説明

画像表示装置

【課題】差分画像または干渉画像内の移動目標の視認性の向上を図るとともに、原画像の画像情報を差分画像または干渉画像の情報と共に併せて確認することが可能な、画像表示装置を得る。
【解決手段】同じ撮像エリアを含む複数の原画像1,2に対して位置合わせを行うレジストレーション部3と、それらの位相補正を行う位相補正部4と、位置合わせおよび位相補正が行われた原画像1,2を用いて、それらの画像の差分画像であるDPCA画像8(または干渉画像)を作成する差分画像生成部5と、当該DPCA画像8に利得を付与する利得付与部6と、原画像1,2の各々および作成されたDPCA画像8(または干渉画像)に、互いに異なる配色(赤、青、緑)を割り当て、それらを重畳して表示する画像重畳部7とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は画像表示装置に関し、特に、レーダによって取得された高分解能の画像を表示するための画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば非特許文献1等に記載されているように、人工衛星や航空機などの飛翔体に搭載させた合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar(SAR))を用いて、地上の移動目標を識別し表示するための研究がなされている。非特許文献1では、合成開口レーダを搭載した地球観測衛星であるRADARSAT−2による地上移動目標表示(Ground Moving Target Indication(GMTI))をサポートするために行った実験について記載している。
【0003】
一般に、合成開口レーダは、飛翔体に搭載可能な実開口長の小さいレーダを用いて、飛翔しながら電波送受信を行うことによって、仮想的に開口長の大きいアンテナを構成し、開口長が大きいアンテナの場合と等価な高分解能の画像を取得するための技術であるが、その画像内における移動目標検出は重要な課題の一つである。
【0004】
その機能の実現の一端は、差分画像または干渉画像の作成とその解析によって担われている。差分画像の代表的なものにDPCA(Displaced Phase Centre Antenna)画像と呼ばれるものがある。
【0005】
DPCA画像とは、位相中心位置の異なる2つのアンテナで観測するか、あるいは、2つの飛翔体で時間差をつけて撮像することによって得た、同一の撮像エリアを含む2枚の画像を用いて、一方の画像から他方の画像を減算することにより得る、差分画像のことである。なお、画像の画素信号は複素数で与えられているものとする。画像内の移動目標による移動(画像内の変化量)は、画素信号の位相に反映される。したがって、2枚の原画像を減算して得られるDPCA画像には、理想的には、静止目標は抑圧されて、位相の差異がある移動目標のみが表出される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】C.E. Livingstone, I. Sikaneta, C.H. Gierull, S. Chiu, A. Beaudoin, J. Campbell, J Beaudoin, S. Gong and T.A. Knight, “An airborne synthetic aperture radar (SAR) experiment to support RADARSAT-2 ground moving target indication (GMTI),” Can. J. Remote Sensing, vol.28, no.6, 2002, pp.794-813.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、2枚の原画像内で信号振幅の大きな画素信号が存在する場合、衛星や航空機などの飛翔体の動揺などに起因する誤差によるわずかな位相ずれであっても当該信号の差分がDPCA画像に表出してしまう。したがって、DPCA画像内には、原画像内の移動目標と、信号振幅の大きな信号の2種類が混在している。移動目標検出のためには、この2種類の信号成分の識別を高精度に行う必要があるが、従来技術においては、DPCA画像内の移動目標の確認精度が十分でないという課題があった。
【0008】
また、一般に、DPCA画像や干渉画像は静止目標が抑圧されてしまう性質があるため、DPCA画像または干渉画像単体では、原画像の様相を確認することは困難であるという課題もあった。
【0009】
この発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、差分画像または干渉画像内に表出される移動目標の確認精度の向上を図るとともに、原画像の画像情報を差分画像または干渉画像の情報と共に併せて確認することが可能な、画像表示装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、同じ撮像エリアを含む複数の原画像から、それらの差分画像または干渉画像を作成し、目標検出用画像として出力する目標検出用画像生成手段と、前記原画像の各々および作成された前記目標検出用画像に、互いに異なる配色を行い、それらの画像を重畳して表示を行う表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置である。
【発明の効果】
【0011】
この発明は、同じ撮像エリアを含む複数の原画像から、それらの差分画像または干渉画像を作成し、目標検出用画像として出力する目標検出用画像生成手段と、前記原画像の各々および作成された前記目標検出用画像に、互いに異なる配色を行い、それらの画像を重畳して表示を行う表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置であるので、差分画像または干渉画像内に表出される移動目標の確認精度の向上を図るとともに、原画像の画像情報を差分画像または干渉画像の情報と共に併せて確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成例を示した構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置の処理の流れを示したフローチャート図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置における原画像の一方の一例を示した説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置における原画像の他方の一例を示した説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置におけるDPCA画像の一例を示した説明図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置における重畳画像の一例を示した説明図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置における原画像およびDPCA画像内の画素信号の関係を表わしたベクトル図である。
【図8】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置における原画像およびDPCA画像内の画素信号の関係を表わしたベクトル図である。
【図9】この発明の実施の形態1に係る画像表示装置における原画像およびDPCA画像内の画素信号の関係を表わしたベクトル図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成例を図1に示す。また、作業手順を図2に示す。
【0014】
図1において、1,2は、合成開口レーダによって取得した同一の撮像エリアを含む2枚の原画像である。3は、これらの2枚の原画像1,2内に含まれる同一の撮像エリアが重なるように原画像1,2のうちの少なくとも一方を動かして位置合わせを行うレジストレーション部である。4は、2枚の原画像1,2間の位相オフセットを取り除くため、一方の原画像2に対して位相補正を行う位相補正部である。5は、一方の原画像1から他方の原画像2の画素信号を減算して、差分画像であるDPCA(Displaced Phase Centre Antenna)画像8を作成する差分画像生成部である。6は、作成されたDPCA画像8に対して利得を与える利得付与部である。7は、2枚の原画像のうちの一方の原画像1に赤、他方の原画像2に青、DPCA画像8に緑というように配色を割り当て、それらの画像を重畳して表示を行う、重畳画像9を作成する画像重畳部である。
【0015】
次に、図2を用いて、図1に示した本実施の形態1に係る画像表示装置の動作について説明する。
【0016】
まずはじめに、合成開口レーダによって撮像し、同じ撮像エリアを含む2枚の画像(原画像1、原画像2)を取得する(ステップS1)。この撮像は、位相中心位置の異なる2つのアンテナで観測するか、あるいは、2機の衛星や航空機などの飛翔体で時間差をつけて撮像することによって行う。それらの2枚の原画像1,2内に含まれる、当該同じ撮像エリアが重なるように、一方の原画像1に対して、レジストレーション部3において、原画像2の位置あわせを実施する(ステップS2)。この位置あわせは、原画像1,2間の相互相関を取得して得られるプロファイルのピーク位置を基に位置あわせを行う際の原画像2のシフト量を決定して、得られたシフト量の大きさに従って、原画像2をずらすなどの方法によって実施する。位置あわせが完了した後、2枚の原画像1,2間の位相オフセットを取り除くため、原画像2に対して位相補正部4において、位相補正を実施する(ステップS3)。このとき、位相補正を行う位相量の算出方法としては、原画像1,2の全画素信号(複素数)の位相の平均値をそれぞれ算出してその差分を求める、あるいは、原画像1,2内の静止目標と思われる対象の画素信号の平均値をそれぞれ算出してその差分を求めるなどの方法がある。そして、原画像1と、位置あわせおよび位相補正が完了した原画像2とを用いて、差分画像生成部5において、原画像1から原画像2の画素信号を減算して、差分画像であるDPCA(Displaced Phase Centre Antenna)画像8を作成する(ステップS4)。作成されたDPCA画像8は、利得付与部6において利得が与えられる(ステップS5)。この利得付与で与える利得は、移動目標の最低速度や、画像内のクラッター、位相誤差の量などの検出を行い、それらのうちの少なくとも1つに基づいて決定することができる。利得付与後のDPCA画像8および原画像1,2を画像重畳部7に入力する。画像重畳部7では、原画像1の画像データに赤、原画像2の画像データに青を、DPCA画像8の画像データに緑を割り当て、それらを重畳して重畳画像9を作成し、それの表示を行う(ステップS6)。なお、このときの配色は、赤、青、緑に限定されるものではないが、重畳画像9の表示の際には、それらの色が混ざって表示されるので、どの色とどの色とが混ざって表示されているのかをユーザが識別しやすいように、同系色などは用いずに、出来るだけ明確に異なる色を用いることが望ましい。
【0017】
なお、本実施の形態では、移動目標検出用画像として、差分画像であるDPCA画像を用いたが、その場合に限らず、例えば非特許文献1に記載がある2枚の原画像間の位相差を抽出するATI(Along Track Interferometry)画像などの干渉画像を用いてもよい。また、原画像に対して、例えば、移動平均を求める、あるいは、画素信号に基づいて決定された係数を用いた演算を行うなどのフィルタリング処理や、原画像間で乗除加減算を行う、平方根を取る、原画像間の相関を取るなどの、移動目標検出精度を向上させるための処理を行い、その画像を用いるようにしてもよい。
【0018】
また、本実施の形態1では、原画像を2枚としたが、位相中心の異なる受信アンテナが3本以上存在したり、撮像を行う衛星または航空機などの飛翔体が3機以上存在するなどの場合には、原画像を3枚以上用意してもよい。また、それらの原画像より、複数の差分画像または干渉画像を作成してもよい。複数の原画像と、複数の差分画像または複数の干渉画像にそれぞれ異なる配色を行って重畳して表示してもよく、その際に配色する色に限定を行わないものとする。また、1枚の原画像に対し、1枚以上の差分画像または干渉画像にそれぞれ異なる配色を行って重畳してもよい。
【0019】
次に、この発明の本実施の形態1による効果を、原画像1、原画像2、DPCA画像8、重畳画像9をそれぞれ、図3、4、5、6に模擬して解説する。なお、各画像には、散乱が大きく画素信号の振幅の大きな構造物101と、移動により差分を取得する画素間の位相ずれが大きい移動目標102とが含まれているとする。また、画像内の画素信号(複素数)の関係を表したベクトル図の例を、地表面に関しては図7に、構造物101に関しては図8に、移動目標102に関しては図9に、それぞれ示す。なお、これらの図において、100−1が原画像1の、100−2が原画像2の、100−8がDPCA画像8の地表面の画素信号ベクトル、101−1が原画像1の、101−2が原画像2の、101−8がDPCA画像8の構造物の画素信号ベクトル、102−1が原画像1の、102−2が原画像2の、102−8がDPCA画像8の移動目標の画素信号ベクトルの例を表している。
【0020】
実施の形態1で説明した図2に示す上記の処理の流れに従って、DPCA画像8(図5)を生成すると、画素信号の振幅が小さい地表面は、誤差などに起因する画素信号の位相ずれが存在する場合にも、DPCA画像の画素信号は小さな値となる。この現象を視覚的に表記したのが図7であり、原画像1,2の地表面における画素信号100−1と100−2の長さが小さく、DPCA画像8の画素信号100−8の長さも短い。
【0021】
一方、画素信号の振幅の大きな構造物101は、画素信号の振幅が大きいために、誤差などに起因する画素信号の位相ずれによっても視認できる信号成分がDPCA画像8内に残留する。この現象を視覚的に表記したのが図8であり、原画像1,2の構造物101における画素信号101−1と101−2の長さが大きく、DPCA画像の画素信号101−8の長さも長くなっている。
【0022】
また、移動目標102は、移動により差分を取得する画素間の位相ずれが大きくなることから差分画像であるDPCA画像8内に表出する。この現象を視覚的に表記したのが図9であり、原画像1と原画像2との移動目標における画素信号102−1と102−2の位相のずれが移動目標の移動によって大きな値となっており、DPCA画像8の画素信号102−8の長さも長くなっている。
【0023】
このような、原画像1に赤を、原画像2に青を、DPCA画像8に緑を配色して、それぞれの画像を表示したものが、図3〜図5に示された画像である。すなわち、図3においては原画像1の全体が赤の濃淡で表示され(画像イメージとしては、モノクロ画像の黒の部分が赤になったもの)、図4においては原画像2の全体が青の濃淡で表示されている(同じく、画像イメージとしては、モノクロ画像の黒の部分が青になったもの)。また、図5においては、原画像1と原画像2との差分が緑で表示される。この図5の場合には、散乱が大きく画素信号の振幅が大きい構造物101と、位相のずれが大きい移動目標102とが、緑で表示されている。
【0024】
また、原画像1、原画像2、DPCA画像8の3枚の画像を重畳した画像が重畳画像9(図6)である。この重畳画像9では、静止目標である地表面はDPCA画像8における成分がわずか(例えば画素信号100−3)であり、赤と青が混在した紫色となる。また、散乱が大きく画素信号の振幅が大きい構造物101には、赤と青と緑とが混在するが、赤と青の成分(例えば画素信号101−1、101−2)が大きくなり、緑の成分(例えば画素信号101−3)が少なく、比較的目立たないため、濃い紫となって表出する。一方、移動目標102は、赤と青と緑が混在するが、目標の移動に基づく位相変化によってDPCA画像8に表出している成分(例えば画素信号102−8)は、原画像1、2の赤、青の成分(例えば画素信号102−1、102−2)に対して比較的大きな値となり、緑色の成分として表出する。したがって、重畳画像9の緑色の成分を確認することにより、移動目標を特定することができる。DPCA画像8に表出される移動目標102の確認精度を向上することができる。
【0025】
また、一般に、DPCA画像は、地表面のような静止目標が抑圧されてしまうが、本実施の形態1においては、重畳表示する重畳画像9を用いることで、紫色の成分として、原画像1,2の地表面も合わせて表示でき、ユーザが視認することができる。また、2枚の原画像1,2にも異なる配色を行っており、2枚の原画像1,2間の差異も併せて確認することができる。
【0026】
以上のように、この発明の実施の形態1に係る画像表示装置は、同じ撮像エリアを含む複数の原画像1,2に対して位置合わせを行うレジストレーション部3と、それらの位相補正を行う位相補正部4と、位置合わせおよび位相補正が行われた原画像1,2を用いて、それらの画像の差分画像であるDPCA画像8(または干渉画像)を作成する差分画像生成部5と、当該DPCA画像8に利得を付与する利得付与部6と、原画像1,2の各々および作成されたDPCA画像8(または干渉画像)に互いに異なる配色(赤、青、緑)を割り当て、それらを重畳して表示する画像重畳部7とを備え、原画像1に赤を、原画像2に青を、DPCA画像8に緑を配色して、重畳して表示するようにしたので、重畳画像9においては、静止目標である地表面部分は赤と青が混在した紫色となり、また、散乱が大きく画素信号の振幅が大きい構造物101部分は、赤と青と緑とが混在するが、緑の成分が少なくため、濃い紫となって表出され、一方、移動目標102部分は緑色の成分として表出されるため、重畳画像9の緑色の成分を確認することにより移動目標102を容易に特定することができ、DPCA画像8に表出される移動目標102の確認精度を向上することができるという効果が得られる。また、一般に、DPCA画像においては静止目標が抑圧されてしまう性質があり、当該画像単体では原画像の様相を確認することが困難であったが、この発明の実施の形態1によれば、静止目標も赤と青が混在した紫色となって重畳画像に表出されるので、色の混ざり具合から、地表面等の静止目標か、あるいは、散乱の大きい構造物かなどの識別も可能で、重畳画像単体で原画像の様相を容易に確認することができるという効果が得られる。
【符号の説明】
【0027】
1,2 原画像、3 レジストレーション部、4 位相補正部、5 差分画像生成部、6 利得付与部、7 画像重畳部、8 DPCA画像、9 重畳画像、101 構造物、102 移動目標、100−1 原画像1の地表面の画素信号ベクトル、100−2 原画像2の地表面の画素信号ベクトル、100−8 DPCA画像8の地表面の画素信号ベクトル、101−1 原画像1の構造物の画素信号ベクトル、101−2 原画像2の構造物の画素信号ベクトル、101−8 DPCA画像8の構造物の画素信号ベクトル、102−1 原画像1の移動目標の画素信号ベクトル、102−2 原画像2の移動目標の画素信号ベクトル、102−8 DPCA画像8の移動目標の画素信号ベクトル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じ撮像エリアを含む複数の原画像から、それらの差分画像または干渉画像を作成し、目標検出用画像として出力する目標検出用画像生成手段と、
前記原画像の各々および作成された前記目標検出用画像に、互いに異なる配色を行い、それらの画像を重畳して表示を行う表示手段と
を備えたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記目標検出用画像生成手段の前段に設けられ、前記複数の原画像に含まれる前記同じ撮像エリアが重なるように、前記原画像間の位置あわせを行う位置合わせ手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記目標検出用画像生成手段の前段に設けられ、前記原画像間の位相オフセットの補正を行う位相補正手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記目標検出用画像生成手段と前記表示手段との間に設けられ、前記目標検出用画像生成手段により作成された前記目標検出用画像に利得を与える利得付与手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−7936(P2012−7936A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−142588(P2010−142588)
【出願日】平成22年6月23日(2010.6.23)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】