説明

画像形成装置

【課題】 簡単な構成で、有機EL発光素子の波長分布により生じるスポット径の増大化を防止し、画質の良い有機EL発光素子ラインヘッドを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 基板上に複数の有機EL発光素子をライン状に少なくとも1列配置し、前記有機EL発光素子からの発光を、前記有機EL発光素子のラインと対応するように配置された結像光学系を通して感光体に露光する画像形成装置において、色収差補正レンズを別体に形成し前記結像光学系と1対1で対応するように配置することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機EL発光素子からの発光を結像光学系により感光体上に露光する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真法を用いた複写機、プリンター、ファックス等の画像形成装置においては、書込手段としてレーザ光源から照射されたレーザ光線を、回転多面鏡(ポリゴンミラー)を用いて走査し、感光体上に静電潜像を形成する画像形成装置や、複数のLED素子を直線状に配置したLEDアレイを用いて感光体に静電潜像を形成する画像形成装置が知られている。また、有機EL発光素子を直線状に配置した画像形成装置も知られている。
【特許文献1】特開平2−273258号公報
【特許文献2】特開平11−198433号公報
【特許文献3】特開2000−50816号公報
【特許文献4】特開2000−103114号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、レーザ光線による露光方式の場合、ポリゴンミラーやレンズ等の光学部品が必要となり、装置の小型化が難しく、また超高速化も難しいという問題がある。また、タンデム配置のカラー画像形成装置においては、4本の走査ビームの走査位置精度を高めることが困難で、色ずれが発生し、画質が劣化する問題が発生する。
【0004】
多数の微小なLED素子を直線状に配列したLEDアレイによる露光方式の場合、LED素子は、一般的に高輝度を得ることができるが、LED素子は基本的に半導体プロセスを用いて製造するため、基板が高価であり、製造歩留まりの関係から長尺化ができず、多数のチップを一列に並べる必要がある。その時、チップ間の段差、間隔の誤差が輝度のバラツキを生じ、濃度ムラが画像に顕著に表れるという問題がある。
【0005】
有機物質を発光層に用いた有機EL発光素子は、他の発光素子に比べて製造が容易であり、発熱量が小さいために、冷却用の放熱フィン等を廃止することができ、露光手段を薄型かつ軽量のものとすることができる。しかし、有機EL発光素子の発光波長は、半値幅が約100nmと広いため、実効波長分布(感光体からみた発光波長分布)も半値幅が約100nmと広い。図8は、有機EL発光素子の発光部8からの書込光のロッドレンズ3を通しての感光体2への結像状態を示すものである。有機EL発光素子は、発光波長分布が広いため、点線で示す長波長の光線がロッドレンズ3の色収差により、感光体2上で大きなスポット径で結像してしまう。図9は単波長の場合と有機EL発光素子のように波長分布が広い書込光との発光強度とスポット径を比較した図である。波長分布が広い有機EL発光素子の書込光のスポット径(点線)が単波長の書込光のスポット径(実線)より大きなスポット径となってしまい、鮮明な画像が形成されにくいという問題が発生する。スポット径が増大すると画像の輪郭が明確にならず画質に影響する。
特開2000−50816号公報及び特開2000−103114号公報において開示されている、有機EL発光素子を感光体の主走査方向に複数個配置したラインを、感光体の副走査方向に複数列配置し、感光体上の同一画素を前記副走査方向の複数列のラインで多重露光する方式の画像形成装置で、PWM(パルス幅変調方式)制御により階調表現する場合、複数列の有機EL発光素子のスポットを感光体上の同一画素に重ねて露光するため、感光体のスポットの形状の精度が画質に大きく影響する。
【0006】
本発明は、前記従来技術のもつ課題を解決した、簡単な構成で、有機EL発光素子の波長分布により生じるスポット径の増大化を防止し、画質の良い有機EL発光素子ラインヘッドを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本第1発明は、前記課題を解決するために、基板上に複数の有機EL発光素子をライン状に少なくとも1列配置し、前記有機EL発光素子からの発光を前記有機EL発光素子のラインと対応するようにライン状に配置された結像光学系を通して感光体に露光する画像形成装置において、色収差補正レンズを別体に形成し前記結像光学系と1対1で対応するように配置することを特徴とする。
【0008】
本第2発明は、本第1発明の画像形成装置において、複数の色収差補正レンズを長尺基板にライン状に配置し一体に形成し、前記長尺基板に形成された各色収差補正レンズがライン状に配置された各結像光学系と1対1で対応するように配置することを特徴とする。
【0009】
本第3発明は、本第1又は第2発明の画像形成装置において、前記色収差補正レンズの中心位置と前記結像光学系の中心位置を光学装置により測定し、両者の位置ずれ量を算出することにより、前記色収差補正レンズの前記結像光学系に対する位置決めをすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
基板上に複数の有機EL発光素子をライン状に少なくとも1列配置し、前記有機EL発光素子からの発光を前記有機EL発光素子のラインと対応するようにライン状に配置された結像光学系を通して感光体に露光する画像形成装置において、色収差補正レンズを別体に形成し前記結像光学系と1対1で対応するように配置する構成により、有機EL発光素子の波長分布による結像光学系の色収差によりスポット径の増大を防止し、画質のよい画像を得ることができ、かつ、色収差補正レンズが結像光学系と1対1で対応するように配置されるので、その効果がより向上する。また、色収差補正レンズを画像形成装置の光学系とは別体に配置するので、色収差補正レンズの製造が容易であり、その配置も容易となる。
複数の色収差補正レンズを長尺基板にライン状に配置し一体に形成し、前記長尺基板に形成された各色収差補正レンズがライン状に配置された前記結像光学系と1対1で対応するように配置する構成により、色収差補正レンズの製造が容易で、光学系への位置決め配置も容易となる。
色収差補正レンズの中心位置と前記結像光学系の中心位置を光学装置により測定し、両者の位置ずれ量を算出することにより、前記色収差補正レンズの前記結像光学系に対する位置決めする構成により、精度のよい色収差の補正が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の有機EL発光素子6を用いた感光体2上への露光手段1の一実施形態を示すものである。露光手段1は、感光体2に面して内外に通じるように中央部に屈折率分布型ロッドレンズ3を俵積みして取り付けている不透明なハウジング4を備える。屈折率分布型ロッドレンズ3は、中心から周辺に向かって屈折率が連続的に分布する円柱状透明体として形成される。複数のロッドレンズ3は直線状に配列されたロッドレンズアレイ3’を構成する。ロッドレンズアレイ3’は、感光体2の副走査方向に少なくとも1列配置される。不透明なハウジング4中の屈折率分布型のロッドレンズアレイ3’の後面に面して取り付けられた基板5に形成された有機EL発光素子6が配置される。複数の有機EL発光素子6が直線状に配列され有機EL発光素子アレイ6’を構成する。有機EL発光素子アレイ6’は、感光体2の副走査方向に複数列配置される。前記ロッドレンズアレイ3’と有機EL発光素子アレイ6’はそれぞれ対応するように位置決めされる。有機EL発光素子アレイ6’とロッドレンズアレイ3’の間に、ロッドレンズアレイ3’の各ロッドレンズ3と1対1で対応するように色収差を補正する色収差補正レンズ25が配置される。色収差補正レンズ25は、ロッドレンズアレイ3’が伸びる方向に伸びる長尺体として別体に形成される。不透明なハウジング4の背面からその中の有機EL発光素子アレイ6’を遮蔽する不透明なカバー7とからなり、固定板バネ24によりハウジング4背面に対して不透明なカバー7を押圧してハウジング4を光密に密閉するようになっている。
【0012】
図2は、本発明の色収差補正レンズ25の拡大図である。色収差補正レンズ25は、長尺基板30にインクジェット法等の手段により形成される。長尺基板30には複数の色収差補正レンズ25がライン状に少なくとも1列配置される。長尺基板30の色収差補正レンズ25の配置は、ライン状に配置されるロッドレンズ3と1対1で対応するよう配置する。図3は、長尺基板30にライン状に複数配置した色収差補正レンズ25と、複数のロッドレンズ3をライン状に配置したロッドレンズアレイ3’とを、各色収差補正レンズ25と各ロッドレンズ3が1対1で対応するように配置した図である。
【0013】
図4は、色収差補正レンズ25を結像光学系であるロッドレンズ3に対して位置決め配置するための構成を示すものである。図4に示されるように、ロッドレンズ3の中心位置28と、色収差補正レンズ25の中心位置29とのズレ量を、カメラ等の光学装置30で検出し、色収差補正レンズ25をロッドレンズ3に対して正確な位置に配置する。
【0014】
図5は、露光手段1の有機EL発光素子6の発光部8近傍の1例の断面図を示す。有機EL発光素子6は、例えば0.5mm厚の基板5上に、発光部8の発光を制御する厚さ50nmのポリシリコンからなるTFT9が発光部8に対応して設けられる。基板5上には、TFT9上のコンタクトホールを除いて厚さ100nm程度のSiO2からなる絶縁膜10が成膜される。コンタクトホールを介してTFT9に接続するように発光部8の一に厚さ150nmのITOからなる陽極11が形成される。発光部8以外の位置に対応する部分には、厚さ120nm程度のSiO2からなる別の絶縁膜12が成膜される。絶縁膜12の上に発光部8に対応する穴13を形成した厚さ2μmのポリイミドからなるバンク14が設けられる。バンク14の穴13内に陽極11から順に、厚さ50nmの正孔注入層15、厚さ50nmの発光層16が成膜される。発光層16の上面と穴13の内面及びバンク14の外面を覆うように厚さ100nmのCaからなる陰極第1層17と、厚さ200nmのAlからなる陰極第2層18とが順に成膜され、その上に窒素ガス等の不活性ガス19を介して厚さ1mm程度のカバーガラス20でカバーされて有機EL発光素子6の発光部8が構成されている。発光部8からの発光は基板5側に行われる。
【0015】
図6は、感光体ユニットに取り付けられた感光体2に対して位置決め配置される露光手段1を示す斜視図である。有機EL発光素子6が複数個直線状に配置されたラインを感光体2の副走査方向に複数列配置し、感光体2上の画素に対して1ラインの有機EL発光素子アレイ6’で露光してから感光体2を移動させ、前記画素に対して次列の1ラインの有機EL発光素子アレイ6’で重ねて多重露光を行う画像装置を示す。ロッドレンズアレイ3’は、複数列に配置された有機EL発光素子アレイ6’に対応するように複数列配置される。また、ロッドレンズアレイ3’は、副走査方向に並んだ複数列の有機EL発光素子アレイ6’に対して1つというように、1対N(N:2以上の整数)で対応するように配置してもよい。有機EL発光素子アレイ6’の発光部8と感光体2との間に、別体に形成した色収差補正レンズ25を、ロッドレンズ3と1対1で対応するように配置する。すなわち、別体に形成された色収差補正レンズ25がロッドレンズ3に1対1に対応するように位置決め配置されていれば、発光部8とロッドレンズ3との間に配置しても、ロッドレンズ3と感光体2との間に配置してもよい。露光手段1は、長尺の不透明なハウジング4中に保持されている。長尺の不透明なハウジング4の両端に設けた位置決めピン21を感光体ユニットのケースの対向する位置決め穴に嵌入させると共に、長尺の不透明なハウジング4の両端に設けた固定ねじ孔22を通して固定ねじをケースのねじ孔にねじ込んで固定し、露光手段1を所定位置に固定する。23は駆動回路である。
【0016】
本発明においては、上記のような本発明の有機ELアレイによる露光手段1を例えば電子写真方式のカラー画像形成装置の露光ヘッドに用いることにする。図7は、4個の有機ELアレイ露光ヘッド1K、1C、1M、1Yを対応する同様の4個の感光体ドラム41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したタンデム方式のカラー画像形成装置の1例の全体の概略構成を示す正面図である。図7に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51と従動ローラ52とテンションローラ53とでテンションを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト50を備え、この中間転写ベルト50に対して所定間隔で配置された4個の感光体としての外周面に感光層を有する感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材についても同様である。感光体41K、41C、41M、41Yは中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動されるが、各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)により一様に帯電させられた外周面を感光体41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する本発明の上記のような有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)と、この有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト50に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。
【0017】
図7で用いる有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)は、図2に示すように、各ロッドレンズアレイ3’に対応するように、別体で形成された色収差を補正する色収差補正レンズ25が、有機EL発光素子露光ヘッド1(K、C、M、Y)と感光体2との間にロッドレンズ3と1対1で対応するように配置する。すなわち、別体に形成された色収差補正レンズ25の配置は、有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)とロッドレンズアレイ3’との間に配置しても、ロッドレンズアレイ3’と感光体41(K、C、M、Y)との間に配置してもよい。
【0018】
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押厚させて感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させることによりトナー像として現像するものである。
【0019】
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
【0020】
なお、図7中、63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図3】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図4】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図5】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図6】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図7】本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。
【図8】従来技術を示す図である。
【図9】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
【0022】
1:露光手段
1(K、C、M、Y):有機ELアレイ露光ヘッド
2:感光体
3:ロッドレンズ
3’:ロッドレンズアレイ
4:ハウジング
5:基板
6:有機EL発光素子
6’:有機EL発光素子アレイ
7:不透明カバー
8:発光部
9:TFT
10:絶縁膜
11:陽極
12:絶縁膜
13:穴
14:バンク
15:正孔注入層
16:発光層
17:陰極第1層
18:陰極第2層
19:不活性ガス
20:カバーガラス
21:位置決めピン
22:固定ねじ穴
23:駆動回路
24:固定板バネ
25:色収差補正レンズ
26:色収差補正レンズの第1レンズ
27:色収差補正レンズの第2レンズ
28:ロッドレンズの中心位置
29:色収差補正レンズの中心位置
30:長尺基板
42(K、C、M、Y):感光体ドラム
44(K、C、M、Y):帯電手段(コロナ帯電器)
45(K、C、M、Y):現像器
46(K、C、M、Y):一次転写ローラ
50:クリーニング装置
51:中間転写ベルト
52:駆動ローラ
53:従動ローラ
61:テンションローラ
62:定着ローラ対
63:排紙ローラ対
64:給紙カセット
65:ピックアップローラ
66:ゲートローラ対
67:二次転写ローラ
68:クリーニングブレード
S:排紙トレイ
P:記録媒体






【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に複数の有機EL発光素子をライン状に少なくとも1列配置し、前記有機EL発光素子からの発光を前記有機EL発光素子のラインと対応するようにライン状に配置された結像光学系を通して感光体に露光する画像形成装置において、色収差補正レンズを別体に形成し前記結像光学系と1対1で対応するように配置することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
複数の色収差補正レンズを長尺基板にライン状に配置し一体に形成し、前記長尺基板に形成された各色収差補正レンズがライン状に配置された各結像光学系と1対1で対応するように配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記色収差補正レンズの中心位置と前記結像光学系の中心位置を光学装置により測定し、両者の位置ずれ量を算出することにより、前記色収差補正レンズの前記結像光学系に対する位置決めをすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

































【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−110730(P2006−110730A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−297242(P2004−297242)
【出願日】平成16年10月12日(2004.10.12)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】