説明

画像表示装置及び画像表示方法

【課題】1つの表示部に複数のコンピュータ端末からの画像情報を表示し、共通の操作部を操作して複数コンピュータ端末を制御する画像表示装置を提供する。
【解決手段】複数のコンピュータ端末からの画像を表示する単一の表示部と、複数のコンピュータ端末のうち第1のコンピュータ端末に設けられ、表示部にカーソルを表示するとともに操作情報を発生する操作部と、複数のコンピュータ端末からの画像情報を入力して表示部に選択的に表示するとともに、表示された画面のうちカーソルが位置する画面を判別して制御すべきコンピュータ端末を指定し、指定したコンピュータ端末を操作部によって操作可能にした画面構成ユニットとを具備し、画面構成ユニットからの選択された画像情報を表示部に多画面表示可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療システム等の画像表示装置において、複数のモダリティ毎に設けたコンピュータ端末や、検査予約用の端末、読影用のWS(ワークステーション)端末等をそれぞれ共通の操作部によって操作するとともに、共通の表示部に各種の画像を多画面表示する画像表示装置及び画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、医療機関においては、X線CT装置、一般X線撮影装置、MRI装置等の各種のモダリティを用いてコンピュータによる画像診断が行われており、被検体を撮影して取得した画像をコンピュータ端末の表示部に表示するようにしている。また患者の検査を行う場合は、別のコンピュータ端末を用いて患者登録やスキャン計画の策定、電子カルテ等の表示を行っている。またWS端末では撮影した画像を表示部に表示して画像の解析を行っている。
【0003】
一般に上記したようなコンピュータ端末は、液晶等の表示部と、各種の操作を行うキーボードやマウス等を含む操作部をそれぞれ有しており、これら複数のコンピュータ端末を同じ検査室等に配置して操作する場合は、複数の表示部と操作部が操作卓上に置かれるため、卓上が煩雑になり、操作も煩雑となるため改善が求められている。
【0004】
特許文献1には、複数の入力機器(パーソナルコンピュータ)から入力された情報を同一の表示画面上に重ね合わせて表示することができる表示装置が開示されている。この特許文献1の例では、表示部を複数の入力機器で共通に使用できるが、各入力機器はそれぞれ表示部と操作部を有しているため、依然として煩雑さは解消されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−332414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の画像表示装置では、各種のモダリティで撮影した画像データをそれぞれコンピュータ端末で処理して画像を表示し、またWS端末等を用いて撮影した画像の解析を行っている。また別のコンピュータ端末を用いて患者登録やスキャン計画の策定等を行っている。このため複数のコンピュータ端末を同じ検査室等に配置した場合は、複数の表示部と操作部が操作卓上に置かれるため、卓上が煩雑になり、操作も煩雑となっていた。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、1つの表示部に複数のコンピュータ端末からの画像情報を表示するとともに、共通の操作部を操作して複数コンピュータ端末を制御できるようにした画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の本発明の画像表示装置は、複数のコンピュータ端末からの画像を表示する単一の表示部と、前記複数のコンピュータ端末のうち第1のコンピュータ端末に設けられ、前記表示部にカーソルを表示するとともに操作情報を発生する操作部と、前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を入力して前記表示部に選択的に表示するとともに、表示された画面のうち前記カーソルが位置する画面を判別して制御すべきコンピュータ端末を指定し前記指定したコンピュータ端末を前記操作部によって操作可能にした画面構成ユニットと、を具備し、前記画面構成ユニットからの前記選択された画像情報を前記表示部に多画面表示可能にしたことを特徴とする。
【0009】
請求項6記載の本発明の画像表示方法は、複数のコンピュータ端末からの画像を表示する単一の表示部を備え、前記複数のコンピュータ端末のうち第1のコンピュータ端末に操作部を設けて、前記表示部にカーソルを表示するとともに操作情報を発生し、前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を画面構成ユニットに入力して前記表示部に選択的に表示し、前記表示された画面のうち前記カーソルが位置する画面を前記画面構成ユニットによって判別して制御すべきコンピュータ端末を指定し、前記指定したコンピュータ端末を前記操作部によって操作可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のPCに対して1つの表示部を共通に利用して多画面表示することができる。また表示画面に表示されたカーソル位置に応じて制御するPCを選択することができるため操作部も共通に使用することができ、操作性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の画像表示装置の一実施形態を示す構成図。
【図2】一実施形態における画面構成ユニットの構成を示すブロック図。
【図3】本発明の動作を説明する画像処理やスキャン計画のフローチャート。
【図4】本発明の動作を説明する表示画面の一例を示す一覧図。
【図5】患者エントリー時の画面の表示例を示す説明図。
【図6】撮影部位・プラン作成時の画面の表示例を示す説明図。
【図7】撮影部位・プラン作成時の他の表示例を示す説明図。
【図8】撮影時の画面の表示例を示す説明図。
【図9】撮影後処理時の画面の表示例を示す説明図。
【図10】多画面表示の他の表示例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、本発明の画像表示装置の一実施形態を示す構成図である。図1の画像表示装置は、単一の比較的大型(例えば32インチ以上)の表示部10と、画面構成ユニット20と、第1のコンピュータ端末30と、複数のコンピュータ端末41,42…で構成される。
【0014】
第1のコンピュータ端末30は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)であり、PC本体31と操作部32とから成り、操作部32はキーボート33やマウス34を含む。PC本体31(以下、PC31という)は、制御部、記憶部、演算処理部等を含む情報処理部を構成する。また複数のコンピュータ端末41,42…もパーソナルコンピュータ(PC)であり、制御部、記憶部、演算処理部等から成る情報処理部を有している。
【0015】
表示部10は、親画面と子画面でなる複数の画面を多画面表示することができ、第1のコンピュータ端末30は、操作部32の操作に基づいてPC31で処理した画像を画面構成ユニット20に供給し、表示部10の親画面にPC31で処理した画像を表示する。以下、第1のコンピュータ端末30を親PC30と呼ぶ。
【0016】
また複数のコンピュータ端末41,42…は、操作部32の操作によって各種の情報処理を実行し、処理結果である画像データを画面構成ユニット20に供給する。以下、コンピュータ端末41,42…を子PC41,42…と呼ぶ。
【0017】
親PC30及び子PC41,42…は機能別に設けられ、例えば親PC30は患者登録やスキャン計画に用いるPCである。また子PC41、42…は、電子カルテを作成するPCや、PACS(Picture Archiving and Communication System)用のPC、或いは画像を解析するWS(Work Station)用のPCである。また子PC41、42…としては、X線CT装置、MRI装置、X線診断装置等の医用画像診断装置(モダリティ)で撮影した画像をそれぞれ処理するPCであってもよい。複数のPCの内、どれを親PCとし、どれを子PCとするかは利用者が任意に設定するこができるが、多機能のPCを親PC30とするのがよい。
【0018】
また表示部10に複数の画面11、12,13を表示したとき、画面上にはマウス34によって操作されるカーソル14が表示される。カーソル14は、親PC30や子PC41,42…を選択するものであり、例えば子PC41で処理した画像情報を子画面12に表示し、子PC42で処理した画像情報を子画面13に表示した状態で、カーソル14を子画面12の表示領域内に移動させると、操作部32によって子PC41を制御することができる。またカーソル14を子画面13の表示領域内に移動させると、操作部32によって子PC42を制御することができる。したがって子PC41,子PC42にて処理した画像を表示部10に表示することができる。またカーソル14を親画面11の表示領域内に戻すと、操作部32によって親PC30を制御することができる。
【0019】
表示部10には親PC30によって操作可能な各種の選択ボタン15が表示されており、選択ボタン15を操作することで画面の表示状態を切り替えることができる。例えば多画面表示モードと単画面表示モードの切り替えや、どの画面を親画面とするか子画面とする等を任意に設定することができる。
【0020】
例えば、図1では親画面11の中に2つの子画面12,13を表示する例を示しているが、表示部10に同じ大きさの画面を2つ並べて表示したとき、左の画面を親画面とし、右の画面を子画面とすることもできる。或いは2画面表示に限らず、画面を4つに分割して4画面表示とし、いずれか1つを親画面とし、他の3画面を子画面としてもよい。
【0021】
また、複数の子PC41,42…の内、どの子PCからの画像を子画面に表示するかは、操作部32の操作によって選択することができる。例えば親画面11に選択ボタン15を表示し、いずれかのボタン15を選択して子PCを選択するようにすると良い。また操作部32の操作によって表示部10に表示する初期画面を設定することもできる。さらに、検査を実行する上で必要とされる緊急停止ボタン等を親画面11に表示し、緊急時に対応できるようにすると良い。
【0022】
画面構成ユニット20は、カーソル14の座標位置を判別して操作部32からの操作情報(コマンド情報等)をPC31又は子PC41,42に送り、PC31及び子PC41,42…を制御し、PC31及び子PC41,42…からの画像情報を選択して表示部10に表示する機能を有する。
【0023】
図2は、画面構成ユニット20の構成を示すブロック図である。画面構成ユニット20は、入力部21、入力制御部22、インターフェース23、映像入力部24、映像制御部25、合成処理部26及び映像出力部27を含む。
【0024】
入力部21は、操作部32からの操作情報を入力するものである。入力制御部21は、マウス33の操作によってカーソル14が移動したときに、カーソル14の座標位置を判別して親画面又は子画面のどの位置にカーソル14があるかを判断して、制御すべきPC31及びPC41,PC42…を指定し、指定したPCに操作情報を送信して操作可能にする。インターフェース23は、PC31,PC41,PC42…からの画像情報を映像入力部24に入力するとともに、入力制御部22によって指定したPC31,PC41,PC42…に対して操作部30からの操作情報を供給する。
【0025】
映像入力部24は、操作部32の操作に応答してPC31,PC41,PC42…から入力された画像情報を取り込む。映像制御部25は、映像入力部24から出力された画像情報のサイズや位置を操作部32の操作によって制御するとともに、表示画像を選択して出力する。合成処理部26は、子画面の画像を親画面に重畳して表示するための合成処理を行う。なお、親画面のみを表示する場合は単画面表示を行うように処理する。映像出力部27は、合成処理部26からの画像を表示部10に出力する。
【0026】
例えば、表示部10に図1のようにPC41,PC42に対応した子画面が2つ表示されている状態で、マウス34が操作されると、入力制御部22は、カーソル14が移動した位置(座標)を判別する。カーソル14が子PC41に対応する子画面12の位置にあると判断すると、操作部32からの操作情報がインターフェース23を介して子PC41に送られ、子PC41を操作することができる。したがって子PC41で処理した画像情報がインターフェース23を介して映像入力部24に供給されるため、子画面12の表示内容を制御することができる。
【0027】
次に図1,図2の動作を図3、図4を参照して説明する。例えばX線CT装置やMRI装置等のモダリティを用いて患者を検査・診断する場合は、図3で示すようなフローチャートに従って画像処理やスキャンが実行される。
【0028】
スキャンする場合、図3のステップS1では患者登録を行い、患者ID、氏名、性別、年齢などを入力する。ステップS2では患者をセッティングして撮影の準備に入る。ステップS3では、撮影位置(撮影部位)を決め、エキスパートプランを選択して、スキャノ像(スキャン計画をたてるための画像)を撮影する。またスキャン計画でX線の照射時間や照射条件等を決定した後、スキャンを実行する。また必要に応じて追加のスキャンを行う。そしてスキャンによって収集した画像データは、ステップS4で画像処理される。
【0029】
本発明の画像表示装置では、図3のフローチャートで示すようなスキャンや画像処理を行う場合に、親画面と子画面の表示を切り替えることで診断に適した画像表示を行うことができる。
【0030】
図4は、各検査フェーズにおける表示画面の一例を示したもので、例えば、患者エントリー、撮影部位・プラン作成、撮影、撮影後の処理といった4つの検査フェーズに従って診断するものとする。また親画面を表示するための親PC30は、患者登録画面、スキャン計画画面、スキャン操作画面等の入力画面の表示機能を有するものとし、子PCとして電子カルテを作成するPC41、PACS用のPC42、インジェクタ用のPC43、WS用のPC44が画面構成ユニット20に接続されているものとすると、以下のような表示が行われる。
【0031】
1.患者エントリーのフェーズでは、患者登録画面を親画面に表示し、電子カルテの画面を子画面に表示する。例えば、このフェーズの画面を初期画面として表示する。このとき、親PC30は患者登録用の画面を表示し、子PCとして電子カルテを作成するPC41が選択される。
2.撮影部位・プランのフェーズでは、スキャン計画画面を親画面に表示し、電子カルテ画面とPACS画面を子画面に表示する。このとき、親PC30はスキャン計画画面を表示し、子PCとして電子カルテを作成するPC41、又はPACS用のPC42が選択される。
3.撮影のフェーズでは、スキャン操作画面を親画面に表示し、インジェクタ画面を子画面に表示する。このとき、親PC30はスキャン操作画面を表示し、子PCとしてインジェクタ画面を生成するPC43が選択される。尚、インジェクタ画面は造影剤の注入操作に用いられるものである。
4.撮影後処理のフェーズでは、電子カルテ画面を一方の子画面に表示し、PACS画面及び解析WS画面を他方の子画面に表示する。このとき、子PCとして電子カルテを作成するPC41、又はPACS用のPC42、WS用PC44が選択される。
【0032】
図5〜図9は、各フェーズ1〜4における表示部10での表示例を示したものである。図5はフェーズ1(患者エントリー)の表示画面であり、親画面として患者登録画面51が表示され、子画面として電子カルテ画面52が表示される。ここでは、患者登録画面51に患者の氏名や患者ID等を入力するが、子画面の電子カルテ52を確認しながら入力することができる。
【0033】
図6はフェーズ2(撮影部位・プラン作成)の表示画面であり、親画面としてスキャン計画画面53が表示され、子画面として電子カルテ画面54(又はPACS画面55)が表示される。子画面は、カーソル14によってタブ61,62を選択することで電子カルテ画面54又はPACS画面55を選択することができる。図6は、タブ61を選択して子画面に電子カルテ画面54を表示した例を示している。図7は、タブ62を選択して子画面にPACS画面55を表示した例を示している。
【0034】
ここでは、電子カルテ画面54にて撮影部位を確認しながらスキャン計画を入力することができる。またその際にPACSの過去の画像55を参照することもできる。電子カルテ画面54とPACSの画面55は交互に切り替えることができる。
【0035】
図8はフェーズ3(撮影)の表示画面であり、親画面としてスキャン操作画面56が表示され、子画面としてインジェクタ画面57が表示される。ここでは、スキャン操作画面56を操作しつつ、インジェクタ画面57を利用して造影剤の操作を行うことができる。
【0036】
図9はフェーズ4(撮影後処理)の表示画面であり、2つの子画面を表示し、一方の子画面として電子カルテ画面52が表示され、他方の子画面としてWS画面58とPACS画面(図示略)が表示される。他方の子画面は、タブ63,64を選択することでWS画面58又はPACS画面を選択することができる。ここでは、診断結果を電子カルテ画面52に入力する際に、WS画面58にて解析した画像や、PACS画面にて撮影画像を確認しながら入力することができる。
【0037】
このように本発明では、被検体の撮影の進行に合わせて各種の入力画面を親画面に表示し、子画面には撮影した画像(PACSの画像やWSの画像等)を表示することができる。したがって被検体の検査に合わせて親画面と子画面の画像を遷移させることができ、医用診断に適した画像を表示することができる。
【0038】
また図5〜図9において、表示画面にはカーソル14が表示され、マウス34によって親画面又は子画面の領域にカーソル14を移動することができ、移動した先の画面に対応するPC30,PC41,PC42…を選択して操作部32で操作することが可能となる。したがって、操作部32と表示部10をそれぞれのPCに共通に使用することができる。
【0039】
また図6、図9では複数の子画面を表示する場合にタブによって選択して表示するようにしたが、図10で示すように子画面を小さくすることにより複数の子画面を同時に表示するようにしてもよい。また図9の子画面としてはX線CT装置やMRI装置等の各種のモダリティ用PCから送られた画像を表示することもできる。
【0040】
以上述べたように本発明によれば、複数のPCに対して1つの表示部を共通に利用して多画面表示することができる。またカーソル位置に応じて操作するPCを選択できるため操作部も共通に使用することができ、操作性を改善することができる。また画面の配置を自由に設定することができる。また、1個の表示部(ディスブレイ)を用いるため、画面毎の輝度の統一を図ることができる。さらに1画面を複数PCで作成するため、画面作成に高性能なPCを必要としないため、システム構築上の役割分担が容易にできる。
【0041】
尚、本発明の実施形態は、以上述べた実施例に限定されるものではない。例えば、画面構成ユニットに接続される親PCや子PCは実施例で示したPCに限られるものではない。また1画面に表示する子画面の数やサイズも任意に設定することができる。また特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0042】
10…表示部
11,12,13…親画面、子画面
14…カーソル
20…画面構成ユニット
21…入力部
22…入力制御部
23…インターフェース
24…映像入力部
25…映像制御部
26…合成処理部
27…映像処理部
30…親PC
31…PC本体
32…操作部
33…キーボード
34…マウス
41,42…子PC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンピュータ端末からの画像を表示する単一の表示部と、
前記複数のコンピュータ端末のうち第1のコンピュータ端末に設けられ、前記表示部にカーソルを表示するとともに操作情報を発生する操作部と、
前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を入力して前記表示部に選択的に表示するとともに、表示された画面のうち前記カーソルが位置する画面を判別して制御すべきコンピュータ端末を指定し前記指定したコンピュータ端末を前記操作部によって操作可能にした画面構成ユニットと、を具備し、
前記画面構成ユニットからの前記選択された画像情報を前記表示部に多画面表示可能にしたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記画面構成ユニットは、
前記操作部からの操作情報を入力する入力部と、
前記操作部の操作によって前記カーソルが移動したときに前記カーソルの座標位置を判別して前記表示部に表示された画面を指定し、指定した画面に対応するコンピュータ端末を選択する入力制御部と、
前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を入力するとともに、前記入力制御部によって選択したコンピュータ端末に対して前記操作部からの操作情報を供給するインターフェースと、
前記インターフェースを介して入力された前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を選択して前記表示部に多画面表示する合成処理部と、を含むことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記画面構成ユニットは、前記表示部に前記第1のコンピュータ端末からの画像情報を親画面として表示し、他の少なくとも1つのコンピュータ端末からの画像情報を子画面として表示することを請求項1記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記複数のコンピュータ端末は医療システムにおいて利用するコンピュータ端末であって、前記第1のコンピュータ端末は、被検体の撮影の進行に合わせて各種の入力画面を表示するコンピュータ端末であり、
他のコンピュータ端末は、医用画像診断装置で撮影した画像を表示する複数のコンピュータ端末を含むことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記画面構成ユニットは、前記表示部に前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を選択して親画面及び子画面を表示し、前記被検体の撮影の進行に合わせて前記親画面及び子画面に表示される画像を遷移させることを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
【請求項6】
複数のコンピュータ端末からの画像を表示する単一の表示部を備え、
前記複数のコンピュータ端末のうち第1のコンピュータ端末に操作部を設けて、前記表示部にカーソルを表示するとともに操作情報を発生し、
前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を画面構成ユニットに入力して前記表示部に選択的に表示し、
前記表示された画面のうち前記カーソルが位置する画面を前記画面構成ユニットによって判別して制御すべきコンピュータ端末を指定し、前記指定したコンピュータ端末を前記操作部によって操作可能にしたことを特徴とする画像表示方法。
【請求項7】
前記画面構成ユニットは、
前記操作部の操作によって前記カーソルが移動したときに前記カーソルの座標位置を判別して前記表示部に表示された画面を指定し、前記指定した画面に対応するコンピュータ端末を選択し、
前記選択したコンピュータ端末に対して前記操作部からの操作情報を供給して制御し、
前記制御されたコンピュータ端末を含む複数のコンピュータ端末からの画像情報を選択して前記表示部に多画面表示することを特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
【請求項8】
前記画面構成ユニットは、前記表示部に前記第1のコンピュータ端末からの画像情報を親画面として表示し、他の少なくとも1つのコンピュータ端末からの画像情報を子画面として表示することを請求項6記載の画像表示方法。
【請求項9】
前記複数のコンピュータ端末は医療システムにおいて利用するコンピュータ端末であって、前記第1のコンピュータ端末は、被検体の撮影の進行に合わせて各種の入力画面を表示可能であり、他のコンピュータ端末は、医用画像診断装置で撮影した画像を表示可能であることを特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
【請求項10】
前記画面構成ユニットは、前記表示部に前記複数のコンピュータ端末からの画像情報を選択して親画面及び子画面を表示し、前記被検体の撮影の進行に合わせて前記親画面及び子画面に表示される画像を遷移させることを特徴とする請求項9記載の画像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−59440(P2011−59440A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−209721(P2009−209721)
【出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【Fターム(参考)】