画像形成装置予約装置。
【課題】ユーザの複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮し、複写機の操作終了希望時間を入力することで、ユーザに操作開始時間を通知する仕組みを提供すること。
【解決手段】クライアント端末から、複合機の操作終了希望時間を受け付けると、ユーザ毎に管理される操作実績時間に従って、操作開始時間を算出し、クライアント端末に操作開始時間を通知する。
【解決手段】クライアント端末から、複合機の操作終了希望時間を受け付けると、ユーザ毎に管理される操作実績時間に従って、操作開始時間を算出し、クライアント端末に操作開始時間を通知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
画像形成装置予約装置、画像形成装置予約装置の制御方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
これまでの複写機予約システムは、単に時間区切りで予約を行う仕組みが一般的である。つまり開始時間と終了時間を予約するシステムである。この場合予約者が複写機の操作に対する慣れや不慣れにより、予約した終了時間までに作業が完了しないことが考えられる。また逆に予約者が効率よく作業を行った場合、あらかじめ想定した終了時間より早く完了してしまうことも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−186271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示されたプリンタ選択方法では、紙サイズ、印刷速度、カラー、フィニッシャーの有無を選択する際の判断材料としていたが、使用者が複写機を直接操作する上での熟練度(不慣れ度)や操作の複雑さ等を原因とした、使用者個々の平均的な操作時間は考慮されていなかった。
【0005】
本願発明は、ユーザ毎の、複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮し、ユーザが複写機の操作終了希望時間を入力することで、ユーザが希望する操作終了時間に間に合うような操作開始時間をユーザに通知することで、ユーザ個別に複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮した操作開始時間を提示できる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、クライアント端末と通信可能に接続された管理サーバであって、ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段と、前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付手段と、前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出手段と、前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算手段と、前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出手段と、前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、前記管理サーバはさらに画像形成装置と通信可能に接続され、前記クライアント端末から、前記操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、前記算出した操作開始時刻に達したかいなかを判定する操作開始時刻判定手段と、前記操作開始時刻判定手段が達したと判定した場合に、前記受け付けた画像形成装置の識別情報に該当する画像形成装置に、ユーザからの画像形成装置に対するログイン要求を含まない操作指示を禁止すべく、操作ロック指示を送信する操作ロック指示送信手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記操作予約指示を受け付けたユーザ情報とロック指示送信手段がロック指示を送信した画像形成装置の識別情報を対応づけて記憶する操作ロック情報記憶手段と、前記画像形成装置から、ユーザ情報及び画像形成装置の識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン要求受付手段と、前記ログイン要求受付手段が受け付けたユーザ情報と、一致するユーザ情報を、前記操作ロック情報記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた画像形成装置の識別情報が、前記ログイン情報受付手段が受け付けた画像形成装置の識別情報と一致するかいなかを判定する操作ロック解除判定手段と、前記操作ロック解除判定手段が一致すると判定した場合に、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置の操作をロック解除すべく、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置にロック解除指示を送信するロック解除指示送信手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0009】
また、操作単位で指定可能な前記操作予約指示を受け付けるべく、属性選択画面を前記クライアント端末に表示指示する属性選択画面表示指示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
また、前記クライアント端末と前記管理サーバと前記画像形成装置は、前記画像形成装置の操作を予約する画像形成装置予約システムを形成し、前記画像形成装置は、前記管理サーバから送信された前記操作ロック指示に従って、前記ログイン要求を含まない操作指示が禁止されていることを通知すべく、操作ロック通知画面を前記画像形成装置の表示部に表示する操作ロック通知画面表示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
また、前記画像形成装置は、前記管理サーバから前記操作ロック指示が送信されたあと、所定の時間が経過した後に前記管理サーバから前記ロック解除指示が送信されなかった場合には前記画像形成装置の操作ロックを解除する操作ロック解除手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
また、前記画像形成装置は、ユーザの操作属性毎に前記画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する操作実績時間算出手段と、前記画像形成装置の操作完了を前記管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び前記操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を送信する操作属性情報送信手段と、をさらに備え、前記管理サーバは、前記操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報及び操作属性情報及び操作実績時間を、前記ユーザ操作属性記憶手段に対応づけて登録するユーザ操作属性登録手段と、をさらに備えること特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本願発明により、ユーザ毎の、複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮し、ユーザが複写機の操作終了希望時間を入力することで、ユーザが希望する操作終了時間に間に合うような操作開始時間をユーザに通知することで、ユーザ個別に複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮した操作開始時間を提示できる仕組みを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のシステム構成図を示す図である。
【図2】本発明の複合機操作完了までが遅い人のタイムチャートを示す図である。
【図3】本発明の複合機操作完了までが早い人のタイムチャートを示す図である。
【図4】本発明のクライアント端末が表示する表示画面を示す図である。
【図5】本発明の予約時のシーケンスを示すフローチャート図である。
【図6】本発明の複写機使用完了までが早い人の場合シーケンスを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の複写機使用完了までが遅い人の場合のシーケンスを示すフローチャート図である。
【図8】本発明のデータテーブルの内容を示す図である。
【図9】本発明の管理サーバ(情報処理装置)及びクライアント端末のハードウエア構成図を示す図である。
【図10】本発明の複合機(画像形成装置)のハードウエア構成図を示す図である。
【図11】本発明の複合機が表示する表示画面を示す図である。
【図12】本発明の複合機が表示する表示画面を示す図である。
【図13】本発明のデータテーブルの内容を示す図である。
【図14】本発明のクライアント端末が表示する表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1を説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態における複合機予約システムの構成図である。なお図1は予約システムの構成の1例であり、用途や目的に応じて様々な構成をとることが考えられる。
【0017】
管理サーバ(情報処理装置)100は複合機予約管理システムを管理するサーバであり、Webサーバの機能を利用してクライアントPC(クライアント端末)105等にサービスを提供する。また管理サーバ100は、ネットワーク通信機能を用いて複写機(画像形成装置)102上に常駐する複写機エージェント等と通信を行い、本願発明の予約機能を実現する。なお、クライアント端末は1台とは限定せず、複数台存在してもよい。同様に複写機も1台に限定せず、複数台存在してもよい。管理サーバ(情報処理装置)100は、複合機102及びクライアント端末105と通信可能に接続されている。
【0018】
図示しない統計情報は、管理サーバ100が保持する統計情報データベースである。このデータベースには、利用者毎の操作情報や複写機毎の性能情報が保存されている。利用者が複写機を予約する場合、管理サーバ100はこの統計情報にアクセスし、予約者の過去の利用傾向を分析することで、予約者に適した複写機の選択を行う。
【0019】
複写機102は、複写機自身の制御や管理サーバ100と通信を行う複写機エージェントが常駐している。この複写機エージェントの役割は、利用者のキー操作情報の取得および管理サーバ100と連携し複写機102の制御を目的とする。
よって、クライアント端末105と管理サーバ100と画像形成装置102は、画像形成装置102の操作を予約する画像形成装置予約システムを形成する。
【0020】
クライアント端末105はWEBブラウザをもつPCである。利用者はWEBブラウザ経由で管理サーバ100にアクセスし、予約システムを利用することができる。
図2を説明する。
【0021】
図2は複合機操作完了までが遅い人のタイムチャートである。予約者の性格や複写機の操作熟練度により、完了までの時間が異なるが、処理完了までの時間が遅い人の傾向をまとめた物がタイムチャート200である。
【0022】
処理完了が遅い人の理由として、予約開始時間からログインするまでの時間201が平均値より遅いことがあげられる。つまり予約しておきながらなかなか複写機を使用しない人や、仕事に追われがちでなかなか次に仕事に移れない人の例が考えられる。またログインから印刷開始までの時間202が平均値より遅いこともあげられる。つまり複写機に対して操作熟練度が低く、操作に手間取っているような場合が考えられる。上記2例により、印刷終了からログアウトまでの時間204やログアウトしてから予約終了時間までの時間205も同じ傾向になると予想される。
なお、印刷開始から印刷終了までの時間203は複写機の性能になるため、人による時間差は少ないと考えられる。
つまり201から204までの合計時間が、複合機予約システムが算出する平均時間より長いことを示している。
図3を説明する。
【0023】
図3は複合機操作完了までが早い人のタイムチャートである。予約者の性格や複写機の操作熟練度により、完了までの時間が異なるが、処理完了までの時間が早い人の傾向をまとめた物がタイムチャート300である。
【0024】
処理完了が早い人の理由として、予約開始時間からログインするまでの時間301が平均値より早いことがあげられる。たとえば几帳面な性格で、予約時間後すぐ複写機を使用するような例が考えられる。またログインから印刷開始までの時間302が平均値より早いこともあげられる。つまり複写機に対して操作熟練度が高い場合が考えられる。上記2例により、印刷終了からログアウトまでの時間304やログアウトしてから予約終了時間までの時間305も同じ傾向になると予想される。
なお、印刷開始から印刷終了までの時間303は複写機の性能になるため、人による時間差は少ないと考えられる。
つまり301から304までの合計時間が、複合機予約システムが算出する平均時間より短いことを示している。
図4を説明する。
【0025】
図4は本願発明の複合機予約システムに、クライアント端末105のWEBブラウザからアクセスした場合のクライアント端末105が表示する画面の遷移を示す図である。
【0026】
図4の400はログイン画面である。事前に登録されている正規なログインID(ユーザID)及びパスワードをそれぞれの入力フォームへ入力した状態でログインボタンを押下する事により、当該複合機予約システムへのユーザ認証を可能とする。ステップ502でクライアント端末105が表示する。
【0027】
図4の401は予約画面である。印刷枚数及び終了日時を入力した状態で、任意のジョブ選択ボタン402を押下する事により属性選択画面403への遷移を可能とする。ステップ505でクライアント端末105が表示する。
【0028】
図4の403は属性設定画面である。ジョブ選択ボタン402で選択された複写機のジョブにおいて、属性を選択する為の操作属性ボタン408を有し、当該ボタンを押下した状態で設定完了ボタンを押下する事で複写機選択画面へ遷移する事を可能とする。ステップ508でクライアント端末105が表示する。
【0029】
図4の404は複写機選択画面である。現在予約できる複写機の一覧を画像とともに表示し、その画像を選択(押下)し、予約ボタンを押下する事により利用する複写機を選択し、予約画面405へ遷移する事を可能とする。ステップ511でクライアント端末105が表示する。
【0030】
図4の405は予約完了画面である。当該複合機予約システムが予約を受け付けた事を使用者へ促すメッセージを有した画面である。ステップ514でクライアント端末105が表示する。
【0031】
図4の406はログアウト画面である。当該複合機予約システムからログアウトした事を使用者へ促すメッセージを有した画面である。ステップ518でクライアント端末105が表示する。
図5を説明する。
図5は本願発明の予約システムにおける複合機予約処理を示すフローチャートある。
【0032】
ステップ500では、予約者は図1のクライアント端末105を操作し、図1の管理サーバ100にアクセスしてログイン画面要求を図1の管理サーバ100に送信する。
ステップ501では、ログイン画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、図1のクライアント端末105へログイン画面応答を送信する。
ステップ502では、ログイン画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4のログイン画面(400)を表示する。
【0033】
ステップ503では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4のログイン画面(400)を操作し、ユーザIDとパスワードを入力してログインボタンを押下して予約画面要求を図1の管理サーバ100に送信する。
【0034】
ステップ504では、予約画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、受信したユーザIDとパスワードを図9のRAM908に保持し、図1のクライアント端末105に予約画面応答を送信する。
ステップ505では、予約画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4の予約画面(401)を表示する。
【0035】
ステップ506では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4の予約画面(401)を操作し、印刷枚数と終了日時を入力する。入力後、図4のジョブ選択ボタン(402)から実行予約するジョブのボタンを押下し、属性選択画面要求を図1の管理サーバ100に送信する。
【0036】
ステップ507では、属性選択画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、受信した印刷枚数と終了日時と実行予約するジョブの種類を図9のRAM908に保持し、図1のクライアント端末105に属性選択画面応答を送信する。すなわち操作単位で指定可能な操作予約指示を受け付けために、属性選択画面をクライアント端末105に表示指示する(属性選択画面表示指示手段)。
ステップ508では、属性選択画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4の属性選択画面(403)を表示する。
【0037】
ステップ509では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4の属性選択画面(403)を操作し、図4の印刷属性ボタン(408)から設定したい印刷属性のボタンを押下する。図4の印刷属性ボタン(408)の押下後、設定完了ボタンを押下し、複写機選択画面要求(操作予約指示)を図1の管理サーバ100に送信する。
【0038】
ここで印刷属性とは操作属性をユーザが属性選択画面で選択する印刷設定毎にさらに細かく区分したものであり、操作属性情報として、ユーザ操作実績明細テーブル(802)で管理される。
【0039】
つまりクライアント端末105は、管理サーバ100に、ユーザ情報(ユーザID)及び画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を送信する。
【0040】
ステップ510では、複写機選択画面要求(操作予約指示)を受信した図1の管理サーバ100は、受信した印刷属性を印刷時の設定として使用するのではなく、複写機上で操作者が、印刷属性の設定操作をする際の属性(以降、印刷属性と区別する為、操作属性とする)として図9のRAM908に保持する。
【0041】
つまり管理サーバ100は、クライアント端末105から、ユーザ情報(ユーザID)及び画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける(操作予約受付手段)。
【0042】
ログイン認証時のユーザIDとネットワーク上の複写機のデバイス識別IDと図8の予約テーブル(800)のユーザIDとデバイス識別IDが一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの予約No.を参照する。次に、抽出した予約No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.を参照する。更に、抽出した実績No.とRAM908に保持した操作属性(ログイン/ログアウト/印刷開始ボタン押下を含む)と図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.と操作属性が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの操作時間の平均値を操作属性毎に参照する。
【0043】
また、このとき該当する操作属性が無かった場合は、その操作属性と対象の複写機のデバイス識別IDと予約対象の図8の基準操作時間テーブル(803)の操作属性とデバイス識別IDが一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの基準操作時間を参照し、この時間を操作時間の平均値としてみなす。全ての操作属性に対しての操作時間の平均値を取得後、抽出した操作毎の時間の平均値を合算する。この合算値を予約実行時に一連の操作をおこなった時の予想時間としてみなす。
【0044】
ここで予想時間から算出した開始日時と終了日時をRAM908に保持する図1の管理サーバ100は図1のクライアント端末105に複写機選択画面応答を送信する。
ステップ511では、複写機選択画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4の複写機選択画面(404)を表示する。
【0045】
ステップ512では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4の複写機選択画面(404)を操作し、図4の複写機の一覧(409)から予約する複写機の画像を押下する。押下後、予約ボタンを押下し、予約完了画面要求(操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報)を図1の管理サーバ100に送信する。
ステップ513では、予約完了画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、受信したデバイス識別IDを図9のRAM908に保持する。
【0046】
つまり、管理サーバ100は、クライアント端末105から、操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)を受け付ける(識別情報受付手段)。
また、このとき、RAM908に保持した予約情報のレコードを図8の予約テーブル(800)に追加する。
【0047】
予約完了画面応答を図1のクライアント端末105に送信する。送信後、図9のRAM908に保持したユーザID、印刷枚数、操作属性、開始日時、終了日時を、図9のRAM908に保持したデバイスIDに対応する図1の複写機102へ、予約情報通知として送信する。
【0048】
さらに、管理サーバ100は、ステップ510で受け付けたユーザ情報(ユーザID)と一致するユーザ情報(ユーザID)を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.から検索し、検索したユーザ情報(ユーザID)と対応づけられた操作属性情報(操作属性)を抽出する(操作属性抽出手段)。
【0049】
さらに、管理サーバ100は、ここで抽出した全ての操作属性情報と一意に対応づけられた操作実績時間(操作時間)を全て積算する(操作実績時間積算手段)。
更なる機能として、操作実績時間を積算する(操作実績時間積算手段)が、具体的な積算手段は次のとおりである。
【0050】
ステップ510で受け付けた予約情報(ユーザID、操作属性)と一致する操作属性と操作時間をユーザ操作実績明細テーブルから抽出する。操作属性毎に抽出した操作時間(現在までの実績分)の平均時間を算出する。算出した平均時間と、ユーザが今までに属性を設定した累積操作回数から算出される係数との積を算出する。以上の手段により算出された操作属性毎の操作実績時間を積算する。
【0051】
上述した係数については、今までに操作した回数が1回以上9回以下ならば1、10回以上19回以下ならば0.95、20回以上29回以下ならば0.90、30回以上ならば0.85というように累積操作回数により更新される。
【0052】
この係数とユーザ操作実績明細テーブルから操作属性毎に抽出した操作時間(現在までの実績分)の平均時間との積を算出することで、操作回数を考慮した操作実績時間が導き出せる。
【0053】
さらに、管理サーバ100は、ステップ510で受け付けた操作終了希望時刻とここで積算した操作実績時間を用いて、画像形成装置の操作開始時刻を算出する(操作開始時刻算出手段)。つまり操作終了希望時刻よりも、積算した操作実績時間だけ早い時刻を操作開始時刻として算出する。
管理サーバ100は、算出した操作開始時刻を、ステップ510で操作予約指示を受け付けたクライアント端末105に通知する(操作開始時刻通知手段)。
ステップ514では、予約完了画面を受信した図1のクライアント端末105は、図4の予約完了画面(405)を表示する。
クライアント端末105が表示する予約完了画面(405)には算出した操作開始時刻の情報が含まれている。
【0054】
ステップ515では、予約情報通知を受信した複写機102は、受信したユーザID、印刷枚数、操作属性、開始日時、終了日時を図10のRAM914に保持する。
【0055】
ステップ516では、予約者は、図1のクライアント端末105に表示された図4の予約完了画面(405)を操作し、ログアウトボタンを押下してログアウト画面要求をクライアント端末105は図1の管理サーバ100に送信する。
ステップ517では、ログアウト画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、図1のクライアント端末にログアウト画面応答を送信する。
ステップ518では、ログアウト画面応答を受信したクライアント端末105は、図4のログアウト画面(406)を表示する。
図6を説明する。
図6は、本願発明の予約システムにおける複合機操作処理(通常の場合)を示すフローチャートある。
【0056】
ステップ600では、管理サーバ100が、図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時を参照し、管理サーバ100の現在時間が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時に到達した際、管理サーバ100が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時とデバイス識別IDに対応する複写機に対してロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を送信する。
【0057】
また、図8のユーザ操作実績テーブル(801)に、図8の予約テーブル(800)にある予約No.に関連する実績No.、操作開始日時、ユーザID、ジョブ、デバイス識別IDのレコードを追加する。
【0058】
さらに管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)にある予約No.とメール催促日時と操作催促日時を抽出し、抽出した予約No.とメール催促日時と操作催促日時を図9のRAM908に保持する。
さらに、管理サーバ100は、ステップ513で算出した操作開始時刻に達したかいなかを判定する(操作開始時刻判定手段)。
【0059】
さらに、管理サーバ100は、操作開始時刻判定手段が、ステップ513で算出した操作開始時刻に達したと判定した場合に、受け付けた画像形成装置の識別情報に該当する画像形成装置に、ユーザからの画像形成装置に対するログイン要求を含まない操作指示を禁止すべく、操作ロック指示を送信する(操作ロック指示送信手段)。
【0060】
ステップ601では、ロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を受信した複合機(複写機エージェント)102は、予約者以外の人に複写機を使用させない為に、ログイン操作を含まないユーザの複写機の操作をロックし、操作を禁止する。さらに、予約No.を図10のRAM914に保持する。
【0061】
複合機(複写機エージェント)102は、複写機の操作部をロックしたことを管理サーバ100に送信する。ロックしたことを受信した管理サーバ100は、ロック要求が成功したことを判断する。
【0062】
更なる機能として、ログイン操作を含まないユーザの複写機の操作をロックするが、この際に複合機(複写機エージェント)102は、管理サーバから送信された操作ロック指示に従って、ログイン要求を含まない操作指示が禁止されていることを通知すべく、図12の操作ロック通知画面(408)を操作部(表示部)に表示する(操作ロック通知画面表示手段)。
【0063】
ステップ602では、予約者が、予約した複写機を操作する際、複写機にてログイン認証を行う。複合機(複写機エージェント)102は、ログイン認証時のユーザが現在予約しているユーザであるかを判断する為、管理サーバ100に対してログイン認証時のユーザIDと画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)、図10のRAM914で保持している予約No.を含むログイン要求を送信する。
【0064】
複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、操作開始時刻からログイン要求を送信するまでの時間である。
【0065】
複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(ログイン)である。
【0066】
ステップ603では、管理サーバ100は、画像形成装置(複合機)102から、ユーザ情報(ユーザID)及び画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)を含むログイン要求を受け付ける(ログイン要求受付手段)。
【0067】
ログイン認証時のユーザIDと図10のRAM914で保持している予約No.を受信した管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)の予約No.に関連するユーザIDを参照する。ログイン認証時のユーザIDと図8の予約テーブル(800)にあるユーザIDが一致した場合、管理サーバ100は、複合機(複写機エージェント)102に対して、ユーザIDが一致したことを送信する。
【0068】
つまり、管理サーバ100は、ログイン要求受付手段が受け付けたユーザ情報(ユーザID)と、一致するユーザ情報(ユーザID)を、予約テーブル(800)から検索し、検索したユーザ情報(ユーザID)と対応づけられている画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)が、ログイン要求受付手段が受け付けた画像形成装置の識別情報と一致するかいなかを判定する(操作ロック解除判定手段)。
【0069】
さらに、管理サーバ100は、操作ロック解除判定手段が一致すると判定した場合には、ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報(デバイス識別ID)に該当する画像形成装置の操作をロック解除すべく、ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置にロック解除指示を送信する(ロック解除指示送信手段)。
【0070】
ステップ604では、ユーザIDが一致したことを受信した複合機(複写機エージェント)102は、複写機のロック解除を行い、予約者(ログインユーザ)に対して複写機の全ての機能を操作可能な状態にする。また、ログイン成功時には、複合機(複写機エージェント)102から管理サーバ100に対して、図10のRAM914で保持している予約No.を送信する。
【0071】
更なる機能として、予約者のログイン認証を契機に操作部ロック解除処理を行うが、予約者が操作催促日時を過ぎてもログイン認証を行わなかった場合、次のように操作部ロック解除処理を行う。管理サーバ100はステップ514で予約者が予約を完了した際、予約者が入力した予約終了日時と前述した操作実績時間積算手段により算出した時間から複合機を操作しなければならない時間を算出する。管理サーバ100は算出した時間を図13の予約テーブル(804)の自動ロック解除日時に登録する。
【0072】
管理サーバ100から操作ロック指示が送信されたあと所定の時間が経過したこの自動ロック解除日時までに予約者が複合機でログイン認証を行わなければ、すなわち管理サーバからロック解除指示が送信されなかった場合には複合機(複写機エージェント)102は操作部ロック解除処理を行う(操作ロック解除手段)。
【0073】
ステップ605では、ログイン認証を行った時間と予約No.と操作属性(ログイン)を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複写機エージェントから受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0074】
つまり、管理サーバ100は、ステップ602で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(ログイン)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0075】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.操作属性(この場合に追加する値は、ログイン)と操作時間(この場合に追加する値は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の操作開始日時の時間から複写機エージェントから受信したログイン認証を行った時間までの時間)である。
【0076】
ステップ606では、予約者が、複写機の操作部を操作する際、複合機(複写機エージェント)102は操作属性(印刷属性)毎の印刷設定開始時間と、印刷設定完了時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した印刷設定開始時間と印刷設定完了時間を基に、操作属性(印刷属性)毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を算出する。ここで算出する時間は、ユーザが印刷設定毎に要した印刷属性毎の時間である。
【0077】
更なる機能として、操作属性(印刷属性)毎の印刷設定開始時間と印刷設定完了時間は、次のように保持する。図14の属性選択画面にある属性ボタンを押下した際の現在時刻を、複合機(複写機エージェント)102は図10のRAM914に印刷設定開始時間として保持する。
【0078】
印刷設定開始時間をRAM914に保持する際、併せて操作属性もRAM914に保持する。図14の属性詳細選択画面(410)にある設定完了ボタンを押下した際の現在時刻を、複合機(複写機エージェント)102は図10のRAM914に印刷設定完了時間として保持する。
【0079】
また、予約者が予約時に設定した全ての属性を設定し、印刷開始ボタンを押下した際、複合機(複写機エージェント)102はRAM914に保持した印刷設定開始時間と印刷設定完了時間と操作属性を基に操作属性(印刷属性)毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を算出する。
【0080】
複合機(複写機エージェント)102は、操作属性毎の設定完了時に、図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(印刷属性)、算出した操作属性(印刷属性)毎の操作時間を管理サーバ100に送信する。
【0081】
更なる機能として、複合機(複写機エージェント)102は算出した操作属性(印刷属性)毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するために送信する。
【0082】
ステップ607では、予約No.と操作属性(印刷属性)と算出した操作属性毎の操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に操作属性として追加する。
【0083】
ステップ608では、図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性と操作時間(この場合に追加する値は、操作属性毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間)である。
【0084】
更なる機能として、さらにユーザが操作属性毎に費やした操作時間及び操作属性及び実績No.と実績明細No.をユーザ操作実績明細テーブルに登録するが、登録と同時にユーザ操作回数テーブルを次のように更新する。
【0085】
ユーザ操作実績明細テーブルに操作属性を登録する際、この操作属性に対応する属性IDを操作属性テーブルから取得し、取得した属性IDをユーザ操作実績明細テーブルの属性IDに登録する。属性IDが登録された際、この属性IDとユーザ操作回数テーブルにある属性IDが一致するレコードを更新する。
【0086】
更新されるレコードの項目は、ユーザID及び累積操作回数及び係数である。ユーザIDは、ユーザ操作実績明細テーブルの実績No.に紐付く予約テーブルのユーザIDである。累積操作回数は、ユーザが現在までに操作属性を設定した回数である。累積操作回数を登録する際は登録されている回数に1を加算していく。
係数は、累積操作回数の数値によって更新されるものであり、回数が多いほど値は小さくなる。
【0087】
ステップ609では、予約者が、複写機の操作部にて、印刷開始ボタンを押下した際、複合機(複写機エージェント)102は印刷開始ボタンが押下された時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間と印刷開始ボタン押下時の時間を基に、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの操作時間を算出する。
複写機エージェントは、印刷開始ボタン押下時に、図10のRAM914で保持している予約No.を管理サーバ100に送信する。
【0088】
さらに、複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、ログイン要求の送信から印刷開始(印刷開始ボタン押下)までの時間である。
【0089】
さらに、複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(印刷開始)である。
【0090】
ステップ610では、予約No.と操作属性(印刷開始ボタン押下)と算出した操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0091】
つまり、管理サーバ100は、ステップ609で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(印刷開始)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0092】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、印刷開始ボタン押下)と操作時間(この場合に追加する値は、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された操作属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの時間)である。
【0093】
ステップ611では、複写機にてコピーが終了した際、複合機(複写機エージェント)102は、コピー終了時(印刷終了)の時間を図10のRAM914に保持する。複写機エージェントは、コピーが終了したことを管理サーバ100に送信する。
【0094】
つまり、複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、印刷開始(印刷開始ボタン押下)から印刷終了までの時間である。
【0095】
つまり、複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(印刷終了)である。
コピーが終了したことを受信した管理サーバ100は、コピーが終了したことを判断する。
【0096】
ステップ612では、予約者は、複写機の操作部を操作し、ログアウトを行う。複写機エージェントは、図10のRAM914に保持しているコピー終了時の時間とログアウト時の時間を基に、コピー終了時からログアウト時までの時間を算出する。
【0097】
複合機(複写機エージェント)102は、管理サーバ100に対して算出したコピー終了時からログアウト時までの時間と図10のRAM914で保持している予約No.及び操作属性(ログアウト)を送信する。
【0098】
つまり、複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、印刷終了からログアウトまでの時間である。
【0099】
つまり、複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(ログアウト)である。
【0100】
ステップ613では、コピー終了時からログアウト時までの時間と予約No.と操作属性を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0101】
つまり、管理サーバ100は、ステップ609で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(印刷終了)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0102】
つまり、管理サーバ100は、ステップ612で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(ログアウト)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0103】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、ログアウト)と操作時間(この場合に追加する値は、複合機(複写機エージェント)102から受信したコピー終了時の時間からログアウト時の時間までの時間)である。
図7を説明する。
図7は本願発明の予約システムにおける複合機操作処理(複合機の操作が遅い人の場合)を示すフローチャートある。
【0104】
ステップ700では、管理サーバ100が、図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時を参照し、管理サーバ100の現在時間が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時に到達した際、管理サーバ100が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時とデバイス識別IDに対応する複写機102に対してロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を送信する。また、図8のユーザ操作実績テーブル(801)に、図8の予約テーブル(800)にある予約No.に関連する実績No.、操作開始日時、ユーザID、ジョブ、デバイス識別IDのレコードを追加する。さらに管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)にある予約No.とメール催促日時と操作催促日時を抽出し、抽出した予約No.とメール催促日時と操作催促日時を図9のRAM908に保持する。
【0105】
ステップ701では、ロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を受信した複合機(複写機エージェント)102は、予約者以外の人に複写機を使用させない為に、複写機の操作部をロックする。さらに、予約No.を図10のRAM914に保持する。
【0106】
複合機(複写機エージェント)102は、複写機の操作部をロックしたことを管理サーバ100に送信する。ロックしたことを受信した管理サーバ100は、ロック要求が成功したことを判断する。
【0107】
ステップ702では、管理サーバ100は、管理サーバ100の現在時間が図9のRAM908に保持したメール催促日時と一致した際に図9のRAM908に保持した予約No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.を参照する。管理サーバ100は、参照した実績No.と図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.が一致するレコードを抽出する。抽出したレコードが0件であった場合、管理サーバ100は、予約者がログイン認証を行っていないと判断し、メールサーバーに対して催促メールを送信する。
【0108】
ステップ703では、予約者が、予約した複写機を操作する際、複写機にてログイン認証を行う。複合機(複写機エージェント)102は、ログイン認証時のユーザが現在予約しているユーザであるかを判断する為、管理サーバ100に対してログイン認証時のユーザIDと図10のRAM914で保持している予約No.を送信する。
【0109】
ステップ704では、ログイン認証時のユーザIDと図10のRAM914で保持している予約No.を受信した管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)の予約No.に関連するユーザIDを参照する。ログイン認証時のユーザIDと図8の予約テーブル(800)にあるユーザIDが一致した場合、管理サーバ100は、複合機(複写機エージェント)102に対して、ユーザIDが一致したことを送信する。
【0110】
ステップ705では、ユーザIDが一致したことを受信した複合機(複写機エージェント)102は、複写機のロック解除を行い、予約者に対して複写機を操作可能な状態にする。また、ログイン成功時には、複合機(複写機エージェント)102から管理サーバ100に対して、予約者がログイン認証を行った時間と図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(ログイン)を送信する。
【0111】
ステップ706では、ログイン認証を行った時間と予約No.と操作属性(ログイン)を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複写機エージェントから受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、ログイン)と操作時間(この場合に追加する値は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の操作開始日時の時間から複合機(複写機エージェント)102から受信したログイン認証を行った時間までの時間)である。
【0112】
ステップ707では、予約者が、複写機の操作部を操作する際、複合機(複写機エージェント)102は操作属性毎の設定開始時間と、設定完了時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した設定開始時間と図10のRAM914に保持した設定完了時間を基に、印刷属性毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を算出する。
【0113】
複写機エージェントは、印刷属性毎の設定完了時に、図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(印刷属性毎の値)、算出した印刷属性毎の操作時間を管理サーバ100に送信する。
【0114】
ステップ708では、予約No.と操作属性と算出した操作属性毎の操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0115】
ステップ709では、図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは,図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、操作属性毎の値)と操作時間(この場合に追加する値は、操作属性毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間)である。
【0116】
ステップ710では、管理サーバ100は、管理サーバ100の現在時間が図9のRAM908に保持した操作催促日時と一致した際に図9のRAM908に保持した予約No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.を参照する。管理サーバ100は、参照した実績No.と図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.が一致するレコードを抽出し、操作属性に印刷開始ボタン押下が追加されているかを判断する。図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の操作属性に印刷開始ボタン押下がない場合、管理サーバ100は複合機(複写機エージェント)102に対して、印刷催促通知を送信する。
ステップ711では、印刷催促通知を受信した複合機(複写機エージェント)102は、図11の印刷催促画面(407)を操作部に表示する。
【0117】
ステップ712では、予約者が、複写機の操作部にて、印刷開始ボタンを押下した際、複合機(複写機エージェント)102は印刷開始ボタンが押下された時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間と印刷開始ボタン押下時の時間を基に、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの操作時間を算出する。
【0118】
ステップ713では、複合機(複写機エージェント)102は、印刷開始ボタン押下時に、図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(印刷開始ボタン押下)、算出した操作時間を管理サーバ100に送信する。シーケンス712において、予約No.と操作属性(印刷開始ボタン押下)と算出した操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、印刷開始ボタン押下)と操作時間(この場合に追加する値は、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された操作属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの時間)である。
【0119】
ステップ714では、複写機にてコピーが終了した際、複合機(複写機エージェント)102は、コピー終了時の時間を図10のRAM914に保持する。複合機(複写機エージェント)102は、コピーが終了したことを管理サーバ100に送信する。コピーが終了したことを受信した管理サーバ100は、コピーが終了したことを判断する。
ステップ716では、予約者は、複写機の操作部を操作し、ログアウトを行う。
【0120】
複合機(複写機エージェント)102は、図10のRAM914に保持しているコピー終了時の時間とログアウト時の時間を基に、コピー終了時からログアウト時までの時間を算出する。複合機(複写機エージェント)102は、管理サーバ100に対して算出したコピー終了時からログアウト時までの時間と図10のRAM914で保持している予約No.及び操作属性(ログアウト)を送信する。
【0121】
ステップ715では、コピー終了時からログアウト時までの時間と予約No.と操作属性(ログアウト)を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0122】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、ログアウト)と操作時間(この場合に追加する値は、複合機(複写機エージェント)102から受信したコピー終了時の時間からログアウト時の時間までの時間)である。
図8を説明する。
【0123】
図8は管理サーバ100がもつ統計情報データベースである。統計情報データベースは、予約テーブル800、ユーザ操作実績テーブル801、ユーザ操作実績明細テーブル802、基準操作時間テーブル803で構成される。
【0124】
図8の800は予約テーブルであり、当該システムにおいて、複写機の予約情報管理を行う為のテーブルである。予約テーブル800は、予約No.、予約開始日時、予約終了日時、デバイス識別ID、ユーザID、ジョブ、予約枚数_A4、ステイプル本数、印刷予測時間(sec)、メール催促日時、操作催促日時で構成される。
予約No.は、予約レコードを一意に特定するコードであり、本テーブルのレコードが作成される度に通番が振られるものである。
予約開始日時(操作開始時刻)は、予約処理時のS513で算出された、予約開始日時(管理サーバ100が複合機の操作を開始する時刻)である。
予約終了日時は、予約時に算出された、予約終了日時である。
【0125】
デバイス識別ID(識別情報)は、ネットワーク上に存在する複写機を一意に特定するコードであり、図8では、予約対象の複写機を示す。ロック指示を送信する対象の複写機としても記憶(管理)される。
ユーザID(ユーザ情報)は、ログインユーザーを一意に特定するコード。図8では、予約者を示す。
ジョブは、コピー、FAX、SENDなど、複写機の機能を示す属性である。図8では、予約された機能を示す。
【0126】
予約枚数_A4は、予約時に入力された予約枚数である。本項目は、他に用紙毎(例えば、A3、ハガキなど)の項目を想定しているが、図8では省略するものとする。
ステイプル本数は、予約時に入力されたステイプル本数である。
印刷予測時間(sec)は、予約時に算出された印刷時間である。
メール催促日時は、予約実行時、予約者が複写機にログインしない場合にメールが送信される日時であり予約時に自動で算出される。
操作催促日時は、予約実行時、予約者が複写機の操作を開始しない場合にメールが送信される日時であり、予約時に自動で算出される。
【0127】
管理サーバ100は、操作予約指示を受け付けたユーザ情報(ユーザID)とロック指示送信手段がロック指示を送信した画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)を対応づけて記憶する(操作ロック情報記憶手段)。
【0128】
図8の801はユーザ操作実績テーブルであり、当該システムにおいて、ユーザーの操作履歴(実績)情報の管理を行う為のテーブルであり、実績No.、操作開始日時、操作終了日時、予約No.で構成される。
実績No.は、実績レコードを一意に特定するコードであり、本テーブルのレコードが作成される度に通番が振られるものである。
操作開始日時は、複写機の操作を開始した日時である。
操作終了日時は、複写機の操作を終了した日時である。
【0129】
予約No.は、予約テーブルの予約レコードに紐づく為のコードであり、本テーブルのレコードを作成するタイミングで、予約レコードの予約No.がセットされる。
【0130】
図8の802はユーザ操作実績明細テーブルであり、当該システムにおいて、ユーザの操作履歴(実績)の詳細な情報の管理を行う為のテーブルであり、実績No.、実績明細No.、操作属性、操作時間(msec)で構成される。
【0131】
複合機を操作したユーザを管理する為のユーザ情報(ユーザID)と操作属性及び操作時間とは、実績No.と予約No.(予約テーブル、ユーザ操作実績テーブル、ユーザ操作実績明細テーブル)を通じて対応づけられている。
【0132】
実績No.は、実績明細レコードを一意に特定するコードであり、ユーザ操作実績テーブルの実績No.に紐づく為のコードである。本テーブルのレコードを作成するタイミングで、実績レコードの実績No.がセットされる。
実績明細No.は、実績明細レコードを一意に特定するコードであり、本テーブルのレコードが作成される度に、実績No.の枝番として通番が振られる。
【0133】
操作属性(操作属性情報)は、ログイン、ログアウト、複写機の各印刷属性の設定、印刷開始ボタン押下、等の操作を示す属性であり、ここでは、ユーザが行った複写機の操作を示すものである。
操作時間(操作実績時間)(単位:msec)は、複写機の操作に費やした時間を示すものである。
【0134】
つまり、管理サーバ100は、ユーザ情報(ユーザID)と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報(ユーザID)に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶する(ユーザ操作属性記憶手段)。
【0135】
図8の803は基準操作時間テーブルであり、当該システムにおいて、基準となる操作時間を管理する為のテーブルであり、デバイス識別ID、操作属性、基準操作時間(msec)で構成される。
デバイス識別IDは、基準操作時間レコードを一意に特定するコードであり、ネットワーク上に存在する複写機を一意に特定するコードである。
操作属性は、ログイン、ログアウトなど、複写機の操作を示す属性である。
基準操作時間(msec)は、複写機の操作に費やす時間の基準値を示す。
【0136】
管理サーバ100は、複写機エージェント102から送信される利用者のログイン/ログアウト情報、利用者が操作した複写機の操作情報をユーザ操作実績テーブル801、ユーザ操作実績明細テーブル802、基準操作時間テーブル803に蓄積し、利用者ごとの傾向を求めるための元情報とする。
管理サーバ100は上記とは別に予約情報も管理しており、これら予約情報は予約テーブル800に保時する。
図9を説明する。
図9は情報処理装置(管理サーバ)100及びクライアント端末105、クライアント端末106のハードウエア構成を示す図である。
【0137】
図9において、907はCPUで、システムバスH404に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM 402あるいは外部メモリ909には、CPU907の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0138】
908はRAMで、CPU907の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU907は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM 402あるいは外部メモリ909からRAM908にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0139】
405は入力コントローラで、キーボード(KB)910や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。406はビデオコントローラで、表示部911への表示を制御する。なお、表示部911はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。また表示部は指やペン等にてユーザが表示画面内の対象位置を指定するタッチパネル機能を含むものであってもよい。
【0140】
407はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ909へのアクセスを制御する。
【0141】
912は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(通信回線)300を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0142】
なお、CPU907は、例えばRAM908内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT上での表示を可能としている。また、CPU907は、CRT上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0143】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、情報処理装置(管理サーバ)100の外部メモリ909に記録されており、必要に応じてRAM908にロードされることによりCPU907によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、外部メモリ909または情報処理装置100の記憶手段に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図10を説明する。
図10は、図1に示した複合機(画像形成装置)102のハードウエア構成を示す図である。
【0144】
図10において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部(画像読取部)314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部918と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したLAN300)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316の内部を説明する。
913はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。
【0145】
914はRAMで、CPU913が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。
【0146】
915はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。本願発明のプログラムを記憶する。本願発明のデータベースを記憶する。
【0147】
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)916とのインタフェース部である。また、操作部I/F 307は、操作部916から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU913に伝える役割をする。
【0148】
917はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)300に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0149】
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態において認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。そして、CPU913は、この外部I/F部318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
【0150】
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
【0151】
311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部918とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、H313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部(画像読取部)314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0152】
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。さらに、スキャナ部(画像読取部)314で電気信号に変換された画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)をJPEGやGIFなどの形式の圧縮処理したファイルへの変換やPDF形式などのファイルへの変換を行う。
【0153】
プリンタ部918は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU913からの指示によって開始する。なお、プリンタ部918には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0154】
スキャナ部(画像読取部)314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部916から読み取り起動指示することにより、CPU913がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0155】
操作部916は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F 307を介してCPU913に伝える。また、操作部916は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0156】
尚、表示部は複合機によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる複合機、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけの複合機によって本発明は構成されている。
【0157】
ここで、操作部916のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部916のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部916のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU913からの制御により、ICカードに記憶されている情報を読み取る。
【0158】
以上のような構成によって、複合機102は、スキャナ部(画像読取部)314から読み込んだ画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)を所望のファイル形式にファイル変換してLAN300上に送信したり、LAN300から受信した印刷データをプリンタ部918により印刷出力することができる。
【0159】
また、スキャナ部314から読み込んだ画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)をモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部918により出力することできる。
【0160】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、HDD915に記録されており、必要に応じてRAM914にロードされることによりCPU913によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等及びデータベースも、HDD915に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図11を説明する。
図11は複写機UIパネル916上に、複写機エージェント102が割り込み表示する印刷催促画面407である。
図12を説明する。
図12は複写機UIパネル916上に、複写機エージェント102が割り込み表示する操作ロック通知画面408である。
図13を説明する。
【0161】
図13は管理サーバ100がもつ統計情報データベースである。統計情報データベースは、予約テーブル804、ユーザ操作実績テーブル801、ユーザ操作実績明細テーブル802、基準操作時間テーブル803、ユーザ操作回数テーブル805、操作属性テーブル806で構成される。
図14を説明する。
図14は、図4の403の属性選択画面において、両面等の印刷設定が指定された場合にさらにその詳細を決定する属性詳細選択画面である。
【0162】
また、本発明におけるプログラムは、図5〜図7に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図5〜図7の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムとして、情報処理装置(管理サーバ)100の外部メモリ909(HDD)及び複合機(画像形成装置)102の外部メモリ(HDD)915に記憶されている。
【0163】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0164】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0165】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0166】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0167】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0168】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0169】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0170】
100 情報処理装置(管理サーバ)
102 画像形成装置(複合機)
105 クライアント端末
907 CPU(情報処理装置)
908 RAM(情報処理装置)
909 外部メモリ(情報処理装置)
913 CPU(画像形成装置)
914 RAM(画像形成装置)
915 外部メモリ(画像形成装置)
【技術分野】
【0001】
画像形成装置予約装置、画像形成装置予約装置の制御方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
これまでの複写機予約システムは、単に時間区切りで予約を行う仕組みが一般的である。つまり開始時間と終了時間を予約するシステムである。この場合予約者が複写機の操作に対する慣れや不慣れにより、予約した終了時間までに作業が完了しないことが考えられる。また逆に予約者が効率よく作業を行った場合、あらかじめ想定した終了時間より早く完了してしまうことも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−186271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示されたプリンタ選択方法では、紙サイズ、印刷速度、カラー、フィニッシャーの有無を選択する際の判断材料としていたが、使用者が複写機を直接操作する上での熟練度(不慣れ度)や操作の複雑さ等を原因とした、使用者個々の平均的な操作時間は考慮されていなかった。
【0005】
本願発明は、ユーザ毎の、複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮し、ユーザが複写機の操作終了希望時間を入力することで、ユーザが希望する操作終了時間に間に合うような操作開始時間をユーザに通知することで、ユーザ個別に複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮した操作開始時間を提示できる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、クライアント端末と通信可能に接続された管理サーバであって、ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段と、前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付手段と、前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出手段と、前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算手段と、前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出手段と、前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、前記管理サーバはさらに画像形成装置と通信可能に接続され、前記クライアント端末から、前記操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、前記算出した操作開始時刻に達したかいなかを判定する操作開始時刻判定手段と、前記操作開始時刻判定手段が達したと判定した場合に、前記受け付けた画像形成装置の識別情報に該当する画像形成装置に、ユーザからの画像形成装置に対するログイン要求を含まない操作指示を禁止すべく、操作ロック指示を送信する操作ロック指示送信手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記操作予約指示を受け付けたユーザ情報とロック指示送信手段がロック指示を送信した画像形成装置の識別情報を対応づけて記憶する操作ロック情報記憶手段と、前記画像形成装置から、ユーザ情報及び画像形成装置の識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン要求受付手段と、前記ログイン要求受付手段が受け付けたユーザ情報と、一致するユーザ情報を、前記操作ロック情報記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた画像形成装置の識別情報が、前記ログイン情報受付手段が受け付けた画像形成装置の識別情報と一致するかいなかを判定する操作ロック解除判定手段と、前記操作ロック解除判定手段が一致すると判定した場合に、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置の操作をロック解除すべく、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置にロック解除指示を送信するロック解除指示送信手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0009】
また、操作単位で指定可能な前記操作予約指示を受け付けるべく、属性選択画面を前記クライアント端末に表示指示する属性選択画面表示指示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
また、前記クライアント端末と前記管理サーバと前記画像形成装置は、前記画像形成装置の操作を予約する画像形成装置予約システムを形成し、前記画像形成装置は、前記管理サーバから送信された前記操作ロック指示に従って、前記ログイン要求を含まない操作指示が禁止されていることを通知すべく、操作ロック通知画面を前記画像形成装置の表示部に表示する操作ロック通知画面表示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0011】
また、前記画像形成装置は、前記管理サーバから前記操作ロック指示が送信されたあと、所定の時間が経過した後に前記管理サーバから前記ロック解除指示が送信されなかった場合には前記画像形成装置の操作ロックを解除する操作ロック解除手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
また、前記画像形成装置は、ユーザの操作属性毎に前記画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する操作実績時間算出手段と、前記画像形成装置の操作完了を前記管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び前記操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を送信する操作属性情報送信手段と、をさらに備え、前記管理サーバは、前記操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報及び操作属性情報及び操作実績時間を、前記ユーザ操作属性記憶手段に対応づけて登録するユーザ操作属性登録手段と、をさらに備えること特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本願発明により、ユーザ毎の、複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮し、ユーザが複写機の操作終了希望時間を入力することで、ユーザが希望する操作終了時間に間に合うような操作開始時間をユーザに通知することで、ユーザ個別に複写機まで距離や複写機の操作に対する慣れや不慣れを考慮した操作開始時間を提示できる仕組みを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のシステム構成図を示す図である。
【図2】本発明の複合機操作完了までが遅い人のタイムチャートを示す図である。
【図3】本発明の複合機操作完了までが早い人のタイムチャートを示す図である。
【図4】本発明のクライアント端末が表示する表示画面を示す図である。
【図5】本発明の予約時のシーケンスを示すフローチャート図である。
【図6】本発明の複写機使用完了までが早い人の場合シーケンスを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の複写機使用完了までが遅い人の場合のシーケンスを示すフローチャート図である。
【図8】本発明のデータテーブルの内容を示す図である。
【図9】本発明の管理サーバ(情報処理装置)及びクライアント端末のハードウエア構成図を示す図である。
【図10】本発明の複合機(画像形成装置)のハードウエア構成図を示す図である。
【図11】本発明の複合機が表示する表示画面を示す図である。
【図12】本発明の複合機が表示する表示画面を示す図である。
【図13】本発明のデータテーブルの内容を示す図である。
【図14】本発明のクライアント端末が表示する表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1を説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態における複合機予約システムの構成図である。なお図1は予約システムの構成の1例であり、用途や目的に応じて様々な構成をとることが考えられる。
【0017】
管理サーバ(情報処理装置)100は複合機予約管理システムを管理するサーバであり、Webサーバの機能を利用してクライアントPC(クライアント端末)105等にサービスを提供する。また管理サーバ100は、ネットワーク通信機能を用いて複写機(画像形成装置)102上に常駐する複写機エージェント等と通信を行い、本願発明の予約機能を実現する。なお、クライアント端末は1台とは限定せず、複数台存在してもよい。同様に複写機も1台に限定せず、複数台存在してもよい。管理サーバ(情報処理装置)100は、複合機102及びクライアント端末105と通信可能に接続されている。
【0018】
図示しない統計情報は、管理サーバ100が保持する統計情報データベースである。このデータベースには、利用者毎の操作情報や複写機毎の性能情報が保存されている。利用者が複写機を予約する場合、管理サーバ100はこの統計情報にアクセスし、予約者の過去の利用傾向を分析することで、予約者に適した複写機の選択を行う。
【0019】
複写機102は、複写機自身の制御や管理サーバ100と通信を行う複写機エージェントが常駐している。この複写機エージェントの役割は、利用者のキー操作情報の取得および管理サーバ100と連携し複写機102の制御を目的とする。
よって、クライアント端末105と管理サーバ100と画像形成装置102は、画像形成装置102の操作を予約する画像形成装置予約システムを形成する。
【0020】
クライアント端末105はWEBブラウザをもつPCである。利用者はWEBブラウザ経由で管理サーバ100にアクセスし、予約システムを利用することができる。
図2を説明する。
【0021】
図2は複合機操作完了までが遅い人のタイムチャートである。予約者の性格や複写機の操作熟練度により、完了までの時間が異なるが、処理完了までの時間が遅い人の傾向をまとめた物がタイムチャート200である。
【0022】
処理完了が遅い人の理由として、予約開始時間からログインするまでの時間201が平均値より遅いことがあげられる。つまり予約しておきながらなかなか複写機を使用しない人や、仕事に追われがちでなかなか次に仕事に移れない人の例が考えられる。またログインから印刷開始までの時間202が平均値より遅いこともあげられる。つまり複写機に対して操作熟練度が低く、操作に手間取っているような場合が考えられる。上記2例により、印刷終了からログアウトまでの時間204やログアウトしてから予約終了時間までの時間205も同じ傾向になると予想される。
なお、印刷開始から印刷終了までの時間203は複写機の性能になるため、人による時間差は少ないと考えられる。
つまり201から204までの合計時間が、複合機予約システムが算出する平均時間より長いことを示している。
図3を説明する。
【0023】
図3は複合機操作完了までが早い人のタイムチャートである。予約者の性格や複写機の操作熟練度により、完了までの時間が異なるが、処理完了までの時間が早い人の傾向をまとめた物がタイムチャート300である。
【0024】
処理完了が早い人の理由として、予約開始時間からログインするまでの時間301が平均値より早いことがあげられる。たとえば几帳面な性格で、予約時間後すぐ複写機を使用するような例が考えられる。またログインから印刷開始までの時間302が平均値より早いこともあげられる。つまり複写機に対して操作熟練度が高い場合が考えられる。上記2例により、印刷終了からログアウトまでの時間304やログアウトしてから予約終了時間までの時間305も同じ傾向になると予想される。
なお、印刷開始から印刷終了までの時間303は複写機の性能になるため、人による時間差は少ないと考えられる。
つまり301から304までの合計時間が、複合機予約システムが算出する平均時間より短いことを示している。
図4を説明する。
【0025】
図4は本願発明の複合機予約システムに、クライアント端末105のWEBブラウザからアクセスした場合のクライアント端末105が表示する画面の遷移を示す図である。
【0026】
図4の400はログイン画面である。事前に登録されている正規なログインID(ユーザID)及びパスワードをそれぞれの入力フォームへ入力した状態でログインボタンを押下する事により、当該複合機予約システムへのユーザ認証を可能とする。ステップ502でクライアント端末105が表示する。
【0027】
図4の401は予約画面である。印刷枚数及び終了日時を入力した状態で、任意のジョブ選択ボタン402を押下する事により属性選択画面403への遷移を可能とする。ステップ505でクライアント端末105が表示する。
【0028】
図4の403は属性設定画面である。ジョブ選択ボタン402で選択された複写機のジョブにおいて、属性を選択する為の操作属性ボタン408を有し、当該ボタンを押下した状態で設定完了ボタンを押下する事で複写機選択画面へ遷移する事を可能とする。ステップ508でクライアント端末105が表示する。
【0029】
図4の404は複写機選択画面である。現在予約できる複写機の一覧を画像とともに表示し、その画像を選択(押下)し、予約ボタンを押下する事により利用する複写機を選択し、予約画面405へ遷移する事を可能とする。ステップ511でクライアント端末105が表示する。
【0030】
図4の405は予約完了画面である。当該複合機予約システムが予約を受け付けた事を使用者へ促すメッセージを有した画面である。ステップ514でクライアント端末105が表示する。
【0031】
図4の406はログアウト画面である。当該複合機予約システムからログアウトした事を使用者へ促すメッセージを有した画面である。ステップ518でクライアント端末105が表示する。
図5を説明する。
図5は本願発明の予約システムにおける複合機予約処理を示すフローチャートある。
【0032】
ステップ500では、予約者は図1のクライアント端末105を操作し、図1の管理サーバ100にアクセスしてログイン画面要求を図1の管理サーバ100に送信する。
ステップ501では、ログイン画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、図1のクライアント端末105へログイン画面応答を送信する。
ステップ502では、ログイン画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4のログイン画面(400)を表示する。
【0033】
ステップ503では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4のログイン画面(400)を操作し、ユーザIDとパスワードを入力してログインボタンを押下して予約画面要求を図1の管理サーバ100に送信する。
【0034】
ステップ504では、予約画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、受信したユーザIDとパスワードを図9のRAM908に保持し、図1のクライアント端末105に予約画面応答を送信する。
ステップ505では、予約画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4の予約画面(401)を表示する。
【0035】
ステップ506では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4の予約画面(401)を操作し、印刷枚数と終了日時を入力する。入力後、図4のジョブ選択ボタン(402)から実行予約するジョブのボタンを押下し、属性選択画面要求を図1の管理サーバ100に送信する。
【0036】
ステップ507では、属性選択画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、受信した印刷枚数と終了日時と実行予約するジョブの種類を図9のRAM908に保持し、図1のクライアント端末105に属性選択画面応答を送信する。すなわち操作単位で指定可能な操作予約指示を受け付けために、属性選択画面をクライアント端末105に表示指示する(属性選択画面表示指示手段)。
ステップ508では、属性選択画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4の属性選択画面(403)を表示する。
【0037】
ステップ509では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4の属性選択画面(403)を操作し、図4の印刷属性ボタン(408)から設定したい印刷属性のボタンを押下する。図4の印刷属性ボタン(408)の押下後、設定完了ボタンを押下し、複写機選択画面要求(操作予約指示)を図1の管理サーバ100に送信する。
【0038】
ここで印刷属性とは操作属性をユーザが属性選択画面で選択する印刷設定毎にさらに細かく区分したものであり、操作属性情報として、ユーザ操作実績明細テーブル(802)で管理される。
【0039】
つまりクライアント端末105は、管理サーバ100に、ユーザ情報(ユーザID)及び画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を送信する。
【0040】
ステップ510では、複写機選択画面要求(操作予約指示)を受信した図1の管理サーバ100は、受信した印刷属性を印刷時の設定として使用するのではなく、複写機上で操作者が、印刷属性の設定操作をする際の属性(以降、印刷属性と区別する為、操作属性とする)として図9のRAM908に保持する。
【0041】
つまり管理サーバ100は、クライアント端末105から、ユーザ情報(ユーザID)及び画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける(操作予約受付手段)。
【0042】
ログイン認証時のユーザIDとネットワーク上の複写機のデバイス識別IDと図8の予約テーブル(800)のユーザIDとデバイス識別IDが一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの予約No.を参照する。次に、抽出した予約No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.を参照する。更に、抽出した実績No.とRAM908に保持した操作属性(ログイン/ログアウト/印刷開始ボタン押下を含む)と図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.と操作属性が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの操作時間の平均値を操作属性毎に参照する。
【0043】
また、このとき該当する操作属性が無かった場合は、その操作属性と対象の複写機のデバイス識別IDと予約対象の図8の基準操作時間テーブル(803)の操作属性とデバイス識別IDが一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの基準操作時間を参照し、この時間を操作時間の平均値としてみなす。全ての操作属性に対しての操作時間の平均値を取得後、抽出した操作毎の時間の平均値を合算する。この合算値を予約実行時に一連の操作をおこなった時の予想時間としてみなす。
【0044】
ここで予想時間から算出した開始日時と終了日時をRAM908に保持する図1の管理サーバ100は図1のクライアント端末105に複写機選択画面応答を送信する。
ステップ511では、複写機選択画面応答を受信した図1のクライアント端末105は、図4の複写機選択画面(404)を表示する。
【0045】
ステップ512では、予約者は図1のクライアント端末105に表示された図4の複写機選択画面(404)を操作し、図4の複写機の一覧(409)から予約する複写機の画像を押下する。押下後、予約ボタンを押下し、予約完了画面要求(操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報)を図1の管理サーバ100に送信する。
ステップ513では、予約完了画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、受信したデバイス識別IDを図9のRAM908に保持する。
【0046】
つまり、管理サーバ100は、クライアント端末105から、操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)を受け付ける(識別情報受付手段)。
また、このとき、RAM908に保持した予約情報のレコードを図8の予約テーブル(800)に追加する。
【0047】
予約完了画面応答を図1のクライアント端末105に送信する。送信後、図9のRAM908に保持したユーザID、印刷枚数、操作属性、開始日時、終了日時を、図9のRAM908に保持したデバイスIDに対応する図1の複写機102へ、予約情報通知として送信する。
【0048】
さらに、管理サーバ100は、ステップ510で受け付けたユーザ情報(ユーザID)と一致するユーザ情報(ユーザID)を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.から検索し、検索したユーザ情報(ユーザID)と対応づけられた操作属性情報(操作属性)を抽出する(操作属性抽出手段)。
【0049】
さらに、管理サーバ100は、ここで抽出した全ての操作属性情報と一意に対応づけられた操作実績時間(操作時間)を全て積算する(操作実績時間積算手段)。
更なる機能として、操作実績時間を積算する(操作実績時間積算手段)が、具体的な積算手段は次のとおりである。
【0050】
ステップ510で受け付けた予約情報(ユーザID、操作属性)と一致する操作属性と操作時間をユーザ操作実績明細テーブルから抽出する。操作属性毎に抽出した操作時間(現在までの実績分)の平均時間を算出する。算出した平均時間と、ユーザが今までに属性を設定した累積操作回数から算出される係数との積を算出する。以上の手段により算出された操作属性毎の操作実績時間を積算する。
【0051】
上述した係数については、今までに操作した回数が1回以上9回以下ならば1、10回以上19回以下ならば0.95、20回以上29回以下ならば0.90、30回以上ならば0.85というように累積操作回数により更新される。
【0052】
この係数とユーザ操作実績明細テーブルから操作属性毎に抽出した操作時間(現在までの実績分)の平均時間との積を算出することで、操作回数を考慮した操作実績時間が導き出せる。
【0053】
さらに、管理サーバ100は、ステップ510で受け付けた操作終了希望時刻とここで積算した操作実績時間を用いて、画像形成装置の操作開始時刻を算出する(操作開始時刻算出手段)。つまり操作終了希望時刻よりも、積算した操作実績時間だけ早い時刻を操作開始時刻として算出する。
管理サーバ100は、算出した操作開始時刻を、ステップ510で操作予約指示を受け付けたクライアント端末105に通知する(操作開始時刻通知手段)。
ステップ514では、予約完了画面を受信した図1のクライアント端末105は、図4の予約完了画面(405)を表示する。
クライアント端末105が表示する予約完了画面(405)には算出した操作開始時刻の情報が含まれている。
【0054】
ステップ515では、予約情報通知を受信した複写機102は、受信したユーザID、印刷枚数、操作属性、開始日時、終了日時を図10のRAM914に保持する。
【0055】
ステップ516では、予約者は、図1のクライアント端末105に表示された図4の予約完了画面(405)を操作し、ログアウトボタンを押下してログアウト画面要求をクライアント端末105は図1の管理サーバ100に送信する。
ステップ517では、ログアウト画面要求を受信した図1の管理サーバ100は、図1のクライアント端末にログアウト画面応答を送信する。
ステップ518では、ログアウト画面応答を受信したクライアント端末105は、図4のログアウト画面(406)を表示する。
図6を説明する。
図6は、本願発明の予約システムにおける複合機操作処理(通常の場合)を示すフローチャートある。
【0056】
ステップ600では、管理サーバ100が、図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時を参照し、管理サーバ100の現在時間が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時に到達した際、管理サーバ100が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時とデバイス識別IDに対応する複写機に対してロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を送信する。
【0057】
また、図8のユーザ操作実績テーブル(801)に、図8の予約テーブル(800)にある予約No.に関連する実績No.、操作開始日時、ユーザID、ジョブ、デバイス識別IDのレコードを追加する。
【0058】
さらに管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)にある予約No.とメール催促日時と操作催促日時を抽出し、抽出した予約No.とメール催促日時と操作催促日時を図9のRAM908に保持する。
さらに、管理サーバ100は、ステップ513で算出した操作開始時刻に達したかいなかを判定する(操作開始時刻判定手段)。
【0059】
さらに、管理サーバ100は、操作開始時刻判定手段が、ステップ513で算出した操作開始時刻に達したと判定した場合に、受け付けた画像形成装置の識別情報に該当する画像形成装置に、ユーザからの画像形成装置に対するログイン要求を含まない操作指示を禁止すべく、操作ロック指示を送信する(操作ロック指示送信手段)。
【0060】
ステップ601では、ロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を受信した複合機(複写機エージェント)102は、予約者以外の人に複写機を使用させない為に、ログイン操作を含まないユーザの複写機の操作をロックし、操作を禁止する。さらに、予約No.を図10のRAM914に保持する。
【0061】
複合機(複写機エージェント)102は、複写機の操作部をロックしたことを管理サーバ100に送信する。ロックしたことを受信した管理サーバ100は、ロック要求が成功したことを判断する。
【0062】
更なる機能として、ログイン操作を含まないユーザの複写機の操作をロックするが、この際に複合機(複写機エージェント)102は、管理サーバから送信された操作ロック指示に従って、ログイン要求を含まない操作指示が禁止されていることを通知すべく、図12の操作ロック通知画面(408)を操作部(表示部)に表示する(操作ロック通知画面表示手段)。
【0063】
ステップ602では、予約者が、予約した複写機を操作する際、複写機にてログイン認証を行う。複合機(複写機エージェント)102は、ログイン認証時のユーザが現在予約しているユーザであるかを判断する為、管理サーバ100に対してログイン認証時のユーザIDと画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)、図10のRAM914で保持している予約No.を含むログイン要求を送信する。
【0064】
複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、操作開始時刻からログイン要求を送信するまでの時間である。
【0065】
複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(ログイン)である。
【0066】
ステップ603では、管理サーバ100は、画像形成装置(複合機)102から、ユーザ情報(ユーザID)及び画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)を含むログイン要求を受け付ける(ログイン要求受付手段)。
【0067】
ログイン認証時のユーザIDと図10のRAM914で保持している予約No.を受信した管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)の予約No.に関連するユーザIDを参照する。ログイン認証時のユーザIDと図8の予約テーブル(800)にあるユーザIDが一致した場合、管理サーバ100は、複合機(複写機エージェント)102に対して、ユーザIDが一致したことを送信する。
【0068】
つまり、管理サーバ100は、ログイン要求受付手段が受け付けたユーザ情報(ユーザID)と、一致するユーザ情報(ユーザID)を、予約テーブル(800)から検索し、検索したユーザ情報(ユーザID)と対応づけられている画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)が、ログイン要求受付手段が受け付けた画像形成装置の識別情報と一致するかいなかを判定する(操作ロック解除判定手段)。
【0069】
さらに、管理サーバ100は、操作ロック解除判定手段が一致すると判定した場合には、ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報(デバイス識別ID)に該当する画像形成装置の操作をロック解除すべく、ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置にロック解除指示を送信する(ロック解除指示送信手段)。
【0070】
ステップ604では、ユーザIDが一致したことを受信した複合機(複写機エージェント)102は、複写機のロック解除を行い、予約者(ログインユーザ)に対して複写機の全ての機能を操作可能な状態にする。また、ログイン成功時には、複合機(複写機エージェント)102から管理サーバ100に対して、図10のRAM914で保持している予約No.を送信する。
【0071】
更なる機能として、予約者のログイン認証を契機に操作部ロック解除処理を行うが、予約者が操作催促日時を過ぎてもログイン認証を行わなかった場合、次のように操作部ロック解除処理を行う。管理サーバ100はステップ514で予約者が予約を完了した際、予約者が入力した予約終了日時と前述した操作実績時間積算手段により算出した時間から複合機を操作しなければならない時間を算出する。管理サーバ100は算出した時間を図13の予約テーブル(804)の自動ロック解除日時に登録する。
【0072】
管理サーバ100から操作ロック指示が送信されたあと所定の時間が経過したこの自動ロック解除日時までに予約者が複合機でログイン認証を行わなければ、すなわち管理サーバからロック解除指示が送信されなかった場合には複合機(複写機エージェント)102は操作部ロック解除処理を行う(操作ロック解除手段)。
【0073】
ステップ605では、ログイン認証を行った時間と予約No.と操作属性(ログイン)を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複写機エージェントから受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0074】
つまり、管理サーバ100は、ステップ602で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(ログイン)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0075】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.操作属性(この場合に追加する値は、ログイン)と操作時間(この場合に追加する値は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の操作開始日時の時間から複写機エージェントから受信したログイン認証を行った時間までの時間)である。
【0076】
ステップ606では、予約者が、複写機の操作部を操作する際、複合機(複写機エージェント)102は操作属性(印刷属性)毎の印刷設定開始時間と、印刷設定完了時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した印刷設定開始時間と印刷設定完了時間を基に、操作属性(印刷属性)毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を算出する。ここで算出する時間は、ユーザが印刷設定毎に要した印刷属性毎の時間である。
【0077】
更なる機能として、操作属性(印刷属性)毎の印刷設定開始時間と印刷設定完了時間は、次のように保持する。図14の属性選択画面にある属性ボタンを押下した際の現在時刻を、複合機(複写機エージェント)102は図10のRAM914に印刷設定開始時間として保持する。
【0078】
印刷設定開始時間をRAM914に保持する際、併せて操作属性もRAM914に保持する。図14の属性詳細選択画面(410)にある設定完了ボタンを押下した際の現在時刻を、複合機(複写機エージェント)102は図10のRAM914に印刷設定完了時間として保持する。
【0079】
また、予約者が予約時に設定した全ての属性を設定し、印刷開始ボタンを押下した際、複合機(複写機エージェント)102はRAM914に保持した印刷設定開始時間と印刷設定完了時間と操作属性を基に操作属性(印刷属性)毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を算出する。
【0080】
複合機(複写機エージェント)102は、操作属性毎の設定完了時に、図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(印刷属性)、算出した操作属性(印刷属性)毎の操作時間を管理サーバ100に送信する。
【0081】
更なる機能として、複合機(複写機エージェント)102は算出した操作属性(印刷属性)毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するために送信する。
【0082】
ステップ607では、予約No.と操作属性(印刷属性)と算出した操作属性毎の操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に操作属性として追加する。
【0083】
ステップ608では、図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性と操作時間(この場合に追加する値は、操作属性毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間)である。
【0084】
更なる機能として、さらにユーザが操作属性毎に費やした操作時間及び操作属性及び実績No.と実績明細No.をユーザ操作実績明細テーブルに登録するが、登録と同時にユーザ操作回数テーブルを次のように更新する。
【0085】
ユーザ操作実績明細テーブルに操作属性を登録する際、この操作属性に対応する属性IDを操作属性テーブルから取得し、取得した属性IDをユーザ操作実績明細テーブルの属性IDに登録する。属性IDが登録された際、この属性IDとユーザ操作回数テーブルにある属性IDが一致するレコードを更新する。
【0086】
更新されるレコードの項目は、ユーザID及び累積操作回数及び係数である。ユーザIDは、ユーザ操作実績明細テーブルの実績No.に紐付く予約テーブルのユーザIDである。累積操作回数は、ユーザが現在までに操作属性を設定した回数である。累積操作回数を登録する際は登録されている回数に1を加算していく。
係数は、累積操作回数の数値によって更新されるものであり、回数が多いほど値は小さくなる。
【0087】
ステップ609では、予約者が、複写機の操作部にて、印刷開始ボタンを押下した際、複合機(複写機エージェント)102は印刷開始ボタンが押下された時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間と印刷開始ボタン押下時の時間を基に、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの操作時間を算出する。
複写機エージェントは、印刷開始ボタン押下時に、図10のRAM914で保持している予約No.を管理サーバ100に送信する。
【0088】
さらに、複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、ログイン要求の送信から印刷開始(印刷開始ボタン押下)までの時間である。
【0089】
さらに、複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(印刷開始)である。
【0090】
ステップ610では、予約No.と操作属性(印刷開始ボタン押下)と算出した操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0091】
つまり、管理サーバ100は、ステップ609で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(印刷開始)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0092】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、印刷開始ボタン押下)と操作時間(この場合に追加する値は、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された操作属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの時間)である。
【0093】
ステップ611では、複写機にてコピーが終了した際、複合機(複写機エージェント)102は、コピー終了時(印刷終了)の時間を図10のRAM914に保持する。複写機エージェントは、コピーが終了したことを管理サーバ100に送信する。
【0094】
つまり、複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、印刷開始(印刷開始ボタン押下)から印刷終了までの時間である。
【0095】
つまり、複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(印刷終了)である。
コピーが終了したことを受信した管理サーバ100は、コピーが終了したことを判断する。
【0096】
ステップ612では、予約者は、複写機の操作部を操作し、ログアウトを行う。複写機エージェントは、図10のRAM914に保持しているコピー終了時の時間とログアウト時の時間を基に、コピー終了時からログアウト時までの時間を算出する。
【0097】
複合機(複写機エージェント)102は、管理サーバ100に対して算出したコピー終了時からログアウト時までの時間と図10のRAM914で保持している予約No.及び操作属性(ログアウト)を送信する。
【0098】
つまり、複合機102は、ユーザの操作属性毎に、画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する(操作実績時間算出手段)。ここで算出するユーザの操作属性毎の操作実績時間は、印刷終了からログアウトまでの時間である。
【0099】
つまり、複合機102は、画像形成装置の操作完了を管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を管理サーバ100に送信する(操作属性情報送信手段)。ここで管理サーバ100に送信する操作属性を区分する操作属性情報は(ログアウト)である。
【0100】
ステップ613では、コピー終了時からログアウト時までの時間と予約No.と操作属性を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0101】
つまり、管理サーバ100は、ステップ609で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(印刷終了)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0102】
つまり、管理サーバ100は、ステップ612で操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報(ユーザID)及び操作属性情報(ログアウト)及び操作実績時間を、ユーザ操作実績明細テーブル(802)に対応づけて登録する(ユーザ操作属性登録手段)。
【0103】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、ログアウト)と操作時間(この場合に追加する値は、複合機(複写機エージェント)102から受信したコピー終了時の時間からログアウト時の時間までの時間)である。
図7を説明する。
図7は本願発明の予約システムにおける複合機操作処理(複合機の操作が遅い人の場合)を示すフローチャートある。
【0104】
ステップ700では、管理サーバ100が、図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時を参照し、管理サーバ100の現在時間が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時に到達した際、管理サーバ100が図8の予約テーブル(800)にある予約開始日時とデバイス識別IDに対応する複写機102に対してロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を送信する。また、図8のユーザ操作実績テーブル(801)に、図8の予約テーブル(800)にある予約No.に関連する実績No.、操作開始日時、ユーザID、ジョブ、デバイス識別IDのレコードを追加する。さらに管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)にある予約No.とメール催促日時と操作催促日時を抽出し、抽出した予約No.とメール催促日時と操作催促日時を図9のRAM908に保持する。
【0105】
ステップ701では、ロック要求と図8の予約テーブル(800)にある予約No.を受信した複合機(複写機エージェント)102は、予約者以外の人に複写機を使用させない為に、複写機の操作部をロックする。さらに、予約No.を図10のRAM914に保持する。
【0106】
複合機(複写機エージェント)102は、複写機の操作部をロックしたことを管理サーバ100に送信する。ロックしたことを受信した管理サーバ100は、ロック要求が成功したことを判断する。
【0107】
ステップ702では、管理サーバ100は、管理サーバ100の現在時間が図9のRAM908に保持したメール催促日時と一致した際に図9のRAM908に保持した予約No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.を参照する。管理サーバ100は、参照した実績No.と図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.が一致するレコードを抽出する。抽出したレコードが0件であった場合、管理サーバ100は、予約者がログイン認証を行っていないと判断し、メールサーバーに対して催促メールを送信する。
【0108】
ステップ703では、予約者が、予約した複写機を操作する際、複写機にてログイン認証を行う。複合機(複写機エージェント)102は、ログイン認証時のユーザが現在予約しているユーザであるかを判断する為、管理サーバ100に対してログイン認証時のユーザIDと図10のRAM914で保持している予約No.を送信する。
【0109】
ステップ704では、ログイン認証時のユーザIDと図10のRAM914で保持している予約No.を受信した管理サーバ100は、図8の予約テーブル(800)の予約No.に関連するユーザIDを参照する。ログイン認証時のユーザIDと図8の予約テーブル(800)にあるユーザIDが一致した場合、管理サーバ100は、複合機(複写機エージェント)102に対して、ユーザIDが一致したことを送信する。
【0110】
ステップ705では、ユーザIDが一致したことを受信した複合機(複写機エージェント)102は、複写機のロック解除を行い、予約者に対して複写機を操作可能な状態にする。また、ログイン成功時には、複合機(複写機エージェント)102から管理サーバ100に対して、予約者がログイン認証を行った時間と図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(ログイン)を送信する。
【0111】
ステップ706では、ログイン認証を行った時間と予約No.と操作属性(ログイン)を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複写機エージェントから受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、ログイン)と操作時間(この場合に追加する値は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の操作開始日時の時間から複合機(複写機エージェント)102から受信したログイン認証を行った時間までの時間)である。
【0112】
ステップ707では、予約者が、複写機の操作部を操作する際、複合機(複写機エージェント)102は操作属性毎の設定開始時間と、設定完了時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した設定開始時間と図10のRAM914に保持した設定完了時間を基に、印刷属性毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間を算出する。
【0113】
複写機エージェントは、印刷属性毎の設定完了時に、図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(印刷属性毎の値)、算出した印刷属性毎の操作時間を管理サーバ100に送信する。
【0114】
ステップ708では、予約No.と操作属性と算出した操作属性毎の操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0115】
ステップ709では、図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは,図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、操作属性毎の値)と操作時間(この場合に追加する値は、操作属性毎の設定開始時間から設定完了時間までの時間)である。
【0116】
ステップ710では、管理サーバ100は、管理サーバ100の現在時間が図9のRAM908に保持した操作催促日時と一致した際に図9のRAM908に保持した予約No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.を参照する。管理サーバ100は、参照した実績No.と図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の実績No.が一致するレコードを抽出し、操作属性に印刷開始ボタン押下が追加されているかを判断する。図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)の操作属性に印刷開始ボタン押下がない場合、管理サーバ100は複合機(複写機エージェント)102に対して、印刷催促通知を送信する。
ステップ711では、印刷催促通知を受信した複合機(複写機エージェント)102は、図11の印刷催促画面(407)を操作部に表示する。
【0117】
ステップ712では、予約者が、複写機の操作部にて、印刷開始ボタンを押下した際、複合機(複写機エージェント)102は印刷開始ボタンが押下された時間を図10のRAM914に保持し、図10のRAM914に保持した印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間と印刷開始ボタン押下時の時間を基に、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された印刷属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの操作時間を算出する。
【0118】
ステップ713では、複合機(複写機エージェント)102は、印刷開始ボタン押下時に、図10のRAM914で保持している予約No.と操作属性(印刷開始ボタン押下)、算出した操作時間を管理サーバ100に送信する。シーケンス712において、予約No.と操作属性(印刷開始ボタン押下)と算出した操作時間を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、印刷開始ボタン押下)と操作時間(この場合に追加する値は、印刷開始ボタンが押下された直前に設定された操作属性の設定完了時間から印刷開始ボタン押下時の時間までの時間)である。
【0119】
ステップ714では、複写機にてコピーが終了した際、複合機(複写機エージェント)102は、コピー終了時の時間を図10のRAM914に保持する。複合機(複写機エージェント)102は、コピーが終了したことを管理サーバ100に送信する。コピーが終了したことを受信した管理サーバ100は、コピーが終了したことを判断する。
ステップ716では、予約者は、複写機の操作部を操作し、ログアウトを行う。
【0120】
複合機(複写機エージェント)102は、図10のRAM914に保持しているコピー終了時の時間とログアウト時の時間を基に、コピー終了時からログアウト時までの時間を算出する。複合機(複写機エージェント)102は、管理サーバ100に対して算出したコピー終了時からログアウト時までの時間と図10のRAM914で保持している予約No.及び操作属性(ログアウト)を送信する。
【0121】
ステップ715では、コピー終了時からログアウト時までの時間と予約No.と操作属性(ログアウト)を受信した管理サーバ100は、図8のユーザ操作実績テーブル(801)の予約No.と複合機(複写機エージェント)102から受信した予約No.が一致するレコードを抽出し、抽出したレコードの実績No.に関連する実績明細レコードを図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加する。
【0122】
図8のユーザ操作実績明細テーブル(802)に追加するレコードは、図8のユーザ操作実績テーブル(801)から抽出したレコードの実績No.と図8のユーザ操作実績テーブル(801)の実績明細No.と操作属性(この場合に追加する値は、ログアウト)と操作時間(この場合に追加する値は、複合機(複写機エージェント)102から受信したコピー終了時の時間からログアウト時の時間までの時間)である。
図8を説明する。
【0123】
図8は管理サーバ100がもつ統計情報データベースである。統計情報データベースは、予約テーブル800、ユーザ操作実績テーブル801、ユーザ操作実績明細テーブル802、基準操作時間テーブル803で構成される。
【0124】
図8の800は予約テーブルであり、当該システムにおいて、複写機の予約情報管理を行う為のテーブルである。予約テーブル800は、予約No.、予約開始日時、予約終了日時、デバイス識別ID、ユーザID、ジョブ、予約枚数_A4、ステイプル本数、印刷予測時間(sec)、メール催促日時、操作催促日時で構成される。
予約No.は、予約レコードを一意に特定するコードであり、本テーブルのレコードが作成される度に通番が振られるものである。
予約開始日時(操作開始時刻)は、予約処理時のS513で算出された、予約開始日時(管理サーバ100が複合機の操作を開始する時刻)である。
予約終了日時は、予約時に算出された、予約終了日時である。
【0125】
デバイス識別ID(識別情報)は、ネットワーク上に存在する複写機を一意に特定するコードであり、図8では、予約対象の複写機を示す。ロック指示を送信する対象の複写機としても記憶(管理)される。
ユーザID(ユーザ情報)は、ログインユーザーを一意に特定するコード。図8では、予約者を示す。
ジョブは、コピー、FAX、SENDなど、複写機の機能を示す属性である。図8では、予約された機能を示す。
【0126】
予約枚数_A4は、予約時に入力された予約枚数である。本項目は、他に用紙毎(例えば、A3、ハガキなど)の項目を想定しているが、図8では省略するものとする。
ステイプル本数は、予約時に入力されたステイプル本数である。
印刷予測時間(sec)は、予約時に算出された印刷時間である。
メール催促日時は、予約実行時、予約者が複写機にログインしない場合にメールが送信される日時であり予約時に自動で算出される。
操作催促日時は、予約実行時、予約者が複写機の操作を開始しない場合にメールが送信される日時であり、予約時に自動で算出される。
【0127】
管理サーバ100は、操作予約指示を受け付けたユーザ情報(ユーザID)とロック指示送信手段がロック指示を送信した画像形成装置の識別情報(デバイス識別ID)を対応づけて記憶する(操作ロック情報記憶手段)。
【0128】
図8の801はユーザ操作実績テーブルであり、当該システムにおいて、ユーザーの操作履歴(実績)情報の管理を行う為のテーブルであり、実績No.、操作開始日時、操作終了日時、予約No.で構成される。
実績No.は、実績レコードを一意に特定するコードであり、本テーブルのレコードが作成される度に通番が振られるものである。
操作開始日時は、複写機の操作を開始した日時である。
操作終了日時は、複写機の操作を終了した日時である。
【0129】
予約No.は、予約テーブルの予約レコードに紐づく為のコードであり、本テーブルのレコードを作成するタイミングで、予約レコードの予約No.がセットされる。
【0130】
図8の802はユーザ操作実績明細テーブルであり、当該システムにおいて、ユーザの操作履歴(実績)の詳細な情報の管理を行う為のテーブルであり、実績No.、実績明細No.、操作属性、操作時間(msec)で構成される。
【0131】
複合機を操作したユーザを管理する為のユーザ情報(ユーザID)と操作属性及び操作時間とは、実績No.と予約No.(予約テーブル、ユーザ操作実績テーブル、ユーザ操作実績明細テーブル)を通じて対応づけられている。
【0132】
実績No.は、実績明細レコードを一意に特定するコードであり、ユーザ操作実績テーブルの実績No.に紐づく為のコードである。本テーブルのレコードを作成するタイミングで、実績レコードの実績No.がセットされる。
実績明細No.は、実績明細レコードを一意に特定するコードであり、本テーブルのレコードが作成される度に、実績No.の枝番として通番が振られる。
【0133】
操作属性(操作属性情報)は、ログイン、ログアウト、複写機の各印刷属性の設定、印刷開始ボタン押下、等の操作を示す属性であり、ここでは、ユーザが行った複写機の操作を示すものである。
操作時間(操作実績時間)(単位:msec)は、複写機の操作に費やした時間を示すものである。
【0134】
つまり、管理サーバ100は、ユーザ情報(ユーザID)と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報(ユーザID)に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶する(ユーザ操作属性記憶手段)。
【0135】
図8の803は基準操作時間テーブルであり、当該システムにおいて、基準となる操作時間を管理する為のテーブルであり、デバイス識別ID、操作属性、基準操作時間(msec)で構成される。
デバイス識別IDは、基準操作時間レコードを一意に特定するコードであり、ネットワーク上に存在する複写機を一意に特定するコードである。
操作属性は、ログイン、ログアウトなど、複写機の操作を示す属性である。
基準操作時間(msec)は、複写機の操作に費やす時間の基準値を示す。
【0136】
管理サーバ100は、複写機エージェント102から送信される利用者のログイン/ログアウト情報、利用者が操作した複写機の操作情報をユーザ操作実績テーブル801、ユーザ操作実績明細テーブル802、基準操作時間テーブル803に蓄積し、利用者ごとの傾向を求めるための元情報とする。
管理サーバ100は上記とは別に予約情報も管理しており、これら予約情報は予約テーブル800に保時する。
図9を説明する。
図9は情報処理装置(管理サーバ)100及びクライアント端末105、クライアント端末106のハードウエア構成を示す図である。
【0137】
図9において、907はCPUで、システムバスH404に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM 402あるいは外部メモリ909には、CPU907の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0138】
908はRAMで、CPU907の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU907は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM 402あるいは外部メモリ909からRAM908にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0139】
405は入力コントローラで、キーボード(KB)910や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。406はビデオコントローラで、表示部911への表示を制御する。なお、表示部911はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。また表示部は指やペン等にてユーザが表示画面内の対象位置を指定するタッチパネル機能を含むものであってもよい。
【0140】
407はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ909へのアクセスを制御する。
【0141】
912は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(通信回線)300を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0142】
なお、CPU907は、例えばRAM908内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT上での表示を可能としている。また、CPU907は、CRT上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0143】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、情報処理装置(管理サーバ)100の外部メモリ909に記録されており、必要に応じてRAM908にロードされることによりCPU907によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるデータファイル及びデータテーブル等も、外部メモリ909または情報処理装置100の記憶手段に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図10を説明する。
図10は、図1に示した複合機(画像形成装置)102のハードウエア構成を示す図である。
【0144】
図10において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部(画像読取部)314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部918と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したLAN300)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316の内部を説明する。
913はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。
【0145】
914はRAMで、CPU913が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。
【0146】
915はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。本願発明のプログラムを記憶する。本願発明のデータベースを記憶する。
【0147】
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)916とのインタフェース部である。また、操作部I/F 307は、操作部916から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU913に伝える役割をする。
【0148】
917はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)300に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0149】
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態において認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。そして、CPU913は、この外部I/F部318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
【0150】
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
【0151】
311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部918とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、H313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部(画像読取部)314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0152】
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。さらに、スキャナ部(画像読取部)314で電気信号に変換された画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)をJPEGやGIFなどの形式の圧縮処理したファイルへの変換やPDF形式などのファイルへの変換を行う。
【0153】
プリンタ部918は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU913からの指示によって開始する。なお、プリンタ部918には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0154】
スキャナ部(画像読取部)314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部916から読み取り起動指示することにより、CPU913がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0155】
操作部916は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F 307を介してCPU913に伝える。また、操作部916は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0156】
尚、表示部は複合機によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる複合機、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけの複合機によって本発明は構成されている。
【0157】
ここで、操作部916のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部916のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部916のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU913からの制御により、ICカードに記憶されている情報を読み取る。
【0158】
以上のような構成によって、複合機102は、スキャナ部(画像読取部)314から読み込んだ画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)を所望のファイル形式にファイル変換してLAN300上に送信したり、LAN300から受信した印刷データをプリンタ部918により印刷出力することができる。
【0159】
また、スキャナ部314から読み込んだ画素レベルのイメージデータ(例えば、BITMAPデータ)をモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部918により出力することできる。
【0160】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、HDD915に記録されており、必要に応じてRAM914にロードされることによりCPU913によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等及びデータベースも、HDD915に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図11を説明する。
図11は複写機UIパネル916上に、複写機エージェント102が割り込み表示する印刷催促画面407である。
図12を説明する。
図12は複写機UIパネル916上に、複写機エージェント102が割り込み表示する操作ロック通知画面408である。
図13を説明する。
【0161】
図13は管理サーバ100がもつ統計情報データベースである。統計情報データベースは、予約テーブル804、ユーザ操作実績テーブル801、ユーザ操作実績明細テーブル802、基準操作時間テーブル803、ユーザ操作回数テーブル805、操作属性テーブル806で構成される。
図14を説明する。
図14は、図4の403の属性選択画面において、両面等の印刷設定が指定された場合にさらにその詳細を決定する属性詳細選択画面である。
【0162】
また、本発明におけるプログラムは、図5〜図7に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図5〜図7の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムとして、情報処理装置(管理サーバ)100の外部メモリ909(HDD)及び複合機(画像形成装置)102の外部メモリ(HDD)915に記憶されている。
【0163】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0164】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0165】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0166】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0167】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0168】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0169】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0170】
100 情報処理装置(管理サーバ)
102 画像形成装置(複合機)
105 クライアント端末
907 CPU(情報処理装置)
908 RAM(情報処理装置)
909 外部メモリ(情報処理装置)
913 CPU(画像形成装置)
914 RAM(画像形成装置)
915 外部メモリ(画像形成装置)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント端末と通信可能に接続された管理サーバであって、
ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段と、
前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付手段と、
前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出手段と、
前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算手段と、
前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出手段と、
前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知手段と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。
【請求項2】
前記管理サーバはさらに画像形成装置と通信可能に接続され、
前記クライアント端末から、前記操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
前記算出した操作開始時刻に達したかいなかを判定する操作開始時刻判定手段と、
前記操作開始時刻判定手段が達したと判定した場合に、前記受け付けた画像形成装置の識別情報に該当する画像形成装置に、ユーザからの画像形成装置に対するログイン要求を含まない操作指示を禁止すべく、操作ロック指示を送信する操作ロック指示送信手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
【請求項3】
前記操作予約指示を受け付けたユーザ情報とロック指示送信手段がロック指示を送信した画像形成装置の識別情報を対応づけて記憶する操作ロック情報記憶手段と、
前記画像形成装置から、ユーザ情報及び画像形成装置の識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン要求受付手段と、
前記ログイン要求受付手段が受け付けたユーザ情報と、一致するユーザ情報を、前記操作ロック情報記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた画像形成装置の識別情報が、前記ログイン情報受付手段が受け付けた画像形成装置の識別情報と一致するかいなかを判定する操作ロック解除判定手段と、
前記操作ロック解除判定手段が一致すると判定した場合に、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置の操作をロック解除すべく、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置にロック解除指示を送信するロック解除指示送信手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
【請求項4】
操作単位で指定可能な前記操作予約指示を受け付けるべく、属性選択画面を前記クライアント端末に表示指示する属性選択画面表示指示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の管理サーバ。
【請求項5】
前記クライアント端末と前記管理サーバと前記画像形成装置は、前記画像形成装置の操作を予約する画像形成装置予約システムを形成し、
前記画像形成装置は、
前記管理サーバから送信された前記操作ロック指示に従って、前記ログイン要求を含まない操作指示が禁止されていることを通知すべく、操作ロック通知画面を前記画像形成装置の表示部に表示する操作ロック通知画面表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置予約システム。
【請求項6】
前記画像形成装置は、
前記管理サーバから前記操作ロック指示が送信されたあと、所定の時間が経過した後に前記管理サーバから前記ロック解除指示が送信されなかった場合には前記画像形成装置の操作ロックを解除する操作ロック解除手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置予約システム。
【請求項7】
前記画像形成装置は、
ユーザの操作属性毎に前記画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する操作実績時間算出手段と、
前記画像形成装置の操作完了を前記管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び前記操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を送信する操作属性情報送信手段と、
をさらに備え、
前記管理サーバは、
前記操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報及び操作属性情報及び操作実績時間を、前記ユーザ操作属性記憶手段に対応づけて登録するユーザ操作属性登録手段と、
をさらに備えること特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置予約システム。
【請求項8】
クライアント端末と通信可能に接続された、ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段を備える管理サーバの制御方法であって、
前記管理サーバの操作予約受付手段が、前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付工程と、
前記管理サーバの操作属性抽出手段が、前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出工程と、
前記管理サーバの操作実績時間積算手段が、前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算工程と、
前記管理サーバの操作開始時刻算出手段が、前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出工程と、
前記管理サーバの操作開始時刻通知手段が、前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項9】
クライアント端末と通信可能に接続された管理サーバで読み取り実行可能なプログラムあって、
前記管理サーバを
ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段と、
前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付手段と、
前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出手段と、
前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算手段と、
前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出手段と、
前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
クライアント端末と通信可能に接続された管理サーバであって、
ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段と、
前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付手段と、
前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出手段と、
前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算手段と、
前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出手段と、
前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知手段と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。
【請求項2】
前記管理サーバはさらに画像形成装置と通信可能に接続され、
前記クライアント端末から、前記操作予約指示に該当する画像形成装置の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
前記算出した操作開始時刻に達したかいなかを判定する操作開始時刻判定手段と、
前記操作開始時刻判定手段が達したと判定した場合に、前記受け付けた画像形成装置の識別情報に該当する画像形成装置に、ユーザからの画像形成装置に対するログイン要求を含まない操作指示を禁止すべく、操作ロック指示を送信する操作ロック指示送信手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
【請求項3】
前記操作予約指示を受け付けたユーザ情報とロック指示送信手段がロック指示を送信した画像形成装置の識別情報を対応づけて記憶する操作ロック情報記憶手段と、
前記画像形成装置から、ユーザ情報及び画像形成装置の識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン要求受付手段と、
前記ログイン要求受付手段が受け付けたユーザ情報と、一致するユーザ情報を、前記操作ロック情報記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた画像形成装置の識別情報が、前記ログイン情報受付手段が受け付けた画像形成装置の識別情報と一致するかいなかを判定する操作ロック解除判定手段と、
前記操作ロック解除判定手段が一致すると判定した場合に、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置の操作をロック解除すべく、前記ログイン情報受付手段が受け付けた識別情報に該当する画像形成装置にロック解除指示を送信するロック解除指示送信手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
【請求項4】
操作単位で指定可能な前記操作予約指示を受け付けるべく、属性選択画面を前記クライアント端末に表示指示する属性選択画面表示指示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の管理サーバ。
【請求項5】
前記クライアント端末と前記管理サーバと前記画像形成装置は、前記画像形成装置の操作を予約する画像形成装置予約システムを形成し、
前記画像形成装置は、
前記管理サーバから送信された前記操作ロック指示に従って、前記ログイン要求を含まない操作指示が禁止されていることを通知すべく、操作ロック通知画面を前記画像形成装置の表示部に表示する操作ロック通知画面表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置予約システム。
【請求項6】
前記画像形成装置は、
前記管理サーバから前記操作ロック指示が送信されたあと、所定の時間が経過した後に前記管理サーバから前記ロック解除指示が送信されなかった場合には前記画像形成装置の操作ロックを解除する操作ロック解除手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置予約システム。
【請求項7】
前記画像形成装置は、
ユーザの操作属性毎に前記画像形成装置に対するユーザの操作開始から操作完了までの時間を計測し、ユーザの操作属性毎の操作実績時間を算出する操作実績時間算出手段と、
前記画像形成装置の操作完了を前記管理サーバに通知すべく、ユーザ情報及び前記操作実績時間算出手段が算出した操作実績時間を含む操作属性情報を送信する操作属性情報送信手段と、
をさらに備え、
前記管理サーバは、
前記操作属性情報送信手段が送信したユーザ情報及び操作属性情報及び操作実績時間を、前記ユーザ操作属性記憶手段に対応づけて登録するユーザ操作属性登録手段と、
をさらに備えること特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置予約システム。
【請求項8】
クライアント端末と通信可能に接続された、ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段を備える管理サーバの制御方法であって、
前記管理サーバの操作予約受付手段が、前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付工程と、
前記管理サーバの操作属性抽出手段が、前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出工程と、
前記管理サーバの操作実績時間積算手段が、前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算工程と、
前記管理サーバの操作開始時刻算出手段が、前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出工程と、
前記管理サーバの操作開始時刻通知手段が、前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項9】
クライアント端末と通信可能に接続された管理サーバで読み取り実行可能なプログラムあって、
前記管理サーバを
ユーザ情報と、画像形成装置に関わるユーザの操作を操作毎に区分した、当該ユーザ情報に該当するユーザが過去に操作した時間である操作実績時間を含む操作属性情報とを対応づけて記憶するユーザ操作属性記憶手段と、
前記クライアント端末から、ユーザ情報及び前記画像形成装置の操作終了希望時刻を含む画像形成装置の操作予約指示を受け付ける操作予約受付手段と、
前記受け付けたユーザ情報と一致するユーザ情報を、前記ユーザ操作属性記憶手段から検索し、前記検索したユーザ情報と対応づけられた操作属性情報を抽出する操作属性抽出手段と、
前記抽出した操作属性情報に含まれる操作実績時間を積算する操作実績時間積算手段と、
前記受け付けた操作終了希望時刻及び前記積算した操作実績時間に従って、前記画像形成装置の操作開始時刻を算出する操作開始時刻算出手段と、
前記算出した操作開始時刻を、前記操作予約指示を受け付けたクライアント端末に通知する操作開始時刻通知手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2012−146291(P2012−146291A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−266712(P2011−266712)
【出願日】平成23年12月6日(2011.12.6)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年12月6日(2011.12.6)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】
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