画像形成装置
【課題】使用量が一定以上のホストに対してのみ応答要求を送信すると、複数のホストが平均して使用されている場合にまで電源がオフされて使用効率が低下する。
【解決手段】ネットワーク103を介して接続されているホストからの機器情報の取得要求を受けて、当該ホストが登録ホスト一覧にあるホストであるときにはIPアドレス別要求回数カウンタ情報の内、要求元のIPアドレスのカウンタを更新し、要求回数の集計時間(単位時間)が経過したときに、要求回数カウンタが閾値以下であるときには自動電源OFF機能設定を有効にする。
【解決手段】ネットワーク103を介して接続されているホストからの機器情報の取得要求を受けて、当該ホストが登録ホスト一覧にあるホストであるときにはIPアドレス別要求回数カウンタ情報の内、要求元のIPアドレスのカウンタを更新し、要求回数の集計時間(単位時間)が経過したときに、要求回数カウンタが閾値以下であるときには自動電源OFF機能設定を有効にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置においては、従来から、ジョブを待っている待機時間に省エネモードに移行することで消費電力を低減し、また、装置の使用状況に応じて電源を自動的にOFFする機能を備えている。なお、省エネモードとは、画像処理装置全体への通電を維持しつつ消費電力を抑える動作モードを意味し、画像処理装置のうち一部のみに通電する動作モード(いわゆるスリープモード)も含むものとする。
【0003】
例えば、複数のホスト装置と接続可能な画像処理装置において、接続されたパーソナルコンピュータなどのホスト(以下、「PC」ともいう。)毎の使用量を記憶し、使用量が一定以上のPCに対して応答要求信号を送信し、応答がない場合に電源をOFFするものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−458600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に開示の使用量が一定以上のPCに対してのみ応答要求を送信する構成にあっては、複数のPCが平均して画像形成装置を使用している環境で、その中の1台が一定以上となった場合には、平均して使用されているにもかかわらず、1台の応答状況からの判断で電源がオフされるため、使用効率が下がってしまうという課題がある。また、画像形成装置からの応答要求に対してPCから応答する必要があるため、画像形成装置、PCの両方に対応が必要となり、構成が複雑になるという課題もある。
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ホスト側での対応を要することなく、使用効率を下げることなく、省電力効率を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
取得した機器情報の回数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
構成とした。
【0008】
ここで、前記自動電源OFF機能を有効にするとき、取得した機器情報の回数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えている構成とできる。
【0009】
本発明に係る画像形成装置は、
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
前記機器情報を取得した前記ホストの台数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
構成とした。
【0010】
ここで、前記自動電源OFF機能を有効にするとき、機器情報の取得したホストの台数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えている構成とできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る画像形成装置によれば、登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得し、取得した機器情報の回数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする構成としたので、ホスト側での対応を要することなく、使用効率を下げることなく、省電力効率を向上することができる。
【0012】
本発明に係る画像形成装置によれば、登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得し、機器情報を取得したホストの台数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする構成としたので、ホスト側での対応を要することなく、使用効率を下げることなく、省電力効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの説明に供するブロック説明図である。
【図2】画像形成装置の構成の説明に供するブロック説明図である。
【図3】画像形成装置の各部の詳細の説明に供する機能ブロック説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【図5】登録ホスト一覧の説明に供する説明図である。
【図6】IPアドレス別要求回数カウンタテーブルの説明に供する説明図である。
【図7】省エネモード時の処理の説明に供するフロー図である。
【図8】本発明の第2実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【図9】本発明の第3実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【図10】アクセスホスト一覧の説明に供する説明図である。
【図11】本発明の第4実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に係るシステムについて図1のブロック説明図を参照して説明する。
このシステムでは、ホストである複数のPC101と、本発明に係る画像形成装置102がネットワーク103、又は、USBケーブル104を介して通信可能に接続されている。各PC101にて作成又は処理された印刷データは、ネットワーク103又はUSBケーブル104を介して画像形成装置102に送信され、印刷される。
【0015】
ネットワーク103上には、PC101、画像形成装置102の内部時計(RTC)を、ネットワーク103を介して正しく調整するNTP又はSNTPサーバ105が通信可能に接続されている。
【0016】
なお、画像形成装置は、プリンタ機能のみを持つ画像形成装置で説明するが、プリンタ、ファックス、スキャナ、コピー機能などの複数の機能を持つ複合型画像形成装置であってもよい。
【0017】
次に、画像形成装置の構成について図2のブロック説明図を参照して説明する。
この画像形成装置は、ユーザからの操作を受け付ける、または、印刷データを受け付ける入力装置201、LCDパネルなどの表示装置202、記録媒体へ印字を行う印字装置203、画像形成装置全般の制御を行う制御装置204、パラメータなどの記録を行う記憶装置205で構成される。
【0018】
制御装置204上には、計時専用のチップであるRTC(リアルタイムクロック)が実装されている。また、入力装置201には、ネットワークの入出力装置であるNIC(ネットワークインターフェースカード)206が脱着可能となっている。
【0019】
次に、この画像形成装置の各部の詳細について図3の機能ブロック説明図を参照して説明する。
入力装置201は、操作パネルよりユーザからの操作を受け付けるパネル入力部301と、ネットワーク103やUSBケーブル104を経由して印刷データを受信するデータ入力部302を有している。表示装置202は、操作パネルへ表示を行うパネル表示部303を有している。印刷装置203は、記録媒体へ印刷データを印字する印字部304を有している。
【0020】
制御装置204は、操作パネルからの入力された内容を判断するパネル入力判断部305と、通常モードから省エネモードへ移行する待機時間等を算出する演算部306と、装置の状態が通常モードであるか省エネモードであるか等の判断を行う印刷装置状態判断部307と、装置を省エネモードへ移行させるなど装置のモードを制御する印刷装置モード制御部308と、ネットワーク103を経由してデータ入力部302から送られてきたNTP又はSNTPサーバからの時間情報と制御装置上に実装されているRTCからの時間情報の管理、及び時間経過を管理する時間管理部310と、情報記憶部309の情報を基に判断処理を行う情報処理部314を有している。
【0021】
記憶装置205は、演算部305により算出された情報を記録するための情報記憶部309を有している。
【0022】
ネットワークインターフェース装置206は、NIC内でネットワーク103と通信を行うネットワーク通信部311と、NIC内で処理全体を制御するNIC制御部312と、NIC内でネットワーク設定情報などを記憶するためのNIC記憶部313を有している。
【0023】
次に、本発明の第1実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図4のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(ステップ501、以下「S501」のように表記する。)。
【0024】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているPC101(以下「ホスト」という。)から機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S502)。
【0025】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S503)。なお、登録ホスト一覧の例を図5に示している。
【0026】
そして、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報の内、要求元のIPアドレスのカウンタをインクリメント(+1)して更新する(S504)。なお、図6にIPアドレス別要求回数カウンタテーブルの例を示している。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S505)。また、登録ホスト一覧にないホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S505)。
【0027】
その後、時間管理部310によって要求回数の集計時間(単位時間、以下同じ)が経過しているか否かを判別する(S506)。このとき、要求回数の集計時間が経過していなければ、S502の処理に戻る。
【0028】
そして、要求回数の集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報を確認し、要求回数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S507)。
【0029】
このとき、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にした(S508)後、また、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、要求回数の集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S509)、S502の処理に戻る。
【0030】
このようにして、機器情報の取得要求回数が閾値以下の場合には、自動電源OFF機能を有効にすることができ、省電力効果を向上させることができる。
【0031】
次に、省エネモード時の処理について図7のフロー図を参照して説明する。
まず、時間管理部310にて、通常モードでの待機時間を情報記憶部309に保存されている省エネモード移行時間(設定値)と比較し、待機時間が設定値以上か否かを判別する(S601)。
【0032】
ここで、待機時間が設定値異常でないときには後述のS605の処理へ移行し、待機時間が設定値以上であるときには、印字装置状態判断部307にて、画像形成装置の状態が省エネモード中であるか否かの判別を行い(S602)、省エネモード中であるときにはそのまま後述のS605の処理へ移行し、省エネモード中でないときには、省エネモードへ移行し(S603)、省エネモードへ移行してからの待機時間を表す省エネ待機時間の計測を開始した(S604)後、S605の処理へ移行する。
【0033】
そして、S604では、パネル入力判断部305にて、操作パネルの操作、カバー開閉操作など、省エネモードの復帰要因となる操作がされたか否かを判別する。
【0034】
ここで、操作がされなかったときにはそのまま後述のS610の処理へ移行し、操作がされたときには、省エネモード中か否かを判別し(S607)、省エネモード中でなければ入力された操作の処理を行った(S609)後にS610の処理へ移行し、省エネモード中であれば、省エネモードから通常モードへ復帰を行い(S607)、省エネ待機時間の計測を停止し(S608)、入力された操作の処理を行った後(S609)、S610の処理へ移行する。
【0035】
そして、S610では、時間管理部310にてS604で計測開始された省エネ待機時間が、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能の待機時間(設定値)以上か否かを判別する。
【0036】
このとき、省エネ待機時間が設定値以上でなければそのままS612の処理へ移行する。
【0037】
また、省エネ待機時間が設定値以上であるときには、情報処理部314にて情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定が有効となっているか否かを判別し(S611)、自動電源OFF機能設定が有効でなければS612の処理へ移行し、自動電源OFF機能設定が有効であればS612の処理を飛ばしてS613の処理へ移行し、画像形成装置の電源をOFFする。
【0038】
そして、S612の処理では、電源OFF操作がされたか否かを判別し、電源OFF操作がされなかったときにはS611の処理に戻り、電源OFF操作がされたときにはS613の処理に移行して、画像形成装置の電源をOFFする。
【0039】
このように、自動電源OFF機能が有効となっている場合には、省電力状態が設定時間経過したときに自動的に電源がOFFとなるので、省電力効果を高めることができる。
【0040】
次に、本発明の第2実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図8のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(S701)。
【0041】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているホストから機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S702)。
【0042】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S703)。
【0043】
そして、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報の内、要求元のIPアドレスのカウンタをインクリメント(+1)して更新する(S704)。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S705)。また、登録ホスト一覧にないホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S705)。
【0044】
その後、時間管理部310によって要求回数の集計時間が経過しているか否かを判別する(S706)。このとき、要求回数の集計時間が経過していなければ、S702の処理に戻る。
【0045】
そして、要求回数の集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報を確認し、要求回数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S707)。
【0046】
このとき、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にし(S708)、自動電源OFF機能の待機時間を設定した(S709)後、また、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、要求回数の集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S710)、S702の処理に戻る。
【0047】
このようにして、機器情報の取得要求回数に応じて、省エネ状態に移行してか自動的に電源がOFFされるまでの時間が決められるので、省電力効果を高めることができる。
【0048】
なお、省エネモード時の処理については前記図7で説明した処理と同様になる。
【0049】
次に、本発明の第3実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図9のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(S801)。
【0050】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているホストから機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S802)。
【0051】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S803)。
【0052】
そして、登録ホスト一覧にあるホストでないときには、情報記憶部309に保存されている図10に示すようなアクセスホスト一覧にホストのIPアドレスを登録し、台数カウンタをインクリメント(+1)して更新する(S804)。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S805)。また、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S805)。
【0053】
その後、時間管理部310によって台数カウンタの集計時間が経過している(一定時間経過)か否かを判別する(S806)。このとき、台数カウンタの集計時間が経過していなければ、S802の処理に戻る。
【0054】
そして、台数カウンタの集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されている台数カウンタ情報を確認し、台数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S807)。
【0055】
このとき、台数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にした(S808)後、また、台数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、台数カウンタの集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S809)、S802の処理に戻る。
【0056】
このようにして、機器情報を取得したホストの台数閾値以下の場合には自動電源OFF機能を有効にすることができ、省電力効果を高めることができる。
【0057】
なお、省エネモード時の処理については前記図7で説明した処理と同様になる。
【0058】
次に、本発明の第4実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図11のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(S901)。
【0059】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているホストから機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S902)。
【0060】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S903)。
【0061】
そして、登録ホスト一覧にあるホストでないときには、情報記憶部309に保存されているアクセスホスト一覧にホストのIPアドレスを登録し、台数カウンタをインクリメント(+1)して更新する(S904)。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S905)。また、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S905)。
【0062】
その後、時間管理部310によって台数カウンタの集計時間が経過している(一定時間経過)か否かを判別する(S906)。このとき、台数カウンタの集計時間が経過していなければ、S902の処理に戻る。
【0063】
そして、台数カウンタの集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されている台数カウンタ情報を確認し、台数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S907)。
【0064】
このとき、台数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にし(S908)、自動電源OFF機能待機時間を競ってした(S909)後、また、台数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、台数カウンタの集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S910)、S902の処理に戻る。
【0065】
このようにして、機器情報を取得したホストの台数に応じて省エネ状態に移行してから自動的に電源がOFFされるまでの時間が決められるので、省電力効果を高めることができる。
【0066】
なお、省エネモード時の処理については前記図7で説明した処理と同様になる。
【0067】
以上の各実施形態における処理はプログラムによってコンピュータに行なわせており、このプログラムは、記憶媒体に記憶して提供することができ、或はインターネットネットなどのネットワークを通じてダウンロードすることで提供される。
【符号の説明】
【0068】
101 PC(ホスト)
102 画像形成装置
309 情報記憶部
314 情報処理部
310 時間管理部
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置においては、従来から、ジョブを待っている待機時間に省エネモードに移行することで消費電力を低減し、また、装置の使用状況に応じて電源を自動的にOFFする機能を備えている。なお、省エネモードとは、画像処理装置全体への通電を維持しつつ消費電力を抑える動作モードを意味し、画像処理装置のうち一部のみに通電する動作モード(いわゆるスリープモード)も含むものとする。
【0003】
例えば、複数のホスト装置と接続可能な画像処理装置において、接続されたパーソナルコンピュータなどのホスト(以下、「PC」ともいう。)毎の使用量を記憶し、使用量が一定以上のPCに対して応答要求信号を送信し、応答がない場合に電源をOFFするものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−458600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に開示の使用量が一定以上のPCに対してのみ応答要求を送信する構成にあっては、複数のPCが平均して画像形成装置を使用している環境で、その中の1台が一定以上となった場合には、平均して使用されているにもかかわらず、1台の応答状況からの判断で電源がオフされるため、使用効率が下がってしまうという課題がある。また、画像形成装置からの応答要求に対してPCから応答する必要があるため、画像形成装置、PCの両方に対応が必要となり、構成が複雑になるという課題もある。
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ホスト側での対応を要することなく、使用効率を下げることなく、省電力効率を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
取得した機器情報の回数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
構成とした。
【0008】
ここで、前記自動電源OFF機能を有効にするとき、取得した機器情報の回数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えている構成とできる。
【0009】
本発明に係る画像形成装置は、
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
前記機器情報を取得した前記ホストの台数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
構成とした。
【0010】
ここで、前記自動電源OFF機能を有効にするとき、機器情報の取得したホストの台数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えている構成とできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る画像形成装置によれば、登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得し、取得した機器情報の回数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする構成としたので、ホスト側での対応を要することなく、使用効率を下げることなく、省電力効率を向上することができる。
【0012】
本発明に係る画像形成装置によれば、登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得し、機器情報を取得したホストの台数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする構成としたので、ホスト側での対応を要することなく、使用効率を下げることなく、省電力効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの説明に供するブロック説明図である。
【図2】画像形成装置の構成の説明に供するブロック説明図である。
【図3】画像形成装置の各部の詳細の説明に供する機能ブロック説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【図5】登録ホスト一覧の説明に供する説明図である。
【図6】IPアドレス別要求回数カウンタテーブルの説明に供する説明図である。
【図7】省エネモード時の処理の説明に供するフロー図である。
【図8】本発明の第2実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【図9】本発明の第3実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【図10】アクセスホスト一覧の説明に供する説明図である。
【図11】本発明の第4実施形態における自動電源OFF機能の設定処理の説明に供するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に係るシステムについて図1のブロック説明図を参照して説明する。
このシステムでは、ホストである複数のPC101と、本発明に係る画像形成装置102がネットワーク103、又は、USBケーブル104を介して通信可能に接続されている。各PC101にて作成又は処理された印刷データは、ネットワーク103又はUSBケーブル104を介して画像形成装置102に送信され、印刷される。
【0015】
ネットワーク103上には、PC101、画像形成装置102の内部時計(RTC)を、ネットワーク103を介して正しく調整するNTP又はSNTPサーバ105が通信可能に接続されている。
【0016】
なお、画像形成装置は、プリンタ機能のみを持つ画像形成装置で説明するが、プリンタ、ファックス、スキャナ、コピー機能などの複数の機能を持つ複合型画像形成装置であってもよい。
【0017】
次に、画像形成装置の構成について図2のブロック説明図を参照して説明する。
この画像形成装置は、ユーザからの操作を受け付ける、または、印刷データを受け付ける入力装置201、LCDパネルなどの表示装置202、記録媒体へ印字を行う印字装置203、画像形成装置全般の制御を行う制御装置204、パラメータなどの記録を行う記憶装置205で構成される。
【0018】
制御装置204上には、計時専用のチップであるRTC(リアルタイムクロック)が実装されている。また、入力装置201には、ネットワークの入出力装置であるNIC(ネットワークインターフェースカード)206が脱着可能となっている。
【0019】
次に、この画像形成装置の各部の詳細について図3の機能ブロック説明図を参照して説明する。
入力装置201は、操作パネルよりユーザからの操作を受け付けるパネル入力部301と、ネットワーク103やUSBケーブル104を経由して印刷データを受信するデータ入力部302を有している。表示装置202は、操作パネルへ表示を行うパネル表示部303を有している。印刷装置203は、記録媒体へ印刷データを印字する印字部304を有している。
【0020】
制御装置204は、操作パネルからの入力された内容を判断するパネル入力判断部305と、通常モードから省エネモードへ移行する待機時間等を算出する演算部306と、装置の状態が通常モードであるか省エネモードであるか等の判断を行う印刷装置状態判断部307と、装置を省エネモードへ移行させるなど装置のモードを制御する印刷装置モード制御部308と、ネットワーク103を経由してデータ入力部302から送られてきたNTP又はSNTPサーバからの時間情報と制御装置上に実装されているRTCからの時間情報の管理、及び時間経過を管理する時間管理部310と、情報記憶部309の情報を基に判断処理を行う情報処理部314を有している。
【0021】
記憶装置205は、演算部305により算出された情報を記録するための情報記憶部309を有している。
【0022】
ネットワークインターフェース装置206は、NIC内でネットワーク103と通信を行うネットワーク通信部311と、NIC内で処理全体を制御するNIC制御部312と、NIC内でネットワーク設定情報などを記憶するためのNIC記憶部313を有している。
【0023】
次に、本発明の第1実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図4のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(ステップ501、以下「S501」のように表記する。)。
【0024】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているPC101(以下「ホスト」という。)から機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S502)。
【0025】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S503)。なお、登録ホスト一覧の例を図5に示している。
【0026】
そして、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報の内、要求元のIPアドレスのカウンタをインクリメント(+1)して更新する(S504)。なお、図6にIPアドレス別要求回数カウンタテーブルの例を示している。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S505)。また、登録ホスト一覧にないホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S505)。
【0027】
その後、時間管理部310によって要求回数の集計時間(単位時間、以下同じ)が経過しているか否かを判別する(S506)。このとき、要求回数の集計時間が経過していなければ、S502の処理に戻る。
【0028】
そして、要求回数の集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報を確認し、要求回数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S507)。
【0029】
このとき、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にした(S508)後、また、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、要求回数の集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S509)、S502の処理に戻る。
【0030】
このようにして、機器情報の取得要求回数が閾値以下の場合には、自動電源OFF機能を有効にすることができ、省電力効果を向上させることができる。
【0031】
次に、省エネモード時の処理について図7のフロー図を参照して説明する。
まず、時間管理部310にて、通常モードでの待機時間を情報記憶部309に保存されている省エネモード移行時間(設定値)と比較し、待機時間が設定値以上か否かを判別する(S601)。
【0032】
ここで、待機時間が設定値異常でないときには後述のS605の処理へ移行し、待機時間が設定値以上であるときには、印字装置状態判断部307にて、画像形成装置の状態が省エネモード中であるか否かの判別を行い(S602)、省エネモード中であるときにはそのまま後述のS605の処理へ移行し、省エネモード中でないときには、省エネモードへ移行し(S603)、省エネモードへ移行してからの待機時間を表す省エネ待機時間の計測を開始した(S604)後、S605の処理へ移行する。
【0033】
そして、S604では、パネル入力判断部305にて、操作パネルの操作、カバー開閉操作など、省エネモードの復帰要因となる操作がされたか否かを判別する。
【0034】
ここで、操作がされなかったときにはそのまま後述のS610の処理へ移行し、操作がされたときには、省エネモード中か否かを判別し(S607)、省エネモード中でなければ入力された操作の処理を行った(S609)後にS610の処理へ移行し、省エネモード中であれば、省エネモードから通常モードへ復帰を行い(S607)、省エネ待機時間の計測を停止し(S608)、入力された操作の処理を行った後(S609)、S610の処理へ移行する。
【0035】
そして、S610では、時間管理部310にてS604で計測開始された省エネ待機時間が、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能の待機時間(設定値)以上か否かを判別する。
【0036】
このとき、省エネ待機時間が設定値以上でなければそのままS612の処理へ移行する。
【0037】
また、省エネ待機時間が設定値以上であるときには、情報処理部314にて情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定が有効となっているか否かを判別し(S611)、自動電源OFF機能設定が有効でなければS612の処理へ移行し、自動電源OFF機能設定が有効であればS612の処理を飛ばしてS613の処理へ移行し、画像形成装置の電源をOFFする。
【0038】
そして、S612の処理では、電源OFF操作がされたか否かを判別し、電源OFF操作がされなかったときにはS611の処理に戻り、電源OFF操作がされたときにはS613の処理に移行して、画像形成装置の電源をOFFする。
【0039】
このように、自動電源OFF機能が有効となっている場合には、省電力状態が設定時間経過したときに自動的に電源がOFFとなるので、省電力効果を高めることができる。
【0040】
次に、本発明の第2実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図8のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(S701)。
【0041】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているホストから機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S702)。
【0042】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S703)。
【0043】
そして、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報の内、要求元のIPアドレスのカウンタをインクリメント(+1)して更新する(S704)。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S705)。また、登録ホスト一覧にないホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S705)。
【0044】
その後、時間管理部310によって要求回数の集計時間が経過しているか否かを判別する(S706)。このとき、要求回数の集計時間が経過していなければ、S702の処理に戻る。
【0045】
そして、要求回数の集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されているIPアドレス別要求回数カウンタ情報を確認し、要求回数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S707)。
【0046】
このとき、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にし(S708)、自動電源OFF機能の待機時間を設定した(S709)後、また、要求回数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、要求回数の集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S710)、S702の処理に戻る。
【0047】
このようにして、機器情報の取得要求回数に応じて、省エネ状態に移行してか自動的に電源がOFFされるまでの時間が決められるので、省電力効果を高めることができる。
【0048】
なお、省エネモード時の処理については前記図7で説明した処理と同様になる。
【0049】
次に、本発明の第3実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図9のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(S801)。
【0050】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているホストから機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S802)。
【0051】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S803)。
【0052】
そして、登録ホスト一覧にあるホストでないときには、情報記憶部309に保存されている図10に示すようなアクセスホスト一覧にホストのIPアドレスを登録し、台数カウンタをインクリメント(+1)して更新する(S804)。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S805)。また、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S805)。
【0053】
その後、時間管理部310によって台数カウンタの集計時間が経過している(一定時間経過)か否かを判別する(S806)。このとき、台数カウンタの集計時間が経過していなければ、S802の処理に戻る。
【0054】
そして、台数カウンタの集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されている台数カウンタ情報を確認し、台数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S807)。
【0055】
このとき、台数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にした(S808)後、また、台数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、台数カウンタの集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S809)、S802の処理に戻る。
【0056】
このようにして、機器情報を取得したホストの台数閾値以下の場合には自動電源OFF機能を有効にすることができ、省電力効果を高めることができる。
【0057】
なお、省エネモード時の処理については前記図7で説明した処理と同様になる。
【0058】
次に、本発明の第4実施形態における自動電源OFF機能の設定処理について図11のフロー図を参照して説明する。
まず、情報記憶部314に保存されている自動電源OFF機能設定を無効に設定する(S901)。
【0059】
次いで、NIC制御部313にて、ネットワーク103を介して接続されているホストから機器情報の取得要求があったか否かの判別を行う(S902)。
【0060】
ここで、機器情報の取得要求があったときには、情報処理部314にて、機器情報の取得要求元のIPアドレスを確認し、情報記憶部309に保存されている登録ホスト一覧にあるホストであるか否かを判別する(S903)。
【0061】
そして、登録ホスト一覧にあるホストでないときには、情報記憶部309に保存されているアクセスホスト一覧にホストのIPアドレスを登録し、台数カウンタをインクリメント(+1)して更新する(S904)。その後、取得要求のあった機器情報を応答する(S905)。また、登録ホスト一覧にあるホストであるときには、そのまま取得要求のあった機器情報を応答する(S905)。
【0062】
その後、時間管理部310によって台数カウンタの集計時間が経過している(一定時間経過)か否かを判別する(S906)。このとき、台数カウンタの集計時間が経過していなければ、S902の処理に戻る。
【0063】
そして、台数カウンタの集計時間が経過したときには、情報処理部314にて、情報記憶部309に保存されている台数カウンタ情報を確認し、台数カウンタが、情報記憶部309に保存されている予め定めたカウンタ閾値以下であるか否かを判別する(S907)。
【0064】
このとき、台数カウンタがカウンタ閾値以下であれば、情報記憶部309に保存されている自動電源OFF機能設定を有効にし(S908)、自動電源OFF機能待機時間を競ってした(S909)後、また、台数カウンタがカウンタ閾値以下でなければ、そのまま、台数カウンタの集計時間確認のために計測している時間をリセットし(S910)、S902の処理に戻る。
【0065】
このようにして、機器情報を取得したホストの台数に応じて省エネ状態に移行してから自動的に電源がOFFされるまでの時間が決められるので、省電力効果を高めることができる。
【0066】
なお、省エネモード時の処理については前記図7で説明した処理と同様になる。
【0067】
以上の各実施形態における処理はプログラムによってコンピュータに行なわせており、このプログラムは、記憶媒体に記憶して提供することができ、或はインターネットネットなどのネットワークを通じてダウンロードすることで提供される。
【符号の説明】
【0068】
101 PC(ホスト)
102 画像形成装置
309 情報記憶部
314 情報処理部
310 時間管理部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
取得した機器情報の回数が予め定めた回数以下のときには、装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記自動電源OFF機能を有効にするとき、取得した機器情報の回数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
前記機器情報を取得した前記ホストの台数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記自動電源OFF機能を有効にするとき、機器情報の取得したホストの台数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項1】
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
取得した機器情報の回数が予め定めた回数以下のときには、装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記自動電源OFF機能を有効にするとき、取得した機器情報の回数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
複数のホストとネットワーク又はケーブルを介して接続される画像形成装置であって、
登録されているホストからの単位時間当たりの機器情報を取得する手段と、
前記機器情報を取得した前記ホストの台数が予め定めた回数以下のときには装置の電源を自動的にOFFする自動電源OFF機能を有効にする手段と、を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記自動電源OFF機能を有効にするとき、機器情報の取得したホストの台数に応じて電源をOFFするまでの時間を設定する手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−171263(P2012−171263A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36784(P2011−36784)
【出願日】平成23年2月23日(2011.2.23)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月23日(2011.2.23)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】
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