説明

画像提供システム、画像提供装置および方法、並びにプログラム

【課題】利用者の満足度を向上させることができるようにする。
【解決手段】写真シール機1において利用者が撮影を行い、編集画像が生成されると、管理サーバ3は、写真シール機1から編集画像と携帯型端末装置2のメールアドレスとを取得して保存するとともに、携帯型端末装置2あての電子メールを生成し、送信する。携帯型端末装置2は、管理サーバ3から受信した電子メールから管理サーバ3が運営する携帯サイトにアクセスし、管理サーバ3から編集画像のサムネイル画像の一覧を受信する。利用者がサムネイル画像の一覧から所望のものを選択すると、携帯型端末装置2は、選択されたサムネイル画像に対応する編集画像を管理サーバ3から取得する。本発明は、画像提供システムに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像提供システム、画像提供装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、利用者の満足度を向上させることができるようにした画像提供システム、画像提供装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者を撮影して得られた撮影画像、または撮影画像に対して編集(落書き)が施された編集画像をシール紙に印刷して提供する写真シール機が知られている。このような写真シール機は娯楽(遊戯)施設等に設置され、写真シール機により提供される1ゲームは、利用者の撮影、撮影画像の編集、シール紙への印刷という流れになっている。
【0003】
多くの写真シール機には、撮影画像にタッチペンなどで任意の文字や図形、スタンプ画像を合成することのできる編集機能が備えられており、女子中学生や女子高校生などが複数人の友達同士で、編集機能を利用した編集や提供されるゲームを楽しんでいる。
【0004】
また、近年の写真シール機には、撮影画像や編集画像をシール紙に印刷するほか、シール紙の印刷の待ち時間や、編集処理の開始からシール紙への印刷終了までの間に、撮影画像や編集画像を利用者の携帯型端末装置に送信できるものもある。
【0005】
例えば、そのような写真シール機には、撮影画像や編集画像を管理サーバに送信して保存させておき、携帯サイトにおいて撮影画像や編集画像を閲覧できるようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
具体的には、有料携帯サイト(会員サイト)に登録した有料会員は、有料携帯サイトにアクセスすることで、写真シール機で生成した全ての撮影画像と編集画像、つまり管理サーバに保存されている全ての撮影画像と編集画像を閲覧することができる。一方、無料会員は、無料携帯サイトにアクセスすると、写真シール機で生成した撮影画像または編集画像を1つだけ得ることができ、得られた画像を携帯型端末装置の保存機能を利用して閲覧することができる。
【0007】
また、非接触の通信方式で撮影画像や編集画像の一部を携帯型端末装置に転送するとともに、携帯型端末装置に転送できなかった画像も管理サーバに送信して保存させておくことができる写真シール機もある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−191714号公報
【特許文献2】特開2008−109580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した技術では、無料会員は、写真シール機において生成された撮影画像や編集画像のうち、携帯型端末装置に送信して保存させる画像を1枚だけしか選択することができなかった。
【0010】
そのため、撮影画像等の選択後に、実際に携帯型端末装置で画像を表示させて確認した結果、撮影画像等の見映えが悪かったなど、選択した撮影画像等に利用者が満足できないことがあった。そのような場合、選択された撮影画像等は、携帯型端末装置に保存されることなく無駄になってしまうこともある。
【0011】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、利用者の満足度を向上させることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の画像提供システムは、ネットワークを介して接続される画像提供装置と携帯型端末装置とからなる画像提供システムであって、前記画像提供装置は、写真シール作成装置において生成された複数の画像を記憶する記憶手段と、前記画像の一覧を生成する生成手段と、前記画像の一覧を前記携帯型端末装置に送信し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像を前記携帯型端末装置に送信する送信手段とを備え、前記携帯型端末装置は、前記画像提供装置から前記画像の一覧を受信する受信手段と、前記画像の一覧を表示する表示手段と、前記画像の一覧から選択された所定の前記画像の送信を要求し、前記画像提供装置から前記画像を取得する画像取得手段とを備える。
【0013】
本発明の画像提供システムにおいては、携帯型端末装置とネットワークを介して接続される画像提供装置において、写真シール作成装置において生成された複数の画像が記憶され、前記画像の一覧が生成され、前記画像の一覧が前記携帯型端末装置に送信され、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像が前記携帯型端末装置に送信される。また、前記携帯型端末装置において、前記画像提供装置から前記画像の一覧が受信され、前記画像の一覧が表示され、前記画像の一覧から選択された所定の前記画像の送信が要求され、前記画像提供装置から前記画像が取得される。
【0014】
本発明の画像提供装置は、写真シール作成装置において生成された複数の画像を記憶する記憶手段と、前記画像の一覧を生成する生成手段と、前記画像の一覧を携帯型端末装置に送信し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像の一覧から選択された前記画像を前記携帯型端末装置に送信する送信手段とを備える。
【0015】
前記生成手段には、前記画像が所定の順番で並べられて表示されるように、前記画像の一覧を生成させることができる。
【0016】
前記送信手段には、前記画像の一覧の送信後、前記携帯型端末装置において前記画像の一覧から選択された前記画像の拡大表示用の画像を前記携帯型端末装置に送信させることができる。
【0017】
前記拡大表示用の画像が、前記画像の一覧から選択された前記画像に所定の加工を施すことにより生成されるようにすることができる。
【0018】
前記送信手段には、前記拡大表示用の画像を送信させてから、前記画像の一覧から選択された前記画像を前記携帯型端末装置に送信させることができる。
【0019】
前記記憶手段には、複数の前記画像のうち、前記写真シール作成装置において利用者により選択された前記画像を示す選択情報をさらに記憶させ、前記生成手段には、前記選択情報により示せれる前記画像と、他の前記画像とが異なる表示形式で表示されるように、前記画像の一覧を生成させることができる。
【0020】
前記送信手段には、前記選択情報により示される前記画像が表示されるとともに、その前記画像を取得するためのボタンと、前記画像の一覧を表示させるためのボタンとが設けられたウェブページを前記携帯型端末装置に送信させ、前記生成手段には、前記画像の一覧を表示させるためのボタンが操作され、前記携帯型端末装置から前記画像の一覧の送信が要求された場合、前記画像の一覧を生成させることができる。
【0021】
前記送信手段には、複数の前記画像のうちの予め定められた所定の数の前記画像が、複数の前記携帯型端末装置に提供される場合、他の前記携帯型端末装置において前記画像の一覧から前記所定の数だけ所定の画像が選択された後、前記携帯型端末装置において前記画像の一覧から前記所定の画像とは異なる画像が選択されたとき、既に前記携帯型端末装置に送信される前記画像が選択されている旨のメッセージを前記携帯型端末装置に送信させることができる。
【0022】
本発明の画像提供方法またはプログラムは、写真シール作成装置において生成された複数の画像の記憶を制御し、前記画像の一覧を生成し、前記画像の一覧の携帯型端末装置への送信を制御し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像の一覧から選択された前記画像の前記携帯型端末装置への送信を制御するステップを含む。
【0023】
本発明の画像提供装置、画像提供方法、またはプログラムにおいては、写真シール作成装置において生成された複数の画像が記憶され、前記画像の一覧が生成され、前記画像の一覧が携帯型端末装置に送信され、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像の一覧から選択された前記画像が前記携帯型端末装置に送信される。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、利用者の満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の画像提供システムの構成例を示す図である。
【図2】写真シール機の外観の構成例を示す斜視図である。
【図3】カーテンを取り付けた状態の写真シール機の外観を示す斜視図である。
【図4】写真シール機の外観を他の角度からみた斜視図である。
【図5】利用者の移動について説明する図である。
【図6】撮影部の構成例を示す図である。
【図7】撮影部の色について説明する図である。
【図8】背景部の構成例を示す図である。
【図9】編集部の構成例を示す図である。
【図10】事後接客部の構成例を示す図である。
【図11】写真シール機の内部の構成例を示す図である。
【図12】管理サーバの構成例を示す図である。
【図13】管理サーバの機能的な構成例を示す図である。
【図14】携帯型端末装置の構成例を示す図である。
【図15】携帯型端末装置の機能的な構成例を示す図である。
【図16】写真シール作成ゲーム処理について説明するフローチャートである。
【図17】携帯型端末装置における画面遷移の一例を示す図である。
【図18】画像管理処理について説明するフローチャートである。
【図19】画像取得処理について説明するフローチャートである。
【図20】携帯型端末装置における画面表示の例を示す図である。
【図21】画像管理処理について説明するフローチャートである。
【図22】画像取得処理について説明するフローチャートである。
【図23】画像取得処理について説明するフローチャートである。
【図24】シール紙の一例を示す図である。
【図25】写真シール作成ゲーム処理について説明するフローチャートである。
【図26】画像取得処理について説明するフローチャートである。
【図27】画像提供処理について説明するフローチャートである。
【図28】携帯型端末装置における画面遷移の例を示す図である。
【図29】画像管理処理について説明するフローチャートである。
【図30】画像取得処理について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
【0027】
〈第1の実施の形態〉
[画像提供システムの構成例]
図1は、本発明を適用した画像提供システムの一実施の形態の構成例を示す図である。
【0028】
この画像提供システムは、写真シール機1、携帯型端末装置2、および管理サーバ3から構成される。
【0029】
写真シール機1は、利用者を被写体として撮影し、その結果得られた撮影画像に対して利用者の操作に応じた編集を行なって、編集された撮影画像(以下、編集画像とも称する)をシール紙に印刷して提供するゲームを、利用者に対して提供する。
【0030】
携帯型端末装置2は、写真シール機1が提供するゲームを行い、シール紙を受け取る利用者が携帯している携帯電話機や携帯型のコンピュータなどの端末装置である。また、管理サーバ3は、例えば写真シール機1のメーカーが管理する画像処理装置である。
【0031】
写真シール機1には、非接触型ICとの間で近接通信を行うリーダ/ライタが設けられており、携帯型端末装置2には非接触型ICが内蔵されている。図1の画像提供システムでは、写真シール機1と携帯型端末装置2の間の情報の送受信は、携帯型端末装置2が写真シール機1のリーダ/ライタにかざされたときに、非接触型ICを用いた近接通信により行われる。
【0032】
また、写真シール機1と管理サーバ3の間の情報の送受信や、携帯型端末装置2と管理サーバ3との間の情報の送受信は、インターネットなどのネットワークを介して行われる。
【0033】
さらに、写真シール機1は携帯送信機能を有しており、携帯型端末装置2の利用者は、写真シール機1が提供する写真シール作成ゲームにおいて携帯送信機能を利用することができる。ここで、携帯送信機能とは、写真シール機1で生成された編集画像を携帯型端末装置2で閲覧することができるように、写真シール機1が管理サーバ3に編集画像を送信する機能である。
【0034】
写真シール機1において生成された編集画像は、利用者により入力されたメールアドレスとともに管理サーバ3に送信され、管理サーバ3が有する記憶媒体に保存(記憶)される。そして、管理サーバ3が運営する携帯サイトへアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールが管理サーバ3から携帯型端末装置2に送信される。
【0035】
利用者は、携帯型端末装置2を操作して電子メールに含まれるURLにアクセスすることで、管理サーバ3に保存されている編集画像を携帯型端末装置2にダウンロードさせ、保存させることができる。これにより、利用者は、携帯型端末装置2に編集画像を表示させたり、編集画像を待受け画面に設定したりすることができる。
【0036】
なお、写真シール機1から管理サーバ3に送信される利用者のメールアドレスは、利用者が写真シール機1を直接操作することで入力されてもよいし、携帯型端末装置2と写真シール機1との近接通信が利用されて取得されるようにしてもよい。
【0037】
例えば、近接通信が利用される場合には、利用者は携帯型端末装置2を写真シール機1のリーダ/ライタにかざして、携帯型端末装置2の非接触型ICと、リーダ/ライタとの近接通信により、メールアドレスを写真シール機1に送信させる。写真シール機1は、このようにして携帯型端末装置2から受信したメールアドレスを管理サーバ3に送信する。
【0038】
[写真シール機の構成例]
次に、図1の写真シール機1の構成について説明する。図2は、写真シール機1の外観の構成例を示す斜視図である。
【0039】
写真シール機1は、撮影や編集等の作業を利用者にゲームとして行わせ、編集画像を提供する代わりに利用者より代金を受け取るゲーム機である。写真シール機1はゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は1人であることもあるし、複数人であることもある。
【0040】
写真シール機1が提供するゲームで遊ぶ利用者は、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した編集対象の画像に対して、手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。利用者は、編集済みの撮影画像、すなわち編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させることになる。
【0041】
図2に示すように、写真シール機1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13から構成される。撮影ユニット11と編集部12が接した状態で設置され、編集部12と事後接客部13が接した状態で設置される。
【0042】
撮影ユニット11は、撮影部21と背景部22から構成される。撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて設置され、撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において撮影処理が行われる。
【0043】
撮影部21は撮影処理を利用者に行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影処理を行っている利用者の正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影処理時に利用者により用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいる利用者から見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aにより構成され、右側面が側面パネル42Bにより構成される。
【0044】
背景部22は、正面を向いて撮影処理を行っている利用者の背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
【0045】
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
【0046】
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
【0047】
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者により選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
【0048】
複数のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとし、昇降式の背景カーテンとして用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面に張り付けるとともに、合成用の背景画像を複数種類用意し、編集処理において利用者が所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
【0049】
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
【0050】
図3に示すように、撮影空間の上方に形成される開口のうち、天井ストロボユニット24を挟んで前方の部分は天井前方カーテン61で覆われ、後方の部分は天井後方カーテン62で覆われる。天井前方カーテン61の少なくとも内側の色は黒色などの暗い色とされ、天井後方カーテン62の少なくとも内側の色は白色などの明るい色とされる。
【0051】
また、図3に示すように、撮影空間の出入り口G1には側面カーテン63が取り付けられる。反対側の出入り口である出入り口G2にも図示せぬ側面カーテンが取り付けられる。撮影空間の出入り口G1およびG2に取り付けられる側面カーテンの少なくとも内側の色は黒色などの暗い色とされる。
【0052】
図2の説明に戻り、編集部12は、撮影処理によって得られた画像を編集する処理である編集処理を利用者に行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
【0053】
図2に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組の利用者が同時に編集処理を行うことができるように、編集部12の正面側と背面側には編集処理に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
【0054】
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集処理に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
【0055】
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
【0056】
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンにより囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、利用者が編集処理を行う編集空間となる。
【0057】
また図4は、写真シール機1を図2とは別の角度から見た斜視図である。
【0058】
事後接客部13は事後接客処理を利用者に行わせる装置である。事後接客処理には、撮影画像や編集済みの画像を送信する携帯送信の処理、ミニゲームを利用者に行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
【0059】
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタや、撮影画像や編集済みの画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っている利用者が事後接客処理を行う事後接客空間となる。
【0060】
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について図5を参照して説明する。図5は、写真シール機1を上から見た平面図である。
【0061】
写真シール機1の利用者は、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影処理を行う。
【0062】
撮影処理を終えた利用者は、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
【0063】
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は編集処理を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集処理を行うことができる。
【0064】
なお、以下、編集空間A2−1および編集空間A2−2を個々に区別する必要のない場合、単に編集空間A2とも称する。
【0065】
編集処理が終了した後、撮影画像や編集済みの画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−1で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客処理を行う。また、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−2で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客処理を行う。
【0066】
上述した携帯送信の処理は、事後接客空間A3にいる利用者を対象とした処理である。撮影画像や編集画像を管理サーバ3に送信する処理などが事後接客空間A3にいる利用者による操作に応じて行われる。
【0067】
画像の印刷が終了したとき、利用者は、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
【0068】
次に、写真シール機1を構成する各装置について説明する。
【0069】
図6は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
【0070】
正面パネル41は撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
【0071】
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
【0072】
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。利用者により撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた画像は撮影画像(静止画像)として保存される。
【0073】
カメラ91を囲むように発光面が設けられた正面ストロボ92は、他のストロボと同様にカメラ91による撮影に合わせて発光し、被写体としての利用者の顔付近を正面から照射する。
【0074】
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、利用者の選択操作をタッチパネルにより受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
【0075】
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
【0076】
上ストロボ82は、利用者を上前方から照射する。左ストロボ83は、利用者を左前方から照射し、右ストロボ84は、利用者を右前方から照射する。下ストロボ85は、利用者を下前方から照射する。
【0077】
ベース部43には利用者の足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。
【0078】
足元ストロボ86の右側には、利用者がお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
【0079】
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影処理を行う利用者が手荷物等を置くための荷物置き場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
【0080】
このような構成を有する撮影部21の各部のうち、正面パネル41、側面パネル42A、側面パネル42B、およびベース部43の撮影空間A1に面する部分の色と、連結部23A、連結部23Bの内側の色は、図7に色を付して示すように黒色などの暗い色とされる。図3を参照して説明したように、撮影空間A1の天井前方の開口に取り付けられる天井前方カーテン61の内側の色と、出入り口G1およびG2に取り付けられるカーテンの内側の色が暗い色であることもあって、撮影空間A1の前方の色は全体的に暗い色となる。
【0081】
後述するように、背景部22には撮影空間A1にいる利用者を背面側から照射するストロボが設けられる。撮影空間A1の前方の色を全体的に暗い色にすることによって、背景部22に設けられるストロボからの光が撮影空間A1内で反射し、利用者を照射してしまうことを防ぐことができ、意図した明るさで撮影を行うことが可能になる。
【0082】
すなわち、背景部22の両端に設けられたストロボからの光のうち、利用者にあたらない光の反射は出入り口G1およびG2に取り付けられた側面カーテンの内側で防ぐことができる。また、撮影部21の正面に設けられた例えば下ストロボ85からの光のうち、利用者にあたらない光の反射は天井前方カーテン61の内側で防ぐことができる。撮影部21の正面に設けられた左ストロボ83および右ストロボ84からの光のうち、利用者にあたらない光の反射は側面パネル42A、側面パネル42Bの内側で防ぐことができる。
【0083】
また、図3を参照して説明したように、撮影空間A1の天井後方の開口に取り付けられる天井後方カーテン62の内側の色は明るい色である。背景カーテンとして明るい色のカーテンを選択することによって、撮影空間A1の後方の色は全体的に明るい色となる。
【0084】
撮影空間A1の後方の色を全体的に明るい色にすることによって、撮影部21に設けられるストロボからの光を撮影空間A1内で反射させ、利用者を後方から照射することが可能になる。利用者を後方から照射して撮影を行うことによって、逆光で撮影したときと同様に、利用者の輪郭が柔らかい雰囲気で写っている画像を撮影することが可能になる。
【0085】
図8は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
【0086】
上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
【0087】
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
【0088】
図9は、編集部12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
【0089】
斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
【0090】
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132Aまたは132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された撮影画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方の利用者により用いられ、タッチペン132Bは他方の利用者により用いられる。なお、以下、タッチペン132Aおよびタッチペン132Bを個々に区別する必要のない場合、単にタッチペン132とも称する。
【0091】
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。
【0092】
図10は、事後接客部13の正面側の構成例を示す図である。
【0093】
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、携帯送信によって送信する画像の選択画面やメールアドレスの入力などの、事後接客処理に用いられる画面が表示される。
【0094】
なお、以下、タッチペン162Aおよびタッチペン162Bを個々に区別する必要のない場合、単にタッチペン162とも称する。
【0095】
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
【0096】
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しや非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
【0097】
例えば、携帯送信をする利用者が携帯型端末装置2をかざしたとき、非接触型ICリーダ/ライタ163は、携帯型端末装置2の識別情報である携帯端末IDなどの情報を携帯型端末装置2に内蔵されている非接触型ICから読み出して取得する。非接触型ICリーダ/ライタ163により読み出された携帯端末IDは、必要に応じて例えば利用者により入力されたメールアドレスの情報などとともに管理サーバ3に送信される。
【0098】
シール紙排出口164からは、編集空間A2−1の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタにより行われる。
【0099】
スピーカ165は、事後接客処理の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
【0100】
次に、写真シール機1の内部構成について説明する。図11は、写真シール機1の内部の構成例を示すブロック図である。なお、図11において、図2乃至図10における場合と対応する部分には同じ符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0101】
制御部201はCPU(Central Processing Unit)などよりなり、ROM(Read Only Memory)206や記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール機1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部208、編集部209、事後接客部210、および印刷部211の各構成も接続される。
【0102】
記憶部202は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201により適宜読み出される。
【0103】
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って、管理サーバ3などの外部の装置と通信を行う。
【0104】
ドライブ204には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によりリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
【0105】
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムやデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
【0106】
撮影部208は、撮影空間A1における撮影処理を行う構成である硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
【0107】
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
【0108】
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択が利用者により手動で行われるようにしてもよい。
【0109】
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。
【0110】
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像を制御部201に出力する。
【0111】
編集部209Aは、編集空間A2−1における編集処理を行う構成として編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ231から構成される。
【0112】
編集部209Bも編集部209Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2における編集処理を行う。なお、以下、編集部209Aおよび編集部209Bを個々に区別する必要のない場合、単に編集部209とも称する。
【0113】
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を検出する。利用者の操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の撮影画像の編集が行われる。
【0114】
事後接客部210は、事後接客空間A3における事後接客処理を行う構成であるタブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A,162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
【0115】
印刷部211は、印刷処理を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部210と印刷部211が、事後接客空間A3にいる利用者を相手とした処理を行う構成となる。
【0116】
[管理サーバの構成例]
また、図1の管理サーバ3は、より詳細には図12に示すように構成される。
【0117】
管理サーバ3では、CPU511、ROM512、およびRAM513がバス514により相互に接続されている。
【0118】
バス514には、さらに、入出力インタフェース515が接続される。入出力インタフェース515には、キーボード、マウスなどよりなる入力部516、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部517が接続される。また、入出力インタフェース515には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成され、各種の情報を記憶する記憶部518、ネットワークインタフェースなどより構成され、写真シール機1や携帯型端末装置2と通信を行う通信部519、リムーバブルメディア521を駆動するドライブ520が接続される。
【0119】
記憶部518には、写真シール機1から送信されてきた画像、画像の識別情報である画像ID、携帯型端末装置2のメールアドレスなどの情報が記憶され、管理される。
【0120】
また、図13は、管理サーバ3の機能的構成例を示す図である。なお、図13の管理サーバ3を構成する機能ブロックのうちの少なくとも一部は、CPU511が所定のプログラムを実行することで実現される。
【0121】
図13では、管理サーバ3は、情報管理部551、サムネイル画像生成部552、メール生成部553、送信部554、および受信部555から構成される。情報管理部551は、写真シール機1から送信されてきた編集画像等の管理を行なう。また、サムネイル画像生成部552は、写真シール機1から受信した編集画像を縮小させてサムネイル画像を生成する。
【0122】
メール生成部553は、管理サーバ3が運営する携帯サイトへアクセスするためのURLのリンクを含む電子メールを生成する。送信部554は、通信部519などから構成され、インターネットなどのネットワークを介して、写真シール機1や携帯型端末装置2などの装置に各種の情報やデータを送信する。また、受信部555は、通信部519などから構成され、インターネットなどのネットワークを介して、写真シール機1や携帯型端末装置2などの装置から送信されてきた各種の情報やデータを受信する。
【0123】
[携帯型端末装置の構成例]
図14は、図1の携帯型端末装置2の構成例を示すブロック図である。
【0124】
携帯型端末装置2は、制御部581、アンテナ582、通信部583、記憶部584、表示部585、非接触型IC586、および操作部587から構成される。
【0125】
制御部581は、CPU,ROM,RAMなどよりなり、所定のプログラムを実行し、携帯型端末装置2の全体の動作を制御する。例えば、制御部581は、通信部583を制御して管理サーバ3と通信を行い、非接触型IC586を制御して写真シール機1と通信を行う。
【0126】
通信部583は、基地局から送信された電波が受信されることに応じてアンテナ582から供給された信号の復調処理を行い、復調処理を行うことによって得られた情報を制御部581に出力する。また、通信部583は、制御部581から供給された情報に対して変調処理を施し、得られた信号をアンテナ582から送信する。
【0127】
記憶部584はフラッシュメモリなどからなり、携帯端末IDや、メールアドレスなどの各種の情報やデータを記憶する。
【0128】
表示部585はLCDなどよりなり、各種の情報を表示する。例えば表示部585には、管理サーバ3が管理する携帯サイトのウェブページや編集画像などが表示される。
【0129】
非接触型IC586は、写真シール機1の非接触型ICリーダ/ライタ163との通信可能範囲にあるとき、非接触型ICリーダ/ライタ163と近接通信を行う。非接触型IC586は、記憶部584から読み出され、制御部581から供給された携帯端末IDを非接触型ICリーダ/ライタ163に送信する。
【0130】
操作部587は各種のボタンや表示部585に重ねて設けられたタッチパネルより構成され、利用者の操作の内容を表す信号を制御部581に出力する。
【0131】
また、図15は、携帯型端末装置2の機能的構成例を示す図である。なお、図15の携帯型端末装置2を構成する機能ブロックのうちの少なくとも一部は、制御部581が記憶部584に記憶されている所定のプログラムを実行することで実現される。
【0132】
図15に示す携帯型端末装置2は、表示制御部611、画像取得部612、送信部613、および受信部614から構成される。
【0133】
表示制御部611は、利用者の操作等に応じて表示部585への画像やウェブページなどの表示を制御する。画像取得部612は、管理サーバ3が運営する携帯サイト(ウェブページ)へのアクセスを制御したり、管理サーバ3からの編集画像の取得を制御したりする。
【0134】
送信部613は、アンテナ582や通信部583などから構成され、インターネットなどのネットワークを介して管理サーバ3などの装置に各種の情報やデータを送信する。また、受信部614は、アンテナ582や通信部583などから構成され、インターネットなどのネットワークを介して、管理サーバ3などの装置から送信されてきた各種の情報やデータを受信する。
【0135】
[写真シール作成ゲーム処理の説明]
次に、図1の画像提供システムの動作について説明する。
【0136】
まず、図16のフローチャートを参照して、写真シール機1により行なわれる写真シール作成ゲーム処理について説明する。
【0137】
ステップS11において、写真シール機1の制御部201は、所定の金額分だけ硬貨が投入されたか否かを判定する。
【0138】
すなわち、写真シール作成ゲームを行なう利用者は、撮影空間A1に入ると、硬貨投入返却口87にゲームの代金として硬貨を投入する。すると、硬貨処理部221は利用者により投入された硬貨を検出し、検出された硬貨の投入額に応じて起動信号を制御部201に供給する。制御部201は、硬貨処理部221から起動信号が供給された場合、硬貨が投入されたと判定する。
【0139】
ステップS11において、まだ硬貨が投入されていないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、硬貨が投入されたと判定されるまで、上述した処理が繰り返し行なわれる。
【0140】
これに対して、ステップS11において硬貨が投入されたと判定された場合、ステップS12において、制御部201は撮影部208を制御し、撮影処理を行なう。
【0141】
例えば、タッチパネルモニタ93は撮影開始を利用者に知らせるカウントダウン等の画像を表示し、スピーカ224はこれから撮影を行なう旨の音声を出力する。また、タッチパネルモニタ93は、カメラ91により撮影された画像に、必要に応じて背景画像が合成されたライブビュー画像を表示する。利用者は、このようにして表示されたライブビュー画像を見ながらポーズをとり、撮影作業を行なう。
【0142】
そして、撮影するタイミングとなったとき、照明制御部223は、上ストロボ82乃至下ストロボ85等の各ストロボを制御して照明(フラッシュ)を被写体に照射させ、カメラ91は、その瞬間に取り込まれている画像を撮影画像として制御部201に供給する。制御部201はカメラ91から供給された撮影画像をRAM207に供給して一時的に記憶させる。
【0143】
ステップS13において、制御部201は、撮影空間A1にいる利用者に対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2の何れかへの移動案内を行なう。例えば編集空間A2への移動案内は、タッチパネルモニタ93が案内画面を表示したり、スピーカ224が移動案内の音声を出力したりすることにより行なわれる。
【0144】
ステップS14において、制御部201は利用者の操作に応じて編集対象とする撮影画像(以下、編集対象画像とも称する)を保存する。
【0145】
例えば、利用者が編集空間A2に移動すると、制御部201は、利用者の移動先の編集空間A2のタブレット内蔵モニタ131に、RAM207に保存されている撮影画像の一覧を表示させる。
【0146】
すると、利用者は、タッチペン132によりタブレット内蔵モニタ131に対する操作を行い、編集対象画像とする撮影画像を選択する。制御部201は、タブレット内蔵モニタ131からの入力信号に基づいて、利用者により選択された撮影画像を編集対象画像として選択し、編集対象画像を記憶部202に記憶させる。
【0147】
ステップS15において、制御部201は編集部209を制御して編集処理を行なう。例えば、制御部201は編集対象画像として選択された撮影画像とともに、予め定められたスタンプなどの画像等をタブレット内蔵モニタ131に表示させ、利用者による編集(落書き)を受け付ける。
【0148】
すると利用者はタッチペン132を操作して、編集対象画像上の所望の位置に予め定められたスタンプなどの画像や、文字などの線画像の合成を指示する。制御部201は、利用者の操作に応じてタブレット内蔵モニタ131から供給される入力信号に応じて、編集対象画像に利用者により指示された画像(以下、合成用画像とも称する)を合成し、編集画像を生成する。また、制御部201は、得られた編集画像をタブレット内蔵モニタ131に表示させるとともに記憶部202に供給し、保存させる。
【0149】
また、撮影画像の編集が行なわれると、利用者はタッチペン132を用いて編集により得られた複数の編集画像のなかから、自分の携帯型端末装置2に送信する編集画像の選択を行なう。例えば、複数の編集画像のなかから、1つの編集画像が送信用の編集画像として選択され、利用者の選択に応じた入力信号がタブレット内蔵モニタ131から制御部201に供給される。なお、選択される編集画像は、1つに限らず2以上であってもよい。
【0150】
ステップS16において、制御部201は、利用者による操作に応じて、携帯型端末装置2に送信する送信用の編集画像を選択する。
【0151】
また、制御部201は、利用者により選択された携帯型端末装置2への送信用の編集画像を特定する選択情報、各編集画像の撮影順序情報、および写真シール機1の機種とバージョンを示す機器IDからなる情報を画像IDとする。そして、制御部201は、画像IDを記憶部202に供給し、編集画像と対応付けて保存させる。
【0152】
ステップS17において、制御部201は印刷部211を制御し、印刷処理を行なう。すなわち、制御部201は、生成した編集画像をプリンタ241に供給して印刷を行なわせる。プリンタ241は制御部201から供給された編集画像を所定のレイアウトでシール紙に印刷する。
【0153】
ステップS18において、制御部201は、タブレット内蔵モニタ131に移動案内を表示させたり、スピーカ231から移動案内の音声を出力させたりすることで、編集空間A2にいる利用者に対して事後接客空間A3への移動案内を行なう。利用者は、この移動案内に応じて事後接客空間A3へと移動する。
【0154】
ステップS19において、制御部201は事後接客部210を制御して、事後接客処理を行なう。例えば、事後接客部210は、事後接客空間A3でシール紙の印刷の終了を待つ利用者に対して、ミニゲーム等のサービスを提供する。
【0155】
また、タブレット内蔵モニタ161は利用者により選択された編集画像の送信先として、携帯型端末装置2のメールアドレスの入力を促す画面を表示する。すると、利用者はタッチペン162Aやタッチペン162Bを用いてタブレット内臓モニタ161に対する操作を行ない、メールアドレスを入力する。
【0156】
ステップS20において、制御部201は、利用者のメールアドレスの入力操作に応じた入力信号をタブレット内蔵モニタ161から取得することで、利用者のメールアドレスを取得する。制御部201は取得したメールアドレスを記憶部202に供給し、編集画像や画像IDと対応づけて保存させる。
【0157】
ステップS21において、制御部201は通信部203を制御して、記憶部202に保存されている全ての編集画像、画像ID、およびメールアドレスを管理サーバ3に送信させる。
【0158】
なお、編集画像は、撮影により得られた撮影画像と、利用者による落書き(編集)で得られた合成用画像とを合成して得られる画像であるが、管理サーバ3には、編集画像が送信されてもよいし、撮影画像と合成用画像が送信されるようにしてもよい。
【0159】
また、編集画像のシール紙への印刷が終了すると、ステップS22において、プリンタ241は、印刷したシール紙をシール紙排出口164から排出し、写真シール作成ゲーム処理は終了する。利用者は、シール紙排出口164から排出されたシール紙を受け取ると、事後接客空間A3から退出する。
【0160】
このようにして、写真シール機1は利用者を撮影し、これにより得られた撮影画像に対して編集処理を施して編集画像を生成する。また、写真シール機1は、編集画像をシール紙に印刷し、利用者に提供するとともに、編集画像や画像ID、メールアドレス等を管理サーバ3に送信する。
【0161】
管理サーバ3に全ての編集画像を送信して保存させることで、この編集画像を利用者の携帯型端末装置2に提供することができるようになり、利用者の満足度を向上させることができる。
【0162】
[携帯サイトについて]
以上のようにして写真シール機1から編集画像が送信されると、送信された編集画像が管理サーバ3により受信され、保存される。携帯型端末装置2は、管理サーバ3が運営する携帯サイトにアクセスすることで、管理サーバ3に保存されている編集画像のうちのいくつか(例えば、1つ)をダウンロードすることができる。
【0163】
携帯型端末装置2が管理サーバ3により運営される携帯サイトにアクセスすると、携帯型端末装置2の表示部585には、例えば図17の矢印Q11に示すウェブページが表示される。
【0164】
矢印Q11に示されるウェブページでは、中央に編集画像のサムネイル画像641−1が表示されており、このサムネイル画像641−1は、写真シール機1において利用者により送信用の編集画像として選択された編集画像のサムネイル画像である。送信用の編集画像は、管理サーバ3において編集画像に対応付けられて保存されている画像IDに含まれる選択情報により特定される。
【0165】
また、矢印Q11に示すウェブページには、文字「撮った画像を全部ゲット」が表示されたボタンが設けられており、このボタンを操作することで予め携帯サイトに登録されている有料会員は、管理サーバ3に保存されている全ての編集画像を得ることができる。
【0166】
文字「撮った画像を全部ゲット」が表示されたボタンの図中、下側には、文字「1枚無料でゲット」が表示されたボタン642が設けられている。ボタン642を操作することで携帯サイトの無料会員は、管理サーバ3に保存されている編集画像のうちの予め定められた枚数(ここでは1枚)の編集画像を得ることができる。
【0167】
さらに表示部585には、携帯型端末装置2の操作機能のボタン643乃至ボタン645が設けられており、これらのボタンには、それぞれ文字「戻る」、「選択」、および「メニュー」が表示されている。
【0168】
例えば、ボタン643が操作されると、表示部585の表示が、現時点で表示されている画面の直前の画面に戻され、ボタン644が操作されると、表示部585上のカーソル等で選択されているボタンなどに対する選択決定がなされる。また、ボタン645が操作されると、表示部585には携帯型端末装置2のメニュー画面が表示される。
【0169】
これらのボタン643乃至ボタン645は、表示部585に表示されている画面に応じて、ボタン操作が受け付けられない状態で表示されたり、表示されなかったりする。また、携帯型端末装置2の設定によって、ボタン643乃至ボタン645を表示させないようにすることも可能である。
【0170】
また、矢印Q11に示すウェブページ上に設けられたボタン642は矢印Q12に示すウェブページへのリンクとなっており、このボタン642が操作されると、表示部585には矢印Q12に示すウェブページが表示される。
【0171】
矢印Q12に示すウェブページの中央には、サムネイル画像641−1が表示されており、このサムネイル画像641−1の図中、下側にはボタン646とボタン647が設けられている。
【0172】
ボタン646には文字「この画像を「拡大・確定」」が表示されており、ボタン646はサムネイル画像641−1を拡大表示し、サムネイル画像641−1に対応する編集画像をダウンロードするときに操作される。
【0173】
例えば、ボタン646が操作されると、矢印Q13に示すようにウェブページ上にサムネイル画像641−1に対応する編集画像648が表示され、編集画像648には文字「Sample」が重畳されている。換言すれば、ボタン646が操作されるとサムネイル画像641−1が拡大表示されることになる。
【0174】
ここで、拡大表示用の編集画像648は、管理サーバ3に保存されている編集画像に対して、文字「Sample」を重畳して得られる画像である。つまり、編集画像648は、編集画像を不正に携帯型端末装置2に保存されてしまうことを防止するために加工された編集画像であり、例えばサンプルである旨の文字が重畳されるなど、もとの編集画像よりも見映えが悪くなるような加工が施された画像である。また、もとの編集画像は、例えば携帯型端末装置2の表示部585の大きさとほぼ同じ大きさなど、表示部585の大きさに適合したサイズの画像である。
【0175】
なお、編集画像648が携帯型端末装置2に保存できない形式のデータや、そのまま保存すると画質が損なわれるような形式のデータとされ、携帯型端末装置2において、編集画像648がさらに大きく拡大表示可能なようにしてもよい。また、編集画像648に文字「確認中」などのウォーターマークが重畳表示され、携帯型端末装置2において編集画像648がさらに拡大表示可能なようにされてもよい。
【0176】
編集画像648が表示されると、利用者は、拡大表示された編集画像648の細部や見映えなどを確認し、例えばボタン644などを操作して、編集画像の携帯型端末装置2への保存を指示する。この操作により、サムネイル画像641−1に対応する、文字「Sample」が重畳されていない編集画像が携帯型端末装置2に保存される。すなわち、編集画像が管理サーバ3から取得されて、携帯型端末装置2の記憶部584に保存される。このように、小さく表示されているサムネイル画像641−1を保存前に拡大表示させることで、利用者は編集画像の見映えや発色などを充分に確認することができる。
【0177】
なお、矢印Q12に示した状態でボタン646が操作され、矢印Q13に示すように編集画像648が表示された後、そのまま編集画像が携帯型端末装置2に保存されるようにしてもよい。この場合、利用者はボタン646の操作後、特に他の操作を必要とせず、自動的に編集画像が保存されることになる。
【0178】
また、矢印Q13に示すように編集画像648が表示された状態から、ボタン643が操作された場合には、直前の画面に表示が戻るようにしてもよい。そのような場合、例えば、ボタン646が操作されて画面が矢印Q13に示す状態となっているときに、ボタン643が操作されると、表示部585の表示は、矢印Q12に示す状態に戻る。
【0179】
さらに、矢印Q12に示したウェブページに設けられたボタン647には、文字「違う画像に「変更」」が表示されており、ボタン647はダウンロードする編集画像を、サムネイル画像641−1に対応する編集画像とは異なるものに変更するときに操作される。
【0180】
例えば、ボタン647が操作されると、矢印Q14に示すように表示部585にはサムネイル画像の一覧が表示される。矢印Q14に示されるウェブページには、6つのサムネイル画像641−1乃至サムネイル画像641−6が表示されている。
【0181】
これらのサムネイル画像641−1乃至サムネイル画像641−6は、一度のゲームにより写真シール機1から管理サーバ3に送信された編集画像のサムネイル画像であり、撮影順など所定の順序で並べられて表示される。なお、以下、サムネイル画像641−1乃至サムネイル画像641−6のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にサムネイル画像641とも称する。
【0182】
また、利用者が携帯型端末装置2を操作して、これらの一覧表示されたサムネイル画像641の何れかが選択されると、表示部585の表示は矢印Q13に示す画面に遷移する。すなわち、サムネイル画像641の一覧から選択されたサムネイル画像641に対応する編集画像648が拡大表示され、その編集画像648が携帯型端末装置2に保存される。
【0183】
[画像管理処理の説明]
次に、写真シール機1から送信されてきた編集画像等を保存するとともに、携帯型端末装置2からの要求に応じて図17に示したウェブページを提供する管理サーバ3の処理について説明する。すなわち、管理サーバ3は、写真シール機1から編集画像等が送信されてくると、編集画像の管理を行なう画像管理処理を開始する。
【0184】
以下、図18のフローチャートを参照して、管理サーバ3による画像管理処理について説明する。
【0185】
ステップS41において、受信部555は、写真シール機1から送信されてきた編集画像、画像ID、およびメールアドレスを受信して情報管理部551に供給する。
【0186】
ステップS42において、情報管理部551は、受信部555から供給された編集画像、画像ID、およびメールアドレスを記憶部518に供給し、これらの情報を互いに対応付けて保存させる。このとき、情報管理部551は各編集画像に保存先URLを割り当てて、記憶部518の保存先URLにより特定される領域に編集画像を保存させる。
【0187】
ステップS43において、サムネイル画像生成部552は、記憶部518に保存された各編集画像について、編集画像を縮小させてサムネイル画像を生成する。そして、サムネイル画像生成部552は、生成したサムネイル画像を記憶部518に供給して、編集画像に対応付けて保存させる。
【0188】
ステップS44において、メール生成部553は、編集画像に対応付けて記憶部518に保存されている携帯型端末装置2のメールアドレスを宛先として、管理サーバ3が運営する携帯サイトへアクセスするためのURLへのリンクを含む電子メールを生成する。
【0189】
例えば、電子メールに含まれるリンクは、図17の矢印Q11に示したウェブページのURLへのリンクとされる。メール生成部553は、電子メールを生成すると、生成した電子メールを送信部554に供給する。
【0190】
ステップS45において、送信部554はメール生成部553から供給された電子メールを、宛先である携帯型端末装置2に送信する。
【0191】
携帯型端末装置2により電子メールが受信されて、携帯サイトへのアクセスが行なわれると、ステップS46において、送信部554は携帯型端末装置2の要求に応じて携帯サイトの各ウェブページを携帯型端末装置2に送信する。
【0192】
例えば、情報管理部551は、携帯型端末装置2が電子メールに含まれるURLにアクセスしてきた場合、画像IDに含まれる選択情報により送信用の編集画像を特定する。そして、情報管理部551は、特定された編集画像のサムネイル画像に基づいて、図17の矢印Q11に示されるサムネイル画像641が表示されるウェブページを生成し、送信部554に供給する。送信部554は、情報管理部551から供給されたウェブページ、より詳細にはウェブページの表示用のデータを携帯型端末装置2に送信する。
【0193】
また、携帯型端末装置2に図17の矢印Q11に示すウェブページが表示されている状態で、利用者が携帯型端末装置2を操作し、ボタン642を操作すると、情報管理部551は、携帯型端末装置2の要求に応じて矢印Q12に示すウェブページを生成する。そしてこのウェブページが携帯型端末装置2に送信されて表示される。
【0194】
携帯型端末装置2に矢印Q12に示したウェブページが表示されると、利用者はサムネイル画像641−1に対応する編集画像をダウンロードするためのボタン646、またはダウンロードする編集画像を変更するためのボタン647の何れかを操作する。
【0195】
すると、携帯型端末装置2から管理サーバ3には、ボタン646またはボタン647の操作に応じて、編集画像の送信の要求、またはサムネイル画像の一覧画面の送信の要求が送信されてくる。
【0196】
ステップS47において、情報管理部551は、送信用の編集画像を変更するか否かを判定する。例えば、ボタン647が操作され、携帯型端末装置2から送信された、サムネイル画像の一覧画面の送信の要求が受信部555により受信された場合、送信用の編集画像を変更すると判定される。また、例えばボタン646が操作され、携帯型端末装置2から送信された、編集画像の送信の要求が受信部555により受信された場合、送信用の編集画像を変更しないと判定される。
【0197】
ステップS47において、送信用の編集画像を変更すると判定された場合、ステップS48において、情報管理部551はサムネイル画像の一覧画面を生成し、送信部554に送信させる。
【0198】
例えば、情報管理部551は、編集画像と対応付けられている画像IDとサムネイル画像を記憶部518から取得する。そして、情報管理部551は、画像IDに含まれる撮影順序情報により示される順番(撮影された順番)でサムネイル画像が一覧表示されるウェブページを生成し、送信部554に供給する。
【0199】
これにより、例えば図17の矢印Q14に示すウェブページが生成される。このとき、例えば最も撮影された順番が早い編集画像のサムネイル画像をサムネイル画像641−1として、サムネイル画像641−1からサムネイル画像641−6まで、撮影された順番が早い順に編集画像に対応するサムネイル画像が表示されるようにウェブページが生成される。すなわち、より利用者が送信用の編集画像として選択すると思われるもののサムネイル画像641ほど、より利用者の目につきやすい位置に表示される。送信部554は情報管理部551から供給されたウェブページを携帯型端末装置2に送信する。
【0200】
携帯型端末装置2に図17の矢印Q14に示すウェブページが表示されると、利用者はサムネイル画像641の一覧のなかから、送信用の編集画像とする編集画像に対応するサムネイル画像641を選択する。すると、携帯型端末装置2からは、選択されたサムネイル画像641(編集画像)を拡大表示するための画像データの送信要求が送信されるので、受信部555はこれを受信して情報管理部551に供給し、その後、処理はステップS49に進む。
【0201】
これに対して、ステップS47において、送信用の編集画像を変更しないと判定された場合、ステップS48の処理は行なわれず、処理はステップS49に進む。
【0202】
この場合、例えば図17の矢印Q12に示したウェブページのボタン646が操作されるので、この操作に応じて携帯型端末装置2からは、送信用の編集画像として選択されている編集画像を拡大表示するための画像データの送信要求が送信される。すなわち、サムネイル画像641の拡大表示用の画像データの送信が要求される。
【0203】
ステップS47において送信用の編集画像を変更しないと判定されたか、またはステップS48においてサムネイル画像の一覧が送信され、送信用の編集画像が変更されると、ステップS49において、送信部554はサムネイル画像(編集画像)の拡大表示用の画像データを送信する。
【0204】
すなわち、情報管理部551は利用者により選択された送信用の編集画像に対して所定の文字などを重畳し、サムネイル画像の拡大表示用の画像データを生成して送信部554に供給する。送信部554は情報管理部551から供給された画像データを携帯型端末装置2に送信する。
【0205】
これにより、携帯型端末装置2には図17の矢印Q13に示す編集画像648が表示される。そして、利用者により編集画像の保存が指示されると、携帯型端末装置2は管理サーバ3に対して編集画像の送信を要求する。なお、矢印Q13に示すウェブページでは、例えば編集画像648には、その編集画像648を生成するもととなった編集画像の保存先URLへのリンクが対応付けられている。
【0206】
携帯型端末装置2により編集画像の送信が要求されると、ステップS50において、送信部554は、携帯型端末装置2の要求に応じて編集画像を送信し、画像管理処理は終了する。
【0207】
すなわち、図17の編集画像648に対応付けられた保存先URLへのアクセスが行なわれ、携帯型端末装置2から編集画像の送信が要求されると、受信部555は携帯型端末装置2からの要求を受信して情報管理部551に供給する。すると、情報管理部551は、要求された編集画像を記憶部518から読み出して、送信部554に供給する。
【0208】
送信部554は、情報管理部551から供給された編集画像を携帯型端末装置2に送信する。これにより、写真シール機1において生成された編集画像が携帯型端末装置2に送信されることになる。
【0209】
このようにして管理サーバ3は、写真シール機1から受信した編集画像等を保存するとともに、編集画像に対して保存先URLを割り当てて、携帯型端末装置2の要求に応じて保存先URLへのリンクを含むウェブページを携帯型端末装置2に送信する。これにより、携帯型端末装置2は、編集画像を得ることができる。
【0210】
なお、一度、携帯型端末装置2により編集画像がダウンロードされると、それ以降においては、無料会員の携帯型端末装置2では、同じゲームで生成された他の編集画像をダウンロードすることができないようになされる。つまり、携帯型端末装置2による編集画像の送信の要求が受け付けられないようになされる。
【0211】
[画像取得処理の説明]
また、図18のステップS44で管理サーバ3から電子メールが送信されると、携帯型端末装置2は、送信されてきた電子メールを受信してウェブページにアクセスし、編集画像をダウンロードする画像取得処理を行なう。以下、図19のフローチャートを参照して、携帯型端末装置2による画像取得処理について説明する。
【0212】
ステップS81において、受信部614は、図18のステップS44の処理により管理サーバ3から送信されてきた電子メールを受信して、表示制御部611に供給する。
【0213】
表示制御部611は、受信部614から供給された電子メールを表示部585に供給して表示させるとともに、必要に応じて電子メールを記憶部584に供給し、保存させる。
【0214】
すると、利用者は表示部585に表示された電子メールを見て確認するとともに、操作部587を操作して、電子メール上に表示されたURLへのリンクを指定して、URLへのアクセスを指示する。
【0215】
ステップS82において、送信部613は操作部587に対する利用者の操作に応じて電子メールに含まれるURLにアクセスし、管理サーバ3に携帯サイトのウェブページの表示用のデータの送信を要求する。これにより、管理サーバ3では、図18のステップS46の処理が行なわれ、管理サーバ3から携帯型端末装置2にウェブページの表示用のデータが送信される。
【0216】
受信部614は、管理サーバ3から送信されてきたウェブページの表示用のデータを受信して表示制御部611に供給し、表示制御部611は受信部614からのデータを表示部585に供給して、表示部585に携帯サイトのウェブページを表示させる。これにより、例えば図17の矢印Q11に示したウェブページが表示部585に表示される。また、この状態で利用者がボタン642を操作すると、携帯型端末装置2は管理サーバ3とデータの授受を行ない、矢印Q12に示すウェブページを表示部585に表示させる。
【0217】
矢印Q12に示すウェブページが表示されると、利用者は表示されているサムネイル画像641−1に対応する編集画像を保存させるか、または保存する編集画像を変更させるかの何れかの操作を行なう。すなわちボタン646とボタン647の何れかが操作される。
【0218】
ステップS83において、画像取得部612は編集画像の変更が指示されたか否かを判定する。例えば、ボタン647が操作された場合、変更が指示されたと判定される。
【0219】
ステップS83において、変更が指示されなかったと判定された場合、つまりボタン646が操作された場合、画像取得部612は、管理サーバ3にサムネイル画像641−1の拡大表示用の画像データの送信を要求し、処理はステップS86に進む。具体的には、画像取得部612は送信部613を制御し、拡大表示用の画像データの送信要求を管理サーバ3に送信させる。
【0220】
これに対して、ステップS83において編集画像の変更が指示されたと判定された場合、画像取得部612は送信部613を制御して、管理サーバ3に対してサムネイル画像の一覧画面の送信を要求し、処理はステップS84に進む。この要求に応じて管理サーバ3からは、サムネイル画像の一覧が送信されてくるので、受信部614はサムネイル画像の一覧を受信し、表示制御部611に供給する。
【0221】
ステップS84にいて、表示制御部611は、受信部614から供給されたサムネイル画像の一覧を表示部585に供給し、表示させる。これにより、例えば図17の矢印Q14に示すウェブページが表示部585に表示される。
【0222】
すると、利用者は操作部587を操作してカーソル等を移動させたり、必要に応じてボタン644を操作したりして、表示されたサムネイル画像641のなかから、送信用の編集画像としようとするものに対応するサムネイル画像641を選択する。
【0223】
ステップS85において、画像取得部612は、利用者の操作に応じて送信用の編集画像を選択する。例えばサムネイル画像641−2が利用者により選択された場合、サムネイル画像641−2に対応する編集画像を選択し、選択した編集画像、すなわちサムネイル画像641−2の拡大表示用の画像データの送信を管理サーバ3に対して要求する。新たな送信用の編集画像が選択されると、その後、処理はステップS86に進む。
【0224】
ステップS83において変更が指示されなかったと判定されたか、またはステップS85において新たな編集画像が選択されると、ステップS86において、表示制御部611は、表示部585にサムネイル画像を拡大表示させる。
【0225】
すなわち、サムネイル画像の拡大表示用の画像データの送信要求に応じて、管理サーバ3からはサムネイル画像の拡大表示用の画像データ、すなわち適宜加工された編集画像が送信されてくるので、受信部614は送信されてきたデータを受信し、表示制御部611に供給する。また、表示制御部611は受信部614から供給された拡大表示用の画像データを表示部585に供給して表示させる。これにより、例えば図17の編集画像648が表示部585に表示される。
【0226】
なお、図17の例では、編集画像648はウェブページの一部の領域に表示されているが、編集画像648が表示部585の全体に表示されるようにしてもよい。このように、編集画像648を全画面表示すれば、利用者はダウンロードした編集画像を実際に表示させたときや、編集画像を待受け画面に設定したときの様子を把握することができる。
【0227】
表示部585に編集画像648が表示され、利用者が操作部587を操作して編集画像の保存を指示すると、画像取得部612は利用者の操作に応じて送信部613を制御して、管理サーバ3に編集画像の送信要求を送信させる。すると、管理サーバ3では図18のステップS50の処理が行なわれ、管理サーバ3から携帯型端末装置2には編集画像が送信されてくるので、受信部614は送信されてきた編集画像を受信し、画像取得部612に供給する。
【0228】
ステップS87において、画像取得部612は受信部614から供給された編集画像を記憶部584に供給して保存させ、画像取得処理は終了する。
【0229】
以上のようにして携帯型端末装置2は、必要に応じてサムネイル画像の一覧を表示させ、その一覧から選択したサムネイル画像に対応する編集画像を管理サーバ3から取得し、保存する。このように、写真シール機1で携帯型端末装置2に保存する編集画像を選択した後でも、サムネイル画像の一覧を表示させて、実際に保存する編集画像を変更できるようにすることで、利用者は自分自身が最終的に最もよいと思う編集画像を得ることができる。
【0230】
これにより、利用者の満足度を向上させることができる。しかも、携帯型端末装置2では、利用者が選択した編集画像が保存前に拡大表示されるので、利用者は保存しようとする編集画像の細部まで確認することができ、携帯型端末装置2に適したものを選択することができる。
【0231】
なお、図17の矢印Q13に示したウェブページが表示されている状態で、利用者が例えばボタン643を操作したときには、直前に表示されていた画面に戻ることができるようにしてもよい。
【0232】
そのような場合、例えば矢印Q12に示すウェブページからボタン646が操作されて、矢印Q13に示すウェブページに画面が遷移したときには、ボタン643が操作されると、表示部585の表示は、矢印Q12に示したウェブページに戻ることになる。この場合、図19のステップS86の後、ボタン643が操作されると処理はステップS83に戻る。
【0233】
これに対して、矢印Q14に示すウェブページからサムネイル画像641が選択されて、矢印Q13に示すウェブページに画面が遷移したときには、ボタン643が操作されると、表示部585の表示は、矢印Q14に示したウェブページに戻ることになる。この場合、図19のステップS86の後、ボタン643が操作されると処理はステップS84に戻る。
【0234】
また、図17の例では、矢印Q14に示すウェブページにおいて、サムネイル画像641が撮影順に並べられて表示されると説明したが、編集対象の画像として選択された順(以下、キープ順とも称する)や、編集順、編集時間順などでサムネイル画像641が表示されてもよい。例えば、サムネイル画像641がキープ順に並べられて表示される場合、写真シール機1の制御部201は、図16のステップS14において、編集対象画像として選択された順番を示す情報を生成し、その情報を含む画像IDを生成する。
【0235】
また、編集順または編集時間順にサムネイル画像641が並べられて表示される場合、制御部201は、図16のステップS15において、編集対象画像が編集された順番または編集時間が長かった順番を示す情報を生成し、その情報を含む画像IDを生成する。
【0236】
画像IDに、選択順や編集順、編集時間順を示す情報が含まれる場合、管理サーバ3の情報管理部551は図18のステップS48において、それらの情報に従ってサムネイル画像641が並べられるように、サムネイル画像641の一覧を生成する。例えば、画像IDに編集時間順を示す情報が含まれる場合、編集時間が長かった順にサムネイル画像641が並べられる。
【0237】
通常、利用者は、気に入った画像ほど長い時間をかけて編集したり、気に入った画像から選択,編集したりするので、編集対象の画像が選択された順番、編集された順番、および編集時間の長い順番は、利用者にとって気に入っている画像の順番となることが多い。そこで、それらの順番で対応するサムネイル画像641を並べて表示すれば、利用者がサムネイル画像641の一覧を見たときに、利用者のより気に入っている画像がより目につきやすくなる。これにより、利用者は、より簡単かつ迅速に所望の画像を選択することができる。
【0238】
また、写真シール機1において、編集前の撮影画像、または編集で得られた編集画像について、利用者が携帯型端末装置2へ送信したい順番を入力したり、自分の好みの度合いを示す評価(見映えの評価)を入力したりするようにしてもよい。
【0239】
そのような場合、写真シール機1の制御部201は、入力された送信したい順番や評価の順番を示す情報を含む画像IDを生成する。管理サーバ3の情報管理部551は図18のステップS48において、それらの情報に従って、送信したい順番や評価の高い順番でサムネイル画像641が並べられるように、サムネイル画像641の一覧を生成する。
【0240】
〈第2の実施の形態〉
[携帯サイトの表示例]
また、以上においては図17に示すように、選択された編集画像のサムネイル画像641−1のみが表示された状態で、選択された編集画像を保存するか、または変更するかを操作できる例について説明したが、サムネイル画像の一覧が表示された状態で、編集画像の保存または変更を操作できるようにしてもよい。
【0241】
そのような場合、図17の矢印Q11に示すウェブページが表示されている状態でボタン642が操作されると、携帯型端末装置2の表示部585には、図20に示すウェブページが表示される。なお、図20において、図17における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0242】
図20に示すウェブページでは、サムネイル画像641−1乃至サムネイル画像641−6が撮影順に並べられて表示されている。この例では、画像IDに含まれる選択情報により特定される編集画像のサムネイル画像641−1には、文字「選択画像」が表示されている。また、サムネイル画像641−2乃至サムネイル画像641−6は、例えばグレースケールなど、サムネイル画像641−1とは異なる表示形式で表示されている。
【0243】
これらの文字「選択画像」の表示等による異なる表示形式での表示によって、写真シール機1において利用者により選択されたものが、どの画像であるかを利用者が容易に把握できるようになされている。
【0244】
また、サムネイル画像641の一覧の図中、下側には、携帯型端末装置2に保存する編集画像を決定するときに操作されるボタン646と、保存する編集画像を変更するときに操作されるボタン647とが設けられている。
【0245】
例えば、ボタン646が操作されると、携帯型端末装置2には図17の矢印Q13に示したウェブページが表示され、選択されているサムネイル画像641−1(編集画像)が拡大表示され、サムネイル画像641−1に対応する編集画像が保存される。
【0246】
これに対して図20に示す表示状態でボタン647が操作された場合には、必要に応じてカーソル等が表示され、利用者は操作部587などを操作してカーソルを移動させ、好みのサムネイル画像641を選択する。この場合、サムネイル画像641が選択されると、図17の矢印Q13に示したウェブページが表示され、選択されているサムネイル画像641が拡大表示される。
【0247】
なお、図20の例においても、サムネイル画像641が表示される順番は、撮影順に限らず、キープ順や編集順、編集時間順などとされてもよい。
【0248】
[画像管理処理の説明]
次に、図20に示すサムネイル画像の一覧が表示される場合における管理サーバ3と携帯型端末装置2の処理について説明する。
【0249】
まず、図21のフローチャートを参照して、管理サーバ3により行なわれる画像管理処理について説明する。なお、ステップS111乃至ステップS116の処理は、図18のステップS41乃至ステップS46の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0250】
ステップS116の処理が行なわれると、携帯型端末装置2には、図17の矢印Q11に示すウェブページが表示される。この状態で利用者がボタン642を操作すると、携帯型端末装置2から管理サーバ3には、サムネイル画像の一覧画面の送信の要求が送信されてくるので、受信部555は送信されてきた一覧画面の送信の要求を受信して情報管理部551に供給する。
【0251】
ステップS117において、情報管理部551は、受信部555からサムネイル画像の一覧画面の送信の要求が供給されると、その要求に応じてサムネイル画像の一覧を生成して送信部554に供給し、送信させる。携帯型端末装置2に、このサムネイル画像の一覧が受信されると、携帯型端末装置2には図20に示したウェブページが表示される。
【0252】
すると、利用者はボタン646を操作して、選択されているサムネイル画像641の拡大表示を指示するか、またはボタン647を操作して異なるサムネイル画像641を選択して、選択したサムネイル画像641の拡大表示を指示する。
【0253】
利用者の操作に応じて選択されたサムネイル画像641の拡大表示が指示されると、その後、ステップS118およびステップS119の処理が行なわれて画像管理処理は終了する。なお、これらの処理は図18のステップS49およびステップS50の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0254】
以上のようにして管理サーバ3は、携帯サイトにアクセスがあるとサムネイル画像の一覧を生成して携帯型端末装置2に送信し、携帯型端末装置2の要求に応じて保存している編集画像を送信する。
【0255】
[画像取得処理の説明]
次に、図22のフローチャートを参照して、図20に示したサムネイル画像の一覧が表示される場合に携帯型端末装置2により行なわれる、画像取得処理について説明する。
【0256】
なお、ステップS141およびステップS142の処理は、図19のステップS81およびステップS82の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0257】
ステップS142の処理が行なわれて図17の矢印Q11に示すウェブページが表示され、利用者によりボタン642が操作されると、表示制御部611は送信部613を制御して、管理サーバ3にサムネイル画像の一覧の送信を要求する。すると、管理サーバ3からは、携帯型端末装置2の要求に応じてサムネイル画像の一覧が送信されてくるので、受信部614はサムネイル画像の一覧を受信し、表示制御部611に供給する。
【0258】
ステップS143において、表示制御部611は、受信部614から供給されたサムネイル画像の一覧を表示部585に供給し、表示させる。これにより、例えば図20に示すウェブページが表示部585に表示される。利用者は、図20に示すウェブページが表示されると、上述したようにボタン646またはボタン647の何れかを操作する。
【0259】
ステップS144において、画像取得部612は編集画像の変更が指示されたか否かを判定する。例えば、ボタン647が操作された場合、変更が指示されたと判定される。
【0260】
ステップS144において、編集画像の変更が指示されなかったと判定された場合、つまりボタン646が操作された場合、画像取得部612は送信部613を制御して、管理サーバ3にサムネイル画像641−1の拡大表示用の画像データの送信を要求し、処理はステップS146に進む。
【0261】
これに対して、ステップS144において、編集画像を変更すると判定された場合、利用者はサムネイル画像641を選択するので、ステップS145において画像取得部612は利用者の操作に応じて送信用の編集画像を選択する。すなわち、利用者により選択されたサムネイル画像641に対応する編集画像が、送信用の編集画像として選択される。
【0262】
画像取得部612は、送信部613を制御して、管理サーバ3に選択されたサムネイル画像641の拡大表示用の画像データの送信を要求し、処理はステップS146に進む。
【0263】
ステップS144において編集画像の変更が指示されなかったと判定されたか、またはステップS145において送信用の編集画像が選択し直されると、その後、ステップS146およびステップS147の処理が行なわれて画像取得処理は終了する。なお、これらの処理は図19のステップS86およびステップS87の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0264】
以上のようにして携帯型端末装置2は、サムネイル画像の一覧を表示させ、その一覧から選択したサムネイル画像に対応する編集画像を管理サーバ3から取得し、保存する。このように、写真シール機1で携帯型端末装置2に保存する編集画像を選択した後でも、サムネイル画像の一覧を表示させて、実際に保存する編集画像を変更できるようにすることで、利用者の満足度を向上させることができる。
【0265】
なお、図20に示した例では、画像を拡大表示させたり、選択された画像を変更したりするためにボタン646やボタン647が設けられているが、これらのボタンが設けられないようにしてもよい。そのような場合、例えばカーソルによる選択や、タッチパネル機能を利用したサムネイル画像641への接触による選択操作によって、サムネイル画像641が選択され、選択されたサムネイル画像641が拡大表示される。
【0266】
〈第3の実施の形態〉
[画像取得処理の説明]
さらに、以上においては写真シール機1において、利用者が送信用の編集画像を選択しておき、さらに携帯型端末装置2において、選択した送信用の編集画像を変更できる場合について説明したが、送信用の編集画像が携帯型端末装置2で選択されるようにしてもよい。そのような場合、写真シール機1により行なわれる写真シール作成ゲーム処理では、図16のステップS16の処理は行われない。したがって、管理サーバ3で編集画像と対応付けられて保存される画像IDには、選択情報は含まれない。
【0267】
また、編集画像が管理サーバ3に送信されると、管理サーバ3では図21の画像管理処理が行なわれ、編集画像の保存や編集画像の携帯型端末装置2への送信が行なわれる。これに対応して、携帯型端末装置2では、例えば図23に示す画像取得処理が行なわれる。以下、図23のフローチャートを参照して、携帯型端末装置2により行なわれる画像取得処理について説明する。
【0268】
なお、ステップS171乃至ステップS173の処理は図22のステップS141乃至ステップS143の処理と同様であるので、その説明は省略する。但し、ステップS173の処理が行なわれて表示部585に表示されるサムネイル画像の一覧では、図20に示した一覧とほぼ同じ一覧が表示されるが、ステップS173では、サムネイル画像641には文字の重畳は行なわれず、各サムネイル画像641は同じ表示形式で表示される。
【0269】
利用者が表示されたサムネイル画像の一覧から、送信用の編集画像に対応するサムネイル画像を選択すると、その後、ステップS174乃至ステップS176の処理が行なわれて画像取得処理は終了する。なお、これらの処理は図22のステップS145乃至ステップS147の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0270】
このようにして携帯型端末装置2は、サムネイル画像の一覧を受信して表示し、その一覧のなかから選択されたサムネイル画像の編集画像を、送信用の編集画像として、編集画像を管理サーバ3から取得する。この場合、利用者は、写真シール機1において送信用の編集画像を選択する必要がないので、写真シール機1での写真シール作成ゲームを迅速に進行させることができるとともに、携帯型端末装置2において、自分の好みの編集画像をゆっくりと選択することができる。これにより、利用者は自分の好みや携帯型端末装置2の特性に合わせて、より適切に編集画像を選択することができる。
【0271】
また、図23のフローチャートを参照して説明した画像取得処理においても、携帯型端末装置2で一覧表示されるサムネイル画像の表示順は、撮影順に限らず、どのような順番であってもよい。すなわち、例えばキープ順、編集順、編集時間順、利用者により入力された携帯型端末装置2へ送信したい順、見映えの評価の高い順などとされてもよい。特に、利用者が送信したい順や見映えの評価を入力するときには、利用者は、送信用の編集画像を選ぶという意識よりも、画像の見映え等を評価するという自然な意識で画像の選択や評価を行なうことができる。
【0272】
〈第4の実施の形態〉
[シールIDについて]
ところで、写真シール機で利用者が写真シール作成ゲームを行なう場合に、携帯型端末装置への送信用の編集画像の選択は行なったが、メールアドレスが正しく入力されないことなどがある。そうすると、利用者の携帯型端末装置は、管理サーバからの電子メールを受信することができないので、利用者は、管理サーバに保存された編集画像をダウンロードすることができなくなってしまう。
【0273】
そこで、写真シール機においては、1ゲームにつき1つまたは2つのシールIDが発行され、このシールIDを利用することで携帯サイトから編集画像をダウンロードすることができるようになされている。
【0274】
具体的には、管理サーバには編集画像とシールIDとが対応付けられて保存されている。利用者は携帯型端末装置から管理サーバの携帯サイトにアクセスし、そのウェブページにシールIDを入力することで、シールIDに対応付けられて保存されている編集画像を得ることができる。
【0275】
ところが複数の利用者が一緒に写真シール作成ゲームを行なった場合、各利用者に対してそれぞれシールIDが発行されても、利用者はどのシールIDが自分に発行されたものであるかを特定することができなかった。
【0276】
したがって、例えば各利用者が送信用の編集画像として異なる編集画像を選択し、選択したそれらの編集画像に各シールIDが対応付けられている場合、利用者は、自分のシールIDがどれであるかが分からないと、自分で選択した編集画像を得ることができなくなる。そうすると各利用者は、自分が選択した編集画像を得るには、電子メールなどを利用して、お互いにダウンロードした編集画像を交換しなければならず、満足度が低下してしまうおそれがあった。
【0277】
また、一緒にゲームを行なう利用者の人数がシールIDの発行数よりも多いと、全ての利用者がシールIDの発行を受けることができなくなってしまうこともある。
【0278】
そこで、写真シール機1は、入力されたメールアドレスと、選択された編集画像を得るためのシールIDとを対応付けてシール紙に印刷する。例えば利用者ごとにシール紙が提供される場合には、図24に示す写真シールが得られる。
【0279】
なお、図24では、シール紙内の各四角形は、1つの編集画像の領域を表している。シール紙の図中、下側には利用者により入力されたメールアドレス671と、メールアドレス671を入力した利用者に対して発行されたシールID672とが印刷されている。このように、シール紙ごとに1つのメールアドレスとシールIDを1セット乃至複数セットで印刷することで、各利用者に対して、利用者自身が選択した編集画像を提供することができ、利用者の満足度を向上させることができる。
【0280】
なお、シール紙に印刷されるメールアドレスは、シール紙紛失時に個人情報漏洩を防止するため、一部のみが印刷されるようにしてもよい。また、利用者ごとにシール紙が提供されず、複数の利用者に対して1つのシール紙が提供される場合には、シール紙において、各メールアドレスとシールIDのセットが区別できるように、異なる位置に印刷される。
【0281】
[写真シール作成ゲーム処理の説明]
次に、図25のフローチャートを参照して、シールIDが発行される場合に写真シール機1により行なわれる写真シール作成ゲーム処理について説明する。
【0282】
なお、ステップS201乃至ステップS205の処理は図16のステップS11乃至ステップS15の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0283】
ステップS206において、制御部201は、タブレット内蔵モニタ131に移動案内を表示させたり、スピーカ231から移動案内の音声を出力させたりすることで、編集空間A2にいる利用者に対して事後接客空間A3への移動案内を行なう。
【0284】
そして、ステップS207において、制御部201は事後接客部210を制御して、事後接客処理を行なう。
【0285】
また、制御部201は、タブレット内蔵モニタ161に、編集により得られた編集画像を一覧表示させるとともに、利用者に送信用の編集画像を選択するように促すメッセージを表示させる。これに応じて、各利用者は、タッチペン162を利用して、送信用の編集画像を選択する。
【0286】
ステップS208において、制御部201は、利用者による操作に応じて、携帯型端末装置2に送信する送信用の編集画像を選択する。
【0287】
また、制御部201は、利用者により選択された携帯型端末装置2への送信用の編集画像を特定する選択情報、各編集画像の撮影順序情報、および写真シール機1の機種とバージョンを示す機器IDからなる情報を画像IDとする。そして、制御部201は、利用者ごと、つまりタッチペン162ごとにシールIDを発行し、シールIDと画像IDを記憶部202に供給し、編集画像と対応付けて保存させる。
【0288】
さらに、タブレット内蔵モニタ161は利用者により選択された編集画像の送信先として、携帯型端末装置2のメールアドレスの入力を促す画面を表示する。すると、利用者はタッチペン162を用いてタブレット内臓モニタ161に対する操作を行ない、メールアドレスを入力する。
【0289】
ステップS209において、制御部201は、利用者のメールアドレスの入力操作に応じた入力信号をタブレット内蔵モニタ161から取得することで、利用者のメールアドレスを取得する。制御部201は取得したメールアドレスを記憶部202に供給し、編集画像や画像ID、シールIDと対応づけて保存させる。このとき、タッチペン162A,タッチペン162Bについて、タッチペン162により入力されたメールアドレス、そのタッチペン162に対して発行されたシールID、およびそのタッチペン162で選択された編集画像を示す選択情報が特定できるように保存される。
【0290】
ステップS210において、制御部201は通信部203を制御して、記憶部202に保存されている編集画像、画像ID、シールID、およびメールアドレスを管理サーバ3に送信させる。
【0291】
ステップS211において、制御部201は印刷部211を制御し、印刷処理を行なう。すなわち、制御部201は、編集画像をプリンタ241に供給して印刷を行なわせるとともに、利用者のメールアドレスとシールIDもシール紙に印刷させる。
【0292】
ステップS212において、プリンタ241は、印刷したシール紙をシール紙排出口164から排出し、写真シール作成ゲーム処理は終了する。
【0293】
このようにして、写真シール機1は利用者を撮影し、これにより得られた撮影画像に対して編集処理を施して編集画像を生成する。また、写真シール機1は、編集画像とともにメールアドレスとシールIDをシール紙に印刷して利用者に提供し、編集画像や画像ID、シールID、メールアドレス等を管理サーバ3に送信する。
【0294】
このようにシール紙にメールアドレスとシールIDのセットを区別できるように印刷することで、利用者にどのシールIDが自分に発行されたものであるかを把握させることができ、その結果、利用者の満足度を向上させることができる。
【0295】
[画像取得処理の説明]
このようにしてシール紙にメールアドレスとシールIDが印刷されると、利用者は、携帯型端末装置2に送信されてくる電子メールを利用する場合だけでなく、シールIDを利用しても編集画像を得ることができる。
【0296】
そのような場合、利用者は携帯型端末装置2を操作して、携帯サイトにアクセスし、シールIDを入力して編集画像をダウンロードする。以下、図26のフローチャートを参照して、シールIDにより編集画像を取得するときに携帯型端末装置2により行なわれる処理である画像取得処理について説明する。
【0297】
ステップS231において、画像取得部612は管理サーバ3が運営する携帯サイトにアクセスする。すなわち、利用者が操作部587を操作して携帯サイトへのアクセスを指示すると、画像取得部612は利用者の操作に応じて送信部613および受信部614を制御して携帯サイトにアクセスし、管理サーバ3から携帯サイトのウェブページを取得する。
【0298】
画像取得部612は管理サーバ3から取得したウェブページを表示制御部611に供給し、表示制御部611は画像取得部612からのウェブページを表示部585に供給して表示させる。利用者は、必要に応じて操作部587を操作し、表示部585にシールIDを入力するためのページを表示させ、シール紙に印刷されているシールIDを入力する。
【0299】
利用者によりウェブページのシールID入力欄にシールIDが入力されると、ステップS232において、画像取得部612は入力されたシールIDを操作部587から取得して、送信部613に供給する。
【0300】
ステップS233において、送信部613は画像取得部612から供給されたシールIDを管理サーバ3に送信する。すると、管理サーバ3は携帯型端末装置2から受信したシールIDにより特定される編集画像を検索し、その結果得られた編集画像のサムネイル画像が表示されるウェブページを携帯型端末装置2に送信する。受信部614は管理サーバ3から送信されてきたウェブページを受信すると、表示制御部611に供給する。
【0301】
ステップS234において、表示制御部611は受信部614から供給された、サムネイル画像が表示されているウェブページを表示部585に供給して表示させる。これにより、例えば図17の矢印Q12に示すウェブページが表示される。このときウェブページ上に表示されるサムネイル画像641−1は、入力したシールIDが発行されたゲームにおいて、利用者が送信用の編集画像として選択した画像のサムネイル画像である。
【0302】
ウェブページ上にサムネイル画像が表示されると、その後、ステップS235乃至ステップS239の処理が行なわれて画像取得処理は終了するが、これらの処理は図19のステップS83乃至ステップS87の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0303】
このようにして携帯型端末装置2は、利用者により入力されたシールIDに基づいて、管理サーバ3から送信用の編集画像を取得する。このように、シールIDを利用することで、利用者は写真シール機1でメールアドレスを正しく入力できなかったなど、管理サーバ3から編集画像を得るための電子メールを受信できない場合でも、編集画像を得ることができる。
【0304】
なお、図26の画像取得処理においては、写真シール機1で選択した送信用の編集画像を変更することができると説明したが、編集画像の変更ができないようにしてもよい。
【0305】
[画像提供処理の説明]
次に、図27のフローチャートを参照して、利用者がシールIDを利用して送信用の編集画像を得るときに管理サーバ3により行なわれる画像提供処理について説明する。この画像提供処理は、携帯型端末装置2から携帯サイトへのアクセス要求が送信されてくると開始される。
【0306】
ステップS261において、送信部554は携帯サイトのウェブページを携帯型端末装置2に送信する。
【0307】
具体的には、受信部555は携帯型端末装置2から送信されてきたアクセス要求を受信すると、受信したアクセス要求を情報管理部551に供給し、情報管理部551は供給されたアクセス要求に応じて、携帯サイトのウェブページを送信部554に供給する。すると、送信部554は情報管理部551から供給されたウェブページを携帯型端末装置2に送信する。
【0308】
携帯型端末装置2においてウェブページが表示され、シールIDの入力が行なわれると、携帯型端末装置2から管理サーバ3にはシールIDが送信されてくる。
【0309】
ステップS262において、受信部555は携帯型端末装置2から送信されてきたシールIDを受信して情報管理部551に供給する。
【0310】
ステップS263において、情報管理部551は受信部555から供給されたシールIDに基づいて、記憶部518に保存されている編集画像のうち、シールIDが対応付けられている画像ID内の選択情報により示される編集画像を特定する。特定された編集画像は、シールIDを入力した利用者が、写真シール機1で送信用の編集画像として選択した画像である。
【0311】
情報管理部551は、編集画像が特定されると、特定された編集画像のサムネイル画像を含むウェブページを送信部554に供給する。そして、ステップS264において、送信部554は情報管理部551から供給されたウェブページを携帯型端末装置2に送信する。これにより、例えば図17の矢印Q12に示すウェブページが送信される。
【0312】
ウェブページが送信されると、その後、ステップS265乃至ステップS268の処理が行なわれて画像提供処理は終了するが、これらの処理は図18のステップS47乃至ステップS50の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0313】
このようにして管理サーバ3は、シールIDが送信されてくると、そのシールIDと対応付けられた選択情報により示される編集画像を特定し、特定された編集画像、または適宜利用者により選択された編集画像を送信用の編集画像として携帯型端末装置2に送信する。このように、シールIDを利用することで、より確実に利用者に編集画像を提供することができるようになり、利用者の満足度を向上させることができる。
【0314】
なお、写真シール機1では、1ゲームを行なう利用者数が、発行されるシールIDの数よりも多いと、利用者のうちの何人かは編集画像をダウンロードできなくなってしまう。そのような場合、シールIDの発行を受けた利用者は、例えば電子メールに自分がダウンロードした編集画像を添付して他の利用者に送信するなどして、他の利用者に編集画像を転送することがある。しかし、このような電子メールを利用した編集画像の転送は面倒である。
【0315】
そこで、携帯サイトのウェブページにシールIDの入力欄だけでなく、他の利用者の電子メールのアドレスの入力欄も設け、他の利用者も簡単に編集画像を得ることができるようにしてもよい。そのような場合、管理サーバ3は図27の画像提供処理を行なって利用者に編集画像を提供し、メール生成部553は、入力されたメールアドレスを宛先とし、携帯サイトのURLやシールIDを含む電子メールを生成して、他の利用者の携帯型端末装置に送信する。
【0316】
すると、この電子メールを受信した携帯型端末装置では、携帯サイトにアクセスし、受信した電子メールに含まれるシールIDを利用して、管理サーバ3から簡単に編集画像をダウンロードすることができる。
【0317】
〈第5の実施の形態〉
[送信用の編集画像の選択について]
なお、上述した第3の実施の形態では、携帯型端末装置2でサムネイル画像の一覧を表示し、利用者が所望のサムネイル画像を選択することで、送信用の編集画像を選択する例について説明した。この例では、写真シール機1での1ゲームにつき、無料会員である1人の利用者に1つの送信用の編集画像が提供されるが、無料会員の複数利用者(例えば2人)に対して1つの編集画像が提供されるようにしてもよい。
【0318】
そのような場合、写真シール機1から管理サーバ3には、複数の利用者のメールアドレスが編集画像等とともに送信され、管理サーバ3では、複数の利用者の携帯型端末装置2に対して、携帯サイトのURLを含む電子メールが送信される。この電子メールを受信した携帯型端末装置2は、利用者の操作に応じて携帯サイトにアクセスし、所望の編集画像を選択してダウンロードする。
【0319】
但し、この場合、複数の利用者は1つの同じ編集画像しかダウンロードすることはできないので、複数の利用者が同時に管理サーバ3にアクセスし、送信用の編集画像の選択を行なった場合には、何れか1人の利用者の選択だけが受け付けられる。
【0320】
具体的には、例えば2人の利用者Aと利用者Bが図28の矢印Q21および矢印Q22に示すように携帯サイトにアクセスし、サムネイル画像の一覧を表示させたとする。なお、図28において、図20における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
【0321】
例えば、利用者Aの携帯型端末装置2に矢印Q21に示すサムネイル画像641の一覧が表示され、利用者Bの携帯型端末装置2には矢印Q22に示すサムネイル画像641の一覧が表示されたとする。また、各携帯型端末装置2の表示部585には、サムネイル画像641の一覧とともにボタン643乃至ボタン645が表示されているが、これらのボタンは表示されないように制御することも可能である。
【0322】
このように矢印Q21および矢印Q22に示す各サムネイル画像641の一覧が表示されている状態において、利用者Aがサムネイル画像641−1を選択し、その直後に利用者Bがサムネイル画像641−2を選択したとする。
【0323】
例えば、表示部585に操作部587としてのタッチパネルが重畳されている場合には、サムネイル画像641の選択は、利用者が表示部585上のサムネイル画像641が表示されている領域を押圧することにより行なわれる。
【0324】
矢印Q21に示すサムネイル画像641の一覧において、利用者Aによりサムネイル画像641−1が選択されると、まだ送信用の編集画像の選択は行なわれていないため、管理サーバ3によりサムネイル画像641−1の選択が受け付けられる。そして、矢印Q23に示すように、利用者Aの携帯型端末装置2では、サムネイル画像641の一覧において、選択されたサムネイル画像641−1に文字「選択」などが重畳表示され、選択が受け付けられた旨の表示がされる。
【0325】
さらに、利用者Aの操作等に応じて、矢印Q24に示すように選択されたサムネイル画像641−1が拡大表示されて、選択されたサムネイル画像641−1に対応する編集画像が送信用の編集画像として携帯型端末装置2に保存される。
【0326】
矢印Q24に示す画面では、拡大されたサムネイル画像641−1として編集画像701が全画面表示されており、編集画像701には、文字「Sample」が重畳されて表示されている。この文字「Sample」は、編集画像を不正に携帯型端末装置2に保存されてしまうことを防止するために施された加工である。
【0327】
このように、編集画像701を全画面表示すれば、利用者はダウンロードした編集画像を実際に表示させたときや、編集画像を待受け画面に設定したときの様子を把握することができる。その結果、利用者は、実際に編集画像を携帯型端末装置2に表示させたときに最も見映えのよい編集画像を選択することができるようになる。
【0328】
一方、利用者Bは、利用者Aとほぼ同時にサムネイル画像641の一覧を表示させ、サムネイル画像641−2を選択するが、その選択直前に既に利用者Aによるサムネイル画像641−1の選択が受け付けられているので、利用者Bの選択は受け付けられない。
【0329】
この場合、矢印Q22に示す画面が表示されている状態で、利用者Bがサムネイル画像641−2を選択すると、矢印Q25に示すようにサムネイル画像641−2には、文字「先に選択されているよ」など、選択が受け付けられなかった旨のメッセージが表示される。すなわち、他の利用者により先に選択がされた旨のメッセージが表示される。
【0330】
管理サーバ3は、所定の利用者の携帯型端末装置2にサムネイル画像641の一覧が表示された後、他の利用者によりサムネイル画像641が選択された場合には、所定の利用者によるサムネイル画像641の選択を受け付けず、既に選択された旨を表示させる。この場合、所定の利用者は他の利用者が選択したサムネイル画像641に対応する編集画像のみを、送信用の編集画像として得ることができる。
【0331】
[画像管理処理の説明]
図28を参照して説明したように、複数の利用者に対して1つの編集画像が提供される場合、管理サーバ3は利用者ごとに電子メールを生成し、編集画像を提供する画像管理処理を行なう。以下、図29のフローチャートを参照して、管理サーバ3により行なわれる画像管理処理について説明する。
【0332】
なお、ステップS291乃至ステップS297の処理は図21のステップS111乃至ステップS117の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0333】
但し、ステップS291およびステップS292では、編集画像とともに複数の利用者のメールアドレスが受信され、保存される。また、ステップS294およびステップS295では、保存された各メールアドレスを宛先として携帯サイトのURLを含む電子メールが生成され、送信される。
【0334】
そして、ステップS296およびステップS297では、電子メールの宛先とされた各携帯型端末装置2の要求に応じて、携帯サイトの各ウェブページが送信される。これにより、例えば図28の矢印Q21に示したサムネイル画像641の一覧が送信される。
【0335】
利用者は、携帯型端末装置2にサムネイル画像641の一覧が表示されると、それらのサムネイル画像641のなかから、所望のものを選択する。すると、携帯型端末装置2は利用者の操作に応じて、サムネイル画像641の選択の受け付けの要求を管理サーバ3に送信する。
【0336】
なお、携帯型端末装置2からサムネイル画像641の一覧の送信が要求された時点において、既に送信用の編集画像が定められている場合、例えば携帯型端末装置2には、その旨が表示されたサムネイル画像641の一覧が送信される。この場合、例えばサムネイル画像641の一覧において、送信用の編集画像のサムネイル画像641が他のサムネイル画像641と異なる表示形式で表示されるようになされ、送信用の編集画像のサムネイル画像641しか選択できないようにされる。
【0337】
また、サムネイル画像641の一覧の送信が要求された時点において、既に送信用の編集画像が定められている場合、送信用の編集画像のサムネイル画像だけが表示されるウェブページが携帯型端末装置2に送信されるようにしてもよい。
【0338】
ステップS298において、受信部555は携帯型端末装置2から送信されてきた、サムネイル画像の選択の受け付けの要求を受信し、情報管理部551に供給する。
【0339】
ステップS299において、情報管理部551は受信部555から供給された選択の受け付けの要求に基づいて、その要求を受け付けるか否かを判定する。例えば、既に他の携帯型端末装置2から選択の受け付けの要求を受信し、その要求が受け付けられて、送信用の編集画像として、他の異なる編集画像が選択されている場合、要求を受け付けないと判定される。
【0340】
ステップS299において、要求を受け付けないと判定された場合、ステップS300において情報管理部551は送信部554を制御して、既にサムネイル画像641が選択された旨のメッセージを携帯型端末装置2に送信させる。
【0341】
このメッセージを受信した携帯型端末装置2は、例えば図28の矢印Q25に示したように、利用者が選択したサムネイル画像641に、受信したメッセージを重畳表示させる。なお、既に選択されている旨のメッセージは、サムネイル画像641上に限らず、ウェブページ上のどの位置に表示されてもよい。
【0342】
また、サムネイル画像641の一覧に既にサムネイル画像641が選択された旨のメッセージが表示される場合、既に選択されたサムネイル画像641が他のサムネイル画像641と異なる表示形式で表示されるようにしてもよい。つまり、どのサムネイル画像641が選択されたか特定できるような表示とされてもよい。
【0343】
既にサムネイル画像641が選択されている旨のメッセージが送信されると、その後、処理はステップS298に戻り、上述した処理が繰り返される。
【0344】
これに対して、ステップS299において、要求を受け付けると判定された場合、その後、ステップS301およびステップS302の処理が行なわれて画像管理処理は終了する。なお、これらの処理は図21のステップS118およびステップS119の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0345】
但し、サムネイル画像の選択が受け付けられた場合、必要に応じて携帯型端末装置2に対して選択が受け付けられた旨の情報が送信され、携帯型端末装置2側では、例えば図28の矢印Q23に示した画面が表示される。そして、その後、ステップS301において、サムネイル画像(編集画像)の拡大表示用の画像データが送信される。
【0346】
また、ステップS296乃至ステップS302の処理は、ステップS294で生成された電子メールが送信された携帯型端末装置2ごとに行なわれる。
【0347】
以上のようにして管理サーバ3は、携帯型端末装置2からの要求に応じてサムネイル画像の選択を受け付けて、選択されたサムネイル画像に対応する編集画像を、送信用の編集画像として携帯型端末装置2に提供する。また、管理サーバ3は、携帯型端末装置2からサムネイル画像の選択の受け付けの要求があったとき、既に他の利用者による選択が受け付けられている場合には、選択を受け付けず、既に選択されている旨のメッセージを携帯型端末装置2に送信し、表示させる。
【0348】
[画像取得処理の説明]
次に、図30のフローチャートを参照して、複数の利用者に対して1つの編集画像が提供される場合に携帯型端末装置2により行なわれる画像取得処理について説明する。
【0349】
なお、ステップS331乃至ステップS334の処理は、図23のステップS171乃至ステップS174の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0350】
サムネイル画像の一覧から、送信用の編集画像とする編集画像のサムネイル画像が選択されると、画像取得部612は利用者の操作に応じて、サムネイル画像の選択の受け付けの要求を生成し、送信部613に供給する。
【0351】
ステップS335において、送信部613は画像取得部612から供給された選択の受け付けの要求を管理サーバ3に送信する。
【0352】
管理サーバ3において、サムネイル画像の選択が受け付けられると、管理サーバ3からは必要に応じて、選択が受け付けられた旨の情報が送信された後、サムネイル画像の拡大表示用の画像データが送信されてくる。この場合、受信部614は、管理サーバ3から送信されてきた拡大表示用の画像データを受信し、表示制御部611に供給する。
【0353】
これに対して、サムネイル画像の選択が受け付けられなかった場合、管理サーバ3からは、既にサムネイル画像が選択されている旨のメッセージが送信されてくるので、受信部614はこのメッセージを受信して表示制御部611に供給する。
【0354】
ステップS336において、画像取得部612は、サムネイル画像の選択が受け付けられたか否かを判定する。
【0355】
ステップS336において、サムネイル画像の選択が受け付けられなかったと判定された場合、ステップS337において表示制御部611は、受信部614から供給された、既にサムネイル画像が選択されている旨のメッセージを表示部585に供給して表示させる。
【0356】
これにより、例えば図28の矢印Q25に示す画面が表示部585に表示される。既にサムネイル画像が選択されている旨のメッセージが表示されると、その後、処理はステップS334に戻り、上述した処理が繰り返される。このとき、例えばサムネイル画像の一覧において、既に選択されたサムネイル画像が特定できるように、例えば他のサムネイル画像とは異なる表示形式で選択されたサムネイル画像が表示される。
【0357】
一方、ステップS336において、サムネイル画像の選択が受け付けられたと判定された場合、ステップS338およびステップS339の処理が行なわれて、画像取得処理は終了する。なお、これらの処理は図23のステップS175およびステップS176と同様の処理であるので、その説明は省略する。
【0358】
以上のようにして、携帯型端末装置2は、サムネイル画像の一覧からサムネイル画像が選択された場合に、既に他の利用者により異なるサムネイル画像が選択されているときには、既にサムネイル画像が選択されている旨のメッセージを表示する。
【0359】
これにより、例えば、複数の利用者がほぼ同時に管理サーバ3にアクセスし、所定の利用者が先にサムネイル画像を選択した場合でも、後にサムネイル画像を選択した利用者は、携帯型端末装置2に表示されたメッセージを確認後、サムネイル画像を選択し直して、送信用の編集画像を得ることができる。
【0360】
なお、以上においては、利用者によりサムネイル画像が選択されると、他の利用者が異なるサムネイル画像を選択した場合に、既に選択されている旨のメッセージが表示されると説明したが、一旦選択されたサムネイル画像が変更されることも考えられる。
【0361】
そこで、一旦、サムネイル画像が選択されても、その選択が決定され、サムネイル画像に対応する編集画像が実際に携帯型端末装置2に保存されるまでは、サムネイル画像の選択が受け付けられるようにしてもよい。
【0362】
また、以上においては、1ゲームにつき、複数の利用者に対して1つの編集画像が提供される場合について説明したが、提供される編集画像の数は、1つに限らず2以上であってもよい。例えば、2つの編集画像が提供される場合、サムネイル画像の一覧から2つのサムネイル画像が選択された時点で、他の異なるサムネイル画像を選択しようとした携帯型端末装置2において、既にサムネイル画像が選択されている旨のメッセージが表示される。
【0363】
さらに、この実施の形態では、複数の無料会員のそれぞれに対して1つの同じ編集画像が提供されるが、有料会員の利用者は、管理サーバ3に保存されている全ての編集画像を閲覧したり、ダウンロードしたりすることができる。例えば、有料会員の利用者と、無料会員の利用者が一緒にゲームを行なった場合には、無料会員の利用者は、有料会員の利用者がどの編集画像を携帯型端末装置2に保存したかによらず、自分の好みの編集画像を送信用の編集画像として1つだけ選択することができる。
【0364】
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、例えば図11の記憶部202、図12の記憶部518、図14の記憶部584などにインストールされる。
【0365】
なお、プログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0366】
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0367】
1 写真シール機
2 携帯型端末装置
3 管理サーバ
518 記憶部
551 情報管理部
552 サムネイル画像生成部
553 メール生成部
554 送信部
555 受信部
584 記憶部
612 画像取得部
613 送信部
614 受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続される画像提供装置と携帯型端末装置とからなる画像提供システムであって、
前記画像提供装置は、
写真シール作成装置において生成された複数の画像を記憶する記憶手段と、
前記画像の一覧を生成する生成手段と、
前記画像の一覧を前記携帯型端末装置に送信し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像を前記携帯型端末装置に送信する送信手段と
を備え、
前記携帯型端末装置は、
前記画像提供装置から前記画像の一覧を受信する受信手段と、
前記画像の一覧を表示する表示手段と、
前記画像の一覧から選択された所定の前記画像の送信を要求し、前記画像提供装置から前記画像を取得する画像取得手段と
を備える
画像提供システム。
【請求項2】
写真シール作成装置において生成された複数の画像を記憶する記憶手段と、
前記画像の一覧を生成する生成手段と、
前記画像の一覧を携帯型端末装置に送信し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像の一覧から選択された前記画像を前記携帯型端末装置に送信する送信手段と
を備える画像提供装置。
【請求項3】
前記生成手段は、前記画像が所定の順番で並べられて表示されるように、前記画像の一覧を生成する
請求項2に記載の画像提供装置。
【請求項4】
前記送信手段は、前記画像の一覧の送信後、前記携帯型端末装置において前記画像の一覧から選択された前記画像の拡大表示用の画像を前記携帯型端末装置に送信する
請求項2または請求項3に記載の画像提供装置。
【請求項5】
前記拡大表示用の画像は、前記画像の一覧から選択された前記画像に所定の加工を施すことにより生成される
請求項4に記載の画像提供装置。
【請求項6】
前記送信手段は、前記拡大表示用の画像を送信してから、前記画像の一覧から選択された前記画像を前記携帯型端末装置に送信する
請求項4または請求項5に記載の画像提供装置。
【請求項7】
前記記憶手段は、複数の前記画像のうち、前記写真シール作成装置において利用者により選択された前記画像を示す選択情報をさらに記憶し、
前記生成手段は、前記選択情報により示せれる前記画像と、他の前記画像とが異なる表示形式で表示されるように、前記画像の一覧を生成する
請求項2乃至請求項6の何れかに記載の画像提供装置。
【請求項8】
前記送信手段は、前記選択情報により示される前記画像が表示されるとともに、その前記画像を取得するためのボタンと、前記画像の一覧を表示させるためのボタンとが設けられたウェブページを前記携帯型端末装置に送信し、
前記生成手段は、前記画像の一覧を表示させるためのボタンが操作され、前記携帯型端末装置から前記画像の一覧の送信が要求された場合、前記画像の一覧を生成する
請求項7に記載の画像提供装置。
【請求項9】
前記送信手段は、複数の前記画像のうちの予め定められた所定の数の前記画像が、複数の前記携帯型端末装置に提供される場合、他の前記携帯型端末装置において前記画像の一覧から前記所定の数だけ所定の画像が選択された後、前記携帯型端末装置において前記画像の一覧から前記所定の画像とは異なる画像が選択されたとき、既に前記携帯型端末装置に送信される前記画像が選択されている旨のメッセージを前記携帯型端末装置に送信する
請求項2乃至請求項6の何れかに記載の画像提供装置。
【請求項10】
写真シール作成装置において生成された複数の画像の記憶を制御し、
前記画像の一覧を生成し、
前記画像の一覧の携帯型端末装置への送信を制御し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像の一覧から選択された前記画像の前記携帯型端末装置への送信を制御する
ステップを含む画像提供方法。
【請求項11】
写真シール作成装置において生成された複数の画像の記憶を制御し、
前記画像の一覧を生成し、
前記画像の一覧の携帯型端末装置への送信を制御し、前記携帯型端末装置の要求に応じて、前記画像の一覧から選択された前記画像の前記携帯型端末装置への送信を制御する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2013−31062(P2013−31062A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166703(P2011−166703)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】