説明

画像形成装置

【課題】良好に記録材を搬送できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1付勢部73は、レバー71が中扉65の開放方向に案内されるように、レバー71を付勢する。第2付勢部74は、搬送ガイド33が閉鎖する方向に回動するように、搬送ガイド33を付勢する。ここで、第1付勢部73および第2付勢部74は、(1)中扉65が閉鎖される場合には、レバー71が、中扉65からの押圧力により中扉65の矢印AR12方向に案内され、搬送ガイド33が、第2付勢部74の付勢力により閉鎖されるように、(2)中扉65が開放される場合には、第2付勢部74の付勢力より第1付勢部73の付勢力が優勢となることによって、レバー71が、矢印AR11方向に案内され、搬送ガイド33が、第1付勢部73の付勢力により矢印AR21方向に回動されるように、調整される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、およびこれらの機能を複合的に備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、装置の側面に設けられた搬送ユニットおよび開閉扉のそれぞれを垂直方向に延びる回動軸を中心に回動させることによって、搬送ユニットおよび開閉扉を開閉させる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、開閉自在とされた搬送ユニットおよび開閉扉の間に搬送路を形成する技術も従来知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−013305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術のように、開閉自在とされた搬送ユニットおよび開閉扉により搬送路が形成される場合、開閉時の搬送ユニットおよび開閉扉の位置決め精度によっては、搬送路を再現性良く形成することができない。その結果、記録材の搬送性能が低下するという問題が生ずる。
【0006】
そこで、本発明では、良好に記録材を搬送することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、画像形成装置であって、本体内に設けられており、記録材を搬送方向に沿って案内する搬送ガイドと、閉鎖時に前記搬送ガイドと隣接する中扉と、前記中扉を挟んで前記搬送ガイドと逆側に設けられており、閉鎖時に前記中扉と隣接する外扉と、前記中扉の開閉動作に連動して、前記搬送ガイドを開閉させる開閉機構とを備え、前記搬送ガイドは、回動軸を中心に回動することによって、開閉可能とされており、前記中扉は、閉鎖時に開閉機構に押圧力を付与する付与部、を有しており、前記開閉機構は、前記中扉の開閉方向に沿って案内されるレバーと、前記レバーが前記中扉の第1開放方向に案内されるように、前記レバーを付勢する第1付勢部と、前記搬送ガイドが閉鎖する方向に回動するように、前記搬送ガイドを付勢する第2付勢部とを有し、前記レバーは、前記付与部からの押圧力を受ける受動部と、前記搬送ガイドに前記第1付勢部の第1付勢力を伝達する伝達部とを含み、前記第1および第2付勢部は、前記中扉が閉鎖される場合には、前記レバーが、前記押圧力により前記中扉の第1閉鎖方向に案内され、前記搬送ガイドが前記第2付勢部の第2付勢力により閉鎖されるように、前記中扉が開放される場合には、前記第2付勢力より前記第1付勢力が優勢となることによって、前記レバーが、前記第1開放方向に案内され、前記搬送ガイドが、前記第1付勢力により第2開放方向に回動されるように、調整されることを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記搬送ガイドの先端であって、前記中扉と対向する位置にマイラーが設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、外扉および中扉が閉鎖され、印刷処理が実行される場合、搬送ガイドは、中扉から付与される押圧力でなく、開閉機構に含まれる第2付勢部の第2付勢力により閉鎖される。すなわち、印刷処理が実行される場合において、搬送ガイドの位置は、中扉の位置に関わらず、決定される。そのため、外扉および中扉が開閉可能とされている場合であっても、記録材の搬送性能が低下するという問題を防止できる。
【0010】
また、請求項1および請求項2に記載の発明によれば、外扉および中扉が開放される場合、第2付勢力より第1付勢力が優勢となるように設定されており、搬送ガイドは、第2付勢部の付勢力に打ち勝って開放される。そのため、容易に装置のメンテナンスを実行することができる。
【0011】
このように、請求項1および請求項2に記載の発明によれば、記録材の搬送性、および装置のメンテナンス性を向上させることができる。
【0012】
特に、請求項2に記載の発明によれば、搬送ガイドが第2開放方向に回動する時、中扉は、搬送ガイドから離隔する方向に移動する。一方、中扉が閉鎖する時、搬送ガイドは、閉鎖する方向に回動し、中扉から離隔する。したがって、搬送ガイドの先端にマイラーが設けられている場合であっても、中扉の開閉時に、中扉とマイラーが干渉することを防止でき、マイラーの変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態におけるプリンターの構成の一例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるプリンターの構成の一例を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるプリンターの構成の一例を示す側面斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるプリンターの構成の一例を示す側面斜視図である。
【図5】開閉機構付近の構成の一例を示す側面斜視図である。
【図6】開閉機構付近の構成の一例を示す平面図である。
【図7】開閉機構付近の構成の一例を示す正面断面図である。
【図8】開閉機構付近の構成の一例を示す正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
<1.プリンターの全体構成>
図1および図2は、本発明の実施の形態におけるプリンター1の構成の一例を示す正面図である。図3および図4は、本発明の実施の形態におけるプリンター1の構成の一例を示す側面斜視図である。ここで、プリンター1は、電子写真方式によりモノクロ画像またはカラー画像を印刷するための画像形成装置である。プリンター1は、複写機能、印刷機能、およびファクシミリ機能等を複合的に有する複合機に組み込み可能とされている。
【0016】
図1から図4に示すように、プリンター1は、主として、カラー画像形成部10と、給紙部30と、定着器40と、排紙部50と、外扉60と、中扉65と、制御部90と、を備えている。
【0017】
なお、図1および以降の各図には、それらの方向関係を明確にすべく必要に応じて適宜、Z軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系が、付されている。また、図1中の給紙路R1、排紙路R2、循環搬送路R3、および搬送路Raに付された矢印は、「記録材Pの搬送方向」(以下、単に、「搬送方向」と称する)を示す。
【0018】
カラー画像形成部10は、給紙路R1および搬送路Raを介して供給される記録材Pに、モノクロ画像またはカラー画像を印刷する。図1および図2に示すように、カラー画像形成部10は、主として、作像ユニット11(11Y、11M、11C、11K)と、プリントヘッド部15と、中間転写ベルト21と、を有している。
【0019】
複数(本実施の形態では4つ)の作像ユニット11は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色に対応する。図1および図2に示すように、各作像ユニット11(11Y、11M、11C、11K)は、主として、感光体ドラム13(13Y、13M、13C、13K)と、帯電器(図示省略)と、現像器(図示省略)と、一次転写ローラー18(18Y、18M、18C、18K)と、クリーナー19(19Y、19M、19C、19K)と、を有している。
【0020】
ここで、本実施の形態のカラー画像形成部10として、いわゆるタンデム方式が採用されており、各作像ユニット11(11Y、11M、11C、11K)は、図1に示すように、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの順に中間転写ベルト21に沿って並設されている。また、各作像ユニット11(11Y、11M、11C、11K)は、中間転写ベルト21の下方に配置されている。
【0021】
なお、本実施の形態において、各作像ユニット11Y、11M、11C、11Kは、同種のハードウェア構成を有している。そのため、以下では、作像ユニット11Y、並びに作像ユニット11Yの構成要素である感光体ドラム13Yおよび一次転写ローラー18Yについて、詳細に説明する。
【0022】
また、図示の都合上、感光体ドラム13M、13C、13K、および一次転写ローラー18M、18C、18Kの各符号は、図1および以降の各図において省略されている。
【0023】
感光体ドラム13Yは、円筒形状または円柱形状を有しており、中間転写ベルト21を挟んで一次転写ローラー18と逆側に配置されている。感光体ドラム13Yの外周面には、光導電膜が設けられている。プリントヘッド部15は、いわゆる露光部であり、感光体ドラム13(13Y、13M、13C、13K)にレーザー光を照射する。
【0024】
したがって、プリントヘッド部15から感光体ドラム13Yの外周面に光が照射され、この照射部分の電荷が除去されることによって、感光体ドラム13Yの外周面にイエローに対応する静電潜像が、形成される。なお、同様に、感光体ドラム13M、13C、13Kの外周面には、それぞれマゼンタ、シアン、およびブラックに対応する静電潜像が、形成される。
【0025】
一次転写ローラー18Yは、図1および図2に示すように、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム13Yと逆側に配置されている。一次転写ローラー18Yには、感光体ドラム13Yの外周面と逆極性の電荷が、付与されている。これにより、感光体ドラム13Yおよび一次転写ローラー18Yが回転しつつ、感光体ドラム13Yおよび一次転写ローラー18Yの間に中間転写ベルト21が挟み込まれると、中間転写ベルト21にイエローのトナー像が転写される。
【0026】
中間転写ベルト21は、各作像ユニット11(11Y、11M、11C、11K)により一次転写された4色のトナー像を、記録材Pに転写する。図1および図2に示すように、中間転写ベルト21は、駆動ローラー22および従動ローラー23に巻き掛けられており、駆動ローラー22および従動ローラー23は、図1および図2の反時計回りに回転する。さらに、二次転写ローラー25は、搬送路Raを挟んで駆動ローラー22と逆側に配置されており、中間転写ベルト21の外周と接触する。
【0027】
したがって、中間転写ベルト21の送りタイミングと、搬送路Raを搬送される記録材Pの搬送タイミングと、が調整されることによって、中間転写ベルト21の外周に形成された4色のトナー像が記録材Pに二次転写される。
【0028】
なお、各作像ユニット11で用いられる現像材としては、キャリアを用いない1成分系現像剤が好ましいが、トナーおよびキャリアからなる2成分系現像剤であっても良い。
【0029】
給紙部30は、記録材Pを1枚ずつカラー画像形成部10に供給する供給部として用いられる。図1および図2に示すように、給紙部30は、カラー画像形成部10の下方に設けられている。なお、給紙部30の詳細な構成については、後述する。
【0030】
定着器40は、記録材P上に転写されたトナー像を定着させる。図1および図2に示すように、定着器40は、搬送路Raに沿った経路上のうち、二次転写ローラー25よりも下流側に配置されている。図1および図2に示すように、定着器40は、主として、定着ローラー41と、加圧ローラー42と、誘導加熱部43と、を有している。
【0031】
定着ローラー41および加圧ローラー42は、図1および図2に示すように、搬送路Raの両側に配置されている。各々のローラー41、42の間に記録材Pが挟み込まれた状態で、各々のローラー41、42が回転することによって、記録材Pは、排紙部50側に搬送される。
【0032】
誘導加熱部43は、定着ローラー41を加熱するヒーターであり、コイル(図示省略)を有している。したがって、このコイルに高周波数の交流電流が流され、定着ローラー41の表面に渦電流が発生することによって、ジュール熱が発生し、定着ローラー41が加熱される。
【0033】
排紙部50は、搬送方向における定着器40の下流側に設けられており、トナー像が定着された記録材Pを装置外に排紙する。すなわち、搬送路Raを介して排紙部50に供給される記録材Pは、排紙路R2に案内される。図1に示すように、排紙部50は、主として、排紙路R2の経路上に設けられた排紙ローラー対51と、排紙トレイ52と、を有している。
【0034】
外扉60および中扉65は、図1から図4に示すように、本体1aの一側面に設けられており、Z軸と平行な回動軸を中心に回動する。また、図1および図2に示すように、閉鎖時において、外扉60が中扉65と隣接するとともに、外扉60および中扉65の間に循環搬送路R3が形成される。
【0035】
制御部90は、図1および図2に示すように、排紙トレイ52の下方に設けられている。制御部90は、プリンター1の各要素の動作制御、およびデータ演算を実現する。例えば、制御部90は、外部端末(図示省略)等からの画像信号を受けて、これをデジタル化したY−K色用の画像データに変換するとともに、カラー画像形成部10および給紙部30等の動作を制御することによって、記録材Pへの印刷処理が実行できる。
【0036】
<2.開閉機構付近の構成>
図5から図8は、開閉機構70付近の構成の一例を示す斜視図、平面図、正面断面図、および正面断面図である。ここでは、図1、図2、および図5から図8を参照しつつ、給紙部30および開閉機構70のハードウェア構成を説明する。
【0037】
給紙部30は、記録材Pをカラー画像形成部10に供給する供給部として用いられる。図1、図2、および図5から図7に示すように、給紙部30は、主として、給紙カセット31と、給紙ローラー32と、搬送ガイド33と、マイラー35と、を有している。
【0038】
給紙カセット31は、複数の記録材Pを収容可能な収容部である。給紙ローラー32は、給紙カセット31内に収容された複数の記録材Pを最上層から順に繰り出すとともに、繰り出された記録材Pを給紙路R1に供給する。
【0039】
搬送ガイド33は、本体1a(図1から図4参照)内に設けられており、記録材Pを搬送方向に沿って案内する。図7に示すように、搬送ガイド33は、回動軸33aを中心に回動することによって、開閉可能とされている。また、図7に示すように、搬送ガイド33は、閉鎖時における中扉65と隣接しており、中扉65を挟んで外扉60と逆側に設けられている。
【0040】
マイラー35は、搬送ガイド33の先端33bであって、中扉65と対向する位置に設けられている。マイラー35は、搬送ガイド33に接着されるとともに、マイラー35の先端は、搬送路Raに沿うように、折り曲げられている。
【0041】
開閉機構70は、中扉65の開閉動作に連動して、搬送ガイド33を開閉させる。図7および図8に示すように、開閉機構70は、主として、レバー71と、第1付勢部73と、第2付勢部74と、を有している。
【0042】
レバー71は、図7に示すように、中扉65の開閉方向(矢印AR11、AR12方向)に沿って案内される。図6に示すように、レバー71は、受動部71aおよび伝達部71bを有している。
【0043】
受動部71aは、延伸方向におけるレバー71の一端に形成されている。受動部71aは、中扉65の閉鎖時に、中扉65の付与部65aから付与される押圧力を、受ける。そして、この押圧力を受けたレバー71は、矢印AR12方向(中扉65の閉鎖方向:第1閉鎖方向)に案内される。
【0044】
伝達部71bは、図6に示すように、レバー71の一側部に形成された突起である。ここで、レバー71が中扉65の開放方向(矢印AR11方向:第1開放方向)に案内される場合、搬送ガイド33の先端33bは、レバー71の伝達部71bにより押圧され、搬送ガイド33は、矢印AR21方向(搬送ガイド33の開放方向:第2開放方向)に回動させられる。
【0045】
第1付勢部73は、図7に示すように、レバー71の下方であって、給紙ローラー32の上方に設けられている。図7に示すように、第1付勢部73の一端はレバー71に、他端は取付部75に、それぞれ固定されている。そして、第1付勢部73は、レバー71が中扉65の開放方向に案内されるように、レバー71を付勢する。例えば、中扉65の付与部65aが、受動部71aから離隔すると、レバー71は、矢印AR11方向に案内される。
【0046】
第2付勢部74は、搬送ガイド33に付勢力を付与する。図7に示すように、第2付勢部74の一端は搬送ガイド33に、他端は取付部75に、それぞれ固定されている。そして、搬送ガイド33が閉鎖する方向(矢印AR22方向:第2閉鎖方向)に回動するように、搬送ガイド33を付勢する。
【0047】
ここで、本実施の形態の第1付勢部73および第2付勢部74は、以下のように調整されている。すなわち、
(1)中扉65が閉鎖される場合には、レバー71が、中扉65からの押圧力により中扉65の矢印AR12方向に案内され、搬送ガイド33が、第2付勢部74の付勢力(第2付勢力)により閉鎖されるように、
(2)中扉65が開放される場合には、第2付勢部74の付勢力より第1付勢部73の付勢力(第1付勢力)が優勢となることによって、レバー71が、矢印AR11方向に案内され、搬送ガイド33が、第1付勢部73の付勢力により矢印AR21方向に回動されるように、調整される。
【0048】
<3.本実施の形態のプリンターの利点>
以上のように、本実施の形態のプリンター1は、外扉60および中扉65が閉鎖され、印刷処理が実行される場合、搬送ガイド33は、中扉65から付与される押圧力でなく、開閉機構70に含まれる第2付勢部74の付勢力(第2付勢力)により閉鎖される。すなわち、印刷処理が実行される場合において、搬送ガイド33の位置は、中扉65の位置に関わらず、決定される。そのため、外扉60および中扉65が開閉可能とされている場合であっても、記録材Pの搬送性能が低下するという問題を防止できる。
【0049】
また、外扉60および中扉65が開放される場合、本実施の形態のプリンター1は、第2付勢部74の付勢力より第1付勢部73の付勢力が優勢となるように設定されており、搬送ガイド33は、第2付勢部74の付勢力に打ち勝って開放される。そのため、容易にプリンター1のメンテナンスを実行することができる。
【0050】
このように、本実施の形態のプリンター1は、記録材Pの搬送性、およびメンテナンス性を向上させることができる。
【0051】
また、本実施の形態のプリンター1において、搬送ガイド33が矢印AR21方向(第2開放方向)に回動する時、中扉65は、搬送ガイド33から離隔する方向に移動する。一方、中扉65が閉鎖する時、搬送ガイド33は、閉鎖する方向に回動し、中扉65から離隔する。したがって、搬送ガイド33の先端にマイラー35が設けられている場合であっても、中扉65の開閉時に、中扉65とマイラー35が干渉することを防止でき、マイラー35の変形を防止できる。
【符号の説明】
【0052】
1 プリンター
1a 本体
10 カラー画像形成部
30 給紙部
32 給紙ローラー
33 搬送ガイド
33a 回動軸
33b 先端
35 マイラー
40 定着器
50 排紙部
60 外扉
65 中扉
65a 付与部
70 開閉機構
71 レバー
71a 受動部
71b 伝達部
73 第1付勢部
74 第2付勢部
75 取付部
P 記録材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置であって、
(a) 本体内に設けられており、記録材を搬送方向に沿って案内する搬送ガイドと、
(b) 閉鎖時に前記搬送ガイドと隣接する中扉と、
(c) 前記中扉を挟んで前記搬送ガイドと逆側に設けられており、閉鎖時に前記中扉と隣接する外扉と、
(d) 前記中扉の開閉動作に連動して、前記搬送ガイドを開閉させる開閉機構と、
を備え、
前記搬送ガイドは、回動軸を中心に回動することによって、開閉可能とされており、
前記中扉は、
(b-1) 閉鎖時に開閉機構に押圧力を付与する付与部、
を有しており、
前記開閉機構は、
(d-1) 前記中扉の開閉方向に沿って案内されるレバーと、
(d-2) 前記レバーが前記中扉の第1開放方向に案内されるように、前記レバーを付勢する第1付勢部と、
(d-3) 前記搬送ガイドが閉鎖する方向に回動するように、前記搬送ガイドを付勢する第2付勢部と、
を有し、
前記レバーは、
前記付与部からの押圧力を受ける受動部と、
前記搬送ガイドに前記第1付勢部の第1付勢力を伝達する伝達部と、
を含み、
前記第1および第2付勢部は、
(i) 前記中扉が閉鎖される場合には、前記レバーが、前記押圧力により前記中扉の第1閉鎖方向に案内され、前記搬送ガイドが前記第2付勢部の第2付勢力により閉鎖されるように、
(ii) 前記中扉が開放される場合には、前記第2付勢力より前記第1付勢力が優勢となることによって、前記レバーが、前記第1開放方向に案内され、前記搬送ガイドが、前記第1付勢力により第2開放方向に回動されるように、
調整されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記搬送ガイドの先端であって、前記中扉と対向する位置にマイラーが設けられていることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−68835(P2013−68835A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−207974(P2011−207974)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】