説明

画像形成装置

【課題】用紙の両面に画像形成する場合、画像形成動作の生産性の低下を防ぐこと。
【解決手段】トナー像が転写された用紙を加熱することにより当該トナー像を定着する定着部30と、用紙の搬送経路を分岐してストレート通紙経路及び両面通紙経路を構成し、用紙の一方の面に接触しながらストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する第1の搬送部として機能する搬送ベルト41及びストレート搬送ベルト47と、用紙の一方の面に接触しながら両面通紙経路に沿って用紙を搬送する第2の搬送部として機能する搬送ベルト41及び両面搬送ベルト52と、分岐後の第1の搬送部及び第2の搬送部に接する位置に配置され、ストレート通紙経路及び両面通紙経路に沿ってそれぞれ搬送される用紙を冷却するヒートシンク43,44と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、定着処理において、用紙に対して熱が加えられることにより、トナー像が用紙に定着される。このとき、熱により用紙の水分が奪われ、用紙がカールしたり波打ち状に変形したりすることが問題となる。この問題を解決するために、定着処理後の用紙の持つ熱を放熱させる技術が提案されている。
【0003】
例えば、画像形成装置に冷却装置を具備することで、用紙の持つ熱を放熱させる技術が知られている。この冷却装置には、用紙を搬送するための一対のベルト同士が平面的に接触するように構成されており、且つ、当該ベルトの内側には金属部材が配置するように構成されている。この構成により、定着処理後の用紙が一対のベルトの間に挟まれると、用紙の持つ熱がベルトに伝わり、ベルトに伝わった熱が金属部材によって放熱される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−112102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1において、用紙の両面に画像形成を行う場合、用紙は冷却装置を通過した後、冷却装置の下流側、すなわち用紙を排紙する側に備えられている用紙反転機構に搬送される。そして、用紙反転機構により用紙の反転処理が行われた後、再度画像形成部へ搬送される。すなわち、用紙の両面に画像形成を行う場合、用紙は冷却装置を通過して用紙反転機構を経なければならない。このため、用紙を再度画像形成部へ搬送するまでの搬送経路が長くなってしまい、画像形成動作の生産性が低下してしまうという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、用紙の両面に画像形成する場合、画像形成動作の生産性の低下を防ぐことである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
トナー像が転写された用紙を加熱することにより当該トナー像を定着する定着部と、
前記トナー像が定着された用紙の搬送経路を分岐して第1の搬送経路及び第2の搬送経路を構成する搬送部であって、用紙の一方の面に接触しながら前記第1の搬送経路に沿って用紙を搬送する第1の搬送部、及び、用紙の一方の面に接触しながら前記第2の搬送経路に沿って用紙を搬送する第2の搬送部と、
前記分岐後の第1の搬送部及び第2の搬送部に接する位置に配置され、前記第1の搬送経路及び第2の搬送経路に沿ってそれぞれ搬送される用紙を冷却する冷却部と、
を備える。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記第1の搬送部は、用紙を排紙する排紙部又は用紙に後処理を行う後処理部に用紙を搬送するための第1の搬送経路を構成し、
前記第2の搬送部は、用紙に画像形成を行う画像形成部に用紙を再搬送するための第2の搬送経路を構成する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記搬送部は、前記第1の搬送部の一方を構成する第1の搬送ベルトと、前記第2の搬送部の一方を構成する第2の搬送ベルトと、前記第1の搬送ベルト及び前記第2の搬送ベルトに対向して設けられ、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の他方を共通して構成する第3の搬送ベルトを有する。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記第3の搬送ベルトは、前記第1の搬送部により用紙を搬送する場合と、前記第2の搬送部により用紙を搬送する場合とで、逆方向に回転する。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
前記第1の搬送ベルト及び前記第2の搬送ベルトを駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記1の搬送部により用紙を搬送する場合は、前記第1の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトに圧接させるとともに、前記第2の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトから離間させ、前記第2の搬送部により用紙を搬送する場合は、前記第2の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトに圧接させるとともに、前記第1の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトから離間させる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置において、
前記冷却部は、
前記第1の搬送部に接する第1の冷却部と、
前記第2の搬送部に接する第2の冷却部と、
を備える。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において
前記第1の冷却部による用紙の冷却能力が、前記第2の冷却部による用紙の冷却能力よりも大きい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、用紙の両面に画像形成する場合、用紙の搬送経路を短く構成することで画像形成動作の生産性の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示す用紙冷却部と異なる構成を有する用紙冷却部を示す図である。
【図3】制御処理の流れを示したフローチャートである。
【図4】一体型のヒートシンクを備えた構成を示す図である。
【図5】両面通紙経路側のヒートシンクがストレート通紙経路側のヒートシンクと比較して搬送ベルトとの接触面積が小さくなるような構成を示した図である。
【図6】ヒートシンクが搬送ベルトに当接するだけでなく、ストレート搬送ベルト及び両面搬送ベルトそれぞれに当接するようにヒートシンクを備えた構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0017】
図1に、本実施の形態における画像形成装置1の機能構成例を示す。画像形成装置1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を用紙に画像形成して出力するコピー機能や、外部装置等からの画像データに基づいて画像を用紙上に形成して出力するプリント機能等を備えている。図1に示すように、画像形成装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、定着部30と、用紙冷却部40と、制御部60と、を備えて構成される。
なお、用紙冷却部の下流側には、用紙を排紙する排紙トレイ又は用紙に後処理を行う後処理部(いずれも図示省略)が接続されているものとする。
【0018】
給紙部10は、給紙トレイ11と、給紙ローラ12と、給紙駆動モータ13と、を備えて構成される。給紙トレイ11は、用紙を収納する。給紙ローラ12は、給紙トレイ11に格納された用紙を最上部から1枚ずつ画像形成部20へ向けて搬送する。給紙駆動モータ13は、制御部60の指示に基づいて、給紙トレイ11、給紙ローラ12を駆動する。
【0019】
画像形成部20は、タンデム方式で用紙に画像形成処理を行うものであり、画像処理部21と、書き込み部22と、感光体ドラム23と、中間転写ベルト24と、レジストローラ25と、二次転写ローラ26と、駆動モータ27と、を備えて構成される。
【0020】
画像処理部21は、画像読取部(図示省略)により読み取られた原稿画像にアナログ処理、A/D変換処理、シェーディング補正、画像圧縮処理等の各種画像処理を施す。そして、画像処理部21は、画像処理が施されたデータをY(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(クロ)の各色に色分解し、デジタルの画像データとして書き込み部22に出力する。
【0021】
書き込み部22は、画像データに基づくレーザー光をY,M,C,Kの感光体ドラム23にそれぞれ書き込むことで、各色の静電潜像を各感光体ドラム23に形成する。なお、図示していないが、各感光体ドラム23の周囲には現像手段が備えられており、感光体ドラム23上に形成された静電潜像を現像手段で現像することで、感光体ドラム23上にトナー像が形成される。
【0022】
中間転写ベルト24は、複数のローラにより巻回されて回動可能に支持されている。中間転写ベルト24が各感光体ドラム23に当接しながら回動すると、一次転写ローラ(図示せず)により感光体ドラム23上のトナー像が中間転写ベルト24に転写される。
【0023】
二次転写ローラ26は、レジストローラ25を介して搬送された用紙に対して、中間転写ベルト24上に形成されたトナー像を転写する。トナー像が転写された用紙は、後述する定着部30で加熱される。
【0024】
駆動モータ27は、制御部60の指示に基づいて、用紙へ画像形成するために画像形成部20の各部を駆動する。
【0025】
定着部30は、トナー像が転写された用紙を加熱することによりトナー像を用紙に定着させる。定着部30は、加熱ローラ31と、加圧ローラ32と、温度センサ33と、定着駆動モータ34と、を備えて構成される。
【0026】
加熱ローラ31は、加熱するためのヒータランプ(図示省略)を内部に有する。加圧ローラ32は、加熱ローラ31に圧接して定着ニップを形成する。
【0027】
加熱ローラ31と加圧ローラ32とは、回転駆動することで用紙を定着ニップから通過させる。用紙上のトナー像は、定着ニップを通過する際に加圧及び加熱されることで熱定着される。
【0028】
温度センサ33は、加熱ローラ31の温度を検知する。定着駆動モータ34は、制御部60の指示に基づいて、加熱ローラ31及び加圧ローラ32の回転駆動や用紙の搬送駆動を行う。
【0029】
用紙冷却部40は、定着処理された用紙が持つ熱の放熱、すなわち用紙の冷却を行う。用紙冷却部40は、搬送ベルト41と、搬送ローラ42と、ヒートシンク43,44と、ストレート搬送ベルト47と、搬送ローラ48と、駆動モータ49と、駆動機構50と、センサ51と、両面搬送ベルト52と、搬送ローラ53と、駆動モータ54と、駆動機構55と、センサ56と、切替部57と、を備えて構成される。
【0030】
搬送ベルト41、ストレート搬送ベルト47及び両面搬送ベルト52は、それぞれ第3の搬送ベルト、第1の搬送ベルト、第2の搬送ベルトとして機能する。搬送ベルト41は、ストレート搬送ベルト47及び両面搬送ベルト52に対向して設けられている。
【0031】
ストレート通紙経路とは、用紙を後続の排紙トレイ又は後処理装置に搬送するための経路のことをいう。両面通紙経路とは、片面に画像形成された用紙を再度画像形成部20に搬送するための経路のことをいう。
【0032】
図1に示すように、搬送ベルト41、ストレート搬送ベルト47及び両面搬送ベルト52は、定着処理された用紙の搬送経路を分岐してストレート通紙経路及び両面通紙経路の一部を構成する。このうち、搬送ベルト41及びストレート搬送ベルト47は、それぞれが紙面に接触しながらストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する第1の搬送部、搬送ベルト41及び両面搬送ベルト52は、それぞれが紙面に接触しながら両面通紙経路に沿って用紙を搬送する第2の搬送部として機能する。このため、搬送ベルト41は、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合と両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合とで共通する搬送部として機能する。
【0033】
搬送ローラ42は、搬送ベルト41を駆動させるローラであり、ストレート通紙経路と両面通紙経路が分岐される分岐位置、ストレート通紙経路において分岐位置よりも下流側の位置、両面通紙経路において分岐位置よりも下流側の位置、にそれぞれ設置されている。なお、搬送ベルト41は、これら3つの搬送ローラ42に巻回された無端状のベルトであり、ストレート通紙経路及び両面通紙経路の一方を共通して構成している。
【0034】
ヒートシンク43は、ストレート通紙経路に沿って搬送される用紙を冷却するための金属部材である。具体的には、ヒートシンク43は、ストレート通紙経路に沿って搬送される用紙を冷却するために搬送ベルト41に当接する位置に配置された第1の冷却部として機能する。
ヒートシンク44は、両面通紙経路に沿って搬送される用紙を冷却するための金属部材である。具体的には、ヒートシンク44は、両面通紙経路に沿って搬送される用紙を冷却するために搬送ベルト41に当接する位置に配置された第2の冷却部として機能する。
【0035】
ここで、ヒートシンク43,44が用紙を冷却する方法について具体的に説明する。先ず、ストレート通紙経路に沿って用紙が搬送される場合において、ヒートシンク43が用紙を冷却する方法について説明する。先ず、上述の定着部30における定着処理の加熱により、用紙は熱を持った状態で用紙冷却部40に搬送される。そして、切替部57により用紙がストレート通紙経路側に導かれる動作が実行される。そして、搬送ベルト41及びストレート搬送ベルト47にそれぞれ紙面が接触しながら用紙は搬送される。このとき、用紙の持つ熱は搬送ベルト41及びストレート搬送ベルト47に伝えられる。ここで、図1に示すように、ヒートシンク43は搬送ベルト41と当接するように配置されているので、搬送ベルト41に伝えられた熱はヒートシンク43により冷却される。すなわち、ヒートシンク43は、搬送ベルト41を冷却することにより、ストレート通紙経路に沿って搬送された用紙を冷却する。
次に、両面通紙経路に沿って用紙が搬送される場合において、ヒートシンク44が用紙を冷却する方法について説明する。先ず、上述の定着部30における定着処理の加熱により、用紙は熱を持った状態で用紙冷却部40に搬送される。そして、切替部57により用紙が両面通紙経路側に導かれる動作が実行される。そして、両面搬送ベルト52及び搬送ベルト41にそれぞれ紙面が接触しながら用紙は搬送される。このとき、用紙の持つ熱は搬送ベルト41及び両面搬送ベルト52に伝えられる。ここで、図1に示すように、ヒートシンク44は搬送ベルト41と当接するように配置されているので、搬送ベルト41に伝えられた熱はヒートシンク44により冷却される。すなわち、ヒートシンク44は、搬送ベルト41を冷却することにより、両面通紙経路に沿って搬送された用紙を冷却する。
【0036】
また、ヒートシンク43とヒートシンク44は搬送ベルト41に接触するそれぞれの面積は同じであるが、ヒートシンク43はヒートシンク44よりも体積の大きな金属部材又は熱伝導率の高い金属部材により構成される。この構成により、ヒートシンク43が搬送ベルト41を冷却する能力は、ヒートシンク44が搬送ベルト41を冷却する能力よりも大きくなる。すなわち、ヒートシンク43がストレート通紙経路に沿って搬送される用紙を冷却する能力は、ヒートシンク44が両面通紙経路に沿って搬送される用紙を冷却する能力よりも大きくなる。
【0037】
搬送ローラ48は、ストレート搬送ベルト47を駆動させるローラである。
【0038】
駆動モータ49は、搬送ローラ48を駆動することによりストレート搬送ベルト47を用紙の搬送方向に沿って回転させる回転駆動モータと、搬送ローラ48の位置を切り替えることによりストレート搬送ベルト47を搬送ベルト41に圧接又は離間させるための圧接・離間モータと、を有する。駆動モータ49は、制御部60からの指示に基づいて駆動する。
【0039】
駆動機構50は、回転ギア等により構成される。具体的には、駆動機構50は、ストレート搬送ベルト47を用紙の搬送方向に沿って回転させるための回転駆動機構と、ストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とを圧接又は離間させるための圧接・離間機構と、を有する。駆動モータ49及び駆動機構50は駆動部として機能する。
【0040】
センサ51は、ストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とが圧接又は離間しているか否かを検知するセンサである。
搬送ローラ53は、両面搬送ベルト52を駆動させるローラである。
【0041】
駆動モータ54は、搬送ローラ53を駆動することにより両面搬送ベルト52を用紙の搬送方向に沿って回転させるための回転駆動モータと、搬送ローラ53の位置を切り換えることにより両面搬送ベルト52を搬送ベルト41に圧接又は離間させるための圧接・離間モータと、を有する。駆動モータ54は、制御部60からの指示に基づいて駆動する。
【0042】
駆動機構55は、回転ギア等により構成される。具体的には、駆動機構55は、両面搬送ベルト52を用紙の搬送方向に沿って回転させるための回転駆動機構と、両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とを圧接又は離間させるための圧接・離間機構と、を有する。駆動モータ54及び駆動機構55は駆動部として機能する。
【0043】
センサ56は、両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とが圧接又は離間しているか否かを検知するセンサである。
【0044】
切替部57は、制御部60の指示に基づいて、用紙をストレート通紙経路側又は両面搬通紙経路側に導くための切替板である。
【0045】
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63と、を備えて構成される。
【0046】
CPU61は、ROM63に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM63に展開し、RAM63に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、画像形成装置1の各部を集中制御する。
【0047】
RAM62は、揮発性のメモリであって、CPU61により実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有し、その情報を一時的に記憶する。ROM63は、CPU61により実行される各種プログラムを記憶する。
【0048】
次に、図1に示す構成において、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合及び両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合の動作について説明する。先ず、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合の動作について説明する。この場合、両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とが圧接状態であると、両面搬送ベルト52を搬送ベルト41から離間させる指令が制御部60から駆動モータ54の圧接・離間モータに送信される。当該指令により、駆動機構55の圧接・離間機構を介して両面搬送ベルト52が搬送ベルト41から離間する。また、ストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とが離間状態であると、ストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とを圧接させる指令が制御部60から駆動モータ49の圧接・離間モータに送信される。当該指令により、駆動機構50の圧接・離間機構を介してストレート搬送ベルト47が搬送ベルト41に圧接する。
【0049】
さらに、この場合、ストレート搬送ベルト47を用紙の搬送方向(図1中のA方向)に沿って駆動させる指令が制御部60から駆動モータ49の回転駆動モータに送信される。当該指令により、駆動モータ49の回転駆動モータが駆動する。そして、回転駆動モータの駆動による駆動力が駆動機構50の回転駆動機構を介して搬送ローラ48に伝わり、搬送ローラ48が駆動する。そして、搬送ローラ48の駆動によりストレート搬送ベルト47が用紙の搬送方向に沿って駆動する。このとき、ストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とは圧接しているので、ストレート搬送ベルト47の駆動が用紙の搬送方向に駆動すると、当該駆動に従って、搬送ベルト41及び搬送ローラ42が従動する。
【0050】
次に、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合の動作について説明する。この場合、ストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とが圧接状態であると、ストレート搬送ベルト47を搬送ベルト41から離間させる指令が制御部60から駆動モータ49の圧接・離間モータに送信される。当該指令により、駆動機構50の圧接・離間機構を介してストレート搬送ベルト47が搬送ベルト41から離間する。また、両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とが離間状態であると、両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とを圧接させる指令が制御部60から駆動モータ54の圧接・離間モータに送信される。当該指令により、駆動機構55の圧接・離間機構を介して両面搬送ベルト52が搬送ベルト41に圧接する。
【0051】
また、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合、両面搬送ベルト52を用紙の搬送方向(図1中のB方向)に沿って駆動させる指令が制御部60から駆動モータ54の回転駆動モータに送信される。当該指令により、駆動モータ54の回転駆動モータが駆動する。そして、回転駆動モータの駆動による駆動力が駆動機構55の回転駆動機構を介して搬送ローラ53に伝わり、搬送ローラ53が駆動する。そして、搬送ローラ53の駆動により両面搬送ベルト52が用紙の搬送方向に沿って駆動する。このとき、両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とは圧接しているので、両面搬送ベルト52が用紙の搬送方向に沿って駆動すると、当該駆動に従って、搬送ベルト41及び搬送ローラ42が従動する。
【0052】
次に、図2を参照して、図1に示す用紙冷却部40と異なる構成を有する用紙冷却部40Aの構成を説明する。図2に示すように、用紙冷却部40Aは、搬送ベルト41と、搬送ローラ42と、ヒートシンク43,44と、駆動モータ45と、駆動機構46と、ストレート搬送ベルト47と、搬送ローラ48と、を備えて構成される。図1と異なる構成としては、ストレート搬送ベルト47と両面搬送ベルト52とをそれぞれ駆動させる駆動モータ及び駆動機構が設置されておらず、搬送ベルト41を駆動させる駆動モータ及び駆動機構が設置されていることである。以下、図1と異なる部分を主として具体的に説明する。
【0053】
駆動モータ45は、制御部60からの指示に基づいて、搬送ベルト41を用紙の搬送方向に沿って駆動させるためのモータである。駆動機構46は、回転ギア等により構成され、駆動モータ45の駆動による駆動力を搬送ローラ42に伝達する。これにより、搬送ローラ42が駆動し、搬送ベルト41が用紙の搬送方向に沿って駆動する。駆動モータ45及び駆動機構46は駆動部として機能する。
【0054】
例えば、図2に示す構成において、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合、搬送ベルト41を用紙の搬送方向(図2中のC方向)に沿って駆動させる指令が制御部60から駆動モータ45に送信される。当該指令により、駆動モータ45が駆動する。そして、駆動モータ45の駆動による駆動力が駆動機構46を介して搬送ローラ42に伝わり、搬送ローラ42が駆動する。そして、搬送ローラ42の駆動により搬送ベルト41が用紙の搬送方向に沿って駆動する。搬送ベルト41とストレート搬送ベルト47とは圧接しているので、搬送ベルト41が用紙の搬送方向に沿って駆動すると、当該駆動に従って、ストレート搬送ベルト47及び搬送ローラ48が従動する。
【0055】
また、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合でも、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合と同様に、搬送ベルト41が用紙の搬送方向(図2中のD方向)に沿って駆動させる指令が制御部60から駆動モータ45に送信され、搬送ベルト41が用紙の搬送方向に沿って駆動する。搬送ベルト41と両面搬送ベルト52とは圧接しているので、搬送ベルト41が用紙の搬送方向に沿って駆動すると、当該駆動に従って、両面搬送ベルト52及び搬送ローラ53が従動する。
このため、図1に示す用紙冷却部40と比較して、駆動モータ49、駆動機構50、センサ51、駆動モータ54、駆動機構55及びセンサ56を備えない構成であっても、図2の構成により用紙を搬送することができる。
【0056】
次に、図3を参照して、画像形成装置1の動作を説明する。
図3は、画像形成装置1で実行される制御処理を示した図である。制御処理は、用紙冷却部が図1に示す構成の場合において、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合は、ストレート搬送ベルト47を搬送ベルト41に圧接させるとともに、両面搬送ベルト52を搬送ベルト41から離間させ、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合は、両面搬送ベルト52を搬送ベルト41に圧接させるとともに、ストレート搬送ベルト47を搬送ベルト41から離間させる処理である。制御処理は、搬送される用紙ごとに実行される。以下、図1の構成において、制御処理が実行されるものとして説明する。
【0057】
制御処理の実行前に、予め画像形成装置1又は外部装置において、ユーザによりジョブデータの設定がされる。そして、画像形成装置1において、ジョブの実行を開始する旨の入力操作の受け付け、又は外部装置からジョブの実行を開始する旨の指令が受信され、ジョブの実行が開始される。その後、ジョブデータに基づいて、用紙に画像形成処理が実行され、当該画像形成処理の実行された用紙が用紙冷却部40内に搬送される。そして、用紙が用紙冷却部40内に搬送されたことがセンサ(図示省略)により検知され、当該センサによる検知をトリガとして制御処理が実行される。
【0058】
また、予め、設定されたジョブデータには、用紙の片面のみに画像形成を実行するか、用紙の両面に画像形成を実行するか否かの設定情報が含まれており、当該設定情報はRAM63に記憶されているものとする。
【0059】
先ず、用紙の搬送経路をストレート通紙経路に切り替えるか否かが判別される(ステップS1)。具体的には、搬送された用紙に対応する設定情報がRAM63から読み出され、当該読み出された設定情報に基づいて、本ステップの判別が行われる。
【0060】
ステップS1において、搬送経路をストレート通紙経路に切り替えると判別された場合(ステップS1;YES)、搬送経路がストレート通紙経路に切り替えられる(ステップS2)。具体的には、制御部60からの指示に基づいて、切替部57により用紙をストレート通紙経路側に導くための動作が実行され、搬送経路がストレート通紙経路に切り替えられる。そして、センサ56により両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とが互いに圧接されているか否かが検知され、当該センサ56による検知結果に基づいて、両面搬送ベルト52は圧接状態であるか否かが判別される(ステップS3)。ステップS3において、両面搬送ベルト52は圧接状態でないと判別された場合(ステップS3;NO)、後述するステップS5に移行される。
【0061】
ステップS3において、両面搬送ベルト52は圧接状態であると判別された場合(ステップS3;YES)、制御部60からの指示に基づいて、駆動モータ54が駆動され、両面搬送ベルト52が離間される(ステップS4)。
【0062】
ステップS4の実行後、センサ51によりストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とが離間されているか否かが検知され、当該センサ51による検知結果に基づいて、ストレート搬送ベルト47は離間状態であるか否かが判別される(ステップS5)。
【0063】
ステップS5において、ストレート搬送ベルト47は離間状態であると判別された場合(ステップS5;YES)、制御部60からの指示に基づいて、駆動モータ49が駆動され、ストレート搬送ベルト47が圧接される(ステップS6)。ステップS6の実行後、制御処理は終了される。
【0064】
ステップS5において、ストレート搬送ベルト47は離間状態でないと判別された場合(ステップS5;NO)、制御処理は終了される。
【0065】
ステップS1に戻り、搬送経路をストレート通紙経路に切り替えないと判別された場合(ステップS1;NO)、搬送経路が両面通紙経路に切り替えられる(ステップS7)。具体的には、制御部60からの指示に基づいて、切替部57により用紙を両面通紙経路側に導くための動作が実行され、搬送経路が両面通紙経路に切り替えられる。そして、センサ51によりストレート搬送ベルト47と搬送ベルト41とが圧接されているか否かが検知され、当該センサ51による検知結果に基づいて、ストレート搬送ベルト47は圧接状態であるか否かが判別される(ステップS8)。
【0066】
ステップS8において、ストレート搬送ベルト47は圧接状態でないと判別された場合(ステップS8;NO)、後述するステップS10に移行される。ステップS8において、ストレート搬送ベルト47は圧接状態であると判別された場合(ステップS8;YES)、制御部60からの指示に基づいて、駆動モータ49が駆動され、ストレート搬送ベルト47が離間される(ステップS9)。
【0067】
ステップS9の実行後、センサ56により両面搬送ベルト52と搬送ベルト41とが離間されているか否かが検知され、当該検知結果に基づいて、両面搬送ベルト52は離間状態であるか否かが判別される(ステップS10)。
【0068】
ステップS10において、両面搬送ベルト52が離間状態でないと判別された場合(ステップS10;NO)、制御処理は終了される。
【0069】
ステップS10において、両面搬送ベルト52が離間状態であると判別された場合(ステプS10;YES)、制御部60からの指示に基づいて、駆動モータ54が駆動され、両面搬送ベルト52が圧接される(ステップS11)。ステップS11の実行後、制御処理は終了される。
【0070】
以上、本実施の形態によれば、用紙の両面に画像形成させる場合、分岐後の両面通紙経路中でヒートシンク44により用紙が冷却されるので、分岐前の搬送経路にヒートシンクを備える必要がない。したがって、用紙の両面に画像形成する場合、用紙の搬送経路を短く構成することができる。これにより、搬送の時間を短縮できるので、画像形成動作の生産性の低下を防ぐことができる。
また、ストレート通紙経路に沿って搬送された用紙はヒートシンク43により冷却され、両面通紙経路に沿って搬送された用紙はヒートシンク44により冷却される。これにより、用紙がカールしたり波打ち状に変形したりすることを抑制することができるので、用紙がカールしたり波打ち状に変形した状態で搬送されることなく、安定した用紙の搬送が可能となる。
【0071】
また、図1の構成において、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合、ストレート搬送ベルト47は用紙の搬送方向(図1中のA方向)に沿って駆動し、当該ストレート搬送ベルト47の駆動に従って、搬送ベルト41及び搬送ローラ42が従動する。また、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合、両面搬送ベルト52は用紙の搬送方向(図1中のB方向)に沿って駆動し、当該両面搬送ベルト52の駆動に従って、搬送ベルト41及び搬送ローラ42が従動する。このため、駆動モータ45及び駆動機構46を備える必要がないので、用紙冷却部40の小型化を実現できるとともに、コストの低減を図ることができる。
【0072】
また、図2の構成において、ストレート通紙搬送経路に沿って用紙を搬送する場合、搬送ベルト41は用紙の搬送方向(図3中のC方向)に沿って駆動し、当該搬送ベルト41の駆動に従って、ストレート搬送ベルト47及び搬送ローラ48が従動する。また、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合、搬送ベルト41は用紙の搬送方向(図3中のD方向)に沿って駆動し、当該搬送ベルト41の駆動に従って、両面搬送ベルト52及び搬送ローラ53が従動する。このため、図2の構成であれば、駆動モータ49、駆動機構50、センサ51、駆動モータ54、駆動機構55及びセンサ56を備える必要がないので、図1の構成よりも用紙冷却部40の小型化を実現することができるとともに、コストの低減を図ることができる。
【0073】
また、図1の構成において、ストレート通紙経路に沿って用紙を搬送する場合、両面搬送ベルト52が搬送ベルト41から離間するので、搬送ベルト41を用紙の搬送方向(図1のA方向)に沿って駆動させることができる。また、両面通紙経路に沿って用紙を搬送する場合は、ストレート搬送ベルト47が搬送ベルト41から離間するので、搬送ベルト41を用紙の搬送方向(図1のB方向)に沿って駆動させることができる。
【0074】
また、ヒートシンク43をヒートシンク44よりも体積の大きな金属部材又は熱伝導率の高い金属部材により構成することで、ヒートシンク43が搬送ベルト41を冷却する能力は、ヒートシンク44が搬送ベルト41を冷却する能力よりも大きくなる。このため、ストレート通紙経路に沿って搬送される用紙に対しての冷却効果を高めることができ、後処理への悪影響を抑えることができる。例えば、用紙冷却部40の後続の後処理部において断裁処理を行う場合、用紙がカールしているために断裁位置がずれてしまうといった悪影響を抑えることができる。
その他、両面通紙経路に沿って搬送される用紙に対する冷却効果を抑えることで、両面通紙経路に沿って搬送された用紙が再度定着部30により定着される際の熱量を補うことができ、定着処理の円滑な実行が可能となる。
【0075】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
【0076】
例えば、上記実施の形態においては、用紙冷却部40において、ヒートシンク43、44を2つ備える構成としたがこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、搬送ベルト41に当接する構成であれば、一体型のヒートシンク70を備える構成としてもよい。この場合、図5に示すように、ヒートシンク70は、ストレート通紙経路側が両面通紙経路側よりも、搬送ベルト41との接触面積が大きくなるような構成となる。
【0077】
また、図5に示すように、別個型のヒートシンク43,44Bを備えた構成であっても、ストレート通紙側のヒートシンク43は、両面通紙経路側のヒートシンク44Bと比較して搬送ベルト41との接触面積を大きくなるような構成としてもよい。この構成により、ヒートシンク43による用紙の冷却能力が、ヒートシンク44Bによる用紙の冷却能力よりも大きくなる。
【0078】
また、ヒートシンク43、44が搬送ベルト41に当接するだけでなく、図6に示すように、ストレート搬送ベルト47及び両面搬送ベルト52のそれぞれに当接するようにヒートシンク81、82を別途備える構成としてもよい。
【0079】
また、図6の構成におけるヒートシンク43,44を備えずに、ヒートシンク81、82のみを備える構成としてもよい。
【0080】
また、ヒートシンクを冷却する冷却ファン(図示省略)を備え、当該ファンの風量を変化させることでヒートシンクの冷却効果を変化させることとしてもよい。
【0081】
また、図1に示す用紙冷却部40において、駆動モータ45及び駆動機構46を備える構成としてもよい。
【0082】
その他、本実施の形態における、画像形成装置の細部構造及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0083】
1 画像形成装置
10 給紙部
11 給紙トレイ
12 給紙ローラ
13 給紙駆動モータ
20 画像形成部
21 画像処理部
22 書き込み部
23 感光体ドラム
24 中間転写ベルト
25 レジストローラ
26 二次転写ローラ
27 駆動モータ
30 定着部
31 加熱ローラ
32 加圧ローラ
33 温度センサ
34 定着駆動モータ
40 用紙冷却部
41 搬送ベルト
42,48,53 搬送ローラ
43,44,70,81,82 ヒートシンク
45,49,54 駆動モータ
46,50 駆動機構
47 ストレート搬送ベルト
47 ストレート搬送ベルト
50,55 駆動機構
51,56 センサ
52 両面搬送ベルト
57 切替部
60 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナー像が転写された用紙を加熱することにより当該トナー像を定着する定着部と、
前記トナー像が定着された用紙の搬送経路を分岐して第1の搬送経路及び第2の搬送経路を構成する搬送部であって、用紙の一方の面に接触しながら前記第1の搬送経路に沿って用紙を搬送する第1の搬送部、及び、用紙の一方の面に接触しながら前記第2の搬送経路に沿って用紙を搬送する第2の搬送部と、
前記分岐後の第1の搬送部及び第2の搬送部に接する位置に配置され、前記第1の搬送経路及び第2の搬送経路に沿ってそれぞれ搬送される用紙を冷却する冷却部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の搬送部は、用紙を排紙する排紙部又は用紙に後処理を行う後処理部に用紙を搬送するための第1の搬送経路を構成し、
前記第2の搬送部は、用紙に画像形成を行う画像形成部に用紙を再搬送するための第2の搬送経路を構成する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記搬送部は、前記第1の搬送部の一方を構成する第1の搬送ベルトと、前記第2の搬送部の一方を構成する第2の搬送ベルトと、前記第1の搬送ベルト及び前記第2の搬送ベルトに対向して設けられ、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の他方を共通して構成する第3の搬送ベルトを有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第3の搬送ベルトは、前記第1の搬送部により用紙を搬送する場合と、前記第2の搬送部により用紙を搬送する場合とで、逆方向に回転する請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の搬送ベルト及び前記第2の搬送ベルトを駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記1の搬送部により用紙を搬送する場合は、前記第1の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトに圧接させるとともに、前記第2の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトから離間させ、前記第2の搬送部により用紙を搬送する場合は、前記第2の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトに圧接させるとともに、前記第1の搬送ベルトを前記第3の搬送ベルトから離間させる請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記冷却部は、
前記第1の搬送部に接する第1の冷却部と、
前記第2の搬送部に接する第2の冷却部と、
を備える請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の冷却部による用紙の冷却能力が、前記第2の冷却部による用紙の冷却能力よりも大きい請求項6に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−3068(P2012−3068A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−138497(P2010−138497)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】