティング装置を介してシステム100と通信することを含む。
【0047】
ステップ402で、1以上のサービスに関連するプログラムが選択部212により選択される。これは、保守技術者、スケジュールされた保守、デフォルト設定、特定の保守技術者、保守技術者により識別されたプログラム、及び/又は他のプログラムにより識別された特定のタイプのサービス(例えば予防保守、改良保全、キャリブレーション等)に基づくプログラムを選択することを含む。プログラムは、トラブルシューティング情報、ステップバイステップの修復、保守履歴のログ、保守記録等を含む。別の実施の形態では、保守技術者は、ある部品のバーコードをスキャニングし、部品交換コンテンツを部品シリアル番号のログを駆動する。前者は、交換及びサポートのガイダンスを提供し、後者は、システム監査、リコール、及び修理の費用をサポートする。
【0048】
ステップ404で、1以上のサービスに関連するプログラムは、ディスプレイ118を介して保守技術者に提示される。
【0049】
ステップ406で、最終の保守に応じて、保守技術者は、例えば実行された保守のタイプ、保守技術者の識別情報、提示される情報が保守の間にどのように役立つかに関する評価等のような情報を伝達するためにディスプレイ118と対話し、ログアウトする。
【0050】
図5は、別の限定されない使用のケースを例示する。この実施の形態について、ディスプレイ118は、製造技術者を支援するために使用される。システム100が、少なくともディスプレイ118及び電子アシスタント120がインストールされ、使用可能なポイントにまで組み立てられていると仮定する。さらに、特定のステップ及びステップの順番は、限定されるものではない。
【0051】
ステップ500で、製造技術者はシステム100に対して彼/彼女自身を識別する。これは、コンソール120及び/又はディスプレイ118にログインし、システム100のモードを、キー、音声又は生体メトリック認識を介してサービスモードに切り替え、ラップトップ又は他の装置等のようなコンピューティング装置を介してシステム100と通信することを含む。
【0052】
ステップ502で、1以上の製造に関連するプログラムが選択部212により選択される。これは、インストールされている特定のハードウェア、キャリブレーションルーチン等に基づくプログラムを選択することを含む。プログラムは、ヒント、注記、マニュアル等を含む。別の実施の形態では、購入の注文の詳細は、製造されたコンフィギュレーションが顧客の要求に整合しているかを保証するために見ることができる。
【0053】
ステップ504で、1以上の製造に関連するプログラムは、ディスプレイ118を介して製造技術者に提示される。これは、インストールされている特定のハードウェア、キャリブレーションルーチン等に基づくプログラムを選択することを含む。プログラムは、ヒント、注記、マニュアル等を含む。
【0054】
ステップ506で、システム100の最後の組み立て及びキャリブレーションに応じて、ディスプレイ118は、ディスプレイ118を介して情報を提供し、及び/又はさもなければキャリブレーション結果、製造技術者のID、提示された情報が組み立ての間にどのように役立つかに関する評価等のような情報を受信し、ログアウトする。
【0055】
図6は、別の限定するものではない使用のケースを例示する。この実施の形態について、ディスプレイ118は、スキャンを実行する放射線科医を支援するために使用される。
【0056】
ステップ600で、選択部212は、画像形成の手順の前に、ディスプレイ118を介して装置100のオペレータ(例えば放射線技師又は他の許可されたエンティティ)に提示するために1以上のプログラムを選択する。係るプログラムにおける情報は、スキャンパラメータを入力すること、ECGモニタ、注入器、吸入器及び/又は他の装置のような補助装置をセットアップすること、患者をスキャンするように装置をトリガすることに関する。例として、情報は、ECGリードをどのように、どこに接続するかに関する指示を提供する。この情報は、付加的又は代替的に、エラーメッセージ、注意、警告、通知等を含む。例として、情報は、1以上のECGリードが患者に正しく接続されないことを示すメッセージを提供する。限定するものではない例により、情報は、例えば小児科の患者(例えばBroselow-Luten System)及び/又は他の患者において、放射線科技師がプロトコルを選択し、及び/又はプロトコルの選択を検証するインタラクション手段を提供する。
【0057】
ステップ602で、任意に、選択部212は、画像形成手順の間にディスプレイ118を介して装置100のオペレータに提示するための1以上のプログラムを選択する。1つの例では、プログラムにおける情報は、手順が計画されたように進んでいることを示す場合がある。別の例では、情報は、患者の位置、1以上の補助装置の状態、終了及び/又は終了されることとなるスキャンのパーセンテージ、推定される放射線量等に関するデータを含む。別の例では、情報は、注意、警報、及び/又は、画像形成手順が計画されたように進行していないことを通知する他の通知を含む。係る通知は、ECGリードから信号が受信されないこと、及び/又はECGが接続解除されることを示す。
【0058】
ステップ604で、任意に、選択部212は、画像形成手順の後に、ディスプレイ118を介して装置100のオペレータに提示するために1以上のプログラムを選択する。係るプログラムにおける情報は、再スキャニングとなる条件、次のスキャンのためのスキャンパラメータに対する調節、患者の次の画像形成の取得に関する情報、伝達される放射線量等に関する。また、情報は、スキャンの間の患者の生理的及び/又は感情的な状態に関連する情報を含む。係る情報は、限定されるものではないが、患者の血圧、心拍、呼吸数等、患者の動きの程度等を含む。
【0059】
上述された情報及び/又は他の情報は、技師へのガイダンスを提供する。別の例では、この情報は、技師の質問に答えるために使用される。別の例では、この情報は、技師をトレーニングするために使用される。別の例では、アシスタント120と技師との間の対話は、アシスタント120をトレーニングするのを容易にする。
【0060】
図3〜図6の1以上の方法は、個別及び/又は組み合わせて採用することができる。
【0061】
上述した発明は、コンピュータプロセッサにより実行されたとき、プロセッサに記載されたステップを実行させるためにコンピュータ読み取り可能な命令により実現される。係るケースでは、命令は、関連するコンピュータに関連されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるか、又は関連するコンピュータにとってアクセス可能なコンピュータ読み取り可能な記録媒体で記憶される。
【0062】
本発明は、様々な実施の形態を参照して記載された。本明細書における記載を読んで変更及び変形が行われる場合がある。本発明は、特許請求の範囲に含まれるか又は特許請求の範囲の等価の概念に含まれる限り全ての係る変更及び変形を含むものとして解釈されるべきであることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置のディスプレイを介して、前記画像形成装置と相互作用する人物についての情報を提示するステップを含む、方法。
【請求項2】
提示される前記情報は、前記人物の識別情報に基づく、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記人物は、前記画像形成装置を用いて画像形成の検査を受けている患者であり、
前記情報は、画像形成の検査に関するデータ又は患者の識別情報の確認の少なくとも1つを含む、
請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記情報は、前記画像形成の検査について患者の指示を含む、スキャンプロトコルの選択又は次の手順のステップを駆動する、
請求項2又は3記載の方法。
【請求項5】
前記人物の識別情報に基づいて予め記録された電子媒体から前記情報を選択するステップを更に含む、
請求項2乃至4の何れか記載の方法。
【請求項6】
前記情報は、前記人物についてのスキャンプロトコルに基づいて提供される、
請求項2乃至5の何れか記載の方法。
【請求項7】
前記識別情報に基づいて、前記人物に固有の情報により前記情報をエンハンスするステップを更に含む、
請求項2乃至6の何れか記載の方法。
【請求項8】
前記情報は、前記人物からの前記人物の識別情報の要求を含み、
当該方法は、前記人物の要求に対する応答を示す信号であって、前記人物の識別情報を含む信号を受信するステップを含む、
請求項1乃至7の何れか記載の方法。
【請求項9】
前記信号における前記識別情報を電子スケジュールにおける識別情報と比較するステップと、
前記信号における前記識別情報が前記電子スケジュールからの識別情報と整合する場合にのみ、前記人物の識別情報を確認するステップと、
を更に含む請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記信号における前記識別情報が前記電子スケジュールからの識別情報に整合しない場合、前記ディスプレイに警告を提示するステップを更に含む、
請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記ディスプレイを介して、前記画像形成装置のオペレータに指示を提示するステップを更に含み、前記指示は、画像形成の取得の前、画像形成の取得の間、画像形成の取得の後の画像形成の取得に関する、
請求項1乃至10の何れか記載の方法。
【請求項12】
患者の情報を取得するステップと、
前記患者の情報に基づいて、予め記録された電子媒体から第二の情報を選択するステップと、
前記第二の情報を前記ディスプレイに提示するステップと、
を更に含む請求項1乃至11の何れか記載の方法。
【請求項13】
前記人物は、保守技術者であり、前記情報は、保守に関連する情報及び装置の履歴を含む、
請求項1記載の装置。
【請求項14】
前記人物は、製造技術者であり、前記情報は、製造に関連する情報を含む、
請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記ディスプレイは、前記画像形成装置のガントリと物理的且つ電気的に統合される、
請求項1乃至13の何れか記載の方法。
【請求項16】
前記ディスプレイは、前記画像形成装置に取り外し可能に固定されており、前記画像形成装置から取り外されたときに前記画像形成装置と無線で通信する無線技術を含む、
請求項1乃至15の何れか記載の方法。
【請求項17】
患者の検査領域と、情報を提示するディスプレイとを含む画像形成装置と、
前記画像形成装置の動作を制御するコンソールと、
予め記録された電子媒体から1以上のプログラムを選択する電子アシスタントとを備える画像形成システムであって、
前記1以上のプログラムは、前記ディスプレイを介して提示される、画像形成システム。
【請求項18】
前記ディスプレイは、
前記1以上のプログラムを提示する出力領域と、
聴覚に基づく入力、光の入力又は触覚に基づく入力のうちの少なくとも1つを受ける入力領域とを含み、
前記1以上のプログラムは、前記入力領域により受信される入力に基づいて選択される、
請求項17記載のシステム。
【請求項19】
前記1以上のプログラムは、前記ディスプレイと相互作用している患者から識別情報を要求し、前記入力は、前記識別情報を含む、
請求項18記載のシステム。
【請求項20】
前記電子アシスタントは、前記入力と電子スケジュールからの患者の識別情報とに基づいて前記患者の識別情報を確認する、
請求項19記載のシステム。
【請求項21】
前記電子アシスタントは、前記識別情報に基づいて前記患者について患者の情報を取得する、
請求項20記載のシステム。
【請求項22】
前記電子アシスタントは、前記識別情報又は前記患者の情報の少なくとも1つに基づいて、前記ディスプレイを介して提示するために次の1以上のプログラムを選択する、
請求項20又は21記載のシステム。
【請求項23】
前記次の1以上のプログラムは、前記患者が話した言語に基づいて選択される、
請求項22記載のシステム。
【請求項24】
前記次の1以上のプログラムは、前記患者の年齢に基づいて選択される、
請求項22又は23記載のシステム。
【請求項25】
前記次の1以上のプログラムは、前記患者についてスケジュールされる画像形成の検査に基づいて選択される、
請求項22乃至24の何れか記載のシステム。
【請求項26】
前記次の1以上のプログラムは、前記画像形成の検査に関する情報を含む、
請求項25記載のシステム。
【請求項27】
前記次の1以上のプログラムは、前記画像形成の検査について患者の指示を含む、
請求項25又は26記載のシステム。
【請求項28】
前記1以上のプログラムは、ポスト画像形成の検査の調査を含む、
請求項17乃至27の何れか記載のシステム。
【請求項29】
前記1以上のプログラムは、コマーシャル又は広告のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17乃至28の何れか記載のシステム。
【請求項30】
前記画像形成装置は、ガントリを更に含み、前記ディスプレイは、前記ガントリと統合される、
請求項17乃至28の何れか記載のシステム。
【請求項31】
コンピュータにより実行されたときに、前記コンピュータに、
画像形成装置の患者に関する情報に基づいて前記患者に提示するプログラムを選択し、選択されたプログラムを前記画像形成装置のディスプレイに提示する、方法を実行させる命令を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−514824(P2013−514824A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−543946(P2012−543946)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【国際出願番号】PCT/IB2010/055631
【国際公開番号】WO2011/077301
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】