説明

画像形成装置

【課題】保温ヒーターの板金の縁部が、当該板金部分が取り付けられている装置本体の底面部から浮いた状態であっても、底面部に対する板金及び保温ヒーターの取付が弱くなったり、板金縁部の変形が成長する等の不具合を防止する。
【課題を解決するための手段】画像形成装置は、装置本体100と、給紙カセット106と、装置本体100の底板部1013の上面であって、装置本体100に収納された状態である給紙カセット106の下方となる位置に、発熱部31に設けられた板金33を介して取り付けられているヒーター部3と、底板部1013の上面におけるヒーター部3の外周部であって、装置本体100の前面部Aに対向する位置に、ヒーター部3における板金33の縁部の高さと同等以上の高さで形成された突起部5とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、給紙機構内に収納された記録紙等に対して除湿を行うヒーターが設けられた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機や複合機等の画像形成装置としては、下記特許文献1に示されるように、その装置本体内に、給紙カセット内に収納された記録紙を湿気から保護するために除湿を行う保温ヒーターを備えるものが知られている。当該保温ヒーターを備える画像形成装置としては、特許文献1に示される画像形成装置のように、保温ヒーターが給紙カセットの上方に設けられた画像形成装置が知られている。
【0003】
更には、保温ヒーターが給紙カセットの下方に設けられている画像形成装置も提案されている。当該画像形成装置では、保温ヒーターの発熱部には、保温ヒーターによる発熱を平面的に装置本体の底面部に伝達するために板金が設けられており、保温ヒーターは、当該板金を介して装置本体の底面部の上面に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−298523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のように板金を介して保温ヒーターを装置本体の底面部に取り付ける場合、この板金は、必要な熱伝導を確保するために薄く形成されたアルミ板等が用いられる。そのため、板金自体が変形し易く、装置本体の底面部に取り付けられた際に、板金が底面部に密着せずに浮き上がる場合がある。このような状態で、給紙カセットを装置本体から引き出したときに記録紙が当該給紙カセットから底面部に落ちると、記録紙の端部が、底面部から浮き上がっている板金縁部に接触し易い。このときに、給紙カセットが装置本体内に再度戻されると、当該給紙カセットの移動に伴って記録紙が板金縁部に向かって押され、記録紙の端部が上記浮き上がった板金部分を押圧することがあるため、上記底面部に対する保温ヒーター及びその板金の取り付けが弱くなったり、板金縁部の変形が更に成長するおそれがある。また、給紙カセットを装置本体から引き出すと、保温ヒーター及びその板金部分が露出するため、保温ヒーター及びその板金部分にユーザーが触れてしまうことによっても、上記保温ヒーター及びその板金の取り付けが弱くなる、及び板金縁部の変形が更に成長するといった不具合が生じやすい。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、保温ヒーターの板金の縁部が、その変形等により、当該板金部分が取り付けられている装置本体の底面部から浮いた状態となっていても、底面部に対する板金及び保温ヒーターの取り付けが弱くなったり、板金縁部の変形が更に成長する等の不具合を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に記載の発明は、筐体により形成される装置本体と、
前記装置本体に出し入れ自在に設けられた給紙機構と、
前記装置本体をなす底板部の上面であって、前記装置本体に収納された状態である前記給紙機構の下方となる位置に、発熱部に設けられた板金を介して取り付けられているヒーター部と、
前記底板部の上面における前記ヒーター部の外周部であって、前記装置本体の前面部に対向する位置に、前記ヒーター部における前記板金の縁部の高さと同等以上の高さで形成された突起部と
を備えた画像形成装置である。
【0008】
この発明では、装置本体の底板部の上面において、ヒーター部の外周部であって装置本体の前面部に対向する位置に突起部を設け、当該突起部を、ヒーター部における板金縁部の高さと同等以上の高さで形成しているので、上記板金縁部の変形により底面部の上面から板金縁部が浮き上がった状態となっていても、給紙機構から底面部に落下した記録紙の端部や、給紙機構を装置本体から取り外した開口部から挿し入れたユーザーの手は、装置本体の前面部の方向からは、上記突起部に遮られてヒーター部の板金縁部に接触し難くなる。このため、ヒーター部の板金縁部に接触した記録紙が、装置本体に対する給紙機構の出し入れに伴う移動により当該板金縁部を押圧する状態が回避され易くなり、ユーザーによる接触も回避され易い。これにより、板金縁部が底面部の上面から浮き上がった状態となっていても、底面部に対するヒーター部及びその板金の取り付けが弱くなったり、板金縁部の変形が更に成長する等の不具合を防止可能である。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記突起部は、前記ヒーター部の外周部であって、前記装置本体の前面部に対向する位置に加えて、前記装置本体の背面部に対向する位置に形成されているものである。
【0010】
この発明によれば、本体の背面部に対向する位置にも突起部が形成されているので、給紙機構から底面部に落下した記録紙の端部等は、装置本体の背面部の方向からも、上記突起部に遮られてヒーター部の板金縁部に接触し難くなる。このため、本発明は、底面部に対するヒーター部及びその板金の取り付けが弱くなったり、板金縁部の変形が更に成長する等の不具合を更に確実に防止可能である。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記ヒーター部は、前記板金上の予め定められた位置に設けられたビス穴においてビス止めにより前記底板部に取り付けられ、
前記突起部は、前記ビス穴に隣り合う位置となる部分が切り欠かれているものである。
【0012】
この発明によれば、突起部は、ビス穴に隣り合う位置となる部分が切り欠かれているため、当該装置を組み立て又は製造する者は、当該突起部の切り欠き部分の位置を把握することで、ヒーター部の板金をビス止めするためのビス穴の位置を容易に把握できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ヒーター部の板金が、その変形等により、当該板金部分が取り付けられている装置本体の底面部から浮いた状態となっていても、底面部に対するヒーター部及び板金の取り付けが弱くなったり、板金の変形が更に成長する等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。
【図2】画像形成装置の外観を示す斜視図であって、給紙カセットを装置本体の下ハウジングから取り外した状態を示す図である。
【図3】ヒーター部が取り付けられた下ハウジングの底面部を示す図である。
【図4】(A)(B)は、底面部におけるヒーター部の取り付け部分の断面図を示す図である。
【図5】ヒーター部の外周部に第2実施形態に係る突起部が設けられた状態を示す図である。
【図6】ヒーター部の外周部に第3実施形態に係る突起部が設けられた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。図1に示す画像形成装置1は、筐体からなる装置本体100を備える。
【0016】
装置本体100は、下ハウジング101と、その上部に設けられたれ上ハウジング102と、これら両ハウジングを連結する連結ハウジング103とを備える。下ハウジング101と上ハウジング102との中間部には、側方から略水平方向に内側に入り込んだ用紙スタック部104が形成されている。また、上ハウジング102の前面には、操作部50が設けられている。用紙スタック部104には、下ハウジング101から排出される用紙が積載されるシートトレイ105が設けられている。
【0017】
上ハウジング102は、内部にフラットベッドを有して当該フラットベッド上の原稿をスキャナ部等により読み取る原稿読取部2を有している。下ハウジング101は、用紙上にトナー画像を形成する感光体ドラム、露光部及び現像部と、用紙上のトナー画像を定着するための定着部といった画像形成機構を内蔵している。下ハウジング101には、更に、記録紙を貯留する給紙カセット(給紙機構)106が設けられている。なお、この実施形態では、給紙カセット106が2つ備えられた例を示しているが、給紙カセットの数は特に限定されない。連結ハウジング103には、画像形成行程における定着後の記録紙を搬送してシートトレイ105に排出するための用紙搬送路を内蔵している。
【0018】
画像形成装置1では、原稿読取部2により読み取られた原稿画像を、下ハウジング101に内蔵された上記画像形成機構により、給紙カセット106のいずれかから給紙される記録紙上に画像形成し、当該画像形成後の記録紙は、連結ハウジング103内の用紙搬送路からシートトレイ105に排出される。
【0019】
図2は、画像形成装置1の外観を示す斜視図であって、給紙カセット106を装置本体100の下ハウジング101から取り外した状態を示す図である。
【0020】
装置本体100の下ハウジング101には、その前面部A側に、各給紙カセット106が、下ハウジング101から引き出される方向と、下ハウジング101に収納される方向とにスライド移動自在に設けられている。これにより、各給紙カセット106は、下ハウジング101に対して出し入れ自在とされている。
【0021】
各給紙カセット106は、下ハウジング101から引き出された状態で、ユーザーによりその内部に記録紙が補充される。さらに、各給紙カセット106は、下ハウジング101から引き出されて、更に下ハウジング101から取り外しが可能に構成されている。図2には、2つの給紙カセット106のうち、下段の給紙カセット106を下ハウジング101から取り外した状態を示している。
【0022】
下ハウジング101は、側面部1011,1012と、これら側面部1011,1012に連結された底板部1013とを有している。当該底板部1013は、ステンレス等の金属で形成されている。この底板部1013の上面であって、下ハウジング101に収納された状態である下段の給紙カセット106の下方となる位置には、ヒーター部3が設けられている。ヒーター部3は、加温により除湿を図るヒーターである。本実施形態では、ヒーター部3として、コイル状に巻いた発熱線が金属パイプの中心に挿入され、当該金属パイプ中に絶縁粉末を充填して一体化させた発熱体からなるシーズヒーターを用いた例を示す。
【0023】
当該ヒーター部3は、長尺状の上記発熱体からなる発熱部31と、当該発熱部31に電流を供給する導線部32とを有する。発熱部31は、例えば、図2に示すように、給紙カセット106がなす四角形状の対角線方向に延びるように配置される。導線部32は、装置本体100に内蔵される図略の電源部に接続されている。
【0024】
次に、下ハウジング101の底面部1013へのヒーター部3の取り付けについて説明する。図3は、ヒーター部3が取り付けられた下ハウジング101の底面部1013を示す図である。図4(A)(B)は、底面部1013におけるヒーター部3の取り付け部分の断面図を示す図である。
【0025】
ヒーター部3は、上記した長尺状の発熱部31と、導線部32とに加え、更に板金33を備えている。板金33は、ヒーター部3による発熱を平面的に底面部1013に伝達するために発熱部31に取り付けられている。図3におけるB−B線での断面図である図4(A)に示すように、板金33は、熱伝導率を向上させるために薄い板状に形成されたアルミ板等により形成される。板金33の上部33aは、内部に発熱部31を通す構造とされ、発熱部31の外周面に面接触する。また、板金33の板状部33bは、その下面が底面部1013に密着可能となるように平面状に形成されている。
【0026】
板金33には、当該板金33における予め定められた位置にビス穴33cが設けられている。本実施形態では、ビス穴33cは、板金33に3つ設けられている。図3に示すように、当該ビス穴33cと、底板部1013において各ビス穴33cに対応する位置に設けられたそれぞれのビス穴(図略)には、ビス40が嵌入され、当該ビス40により板金33が底板部1013に固定されて取り付けられる。
【0027】
上記のようにして底板部1013の上面に取り付けられているヒーター部3の外周部には、突起部5が設けられている。この突起部5は、図3に示すように、装置本体100である下ハウジング101の前面部A(図2)側に向かって対向する位置に設けられている。当該下ハウジング101の前面部A側に向かって対向する位置とは、例えば、ヒーター部3に対して装置本体100の前面部A側となる板金33の側方部と、板金33の端部であって導線部32の接続側とは反対側の端部の側方部である。突起部5は、ヒーター部3に対して装置本体100の前面部A側となる板金33の側方部に沿って延びる突起部51と、板金33の端部であって導線部32の接続側とは反対側の端部の側方部に沿って延びる突起部52とを有している。これら突起部51及び突起部52は一体化されて突起部5を構成している。図4(A)に示すように、突起部51及び突起部52は、底板部1013に取り付けられている板金33の縁部の高さh’と同等以上の高さhで形成される。
【0028】
図4(A)等に示す突起部51と、突起部52とは、例えば、金属板からなる底板部1013をその下面側から押圧するプレス加工により形成される。なお、底板部1013が合成樹脂からなる場合は射出成形等により形成される。或いは、底板部1013の上面に、底板部1013とは別部材からなる突起部51及び突起部52を溶接、接着、又は固着等により取り付けることで設けてもよい。
【0029】
このように、板金33の縁部の高さよりも高く形成された突起部51及び突起部52が、ヒーター部3の外周部であって、装置本体100の前面部A側に対向する位置に設けられていることで、例えば、底面部1013に取り付けられている板金33の縁部が変形して、底面部1013の上面から板金33の縁部が浮き上がった状態となっても、給紙カセット106から底面部1013に落下した記録紙の端部や、給紙カセット106を装置本体100から取り外した開口部101A(図2)から挿し入れたユーザーの手は、装置本体100の前面部Aの方向からは、突起部51及び突起部52に遮られてヒーター部3の板金33縁部に接触し難くなる。
【0030】
このため、ヒーター部3の板金33縁部に接触した記録紙が、装置本体100に対する給紙カセット106の出し入れ移動に伴って押されることにより、当該ヒーター部3の板金33縁部を押圧する状態が回避され易くなり、ユーザーによる接触も回避され易いので、板金33の縁部が底面部1013の上面から浮き上がった状態となっていても、底面部1013に対するヒーター部3及びその板金33の取り付けが弱くなったり、板金33の縁部の変形が更に成長する等の不具合を防止可能である。
【0031】
次に、突起部5の第2実施形態を説明する。図5は、ヒーター部3の外周部に第2実施形態に係る突起部5が設けられた状態を示す図である。
【0032】
上記第1実施形態では、突起部5は、装置本体100である下ハウジング101の前面部A(図2)側に向かって対向する位置に設けられているが、第2実施形態では、更に、突起部5は、ヒーター部3の外周部であって、装置本体100の前面部Aに対向する位置に形成されている突起部51及び突起部52に加えて、下ハウジング101の背面部に対向する位置に突起部53が形成されている。これら突起部51、突起部52、及び突起部53は一体化されて突起部5を構成している。当該下ハウジング101の前面部A側に向かって対向する位置とは、ヒーター部3に対して装置本体100の背面部側となる板金33の側方部である。図4(B)に示すように、突起部53は、突起部51,52と同様に、底板部1013に取り付けられている板金33の縁部の高さh’と同等以上の高さhで形成される。
【0033】
この第2実施形態によれば、下ハウジング101の背面部に対向する位置にも突起部53が形成されているので、給紙カセット106から底面部1013に落下した記録紙の端部等は、下ハウジング101の背面部側の方向からも、突起部53に遮られてヒーター部3及びその板金33部分に接触し難くなる。このため、第2実施形態によれば、底面部1013に対するヒーター部3及びその板金33の取り付けが弱くなったり、板金33の縁部の変形が更に成長する等の不具合を更に確実に防止可能である。
【0034】
次に、突起部5の第3実施形態を説明する。図6は、ヒーター部3の外周部に第3実施形態に係る突起部5が設けられた状態を示す図である。
【0035】
第3実施形態に係る突起部5は、第2実施形態と同様に、下ハウジング101の前面部A側の突起部51及び突起部52と、下ハウジング101の背面部側の突起部53とを有する。第3実施形態では、図6に示すように、この突起部53は、ヒーター部3の板金33に設けられている各ビス穴33cに隣り合う位置となるそれぞれの部分が切り欠かれている。すなわち、突起部53は、突起片53a,53b,53c,53dを有し、突起片53a,53b,53c,53dは、当該突起片同士が互いに隣り合う位置であって、ビス穴33cに隣り合う各位置に隙間を空けて、底板部1013の上面に設けられている。
【0036】
これにより、第3実施形態では、当該画像形成装置1を組み立て又は製造する者は、当該突起部53の切り欠き部分の位置、すなわち、上記各突起片間に設けられた隙間の位置を把握することで、ヒーター部3の板金33を底板部1013に対してビス止めするためのビス穴33cの位置を容易に把握できる。
【0037】
なお、上記図6には、板金33に形成されている全てのビス穴33cに隣り合う位置に突起部53の切り欠き部分が設けられているが、例えば、板金33に形成されている全てのビス穴33cに対してではなく、いずれかのビス穴33cに隣り合う位置に、突起部53の切り欠き部分が設けられるようにしてもよい。さらには、突起部53ではなく、下ハウジング101の前面部A側の突起部51に、上述した各ビス穴33cのそれぞれに隣り合う位置の切り欠き部、又はいずれかのビス穴33cに隣り合う位置の切り欠き部を設けるようにしてもよいし、突起部51及び突起部53の両方に当該切り欠き部を設けるようにしてもよい。
【0038】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記第1乃至第3実施形態では、突起部51,52,53の高さは、板金33縁部の高さh’と同等以上の高さhとされているが、これに限られず、板金33の上部33aの高さと同等以上としてもよい。この場合、給紙カセット106から底面部1013に落下した記録紙の端部や、ユーザーの手が、ヒーター部3及び板金33に接触又は押圧することを回避し易くすることができる。
【0039】
また、例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置を複合機として説明しているが、本発明に係る画像形成装置はこれに限定されない。例えば、本発明に係る画像形成装置は、コピー機、ファクシミリ装置等であっても構わない。
【0040】
なお、図1乃至図6を用いて上記各実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0041】
1 画像形成装置
3 ヒーター部
31 発熱部
32 導線部
33 板金
33a 上部
33c ビス穴
40 ビス
5 突起部
51,52,53 突起部
53a,53b,53c,53d 突起片
100 装置本体
101 下ハウジング
1011,1012 側面部
1013 底板部
106 給紙カセット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体により形成される装置本体と、
前記装置本体に出し入れ自在に設けられた給紙機構と、
前記装置本体をなす底板部の上面であって、前記装置本体に収納された状態である前記給紙機構の下方となる位置に、発熱部に設けられた板金を介して取り付けられているヒーター部と、
前記底板部の上面における前記ヒーター部の外周部であって、前記装置本体の前面部に対向する位置に、前記ヒーター部における前記板金の縁部の高さと同等以上の高さで形成された突起部と
を備えた画像形成装置。
【請求項2】
前記突起部は、前記ヒーター部の外周部であって、前記装置本体の前面部に対向する位置に加えて、前記装置本体の背面部に対向する位置に形成されている請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ヒーター部は、前記板金上の予め定められた位置に設けられたビス穴においてビス止めにより前記底板部に取り付けられ、
前記突起部は、前記ビス穴に隣り合う位置となる部分が切り欠かれている請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−92679(P2013−92679A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−235100(P2011−235100)
【出願日】平成23年10月26日(2011.10.26)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】