説明

画像形成装置

【課題】ユーザによる手動設定を必要とせず、かつ、ユーザの利便性を損ねてしまうことなく、省電力化のための電源遮断を適切に機能させる。
【解決手段】装置外部の照度を検知する照度検知手段と、検知された照度に基づいて電源遮断の基準照度を算出する基準算出手段と、を備え、その基準算出手段により算出された電源遮断基準照度、および照度検知手段により検知された照度を比較することにより電源を遮断するか否かを判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照度センサを用いた電源制御を行うことで省エネルギー化を図る画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、画像形成装置において、帰宅する際など不在時の電源の消し忘れを防止することで省エネルギー化を図るため、照度センサを備え、装置外部の明るさを検知し、暗くなると自動的に電源を遮断する技術が知られている。
【0003】
また、特許文献1のものでは、電源切り忘れ時の消費電力を抑制する目的で、省電力制御が起動される条件をユーザが操作パネルで設定変更するようにしている。ここでユーザが設定変更できる機能として、省電力制御のための基準照度の設定と、電源遮断までの時間設定とがある。
【0004】
また、本出願人による特許文献2では、照度センサによる受光量が予め設定された所定値を下回る状態が所定時間継続したことを条件に省電力状態に移行することを開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献2など、従来の画像形成装置では、照度がある基準照度以下になった場合に電源を遮断するため、基準照度以下の暗い環境でも装置を使用したい場合、ユーザが使用する前に電源が遮断されてしまう虞があった。このため、ユーザが使いたい時にすぐに使えなくなり、利便性が低下してしまう虞があった。
【0006】
また、上述した特許文献1は、基準照度や電源遮断時間の設定といった省電力制御のための条件設定をユーザが手動で行うものであるため、設定の手間から利便性が低下したり、設定のし忘れや適切でない設定がなされると、結局ユーザが使用する時点で電源が遮断されてしまう虞があった。このため、ユーザが使いたい時にすぐに使えなくなり、利便性が低下してしまう虞があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザによる手動設定を必要とせず、かつ、ユーザの利便性を損ねてしまうことなく、省電力化のための電源遮断を適切に機能させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、装置外部の照度を検知する照度検知手段と、照度検知手段により検知された照度に基づいて電源遮断の基準照度を算出する基準算出手段と、基準算出手段により算出された電源遮断基準照度、および照度検知手段により検知された照度を比較することにより電源を遮断するか否かを判断する電源遮断判断手段と、電源遮断判断手段が電源を遮断すると判断した時に電源を遮断する電源遮断手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、ユーザによる手動設定を必要とせず、かつ、ユーザの利便性を損ねてしまうことなく、省電力化のための電源遮断を適切に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態としての画像形成装置1の外観例を示す図である。
【図2】該画像形成装置のハードウェア構成例について示すブロック図である。
【図3】該画像形成装置の機能的構成例について示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態による電源遮断判断制御について示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態による基準算出制御について示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態による基準テーブル24の一例を示す図である。
【図7】第2の実施形態による基準算出制御について示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態による基準テーブル24の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明に係る画像形成装置を適用した一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0012】
以下に述べる本発明の各実施形態は、照度センサにより装置外部の明るさを検知して電源を遮断する画像形成装置において、電源ON時や印刷などの特定のタイミングにおける照度情報に基づいて、電源を遮断する基準を変更する機能を備えたものである。
このため、電源遮断する基準照度よりも暗い環境に装置が設置されている場合であっても、自動電源遮断を過剰に機能させてしまうことなく、ユーザが使用したい時にすぐに使用できる状態とすることができる。
【0013】
〔第1の実施形態〕
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態による画像形成装置の外観を示す図である。図1に示すように画像形成装置1は、操作パネル2を備え、操作パネル2表面に照度センサ3が設置されている。
なお、本実施形態における画像形成装置1は、プリンタに限定されず、例えばスキャナやFAXなどの各種機能を備えた複合機であってもよい。
【0014】
図2は、本実施形態による画像形成装置のハードウェア構成例について示すブロック図である。
CPU11は画像形成装置のCPUであり、ROM12に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、I/O(Input / Output)18を介して接続されるセンサやモータ、クラッチ、ヒーターなどの電装品の入出力を制御する。照度センサ3もI/O18を介して入出力を制御する。
【0015】
すなわち、ROM12は、後述する電源遮断判断制御などの本画像形成装置1による各種動作をCPU11に実現させる制御プログラムなどを記憶する。CPU11は、このROM12に記憶されている制御プログラムを実行するほか、外部I/F(Interface)16を介してホストコンピュータなどの外部装置(図示せず)との通信処理が可能となっている。
【0016】
RAM13は、CPU11の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによリメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM13は、記録データ展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。
【0017】
NVRAM17は、操作パネルI/F14を介して接続される操作パネル2から設定されたプリンタモード設定情報などを格納する。また、CPU11は操作パネルI/F14を介して、操作パネル2を制御する。
【0018】
図3は、本実施形態による画像形成装置の機能的構成例について示すブロック図である。
【0019】
照度取得部21は、照度センサ3から取得される値をA/D変換し、例えば1024レベルといった予め定められた段階の照度に変換する。
基準算出部22は、照度取得部21で取得した照度と記憶部23の基準テーブルから電源遮断判断部25で使用する基準照度を算出する。
【0020】
記憶部23は、NVRAM17に基準テーブル24を保持している。基準テーブル24を用いる動作については図5で後述する。
電源遮断判断部25は、照度取得部21で取得した照度と基準算出部22で算出した基準照度を比較し、電源を遮断するか判断する。
電源遮断部26は、電源遮断判断部25が電源を遮断すると判断した時に電源を遮断する。
【0021】
次に、電源遮断判断部25が電源を遮断するか否かを判断する制御フローについて説明する。図4は、本実施形態による電源遮断判断制御について示すフローチャートである。
【0022】
まず、ステップS1で、電源遮断制御が有効かを判断する。有効無効の判断については図5のフローチャートで後述する。
【0023】
電源遮断制御が無効の場合は本フローを終了する。有効の場合、ステップS2で、画像形成装置の動作が待機中かを判断する。待機中でない場合は、ステップS2に戻る。
【0024】
待機中状態である場合、ステップS3で、現在の照度を測定する。
ステップS4で、電源遮断判断部25は、ステップS3で測定した照度と電源遮断基準照度を比較する。電源遮断基準照度以上である場合はステップS2に戻る。
【0025】
電源遮断基準照度より小さい場合は、ステップS5で、照度が電源遮断基準照度以下の値になってからの経過時間を測定する。
【0026】
ステップS6で、電源遮断判断部25は、ステップS5の経過時間と電源遮断時間を比較する。電源遮断時間とは、電源を遮断するまでの基準時間のことで、現在の照度が電源遮断基準照度以下を継続した時間が電源遮断時間を超えると電源を遮断する。電源遮断時間には、予め基準テーブル24に記録されている値を使用する。
【0027】
経過時間が電源遮断時間より小さい場合は、ステップS4に戻る。
経過時間が電源遮断時間より大くなった場合、電源遮断判断部25は、ステップS7で画像形成装置1の電源を遮断する。
【0028】
次に、基準算出部22が電源遮断基準を算出する制御フローについて説明する。図5は、本実施形態による基準算出制御について示すフローチャートである。
【0029】
ステップS11で、照度取得部21は、電源ONの例えば1分後といった所定時間後の照度を測定する。
ユーザが電源を入れるために装置前に立つことで照度センサがユーザの影となる。このような状態では、設置環境の照度を正しく測定できない。一定時間後に照度を測定することでユーザの影の影響を回避できる。
【0030】
また、ステップS11での照度測定は、20秒間隔で測定し、3回の測定値が同じになるまで繰り返す。基準算出部22は、3回の測定値が同じになった時、照度として採用する。このことにより、装置の前を人が通り、影が照度センサに重なることで突発的に照度が低下する影響を回避できる。
【0031】
ステップS12で、基準算出部22は、ステップS11で測定した照度と判断基準照度を比較する。判断基準照度とは、図4で上述した電源遮断判断制御の有効無効を切り替える基準である。この基準より小さな場合は無効とする。判断基準照度には、基準テーブル24に予め記録されている値を使用する。
【0032】
従来は判断基準照度以下であれば電源が遮断され、ユーザがすぐに使用できなかった。本実施形態では、判断基準照度より照度が小さな暗い環境下では電源遮断判断を実施しないことで、こうした問題を解決することができる。
【0033】
ステップS12で判断基準照度より大きい場合、ステップS13で、基準算出部22はステップS11で測定した照度に対応する基準照度を基準テーブル24から読み出し、電源遮断基準照度とする。電源遮断基準照度とは、電源を遮断する基準で、この基準より小さな場合は電源が遮断される。
【0034】
ステップS13の後、ステップS14で、電源遮断判断部25は電源遮断制御を有効にする。
ステップS12で判断基準照度より小さい場合、ステップS15で、電源遮断判断部25は電源遮断制御を無効にする。
【0035】
基準算出部22は、ステップS16で、プリント要求があるかを判断する。ステップS16でプリント要求がある場合、ステップS17で、照度取得部21がプリント開始前に現在の照度を測定し、ステップS12に戻る。
【0036】
このように、日差しの変化などの環境変化により照度が基準以下になったと誤検知してしまうことを防止するため、プリント要求のタイミングで、再度照度を測定し、基準照度を切り替えることで環境変化による誤検知を防止することができる。
さらに、プリント要求時はプリント開始前に照度を測定することで、ユーザが印刷物を取りに来てユーザの影が照度センサに重なる影響を防ぐことができる。
【0037】
上述したステップS16でプリント要求がない場合、基準算出部22は、ステップS18で、コピー要求があるかを判断する。
ステップS18でコピー要求がある場合、照度取得部21は、ステップS19で、コピー完了から例えば5分後などの所定時間後に照度を測定し、ステップS12に戻る。
【0038】
コピー中はユーザが装置の前に立っているため、ユーザの影が照度センサに重なる虞がある。上述のようにコピー完了から所定時間後に照度を測定することで、ユーザの影の影響を防ぐことができる。
【0039】
上述したステップS18でコピー要求がない場合、基準算出部22は、ステップS20で、電源遮断制御が無効かつ前回ステップS12を判断してから例えば60分など所定時間経過したかを判断する。
【0040】
電源遮断制御が無効かつ60分などの所定時間経過した場合は、ステップS12に戻り、再度照度確認を行う。他の場合は、ステップS16に戻る。
電源遮断制御が無効の場合に一定時間毎に電源遮断制御を有効か無効かを判断することで、ユーザが蛍光灯をつける前に電源ONし、その後蛍光灯を付け明るくなるが、電源ON後印刷やコピーを行わなず、ユーザが蛍光灯を切って帰宅した場合の消し忘れを防ぐことができる。
【0041】
次に、基準テーブル24の一例を図6に示す。
基準テーブル24は、照度の範囲に基準照度を対応付けるテーブルである。本実施形態では、上述のように基準算出部22が、電源ON時の照度や印刷完了時の照度から基準テーブル24を参照し、電源遮断基準照度を求める。
また、上述した判断基準照度および電源遮断時間も基準テーブルに予め記録されていることとする。
【0042】
例えば、テーブルの下に装置が設置された場合や柱の影になるような場所に本実施形態の画像形成装置1が設置され、電源ON時の照度が250であることとする。ここで、従来の自動電源遮断機能であれば、電源遮断として設定された基準照度が500であった場合は電源が遮断されてしまう。
【0043】
これに対し、本実施形態によれば、測定された照度に基づいてこの基準テーブル24を参照することで、「100以上、300以下」の照度範囲に対応する基準照度が読み出され、電源遮断基準照度が100となる。このため、ユーザが使用する前に電源が不必要に遮断されてしまうことを防止することができる。
【0044】
また、判断基準照度より照度が小さい電源遮断判断ができない環境でユーザが使用する場合、本実施形態では上述のように、電源遮断判断制御を無効とする。照度センサ値を取得しないため、照度センサへの電力供給を停止する事ができ、消費電力を抑える事ができる。
【0045】
以上のように、上述した実施形態によれば、照度センサにより装置外部の明るさを検知し電源を遮断する画像形成装置において、電源遮断する基準照度よりも暗い環境に装置を設置した場合でも、自動電源遮断を過剰に機能させてしまうことなく、ユーザが使用したい時にすぐに使用可能とさせることができる適切な自動電源遮断を実現することができる。
【0046】
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態における基準算出制御や基準テーブルについての他の例を示すものである。他の構成については上述した第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0047】
第2の実施形態における基準算出部22が電源遮断基準を算出する制御フローについて説明する。図7は、第2の実施形態による基準算出制御について示すフローチャートである。
【0048】
ステップS21で、上述した第1の実施形態におけるステップS11と同様に、照度取得部21が電源ONから所定時間後の照度を測定し、3回の測定値が同じになった時、基準算出部22が照度として採用する。
【0049】
ステップS22で、基準算出部22は、ステップS21で測定した照度に対応する基準照度を基準テーブル24から読み出し、電源遮断基準照度とする。
【0050】
ステップS23で、基準算出部22は、ステップS21で測定した照度に対応する基準時間を基準テーブル24から読み出し、電源遮断時間とする。
ステップS24で、電源遮断判断部25は、電源遮断制御を有効にする。
【0051】
ステップS25で、プリント要求がある場合、ステップS26で、照度取得部21がプリント開始前に現在の照度を測定し、ステップS22に戻る。
ステップS25でプリント要求がない場合、ステップS27で、基準算出部22は、コピー要求があるかを判断する。
【0052】
ステップS27で、コピー要求がある場合、ステップS28で、照度取得部21が、コピー完了から例えば5分後などの所定時間後に照度を測定し、ステップS22に戻る。
ステップS27でコピー要求がない場合、ステップS25に戻る。
【0053】
次に、第2の実施形態における基準テーブル24の一例を図8に示す。
第2の実施形態における基準テーブル24は、照度の範囲に、その照度範囲に対応する電源遮断基準照度と、照度範囲に対応する基準時間とが記録されたテーブルである。
第2の実施形態では、上述のように基準算出部22が、電源ON時やコピー後などの特定のタイミングに測定された照度から基準テーブル24を参照し、電源遮断基準照度と電源遮断時間を決めるために使用する。
【0054】
例えば照度が100以下のような暗い環境で第2の実施形態の画像形成装置1が使用される場合の消し忘れを防ぐために、基準照度と同じように基準時間が照度範囲毎に決められている。
【0055】
例えば、電源ON時の照度が30の場合、「0以上、100以下」の照度範囲に該当するため、基準照度が50と設定される。この条件においては、常に基準照度以下である。ここで、基準時間が1つしかなければ、基準時間が照度が500以上の時と同じ5分が設定されてしまう。この場合、5分経過すると電源が遮断され、ユーザが使用しようと思ってもすぐには使用できない。
【0056】
これに対し、本実施形態によれば、測定された照度に基づいて図8に例示するような基準テーブル24を参照するため、上述のように電源ON時の照度が30であれば、「0以上、100以下」の照度範囲に対応するため、電源遮断基準時間が60分に設定されることとなる。このため、ユーザが通常使用する頻度では電源は遮断されず、装置の電源消し忘れがあった時に電源が遮断される。
照度が100以上の環境で装置を使用する場合は、上述した第1の実施形態と同じ時間で電源が遮断される。なお、上記した照度や時間に関する各数値は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0057】
以上のように、上述した実施形態によれば、照度センサにより装置外部の明るさを検知し電源を遮断する画像形成装置において、電源遮断する基準照度よりも暗い環境に装置を設置した場合でも、自動電源遮断を過剰に機能させてしまうことなく、電源遮断基準照度や電源遮断時間を柔軟に制御し、ユーザが使用したい時にすぐに使用可能とさせることができる適切な自動電源遮断を実現することができる。
【0058】
なお、上述した各実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々変形して実施することが可能である。
【符号の説明】
【0059】
1 画像形成装置
2 操作パネル
3 照度センサ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
21 照度取得部
22 基準算出部
23 記憶部
24 基準テーブル
25 電源遮断判断部
26 電源遮断部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0060】
【特許文献1】特開2006−184346号公報
【特許文献2】特開2004−248047号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置外部の照度を検知する照度検知手段と、
前記照度検知手段により検知された照度に基づいて電源遮断の基準照度を算出する基準算出手段と、
前記基準算出手段により算出された電源遮断基準照度、および前記照度検知手段により検知された照度を比較することにより電源を遮断するか否かを判断する電源遮断判断手段と、
前記電源遮断判断手段が電源を遮断すると判断した時に電源を遮断する電源遮断手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
予め定められた範囲の照度に当該照度範囲における電源遮断基準照度を関連付けて格納する基準テーブルを備え、
前記基準算出手段は、前記照度検知手段により検知された照度が対応する照度範囲における電源遮断基準照度を前記基準テーブルから読み出すことにより電源遮断基準照度を算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記電源遮断判断手段は、電源ONから所定時間後に前記照度検知手段で検知された照度が予め定められた判断基準照度より大きい場合に、電源を遮断するか否かの判断を行うこと特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電源遮断判断手段は、電源ONから所定時間後に前記照度検知手段で検知された照度が予め定められた判断基準照度以下である場合、電源を遮断するか否かの判断を行わず、所定時間毎に前記照度検知手段により検知された照度を確認し、該照度が予め定められた判断基準照度より大きくなった場合、電源を遮断するか否かの判断を行うこと特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記基準テーブルは、予め定められた範囲の照度に当該照度範囲における電源遮断基準照度と電源遮断時間とを関連付けて格納し、
前記基準算出手段は、前記照度検知手段により検知された照度が対応する照度範囲における電源遮断基準照度と電源遮断時間とを前記基準テーブルから読み出すことにより電源遮断基準照度と電源遮断時間とを算出し、
前記電源遮断判断手段は、前記照度検知手段により検知された照度が前記基準算出手段で算出された電源遮断基準照度以下である時間が、前記基準算出手段で算出された電源遮断時間を超えた時、電源を遮断すると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記基準算出手段は、電源ONの所定時間後に前記照度検知手段で検知された照度に基づいて算出を行うことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記基準算出手段は、前記照度検知手段で所定間隔毎に複数回検知された照度に変化がない場合、該検知された照度に基づいて算出を行うことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記基準算出手段は、プリント要求が受付された直後に前記照度検知手段で検知された照度に基づいて算出を行うことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記基準算出手段は、コピー動作完了から所定時間後に前記照度検知手段で検知された照度に基づいて算出を行うことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−158139(P2012−158139A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−20579(P2011−20579)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】