説明

画像形成装置

【課題】容易かつ正確にパーツカウンタを管理することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】一又は複数の交換可能なパーツを有し本体装置に着脱可能に搭載された第1ユニットと、第1ユニットと同じ一又は複数の交換可能なパーツを有する第2ユニットと、を交換可能な画像形成装置において、表示部と、第1ユニット内のパーツの寿命をカウントする第1ユニット用カウンタと、第2ユニット内のパーツの寿命をカウントする第2ユニット用カウンタと、がカウントした値を記憶する記憶部と、第1ユニットが第2ユニットに交換された際に、当該交換された第2ユニットに搭載されたパーツが複数であるか否かを判断し、複数であると判断した場合に使用するカウンタを第1ユニット用カウンタから第2ユニット用カウンタに切り替える制御部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機等の画像形成装置における保守交換(メンテナンス)は、専門知識を有したサービスマンにより行われている。サービスマンを呼んでメンテナンス作業を行わせると、サービスマンが到着するまでの時間が機械のダウンタイムとなってしまうことや、サービスコストがかかるといった問題がある。そこで、機械の使用者(オペレータ)が自らの手でパーツ交換等のメンテナンス作業を行いたいという要望が近年強くなっている。また、安全かつ適切なメンテナンス作業が実施できるように、作業ガイダンス表示等の支援技術も提案されている。
【0003】
複数の交換可能なパーツを一まとまりにした着脱可能なユニットを備えた画像形成装置においては、あるパーツが寿命に到達したり故障が発生したりした場合に、該当するパーツを搭載したユニットが画像形成装置から引き出されて交換される。交換後のユニットは回収され、寿命に達した或いは故障した部品が新しいものに交換され、再利用される。
【0004】
上記ユニットは、パーツごとに寿命(ライフ)をカウントするためのカウンタを備えるが、そのパーツカウンタのうち一つでも寿命に到達(ライフオーバー)した場合、そのユニットは交換対象となる。しかしながら、ライフオーバーしたパーツ以外のパーツは使用可能な状態にあり、ライフオーバーしたパーツのみ交換すればユニットとして再利用することが可能である。このようなユニットの再利用を可能とすべく、パーツカウンタを管理する方法として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
【0005】
特許文献1に記載の技術は、装置本体が備える各ユニットに対してICタグを設けることで、ICタグに各ユニットを構成する各パーツのカウンタ値を記憶する。そして、ICタグに記憶されたカウンタ値を参照して、ライフオーバーしたパーツの有無を判断する。
そうすることで、ユニットが本来の寿命を超えて使用されることを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−115157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、コスト的、或いはスペース的な問題でユニットにICタグを搭載することができないような場合に、ユニットごとのカウンタ管理を実現することができない。
また、ICタグの情報を読み取るための装置が必要となるため、さらにコスト高となってしまう。
【0008】
本発明は、容易かつ正確にパーツカウンタを管理することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、一又は複数の交換可能なパーツを有し本体装置に着脱可能に搭載された第1ユニットと、前記第1ユニットと同じ一又は複数の交換可能なパーツを有する第2ユニットと、を交換可能な画像形成装置において、表示部と、前記第1ユニット内のパーツの寿命をカウントする第1ユニット用カウンタと、前記第2ユニット内のパーツの寿命をカウントする第2ユニット用カウンタと、がカウントした値を記憶する記憶部と、前記第1ユニットが前記第2ユニットに交換された際に、当該交換された第2ユニットに搭載されたパーツが複数であるか否かを判断し、複数であると判断した場合に使用するカウンタを前記第1ユニット用カウンタから前記第2ユニット用カウンタに切り替える制御部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記第1ユニットが前記第2ユニットに交換された際に、当該交換された第2ユニットに搭載されたパーツが複数であった場合に、前記第2ユニット用カウンタ内のパーツカウンタのうち一つでも上限に達していた場合は、前記第2ユニットが新規ユニットであるか否かを選択させる画面を前記表示部に表示させ、オペレータにより新規ユニットであることが選択された場合は、当該新規ユニットを第1ユニットとして登録するか第2ユニットとして登録するかを選択させる画面を前記表示部に表示させることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、交換可能なパーツを有しない第3ユニットを着脱可能に搭載し、前記記憶部は、前記第3ユニットの寿命をカウントする第3ユニット用カウンタがカウントした値を記憶し、前記制御部は、交換されたユニットが前記第3ユニットであると判断した場合には、前記第3ユニット用カウンタがカウントした値をリセットすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、容易かつ正確にパーツカウンタを管理することが可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置1の概略断面図である。
【図2】イエロー作像部Yの内部構成について示した図である。
【図3】本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
【図4】不揮発メモリ120のカウンタ値記憶領域について示した図である。
【図5】本実施形態に係る画像形成装置1内で行われるカウンタ設定処理の一例について示したフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る画像形成装置1内で行われるカウンタ設定処理の一例(カウンタ設定処理2)について示したフローチャートである。
【図7】新規ユニット登録処理の一例について示したフローチャートである。
【図8】新規ユニット登録処理の際にLCD31に表示されるユニット登録画面の一例について示した図である。
【図9】本実施形態に係る画像形成装置1内で行われるパーツカウンタ表示処理の一例について示したフローチャートである。
【図10】パーツカウンタ表示処理の結果表示されるパーツカウンタ表示画面の一例について示した図である。
【図11】パーツカウンタの手動設定画面の一例について示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略断面図である。画像形成装置1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像データを用紙に画像形成する。また、画像形成装置1は、外部機器等から画像データを含むページデータや各画像データの画像編集条件(小冊子モード、集約モード、リピートモード等)や後処理条件(ステイプルの綴じ位置、綴じ方向等)等の設定情報を含む印刷ジョブを取得し、その取得した印刷ジョブに基づいて画像を用紙上に形成する。
【0016】
図1に示すように、画像形成装置1は、ユーザが原稿から読み取った画像に対して画像編集条件等を付与した印刷ジョブを設定し、その設定した印刷ジョブに基づいて画像を用紙上に形成する本体部1aと、画像が形成された用紙に後処理を施すFNS部50等を備えたデジタル複合機である。
本体部1aは、スキャナ部20、操作部30、プリンタ部40等を備えて構成される。
【0017】
スキャナ部20は、ADF(Auto Document Feeder)によって送られた原稿の画像を読み取る機能を実現する。スキャナ部20の原稿トレイに載置された原稿は、読取位置であるコンタクトガラス上に搬送され、光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査され、CCD(Charge Coupled Device)21により原稿の画像が読み取られて画像データが取得される。
【0018】
操作部30は、LCD(Liquid Crystal Display)31、LCD31を覆うように設けられたタッチパネルや操作キー等から構成され、ユーザからの指示を受け付けその操作信号を画像制御部110に出力し、また、画像制御部110から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する。
【0019】
プリンタ部40は、入力された画像データに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、画像形成する用紙を格納する給紙部、給紙部に用紙を搬送するための用紙搬送部、画像形成された用紙を搬出するための搬出部、用紙に画像を形成するための画像形成部41、を備えて構成される。
【0020】
画像形成部41は、イエロー作像部Y、マゼンダ作像部M、シアン作像部C、ブラック作像部K等を備えて構成される。なお、YMCKの各作像部は、転写ベルトBに沿って配置される。画像形成部41が備える各作像部の内部構成について、イエロー作像部Yを例に、図2を用いて説明する。
【0021】
図2に示すように、イエロー作像部Yは、感光体ドラム411、帯電ユニット412、画像データに基づくレーザ光を出力するレーザ出力部とレーザ光を主走査方向に走査させるポリゴンミラーとを有する露光ユニット413、現像器ユニット414、転写ユニット415、クリーニング部416、定着ユニット417等の各種ユニットを備え、印刷ジョブに基づいて用紙に画像を形成する機能を実現する。各種ユニットは、故障や寿命等でパーツを交換する必要がある場合には、パーツ単位ではなくユニット単位で交換が行われる。本実施形態では、一又は複数の交換可能なパーツを有し画像形成装置1に着脱可能に搭載されたユニットを第1ユニット、当該第1ユニットと同様のパーツを有し第1ユニットと交換可能なユニットを第2ユニット、と呼ぶことにする。また、画像形成装置1に着脱可能に搭載されたユニットのうち、交換可能なパーツを有しないユニットを第3ユニットと呼ぶことにする。
【0022】
イエロー作像部Yは、スキャナ部20から出力された画像データを入力し、入力された画像データに基づいて、帯電ユニット412及び露光ユニット413により静電潜像を感光体ドラム上に形成し、形成された静電潜像に基づいて、現像器ユニット414によりトナー像を感光体ドラム上に形成する。次に、形成されたトナー像を転写ローラにより転写ベルトBに転写する(一次転写)。そして、一次転写後に感光体ドラム上に残留する残留トナーをクリーニング装置により除去する。
【0023】
マゼンダ作像部M、シアン作像部C、ブラック作像部Kは、イエロー作像部Yと同様の構成及び動作を行うため、ここでの説明は省略する。
YMCKの各色のトナー像が転写された転写ベルトBは、転写ローラにより給紙部から搬送されてくる用紙にトナー像を転写する(二次転写)。
【0024】
FNS部50は、画像が形成された用紙のソート処理やパンチ処理、或いは予め設定された綴じ方向及び綴じ位置に応じて用紙の束を綴じるステイプル処理を行う。また、FNS部50は、小冊子モードで印刷された用紙の折り処理を行う断裁ユニット等の各種後処理ユニット(図示せず)と、用紙が排紙されて積載される一又は複数の排紙トレイを備える。
【0025】
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、本体部1aと、プリンタコントローラ1bと、から構成されている。また、画像形成装置1は、プリンタコントローラ1bのLANIF(Local Area Network InterFace)14を介して、ネットワーク3上の外部機器(PC)2と相互にデータの送受信が可能に接続されている。
【0026】
本体部1aは、スキャナ部20、操作部30、プリンタ部40、及び画像制御基板100を備えて構成される。なお、図1で説明した各部と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】
画像制御基板100は、画像制御部110、不揮発メモリ120、RAM(Random Access Memory)130、読取処理部140、圧縮IC150、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御IC160、画像メモリ170、伸長IC180、書込処理部190、から構成される。
【0028】
画像制御部110は、不揮発メモリ120に格納されている各種プログラムや各種データを読み出してRAM130に展開し、RAM130に展開されたプログラムとの協働で、画像形成装置1の各部を集中制御する。
また、画像制御部110は、第1ユニット内のパーツの寿命をカウントする第1ユニット用カウンタと、第2ユニット内のパーツの寿命をカウントする第2ユニット用カウンタと、を有する。すなわち、画像形成装置1に第1ユニットが搭載されている場合、使用されるカウンタは第1ユニット用カウンタであり、画像形成装置1に第2ユニットが搭載されている場合、使用されるカウンタは第2ユニット用カウンタである。例えば第1ユニットが第2ユニットに交換されると、使用カウンタは第1ユニット用カウンタから第2ユニット用カウンタに切り替えられ、以後、ユニット交換が行われる度に、第2ユニット用カウンタ→第1ユニット用カウンタ→第2ユニット用カウンタ→・・と交互に切り替えが行われることとなる。
さらに、画像制御部110は、第3ユニットの寿命をカウントする第3ユニット用カウンタを有する。
【0029】
不揮発メモリ120は、例えば、プログラムメモリであるROMを備え、画像形成に係る各種処理プログラム及びデータの他、印刷ジョブ格納プログラム、条件設定プログラム、印刷ジョブ実行プログラム等を記憶する。また、例えば、ユニットの交換に伴い使用するカウンタを切り替えるカウンタ設定プログラム等が記憶されている。
また、不揮発メモリ120は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)を備え、予約される印刷ジョブや、ジョブ実行のための各種条件等に関するデータを記憶する。
【0030】
また、不揮発メモリ120は、図4に示すように、画像形成装置1に搭載されるユニットごとにカウンタ値を記憶しており、各ユニットに対して、第1ユニット(図中ではユニットA)のカウンタ値を記憶する領域と、第2ユニット(図中ではユニットB)のカウンタ値を記憶する領域と、をそれぞれ設けている。例えば現像器ユニットA記憶領域M11、現像器ユニットB記憶領域M21、を備える。同様に定着ユニットの場合、定着ユニットA記憶領域M12、定着ユニットB記憶領域M22、を備える。また、各記憶領域は、ユニットが有するパーツの数だけカウンタ(以下パーツカウンタ)を備える。このように、不揮発メモリ120は、第1ユニット用カウンタ及び第2ユニット用カウンタがカウントした値を記憶する。
さらに、不揮発メモリ120は、第3ユニット用カウンタがカウントした値を記憶する。
【0031】
RAM130は、画像制御部110により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係る各種データ、印刷ジョブ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
【0032】
読取処理部140は、スキャナ部20のスキャナ制御部22から入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮IC150に出力される。
【0033】
圧縮IC150は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC160に出力する。
【0034】
DRAM制御IC160は、画像制御部110からの指示に従って、圧縮IC150による画像データの圧縮処理及び伸長IC180による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ170への画像データの入出力制御を行う。例えば、スキャナ部20により読み取られた画像信号の保存が指示されると、読取処理部140から入力された画像データの圧縮処理を圧縮IC150により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ170の圧縮メモリ171に格納させる。
【0035】
圧縮メモリ171に格納された圧縮画像データの印刷出力が指示されると、圧縮メモリ171から圧縮画像データを読み出し、伸長IC180により伸長処理を施してページメモリ172に格納させる。さらに、ページメモリ172に格納された画像データの印刷出力が指示されると、ページメモリ172からこの合成画像データを読み出して書込処理部190に出力する。
【0036】
画像メモリ170は、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ171と、ページメモリ172と、を備える。圧縮メモリ171は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ172は、プリント出力用の画像データを一時的に格納するためのメモリである。
【0037】
伸長IC180は、圧縮画像データに伸長処理を施す。
【0038】
書込処理部190は、DRAM制御IC160から入力された画像データに基づいて、画像形成のためのデータを生成し、プリンタ部40に出力する。
【0039】
スキャナ部20は、CCD21、スキャナ制御部22、等から構成される。スキャナ制御部22は、原稿面の露光走査を実行させ、CCD21により光の反射光の光電変換を行わせて画像を読み取る。読み取られたアナログ画像信号は読取処理部140に出力される。
【0040】
操作部30は、LCD31、操作制御部32、その他テンキー等の操作キー群から構成される。
操作制御部32は、画像制御部110から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種画面や各種処理結果等をLCD31に表示させる。また、操作制御部32は、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群、タッチパネルから入力される操作信号を画像制御部110に出力する。
【0041】
プリンタ部40は、図1に示した画像形成部41等のプリント出力に係る各部やプリンタ制御部42を備えて構成される。
プリンタ制御部42は、画像制御部110からの指示に従って画像形成部41等のプリンタ部40の各部の動作を制御し、書込処理部190から入力されたプリントデータに基づいて用紙に画像形成を行わせると共に、画像制御部110からの指示に従ってFNS部50の各部を動作させる指示信号をFNS制御部51に出力する。
【0042】
FNS部50は、各種後処理ユニット、各種後処理ユニットへ用紙を搬送する搬送ローラ等の搬送手段、各種後処理ユニットから搬送された用紙が排紙される排紙トレイ等が設けられており、各種後処理ユニットはFNS制御部51により統括的に制御されている。
【0043】
FNS制御部51は、画像制御部110からプリンタ制御部42を介して入力される後処理の指示信号に応じて、用紙を搬送経路に沿って所定の後処理ユニットに搬送し、各部を駆動制御して用紙に所定の後処理を行わせ、排紙トレイに排紙させる制御を行う。
【0044】
次に、プリンタコントローラ1bの各部について説明する。
プリンタコントローラ1bは、画像形成装置1をネットワークプリンタとして使用する場合に、ネットワーク3に接続される外部機器2から画像形成装置1に入力される印刷ジョブの管理及び制御を行うものであり、外部機器2からプリント対象のデータを受信し、このデータを印刷ジョブとして本体部1aへ送信する。
【0045】
プリンタコントローラ1bは、コントローラ制御部11、DRAM制御IC12、画像メモリ13、LANIF14から構成される。
【0046】
コントローラ制御部11は、プリンタコントローラ1b各部の動作を統括的に制御し、LANIF14を介して、外部機器2から入力されるデータを印刷ジョブとして本体部1aへ送信する。
【0047】
DRAM制御IC12は、LANIF14により受信されたデータの画像メモリ13への格納や、画像メモリ13からのデータの読み出しを制御する。また、DRAM制御IC12は、画像制御基板100のDRAM制御IC160とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部11からの指示に従って、プリント対象のデータを画像メモリ13から読み出してDRAM制御IC160に出力する。
【0048】
画像メモリ13は、DRAMから構成され、入力された出力データを一時的に格納する。
【0049】
LANIF14は、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLAN等のネットワーク3に接続するための通信インターフェイスであり、外部機器2からデータを受信する。受信されたデータは、DRAM制御IC12に出力される。
【0050】
次に、画像形成装置1の動作について説明する。
まず、各ユニットにつき管理するユニットが2つ(ユニットA、ユニットB)の場合において、オペレータによりユニットの交換作業が行われた際の動作について説明する。
図5は、本実施形態に係る画像形成装置1内で行われるカウンタ設定処理の一例について示したフローチャートである。このカウンタ設定処理は、オペレータによりユニットの交換作業が行われたことを契機に、画像制御部110が不揮発メモリ120に格納されているカウンタ設定プログラムを実行することにより実現される。
【0051】
オペレータによりユニットの交換作業が行われると、図5に示すように、交換後のユニットを構成するパーツが複数であるか一つであるかを判定する(ステップS101)。交換後のユニットを構成するパーツが複数であった場合(ステップS101:YES)は、次のステップS102へと移行し、交換後のユニットを構成するパーツが一つであった場合(ステップS101:NO)は、交換後のユニットは新規ユニットであるため、該当するユニット(第3ユニット)のカウンタがカウントした値をリセットして、当該カウンタ設定処理を終了する。
【0052】
交換後のユニットを構成するパーツが複数であった場合(ステップS101:YES)、交換前のユニットがユニットAであるかユニットBであるかを判定する(ステップS102)。交換前のユニットがユニットAであった場合(ステップS102:YES)は、画像形成装置1に新たに装着されたユニットはユニットBであるので、使用カウンタをユニットA用のカウンタからユニットB用のカウンタへと切り替える(ステップS103)。一方、交換前のユニットがユニットBであった場合(ステップS102:NO)は、画像形成装置1に新たに装着されたユニットはユニットAであるので、使用カウンタをユニットB用のカウンタからユニットA用のカウンタへと切り替える(ステップS104)。
【0053】
このように、本実施形態における画像形成装置1は、各ユニットにつき管理するユニットが2つの場合において、オペレータによりユニットの交換作業が行われた際、交換後のユニット(第2ユニット)を構成するパーツが複数であるか一つであるかを判定する。パーツが複数の場合、交換前のユニット(第1ユニット)がユニットAであるかユニットBであるかを判定する。そして、交換前のユニットがユニットAである場合はユニットB用カウンタに、ユニットBである場合はユニットA用カウンタに、使用カウンタをそれぞれ切り替える。
すなわち、画像形成装置1は、第1ユニットが第2ユニットに交換された際に、当該交換された第2ユニットに搭載されたパーツが複数であるか否かを判断し、複数であると判断した場合に使用するカウンタを第1ユニット用カウンタから第2ユニット用カウンタに切り替える。
【0054】
これにより、複数のパーツを有するユニットをオペレータが交換した際に、使用するカウンタを交換後のユニットに対応するカウンタへと容易かつ正確に切り替えることができる。
【0055】
また、画像形成装置1は、交換されたユニットが第3ユニットであると判断した場合には、第3ユニット用カウンタがカウントした値をリセットする。
【0056】
これにより、複数のパーツを有しないユニットをオペレータが交換した際に、自動的にカウンタの値をリセットすることができ、カウンタ管理が容易である。
【0057】
次に、ユニットを構成するパーツのカウンタが上限に達した際に行われる動作について説明する。
図6は、本実施形態に係る画像形成装置1内で行われるカウンタ設定処理の一例(カウンタ設定処理2)について示したフローチャートである。このカウンタ設定処理2は、オペレータによりユニット交換モードが選択されたことを契機に、画像制御部110が不揮発メモリ120に格納されているカウンタ設定プログラムを実行することにより実現される。ここで、ユニット交換モードとは、ユニットを構成するパーツのカウンタが上限に達した際に、その旨を示す警告がLCD31に表示され、その警告をみたオペレータにより選択されるモードのことである。この場合、オペレータは、ユニット交換モードを選択することにより、ユニットの交換作業を行うことが可能となる。
【0058】
オペレータによりユニット交換モードが選択されると、図6に示すように、交換対象のユニットを選択する画面をLCD31に表示させる(ステップS201)。オペレータは、表示された画面を操作部30で操作することにより、交換対象ユニットを選択する。そして、選択したユニットの交換作業を行う。なお、オペレータにより交換対象ユニットが選択されると、当該ユニットの交換作業を完了したことを画像制御部110に知らせるための交換完了ボタンがLCD31に表示される。
【0059】
次に、オペレータにより交換完了ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS202)。交換完了ボタンが押下された場合(ステップS202:YES)は、次のステップS203へと移行し、交換完了ボタンが押下されていなかった場合(ステップS202:NO)は、交換完了ボタンが押下されるまで待機する。
【0060】
オペレータにより交換完了ボタンが押下される(ステップS202:YES)と、交換後のユニットにRFID(Radio Frequency IDentification)技術を用いたICタグが付いているか否かを判定する(ステップS203)。ICタグが付いていた場合(ステップS203:YES)は、当該ICタグからユニットを構成するパーツごとのカウンタ値を取得し、不揮発メモリ120に記憶されている各パーツカウンタに値を設定する(ステップS204)。そして、当該カウンタ設定処理2を終了する。一方、ICタグが付いていなかった場合(ステップS203:NO)は、ステップS205へと移行する。
【0061】
ICタグが付いていなかった場合(ステップS203:NO)、交換前のユニットがユニットAであるかユニットBであるかを判定する(ステップS205)。交換前のユニットがユニットAであった場合(ステップS205:YES)は、次のステップS206へと移行し、交換前のユニットがユニットBであった場合(ステップS205:NO)は、ステップS207へと移行する。
【0062】
交換前のユニットがユニットAであった場合(ステップS205:YES)、ユニットBの使用カウンタが上限に達しているか否かを判定する(ステップS206)。より具体的には、当該ユニットBを構成するパーツのカウンタのうち一つでも上限に達しているカウンタがあるか否かを判定する。ユニットBの使用カウンタが上限に達していた場合(ステップS206:YES)は、ステップS208へと移行し、ユニット選択画面をLCD31に表示させる。一方、ユニットBの使用カウンタが上限に達していなかった場合(ステップS206:NO)は、ステップS209へと移行し、ユニット選択画面をLCD31に表示させる。
【0063】
交換前のユニットがユニットBであった場合(ステップS205:NO)、ユニットAの使用カウンタが上限に達しているか否かを判定する(ステップS207)。より具体的には、当該ユニットAを構成するパーツのカウンタのうち一つでも上限に達しているカウンタがあるか否かを判定する。ユニットAの使用カウンタが上限に達していた場合(ステップS207:YES)は、ステップS208へと移行しユニット選択画面をLCD31に表示させる。一方、ユニットAの使用カウンタが上限に達していなかった場合(ステップS207:NO)は、ステップS210へと移行しユニット選択画面をLCD31に表示させる。
【0064】
交換前のユニットがユニットAでユニットBの使用カウンタが上限に達していた場合(ステップS206:YES)、及び交換前のユニットがユニットBでユニットAの使用カウンタが上限に達していた場合(ステップS207:YES)は、画像形成装置1に新たに装着されたユニットは新規ユニットである可能性が高いので、ユニット選択画面を表示させる際、新規ユニットを選択した状態で表示させる(ステップS208)。オペレータは、表示された画面を操作部30で操作することにより、新たに装着したユニットを選択する。
【0065】
交換前のユニットがユニットAでユニットBの使用カウンタが上限に達していなかった場合(ステップS206:NO)は、画像形成装置1に新たに装着されたユニットはユニットBであるので、ユニット選択画面を表示させる際、ユニットBを選択した状態で表示させる(ステップS209)。オペレータは、表示された画面を操作部30で操作することにより、新たに装着したユニットを選択する。
【0066】
交換前のユニットがユニットBでユニットAの使用カウンタが上限に達していなかった場合(ステップS207:NO)は、画像形成装置1に新たに装着されたユニットはユニットAであるので、ユニット選択画面を表示させる際、ユニットAを選択した状態で表示させる(ステップS210)。オペレータは、表示された画面を操作部30で操作することにより、新たに装着したユニットを選択する。
【0067】
オペレータにより新たに装着したユニットが選択されると、その選択されたユニットが新規ユニットであるか否かを判定する(ステップS211)。選択ユニットが新規ユニットであった場合(ステップS211:YES)は、次のステップS212へと移行して新規ユニット登録処理を行う(ステップS212)。一方、選択ユニットが新規ユニットでなかった場合(ステップS211:NO)は、ステップS213へと移行する。
【0068】
ここで、図7及び図8を用いてステップS212の新規ユニット登録処理について説明する。図7は、新規ユニット登録処理の一例について示したフローチャートである。また、図8は、新規ユニット登録処理の際にLCD31に表示されるユニット登録画面の一例について示した図である。なお、本実施形態では、図8に示すように、Y(イエロー)の現像器ユニットにおいて新たに新規現像器ユニットが選択(装着)された場合を例示して説明する。
【0069】
まず、図7に示すように、ユニット登録画面をLCD31に表示させる(ステップS301)。ユニット登録画面は、例えば図8に示すように、装着ユニット選択エリアE1と、新規ユニット選択エリアE2と、を備える。装着ユニット選択エリアE1は、装着したユニットを選択させるためのエリアであり、YMCKの各作像部に対応するYエリアE11、MエリアE12、CエリアE13、KエリアE14、を備える。YエリアE11は、ユニットA項目E111、ユニットB項目E112、新規ユニット項目E113、を選択可能に構成されている。なお、MエリアE12、CエリアE13、KエリアE14の構成は、YエリアE11の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。新規ユニット選択エリアE2は、装着ユニット選択エリアE1で新規ユニット項目(例えば新規ユニット項目E113)が選択されたときに、新規ユニットをユニットAとして登録するためのユニットA項目(例えばユニットA項目E211)、新規ユニットをユニットBとして登録するためのユニットB項目(例えばユニットA項目E212)、を備える。図8では、装着ユニット選択エリアE1のYエリアE11において、新規ユニット項目(新規現像器ユニット)E113が選択されている。また、装着ユニット選択エリアE1で新規ユニット項目E113が選択されているため、ユニットA項目(現像器ユニットA)E211、ユニットB項目(現像器ユニットB)E212が表示され、新規ユニットをユニットAとして登録するためのユニットA項目(現像器ユニットA)E211が選択されている。従って、図8では、イエロー作像部Yに装着された新規現像器ユニットが、現像器ユニットAとして登録されることとなる。
【0070】
次に、ユニット登録画面においてオペレータにより登録されたユニットがユニットAであるかユニットBであるかを判定する(ステップS302)。登録ユニットがユニットAであった場合(ステップS302:YES)は、ユニットA用カウンタをクリアする(ステップS303)。すなわち、ユニットAを構成する全パーツのカウンタ値を0にする。そして、使用カウンタとしてユニットA用カウンタを設定する(ステップS304)。一方、登録ユニットがユニットBであった場合(ステップS302:NO)は、ユニットB用カウンタをクリアする(ステップS305)。すなわち、ユニットBを構成する全パーツのカウンタ値を0にする。そして、使用カウンタとしてユニットB用カウンタを設定する(ステップS306)。
【0071】
次に、図6のステップS211において、選択ユニットが新規ユニットでなかったと判定された場合(ステップS211:NO)、その選択ユニットがユニットAであるかユニットBであるかを判定する(ステップS213)。選択ユニットがユニットAであった場合(ステップS213:YES)は、使用カウンタとしてユニットA用カウンタを設定する(ステップS214)。一方、選択ユニットがユニットBであった場合(ステップS213:NO)は、使用カウンタとしてユニットB用カウンタを設定する(ステップS215)。
【0072】
このように、本実施形態における画像形成装置1は、オペレータによりユニットの交換作業が行われた際、交換後のユニット(第2ユニット)に搭載されたパーツが複数であった場合に、第2ユニット用カウンタ内のパーツカウンタのうち一つでも上限に達していた場合は、第2ユニットが新規ユニットであるか否かを選択させる画面をLCD31に表示させ、オペレータにより新規ユニットであることが選択された場合は、当該新規ユニットを第1ユニットとして登録するか第2ユニットとして登録するかを選択させる画面をLCD31に表示させる。
【0073】
これにより、オペレータが複数のパーツを有するユニットを新規ユニットに交換した際に、使用するカウンタを任意に選択することができるので、カウンタの切り替えを容易に行うことができる。
【0074】
次に、上記したカウンタ設定処理により設定されたパーツカウンタの値をLCD31に表示させる方法について説明する。なお、本実施形態において、パーツカウンタの値を表示させることができるのは、サービスマンのみであるものとする。
【0075】
図9は、本実施形態に係る画像形成装置1内で行われるパーツカウンタ表示処理の一例について示したフローチャートである。また、図10は、パーツカウンタ表示処理の結果表示されるパーツカウンタ表示画面の一例について示した図である。
【0076】
まず、図9に示すように、サービスマンであることの認証が確認されたか否かを判定する(ステップS401)。サービスマン認証とは、パーツカウンタを表示させようとしている人間がサービスマンであるか否かを認証するシステムのことであり、例えばサービスマンのみが知り得るパスワードの入力を求め、入力されたパスワードが正しいものであった場合にその入力者がサービスマンであることを認証する。
【0077】
サービスマンであることの認証が確認された場合(ステップS401:YES)は、現在使用中のパーツカウンタ及び予備のパーツカウンタをLCD31に表示させる(ステップS402)。すなわち、サービスマンは、パーツの状態を確認したいユニットを選択し、当該ユニットのパーツカウンタ表示画面を表示させる。パーツカウンタ表示画面は、例えば図10に示すように、使用中のパーツカウンタ表示領域C1と、予備のパーツカウンタ表示領域C2と、を備える。使用中のパーツカウンタ表示領域C1は、順番を示すNo.C11、パーツカウンタの名称を示す項目名C12、現在のカウンタの値を示すカウンタ値C13、の項目を有する。また、予備のパーツカウンタ表示領域C2も同様に、No.C21、項目名C22、カウンタ値C23、の項目を有する。サービスマンは、パーツカウンタ表示画面を参照することで、各パーツカウンタの状態(各パーツの寿命まであとどれくらいかなど)を把握することができる。なお、カウンタ値C13は、現在の値のみを表示させるようにしているが、現在値に加えて最大値(寿命値)を表示させるようにしてもよい。
【0078】
一方、図9のステップS401でサービスマンであることの認証が確認されなかった場合(ステップS401:NO)は、認証エラーを示す画面がLCD31に表示され、当該パーツカウンタ表示処理を終了する。
【0079】
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0080】
例えば、上記実施形態では、管理ユニットの個数が2つ(ユニットA、ユニットB)の場合を例示しているが、個数に特に制限はなく、任意の個数管理することが可能である。
【0081】
また、上記実施形態では、カウンタ設定処理2において、ユニットを構成するパーツのカウンタが上限に達した際のユニット交換について説明しているが、パーツが故障した場合のユニット交換にも適用可能である。その場合、パーツの故障を画像制御部110が検出したときにその旨を示す警告をLCD31に表示させるようにして、オペレータにユニット交換モードを選択させるようにすればよい。
【0082】
また、上記実施形態では、ユニットの交換作業に伴う使用カウンタの設定はカウンタ設定処理に則って自動的に行うようにしているが、オペレータが手動で行うようにしてもよい。この場合にLCD31に表示されるカウンタ手動設定画面を、現像器本体カウンタを例示して説明する。カウンタ手動設定画面は、例えば図11に示すように、パーツカウンタ選択エリアE3と、テンキーエリアE4と、を備える。パーツカウンタ選択エリアE3は、手動設定したいパーツカウンタを選択させるためのエリアであり、YMCKの各作像部に対応するYエリアE31、MエリアE32、CエリアE33、KエリアE34、を選択可能に備える。また、各エリアは、それぞれが有するパーツカウンタ(現像器本体カウンタ)の現在値を表示する。テンキーエリアE4は、テンキーE41と、セットキー42と、を有するエリアである。オペレータは、テンキーE41を利用して設定値を入力し、セットキー42を選択することで当該設定値を選択されたパーツカウンタの現在値として設定する。
【0083】
その他、画像形成装置1を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0084】
1 画像形成装置
1a 本体部
1b プリンタコントローラ
2 外部機器(PC)
3 ネットワーク
11 コントローラ制御部
12 DRAM制御IC
13 画像メモリ
14 LANIF
20 スキャナ部
21 CCD
22 スキャナ制御部
30 操作部
31 LCD
32 操作制御部
40 プリンタ部
41 画像形成部
42 プリンタ制御部
50 FNS部
51 FNS制御部
100 画像制御基板
110 画像制御部
120 不揮発メモリ
130 RAM
140 読取処理部
150 圧縮IC
160 DRAM制御IC
170 画像メモリ
171 圧縮メモリ
172 ページメモリ
180 伸長IC
190 書込処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は複数の交換可能なパーツを有し本体装置に着脱可能に搭載された第1ユニットと、前記第1ユニットと同じ一又は複数の交換可能なパーツを有する第2ユニットと、を交換可能な画像形成装置において、
表示部と、
前記第1ユニット内のパーツの寿命をカウントする第1ユニット用カウンタと、前記第2ユニット内のパーツの寿命をカウントする第2ユニット用カウンタと、がカウントした値を記憶する記憶部と、
前記第1ユニットが前記第2ユニットに交換された際に、当該交換された第2ユニットに搭載されたパーツが複数であるか否かを判断し、複数であると判断した場合に使用するカウンタを前記第1ユニット用カウンタから前記第2ユニット用カウンタに切り替える制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1ユニットが前記第2ユニットに交換された際に、当該交換された第2ユニットに搭載されたパーツが複数であった場合に、前記第2ユニット用カウンタ内のパーツカウンタのうち一つでも上限に達していた場合は、前記第2ユニットが新規ユニットであるか否かを選択させる画面を前記表示部に表示させ、
オペレータにより新規ユニットであることが選択された場合は、当該新規ユニットを第1ユニットとして登録するか第2ユニットとして登録するかを選択させる画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
交換可能なパーツを有しない第3ユニットを着脱可能に搭載し、
前記記憶部は、前記第3ユニットの寿命をカウントする第3ユニット用カウンタがカウントした値を記憶し、
前記制御部は、交換されたユニットが前記第3ユニットであると判断した場合には、前記第3ユニット用カウンタがカウントした値をリセットすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−145371(P2011−145371A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−4665(P2010−4665)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】