説明

画像記録装置、及び画像記録装置の管理システム

【課題】 管理サーバに登録された識別IDに基づき管理され得る画像記録装置を提供する。
【解決手段】 画像記録装置としてのDVC(デジタルビデオカメラ)1は、画像を撮像自在な光学レンズ2及びカメラ処理部3と、撮像された画像を記録媒体10に記録自在な画像処理部4と、インターネット50に接続通信自在な通信制御部9とを備えており、DVC1を識別するための識別IDを記録保持する識別ID保持部12と、通信制御部9がインターネット50に接続し得る際に、識別IDを管理サーバに送信する識別情報送信手段14と、管理サーバより識別IDに基づき発信される指令信号を受信自在な指令信号受信手段15と、指令信号を受信した際に、該指令信号に応じた指令を実行する指令実行手段16とを備えている。これにより、DVC1は、識別IDに基づき管理サーバによって管理される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばデジタル信号により画像を記録自在なデジタルビデオカメラ等の画像記録装置、及び画像記録装置の管理システムに係り、詳しくは、犯罪抑止のために通信回線網を介して管理される画像記録装置、及び画像記録装置を管理することが可能な画像記録装置の管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばインターネット回線、携帯電話通信回線等が普及し、容易にインターネットに接続し得る環境が整いつつある。一方、例えばデジタルビデオカメラ等の画像記録装置において、ビデオ信号をデジタル記録する方式が普及しつつあり、それら画像記録装置の小型化も急速に進んでいる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平6−181533号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、デジタル記録を行うことにより高画質な画像記録が可能になる反面、違法な画像の生成や著作権を侵害した違法コピー等に使用される虞が高まっている。また、上述したような画像記録装置の小型も相俟って、盗難、置き引き等の被害も多く発生している。
【0005】
しかしながら、上述の違法な画像生成等に使用されたデジタルビデオカメラ(以下DVCと記す)を数多くのDVCの中から特定することや、盗難などの被害にあったDVCの場所を特定することは難しく、犯罪者の摘発を行うには相当な時間が必要となってしまう場合が多い。そのため、長い期間に亘り、違法な画像の生成や、盗難されたDVCの使用を許してしまう虞があった。
【0006】
そこで本発明は、サーバ手段に登録された固体識別情報に基づき管理され得る画像記録装置、及び固体識別情報を登録することで画像記録装置を管理することが可能な画像記録装置の管理システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、画像を撮像自在な撮像手段と、前記撮像された画像を記録媒体に記録自在な記録手段と、通信回線網に接続通信自在な通信手段と、を備えた画像記録装置において、
前記画像記録装置を識別するための固体識別情報を記録保持する識別情報記録保持手段と、
前記通信手段が前記通信回線網に接続し得る際に、前記固体識別情報を前記通信手段を介してサーバ手段に送信する識別情報送信手段と、
前記サーバ手段より前記固体識別情報に基づき発信される指令信号を、前記通信手段を介して受信自在な指令信号受信手段と、
前記指令信号受信手段により前記指令信号を受信した際に、該指令信号に応じた指令を実行する指令実行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2に係る本発明は、前記指令信号は、前記画像記録装置の操作不能を指令する操作禁止指令情報を含み、
前記指令実行手段は、前記操作禁止指令情報に応じて前記画像記録装置の操作を不能にする操作禁止指令手段を有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3に係る本発明は、前記指令信号は、前記通信手段を介して前記記録媒体に記録された画像の送信を指令する画像送信指令情報を含み、
前記指令実行手段は、前記画像送信指令情報に応じて前記記録媒体に記録された画像を前記サーバ手段に送信する画像送信手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4に係る本発明は、音声を集音自在な集音手段と、
前記集音された音声を前記記録媒体に記録自在な録音手段と、を備え、
前記指令信号は、前記通信手段を介して前記記録媒体に記録された音声の送信を指令する音声送信指令情報を含み、
前記指令実行手段は、前記音声送信指令情報に応じて前記記録媒体に記録された音声を前記サーバ手段に送信する音声送信手段を有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項5に係る本発明は、前記通信回線網に接続されたサーバ手段を備え、前記請求項1ないし4のいずれか記載の画像記録装置を多数管理する画像記録装置の管理システムにおいて、
前記サーバ手段は、
前記指令信号を発信したい画像記録装置の固体識別情報を登録自在な識別情報登録手段と、
前記各画像記録装置より送信される固体識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記受信した固体識別情報が前記識別情報登録手段に登録されていることを判定する識別情報参照判定手段と、
前記識別情報参照判定手段により前記受信した固体識別情報が前記識別情報登録手段に登録されていることが判定された際に、前記受信した固定識別情報に該当する画像記録装置に前記指令信号を送信する指令信号送信手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6に係る本発明は、前記通信回線網は、インターネット回線網であり、
前記サーバ手段は、前記識別情報参照判定手段により前記受信した固体識別情報が前記識別情報登録手段に登録されていることが判定された際に、前記受信した固定識別情報に該当する画像記録装置のインターネット位置情報を記録する位置情報記録手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る画像記録装置によると、サーバ手段より固体識別情報に基づき発信される指令信号を受信し、該指令信号に応じた指令を実行するので、サーバ手段により管理されるようにすることができる。それにより、違法に使用されることを防止することができ、犯罪の抑止を図ることを可能とすることができる。
【0014】
また、操作禁止指令情報に応じて操作を不能にすることで例えば違法な画像の生成や盗難された場合の使用を防ぐことができる。それにより、例えば犯罪者が当該画像記録装置を盗難しても使用できないため、盗難の抑止効果を期待することができる。
【0015】
また、画像送信指令情報に応じて画像をサーバ手段に送信することや、音声送信指令情報に応じて音声をサーバ手段に送信することで、当該画像記録装置の場所の特定や犯罪者の摘発を行うための証拠の生成などに役立たせることができる。
【0016】
また、本発明に係る画像記録装置の管理システムによると、指令信号を発信したい画像記録装置の固体識別情報を登録することで、多数の画像記録装置の中から違法に使用される画像記録装置に対して選択的に指令信号を送信することができ、違法に使用される画像記録装置だけを管理することができる。
【0017】
また、固体識別情報が登録されている画像記録装置のインターネット位置情報を記録することで、例えば当該画像記録装置の場所の特定や犯罪捜査などに寄与することできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係る実施の形態を図1乃至図3に沿って説明する。図1は本発明に係る画像記録装置の管理システムを示す概略構成図、図2は本発明に係る画像記録装置を示す概略構成図、図3はDVC及びサーバの制御を示すフローチャートである。
【0019】
まず、本発明に係る画像記録装置の管理システムの概略構成を説明する。図1に示すように、画像記録装置の管理システム100は、公衆通信回線網の一例であるインターネット50に通信接続自在な多数の画像記録装置1、1、・・・、1と、同じくインターネット50に通信接続自在な管理サーバ20とを備えて構成されている。なお、詳しくは後述する画像記録装置1、1、・・・、1は、デジタル信号で画像が記録(録画)可能で、かつインターネット50に通信接続可能なものであれば、それぞれがどのような装置であってもよいが、以下に説明する本実施の形態においては、画像記録装置の一例としてデジタルビデオカメラ(以下、「DVC」という)である場合について説明する。
【0020】
上記管理サーバ20は、インターネット50に対する通信制御を行う通信制御部21と、各種入力を受付ける入力部22と、詳しくは後述する固体識別情報(以下、「識別ID」という)を登録自在なIDデータベース(識別情報登録手段)24を含む記憶部23と、制御部(CPU)25とを有して構成されている。また、制御部25は、例えば記憶部23に格納されたプログラムを実行することで、詳しくは後述する識別情報登録手段26、識別情報受信手段27、識別情報参照判定手段28、指令信号送信手段29、位置情報記録手段30として機能するように構成されている。
【0021】
次に、本発明に係る画像記録装置の一例であるDVCの概略構成を説明する。図2に示すように、DVC1は、画像を撮像する光学レンズ(撮像手段)2と、光学レンズ2の動作を制御処理するカメラ処理部(撮像手段)3と、撮像された画像を処理(例えばA/D変換処理、エンコード処理等)し、記録媒体10に記録自在な画像処理部(記録手段)4と、音声を集音するマイクロフォン(集音手段)5と、マイクロフォン5を調整処理するマイク処理部(集音手段)6と、集音された音声を処理(例えばA/D変換処理、エンコード処理等)し、記録媒体10に記録自在な音声処理部(録音手段)7と、不図示のスイッチ等を介してユーザの操作を受付ける操作部8と、インターネット50に通信接続自在な通信制御部(通信手段)9と、上記画像処理部4及び音声処理部7で処理された画像や音声を記録(録画)する記録媒体(例えばビデオテープ、ハードディスク、DVD−R等)10と、当該DVCの識別IDが記録保持された識別ID保持部(識別情報記録保持手段)12を含むメモリ部11と、システムコントローラ13とを備えて構成されている。
【0022】
また、システムコントローラ13は、例えばメモリ部11等に記録されているプログラムを実行することで、詳しくは後述する識別情報送信手段14、指令信号受信手段15、操作禁止指令手段17と画像送信手段18と音声送信手段19とを含む指令実行手段16として機能するように構成されている。
【0023】
上記識別IDは、多数のDVC1の中であっても、それぞれに唯一無二のものが与えられており、即ち図1に示すDVC1、1、・・・、1には、それぞれ異なる識別IDが与えられて、それぞれのDVCの識別ID保持部12にあらかじめ記録保持されている。また、管理サーバ20においては、例えば盗難されたDVC1や違法な画像の録画再生に使用された経歴のあるDVC1等、違法に使用されているDVC1の識別IDを入力部22等を介して入力し得るようになっており、識別情報登録手段26によって入力された識別IDは記憶部23のIDデータベース24内に格納され、蓄積されている。
【0024】
ついで、本発明に係る画像記録装置及び画像記録装置の管理システムによる制御の一例について図3に沿って説明する。DVC1は、例えば電源がONされて制御を開始すると(S1)、まず、システムコントローラ13により通信制御部9がインターネット50に接続可能であるか否かを判定する(S2)。インターネット50に接続不能である場合は(S2のNo)、後述するステップS9に進む。また、インターネット50に接続可能である場合は(S2のYes)、ステップS3に進み、識別情報送信手段14により当該DVC1の識別IDをインターネット50を介して管理サーバ20へ送信する。
【0025】
一方、管理サーバ20において、制御が行われている状態であり(S21)、上述のようにDVC1から識別IDが送信されると、識別情報受信手段27によって通信制御部21を介して該識別IDを受信する(S22)。つづいて、識別情報参照判定手段28によって、IDデータベースを参照(検索)し(S23)、識別情報受信手段27によって受信した識別IDが該IDデータベース24に存在するか否か(登録されているか否か)を判定する(S24)。識別IDがIDデータベース24に存在しない場合は(S24のNo)、特に問題のないDVC1であるので、そのままリターンする(S28)。
【0026】
また、識別IDがIDデータベース24に存在する場合は(S24のYes)、違法に使用されているDVC1であるので、まず、位置情報記録手段30により、当該DVC1のIPアドレス(インターネット位置情報)をIDデータベース24に、例えば識別IDに関連付ける形で保存する(S25)。つづいて、指令信号送信手段29により通信制御部21、インターネット50を介して当該DVC1に、指令信号として映像送信フラグ(画像送信指令情報、音声送信指令情報)と動作禁止フラグ(操作禁止指令情報)とを送信する(S26)。
【0027】
一方、識別IDが上記IDデータベース24に登録されていないDVC1においては、ステップS3において識別IDを送信した後、何も受信しない(S4)。即ち、映像送信フラグを受信せず(S5のNo)、操作禁止フラグも受信せず(S7のNo)、操作禁止フラグがOFFであるので(S9のNo)、そのままリターンし(S11)、つまり当該DVC1は、そのまま通常通り使用可能な状態となっている。
【0028】
また、当該DVC1が違法に使用されているとして上記IDデータベース24に識別IDが登録されていたDVC1においては、指令信号受信手段15によって上記ステップ26で送信された指令信号(映像送信フラグと動作禁止フラグ)を受信する(S4)。すると、映像送信フラグを受信したので(S5のYes)、画像送信手段18及び音声送信手段19により記録媒体10に記録されている画像信号及び音声信号(即ち映像信号)を通信制御部9及びインターネット50を介して管理サーバ20に送信する(S6)。これにより、管理サーバ20においては、映像信号を受信し(S27)、例えば記憶部23等に識別IDに関連付けて映像信号を保存するなどの処理を行う。
【0029】
また、上記IDデータベース24に識別IDが登録されていたDVC1において、映像信号を送信した後のDVC1は、ステップS4にて操作禁止フラグも受信しているので(S7のYes)、操作禁止指令手段17により例えばメモリ部11に操作禁止フラグを保存(ONに)して(S8)、操作禁止フラグがONの状態になるので(S9のYes)、例えば操作部8のスイッチ操作を受付けないように制御し、これによりユーザによる操作を禁止する(S10)。これ以降は、このDVC1の電源がONされて、インターネットに接続できない場合であっても(S2のNo)、操作禁止フラグがONであるので(S9のYes)、ユーザ操作は禁止される(S10)。
【0030】
なお、上記実施の形態においては、映像信号として画像信号と音声信号とを送信するものについて説明したが、画像信号だけ又は音声信号だけを送信するものであってもよく、更に映像信号は送信せず、単にユーザ操作だけを禁止するものであってもよい。また、画像信号を送信する場合、該画像信号の内容は、静止画像であっても動画像であっても構わない。
【0031】
以上のように本発明に係るDVC1によると、管理サーバ20より識別IDに基づき発信される指令信号を受信し、該指令信号に応じた指令を実行するので、管理サーバ20により管理されるようにすることができる。それにより、当該DVC1が違法に使用されることを防止することができ、犯罪の抑止を図ることを可能とすることができる。
【0032】
また、操作禁止フラグに応じて操作を不能にする(禁止する)ことで、例えば違法な画像の生成や盗難された場合の使用を防ぐことができる。それにより、例えば犯罪者が当該DVC1を盗難しても何も使用できないため、盗難の抑止効果を期待することができる。
【0033】
また、映像送信フラグに応じて画像や音声を管理サーバ20に送信することで、当該DVC1の場所の特定や犯罪者の摘発を行うための証拠の生成などに役立たせることができる。
【0034】
また、本発明に係る画像記録装置の管理システム100によると、指令信号を発信したいDVC1の識別IDを登録することで、多数のDVC1の中から違法に使用されるDVC1に対して選択的に指令信号を送信することができ、違法に使用されるDVC1だけを管理することができる。
【0035】
また、識別IDが登録されているDVC1のIPアドレスを記録することで、例えば当該DVC1の場所の特定や犯罪捜査などに寄与することできる。
【0036】
なお、以上説明した本実施の形態においては、画像記録装置の一例としてデジタルビデオカメラ(DVC)を用いた場合について説明したが、これに限らず、例えばデジタルカメラ、携帯電話器、デジタル音声レコーダーなどであってもよく、これらに限らず、デジタル信号で画像や音声を記録し、かつ通信回線網に接続し得るものであれば、どのようなものであっても本発明を適用することができる。
【0037】
また、本実施の形態においては、通信回線網の一例としてインターネットを用いたものを説明したが、これに限らず、例えばLAN、WAN、電話回線など、画像記録装置とサーバ手段とが通信接続できるものであれば、どのような通信回線網を用いても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係る画像記録装置の管理システムを示す概略構成図。
【図2】本発明に係る画像記録装置を示す概略構成図。
【図3】DVC及びサーバの制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0039】
1 画像記録装置(デジタルビデオカメラ、DVC)
2 撮像手段(光学レンズ)
3 撮像手段(カメラ処理部)
4 記録手段(画像処理部)
5 集音手段(マイクロフォン)
6 集音手段(マイク処理部)
7 録音手段(音声処理部)
9 通信手段(通信制御部)
10 記録媒体
12 識別情報記録保持手段(識別ID保持部)
14 識別情報送信手段
15 指令信号受信手段
16 指令実行手段
17 操作禁止指令手段
18 画像送信手段
19 音声送信手段
20 サーバ手段(管理サーバ)
24 識別情報登録手段(IDデータベース)
26 識別情報登録手段
27 識別情報受信手段
28 識別情報参照判定手段
29 指令信号送信手段
30 位置情報記録手段
50 通信回線網、インターネット回線網
100 画像記録装置の管理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像手段と、前記撮像された画像を記録媒体に記録自在な記録手段と、通信回線網に接続通信自在な通信手段と、を備えた画像記録装置において、
前記画像記録装置を識別するための固体識別情報を記録保持する識別情報記録保持手段と、
前記通信手段が前記通信回線網に接続し得る際に、前記固体識別情報を前記通信手段を介してサーバ手段に送信する識別情報送信手段と、
前記サーバ手段より前記固体識別情報に基づき発信される指令信号を、前記通信手段を介して受信自在な指令信号受信手段と、
前記指令信号受信手段により前記指令信号を受信した際に、該指令信号に応じた指令を実行する指令実行手段と、
を備えたことを特徴とする画像記録装置。
【請求項2】
前記指令信号は、前記画像記録装置の操作不能を指令する操作禁止指令情報を含み、
前記指令実行手段は、前記操作禁止指令情報に応じて前記画像記録装置の操作を不能にする操作禁止指令手段を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記指令信号は、前記通信手段を介して前記記録媒体に記録された画像の送信を指令する画像送信指令情報を含み、
前記指令実行手段は、前記画像送信指令情報に応じて前記記録媒体に記録された画像を前記サーバ手段に送信する画像送信手段を有する、
ことを特徴とする請求項1または2記載の画像記録装置。
【請求項4】
音声を集音自在な集音手段と、
前記集音された音声を前記記録媒体に記録自在な録音手段と、を備え、
前記指令信号は、前記通信手段を介して前記記録媒体に記録された音声の送信を指令する音声送信指令情報を含み、
前記指令実行手段は、前記音声送信指令情報に応じて前記記録媒体に記録された音声を前記サーバ手段に送信する音声送信手段を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画像記録装置。
【請求項5】
前記通信回線網に接続されたサーバ手段を備え、前記請求項1ないし4のいずれか記載の画像記録装置を多数管理する画像記録装置の管理システムにおいて、
前記サーバ手段は、
前記指令信号を発信したい画像記録装置の固体識別情報を登録自在な識別情報登録手段と、
前記各画像記録装置より送信される固体識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記受信した固体識別情報が前記識別情報登録手段に登録されていることを判定する識別情報参照判定手段と、
前記識別情報参照判定手段により前記受信した固体識別情報が前記識別情報登録手段に登録されていることが判定された際に、前記受信した固定識別情報に該当する画像記録装置に前記指令信号を送信する指令信号送信手段と、を有する
ことを特徴とする画像記録装置の管理システム。
【請求項6】
前記通信回線網は、インターネット回線網であり、
前記サーバ手段は、前記識別情報参照判定手段により前記受信した固体識別情報が前記識別情報登録手段に登録されていることが判定された際に、前記受信した固定識別情報に該当する画像記録装置のインターネット位置情報を記録する位置情報記録手段を有する、
ことを特徴とする請求項5記載の画像記録装置の管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−148575(P2006−148575A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−336280(P2004−336280)
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】