説明

画像表示装置

【課題】立体交差する道路など、地図画面では表現が難しい場所についても十分な情報をユーザーに提供することのできる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】地図データ記憶手段から読み出した地図データに基づいて、地図画面を作成する手段と、作成された地図画面を表示する手段と、地球表面を写した写真データが記憶された写真データ記憶手段から、誘導経路情報に基づいて読み出した、誘導経路上、又は誘導経路周辺に存在する所定のスポットに関する写真データに基づいて、所定のスポットを示した写真画面を作成する手段と、誘導経路を表示し、所定のスポットを示した写真画面の表示をユーザーが指示するためのボタンを各スポットに対応付けて表示すると共に、ボタンがユーザーにより操作されたとき、ユーザーにより操作されたボタンに対応する、所定のスポットを示した写真画面を表示する手段とを装備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像表示装置に関し、より詳細には、ナビゲーション装置などに採用される、
地球表面を写した衛星写真や航空写真などの写真データを用いた画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図12は、従来のナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。車速
から演算して走行距離を取得するための車速センサ2と、進行方向を取得するためのジャ
イロセンサ3とがマイコン1に接続されており、マイコン1は、演算した走行距離、及び
進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。
GPS受信機4は、アンテナ5を介して衛星からのGPS信号を受信するものであり、
マイコン1に接続されており、マイコン1は、GPS信号に基づいて自車位置を割り出す
ようになっている(GPS航法)。
【0003】
また、電子地図データ等が記憶されたDVD−ROM7(CD−ROMなどの記憶装置
も可能)から電子地図データ等を取り込むことのできるDVDドライブ6がマイコン1に
接続されており、マイコン1は、割り出した自車位置と電子地図データとを合わせる(い
わゆる、マップマッチング処理を行う)ことによって、自車位置が正確に示された地図画
面を表示パネル9bへ表示するようになっている。なお、地図の更新が可能なDVD−R
AMやHDD(磁気ハードディスク)へ電子地図データなどを記憶することも可能である

【0004】
また、リモコン8に設けられたジョイスティック8aやボタンスイッチ8bから出力さ
れたスイッチ信号や、表示装置9に設けられたボタンスイッチ9aから出力されたスイッ
チ信号がマイコン1に入力され、これらスイッチ信号に応じた処理がマイコン1で行われ
るようになっている。例えば、マイコン1は、これらスイッチから移動目的地の情報を取
り込むと、自車位置から目的地までの最適経路を探索し、これを誘導経路として地図画面
と共に表示パネル9b上に表示するようになっている。
【0005】
このようにナビゲーション装置では、表示パネル9bに地図画面が表示され、その地図
上に使用者により入力された目的地、該目的地までの誘導経路、自車の現在位置に対応す
る自車位置マーク、及びそれまでの自車の走行軌跡等が重ねて表示されるようになってお
り、ユーザーはこの表示パネル9bを逐次参照することで、進路情報を得ることができ、
その進路情報に従うことで目的地に到達することができるといった優れた機能を有してい
る。
【0006】
ところが、上記した従来のナビゲーション装置では、表示パネル9b上に表示される地
図画面が地図データを用いて作成されているため、自車の現在位置を理解したり、現在位
置周辺の実際の状況を把握することが難しいといった場合があった。
というのは、地図画面では立体交差する道路など上下の位置関係を表すことが難しく、
また実際には地図画面上に表示されない道路や建物などが数多く存在するからである。
【0007】
このような問題を解決するための手段の一つとして、航空写真データから作成される航
空写真画面上に自車の現在位置を表示するといった発明が開示されている(下記の特許文
献1)。航空写真画面を用いれば、目印となる建物などが非常に分かり易くなるため、自
車の現在位置を理解し易くし、また現在位置周辺の実際の状況についても把握し易くする
ことができるといった利点がある。
しかしながら、特許文献1に開示された発明のように、単に航空写真画面を表示するよ
うにしただけでは、ユーザーが十分満足するようなナビゲーション装置を実現することが
できなかった。
【特許文献1】特開平5−113343号公報
【発明の開示】
【課題を解決するための手段及びその効果】
【0008】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、立体交差する道路など、地図画面では
表現が難しい場所についても十分な情報をユーザーに提供することのできる画像表示装置
を提供することを目的としている。
【0009】
上記目的を達成するために本発明に係る画像表示装置(1)は、地図データが記憶され
た地図データ記憶手段から読み出した地図データに基づいて、地図画面を作成する地図画
面作成手段と、該地図画面作成手段により作成される地図画面を表示する地図画面表示手
段と、地球表面を写した写真データが記憶された写真データ記憶手段から、誘導経路情報
に基づいて読み出した、前記誘導経路上、又は該誘導経路周辺に存在する所定のスポット
に関する写真データに基づいて、前記所定のスポットを示した写真画面を作成する写真画
面作成手段と、前記誘導経路を表示し、前記所定のスポットを示した写真画面の表示をユ
ーザーが指示するためのボタンを各スポットに対応付けて表示すると共に、前記ボタンが
ユーザーにより操作されたとき、ユーザーにより操作された前記ボタンに対応する、前記
写真画面作成手段により作成される前記所定のスポットを示した写真画面を表示する写真
画面表示手段とを備えていることを特徴としている。
【0010】
上記した画像表示装置(1)によれば、誘導経路上、又は該誘導経路周辺に存在する所
定のスポット(例えば、インターチェンジ、サービスエリア、観光名所など)を示した写
真画面が表示される。従って、地図画面では表現が難しかった場所を写真画面で表示する
ことができるので、ユーザーは前記場所を容易に把握することができるようになる。また
、見どころの多い観光名所なども写真画面で表示することによって、ドライブなどをより
楽しいものとすることができる。
さらに、前記写真画面の表示を指示するためのボタンが、各スポットに対応づけて表示
されるので、ユーザーは容易に希望するスポットを選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲー
ション装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図12に示したナビゲーシ
ョン装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0012】
車速センサ2と、ジャイロセンサ3とがマイコン11に接続されており、マイコン11
は演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自
律航法)。また、GPS受信機4がマイコン11に接続されており、マイコン11はGP
S信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0013】
また、全国すべてを網羅した電子地図データ、及び地球表面を写した衛星写真や航空写
真などの写真データが記録エリア(例えば、主要都市など)を限定して記録されたDVD
−ROM17(CD−ROMなどの記憶装置も可能)から電子地図データや写真データ等
を取り込むことのできるDVDドライブ6がマイコン11に接続されており、マイコン1
1は割り出した自車の現在位置に基づいて、DVD−ROM17から必要な地図データや
写真データをマイコン11内のバッファメモリ18へ一時的に記憶させておくようになっ
ている。また、DVD−ROM17には同一エリアの地球表面を写した写真データとして
、例えば、画素1ドットあたり1mのスケールと4mのスケールとが記録されている。
【0014】
また、表示パネル9bの上下左右には複数の赤外線LEDと複数のフォトトランジスタ
とが対向して配置され、指が表示パネル9bに触れた位置を検出することができるように
構成され、検出された結果についてはマイコン11で取得することができるようになって
いる。
【0015】
次に、実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置における
マイコン11の行う処理動作[1]を図2、図3に示したフローチャートに基づいて説明
する。まず、GPS信号などから自車の現在位置を算出し(ステップS1)、算出した自
車の現在位置情報、及びバッファメモリ18に記憶されている地図データに基づいて、前
記自車の現在位置周辺を示した地図画面を作成する(ステップS2)。なお、作成した地
図画面に関するデータについてはバッファメモリ18へ記憶され、表示タイミングに合わ
せて読み出される。
【0016】
次に、前記自車の現在位置情報、及びバッファメモリ18に記憶されている写真データ
に基づいて、前記自車が前記記録エリア(例えば、東京、大阪などの主要都市)内に存在
するか否かを判断し(ステップS3)、前記自車が前記記録エリア内に存在すると判断さ
れると、前記自車の現在位置情報、及びバッファメモリ18に記憶されている2タイプの
スケールの写真データに基づいて、前記自車の現在位置周辺を示した写真画面を2タイプ
(例えば、広域表示の写真画面、詳細な表示の写真画面など)作成する(ステップS4)
。なお、作成した写真画面に関するデータについてはバッファメモリ18へ記憶され、表
示タイミングに合わせて読み出される。
【0017】
次に、表示パネル9bに表示される画面が地図画面から写真画面へ切り換わっているこ
とを示すフラグf1が1であるか否かを判断し(ステップS5)、フラグf1が1でない
、すなわち写真画面へ切り換わっていないと判断すれば、次に、写真画面への表示の切り
換えが可能であること(すなわち前記自車が前記記録エリア内に存在すること)を示すフ
ラグf2が1であるか否かを判断し(ステップS6)、フラグf2が1でないと判断すれ
ば、地図画面から写真画面へ表示の切り換えをユーザーが指示するための「写真画面」ボ
タンスイッチ(タッチスイッチ)を形成し(ステップS7)、その後、フラグf2を1に
して(ステップS8)、ステップS9へ進む。図4(a)、(b)は表示パネル9bに地
図画面が表示された状態を示した図であり、図4(b)には地図画面上に「写真画面」ボ
タンスイッチが表示されている。
一方、ステップS6において、フラグf2が1である、すなわち既に「写真画面」ボタ
ンスイッチが形成されていると判断すれば、ステップS7、S8を飛ばして、そのままス
テップS9へ進む。
【0018】
ステップS9では、ユーザーにより「写真画面」ボタンスイッチがタッチされたか否か
を判断し、「写真画面」ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、「写真画面」ボタ
ンスイッチを除去して(ステップS10)、フラグf2を0にし(ステップS11)、次
に、前記自車の現在位置周辺を示した写真画面(例えば、広域表示の写真画面)を表示す
ると共に、写真画面上に前記自車の現在位置を示す自車位置マークを表示する(ステップ
S12)。なお、前記写真画面上に前記自車位置マークを表示する方法としては、例えば
、写真データの表す矩形領域の左上及び右下の緯度・経度を利用する方法が挙げられる。
【0019】
ステップS12における処理後、さらに前記写真画面から前記地図画面への表示の戻し
をユーザーが指示するための「戻る」ボタンスイッチと、前記写真画面の縮尺の切り換え
をユーザーが指示するための「縮尺切換」ボタンスイッチとを形成して(ステップS13
、S14)、フラグf1を1にする(ステップS15)。図5に、表示パネル9bに写真
画面が表示された状態を示す。
他方、ステップS9において、「写真画面」ボタンスイッチがタッチされていないと判
断すれば、前記自車の現在位置情報に基づいて、地図画面の更新を行う(ステップS16
)。
【0020】
ところで、ステップS5において、フラグf1が1である、すなわち写真画面へ表示が
切り換わっていると判断すれば、「戻る」ボタンスイッチがタッチされたか否かを判断し
(ステップS17)、「戻る」ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、画面上から
「戻る」ボタンスイッチと、「縮尺切換」ボタンスイッチとを除去して(ステップS18
、S19)、フラグf1を0にする(ステップS20)。
その後、前記自車の現在位置周辺を示した地図画面を表示し(ステップS21)、「写
真画面」ボタンスイッチを形成して(ステップS22)、フラグf2を1にする(ステッ
プS23)。
【0021】
他方、ステップS17において、「戻る」ボタンスイッチがタッチされていないと判断
すれば、「縮尺切換」ボタンスイッチがタッチされたか否かを判断し(ステップS24)
、「縮尺切換」ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、写真画面の縮尺の切り換え
を行い(ステップS25)、次に、前記自車の現在位置情報に基づいて、写真画面上に表
示されている自車位置マークを更新する(ステップS26)。図6に、写真画面上に表示
されている自車位置マークが更新された状態を示す。
【0022】
なお、写真画面の縮尺の切り換えは、例えば、広域表示の写真画面が表示されている場
合には、バッファメモリ18から詳細な表示の写真画面に関するデータを読み出して、詳
細な表示の写真画面を表示し、他方、詳細な表示の写真画面が表示されている場合には、
バッファメモリ18から広域表示の写真画面に関するデータを読み出して、広域表示の写
真画面を表示するようにして行う。
【0023】
また、ステップS24において、「縮尺切換」ボタンスイッチがタッチされていないと
判断すれば、写真画面の縮尺を切り換える必要がないので、ステップS25を飛ばして、
そのままステップS26へ進み、前記自車の現在位置情報に基づいて、写真画面上に表示
されている自車位置マークを更新する。
【0024】
ところで、ステップS3において、前記自車が前記記録エリア内に存在しないと判断す
れば、地図画面から写真画面へ表示が切り換わっていることを示すフラグf1が1である
か否かを判断し(ステップS31)、フラグf1が1でない、すなわち前記地図画面が表
示されていると判断すれば、次に、写真画面への表示の切り換えが可能であること(すな
わち前記自車が前記記録エリア内に存在すること)を示すフラグf2が1であるか否かを
判断する(ステップS32)。
【0025】
フラグf2が1である、すなわち「写真画面」ボタンスイッチが形成されていると判断
すれば、「写真画面」ボタンスイッチを除去して(ステップS33)、フラグf2を0に
する(ステップS34)。
他方、ステップS32において、フラグf2が1でないと判断すれば、ステップS33
、S34における処理動作を行う必要がないので、そのまま処理動作[1]を終了する。
【0026】
また、ステップS31において、フラグf1が1である、すなわち写真画面が表示され
ていると判断すれば、ユーザーにより「戻る」ボタンスイッチがタッチされたか否かを判
断し(ステップS35)、「戻る」ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、「戻る
」ボタンスイッチと「縮尺切換」ボタンスイッチとを除去して(ステップS36、S37
)、フラグf1を0にし(ステップS38)、その後、前記自車の現在位置周辺を示した
地図画面を表示する(ステップS39)。
他方、ステップS35において、「戻る」ボタンスイッチがタッチされていないと判断
すれば、地図画面へ表示を戻す必要がないので、そのまま処理動作[1]を終了する。
【0027】
上記実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置によれば、
自車が写真データが記録されたエリア(例えば、東京、大阪などの主要都市)内に入ると
、「写真画面」ボタンスイッチが表示されるので、ユーザーは写真画面の表示可能なエリ
アに進入していることを容易に認識することができる。
【0028】
また、ユーザーにより「写真画面」ボタンスイッチがタッチされると、地図画面から前
記自車の現在位置周辺を示した写真画面へ表示の切り換えが行われるので、ユーザーは前
記写真画面を見ることによって、前記自車の現在位置を容易に理解することができるよう
になり、また現在位置周辺の実際の状況についても把握し易くなる。
【0029】
また、上記実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置では
、「写真画面」ボタンスイッチを表示することによって、ユーザーに写真画面の表示可能
なエリアに進入したことを伝えるようにし、この「写真画面」ボタンスイッチがタッチさ
れることによって表示の切り換えを行うようにしているが、別の実施の形態に係るナビゲ
ーション装置では、自車位置マークの形状や色などを変化させることによって、ユーザー
に写真画面の表示可能なエリアに進入したことを伝えるようにしたり、また形状や色など
が変化した自車位置マークがタッチされることによって表示の切り換えを行うようにして
も良い。
【0030】
なお、ここでは地図画面から写真画面へ完全に切り換わる場合についてのみ説明してい
るが、前記写真画面を表示させるときに前記地図画面の表示スペースを小さくし、空いた
スペースに前記写真画面を表示するようにしたり、また前記写真画面を前記地図画面上に
重ねて表示したりしても良い。
【0031】
また、上記実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置では
、ユーザーからの切り換えの指示によって、写真画面を表示するようにしているが、別の
実施の形態に係るナビゲーション装置では、自車が前記記録エリア内に入ると自動的に前
記自車の現在位置周辺を示した写真画面を表示するようにしても良い。但し、この場合に
は地図画面から写真画面へ完全に切り換える方法でも良いが、地図画面の表示スペースを
小さくし、空いたスペースに写真画面を表示するのがより望ましい。
【0032】
また、上記実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置では
、写真データは非常にデータ量が多く、写真データは記憶装置からの読み出しや、画像の
処理に非常に時間がかかるといった問題に鑑みて、同一エリアに対してスケールの異なる
2タイプの写真データが記録されたDVD−ROM17を採用しているが、写真データに
対する画像処理等を高速で行うことができるようになれば、2タイプ以上の写真データが
記録された記録媒体ではなく、スケールの小さい(例えば、画素1ドットあたり1mのス
ケール、すなわち詳細な画像データ)写真データが1タイプ記録された記録媒体を採用す
るようにしても良い。
【0033】
次に、実施の形態(2)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置について
説明する。但し、実施の形態(2)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置
については、マイコン11を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であ
るため、マイコンには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0034】
実施の形態(2)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコ
ン11Aの行う処理動作[2]を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。まず
、ステップS41〜S43において、後述するフラグf3〜f5が1であるか否かを判断
し、フラグf3〜f5すべてが1でないと判断すれば、ステップS44へ進んで、ユーザ
ーにより目的地などが入力されて、ルートの設定が完了したか否かを判断する。
【0035】
ルートの設定が完了していないと判断すれば、そのまま処理動作[2]を終了し、他方
、ルートの設定が完了したと判断すれば、次に、設定されたルートがDVD−ROM17
に記録されている写真データの記録エリア(例えば、主要都市)内を走行しているか否か
を判断し(ステップS45)、前記記録エリア内を走行していると判断すれば、設定され
たルート上、又は該ルート周辺に所定のスポット(例えば、インターチェンジ、観光名所
など)が存在するか否かを判断する(ステップS46)。
【0036】
前記ルート上、又は該ルート周辺に前記所定のスポットが存在すると判断すれば、DV
D−ROM17から必要な写真データ(すなわち前記ルート上、又は該ルート周辺に存在
する前記所定のスポットに関する写真データ)を読み出し、読み出した写真データに基づ
いて、前記所定のスポットを示した写真画面を作成する(ステップS47)。なお、作成
した前記所定のスポットを示した写真画面に関するデータについてはバッファメモリ18
で保存される。
【0037】
次に、前記ルートを画面上に表示し(ステップS48)、前記所定のスポットを示した
写真画面の表示をユーザーが指示するためのボタンスイッチを、前記スポットの位置に対
応づけて形成し(ステップS49)、そして、前記ボタンスイッチが形成されていること
を示すフラグf4を1にする(ステップS50)。図8に、地図上に前記ボタンスイッチ
が表示された状態を示す。
なお、前記ボタンスイッチについては、図8に示したように、スポットの種別毎に表示
内容が決定されており、例えば、インターチェンジは「IC」、サービスエリアは「SA
」と決定されているので、ユーザーは容易に希望のスポットを選択することができる。
【0038】
次に、リモコン8などが操作されることによって、ルート表示の終了指示が行われたか
否かを判断し(ステップS51)、ユーザーによりルート表示の終了指示が行われていな
いと判断すれば、画面上に表示されている「IC」などのボタンスイッチがタッチされた
か否かを判断する(ステップS52)。
【0039】
ボタンスイッチがタッチされていないと判断すれば、そのまま処理動作[2]を終了し
、他方、ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、タッチされたボタンスイッチに対
応するスポットを示した写真画面を表示し(ステップS53)、ルートが表示されている
画面への表示の戻しをユーザーが指示するための「戻る」ボタンスイッチを形成し(ステ
ップS54)、フラグf4を0にし(ステップS55)、そして、スポットを示した写真
画面が表示されていることを示すフラグf5を1にする(ステップS56)。
【0040】
次に、ユーザーにより「戻る」ボタンスイッチがタッチされたか否かを判断し(ステッ
プS57)、タッチされたと判断すれば、ステップS48へ戻って、ルートを表示し、他
方、タッチされていないと判断すれば、そのまま処理動作[2]を終了する。
また、ステップS51において、ユーザーによりルート表示の終了指示が行われたと判
断すれば、メニュー画面を表示して(ステップS58)、フラグf4を0にする(ステッ
プS59)。
【0041】
また、ステップS45において、設定されたルートが前記記録エリア内を走行していな
いと判断したり、ステップS46において、設定されたルート上、又は該ルート周辺に前
記所定のスポットは存在しないと判断すれば、ステップS60へ進んで、前記ルートを表
示し、次に、従来と同じようなかたちでルート表示が行われていることを示すフラグf3
を1にする(ステップS61)。
【0042】
次に、リモコン8などが操作されることによって、ルート表示を終了する指示が行われ
たか否かを判断し(ステップS62)、ユーザーによりルート表示を終了する指示が行わ
れたと判断すれば、メニュー画面を表示して(ステップS63)、フラグf3を0にする
(ステップS64)。一方、終了する指示が行われていないと判断すれば、そのまま処理
動作[2]を終了する。
【0043】
また、ステップS41において、フラグf3が1である、すなわち従来と同じようなか
たちでルートが表示されていると判断すれば、ステップS62へ進み、また、ステップS
42において、フラグf4が1である、すなわちスポットを示した写真画面の表示を指示
するためのボタンスイッチが表示されていると判断すれば、ステップS51へ進んで、ユ
ーザーによりルート表示の終了の指示が行われたか否かを判断する。
また、ステップS43において、フラグf5が1である、すなわちスポットを示した写
真画面が表示されていると判断すれば、ステップS57へ進んで、「戻る」ボタンスイッ
チがタッチされたか否かを判断する。
【0044】
上記実施の形態(2)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置によれば、
設定されたルート路上、又は該ルート周辺に存在する所定のスポット(例えば、インター
チェンジ、サービスエリア、観光名所など)を示した写真画面が表示される。従って、地
図画面では表現が難しかった場所を写真画面で表示することができるので、ユーザーは前
記場所を容易に把握することができるようになる。また、見どころの多い観光名所なども
写真画面で表示することによって、ドライブなどをより楽しいものとすることができる。
また、前記写真画面の表示を指示するためのボタンスイッチが、各スポットに対応づけ
て形成されるので、ユーザーは容易に希望するスポットを選択することができる。
【0045】
次に実施の形態(3)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置について説
明する。但し、実施の形態(3)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置に
ついては、マイコン11、及びDVD−ROM17を除いて、図1に示したナビゲーショ
ン装置の構成と同様であるため、マイコン、及びDVD−ROMには異なる符号を付し、
その他の説明をここでは省略する。
【0046】
DVD−ROM17Bには全国すべてを網羅した電子地図データ、地球表面を写した衛
星写真や航空写真などの写真データ、及び所定のスポット(例えば、遊戯施設、レストラ
ンなど)に関する詳細データ(例えば、入場料、営業日などに関するデータ)が記録され
ている。なお、写真データについては記録エリア(例えば、主要都市など)が限定されて
いる。
【0047】
次に、実施の形態(3)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置における
マイコン11Bの行う処理動作[3]を図9に示したフローチャートに基づいて説明する
。まず、写真画面が表示されていることを示すフラグf6が1であるか否かを判断し(ス
テップS71)、フラグf6が1でない、すなわち写真画面が表示されていないと判断す
れば、写真画面の表示タイミング(例えば、ユーザーにより写真画面への表示切換の指示
があった場合など)であるか否かを判断する(ステップS72)。
【0048】
写真画面の表示タイミングでないと判断すれば、そのまま処理動作[3]を終了し、他
方、写真画面の表示タイミングであると判断すれば、表示される写真画面が写し出すエリ
ア内に、詳細データが記録された所定のスポット(例えば、遊戯施設、レストランなど)
が存在するか否かを判断する(ステップS73)。
【0049】
前記所定のスポットが存在すると判断すれば、前記所定のスポットに関する詳細情報の
提供を指示するためのボタンスイッチを、各スポットに対応づけて形成すると共に(ステ
ップS74)、前記写真画面を表示し(ステップS75)、前記写真画面からその一つ前
の画面への表示の戻しをユーザーが指示するための「戻る」ボタンスイッチを形成し(ス
テップS76)、そしてフラグf6を1にする(ステップS77)。
他方、ステップS73において、前記所定のスポットが存在しないと判断すれば、ステ
ップS74を飛ばして、ステップS75へ進む。
【0050】
ところで、ステップS71において、フラグf6が1である、すなわち写真画面が表示
されていると判断すれば、スポットに関する詳細情報が表示されていることを示すフラグ
7が1であるか否かを判断し(ステップS78)、フラグf7が1でない、すなわち前
記詳細情報が表示されていないと判断すれば、各スポットに対応づけて形成されたボタン
スイッチがタッチされたか否かを判断する(ステップS79)。
【0051】
前記ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、対応するスポットに関する詳細デー
タを読み出して、読み出した詳細データに基づいて前記スポットに関する詳細情報を表示
し(ステップS80)、フラグf7を1にする(ステップS81)。
他方、ステップS79において、前記ボタンスイッチがタッチされていないと判断すれ
ば、「戻る」ボタンスイッチがタッチされたか否かを判断し(ステップS82)、ユーザ
ーにより「戻る」ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、「戻る」ボタンスイッチ
を除去し(ステップS83)、フラグf6を0にし(ステップS84)、そして前記写真
画面の一つ前の画面を表示する(ステップS85)。他方、「戻る」ボタンスイッチがタ
ッチされていないと判断すれば、そのまま処理動作[3]を終了する。
【0052】
また、ステップS78において、フラグf7が1である、すなわち前記詳細情報が表示
されていると判断すれば、ユーザーにより「戻る」ボタンスイッチがタッチされたか否か
を判断し(ステップS86)、「戻る」ボタンスイッチがタッチされたと判断すれば、フ
ラグf7を0にして(ステップS87)、前記写真画面を表示する(ステップS88)。
他方、「戻る」ボタンスイッチがタッチされていないと判断すれば、そのまま処理動作[
3]を終了する。
【0053】
上記実施の形態(3)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置によれば、
表示されている写真画面が写し出すエリア内に存在するスポット(例えば、遊戯施設、レ
ストランなど)に関する詳細情報(例えば、入場料、営業日などに関する情報)がユーザ
ーへ提供されるので、よりユーザーの満足度を高めることのできるナビゲーション装置を
実現することができる。
また、前記詳細情報の提供を指示するためのボタンスイッチが、各スポットに対応づけ
て形成されるので、ユーザーは容易に希望するスポットを選択することができる。
【0054】
次に、実施の形態(4)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置について
説明する。但し、実施の形態(4)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置
については、マイコン11を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であ
るため、マイコンには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0055】
実施の形態(4)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコ
ン11Cの行う処理動作[4]を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、GPS信号などから自車の現在位置を算出し(ステップS91)、次に、目的地周辺
に関する写真データをDVD−ROM17から読み出したことを示すフラグf8が1であ
るか否かを判断する(ステップS92)。
【0056】
フラグf8が1でない、すなわち前記写真データを読み出していないと判断すれば、算
出した前記自車の現在位置情報に基づいて、前記自車が前記目的地へ10分以内に到達す
るか否かを判断し(ステップS93)、10分以内に到達しないと判断すれば、そのまま
処理動作[4]を終了し、他方、10分以内に到達すると判断すれば、前記目的地周辺に
関する写真データをDVD−ROM17から読み出して、バッファメモリ18へ保存し(
ステップS94)、フラグf8を1にし(ステップS95)、そしてステップS96へ進
む。
また、ステップS92において、フラグf8が1である、すなわち前記写真データにつ
いては読み出し済であると判断すれば、ステップS93〜S95を飛ばして、そのままス
テップS96へ進む。
【0057】
ステップS96では、前記自車の現在位置情報に基づいて、前記自車が前記目的へ3分
以内に到達するか否かを判断し、3分以内に到達しないと判断すれば、そのまま処理動作
[4]を終了し、他方、3分以内に到達すると判断すれば、バッファメモリ18に保存さ
れている前記目的地周辺に関する写真データに基づいて、前記目的地周辺を示した写真画
面を作成し(ステップS97)、作成した写真画面を表示し(ステップS98)、そして
フラグf8を0にする(ステップS99)。
【0058】
上記実施の形態(4)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置によれば、
目的地周辺を示した写真画面が表示されるので、例えば、前記目的地が都心部であるのか
否かといった情報や、道路幅は広いのか狭いのかといった情報や、集落密度は高いのか低
いのかといった情報や、遊戯施設や駐車場の有無といった情報など、前記目的地に関する
実に様々な情報をユーザーが取得することができる。
また、前記自車が前記目的地付近まで到達すると、前記目的地周辺を示した写真画面が
表示されるので、ユーザーは前記目的地へ到着する直前に、前記目的地周辺の情況を把握
することができる。
【0059】
なお、上記実施の形態(4)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置では
、前記自車が前記目的地付近へ到達すると、前記目的地周辺を示した写真画面を表示する
ようにしているが、別の実施の形態に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置
では、ユーザーにより前記目的地が設定されたときに前記写真画面を表示するようにした
り、またユーザーからの表示指示があったときに前記写真画面を表示するようにしても良
い。
【0060】
また、上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係る画像表示装置が採用されたナビ
ゲーション装置において表示パネル9b上に表示される、地図画面、写真画面や詳細情報
を示した画面などについては、同一画面上に表示するようにしても良く、これにより、各
種様々な画面から得られる情報をユーザーが効率良く把握することができる。また、同一
画面上に各種様々な画面を表示する場合には、重要度やユーザーからの指示などによって
、表示スペースなどの差別化を図るようにしても良い。
【0061】
また、上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係る画像表示装置が採用されたナビ
ゲーション装置において、地図画面から写真画面への表示の切り換え、及び/又は前記写
真画面から前記地図画面への表示の切り換えを、前記地図画面が示すエリアと前記写真画
面が写し出すエリアとを一致させて(両画面の縮尺、向き、位置を合わす)行うことによ
って、ユーザーに違和感を抱かせることなくこれら表示の切り換えを行うことができる。
【0062】
さらに、フェードイン、及び/又はフェードアウトの画像処理(例えば、画面表示の透
過率を100〜0%で可変する)を行って、表示の切り換えを行うことによって、視覚的
に大変優れた表示の切り換えを行うことができる。なお、これら両画面の縮尺、向き、位
置を合わせる方法としては、例えば、地図データの表す矩形領域の左上及び右下の緯度・
経度と、写真データの表す矩形領域の左下及び右下の緯度・経度とを合わせるといった方
法が挙げられる。
【0063】
ところで、写真データは地図データと比べて非常にデータ量が多く、写真データは記憶
装置からの読み出しや、画像の処理にかなり時間がかかる場合があるため、地図データを
利用する場合のように、例えば、自己の現在位置マークをディスプレイ上で固定させてお
いて、前記自己の移動に合わせて画面を更新させるといったことを行うことが難しいとい
った問題がある。
【0064】
この問題を解決する方法の一つとして、図5、図6に示したように、前記写真画面を表
示パネル9b上で固定させておいて、前記自己の現在位置マークを前記記写真画面上で移
動させていくといった方法が挙げられるが、前記写真画面は前記自己の移動に合わせて更
新されないので、最終的には前記自己の現在位置マークは前記写真画面(すなわち表示パ
ネル9b)上から外れてしまうことになる。
【0065】
このような事態が生じるのを回避する方法としては、図11(a)〜(h)に示したよ
うに、前記写真画面から前記地図画面へ表示を切り換える場合に、該地図画面が示すエリ
アと前記写真画面が写し出すエリアとを一致させつつ、前記自車の移動に合わせて、前記
写真画面の表示エリアを小さくし、他方、前記地図画面の表示エリアを大きくしていき、
前記自車の現在位置マークが前記写真画面(表示パネル9b)から外れる前に前記地図画
面上に前記現在位置マークがくるように、前記表示の切り換えを少しずつ行っていくとい
った方法が挙げられ、これにより、上記事態が生じるのを回避することができると同時に
、視覚的に大変優れた表示の切り換えを行うことができる。
【0066】
また、上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係る画像表示装置が採用されたナビ
ゲーション装置において、同一エリアに対して異なる2以上の状態(例えば、季節別、時
間帯別など)で写した写真データが記録された記録媒体から、所定の条件(例えば、冬に
写した写真データなど)に基づいて読み出し、読み出した写真データに基づいて作成した
写真画面を表示することによって、例えば、12月の場合には冬に写された写真データに
基づいて作成された写真画面(雪の積もった市街地の情況など)を表示することができる
ので、より付加価値の高いナビゲーション装置を実現することができる。
【0067】
また、上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係る画像表示装置が採用されたナビ
ゲーション装置において、所定の条件(例えば、時間帯など)に基づいて、所定の画像処
理(例えば、フィルタ処理など)を施した写真画面を表示することによって、例えば、日
没後には夜間の写真画面を表示することができるので、ユーザーの満足度の高い装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(1)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図4】(a)、(b)は表示パネルに地図画面が表示された状態を示した図である。
【図5】表示パネルに写真画面が表示された状態を示した図である。
【図6】写真画面上に表示されている自車位置マークが更新された状態を示した図である。
【図7】実施の形態(2)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図8】地図上にスポットを選択するためのボタンスイッチが表示された状態を示した図である。
【図9】実施の形態(3)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図10】実施の形態(4)に係る画像表示装置が採用されたナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図11】(a)〜(h)は写真画面から地図画面への表示が切り換わる状態を示した図である。
【図12】従来のナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
【0069】
マイコン 11、11A〜11C
DVD−ROM 17、17B
バッファメモリ 18

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図データが記憶された地図データ記憶手段から読み出した地図データに基づいて、地
図画面を作成する地図画面作成手段と、
該地図画面作成手段により作成される地図画面を表示する地図画面表示手段と、
地球表面を写した写真データが記憶された写真データ記憶手段から、誘導経路情報に基
づいて読み出した、前記誘導経路上、又は該誘導経路周辺に存在する所定のスポットに関
する写真データに基づいて、前記所定のスポットを示した写真画面を作成する写真画面作
成手段と、
前記誘導経路を表示し、前記所定のスポットを示した写真画面の表示をユーザーが指示
するためのボタンを各スポットに対応付けて表示すると共に、
前記ボタンがユーザーにより操作されたとき、
ユーザーにより操作された前記ボタンに対応する、前記写真画面作成手段により作成さ
れる前記所定のスポットを示した写真画面を表示する写真画面表示手段とを備えているこ
とを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−216257(P2008−216257A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−56751(P2008−56751)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【分割の表示】特願2001−321823(P2001−321823)の分割
【原出願日】平成13年10月19日(2001.10.19)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】