説明

画像記録装置

【課題】 カートリッジの装填時の記録材料先端部の折れを起因とするジャム等の搬送トラブルを回避可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】 この画像記録装置は、記録紙をロール状に巻回した状態で記録紙給送口から引き出し可能に収容したカートリッジを装填する装填部と、装填されたカートリッジから記録紙を画像形成部に向けて給送するように装填部の近傍に配置され一対のローラ40a、40bから構成される搬送ローラ対40と、を備え、記録紙給送口を下向きにしてカートリッジを装填部の装填開口から装填するときに、記録紙給送口から出た記録紙の先端部を装填開口12a側から搬送ローラ対40へ至るまで案内するための案内部材40dをローラ40aの装填開口側の軸端部40fに設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状の記録材料をロール状に巻回した状態で収容したカートリッジを装填する画像記録装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1は、ロール状の記録材料に画像を記録する画像記録装置を開示から奥側へ向けて開閉可能で下側に遮光カバー開口部を有する記録材料遮光用カバーと、ロール状の記録材料を収容する記録材料箱(カートリッジ)の材料引き出し口を下向きにし遮光カバー開口部に沿ってから手前側から奥側に押して記録材料の先端を記録材料挿入口に掃入して装填するセット部と、装填した記録材料を搬送方向へ引き出す搬送ローラ対と、記録材料の先端を所定量引き出した後にカットするカッタ部とを備えている。また、上記搬送ローラ対は、記録材料の巻芯カール側をゴムローラ、反対側の移動側ローラを滑り性の良いベークローラあるいはゴムローラ同士の組み合わせを使用していた。また、材料箱案内ガイドもなく、搬送用案内ガイドも上下方向の隙間のみ変化し、材料幅方向、即ち遮光カバー開口部の手前側から奥側は一定間隔となっている。
【0003】
ところで、上記搬送ローラ対の巻き芯カール側がゴムローラであると、記録材料のカールが強い場合、先端が引っ掛かり易く、カートリッジを装填した後、記録材料の端部が折れて搬送ジャムの原因となる。また、カートリッジから記録材料を搬送ローラ対に届く距離まで引き出した後に、カートリッジを下向きに装填するため、カートリッジを装置へ装填する作業中に記録材料の先端がセット部の周辺部材に接触し折れる可能性がある。この対策として、特許文献1の画像記録装置は、カートリッジ(記録材料箱)を遮光カバー開口部の手前側から奥側に案内する案内ガイドを備えている。
【0004】
しかし、かかるカートリッジの案内ガイドによれば、カートリッジを装填する際に記録材料の先端のカールが強いと、記録材料がローラ端部に当たって折れることがあり、かかる記録材料の折れは搬送トラブル(ジャム)の原因となるため、更なる記録材料の先端折れ対策が必要とされている。
【特許文献1】特開2000−98503号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、カートリッジの装填時の記録材料先端部の折れを起因とするジャム等の搬送トラブルを回避可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明による画像記録装置は、シート状の記録材料をロール状に巻回した状態で記録材料給送口から引き出し可能に収容したカートリッジを装填する装填部と、前記装填されたカートリッジから前記記録材料を画像形成部に向けて給送するように前記装填部の近傍に配置され一対のローラから構成される搬送ローラ対と、を備え、前記記録材料給送口を下向きにして前記カートリッジを前記装填部の装填開口から装填する画像記録装置であって、前記カートリッジの前記装填部への装填のときに前記記録材料給送口から出た記録材料の先端部を前記装填開口側から前記搬送ローラ対へ至るまで案内するための記録材料案内部材を前記ローラのいずれか一方の前記装填開口側の軸端部に設けたことを特徴とする。
【0007】
この画像記録装置によれば、カートリッジを装填部の装填開口から装填する際に、カートリッジの記録材料給送口から出た記録材料の先端部を、ローラの装填開口側の軸端部に設けた記録材料案内部材が装填開口側から搬送ローラ対へ至るまで案内するので、記録材料先端部にカールが付いていても、先端部が折れずに案内され、先端部の折れに起因するジャム等の搬送トラブルを回避できる。また、記録材料案内部材をローラの軸端部に設けたので、記録材料案内部材とローラを精度のよい位置関係で組み付けできる。なお、装填開口から搬送ローラ対の軸端部に設けた記録材料案内部材の近傍まで記録材料先端部を案内するガイド部を設けることが好ましい。
【0008】
上記画像記録装置において前記記録材料案内部材は前記軸端部に設けた滑り性のある円筒部材から構成されることが好ましい。また、前記円筒部材の外径が前記ローラの外径よりも大きくかつ前記円筒部材の両端部をテーパ形状に構成することで、記録材料先端部にカールが付いていても、先端部が折れずに確実に案内できる。
【0009】
また、前記搬送ローラ対において、前記ロール状に巻回した記録材料の先端部に生じたカールが向く側に位置するローラを摩擦抵抗の少ない滑り性ある材質から構成し、もう一方のローラを摩擦抵抗の高い材質のローラから構成し、前記カートリッジの装填のときに前記摩擦抵抗の高い材質のローラを圧着解除方向に移動させることで、前記搬送ローラ対に記録材料装填のための隙間を形成するように構成できる。この場合、前記カールが向く側に位置するローラに前記記録材料案内部材を設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の画像記録装置によれば、カートリッジの装填時の記録材料先端部の折れを防止でき、かかる記録材料先端部の折れに起因するジャム等の搬送トラブルを回避できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。図2は図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。図3は図2の画像記録装置の搬送ローラ対やカット部等を含む給送部の要部平面図である。
【0012】
図1に示すように、画像記録装置1は、シート状の記録材料に露光し画像を形成する露光ユニット11と、露光された記録材料を現像する現像ユニット21と、を備える。
【0013】
露光ユニット11は、図1に示すように、各種情報の表示を行うとともに、装置全体の操作のために情報入力可能なタッチパネルからなる表示部2と、内部にロール状に巻回されたシート状の記録材料である記録紙を収容したカートリッジ13を給紙カバー3,4の開放後に装填可能な第1及び第2の装填部12,12’と、装置前面から取っ手5bを掴むことで開閉可能なように設けられた開閉扉5aと、を備える。
【0014】
現像ユニット21は、メンテナンスのために開閉可能な上面パネル6と、前面には、現像処理液等の補充等のために開閉可能に設けられた補給パネル7と、を備える。
【0015】
図2に示すように、露光ユニット11は、装填部12,12’に装填されたカートリッジ13から記録紙をドラム10へと給送する第1の搬送ローラ対40,41及び第2の搬送ローラ対42等を含む給送部14と、を備える。
【0016】
図2,図3に示すように、露光ユニット11の給送部14は、更に、第1の搬送ローラ対40と第2の搬送ローラ対42との間に配置され搬送中の記録紙をガイドする第1のガイド部材45と、もう1つの第1の搬送ローラ対41と第2の搬送ローラ対42との間に配置され搬送中の記録紙をガイドする第2のガイド部材46と、第1の搬送ローラ対40と第1のガイド部材45の入口側との間に配置されたカッタ部43と、第1の搬送ローラ対41と第2のガイド部材46との間に配置されたカッタ部44と、を備える。第1及び第2の搬送ローラ対40,41,42は、入力した作動パルス信号で動作するパルスモータにより回転駆動される。
【0017】
図3のように、装填部12及び12’の各カートリッジ13からの記録紙の出口近傍に出口センサ51、出口センサ52をそれぞれ配置し、出口センサ51、52は反射型や透過型の光センサから構成でき、記録紙の有無を検出する。
【0018】
また、第2の搬送ローラ対42の下流側近傍には比較的幅狭の従動ローラ47が配置され記録紙の移動とともに従動回転する。また、従動ローラ53がドラム10の回転に従動回転するように配置され、第2の搬送ローラ対42、従動ローラ47から搬送されてきた記録紙が従動ローラ53とドラム10との間に挟まれてドラム10の外周に巻き付く。
【0019】
また、図3の破線で示すようにロータリエンコーダ54が従動ローラ47と同軸に連結されており、記録紙の移動により回転する従動ローラ47の回転量を検出し、この検出した回転量に基づいて第2の搬送ローラ対42を通過し従動ローラ47を通過した記録紙の長さを測定できる。
【0020】
図3のカッタ部43,44は、第1の搬送ローラ対40,41の下流側近傍でありかつ第1のガイド部材45、第2のガイド部材46の各入口側近傍にそれぞれ位置し、記録紙を所定のタイミングで所定長さに切断するようになっている。
【0021】
露光ユニット11は、更に、搬送ローラ対42から搬送され基準ローラ47を通過して従動ローラ53との間に給送された記録紙を外周面に真空吸引し保持しながら主走査のために回転方向Rに回転するドラム10と、ドラム10上の記録紙に対しLED光やレーザ光等の光ビームを露光する光学ユニット16と、光学ユニット16を副走査のために副走査方向(図2の紙面垂直方向)に搬送する副走査部17と、画像記録後のドラム上の記録紙を剥離する剥離部材18aと、剥離した記録紙を搬送ローラ対55へと案内するガイド部15と、を備える。露光後の記録紙は出口19及び接続部19aを通して現像ユニット21へと搬送される。
【0022】
図2の画像記録装置1の現像ユニット21は、露光ユニット11から送られた露光後の記録紙について湿式現像を行うもので、記録紙の現像処理を行う現像部23と、定着処理を行う定着部24と、安定処理を行う安定部25と、乾燥処理を行う乾燥部26と、乾燥された記録紙を搬送ローラ対27a等で外部に排出する排出部27と、排出された感光紙を集積する集積部28と、を備える。
【0023】
次に、図1の装填部12,12’の直下の搬送ローラ対に設けた記録紙先端部の案内部材について図4,図5を参照して説明する。図4は図1〜図3の搬送ローラ対40の装填開口側を装置上面側から見た要部平面図である。図5は図1〜図4の搬送ローラ対40を正面から見た要部正面図である。
【0024】
図1〜図5に示す搬送ローラ対40は、図1〜図3の装填部12の直下に配置されており、摩擦抵抗の高いゴム材料等の材質からなる駆動側のローラ40bと、フェノール樹脂でベーキングにより硬化され摩擦抵抗の少ない滑り性のある従動側のローラ40aと、を備え、駆動側のローラ40bがパルスモータにより回転駆動されるとともに従動側のローラ40aが従動回転しながら、両ローラ40b、40a間に記録紙を挟んだ状態で搬送する。
【0025】
図1の装填部12、12’には、カートリッジ13が載る底面に貫通溝12dが形成されており、装填部12にカートリッジ13を装置前面側から装置奥側に向けて押し込むようにして装填すると、図5のようにカートリッジ13の下部の記録紙給送口13aから出た記録紙Sが装填部12の底面の貫通溝12dを通して装置内に入り搬送可能になる。
【0026】
即ち、図3のように、駆動側のローラ40bは、カートリッジ13を装填部12に装填するとき、ロータリソレノイド等の駆動源48により回動方向rに若干回動することで、図5のように、両ローラ40b、40a間に隙間50が形成され、隙間50にカートリッジ13からの記録紙が入り込むことができる。隙間50に記録紙が入り込むと、駆動側のローラ40bの駆動が解除され、両ローラ40b、40aは記録紙を挟んだ状態で図4のように圧着され、記録紙の搬送が可能になる。
【0027】
なお、もう1つの装填部12’の直下に配置された搬送ローラ対41も上述の搬送ローラ対40と同様に構成され、駆動側のローラ41bと従動側のローラ41aとを備え、ローラ41aの軸端部に同様の円筒状の案内部材が設けられている。カートリッジ13を装填部12’に装填するとき、図3のように、駆動側のローラ41bは、ロータリソレノイド等の駆動源49により回動方向rに回動し、図5と同様に両ローラ41b、41a間に隙間が形成される。
【0028】
図1に示すように、各装填部12,12’の下方には装置前面側に開いた装填開口12aがそれぞれ設けられており、カートリッジ13を装填部12,12’に装填するとき、カートリッジ13の下部の記録紙を装填開口12aから内部に案内する。即ち、図4のように、装填開口12aの近傍にガイド壁12b、12cが設けられ、ガイド壁12b、12cは開口幅が装置前面側で広く内部に向けて徐々に狭まるように構成されている。
【0029】
図4のように、従動側のローラ41aの回転軸40cは、装置側の固定板70に取り付けられた軸受71により回転可能に支持されている。駆動側のローラ41bの回転軸72は、装置側固定板70に取り付けられた軸受73により回転可能に支持されている。従動側のローラ41aの軸端部40fと固定板70との間に記録紙先端部を両ローラ40b、40aの間の隙間50(図5)に向けてガイドする案内部材40dが設けられている。
【0030】
案内部材40dは、滑り性のある材質から円筒形状に構成され、ローラ41aの軸端部40fに近接してローラ41aの回転軸40cにローラ41aと同心的に設けられている。このため、案内部材40dをローラ40aに対し精度のよい位置関係で組み付けできる。
【0031】
また、案内部材40dの外径d2はローラ40aの外径d1よりも大きく、また、案内部材40dの両端部は面取りされたテーパ部40eに構成されている。案内部材40dは、例えば、ポリアセタール樹脂から構成され、滑り性がよく、記録紙先端部が案内部材40dに当たったとき記録紙が摺動し易くなっている。
【0032】
図4のように、ガイド壁12b、12cは、各装填部12,12’の装置前面の装填開口12aからローラ40aの軸端部に設けた案内部材40dの近傍まで延びており、記録紙先端部を案内部材40dに案内する。
【0033】
次に、図1〜図5の画像記録装置1におけるカートリッジの装填動作について説明する。図5のように、カートリッジ13の下部の記録紙給送口13aから所定の長さで引き出された記録紙Sは、カートリッジ13内でロール状に巻回されて収容されているため、図5の一点鎖線で示す記録紙先端部S1にカールが形成されており、記録紙先端部S1のカールの方向がローラ40a側に向いている。
【0034】
図3の駆動源48によりローラ40bを回動方向rに若干回動させて図5のように、両ローラ40b、40a間に隙間50を形成する。そして、記録紙Sがカートリッジ13の記録紙給送口13aから所定の長さで引き出され図5の一点鎖線のようなカールが記録紙先端部S1に付いた状態で、カートリッジ13を図1の装填部12に対し装置前面側から装置奥側に向けて押し込むようにして装填すると、記録紙Sは図4の装填方向Aに装填開口12aから奥側に入り込み、図5の記録紙先端部S1はローラ40b側に位置するガイド壁12bに沿ってローラ40bの軸端部の案内部材40d近傍まで案内され、次に案内部材40dのテーパ部40eに当たる。
【0035】
カートリッジ13を更に装置奥側に向けて押し込むと、図5の実線で示すように記録紙先端部S2がテーパ部40eから案内部材40dの外周面に位置し、案内部材40dの外周面で案内されながら、ローラ40aの端部に案内される。そして、図5の破線で示すように記録紙先端部S3がカールのためローラ40aの外周面に接触または近接した状態で両ローラ40b、40a間の隙間50へと導かれ、カートリッジ13が装填部12に完全に押し込まれて装填されると、記録紙先端部S3が図1、図5の貫通溝12dを通り抜けて記録紙の幅方向で両ローラ40b、40a間に位置する。
【0036】
次に、図3の駆動源48の駆動を解除することで両ローラ40b、40a間に記録紙Sを挟んだ状態で両ローラ40b、40aを圧着させる。そして、ローラ40bを駆動することで記録紙Sを画像形成部であるドラム10に向けて搬送することができる。なお、装填部12’においてもカートリッジ13を上述と同様にして装填することができる。
【0037】
以上のような図1〜図5の画像記録装置1によれば、カートリッジ13を装填部12,12’の装填開口12aから装填する際に、カートリッジ13の記録紙給送口13aから出た記録紙先端部S1を、ガイド壁12b、12cでガイドしながらローラ40aの軸端部40fに設けた案内部材40dの手前まで導き、更に案内部材40dで搬送ローラ対40の隙間50へ至るまで案内するので、記録紙先端部S1にカールが付いていても、ローラ40aの軸端部40f近傍で記録紙先端部に折れ等が発生せずに、記録紙先端部を確実に案内でき、先端部の折れに起因するジャム等の搬送トラブルを回避できる。
【0038】
また、記録紙先端部S1が案内部材40dに当たるとき、比較的カーブの急なカールが付いていても、案内部材40dの外径d2はローラ40aの外径d1よりも大きく、記録紙先端部S1が案内部材40dの両端部のテーパ部40eに当たり、案内部材40dの外周面に導かれるので、記録紙先端部S1に比較的強いカールが形成されていても記録紙先端部S1を確実に搬送ローラ対40の隙間50へと案内できる。
【0039】
また、搬送ローラ対40において記録紙先端部S1のカールが向く側に位置するローラ40aが滑り性のよい材質から構成されているので、記録紙先端部S3がローラ40aに当たっても抵抗が比較的少ないので、搬送ローラ対40の隙間50でスムースに移動できる。
【0040】
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、案内部材40dの外径d2は、ローラ40aの外径d1よりも大きい範囲で、案内部材40dに最も近いガイド壁12bの位置に応じて適宜変えるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。
【図3】図2の画像記録装置のカートリッジやその直下の搬送ローラ対やドラム等を示す要部正面図である。
【図4】図1〜図3の搬送ローラ対40の装填開口側を装置上面側から見た要部平面図である。
【図5】図1〜図4の搬送ローラ対40を正面から見た要部正面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 画像記録装置
10 ドラム(画像形成部)
11 露光ユニット
12、12’ 装填部
12a 装填開口
12b、12c ガイド壁
12d 貫通溝
13 カートリッジ
13a 記録紙給送口
14 給送部
21 現像ユニット
40 搬送ローラ対
40a 従動側のローラ
40b 駆動側のローラ
40c 回転軸
40d 案内部材
40e テーパ部
40f 軸端部
41 搬送ローラ対
41a 従動側のローラ
41b 駆動側のローラ
50 隙間
S 記録紙、シート状の記録材料
S1〜S3 記録紙先端部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の記録材料をロール状に巻回した状態で記録材料給送口から引き出し可能に収容したカートリッジを装填する装填部と、前記装填されたカートリッジから前記記録材料を画像形成部に向けて給送するように前記装填部の近傍に配置され一対のローラから構成される搬送ローラ対と、を備え、前記記録材料給送口を下向きにして前記カートリッジを前記装填部の装填開口から装填する画像記録装置であって、
前記カートリッジの前記装填部への装填のときに前記記録材料給送口から出た記録材料の先端部を前記装填開口側から前記搬送ローラ対へ至るまで案内するための記録材料案内部材を前記ローラのいずれか一方の前記装填開口側の軸端部に設けたことを特徴とする画像記録装置。
【請求項2】
前記記録材料案内部材は前記軸端部に設けた滑り性のある円筒部材から構成される請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記円筒部材の外径が前記ローラの外径よりも大きくかつ前記円筒部材の両端部をテーパ形状に構成した請求項1または2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
前記搬送ローラ対において、前記ロール状に巻回した記録材料の先端部に生じたカールが向く側に位置するローラを摩擦抵抗の少ない滑り性ある材質から構成し、もう一方のローラを摩擦抵抗の高い材質のローラから構成し、
前記カートリッジの装填のときに前記摩擦抵抗の高い材質のローラを圧着解除方向に移動させることで、前記搬送ローラ対に記録材料装填のための隙間を形成する請求項1,2または3に記載の画像記録装置。
【請求項5】
前記カールが向く側に位置するローラに前記記録材料案内部材を設けた請求項4に記載の画像記録装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−18098(P2006−18098A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−196922(P2004−196922)
【出願日】平成16年7月2日(2004.7.2)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】