説明

画像形成装置及び原稿取り忘れ防止方法

【課題】原稿の置き忘れを防止する、画像形成装置及び原稿取り忘れ防止方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、読取部によって読み取った原稿の画像を用紙に画像形成する画像形成部と、前記読取部で読み取った前記原稿を載置する原稿載置部と、前記原稿載置部で、前記原稿の有無を検知する検知部と、前記画像形成部にて画像形成された前記用紙を収容する収容部と、前記収容部を開放状態あるいは閉鎖状態とする開閉部と、前記読取部による原稿の画像読取後、前記原稿載置部に載置された前記原稿が前記検知部により検知されない時、前記開閉部を駆動制御して収容部を開放状態とする制御部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、画像形成装置及び原稿取り忘れ防止方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報セキュリティの話題が大きく取り上げられ、画像形成装置においても、スキャン後のデータを自動で消去したり、スキャンしたデータを暗号化したりする技術が知られている。しかしながら、印刷やスキャン後の原稿を取り忘れてしまい、その原稿から情報が漏れてしまうという問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−8753公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、原稿の置き忘れを防止する、画像形成装置及び原稿取り忘れ防止方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の実施形態における画像形成装置は、読取部によって読み取った原稿の画像を用紙に画像形成する画像形成部と、前記読取部で読み取った前記原稿を載置する原稿載置部と、前記原稿載置部で、前記原稿の有無を検知する検知部と、前記画像形成部にて画像形成された前記用紙を収容する収容部と、前記収容部を開放状態あるいは閉鎖状態とする開閉部と、前記読取部による原稿の画像読取後、前記原稿載置部に載置された前記原稿が前記検知部により検知されない時、前記開閉部を駆動制御して収容部を開放状態とする制御部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】第一の実施形態における、画像形成装置の構成図である。
【図2】第一の実施形態における、画像形成装置のブロック図である。
【図3】第一の実施形態における、画像形成のフローチャートである。
【図4】第一の実施形態における、図3の続きを示す画像形成のフローチャートである。
【図5】第一の実施形態における、開閉部を閉じた状態を示す図である。
【図6】第一の実施形態における、原稿を原稿載置部から取り除く旨の表示例を示す図である。
【図7】第一の実施形態における、開閉部を開いた状態を示す図である。
【図8】第二の実施形態における、画像形成のフローチャートである。
【図9】第二の実施形態における、図8の続きを示す画像形成のフローチャートである。
【図10】第三の実施形態における、画像形成のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、実施形態の画像形成装置を説明する。
【0008】
(第一の実施形態)
第一の実施形態の画像形成装置は、収容部に開閉部を備え、原稿のスキャン後、原稿載置部に原稿があることを判断している間、収容部に排出された印刷物を取り除くことができないように開閉部を閉じる。また、スキャン後、原稿載置部に原稿があることを認識した状態で、再びユーザが複写をしようとしても複写できないように制御する。
【0009】
図1は、第一の実施形態の画像形成装置を示す構成図である。図1において、画像形成装置は、例えば複合機であるMFP(Multi-Function Peripherals)や、プリンタ、複写機等である。以下の説明ではMFPを例に説明する。
【0010】
MFP10は、自動原稿搬送部(ADF)12、操作パネル13、読取部16、プリンタ部17、給紙カセット(給紙部)18、収容部40、及び制御部200(図2に示す)を有する。
【0011】
ADF12は、原稿台41上に開閉自在に設けられ、原稿を自動で搬送する。操作パネル13は、各種のキーを有する操作部14と、タッチパネル式で操作や表示を行うパネル部15を有する。パネル部15は、操作部をかねても良い。また、MFP10は、原稿台41、またはADF12の原稿給紙部42、またはADF12の原稿収容部43に原稿があることをユーザに報知する第1の報知部60、及びMFP10の収容部40に印刷物(画像形成された用紙)を収容することをユーザに報知する第2の報知部61を有する。本実施の携帯においては、原稿台41及びADF12の原稿収容部43を原稿載置部と定義する。パネル部15、第1の報知部60、及び第2の報知部61を表示部と定義する。
【0012】
第1の報知部60、及び第2の報知部61によるユーザへの報知は、パネル部15で行うようにしても良い。第1の報知部60、及び第2の報知部61は例えばLEDである。
【0013】
後述する制御部200は、ADF12の原稿給紙部42が有するセンサ44、あるいはスキャン前に原稿台41のセンサ46により原稿を検知したら、第1の報知部60を例えば緑色に点灯させる。まず、ADF12を使用して原稿を読み取る場合、制御部200は、ADF12の原稿収容部43のセンサ45が原稿を検知し、原稿給紙部42のセンサ44が原稿を検知しなければ、例えば第1の報知部60の緑色の点灯を赤色に点灯させる。原稿が原稿収容部43に排出されると、制御部200は、第1の報知部60の点灯色を変化させ、ユーザに原稿収容部43から原稿を取るよう報知する。また、原稿台41に置かれた原稿を読み取る場合、制御部200は、スキャン後に原稿台41のセンサ46により原稿を検知したら、第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に切り替えさせる。第1の報知部60の点灯色を変えることで、ユーザにスキャンが終了し、原稿を原稿台41から取り除いて良い状態であることを知らせる。
【0014】
ADF12において、スキャン後、原稿収容部43のセンサ45、及び原稿台41のセンサ46が原稿を検知しなければ、第1の報知部60の点灯を消灯する。他方、原稿台41において、スキャン後に原稿台41のセンサ46により原稿を検知しなければ、第1の報知部60の点灯を消灯する。
【0015】
制御部200は、収容部40のセンサ47により印刷物を検知したら、第2の報知部61を例えば赤色に点灯させ、収容部40のセンサ47が印刷物を検知しなければ、第2の報知部61の消灯状態を維持する。点灯色は赤色に限らず、例えば緑色や青色にしても良い。
【0016】
読取部16は、ADF12の下部に設けられ、ADF12によって搬送される原稿または原稿台41上に置かれた原稿を読み取って画像データを生成する。読取部16は、印刷原稿の入力部の一例であり、この他に、例えば、外部端末としてPC(Personal Computer)で作成した原稿をこの入力部で受け入れ、画像データとして印刷することも可能である。
【0017】
給紙カセット18は、各種サイズの用紙Sを収容する複数のカセットを有する。収容部40は、画像形成され、排出された用紙Sを収容する。収容部40は、印刷物の先端側が後端側より高くなるように傾斜して配置される。
【0018】
プリンタ部17は、画像形成部20とレーザ露光ユニット19等を含み、読取部16で読み取った画像データやPC等で作成された画像データを処理して給紙カセット18から給紙される用紙Sに画像を形成する。プリンタ部17によって画像形成された用紙は、収容部40に排出される。プリンタ部17は、例えば4連タンデム方式によるカラーレーザプリンタである。レーザ露光ユニット19からのレーザビームによって画像形成部20の像担持体である感光体ドラムを走査して画像を生成する。
【0019】
レーザ露光ユニット19は、ポリゴンミラー、結像レンズ系、ミラーを含み、半導体レーザ素子から出射された、画像データにより変調されたレーザビームをポリゴンミラーにより、回転する感光体ドラムをその軸線方向に走査する。
【0020】
画像形成部20は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成部20Y、20M、20C、20Kを含む。画像形成部20Y、20M、20C、20Kは、中間転写ベルト21の下側に、ベルト21の移動方向上流側から下流側に沿って配置される。図1では、カラーの画像形成をするMFP10で説明しているが、これに限らず、例えばモノクロで画像形成するMFP10でも良い。この場合には、中間転写ベルト21は、通常使用せず、感光体ドラムに形成される画像が直接用紙に転写される。
【0021】
以下の説明において各画像形成部20Y、20M、20C、20Kは同様の構成であるため、画像形成部20Yを代表して説明する。
【0022】
画像形成部20Yは、像担持体である感光体ドラム22Yを有する。感光体ドラム22Yの周囲に、回転方向に沿って帯電チャージャ、現像器24Y、1次転写ローラ、クリーナを配置する。感光体ドラム22Yの露光位置には、レーザ露光ユニット19からイエローに対応する画像データで変調されたレーザビームを照射し、感光体ドラム22Y上に静電潜像を形成する。なお、上記画像形成部20の構成要素は、周知の構成要素であり、従って、一部の構成要素については、図2の簡素化の観点から図示していない。
【0023】
画像形成部20Yの帯電チャージャは、感光体ドラム22Yの表面を一様に全面帯電する。この帯電した感光体ドラムの表面に前述のレーザビームを照射して静電潜像を形成する。現像器24Yは、現像バイアスが印加される現像ローラによりイエローのトナー及びキャリアにより構成される2成分現像剤を感光体ドラム22Yに供給する。供給される現像剤により感光体ドラム22Y 上の静電潜像が現像され可視像であるトナー像となる。後述する転写工程を経て、トナー像が用紙に転写されると共に、転写工程で用紙に転写されなかった感光体ドラム22Yの表面の残留トナーをクリーナにて除去する。
【0024】
画像形成部20Y、20M、20C、20Kの上部には、現像器24Y、24M、24C、24Kにトナーを供給するトナーカートリッジ2を設けている。トナーカートリッジ2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーカートリッジ2Y、2M、2C、2Kが隣接する。
【0025】
無端状の中間転写ベルト21は、循環的に移動し、耐熱性及び対磨耗性の点から例えば半導電性ポリイミドが用いられる。中間転写ベルト21は、駆動ローラ31及び従動ローラ32、33に張架され、感光体ドラム22Yに対向して接触する。中間転写ベルト21の感光体ドラム22Yに対向する位置には、1次転写ローラ25Yにより1次転写電圧が印加され、感光体ドラム22Y上のトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する。同様に、各色に対応する感光体ドラム22M、22C、22Kにそれぞれ形成されたトナー画像が中間転写ベルト21の移動に伴って、中間転写ベルト21上の画像に重畳される。
【0026】
中間転写ベルト21を張架する駆動ローラ31には、2次転写ローラ34を対向して配置している。給紙カセット18から搬送される用紙Sが中間転写ベルト21と2次転写ローラ34間を通過する際に、2次転写ローラ34により2次転写電圧が用紙に印加され、中間転写ベルト21上のトナー像を用紙Sに2次転写する。中間転写ベルト21の従動ローラ33付近には、ベルトクリーナー35が配置されており、2次転写工程で用紙に転写されなかった中間転写ベルト21上の残留トナーをクリーニングする。
【0027】
また、給紙カセット18から2次転写ローラ34に至る間には、給紙カセット18内の用紙を取り出す給紙ローラ50、分離ローラ36、及び搬送ローラ37、レジストローラ38を有し、2次転写ローラ34の下流には定着ユニット39を有する。給紙カセット18から収容部40に至る間には複数の搬送ローラ37を有し、給紙カセット18から複数の搬送ローラ37により搬送される用紙Sに転写および定着の工程が実行される。
【0028】
定着ユニット39の下流には収容部40を有する。収容部40には、定着ユニット39によりトナー像が定着された印刷物が排出される。収容部40は、上部にスライド可能な開閉部70を備える。開閉部70は、矢印z方向及び矢印z方向と逆方向へスライド移動する。上述したように、収容部40は、印刷物の先端側が後端側より高くなるように傾斜して配置されている。開閉部70を矢印z方向の逆方向へスライド移動させ、傾斜する収容部40に開閉部70を接触させる。この状態を、収容部40を開閉部70により閉めた状態とする。開閉部70を閉めた状態では、ユーザは印刷された印刷物を収容部40から取り出すことができない。スキャン後、制御部200は、ADF12の原稿収容部43または原稿台41から原稿が取り除かれたと判断すると、開閉部70を矢印z方向にスライドさせる。開閉部70が開かれた状態において、ユーザが印刷された印刷物を収容部40から取り出すことができる。
【0029】
定着ユニット39の下流には反転搬送路55を有する。反転搬送路55は、用紙Sを反転させて2次転写ローラ34の方向に導くもので、両面印刷を行う際に使用する。
【0030】
図2は、MFP10のブロック図である。MFP10は、制御部200及び外部からのデータを入力したり、外部へデータを出力したりする通信インターフェース(I/F)203を有する。制御部200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、各種プログラムなどを記憶しているROM(Read Only Memory)、及び各種の可変データや画像データなどを一時的に記録しているRAM(Random Access Memory)で構成される。
【0031】
また、MFP10は、操作部14を制御する操作部駆動制御部204と、表示部15、60、61を制御する表示部駆動制御部205と、搬送ローラ37、レジストローラ38と連結する搬送ローラモータ206を制御する搬送ローラモータ駆動制御部207と、定着ローラ50と連結する定着ローラモータ208を制御する定着ローラモータ駆動制御部209と、検知部である各種センサ44、45、46、47、48と、プリンタ部17を制御するプリンタ部駆動制御部210と、開閉部70を制御する開閉部駆動制御部211を有する。
【0032】
制御部200は、バス202を介して、通信I/F203、操作部駆動制御部204、表示部駆動制御部205、搬送ローラモータ駆動制御部207、定着ローラモータ駆動制御部209、センサ44、45、46、47、48プリンタ部駆動制御部210、及び開閉部駆動制御部211と接続している。
【0033】
センサ44、45、46は、原稿を検知する。センサ47は、印刷物を検知する。開閉部センサ48は、開閉部70が開いているか否かを検知する。センサ44、45、46、47、48による検知結果はバス202を介して、制御部200に送信される。センサ44、45、46、47、及び開閉部センサ48は、例えば光学センサであり、発光素子と受光素子を対向して並べ、その間を対象物が通過するとき、対象物が光を遮ることで対象物の検知が行われる。。
【0034】
センサ46は、原稿台41に載置された原稿により、発光素子と受光素子の間で光が遮られるか否かで原稿または用紙Sの有無を検知する。図1において、原稿給紙部42のセンサ44は突起部51、原稿収容部43のセンサ45は突起部52により発光素子と受光素子の間で光が遮られるか否かで原稿の有無を検知する。収容部40のセンサ47は突起部53により発光素子と受光素子の間で光が遮られるか否かで画像形成された用紙の有無を検知する。開閉部センサ48は、突起部54により光が遮られるか否かで、開閉部70が開いているか否かを検知する。原稿が突起部51、52上に搬送、または用紙が突起部53上に搬送されると、原稿または用紙Sの重みで突起部51、52、53が下方向へ回動する。突起部51、52、53が下方向へ回動すると、発光素子と受光素子の間で光が遮られ、制御部200は、原稿または用紙S有りと判断する。発光素子と受光素子の間で光が遮られなければ、制御部200は、原稿または用紙が検知位置に無いと判断する。
【0035】
また、開閉部70が閉まると、突起部54は開閉部70に押され、下方向へ回動する。突起部54が下方向へ回動すると、発光素子と受光素子の間で光が遮られ、制御部200は、開閉部70が閉まった状態であると判断する。発光素子と受光素子の間で光が遮られなければ、制御部200は、開閉部70が開いた状態であると判断する。
【0036】
プリンタ部17は、プリンタ部駆動制御部210からの信号に基づき、用紙Sに画像を形成する。制御部200は、開閉部駆動制御部211を介して、開閉部70を開閉させる。制御部200は、スキャン後、原稿が原稿収容部43または原稿台41に原稿があると判断する時、開閉部70を閉めた状態とし、原稿が原稿収容部43及び原稿台41に原稿が無いと判断する時、開閉部70を開ける。なお、MFP10の不使用状態では、開閉部70を閉めた状態あるいは開いた状態のいずれでも良い。但し、開閉部70を通常開いた状態とした場合、例えば、MFP10での複写操作のタイミングで、例えば、複写開始のタイミングで、開閉部70を閉めた状態にすることが必要である。
【0037】
図3は、第一の実施形態における画像形成のフローチャートである。300において、制御部200は、ADF12あるいは原稿台41に原稿がセットされたか否かを判断する。ADF12の原稿給紙部42のセンサ44が原稿を検知、及び原稿台41のセンサ46が原稿を検知しなければ(300のNo)、原稿がセットされるまで300の判断を繰り返す。ADF12の原稿給紙部42のセンサ44が原稿を検知、または原稿台41のセンサ46が原稿を検知したら(300のYes)、301において、制御部200は、第1の報知部60により、原稿がセットされたことを報知させる。例えば、表示駆動制御部205を制御して第1の報知部60を緑色に点灯させる。
【0038】
制御部200は、302において、開閉部70が閉じているか否かの判断をする。開閉部70が閉じた状態を図5に示す。開閉部70が閉じているか否かはセンサ48による検知結果で判断する。制御部200は、開閉部70が開いていると判断したら(302のNo)、303において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を閉める。制御部200は、開閉部70が閉じていると判断したら(302のYes)、ADF12に原稿が載置されている場合には、304において原稿を読取部16に搬送し、スキャンし、画像データを生成し、原稿収容部43に原稿を排出する。
【0039】
図3には例示されていないが、本実施の形態においては、例えば、304での工程が実施された後に、制御部200は、原稿給紙部42のセンサ44、及び原稿収容部43のセンサ45の検知結果により、原稿給紙部42に原稿が無く、原稿収容部43に原稿有りと判断したら、表示駆動制御部205を制御して第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に切り替える。第1の報知部60の点灯色を変えることで、ユーザにスキャンが終了し、原稿を原稿収容部43から取り除いて良い状態であることを知らせる。また、原稿が原稿台41に載置されている場合には、304において、読取部16により原稿をスキャンし画像データを生成する。制御部200は、原稿台41のセンサ46により、原稿台41に原稿有りと判断した場合、同様に、表示駆動制御部205を制御して第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に変更し、原稿を原稿台41から取り除いて良い状態であることを知らせる。
【0040】
制御部200は、305において、プリンタ部駆動制御部210を制御して、プリンタ部17により画像データを用紙Sに印刷し、306において、開閉部70の閉じた収容部40へ印刷物を排出する。制御部200は、307において、収容部40のセンサ47の検知結果により、収容部40に印刷物が排出されたと判断したら、表示駆動制御部205を制御して第2の報知部61を点灯させ、印刷物が収容部40に存在することを報知する。
【0041】
続いて、図4の308において、制御部200は、原稿をスキャン後、ADF12の原稿収容部43、あるいは原稿台41で原稿を認識するか否かを判断する。制御部200は、ADF12の原稿収容部43のセンサ45、あるいは原稿台41のセンサ46の検知結果により、原稿の有無を判断する。制御部200は、スキャン後、センサ45、46の検知結果により、原稿を認識すると判断したら(308のYes)、309において、表示駆動制御部205を介して原稿を取り除く旨をパネル部15に表示する。図6は、原稿を原稿台から取り除く旨の表示例を示す。図6に示す表示例を出す際に、第1の報知部60の点灯を点滅させたり、点灯色を別の色に切り替えさせても良い。制御部200は、図6の、OKボタン801が押下されたと判断すると、再び308の判断に戻り、スキャン後、原稿収容部43または原稿台41において、センサ45、46により原稿を認識しないと判断するまで、この処理を繰り返す。
【0042】
制御部200は、スキャン後、原稿収容部43及び原稿台41のセンサ45、46の検知結果において、原稿を認識しないと判断したら(308のNo)、310において、第1の報知部60の点灯による報知を停止する。例えば、LEDの点灯を消灯させる。制御部200は、スキャン後、原稿収容部43及び原稿台41で原稿を認識しないと判断し、第1の報知部60による報知を停止したら、311において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を開け、収容部40を開放する。制御部200は、図5の開閉部70が閉じた状態から、矢印z方向に開閉部70をスライドさせて、図7に示すように開閉部70を開けた状態にする。
【0043】
312において、制御部200は、収容部40のセンサ47の検知結果により、印刷物の有無を判断する。制御部200が、収容部40で印刷物を認識すると判断したら(312のYes)、収容部40で印刷物を認識しなくなるまで312の判断を繰り返す。
【0044】
ユーザに収容部40から印刷物を取り出されたことで、制御部200が、センサ47により収容部40で印刷物を認識しないと判断したら(312のNo)、313において、第2の報知部61の点灯を消灯し、314において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を閉じ、画像形成を終了する。制御部200は、開閉部70を閉じる際、図5の矢印z方向と逆方向へ開閉部70を駆動する。
【0045】
なお、第一の実施形態においては、印刷物を収容部40へ排出後(図3の306)、原稿がADF12の原稿収容部43、あるいは原稿台41で検知されている状態で、ユーザが異なるジョブの複写を行おうとしても、制御部200は、異なるジョブの複写処理を開始しない。すなわち、ADF12の原稿収容部43でセンサ45が原稿を検知するとき、原稿台41に異なる原稿を載置して複写することはできない。また、ADF12の原稿収容部43にセンサ45が原稿を検知するとき、ADF12の原稿給紙部42に異なる原稿を載置して複写することはできない。さらに、原稿台41のセンサ46が原稿を検知するとき、ADF12の原稿給紙部42に異なる原稿を載置して複写することはできない。上記の本実施の形態において、原稿がADF12の原稿収容部43、あるいは原稿台41で検知されている状態で、ユーザが異なるジョブの複写を行おうとしたとき、表示部であるパネル部15に、原稿収容部43から原稿を取り除く旨の表示をし、収容部40からの原稿の取り除きを促すようにしても良い。
【0046】
上述の説明では、開閉部70は収容部40の上部に位置しているが、上部に限らない。例えば、開閉部70は収容部40の側面に位置していても良い。また、原稿や印刷物を検知するセンサ44、45、46、47、及び開閉部センサ48は光学センサで説明しているが、光学センサに限らない。例えば超音波センサあるいは機械式のセンサであっても良い。
【0047】
上述のような構成を有する画像形成装置100、あるいは原稿取り忘れ防止方法により、原稿収容部43または原稿台41への原稿の置き忘れを防止することができる。また、原稿がADFの原稿収容部43、あるいは原稿台41で検知されている状態で、ユーザが異なるジョブの複写を行おうとしても、異なるジョブの複写処理は開始されないため、より原稿の置き忘れを防止することができる。
【0048】
(第二の実施形態)
第二の実施形態の画像形成装置は、原稿が機密文書であるか否かを判断して、機密文書であれば、原稿収容部43または原稿第41に原稿があることを認識している間、収容部40に排出された印刷物を取り除くことができないように開閉部を閉じる。第一の実施形態と同一構成部分には同一符号を付す。
【0049】
図8は、第二の実施形態における画像形成のフローチャートである。400において、制御部200は、原稿給紙部42または原稿台41に原稿がセットされたか否かを判断する。ADF12の原稿給紙部42のセンサ44が原稿を検知せず、及び原稿台41のセンサ46が原稿を検知しなければ(400のNo)、原稿がセットされるまで400の判断を繰り返す。ADF12の原稿給紙部42のセンサ44が原稿を検知、または、原稿台41のセンサ46が原稿を検知したら(400のYes)、401において、制御部200は、図2の表示駆動制御部205を介して第1の報知部60により、原稿がセットされたことを報知させる。例えば、LEDを緑色に点灯させる。
【0050】
402において、制御部200は、原稿が機密文書か否かを判断する。制御部200は、予め制御部200が有する記憶部(例えばROM)に保存された機密文書を示すマークと、同様のパターンが原稿のスキャンで検出されるか否かで判断する。機密文書のマークは例えば秘を丸で囲んだマークである。制御部200は、機密文書のマークのパターンが、予め保存されたマークのパターンと、原稿のスキャンで検出されたマークのパターンが一致したら、機密文書であると判断し、マークのパターンが一致しなければ、機密文書ではないと判断する。
【0051】
また、機密文書のマークのパターンマッチングに限らず、図1に示す表示部であるパネル部15に、機密文書か否かを入力させる表示をするようにしても良い。機密文書か否かの入力は、例えば、パネル部15に、「この原稿は機密文書ですか」と記載し、ユーザは、操作部14あるいはパネル部15により、機密文書であるか否かを「はい」ボタン、及び「いいえ」ボタンで選択できるようにする。制御部200は、「はい」ボタンが押下されれば、機密文書であると判断し、「いいえ」ボタンが押下されれば、機密文書ではないと判断する。
【0052】
制御部200は、機密文書であると判断したら(402のYes)、403において、開閉部70が閉じているか否かを判断する。制御部200は、開閉部70が開いていると判断したら(403のNo)、404において、図2に示す開閉部駆動制御部211を介して開閉部70を閉める。制御部200は、開閉部70が閉じていると判断したら(403のYes)、405において原稿をスキャンし、画像データを生成し、原原稿収容部43に原稿を排出する。例えば、ADF12に原稿が載置された場合、制御部200は、原稿給紙部42のセンサ44、及び原稿収容部43のセンサ45の検知結果により、原稿給紙部42に原稿が無く、原稿収容部43に原稿有りと判断したら、表示駆動制御部205を制御して第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に切り替えさせる。第1の報知部60の点灯色を変えることで、ユーザにスキャンが終了し、原稿を原稿収容部43から取り除いて良い状態であることを知らせる。
【0053】
制御部200は、406において、プリンタ部駆動制御部210を介してプリンタ部17により画像データを用紙Sに印刷し、407において、開閉部70の閉じた収容部40へ印刷物を排出する。制御部200は、408において、収容部40のセンサ47の検知結果により、収容部40に印刷物有りと判断したら、表示駆動制御部205を制御して第2の報知部61により、印刷物が収容部40に存在することを報知する。以降、図4で示した第一の実施形態のフローチャートと同様の処理を行う。
【0054】
他方、図8において、制御部200は、原稿が機密文書ではないと判断したら(402のNo)、409において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を開ける。制御部200は、410において原稿をスキャンして画像データを生成し、原稿収容部43に原稿を排出する。第二の実施形態においても第一の実施形態と同様に、制御部200は、原稿給紙部42のセンサ44、及び原稿収容部43のセンサ45の検知結果により、原稿給紙部42に原稿が無く、原稿収容部43に原稿有りと判断したら、表示駆動制御部205を介して第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に変更させる。第1の報知部60の点灯色を変えることで、ユーザにスキャンが終了し、原稿を原稿収容部43から取り除いて良い状態であることを知らせる。
【0055】
制御部200は、411において、プリンタ部駆動制御部210を介してプリンタ部17により画像データを印刷し、412において、開閉部70の開いた収容部40へ印刷物を排出する。制御部200は、413において、収容部40のセンサ47の検知結果により、収容部40に印刷物有りと判断したら、表示駆動制御部205を介して第2の報知部61により、印刷物が収容部40に存在することを報知する。
【0056】
制御部200は、図9の414において、スキャン後の原稿を、ADF12の原稿収容部43、あるいは原稿台41で認識するか否かを判断する。ADF12の原稿収容部43のセンサ45、あるいは原稿台41のセンサ46が原稿を検知する。制御部200は、スキャン後、原稿収容部43のセンサ45、または原稿第41のセンサ46の検知結果において原稿を認識すると判断したら(414のYes)、原稿を認識しないと判断するまで、414の処理を繰り返す。
【0057】
制御部200は、原稿のスキャン後、原稿収容部43のセンサ45、または原稿台41のセンサ46の検知結果において原稿を認識しないと判断したら(414のNo)、415において、表示駆動制御部205を制御して第1の報知部60による点灯を消灯させる。制御部200は、416において、収容部40のセンサ47の検知結果により、収容部40における印刷物の有無を判断する。制御部200が、収容部40で印刷物を認識すると判断したら(416のYes)、収容部40で印刷物を認識しなくなるまで416の判断を繰り返す。
【0058】
制御部200が、収容部40で印刷物を認識しないと判断したら(416のNo)、417において、表示駆動制御部205を介して第2の報知部61の点灯を消灯し、418において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を閉じ、画像形成を終了する。制御部200は、開閉部70を閉じる際、図5の矢印z方向と逆方向へ開閉部70を駆動する。
【0059】
上述の第二の実施形態においては、図8の402において、複写する原稿が機密文書でないと判断したとき(402のNo)、409において、開閉部70を開けているが、これに限らない。例えば、開閉部70を備えない収容部をさらに備え、制御部200は、機密文書でないと判断したとき(402のNo)、開閉部70を備えない収容部に印刷物を排出するようにしても良い。
【0060】
上述のような画像形成装置100、原稿取り忘れ防止方法により、機密文書の原稿の置き忘れを防止することができる。
【0061】
(第三の実施形態)
第三の実施形態の画像形成装置は、個人認証の有無を判断して、個人認証無しであれば、原稿収容部43または原稿台41に原稿があることを認識している間、収容部40に排出された印刷物を取り除くことができないように開閉部70を閉じ、個人認証があれば開閉部70を開けるよう、制御する。第一の実施形態と同一構成部分には同一符号を付す。
【0062】
図10は、第三の実施形態の画像形成のフローチャートである。500において、制御部200は、原稿が原稿給紙部42あるいは原稿台41にセットされたか否かを判断する。ADF12の原稿給紙部42のセンサ44が原稿を検知せず、及び原稿台41のセンサ46が原稿を検知しなければ(500のNo)、原稿がセットされるまで500の判断を繰り返す。ADF12の原稿給紙部42のセンサ44あるいは原稿台41のセンサ46が原稿を検知したら(500のYes)、501において、制御部200は、表示駆動制御部205を介して第1の報知部60により、原稿がセットされたことを報知させる。例えば、LEDを緑色に点灯させる。
【0063】
502において、制御部200は、個人認証の有無を判断する。例えば、MFP10が個人認証用のセキュリティカードの読取部(認証部)を有し、MFP10を使用する際に個人認証する場合、制御部200は、個人認証有りと判断する。これに限らず、個人を特定する情報、例えば従業員番号や個人に設定されたIDやパスワードを操作部14に入力、あるいは指紋認証により、個人を特定するようにしても良い。一方、制御部200は、MFP100を使用する際に上述したような個人認証が無い場合、個人認証無しであると判断する。
【0064】
制御部200は、個人認証無しであると判断したら(502のNo)、503において、開閉部センサ48の出力により開閉部70が閉じているか否かを判断する。制御部200は、開閉部70が開いていると判断したら(503のNo)、504において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を閉める。制御部200は、開閉部70が閉じていると判断したら(503のYes)、例えば、ADF12の原稿給紙部42に原稿がセットされている場合、505において、原稿を読取部16に搬送して原稿をスキャンし、画像データを生成した後、原稿収容部43に原稿を排出する。制御部200は、原稿給紙部42のセンサ44、及び原稿収容部43のセンサ45の検知結果により、原稿給紙部42に原稿が無く、原稿収容部43に原稿有りと判断したら、表示駆動制御部205を介して第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に切り替えさせる。第1の報知部60の点灯色を変えることで、ユーザにスキャンが終了し、原稿を原稿収容部43から取り除いて良い状態であることを知らせる。
【0065】
制御部200は、506において、プリンタ部17により画像データを用紙Sに印刷し、507において、開閉部70の閉じた収容部40へ印刷物を排出する。制御部200は、508において、収容部40に印刷物が排出されたとセンサ47が検知したら、表示駆動制御部205を介して第2の報知部61により、印刷物が収容部40に存在することを報知する。以降、第一の実施形態の図4で示したフローチャートと同様の処理を行う。
【0066】
他方、図10において、制御部200は、個人認証有りと判断したら(502のYes)、509において、開閉部駆動制御部211を制御して開閉部70を開ける。制御部200は、510において原稿をスキャンし、原稿収容部43に原稿を排出する。制御部200は、原稿給紙部42のセンサ44、及び原稿収容部43のセンサ45の検知結果により、原稿給紙部42に原稿が無く、原稿収容部43に原稿有りと判断したら、第1の報知部60の点灯を緑色から赤色に変更させる。第1の報知部60の点灯色を変えることで、ユーザに原稿のスキャンが終了し、原稿を原稿収容部43から取り出して良い状態であることを知らせる。
【0067】
制御部200は、511において画像データを用紙Sに印刷し、512において、開閉部70の開いた収容部40へ印刷物を排出する。制御部200は、513において、収容部40に印刷物が排出されたとセンサ47が検知したら、表示駆動制御部205を介して第2の報知部61により、印刷物が収容部40に存在することを報知する。以降、第二の実施形態の図9で示したフローチャートと同様の処理を行う。
【0068】
上述の第三の実施形態では、図10の502において、認証有りと判断したとき(502のYes)、509において、開閉部70を開けているが、これに限らない。例えば、開閉部70を備えない収容部をさらに備え、制御部200が、認証有りと判断したとき(502のYes)、開閉部70を備えない収容部に印刷物を搬送するようにしても良い。
【0069】
上述のような画像形成装置10、原稿取り忘れ防止方法により、個人認証無しの場合、原稿の置き忘れを防止することができる。また、個人認証有りの場合、開閉部を閉じないよう、開閉部を制御することで、作業効率を上げることができる。
【0070】
以上説明した少なくともひとつの実施形態の画像形成装置によれば、検知部が原稿載置部に載置された原稿を検知している間は、開閉部による収容部の閉鎖状態を維持し、読取部による原稿の画像読取後、原稿載置部に載置された原稿が検知部により検知されない時、開閉部を駆動制御して収容部を開放状態とすることにより、個人認証無しの場合、原稿の置き忘れを防止することができる。
【0071】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0072】
10 画像形成装置
12 ADF(原稿載置部)
13 操作パネル
14 操作部
15 パネル部
16 読取部
17 プリンタ部(画像形成部)
18 給紙カセット(給紙部)
19 レーザ露光ユニット
22 感光体ドラム
39 定着ユニット
40 収容部
41 原稿台(原稿載置部)
42 原稿給紙部
43 原稿収容部
44、45、46、47 センサ(検知部)
48 開閉部センサ
51、52、53、54 突起部
70 開閉部
200 制御部
203 通信I/F
204 操作部駆動制御部
205 表示部駆動制御部
210 プリンタ部駆動制御部
211 開閉部駆動制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取部によって読み取った原稿の画像を用紙に画像形成する画像形成部と、
前記読取部で読み取った前記原稿を載置する原稿載置部と、
前記原稿載置部で、前記原稿の有無を検知する検知部と、
前記画像形成部にて画像形成された前記用紙を収容する収容部と、
前記収容部を開放状態あるいは閉鎖状態とする開閉部と、
前記読取部による原稿の画像読取後、前記原稿載置部に載置された前記原稿が前記検知部により検知されない時、前記開閉部を駆動制御して収容部を開放状態とする制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記読取部による原稿の画像読取後、前記検知部が前記原稿載置部に載置された原稿を検知している間は、前記開閉部による前記収容部の閉鎖状態を維持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
各種情報を表示する表示部を備え、前記制御部は、原稿の画像読取後、前記原稿載置部に前記原稿が載置され、前記開閉部が閉められている時、前記原稿を前記原稿載置部より取り除く旨を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、原稿の画像読取後、前記原稿載置部に前記原稿が載置されている状態で、異なるジョブの複写ができないよう画像形成部を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記原稿が機密文書であるか否かを判断し、前記原稿が機密文書でないと判断したら、前記開閉部を開けることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、認証部を備え、前記認証部にて認証を確認したら、前記開閉部を開けることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項7】
請求項1記載の画像形成装置による原稿取り忘れ防止方法であって、
読取部によって読み取った原稿の画像を用紙に画像形成し、
前記読取部で読み取った前記原稿を原稿載置部にて検知し、
前記画像形成された用紙を収容する収容部を開閉部により閉鎖状態にし、
前記読取部による原稿の画像読取後、前記原稿載置部に載置された前記原稿が検知されない時、前記開閉部による収容部の閉鎖状態を開放状態にする、
ことを特徴とする原稿取り忘れ防止方法。
【請求項8】
前記読取部による原稿の画像読取後、前記原稿載置部の前記原稿を検知している間は、前記開閉部による前記収容部の閉鎖状態を維持することを特徴とする請求項7記載の原稿取り忘れ防止方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−227915(P2012−227915A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−62040(P2012−62040)
【出願日】平成24年3月19日(2012.3.19)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】