説明

画像形成装置

【課題】 画像形成装置から印刷等によって出力されるドキュメントを保管管理して、利用者以外の人物によって閲覧、取得されることを防ぐとともに、保管容量が一杯になってしまうことによるドキュメントの保管機能の停止を防ぐ。
【解決手段】 外部装置からの要求に応じて、画像形成部30でドキュメントを印刷する際に、情報管理部20により印刷物とユーザとを関連付ける保管情報を生成して保存するとともに、上記画像形成部30によりドキュメントが用紙に印刷された印刷物をドキュメント格納部に保管しておき、上記制御部は、上記認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、上記ドキュメント格納部50に保管された印刷物を排紙部70により排紙する制御を行うとともに、上記情報管理部30に保存されている保存情報に基づいて、上記ドキュメント格納部50に格納された印刷物の保管期間を管理し、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部50から排紙させる制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタや複写機、ファクシミリ装置あるいは複合機等の画像形成装置に関し、特に、印刷物の保管機能を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、利用者が印刷終了まで印刷装置付近で待たなくても、利用者以外の人物が印刷物を見たり取ったりすることを防止できる印刷システムが提供されている。この印刷システム印刷時に出力IDが付与され印刷物は格納部に収められる。利用者が出力IDを入力し一致すれば、その印刷物が出口部まで搬送され、出口が開き利用者が受け取ることができる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2002−234234号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載された印刷システムでは、印刷物格納部に格納される印刷物の保管容量が一杯になってしまうと、保管機能を利用できなくなってしまう。
【0005】
本発明の目的は、上述の如き従来の問題点に鑑み、画像形成装置から印刷等によって出力されるドキュメントを保管管理して、利用者以外の人物によって閲覧、取得されることを防ぐとともに、保管容量が一杯になってしまうことによるドキュメントの保管機能の停止を防ぎ、常に保管機能が使えるようにする。
【0006】
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明に係る画像形成装置は、外部装置と通信するための通信部と、外部装置からの要求に応じて、ドキュメントを用紙に印刷する画像形成部と、上記ドキュメントを印刷する際に、印刷物とユーザとを関連付ける保管情報を生成して保存する情報管理部と、上記画像形成部によりドキュメントが用紙に印刷された印刷物を保管するドキュメント格納部と、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を排紙する排紙部と、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を受け取るユーザを認証するための認証処理部と、これら各部の動作を制御する制御部とを備え、上記制御部は、上記認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を上記排紙部により排紙する制御を行うとともに、上記情報管理部に保存されている保存情報に基づいて、上記ドキュメント格納部に格納された印刷物の保管期間を管理し、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部から排紙させる制御を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る画像形成装置において、上記制御部は、実行中の印刷ジョブがキャンセルされた場合に、その印刷ジョブにおいて既に印刷済みの印刷物を強制的に排紙させる制御を行う。
【0009】
本発明に係る画像形成装置において、上記制御部は、さらに、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部から排紙させる際に、上記画像形成部により上記ドキュメント格納部から排紙された印刷物にパターンを印刷する制御を行う。
【0010】
また、本発明に係る画像形成装置は、外部装置と通信するための通信部と、外部装置からの要求に応じて、ドキュメントを用紙に印刷する画像形成部と、上記ドキュメントを印刷する際に、印刷物とユーザとを関連付ける保管情報を生成して保存する情報管理部と、上記画像形成部によりドキュメントが用紙に印刷された印刷物を保管するドキュメント格納部と、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を排紙する排紙部と、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を受け取るユーザを認証するための認証処理部と、これら各部の動作を制御する制御部とを備え、上記制御部は、上記認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を上記排紙部により排紙する制御を行うとともに、実行中の印刷ジョブがキャンセルされた場合に、その印刷ジョブにおいて既に印刷済みの印刷物を強制的に排紙させる制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、ドキュメント格納部に保管された印刷物を排紙部により排紙する制御を行うとともに、上記情報管理部に保存されている保存情報に基づいて、上記ドキュメント格納部に格納された印刷物の保管期間を管理し、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部から排紙させる制御を行うので、利用者以外の人物によって閲覧、取得されることを防ぐとともに、保管容量が一杯になってしまうことによるドキュメントの保管機能の停止を防ぐことができ、ドキュメントの保管機能を有効利用することができる。
【0012】
また、本発明によれば、認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、ドキュメント格納部に保管された印刷物を上記排紙部により排紙する制御を行うとともに、実行中の印刷ジョブがキャンセルされた場合に、その印刷ジョブにおいて既に印刷済みの印刷物を強制的に排紙させる制御を行うので、利用者以外の人物によって閲覧、取得されることを防ぐとともに、保管容量が一杯になってしまうことによるドキュメントの保管機能の停止を防ぐことができ、ドキュメントの保管機能を有効利用することができる。
【0013】
さらに、本発明では、強制的に排紙させる印刷物に画像形成部で所定のパターンを印刷する制御を行うことにより、廃棄される用紙に印刷されている内容を識別できないようにして、ドキュメントのセキュリティを確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
【0015】
本発明は、例えば図1に示すように、ユーザが印刷を指示するクライアント110と画像形成装置120がLANなどのネットワーク回線で接続された印刷システム100における画像形成装置120に適用される。
【0016】
上記画像形成装置120は、例えば図2に示すように、クライアント110と通信するための通信部10、クライアント110からの要求に応じて、ドキュメントIDを生成し、利用者のユーザ情報、ドキュメントID、印刷枚数、印刷日時を関連付けして、保管情報として保存する情報管理部20、ドキュメントを用紙に印刷する画像形成部30、上記画像形成部30に用紙を給紙する給紙部40、上記画像形成部30によりドキュメントが印刷された用紙すなわち印刷物を保管するドキュメント格納部50、保管された印刷物を受け取るユーザを認証するための認証処理部60、上記ドキュメント格納部50に保管された印刷物を排紙する排紙部70、これら各部の動作を制御する制御部80、上記制御部80に設定情報などを入力するための操作部90などからなる。
【0017】
そして、この印刷システム100では、次の手順に従って印刷処理が行われる。
[手順1] 利用者がクライアント110を操作して、保管機能をONにして印刷を要求すると、クライアント110は、プリンタドライバで保管機能ONという情報とユーザ情報をジョブに付加し、画像形成装置120に送信する。
[手順2] 画像形成装置120は、通信部10によりクライアント110からジョブを受信すると、情報管理部20により、ドキュメントIDを生成し、利用者のユーザ情報、ドキュメントID、印刷枚数、印刷日時を関連付けして、保管情報として装置内に保存する。
[手順3] 画像形成装置120は、給紙部40から給紙される用紙に画像形成部30によりドキュメントを印刷し、印刷済みの用紙すなわち印刷物をドキュメント格納部50に保管する。
[手順4] 利用者が、ドキュメント受取り時に操作部90を操作して画像形成装置120の制御部80に対してユーザ情報(ユーザIDとパスワードなど)を入力する。
[手順5] 画像形成装置120は、認証処理部60によりユーザ情報を照合し、一致した場合にドキュメント格納部50に保管された印刷物を排紙部70により排紙する。
【0018】
このように、画像形成装置120から印刷等によって出力されるドキュメントを、外部に出力せずに装置内に保管することで、待ち時間を減らすことができる。また、保管された印刷物は、利用者が取りに行き認証を行うことで、排紙され受け取ることができる。これにより、第三者による閲覧、持ち出しを防ぐことができる。
【0019】
この画像形成装置120における認証処理部60による利用者の認証には、ICカード、パスワード、バイオメトリクスなど既存の認証技術を使うことができる。認証の結果、利用者と関連付けられているドキュメントが複数あった場合、出力したい印刷物を選択する。全てを取り出したり、あるいは、選択したものだけ取り出すことができる。また、情報管理部20は、例えば図3に示すように、利用者のユーザ情報、印刷時に画像形成部30で印刷されるドキュメント毎に割り当てられるドキュメントID、印刷枚数、印刷日時を関連付けして保存する。これらの情報は検索や保存期間確認に使われる。
【0020】
ここで、この画像形成装置120は、その内部構造を図4の要部断面図に模式的に示すように、印刷処理時に、用紙1が上記給紙部40を構成する給紙トレイ41から給紙ローラ42により送り出され、上記画像形成部30を構成するレジストローラ31対、感光ドラム32・転写ユニット33、定着ローラ34対により用紙1にドキュメントが印刷され、搬送路11、搬送路12を通って印刷物がドキュメント格納部50に格納保管される。
【0021】
そして、排紙時には、上記ドキュメント格納部50から搬送路13、搬送路14を経由して排紙トレイ71に排紙(フェイスダウン排紙)され、又は、搬送路13、搬送路15を経由して排紙トレイ72に排紙(フェイスアップ排紙)される。
【0022】
また、この画像形成装置120に備えられたドキュメント格納部50は、図5乃至図8に示すように、格納した印刷物を1ページずつずらすための検出ローラ51、目的の印刷物を送り出すための排紙用ローラ52、格納した印刷物の搬送方向の前端を位置規制する前位置規制板53、格納した印刷物の搬送方向の後端を位置規制する後位置規制板54や紙滑り止め部55などを備えている。
【0023】
上記検出ローラ51及び排紙用ローラ52は、格納した印刷物の搬送方向の前端側上方に配され、上記搬送方向に直交する上下方向に移動されるようになっている。また、前位置規制板53は、格納した印刷物の搬送方向の前端位置において、搬送方向に直交する上下方向に移動されるようになっている。さらに、後位置規制板54は、格納した印刷物の搬送方向の後端位置において、搬送方向に沿った前後下方向に移動されるようになっている。
【0024】
そして、この画像形成装置120における制御部80は、ドキュメント格納部50に格納された印刷物を上記情報管理部20に記憶されている保管情報に基づいて管理しており、認証処理部60によりユーザ情報を照合し、一致した場合にドキュメント格納部50に保管された印刷物を排紙部70によりを排紙するドキュメントを排紙する際に、情報管理部20に記憶されている保管情報に基づいて、認証されたユーザの印刷物を検索し、ドキュメント格納部50から目的の印刷物を送り出して排紙する制御を行う。
【0025】
ドキュメント格納部50に格納された印刷物から目的の印刷物を検索するには、制御部80は、上記情報管理部20に記憶されている保管情報に基づいて、目的の印刷物がドキュメント格納部50に格納された印刷物の上から何枚目にあるかを認識し、図6に示すように、検索ローラ51を下げてドキュメント格納部50に保管されている印刷物の上面に当接させ、この状態で反排紙方向に検索ローラ51を回転させることにより印刷物を後方に移動させて、検索ローラ51が目的の印刷物1Aに当接した状態になるまで印刷物を1枚ずつずらしていく。
【0026】
そして、制御部80は、目的の印刷物1Aに当接した状態になったら、検索ローラ51の回転を停止するとともに、前位置規制板53の上端面が目的の印刷物1Aの下面の高さ位置になるように、前位置規制板53を下げ、この状態で、図7に示すように、排紙ローラ52を下げてドキュメント格納部50に保管されている目的の印刷物の上面に当接させ、排紙方向に検索ローラ51を回転させることにより目的の印刷物を前方に移動させて排紙する。
【0027】
さらに、制御部80は、目的の印刷物をドキュメント格納部50から排紙し終えると、図8に示すように、格納した印刷物全体を搬送方向の前端位置において位置規制できる上方位置に上記前位置規制板53を戻してから、格納した印刷物の搬送方向の後端位置において、搬送方向に沿った前下方向に後位置規制板54に移動させることにより、上述の検索動作で後方に移動された印刷物を元の位置に戻す。
【0028】
また、この画像形成装置120では、印刷等によって出力されるドキュメントを予め設定された期間だけドキュメント格納部50に保管しておき、保管期間を過ぎた印刷物は強制的に排紙するようになっている。期間の設定には保管情報の日時と現在時刻を用いる。
【0029】
すなわち、制御部80は、図9のフローチャートに示すように、情報管理部20に記憶されている保管情報の日時をチェックし(ステップS1)、保管期間をオーバーしているか否かを判定し(ステップS2)、保管期間をオーバーしている印刷物がある場合には、不要文書の排紙処理を行い、保管期間をオーバーしている印刷物を不要文書としてドキュメント格納部50から排紙する(ステップS3)。
【0030】
また、この画像形成装置120では、印刷が途中でキャンセルされた場合、そのジョブの既に印刷されてしまったドキュメントは強制的に排紙するようになっている。
【0031】
すなわち、制御部80は、図10のフローチャートに示すように、印刷がキャンセルされると(ステップS11)、その印刷ジョブで1枚以上印刷されたか否かを判定し(ステップS12)、その判定結果がYESすなわち印刷済みのドキュメントがある場合には、不要文書の排紙処理を行い、その印刷物を不要文書として排紙する(ステップS13)。
【0032】
さらに、この画像形成装置120における不要文書の排紙処理は、図11のフローチャートに示す手順に従って行われる。
【0033】
すなわち、制御部80は、ドキュメント格納部50に保管されている不要ドキュメントの排紙が指示されると(ステップS21)、パターンを上書きするか否かを判定する(ステップS22)。
【0034】
そして、このステップS22における判定結果がYESすなわちパターンの印刷が設定されている場合には、排紙する印刷物の印刷面にパターンを上書印刷して、印刷物を識別不可能にしてから(ステップS23)、印刷物を不要文書として排紙する(ステップS24)。
【0035】
また、上記ステップS22における判定結果がNOすなわちパターンの印刷が設定されていない場合には、そのままの状態で印刷物を不要文書として排紙する(ステップS24)。
【0036】
なお、この画像形成装置120では、次の印刷ジョブを実行すると、ドキュメント格納部50が一杯になってしまう場合に対処するために、制御部80は、新たな印刷ジョブが実行される前に、残り保管可能枚数を通信部10を介してクライアント110に通知するようになっている。
【0037】
これにより、クライアント110では、取得した残り保管可能枚数に対して、新たに要求する印刷枚数多い場合、警告ダイアログを表示する。この場合、保管機能をオフにすれば継続して印刷することは可能である。
【0038】
また、その利用者のドキュメントがドキュメント格納部50に格納されている場合、クライアント110からのリモート操作によって格納されているドキュメントの出力や破棄を指示することも可能である。その場合、クライアント110側で新たに認証処理を行う必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明を適用した画像形成装置とクライアントからなる印刷システムを示すブロック図である。
【図2】上記画像形成装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】上記画像形成装置における情報管理部に保存される保管情報の一例を示す図である。
【図4】上記画像形成装置の内部構造を示す模式的な要部断面図である。
【図5】上記画像形成装置に備えられたドキュメント格納部に内蔵された検索ローラと排紙ローラを示す要部斜視図である。
【図6】上記検索ローラによる目的の印刷物の検索状態を模式的に示す要部断面図である。
【図7】上記排紙ローラによる目的の印刷物の排紙状態を模式的に示す要部断面図である。
【図8】上記検索動作で後方に移動された印刷物を元の位置に戻す動作状態を模式的に示す要部断面図である。
【図9】上記画像形成装置における制御部により、ドキュメント格納部に格納された印刷物の保管期間を管理して、所定の保管期間を経過した印刷物を不要文書として強制的に排紙させる制御を行う場合の手順を示すフローチャートである。
【図10】上記画像形成装置における印刷動作のキャンセル処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】上記画像形成装置における不要文書の排紙処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
1 用紙
1A 目的の印刷物
10 通信
11〜16 搬送路
20 情報管理部
30 画像形成部
31 レジストローラ
32 感光ドラム
33 転写ユニット
34 定着ローラ
40 給紙部、
41 給紙トレイ
42 給紙ローラ
50 ドキュメント格納部
60 認証処理部
70 排紙部
71 排紙トレイ
72 排紙トレイ
80 制御部
90 操作部
120 画像形成装置
110 クライアント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置と通信するための通信部と、
外部装置からの要求に応じて、ドキュメントを用紙に印刷する画像形成部と、
上記ドキュメントを印刷する際に、印刷物とユーザとを関連付ける保管情報を生成して保存する情報管理部と、
上記画像形成部によりドキュメントが用紙に印刷された印刷物を保管するドキュメント格納部と、
上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を排紙する排紙部と、
上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を受け取るユーザを認証するための認証処理部と、
これら各部の動作を制御する制御部とを備え、
上記制御部は、上記認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を上記排紙部により排紙する制御を行うとともに、上記情報管理部に保存されている保存情報に基づいて、上記ドキュメント格納部に格納された印刷物の保管期間を管理し、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部から排紙させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
上記制御部は、実行中の印刷ジョブがキャンセルされた場合に、その印刷ジョブにおいて既に印刷済みの印刷物を強制的に排紙させる制御を行う請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
上記制御部は、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部から排紙させる際に、上記画像形成部により上記ドキュメント格納部から排紙された印刷物にパターンを印刷する制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項4】
外部装置と通信するための通信部と、
外部装置からの要求に応じて、ドキュメントを用紙に印刷する画像形成部と、
上記ドキュメントを印刷する際に、印刷物とユーザとを関連付ける保管情報を生成して保存する情報管理部と、
上記画像形成部によりドキュメントが用紙に印刷された印刷物を保管するドキュメント格納部と、
上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を排紙する排紙部と、
上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を受け取るユーザを認証するための認証処理部と、
これら各部の動作を制御する制御部とを備え、
上記制御部は、上記認証処理部により認証されたユーザによる要求に応じて、上記ドキュメント格納部に保管された印刷物を上記排紙部により排紙する制御を行うとともに、実行中の印刷ジョブがキャンセルされた場合に、その印刷ジョブにおいて既に印刷済みの印刷物を強制的に排紙させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
上記制御部は、所定の保管期間を経過した印刷物を強制的に上記ドキュメント格納部から排紙させる際に、上記画像形成部により上記ドキュメント格納部から排紙された印刷物にパターンを印刷する制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−253343(P2007−253343A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−76783(P2006−76783)
【出願日】平成18年3月20日(2006.3.20)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】