説明

画像形成装置

【課題】画像形成装置において、側板フレームの縁部に設けられるフランジ部の高さが低くなった場合、あるいはフランジ部が設けられない場合であっても、確実に板金ステーと側板フレームとを導通する。
【解決手段】板金ステー4は、水平に延在する基部4a1と、当該基部4a1から立ち上げられると共に側板フレーム3の外側面と当接する当接部4a2とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンター等の画像形成装置は、強度部材として筐体内部に対向配置される2枚の側板フレームを備えている。また、これらの側板フレームの間に、種々の機器(画像形成ユニット、現像ユニット、トナーコンテナ等)が配置されている。
このような画像形成装置では、側板フレームを接地経路とする場合がある。ただし、側板フレーム間に配置される機器は、多くの樹脂部材(樹脂ケースや樹脂容器)を含んでいることから接地経路とすることはできない。このため、画像形成装置では、一方の側板フレームを直接接地し、他方の側板フレームを装置底部に水平に延在する板金ステーにて導通することで、全体の接地が図られている。
【0003】
なお、側板フレームの縁部には、絞り加工や曲げ加工によってフランジ部が設けられている。上述の板金ステーは、例えば、このフランジ部に対してビス等で締結されることによって側板フレームに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−208597号公報
【特許文献2】特開2006−178159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、画像形成装置に対しては、小型化が求められている。このため、上記フランジ部の高さ(側板フレーム表面と直交する方向の長さ)を低くすることが提案されている。
しかしながら、フランジ部の高さが低くなると、締結用のビス孔を設けることができなくなり、板金ステーと側板フレームとを固定することが難しくなる。このため、板金ステーと側板フレームとの導通を確保することが難しくなる。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、画像形成装置において、側板フレームの縁部に設けられるフランジ部の高さが低くなった場合、あるいはフランジ部が設けられない場合であっても、確実に板金ステーと側板フレームとを導通することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0008】
第1の発明は、対向配置されると共にいずれか一方が直接接地される金属製の一対の側板フレームと、上記側板フレーム同士を電気的に接続する板金ステーとを備える画像形成装置であって、上記板金ステーが、水平に延在する基部と、当該基部から立ち上げられると共に上記側板フレームの外側面と当接する当接部とを備えるという構成を採用する。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記側板フレームの縁部には上記外側面側に立設するフランジ部が形成されており、上記フランジ部に貫通穴が設けられ、上記当接部は上記貫通穴を通して上記外側面に当接するという構成を採用する。
【0010】
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記当接部と上記側板フレームとがビスによって締結されているという構成を採用する。
【0011】
第4の発明は、上記第3の発明において、上記当接部の上端が上記ビスの締結位置に設定され、当該当接部の上端の一部が下方に向けて凹むことによって形成されると共に上記ビスの位置決めを行う凹部を備えるという構成を採用する。
【0012】
第5の発明は、上記第3または第4の発明において、上記側板フレーム同士の間に配置される樹脂部材と上記側板フレームとの位置決め構造と、上記板金ステーの上記基部に取り付けられて設置面に当接される脚部と、上記ビスとが、鉛直方向に配列されているという構成を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、板金ステーが、水平に延在する基部と、この基部から立ち上がる当接部とを備えている。また、当接部が、側板フレームの外側面と当接している。このため、側板フレームの縁部に設けられるフランジ部の高さが低くなった場合、あるいはフランジ部が設けられない場合であっても、常に当接部を側板フレームに対して接触させておくことが可能となる。
したがって、本発明によれば、確実に板金ステーと側板フレームとを導通することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態におけるプリンターの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるプリンターの斜視図であり、外装パネルを省略した図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるプリンターの斜視図であり、外装パネルや側板フレームに設置された機器を省略した図である。
【図4】図3において、プリンターの左側を上方から見た場合の斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるプリンターが備える側板フレームと板金ステーとの接続部位の拡大斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるプリンターが備える側板フレームと板金ステーとの接続部位の拡大図側面図である。
【図7】図6において、締結部と左側板フレームとを締結するビスを省略した図である。
【図8】図5において、締結部と左側板フレームとを締結するビスを省略した図である。
【図9】図7のA−A線の断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0016】
図1は、本実施形態のプリンター1(画像形成装置)の斜視図である。また、図2は、外装パネルを省略した本実施形態のプリンター1の斜視図である。また、図3は、図2から更に側板パネルに設置された機器を省略すると共に下方から見た斜視図である。なお、以下の説明における方向は、プリンター1を正面側から見た場合の方向である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態のプリンター1は、外装パネル2によって全体が覆われている。その内部には、図2に示すように、強度部材である側板フレーム3(左側板フレーム3a及び右側板フレーム3b)と、側板フレーム3同士を接続する板金ステー4と、記録用紙に対して画像を形成するための画像形成部5と、その他の必要な機器(プリンター1の内部を冷却するファン6等)と、ゴム足7とを備えている。
【0018】
側板フレーム3は、金属製の板状の強度部材である。図3に示すように、本実施形態のプリンター1においては、この側板フレーム3として、プリンター1の左側に配置される左側板フレーム3aと、右側に配置される右側板フレーム3bとが設置されている。これらの左側板フレーム3aと右側板フレーム3bとは、内側面を対向させて平行に配置されている。
【0019】
図4は、図3において、プリンター1の左側を上方から見た場合の斜視図である。この図に示すように左側板フレーム3aは、下側の一部を除いて縁部にフランジ部3a1が設けられている。このフランジ部3a1は、左側板フレーム3aの外側面3a2から外側に向けて立設されている。
【0020】
また、図5は、左側板フレーム3aと板金ステー4との接続部位の拡大斜視図である。また、図6は、左側板フレーム3aと板金ステー4との接続部位の拡大側面図である。これらの図に示すように、左側板フレーム3aのフランジ部3a1には、板金ステー4の一部(後述する締結部4a2)を貫通させる貫通孔3a3が設けられている。
【0021】
なお、後述するが、本実施形態において板金ステー4は、2つ備えられている。図5は、これら2つの板金ステー4のうち、手前側に配置される手前側板金ステー4aと左側板フレーム3aとの接続部位を拡大したものである。ただし、奥側に配置される奥側板金ステー4bと左側板フレーム3aとの接続部位も図5に示す構造と同一である。したがって、図示しないものの、左側板フレーム3aのフランジ部3b1には、奥側板金ステー4bとの接続部位において、奥側板金ステー4bの一部(締結部)を貫通させる貫通孔も設けられている。
【0022】
右側板フレーム3bは、取り付けられる機器の違いから取付孔等の配置が異なるものの、左側板フレーム3aとほぼ同一の形状を有している。すなわち、右側板フレーム3bは、板金ステー4の一部(締結部)が貫通される貫通孔を有するフランジ部3b1が、下側の一部を除いて縁部に設けられた形状を有している。このように右側板フレーム3bは、左側板フレーム3aとほぼ同一の形状を有しているため、拡大した図示は省略する。
【0023】
板金ステー4は、プリンター1の底部に配置されており、側板フレーム3同士の離間方向に長い金属製の長板状の部材である。この板金ステー4は、左端が左側板フレーム3aに接続され、右端が右側板フレーム3bに接続されている。本実施形態のプリンター1においては、この板金ステー4として、プリンター1の手前側に配置される手前側板金ステー4aと、奥側に配置される奥側板金ステー4bとが設置されている。
【0024】
図5に示すように、手前側ステー4aは、水平に延在する基部4a1と、この基部4a1から立ち上げられる締結部4a2とを備えている。基部4a1は、左側板フレーム3aから右側板フレーム3bまで延在されており、ビス10によって画像形成部5が備える樹脂部材5aに締結されている。締結部4a2は、手前側ステー4aの左端に設けられており、フランジ部3a1に設けられた貫通孔3a3に挿入可能な幅とされている。
【0025】
図7は、締結部4a2と左側板フレーム3aとを締結するビス20を省略した側面図である。また、図8は、締結部4a2と左側板フレーム3aとを締結するビス20を省略した斜視図である。これらの図に示すように、締結部4a2の高さは、上端4a3の位置がビス20の締結位置となるように設定されている。また、締結部4a2は、上端4a3の中央部が下方に向けて凹むことによって形成されたU字状の凹部4a4を有している。この凹部4a4は、ビス20の軸部を位置決めするためのものであり、また、組立て時に左側板フレーム3aに設けられたビス孔21と合わせることにより手前側ステー4aと左側板フレーム3aとを位置決めするためにも用いられる。
【0026】
このような締結部4a2は、図5及び図6に示すように、ビス20によって左側板フレーム3aと締結されている。これによって、締結部4a2は、左側板フレーム3aの外側面3a2と当接されている。
【0027】
また、手前側板金ステー4aの右端、及び、奥側板金ステー4bの左端と右端にも、締結部が設けられている。これらの締結部も、上記締結部4a2と同一の形状とされている。これらの締結部と側板フレーム3と締結構造は、締結部4a2と左側板フレーム3aとの締結構造と同一であることから図示を省略する。すなわち、手前側ステー4aの右端に設けられた締結部は、ビスによって右側板フレーム3bと締結され、右側板フレーム3bの外側面と当接されている。また、奥側板金ステー4bの左端に設けられた締結部は、ビスによって左側板フレーム3bと締結され、左側板フレーム3aの外側面3a2と当接されている。また、奥側板金ステー4bの右端に設けられた締結部は、ビスによって右側板フレーム3bと締結され、右側板フレーム3bの外側面と当接されている。
【0028】
また、上述のように手前側板金ステー4a及び奥側板金ステー4bが、左側板フレーム3aと右側板フレーム3bとに接続されることで、左側板フレーム3aと右側板フレーム3bとが導通されている。つまり、本実施形態においては、板金ステー4によって、側板フレーム3同士が電気的に接続されている。
また、本実施形態においては、右側板フレーム3bは、不図示のインレットに対して直接接地されている。このため、板金ステー4によって右側板フレーム3bと導通されている左側板フレーム3aも間接的に接地されている。
【0029】
図2に戻り、画像形成部5は、プリンター1の主要部であり、記録用紙に対して画像を形成するものである。この画像形成部5は、感光体ドラム、レーザスキャニングユニット、現像ユニット、トナーコンテナ、定着装置等を備えており、樹脂ケース等の多くの樹脂部材を備えている。なお、図5に示す樹脂部材5aも、このような画像形成部5の一部を構成するものである。
【0030】
図9は、図7のA−A線の断面斜視図である。この図に示すように、樹脂部材5aは、左側板フレーム3aに向けて突出する円筒形状の突起部5a1を備えている。この突起部5a1は、締結部4a2の直上に設けられた位置決め孔3a4に挿入されている。このように、樹脂部材5aの突起部5a1が左側板フレーム3aの位置決め孔3a4に挿入されることによって、左側板フレーム3aと樹脂部材5aとが位置決めされる。そして、樹脂部材5aと左側板フレーム3aは外側面3a2側から図示しないビスによって締結されている。
このように、本実施形態においては、樹脂部材5a(画像形成部5)と左側板フレーム3aとの位置決め構造(突起部5a1及び位置決め孔3a4)が、ビス20の直上に配置されている。
なお、締結部4a2と左側板フレーム3aとを締結するビス20の直上に限らず、全ての締結部と側板フレーム3とを締結するビスの直上に、樹脂部材(画像形成部5)と側板フレーム3とを位置決めする位置決め機構が配置されている。ただし、これらの位置決め機構は、上述の突起部5a1及び位置決め孔3a4からなる位置決め機構と同一の構造をしているため、図示は省略する。
【0031】
また、図2に示すように、側板フレーム3には、画像形成部5や記録用紙を冷却するためのファン6等の機器が固定されている。
この他にも、側板フレーム3に対しては、例えば、ケーブルを接続するためのコネクタやプリンター1の制御を行う制御基板等が設置されている。
【0032】
ゴム足7(脚部)は、プリンター1の底部に配置されている。プリンター1の底面には外装パネル2が設けられておらず、板金ステー4が露出されている。ゴム足7は、この露出された板金ステー4に対して接着剤を介して固定されている。図3に示すように、本実施形態においては、プリンター1の底面の4隅に対してゴム足7が設置されている。これらのゴム足7は、プリンター1が設置面上に設置される場合に、設置面に対して直接当接され、プリンター1の重量を支える。
【0033】
また、プリンター1の各隅において、ゴム足7と、ビス(ビス20)と、位置決め機構(突起部5a1及び位置決め孔3a4)とが鉛直方向に直線状に配列されている(例えば図5参照)。つまり、本実施形態においては、プリンター1の重量を支えるゴム足の直上にビス(ビス20)と、位置決め機構(突起部5a1及び位置決め孔3a4)とが配置されている。
【0034】
以上のような本実施形態のプリンター1によれば、板金ステー4が、水平に延在する基部4a1(その他の基部についても以下同じ)と、この基部4a1から立ち上がる締結部4a2(その他の締結部についても以下同じ)とを備えている。また、締結部4a2が、側板フレーム3の外側面3a2と当接している。このため、本実施形態のように、側板フレーム3の縁部に設けられるフランジ部3a1(フランジ部3b1も同様)の高さが低い場合であっても、締結部4a2を側板フレーム3に対して確実に接触させておくことが可能となる。したがって、本実施形態のプリンター1によれば、確実に板金ステー4と側板フレーム3とを導通することが可能となる。なお、仮にフランジ部3a1(フランジ部3b1)がなくなったとしても、確実に板金ステー4と側板フレーム3とを導通することが可能となる。このような本実施形態のプリンター1によれば、装置サイズを小型化した上で、側板フレーム3を確実に電気的に接地することができる。
【0035】
また、本実施形態のプリンター1においては、締結部4a2と側板フレーム3とがビス20(その他のビスについても以下同じ)によって締結されている。このため、締結部4a2と側板フレーム3との接触をより確実なものとすることができ、側板フレーム3をより確実に電気的に接地することができる。
なお、締結部4a2は、側板フレーム3の外側面と当接される。このため、組立て時に、ビス止めの作業を側板フレーム3の外側から行うことができると共に、ビス止めの完了を側板フレーム3の外側から目視することができる。したがって、本実施形態のプリンター1によれば、組立て時の作業性が向上される。
【0036】
また、本実施形態のプリンター1においては、締結部4a2の上端4a3がビス20の締結位置に設定され、締結部4a2の上端にビス20の位置決めを行う凹部4a4を備える。一般的には、締結部に対してビス孔を設け、このビス孔にてビス20の位置決めを行うことが考えられる。ただし、この場合には、ビス孔を形成するために、締結部の上端位置をビス孔の上方に設定する必要がある。このため、締結部の高さが本実施形態の締結部4a2よりも高くなり、締結部の形成に必要となる材料が増加する。つまり、本実施形態のプリンター1によれば、高さの低い締結部4a2を採用しており、少ない材料で板金ステー4を形成することができる。
【0037】
また、本実施形態のプリンター1においては、側板フレーム同士の間に配置される樹脂部材5aと側板フレーム3との位置決め構造(突起部5a1及び位置決め孔3a4)と、設置面に当接されるゴム足7と、ビス20とが、鉛直方向に配列されている。このため、ゴム足7から入る荷重が樹脂部材5aに対して鉛直方向に入り、樹脂部材5aの変形を防止することができる。
【0038】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0039】
例えば、上記実施形態においては、締結部4a2がビス20によって側板フレーム3に締結されている構成を採用した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。締結部4a2に換えて、ビス止めしなくとも側板フレーム3の外側面と確実に当接される当接部を用いることもできる。この当接部も締結部4a2と同様に、板金ステー4の基部4a1から立ち上げられるようにして形成される。
このような当接部を用いる場合には、当接部と側板フレーム3との当接が確実とするための構造を採用することが好ましい。例えば、当接部を側板フレーム3側に僅かに傾斜あるいは湾曲させる構造を採用することが考えられる。この場合には、板金ステー4と側板ステー4とを組み付けることで、当接部が側板フレーム3によって外側に押しやられ、これによって生じる当接部の復元力によって当該当接部が側板フレーム3に圧接される。よって、当接部と側板フレーム3とを確実に当接させて導通を確保することができる。
【0040】
また、上記実施形態においては、ビス20の位置決めを行うための凹部4a4がU字形状である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、凹部がV字等の他の形状であっても良い。
【0041】
また、上記実施形態においては、脚部としてゴム足7を用いる構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、板金ステー4に絞り部を設け、この絞り部を脚部とすることも可能である。
【0042】
また、上記実施形態においては、本発明の画像形成装置がプリンター1である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複写機やファクシミリ、または、複数の機能を備える複合機等の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
【符号の説明】
【0043】
1……プリンター(画像形成装置)、3……側板フレーム、3a……左側板フレーム(側板フレーム)、3a1……フランジ部、3a2……外側面、3a3……貫通孔、3a4……位置決め孔、3b……右側板フレーム、3b1……フランジ部、4……板金ステー、4a……手前側板金ステー(板金ステー)、4a1……基部、4a2……締結部、4a3……上端、4a4……凹部、4b……奥側板金ステー、5……画像形成部、5a……樹脂部材、5a1……突起部、7……ゴム足(脚部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向配置されると共にいずれか一方が直接接地される金属製の一対の側板フレームと、前記側板フレーム同士を電気的に接続する板金ステーとを備える画像形成装置であって、
前記板金ステーは、
水平に延在する基部と、
当該基部から立ち上げられると共に前記側板フレームの外側面と当接する当接部と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記側板フレームの縁部には前記外側面側に立設するフランジ部が形成されており、前記フランジ部に貫通穴が設けられ、前記当接部は前記貫通穴を通して前記外側面に当接することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記当接部と前記側板フレームとがビスによって締結されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記当接部の上端が前記ビスの締結位置に設定され、
当該当接部の上端の一部が下方に向けて凹むことによって形成されると共に前記ビスの位置決めを行う凹部を備える
ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記側板フレーム同士の間に配置される樹脂部材と前記側板フレームとの位置決め構造と、前記板金ステーの前記基部に取り付けられて設置面に当接される脚部と、前記ビスとが、鉛直方向に配列されていることを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−109141(P2013−109141A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253793(P2011−253793)
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】