説明

画像表示装置及びプログラム

【課題】複数の画像を切り替え表示させる場合に、被写体を特定した状態での画像切替操作という簡単な操作で、その被写体を含む他の画像に切り替えて表示できるようにする。
【解決手段】CPU1は、複数の画像を切り替えて表示させる場合に、タッチ画面TDに表示されている画像内に含まれている任意の被写体を特定した状態での画像切替操作であるか、例えば、タッチ画面TDをタッチしながら移動するタッチ・スライド操作(画像切替操作)を行う場合に、最初のタッチ位置が人物の顔位置か否かに基づいて被写体を特定した状態での画像切替操作であるかを判別し、被写体を特定した状態での画像切替操作であれば、その被写体を含む他の画像を選択して、その選択画像をタッチ画面TDに切り替え表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の画像を切り替えて表示画面に表示する画像表示装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の画像を切り替えて表示画面に表示する技術として、例えば、タッチ操作で選択された複数のサムネイル画像を順次切り替えることによってスライドショー表示を行うようにした技術が存在している(特許文献1参照)。また、表示画面上に画像が表示されている状態において、ユーザの指によるタッチ・スライド操作(タッチ移動操作)が行われる毎に、次の画像に順次切り替えて表示するようにした技術が存在している(特許文献2参照)。
【0003】
上述した特許文献1の技術にあっては、多数の画像をサムネイル表示させてその一つ一つを確認しながら所望する画像を一つ一つ選択する作業が必要となり、ユーザに大きな負担をかけてしまう。また、上述した特許文献2の技術にあっては、予め決められている表示対象画像を所定の順序で切り替えて表示させるものであるため、必ずしもユーザが所望する画像が表示されるとは限らなかった。
そこで、従来では、ユーザが所望する画像を切り替えて表示させる技術としては、例えば、検索用のキー画像(人物の顔画像)が指定されると、このキー画像を含む画像を検索して表示させるようにした技術が存在している(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2005−92386号公報
【特許文献2】特開平8−76926号公報
【特許文献3】特開2002−207741号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献3の技術にあっては、画像の検索抽出を行うためには、それ独自の検索抽出手順に従って所定の指示操作が必要となり、今見ている画像に含まれている被写体のうち所望する被写体を含む画像のみを簡易に検索抽出することはできなかった。
【0005】
この発明の課題は、複数の画像を切り替えて表示させる場合に、被写体を特定した状態での画像切替操作という簡単な操作で、その被写体を含む他の画像に切り替えて表示できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、複数の画像を切り替えて表示画面に表示する画像表示装置であって、前記画像の切り替えを指示する画像切替操作を検出する検出手段と、この検出手段によって前記画像に対する画像切替操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内に含まれている任意の被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別された場合に、その被写体を含む他の画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる画像切替手段と、を具備したことを特徴とする。
【0007】
請求項1に従属する発明として、前記画像切替操作は、前記表示画面上で行われるスライド移動操作であり、前記判別手段は、前記スライド移動操作を開始する際の最初の指定位置に被写体が含まれているか否かに基づいて被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別する、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
【0008】
請求項1あるいは2に従属する発明として、前記画像切替操作は、前記表示画面上に配置されているタッチ操作面を接触するタッチ操作であり、前記判別手段は、前記検出手段によって前記タッチ操作が検出された際に、このタッチ操作の最初のタッチ位置に被写体が含まれていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
【0009】
請求項1に従属する発明として、前記画像切替操作は、前記表示画面に画像が表示されている状態で当該装置本体を振る振り操作であり、前記判別手段は、前記検出手段によって前記振り操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
【0010】
請求項1に従属する発明として、前記画像切替操作は、前記表示画面に画像が表示されている状態での特定キー操作であり、前記判別手段は、前記検出手段によって前記特定キー操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、ようにしたことを特徴とする請求項5記載の発明であってもよい。
【0011】
請求項1に従属する発明として、前記被写体は、前記表示画面に表示されている画像内で任意に選択された部分を画像解析することによって特定した所定の被写体であり、前記判別手段は、前記検出手段によって画像切替操作が検出された際に、前記画像解析によって所定の被写体が特定されていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
【0012】
請求項1に従属する発明として、前記被写体は、前記表示画面に表示されている画像内で任意に選択された部分を画像解析することによって特定した所定の被写体であり、前記画像解析によって所定の被写体が特定された場合に、その部分を識別表示する識別表示手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項7記載の発明であってもよい。
【0013】
請求項1に従属する発明として、前記判別手段は、画像内の複数の被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別し、前記画像切替手段は、前記判別手段によって複数の被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別された場合に、各被写体を共通して含む他の画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項8記載の発明であってもよい。
【0014】
請求項1に従属する発明として、前記判別手段は、前記表示画面に表示されている画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われている状態において、前記検出手段によって画像切替操作が検出された際に、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、ようにしたことを特徴とする請求項9記載の発明であってもよい。
【0015】
請求項1に従属する発明として、前記画像切替手段は、前記判別手段によって被写体を特定していない状態での画像切替操作であると判別された場合に、予め決められている順位に従って画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項10記載の発明であってもよい。
【0016】
請求項1に従属する発明として、前記画像切替手段は、更に、前記画像切替操作が複数回行われた際に、その各操作間の時間間隔に基づいて画像の切替時間を設定し、その切替時間に応じて画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項11記載の発明であってもよい。
【0017】
請求項1に従属する発明として、予め指定された人物に対応してその名前と顔の特徴情報を記憶する人物情報記憶手段と、前記画像内に含まれている被写体が前記人物情報記憶手段内の人物と特徴的に同じであれば、その人物の名前を読み出して案内出力する案内手段と、を更に備えるようにしたことを特徴とする請求項12記載の発明であってもよい。
【0018】
また、上述した課題を解決するために請求項13記載の発明は、コンピュータに対して、複数の画像を切り替えて表示画面に表示する場合に、画像に対する画像切替操作を検出する機能と、前記画像切替操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内に含まれている被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別する機能と、前記被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別された場合に、その被写体を含む他の画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示する機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
この発明によれば、複数の画像を切り替えて表示させる場合に、被写体を特定した状態での画像切替操作という簡単な操作で、その被写体を含む他の画像に切り替えて表示させることができ、画像切り替えのバリエーションの多様化が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施形態を説明する。
この実施形態は、画像表示装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
携帯電話装置は、その装置本体を構成する複数の筐体(操作側筐体、表示側筐体)が可動自在(開閉自在及び回動自在)に連結されていると共に、この連結状態に応じて複数のスタイル(クローズスタイル、オープンスタイル、ビュースタイルなど)に変更可能な2軸ヒンジタイプで、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、カメラ機能などのほか、複数の画像を切り替えて表示するスライドショー表示機能が備えられている。
【0021】
CPU1は、二次電池を備えた電源部2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部3は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図3及び図4に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納され、データ領域には、後述するアドレス帳AD、画像フォルダGFなどが格納されている。記録メディア4は、着脱自在な可搬型メモリ(外部メモリ)で、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成され、画像、音楽などを記憶する。メモリ5は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ5内の各種のデータは、記憶部3にセーブされる。
【0022】
電話通信部6は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能の動作時に最寄りの基地局(図示せず)との間でデータの送受信を行う電話通信手段で、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部7を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部7から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。操作部8は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、CPU1は、操作部8からの入力信号に応じた処理を実行する。計時部9は、現在日時を計測する時計部や時間を計測するタイマを構成する。
【0023】
撮像部10は、静止画撮影のほかに動画撮影も可能なカメラ機能の構成要素で、撮影レンズ、レンズ・ミラーブロック、撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路などを備え、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動を制御したり、シャッター駆動を制御したり、露出、ホワイトバランスなどを制御したりする。この撮像部10によって撮像された画像は、画像フォルダGFに記録保存される。表示部11は、例えば、高精細液晶あるいは有機ELなどを使用し、アイコン、文字データ、待受画像、撮像部10によって撮像された画像、画像フォルダGFに記録保存されている画像などを表示するもので、その表示パネルの表面に、指、器具などの物体の接触を検出する接触操作部(タッチ操作面を構成する透明な接触センサ)12を積層配設することによってタッチスクリーン(タッチ画面)TDを構成している。
【0024】
接触操作部12は、タッチ画面TDへの接触をタッチ操作として検出し、その検出結果をCPU1に与えるが、その際、CPU1は、サウンドスピーカ13を駆動してタッチ操作が行われたことを示すタッチ音として“ピッ”などを発生させる。このタッチ画面TDに画像フォルダGF内の画像が表示されている状態において、タッチ画面TDを指や物で接触しながら移動するスライド移動操作(タッチ・スライド操作)が行われると、CPU1は、このタッチ・スライド操作を画像切替操作として他の画像に切り替え表示させるが、その際、タッチ画面TDに表示されている画像内の被写体を特定した状態での画像切替操作(タッチ・スライド操作)であるか否かを判別するようにしている。
【0025】
ここで、被写体を特定しない状態でのタッチ・スライド操作が行われた場合には、画像フォルダGFから次の画像を選択して読み出し、タッチ画面TDに切り替え表示させるが、被写体を特定した状態でのタッチ・スライド操作が行われた場合には、その被写体を含む他の画像を画像フォルダGFから全て検索抽出し、その中から選択した画像をタッチ画面TDに切り替えて表示させるようにしている。
【0026】
この場合、“被写体”とは、人物の顔を示し、また、“被写体を特定した状態での画像切替操作”とは、タッチ・スライド操作を開始する際の最初の指定位置(タッチ位置)に被写体(人物の顔)が含まれている場合、あるいは予め所望する被写体(人物の顔)の位置をタッチしてその人物を選択したのち、顔以外の位置からのタッチ・スライド操作が行われた場合のいずれかを意味している。すなわち、所望する人物の顔位置からタッチ・スライド操作が行われた場合と、予め所望する人物を特定するためにその顔を選択する選択操作を行ったのちに、顔位置以外からタッチ・スライド操作が行われた場合に、CPU1は、被写体を特定した状態での画像切替操作が行われたと判断する。
【0027】
従って、所望する人物を特定するための操作と画像の切り替えを指示する操作とを同時に行った場合でも、それらの操作を切り離して別々に行った場合でも、人物を特定する操作が伴っていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作が行われたと判断する。ここで、人物の顔を特定した状態でのタッチ・スライド操作であれば、その人物の顔が写っている他の画像を全て検索抽出し、その中から選択した画像を切り替え表示させるが、人物の顔を特定しない状態でのタッチ・スライド操作であれば、予め決められている順位(例えば、撮影日時順)に従って次の画像を選択して切り替え表示させるようにしている。
【0028】
加速度センサ14は、例えば、3軸タイプのセンサで、装置本体の向きを検出したり、装置本体を振ったときの振り方向を検出したり、装置本体を振ったときの加速度を検出したりする。CPU1は、タッチ画面TDに画像が表示されている状態において、加速度センサ14によって装置本体が振られたことが検出されると、この振り操作を画像切替操作として他の画像に切り替え表示させるが、その際、タッチ画面TDに表示されている画像内の被写体(人物の顔)を特定した状態での画像切替操作(振り操作)であるか否かを判別するようにしている。
【0029】
ここで、被写体を特定した状態での画像切替操作(振り操作)とは、予め所望する人物を特定するためにその顔を選択する選択操作を行ったのちに、装置本体を所定方向(例えば、左右方向)に振る(移動させる)振り操作が行われた場合で、人物の顔を特定しない状態で振り操作が行われた場合には、画像フォルダGFから次の画像を読み出してタッチ画面TDに切り替え表示させるが、人物の顔を特定した状態で振り操作が行われた場合には、その人物の顔を含む他の画像を選択して画像フォルダGFから読み出し、その選択画像をタッチ画面TDに切り替え表示させるようにしている。
【0030】
図2は、アドレス帳ADを説明するための図である。
アドレス帳ADは、通信相手に関する情報を記憶するもので、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」、「顔情報」の各項目を有する構成となっている。「顔情報」は、撮像部10によって予め撮像した通信相手の顔画像や相手側の端末装置から受信取得した当該相手の顔画像あるいは操作部8から任意に入力された相手の顔の特徴を示すテキスト情報などである。CPU1は、タッチ画面TDに表示されている画像内の被写体を特定した状態で画像切替操作(タッチ・スライド操作あるいは振り操作)が行われた際に、この画像内の被写体(顔画像)を解析し、その解析結果に基づいてアドレス帳AD内の「顔情報」を検索し、同一の特徴を持った人物を特定するようにしている。
【0031】
次に、この実施形態における携帯電話装置の動作概念を図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図3、図4は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図3、図4のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
【0032】
図3及び図4は、ユーザ操作によって画像表示が指示された際に実行開始される動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、画像フォルダGFから各画像を読み出して(図3のステップS1)、その画像一覧をタッチ画面TDにサムネイル表示させる(ステップS2)。このサムネイル表示の中から所望する画像の表示位置を接触するタッチ操作によって当該画像が選択指定されると(ステップS3でYES)、この選択された画像をタッチ画面TDの大きさに応じたサイズ(フルサイズ)で表示させる(ステップS4)。
【0033】
そして、このタッチ画面TDにフルサイズ表示されている画像を解析しながら人物の各部位やその位置関係などから人物の有無をチェックし、人物が写っていれば、その顔部分の検出を行う(ステップS5)。この場合、選択画像内に複数の人物が写っていれば、各人の顔をそれぞれ検出する。これによって人物の顔部分を検出すると、顔の検出が完了したことを示すために顔アイコンを表示させる(ステップS6)。図5(1)は、選択された画像がタッチ画面TDにフルサイズで表示されている状態を例示したもので、図中、人物の上半身を表したシンボル図形は、タッチ画面TDの右上隅部に表示された顔アイコンicを示している。
【0034】
この状態において、画像の切り替えを指示するタッチ・スライド操作が行われたかを調べる(ステップS7)。いま、図5(1)に示すように、図中、矢印方向へのタッチ・スライド操作が行われた場合には、人物の顔位置からのタッチ・スライド操作であるかを調べる(ステップS8)。すなわち、タッチ・スライド操作を開始する際の最初のタッチ位置に人物の顔部分が写っているか、言い換えれば、所望する人物を特定するためのタッチ操作と、画像の切り替えを指示するためのタッチ操作とが同時に行われたかを調べるが、図5(1)の例では、最初のタッチ位置は顔部分から外れているので、ステップS14に移る。ここでは、タッチ・スライド操作が行われる前に、人物の顔部分を選択する選択操作が行われているか、言い換えれば、顔選択操作直後のタッチ・スライド操作であるかを調べる。
【0035】
ここで、顔選択直後のタッチ・スライド操作でなければ(ステップS14でNO)、後述する画像検索抽出済みか否かを調べるが(ステップS16)、画像検索抽出済みでもなければ(ステップS16でNO)、予め決められている順位(例えば、撮影日時順)に従って画像フォルダGFから次の画像を選択して読み出し(ステップS17)、この選択画像をタッチ画面TDにフルサイズで切り替え表示させる(ステップS18)。その後、上述のステップS5に戻る。
【0036】
一方、図5(2)に示すように顔位置からのタッチ・スライド操作であれば(ステップS8でYES)、選択画像内の人物の顔部分を解析し、その顔の特徴を特定する(ステップS9)。この場合、顔の輪郭、目、口、鼻、額などの形、位置、大きさ、髪型、メガネの有無などを総合的に判断してその顔の特徴を特定する(以下、同様)。これによって特定した顔の特徴情報と画像フォルダGF内の各画像とを比較しながら同じ特徴を持った人物が写っている他の画像を検索し、該当する画像があれば、それらの画像を全て抽出する画像検索抽出処理を行う(ステップS10)。
【0037】
図5(2)の例は、左端の子の顔位置からタッチ・スライド操作が行われた場合を示し、この左端の子が写っている他の全ての画像が画像フォルダGFから検索抽出される。これによって検索抽出した各画像の中から予め決められている順位(例えば、撮影日時順)に従って1枚の画像を選択し(ステップS11)、この選択画像をタッチ画面TDに切り替え表示させる(ステップS12)。そして、表示された画像内において、上述のステップS9で特定した顔と同じ特徴を持つ人物の顔部分に矩形の枠を表示させたのち(ステップS13)、上述のステップS5に戻る。なお、この枠表示によって同一の人物であることが明示されると共に、顔を特定済みであることが明示される。
【0038】
このように顔位置からのタッチ・スライド操作によって同一人物が写っている他の画像を全て検索抽出した状態(画像検索抽出済み)において、更に、タッチ・スライド操作が行われた場合に(ステップS7でYES)、顔位置からのタッチ・スライド操作でなければ(ステップS8でNO)、上述のステップS14に移るが、いま、顔選択直後のタッチ・スライド操作ではないので(ステップS14でNO)、更に、ステップS16に移る。この場合、画像検索抽出済みとなっているため(ステップS16でYES)、この抽出済み画像の中から次の画像を選択して切り替え表示させる(ステップS11、S12)。以下、顔位置以外からのタッチ・スライド操作が行われる毎に、上述の動作が繰り返される結果、抽出済み画像の中から選択した画像が順次切り替え表示される。
【0039】
なお、図5(2)は、1本の指で一人の顔の位置をタッチしたままの状態でタッチ・スライド操作を行った場合を例示したが、図5(3)に示すように2本の指で二人の顔の位置をタッチした状態でタッチ・スライド操作を行った場合でも、上述と同様の動作が行われる。すなわち、図5(3)に示すように左端の子、真中の子の顔を同時にタッチしたままの状態でタッチ・スライド操作が行われると(ステップS8でYES)、二人の顔の特徴をそれぞれ特定したのち(ステップS9)、特定した二人が含まれている(揃って写っている)他の全ての画像を検索抽出したのち(ステップS10)、この検索抽出した各画像の中からその1枚の画像を選択し(ステップS11)、この選択画像を切り替え表示させる(ステップS12)。このことは、3人以上の顔を3本以上の指で同時にタッチしたままの状態でタッチ・スライド操作が行われた場合であっても同様である。
【0040】
他方、タッチ・スライド操作が検出されなければ(ステップS7でNO)、図4のフローに移って、顔アイコンicがタッチされたかを調べる(ステップS19)。いま、図6(1)に示すように顔アイコンicがタッチされたときには(ステップS19でYES)、タッチ音を発生させると共に、人物の顔部分に顔マークとして、矩形の破線マークを表示させる(ステップS20)。この顔マークは、画像内に写っている各人物の顔部分を明示してその部分がタッチ範囲であることを案内するもので、所望する人物を選択するためにその人物の顔マーク部分を接触するタッチ操作が行われると(ステップS21)、この顔マークを破線表示から実線表示に変更したのち(ステップS22)、選択した人物の顔部分の画像を解析し、その顔の特徴を特定する(ステップS23)。
【0041】
これによって特定した顔の特徴情報と、アドレス帳ADの「顔情報」とを比較しながら同じ特徴を持った人物を検索し(ステップS24)、該当する人物を検索することができたときには(ステップS25でYES)、その「名前」をアドレス帳ADから読み出し、その顔部分に対応付けて表示させる(ステップS26)。このようにして一人分の処理が終わると、引き続いて他の人物を選択することがユーザ操作で指示されたかを調べ(ステップS27)、その指示が無ければ、図3のステップS5に戻るが、他の人物を継続選択することが指示されたときには(ステップS27でYES)、上述のステップS21に戻る。
【0042】
ここで、所望する人物を選択するためにその人物の顔マーク部分を接触するタッチ操作が行われる毎に(ステップS21)、上述の動作を繰り返す(ステップS22〜S27)。図6(2)は、一人目(左端の子)の顔をタッチしたのち、二人目(真中の子)の顔の位置をタッチした場合を示している。なお、他選択の指示がなければ(ステップS27でNO)、図3のステップS5に戻る。
【0043】
そして、上述ように予め所望する人物を特定するためにその顔を選択する選択操作が行われたのち、タッチ・スライド操作が行われた場合(ステップS7)、図6(3)に示すように顔位置以外からスライド操作であれば(ステップS8でNO)、上述のステップS14に移るが、いま、顔選択直後のタッチ・スライド操作であるので(ステップS14でYES)、上述のステップS9で特定した顔の特徴情報と、画像フォルダGF内の各画像とを比較しながら同じ特徴を持った人物が写っている他の画像を検索し、該当する画像があれば、それらの画像を全て抽出する(ステップS15)。なお、図6(3)の例では、左端の子、真中の子の二人が揃って写っている他の全ての画像が検索抽出される。そして、この抽出済み画像の中から次の画像を選択して切り替え表示させる(ステップS11、S12)。
【0044】
ここで、顔位置以外からタッチ・スライド操作が行われた場合(ステップS8でNO)、顔選択直後のタッチ・スライド操作ではないが(ステップS14でNO)、画像抽出済みであるため(ステップS16でYES)、上述の検索抽出済み画像の中から次の画像を選択して切り替え表示させる(ステップS11、S12)。以下、顔位置以外からタッチ・スライド操作が行われる毎に、上述の動作が繰り返される結果、検索抽出済み画像の中から選択した画像が順次切り替え表示される。
【0045】
また、画像切替操作がタッチ・スライド操作ではなく(図3のステップS7でNO)、装置本体を所定方向に振る(移動させる)振り操作の場合には、加速度センサ14によってその振り操作が検出されるので(図4のステップS28でYES)、次のステップS29に移り、この振り操作が行われる前に顔を選択する選択操作が行われているか、言い換えれば、顔選択操作直後の振り操作であるかを調べる。ここで、顔選択直後の振り操作でなければ(ステップS29でNO)、画像を検索抽出済みかを調べ(ステップS33)、検索抽出済みでもなければ(ステップS33でNO)、予め決められている順位(例えば、撮影日時順)に従って画像フォルダGFから次の画像を選択して読み出し(ステップS36)、この選択画像をタッチ画面TDにフルサイズで切り替え表示させる(ステップS32)。その後、上述の図3のステップS5に戻る。
【0046】
また、上述ように予め所望する人物を特定するためにその顔を選択する選択操作が行われたのちに、振り操作が行われた場合には(ステップS28でYES)、顔選択直後の振り操作であるので(ステップS29でYES)、上述のステップS23で特定した顔の特徴情報と、画像フォルダGF内の各画像とを比較しながら同じ特徴を持った人物が写っている他の画像を検索し、該当する画像があれば、それらの画像を全て抽出する(ステップS30)。そして、この検索抽出済み画像の中から次の画像を選択して(ステップS31)、この選択画像を切り替え表示させたのち(ステップS32)、図3のステップS5に戻る。
【0047】
ここで、更に、振り操作が行われたときには(ステップS28でYES)、顔選択直後の振り操作ではないが(ステップS29でNO)、画像抽出済みであるので(ステップS33でYES)、次のステップS34に移り、前回(1回目)の振り操作と今回(2回目)の振り操作との間の時間差を求め、この時間差をスライドショー表示の画像切替時間としてセットしたのち、この切替時間に応じて画像を自動的に切り替え表示させる動作モード(自動スライドショー表示モード)にセットする(ステップS35)。そして、検索抽出済み画像の中から次の画像を選択して(ステップS31)、この選択画像を切り替え表示させる(ステップS32)。
【0048】
その後、図3のステップS5に戻り、以下、自動スライドショーの表示モードにセットされていることが検出される毎に(ステップS37でYES)、スライドショー表示の画像切替時間が経過したかを調べ(ステップS38)、その切替時間が経過していなければ(ステップS38でNO)、図3のステップS5に戻るが、その時間の経過を検出したときには(ステップS38でYES)、上述のステップS31に戻り、上述のステップS30で抽出した検索抽出済み画像の中から次の画像を選択し、この選択画像を切り替え表示させる(ステップS32)。
【0049】
以上のように、この実施形態においてCPU1は、複数の画像を切り替えて表示させる場合に、被写体を特定した状態での画像切替操作という簡単な操作で、その被写体を含む他の画像に切り替えて表示させることができ、画像切り替えのバリエーションの多様化が可能となる。
【0050】
画像切替操作は、タッチ画面TD上で行われるスライド移動操作(タッチ・スライド操作)であり、タッチ・スライド操作を開始する際の最初の指定位置(タッチ位置)に被写体が含まれているか否かに基づいて被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別するようにしたので、ユーザにあっては被写体の特定と画像切り替えとを容易かつ確実に行うことができる。
【0051】
画像切替操作は、画像が表示されている状態で当該装置本体を振る振り操作であり、振り操作が行われた際に、画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別するようにしたので、ユーザにあっては予め所望する被写体を選択しておけば、それ以降は、振り操作によってその被写体を含む他の画像への切り替えを容易に行うことができる。
【0052】
被写体は、タッチ画面TDに表示されている画像内で任意に選択された人物の顔部分を画像解析することによって特定した人物であり、画像切替操作が検出された際に、画像解析によって人物が特定されていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別するようにしたので、ユーザにあっては所望する人物の顔部分をタッチして選択しておけば、その人物を含む他の画像への切り替えを容易に行うことができる。
【0053】
画像解析によって人物を特定した場合に、その人物を明示するためにその顔部分を識別表示するようにしたので、タッチ範囲を容易に確認することができる。
【0054】
画像内の複数の被写体を特定した状態での画像切替操作であれば、各被写体を共通して含む他の画像を選択して、その選択画像を切り替え表示させるようにしたので、所望する複数の被写体を含む他の画像を切り替え表示させることができる。
【0055】
画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われている状態において、画像切替操作が検出された際に、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別するようにしたので、ユーザにあっては予め所望する被写体を選択しておけば、それ以降は、画像切替操作によってその被写体を含む他の画像への切り替えを容易に行うことができる。
【0056】
被写体を特定していない状態での画像切替操作であれば、予め決められている順位に従って画像を選択して、その選択画像を切り替え表示させるようにしたので、例えば、撮影日時順などのような通常の画像切り替えにも容易に対応することができる。
【0057】
画像切替操作が複数回行われた際に、その各操作間の時間間隔に基づいて画像の切替時間を設定し、その切替時間に応じて画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させるようにしたので、切替時間の設定に応じて画像の切り替えを自動的に行う自動スライドショー表示が可能となる。
【0058】
画像内に含まれている被写体がアドレス帳AD内の人物と特徴的に同じであれば、その人物の名前を読み出して案内出力するようにしたので、誰を特定したかを知ることができる。
【0059】
なお、上述した実施形態においては、画像切替操作として、タッチ画面TDを指や物で接触しながら移動するスライド移動操作(タッチ・スライド操作)、あるいは装置本体を所定方向に振る(移動させる)振り操作を例示したが、画像切替操作は、画像が表示されている状態での特定キー操作であってもよい。例えば、カーソルキー操作によってカーソルを移動させる操作などであってもよい。この場合、特定キーが操作された際に、画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別するようにすればよい。これによって予め所望する被写体を選択しておけば、それ以降は、画像切替操作によってその被写体を含む他の画像への切り替えを容易に行うことができる。
【0060】
また、上述した実施形態においては、画像解析によって人物を特定した場合に、その人物を明示するためにその顔部分を識別表示するようにしたが、枠表示に限らず、顔部分を指し示す矢印を付加表示するなど、どのような形態の識別表示であってもよい。
【0061】
また、上述した実施形態においては、被写体を特定していない状態での画像切替操作時には、撮影日時順に画像を切り替え表示させたが、画像の記憶順、ファイル名順など、どのような順序で切り替え表示を行うかは任意である。
その他、画像表示装置としては携帯電話装置に限らず、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、PDA(個人用の携帯情報端末)、デジタルカメラ、電子腕時計、音楽再生機などのであっても同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】画像表示装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。
【図2】アドレス帳ADを説明するための図。
【図3】ユーザ操作によって画像表示が指示された際に実行開始される動作を示したフローチャート。
【図4】図3に続く動作を示したフローチャート。
【図5】(1)は人物の顔位置以外からタッチ・スライド操作が行われる場合の表示例を示し、(2)は、1本の指で一人の顔の位置をタッチしたままの状態でタッチ・スライド操作を行った場合の表示例を示し、(3)は、2本の指で二人の顔の位置をタッチした状態でタッチ・スライド操作を行った場合の表示例を示した図。
【図6】(1)は、顔アイコンicがタッチされた場合の表示例を示し、(2)は、一人目(左端の子)の顔をタッチしたのち、二人目(真中の子)の顔の位置をタッチした場合の表示例を示し、(3)は、予め所望する人物を特定するためにその顔を選択する選択操作が行われたのち、顔位置以外からのタッチ・スライド操作が行われた場合の表示例を示した図。
【符号の説明】
【0063】
1 CPU
3 記憶部
8 操作部
10 撮像部
11 表示部
12 接触操作部
14 加速度センサ
TD タッチ画面
AD アドレス帳
GF 画像フォルダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を切り替えて表示画面に表示する画像表示装置であって、
前記画像の切り替えを指示する画像切替操作を検出する検出手段と、
この検出手段によって画像切替操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内に含まれている任意の被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別された場合に、その被写体を含む他の画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる画像切替手段と、
を具備したことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記画像切替操作は、前記表示画面上で行われるスライド移動操作であり、
前記判別手段は、前記スライド移動操作を開始する際の最初の指定位置に被写体が含まれているか否かに基づいて被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記画像切替操作は、前記表示画面上に配置されているタッチ操作面を接触するタッチ操作であり、
前記判別手段は、前記検出手段によって前記タッチ操作が検出された際に、このタッチ操作の最初のタッチ位置に被写体が含まれていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記画像切替操作は、前記表示画面に画像が表示されている状態で当該装置本体を振る振り操作であり、
前記判別手段は、前記検出手段によって前記振り操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記画像切替操作は、前記表示画面に画像が表示されている状態での特定キー操作であり、
前記判別手段は、前記検出手段によって前記特定キー操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記被写体は、前記表示画面に表示されている画像内で任意に選択された部分を画像解析することによって特定した所定の被写体であり、
前記判別手段は、前記検出手段によって画像切替操作が検出された際に、前記画像解析によって所定の被写体が特定されていれば、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記被写体は、前記表示画面に表示されている画像内で任意に選択された部分を画像解析することによって特定した所定の被写体であり、
前記画像解析によって所定の被写体が特定された場合に、その被写体を識別表示する識別表示手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記判別手段は、画像内の複数の被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別し、
前記画像切替手段は、前記判別手段によって複数の被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別された場合に、各被写体を共通して含む他の画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記判別手段は、前記表示画面に表示されている画像内の任意の被写体を選択するための選択操作が行われている状態において、前記検出手段によって画像切替操作が検出された際に、被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項10】
前記画像切替手段は、前記判別手段によって被写体を特定していない状態での画像切替操作であると判別された場合に、予め決められている順位に従って画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項11】
前記画像切替手段は、更に、前記画像切替操作が複数回行われた際に、その各操作間の時間間隔に基づいて画像の切替時間を設定し、その切替時間に応じて画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項12】
予め指定された人物に対応してその名前と顔の特徴情報を記憶する人物情報記憶手段と、
前記画像内に含まれている被写体が前記人物情報記憶手段内の人物と特徴的に同じであれば、その人物の名前を読み出して案内出力する案内手段と、
を更に備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項13】
コンピュータに対して、
複数の画像を切り替えて表示画面に表示する場合に、画像の切り替えを指示する画像切替操作を検出する機能と、
前記画像切替操作が検出された際に、前記表示画面に表示されている画像内に含まれている任意の被写体を特定した状態での画像切替操作であるか否かを判別する機能と、
前記被写体を特定した状態での画像切替操作であると判別された場合に、その被写体を含む他の画像を選択して、その選択画像を前記表示画面に切り替え表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−97393(P2010−97393A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−267421(P2008−267421)
【出願日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】