説明

画面表示方法

【課題】1〜複数のファイルに対する複数の操作モードを簡単な操作手順でもって実行可能とする。
【解決手段】ファイル管理画面20のファイル領域21には、複数のファイルアイコン21a〜21cが、フォルダ領域22には、複数のフォルダアイコン22a,22bが夫々表示され、ファイル領域21とフォルダ領域22との間に操作モードのアイコン23,24が表示されている。そして、図2(b)に示すように、カーソル27で希望のファイルアイコン21aを選択して、図2(c)に示すように、「コピー」モードアイコン23を介してドラッグし、図2(d)に示すよう、フォルダ領域22でのコピー先のフォルダアイコン22aに進めると、図2(e)に示すように、ファイルアイコン21aがフォルダアイコン22a内に入り、ドロップ操作すると、ファイルのフォルダへのコピーが行なわれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、PC(パーソナルコンピュータ)や携帯機器,TV(テレビ)受像機などでの画面表示方法に係り、特に、情報(ファイル)をコピーしたり、他のフォルダや記録媒体に移動させたり、閲覧したりするための画面表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、TV受像機やビデオ機器などでは、大容量のハードディスクが使用されるようになってきており、TV番組などの情報を簡単にかつ大容量に録画することができるようになってきている。このため、ユーザとしても、視聴するかどうかは別として、とりあえず録画しておこうといった考えで、興味のある情報を順次録画することも行なわれる。
【0003】
しかし、記録媒体の録画が可能な容量が増加したといっても、その記録容量は無限ではないので、録画にも限界があり、新たな情報を録画することができなくなる状態も起こり得ることになる。かかる状態を回避するためには、ハードディスクに既に録画されている一部の情報を破棄するか、DVDなどの他の記録媒体にコピーしたり、ユーザが分類してフォルダに移動させたりすることが必要となり、このための操作が重要になっている。
【0004】
このようなことは、PCや携帯電話などの携帯端末といった機器についても、同様である。
【0005】
ところで、PCなどにおいては、ドラッグ・アンド・ドロップ操作を用いることにより、ファイルを別のフォルダにコピーしたり、移動したりすることができる。その一例として、画面作成に際し、画面作成に用いる部品(アイコン)にデバイスに設定されているアドレスをドラッグして割り当てる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この特許文献1に記載の技術では、作画ウィンドウに編集領域と、かく部品毎に、その部品を含む画面が表示された画面一覧領域と、デバイスを指定すると、そのデバイスに設定されているアドレスを表示するアドレス一覧領域とが設けられており、画面一覧領域でアドレス設定の対象となる部品を含む画面を選択すると、この部品が編集領域に表示され、次いで、アドレス一覧領域の所望のアドレスをマウスポインタで選択すると、編集領域で部品に接して、あるいは一部重複して機能一覧ウィンドウが表示され、選択したアドレスをこの部品を介して機能一覧ウィンドウへドラッグし、ドロップすることにより、この部品の選択されたアドレスが割り当てられる。このアドレスが編集領域で表示される部品を通ってドラッグされたものであるから、機能一覧ウィンドウでは、この部品とドラッグされたアドレスとが対応付けられる。
【0007】
なお、アドレス一覧領域でのこのようにして使用されているアドレスは、使用できないものであって、未使用のアドレスに対して、着色などの異なる表示状態とされ、未使用のアドレスを容易に確認できるようにしている。
【特許文献1】特開2006ー99568号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、ファイル(アドレス)を該当する情報(部品)を介してフォルダ(機能一覧ウィンドウ)にドラッグ・アンド・ドロップすることにより、ファイルをフォルダに移動させる(アドレス一覧領域では、ドラックされたアドレスは、使用されているものとして、使用できない状態にある)ことができるものであるが、これは、ファイルをフォルダに移動させるという1つのモードしか実行できないものである。
【0009】
これに対し、TV受信機やビデオ機器,PC,携帯端末などの機器では、ハードディスクに録画された情報(以下、かかる録画情報をファイルという)を他の記録媒体に移動させる(即ち、ファイルを記録媒体に記録した後、ハードディスクでは、このファイルを消去する)ばかりでなく、他の記録媒体にコピーさせる(ハードディスクに残したまま、他の記録媒体にも同じファイルを記録する)、ハードディスクのファイルを再生する(観賞する)などのための複数の操作モードを選択することができるようにすることが必要である。
【0010】
上記特許文献1に記載の発明を適用して、このような複数のモードを選択的に実行できるようにするために考えられることは、かかる操作モードの選択を行なうための別の画面を表示させ、この操作画面でファイルのドラッグ・アンド・ドロップ操作とは別の操作を行なう必要があり、操作に手間と時間がかかるという問題がある。
【0011】
また、上記特許文献1に記載の発明では、当然のことながら、ファイル(部品)に1つのフォルダ(アドレス)を割り当てるものであるが、かかる技術をTV受信機やビデオ機器,PC,携帯端末などの機器でのファイルに適用した場合には、複数のファイルを同じファルダに移動やコピーをする場合、そのための操作をファイル毎に行なうことが必要となり、非常に手間と時間がかかるという問題もある。
【0012】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、1ないし複数のファイルに対する複数の操作モードを簡単な操作手順でもって実行可能とした画面表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、本発明は、表示部に画面を表示し、画面上で操作ができるようにした画面表示方法であって、画面上に、1以上のファイルアイコンと、所定の機能モードを実行させるための1以上の機能モードアイコンと、ファイルアイコンのファイルに対する所定の機能モードを実行させるエリアを示す1以上の実行機能エリアと、ファイルアイコンをスライドさせるための手段とが表示され、ファイルアイコンの1つを指定して画面上をスライドさせ、機能モードアイコンのうちの所望とする機能モードアイコンを通過させ、機能実行エリアのうちの所望とする機能実行エリアに移動させることにより、指定されたファイルアイコンのファイルに対して、所望とする機能モードアイコンに対する機能モードを所望とする機能実行エリアで実行させることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明は、機能実行エリアがフォルダアイコンとして表示され、機能モードアイコンは、ファイルアイコンに対するファイルをフォルダアイコンに対するフォルダにコピーする機能モードの「コピー」モードアイコンと、ファイルアイコンに対するファイルをフォルダアイコンに対するフォルダに移動させる機能モードの「移動」モードアイコンとであって、指定したファイルアイコンを「コピー」モードアイコンもしくは「移動」モードアイコンを通過させて指定したフォルダアイコンにスライドさせることにより、指定したファイルアイコンに対するファイルを指定してフォルダアイコンに対するフォルダにコピーまたは移動させることを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明は、画面に、機能モードアイコンとして、「アンドゥ」モードアイコンを表示し、フォルダアイコンを指定して画面上をスライドさせ、「アンドゥ」モードアイコンを通過させることにより、指定されたフォルダアイコンに対するフォルダでのファイルを画面上に表示させることを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明は、表示部に画面を表示し、画面上で操作ができるようにした画面表示方法であって、画面上に1以上のファイルアイコンとウィンドウとファイルアイコンをスライドさせるための手段を表示し、ファイルアイコンの1つを指定し、画面上をウィンドウまでスライドさせることにより、指定されたファイルアイコンに対するファイルをウィンドウに登録することを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明は、ファイルアイコンが映像もしくは音声の情報のアイコンであって、機能モードアイコンは、映像情報を再生表示する「見る」モードアイコンと、音声情報を再生する「聞く」モードアイコンと、映像もしくは音声の情報を外部装値に保存する「保存する」モードアイコンであり、画面上に、映像もしくは音声の情報を機能モードアイコンで指定される機能モードを実行するデバイスのアイコンを表示し、指定された映像もしくは音声の情報のアイコンが通過することによって指定される機能モードアイコンに応じて、指定された映像もしくは音声の情報のアイコンに対する情報を指定されたデバイスが指定された機能モードアイコンに対する機能モードを実行することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明によると、ファイルアイコンを画面上をスライドさせるという簡単な操作でもって、このファイルアイコンに対するファイルを希望する機能(操作)モードで希望する機能実行エリアで処理することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
まず、本発明による画面表示方法を用いる装置のシステムについて説明する。
【0020】
図1は本発明による画面表示方法を用いる装置の一例としてのPCのシステム構成を概略的に示すブロック図であって、1は装置本体、2は制御部、3は入力部、4は記憶部、5は表示部、6は音声出力部、7はチューナ部、8はアンテナである。
【0021】
同図において、入力部3は、マウスやキーボード,表示部5に設けられたタッチパネルなどのフリーカーソル操作が可能なポインティングデバイスを備え、ユーザが各種情報などを入力するための手段であって、かかる入力部3からの入力情報に応じて、制御部2が各部の制御を行ない、表示部5に情報の画面や各種操作のための画面を表示させ、また、音声出力部6から音声を出力させる。また、入力部3の操作により、図示しないサーバから所望とする情報をダウンロードさせることができ、ダウンロードされる情報はアンテナ8からチューナ部7で受信され、制御部2の制御のもとに、ファイルとして記憶部4に記憶される。記憶部4は、ダウンロードされたファイルを記憶するファイル記憶領域とフォルダが記憶されているフォルダ記憶領域とが設定されており、サーバからダウンロードされたファイルはファイル記憶領域に順次記憶される。なお、ファイル記憶領域とフォルダ記憶領域とは、別々の記録媒体であってもよく、この場合でも、以下では、記憶部4で総称する。
【0022】
また、制御部2は、入力部3の操作に応じて、表示部5に複数の操作モードを実行させるためのファイル管理画面を表示させ、かかるファイル管理画面に対して入力部3で所定の操作を行なうことにより、記憶部4に記憶されたファイルを予め設定されたフォルダや、図示しないが、装置本体1に着脱可能なDVDなどの記録媒体(メディア)にコピーしたり、移動させたりする操作モードを行なわせる。
【0023】
以下では、PCに設定されているフォルダばかりでなく、装置本体1に着脱可能なDVDなどの記録媒体などファイルのコピー,移動の行先となるものなどもあるが、これらを表わす画面上でのエリアを機能実行エリアと総称する。
【0024】
次に、PCにおける本発明による画面表示方法の実施形態について説明する。
【0025】
図2〜図5は本発明による画面表示方法の第1の実施形態を示す図であって、20はファイル管理画面、21はファイル領域、21a,21b,21cはファイルのアイコン(ファイルアイコン)、22はフォルダ領域、22a,22bはフォルダのアイコン(フォルダアイコン)、23は「コピー」モードアイコン、24は「移動」モードアイコン、25は文字「コピー」、26は文字「移動」、27はカーソル、28は「アンドゥ」モードアイコンである。
【0026】
図2は記憶部4に記憶されているファイルをコピー操作するときの画面を示すものである。
【0027】
表示部5(図1)で図示しないメニュー画面が表示された状態で操作モードのメニューを選択する操作を入力部3ですると、図2(a)に示すファイル管理画面20が表示部5で表示される。このファイル管理画面20では、例えば、左辺に沿った縦長のファイル領域21に縦列に記憶部4に記憶されているファイルに対するファイルアイコン21a,21b,21cが配列され、このファイル管理画面20の右辺に沿った縦長のフォルダ領域22に縦列にフォルダに対する機能実行エリアとしてのフォルダアイコン22a,22bが配列されており、これらファイル領域21とフォルダ領域22との間に操作モードを表わすアイコン(以下、操作モードアイコンという)が縦列に配列されている。ここで、操作モードアイコンとしては、ファイルのフォルダへのコピーを行なわせる「コピー」モードアイコン23と、ファイルのフォルダへの移動を行なわせる「移動」モードアイコン24とが配列されている(但し、これら以外の操作モードアイコンも配列するようにしてもよい)。「コピー」モードアイコン23には、文字「コピー」25が、「移動」モードアイコン24には、文字「移動」26が夫々付されており、これら操作モードアイコン23,24の機能(即ち、操作モードの内容)が容易に認識できるようにしている。
【0028】
いま、ファイルアイコン21aのファイルをフォルダアイコン22aのフォルダにコピーするものとすると、図2(b)に示すように、入力部3の操作により、このファイルアイコン21aがカーソル27によってフォーカスされ、かかる状態から、図2(c)に示すように、ファイルアイコン21aをドラッグする。この場合、このファイルアイコン21aのファイルをフォルダアイコン22aのフォルダにコピーするものであるから、このファイルアイコン21aを「コピー」モードアイコン23を通してドラッグする。そこで、ファイルアイコン21aはカーソル27とともに進んでいくが、このファイルアイコン21aが「コピー」モードアイコン23上を通ると、この「コピー」モードアイコン23の文字「コピー」25がファイルアイコン21aに貼り付き、このファイルアイコン21aとともに進んでいく。
【0029】
なお、ファイルアイコン21aがドラッグ開始すると、ファイル領域21でのこのファイルアイコン21aは、例えば、薄く表示されるなどして、このファイルアイコン21aがコピー操作モードの実行中であることが示される。
【0030】
そして、図2(d)に示すように、文字「コピー」25が貼り付いたファイルアイコン21aが目的とするフォルダアイコン22aに達し、かかる状態でドロップ操作をすると、図2(e)に示すように、ファイルアイコン21aがフォルダアイコン22a内に表示され、これとともに、文字「コピー」25がもとの「コピー」モードアイコン23上に戻り、ファイル領域21でのファイルアイコン21aはもとの表示状態に戻り、さらに、操作モードアイコン23,24と同じ配列で、「もとに戻る」モードを表わす「アンドゥ」モードアイコン28が表示される。しかる後、入力部3で決定操作がなされると、あるいは所定時間経過すると、この「コピー」が決定してコピーモードが終了し、図2(f)に示すように、フォルダアイコン22a内のファイルアイコン21aや「アンドゥ」モードアイコン28が削除されて、図2(a)と同じもとの表示状態に戻る。
【0031】
このように、コピーモードでは、記憶部4にファイルがそのまま残りながら、フォルダにもこのファイルが存在するものであり、このため、コピーモードが終了したときには、図2(f)に示すように、ファイル領域21にコピーしたファイルアイコン21aが表示されているし、また、コピー操作の最終段階を示す図2(e)では、ファイル領域21とコピー先のフォルダアイコン22aとに同じファイルアイコン21aが表示され、これにより、目的とするフォルダアイコン22aのフォルダに対象のファイルアイコン21aのファイルがコピーされたことを容易に確認することができる。
【0032】
図3は記憶部4に記憶されているファイルを移動操作するときの画面を示すものである。
【0033】
図3(a)は、図2(a)に示すファイル管理画面20と同様のファイル管理画面20であり、表示部5(図1)で図示しないメニュー画面が表示された状態で操作モードのメニューを選択する操作を入力部3でして得られたものである。
【0034】
いま、ファイルアイコン21aのファイルをフォルダアイコン22aのフォルダに移動させるものとすると、図3(b)に示すように、入力部3の操作により、このファイルアイコン21aがカーソル27によってフォーカスされ、かかる状態から、図3(c)に示すように、ファイルアイコン21aをドラッグする。この場合、このファイルアイコン21aをフォルダアイコン22aに移動させるものであるから、このファイルアイコン21aを「移動」モードアイコン24を通してドラッグする。そこで、ファイルアイコン21aはカーソル27とともに進んでいくが、このファイルアイコン21aが「移動」モードアイコン24上を通ると、この場合には、この「移動」モードアイコン24の文字「移動」26はファイルアイコン21aに貼り付かない。
【0035】
なお、ファイルアイコン21aがドラッグ開始すると、ファイル領域21に表示されていたこのファイルアイコン21aは、例えば、薄く表示されるなどして、このファイルアイコン21aが移動操作モードの実行中であることが示される。
【0036】
そして、図3(d)に示すように、ファイルアイコン21aが目的とするフォルダアイコン22aに達し、かかる状態でドロップ操作をすると、図3(e)に示すように、ファイルアイコン21aがフォルダアイコン22a内に表示され、ファイル領域21でのファイルアイコン21aが削除されて移動されたことを表わし、さらに、操作モードアイコン23,24と同じ配列で、「もとに戻る」モードを表わす「アンドゥ」モードアイコン28が表示される。しかる後、入力部3で決定操作がなされると、あるいは所定時間経過すると、この「移動」が決定して移動モードが終了し、図3(f)に示すように、フォルダアイコン22a内やファイル領域21でのファイルアイコン21aや「アンドゥ」モードアイコン28が削除される。
【0037】
このように、移動モードでは、フォルダに移動したファイルは記憶部4に残らないから、移動モードが終了したときには、図3(f)に示すように、移動したファイルアイコン21aがファイル領域21に表示されず、また、移動操作の最終段階を示す図3(e)でも、ファイル領域21にファイルアイコン21aが表示されず、移動先のフォルダアイコン22aにこのファイルアイコン21aが表示され、これにより、目的とするフォルダアイコン22aのフォルダに対象のファイルアイコン21aのファイルが移動されたことを容易に確認することができる。
【0038】
図4はフォルダに格納したファイルをファイル領域21(即ち、記憶部4)に戻すアンドゥモード操作をするときの画面を示すものである。
【0039】
図4(a)は、図3(e)に示すファイル管理画面20と同様のファイル管理画面20であり、ファイル領域21のファイルアイコン21aのファイルをフォルダアイコン22aのフォルダに移動する移動モードの最終段階を示すものである。
【0040】
かかる状態で、フォルダアイコン22aのフォルダにおけるファイルアイコン21aのファイルをファイル領域21に戻す場合には、図4(b)に示すように、入力部3の操作により、このファイルアイコン21aが収納されているフォルダアイコン22aがカーソル27によってフォーカスされ、かかる状態から、入力部3のドラッグ操作により、このフォルダアイコン22aを「アンドゥ」モードアイコン28の方にドラッグする。そして、図4(c)に示すように、このフォルダアイコン22aが「アイドゥ」モードアイコン28に達し、入力部3でドロップ操作がなされると、図4(d)に示すように、アイコン21aがファイル領域21に移動し、フォルダアイコン22aがフォルダ領域22に戻り、「アンドゥ」モードアイコン28が白黒反転して表示される。
【0041】
しかる後、入力部3で決定操作がなされると、あるいは所定時間経過すると、このアンドゥモードが終了し、図4(f)に示すように、「アンドゥ」モードアイコン28が削除され、ファイル領域21にファイルアイコン21aも表示される状態となる。
【0042】
このように、移動モードで所定のフォルダに移動したファイルを直ちにもとのファイル領域21に戻すこともでき、誤った移動に対する処置を、画面を変更することなく、移動モードに用いた画面をそのまま用いて直ちに行なうことができる。
【0043】
図5はフォルダに格納されているファイルをファイル領域21(即ち、記憶部4)に移動させるアンドゥモード操作をするときの画面を示すものである。
【0044】
図5(a)は図2(a)に示すファイル管理画面20と同様のファイル管理画面20を示すものであり、この場合、フォルダアイコン22aのフォルダには、1以上のファイルが格納されているものとするが、ここでは、説明の都合上、1つのファイルアイコン21aのファイルが格納されているものとする。
【0045】
かかる状態で、図5(b)に示すように、入力部3の操作により、フォルダアイコン22aがカーソル27によってフォーカスされると、「アンドゥ」モードアイコン28が表示され、かかる状態から、入力部3のドラッグ操作により、このフォルダアイコン22aを「アンドゥ」モードアイコン28の方にドラッグする。そして、図5(c)に示すように、このフォルダアイコン22aが「アイドゥ」モードアイコン28に達し、入力部3でドロップ操作がなされると、図5(d)に示すように、フォルダアイコン22aでのファイルアイコン21aがファイル領域21に移動し、フォルダアイコン22aがフォルダ領域22に戻り、「アンドゥ」モードアイコン28が白黒反転して表示される。
【0046】
しかる後、入力部3で決定操作がなされると、あるいは所定時間経過すると、このアンドゥモードが終了し、図5(f)に示すように、「アンドゥ」モードアイコン28が削除され、ファイル領域21にファイルアイコン21aも表示される状態となる。
【0047】
このように、フォルダに格納されているファイルも、簡単なドラッグ・アンド・ドロップ操作により、直ちにファイル領域21(即ち、記憶部4)に移動させることができる。
【0048】
なお、フォルダに複数のファイルが格納されているときには、かかるアンドゥモードの操作により、全てのファイルが同時にファイル領域21(即ち、記憶部4)に移動することになるが、かかるアンドゥモードの操作を行なう前に、このフォルダアイコン22aを開いてその複数のうちのファイル領域21(即ち、記憶部4)への移動を必要とするファイルを選択指定し、しかる後、かかるアンドゥ」ードの操作を行なうことにより、選択されたファイルのみを同時にファイル領域21(即ち、記憶部4)に移動させるようにすることもできる。
【0049】
図6はファイル管理画面20の他の具体例を示す図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけている。
【0050】
図6(a)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、ファイル領域21とフォルダ領域22との位置関係を左右反転したものである。
【0051】
図6(b)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、「コピー」や「移動」の操作モードアイコンの大きさを異ならせたものである。ここでは、小さくしている。
【0052】
図6(c)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、ファイル領域21とフォルダ領域22とをファイル管理画面20の上辺と下辺とに平行な横長の領域としたものであり、操作モードアイコンも、ファイル領域21とフォルダ領域22との間で横方向に配列されている。ここでは、ファイル領域21を上側に、フォルダ領域22を下側に配置しているが、その逆の配置でもよい。
【0053】
図6(d)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、操作モードアイコンをファイル管理画面20の右辺側に縦方向に配置と、ファイル領域21と操作モードアイコンの配列領域との間にフォルダ領域22を配列したものである。ファイル領域21とフォルダ領域22との配置関係は、その逆であってもよい。
【0054】
図6(e)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、操作モードアイコンの配列方向を横方向としたものである。ファイル領域21とフォルダ領域22との配置関係は、その逆であってもよい。
【0055】
図6(f)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、縦方向に配列される操作モードアイコンの間にフォルダを配置したものである。ここでは、操作モードアイコンを小さくしているが、それに限るものではない。
【0056】
図6(g)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、操作モードアイコンの形状を操作モード毎に異ならせたものである。ここでは、「コピー」モードアイコンを星型とし、「移動」モードアイコンを六角形としているが、これに限るものではない。
【0057】
図6(g)に示すファイル管理画面20は、図2〜図5に示すファイル管理画面20に対し、「移動」モードアイコンを通過したファイルのアイコンの形状を異ならせ、あるいは特定の色に着色するようにしたものである。
【0058】
以上、ファイル管理画面20の例を示したが、以上のもの以外の形態のものであってもよい。
【0059】
ところで、ファイルとしては、フォルダに格納するばかりでなく、ウィンドウに登録できるようにすることも望まれる。
【0060】
図7はこのための本発明による画面表示方法の第2の実施形態を示す図であって、29はウィンドウ、30はファンクションバー、31は「コピー」モードバー、32は「移動」モードバー、33は登録マークであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0061】
表示部5(図1)で図示しないメニュー画面が表示された状態で操作モードのメニューを選択する操作を入力部3ですると、図7(a)に示すファイル管理画面20が表示部5で表示される。このファイル管理画面20では、例えば、2つのファイルアイコン21a,21b(これらを、以下、ドラッグされるファイルアイコンに対して、もとのファイルアイコンという)と、機能実行エリアとしての、例えば、2つのフォルダアイコン22a,22bと、ファイルの登録リストが記載された機能実行エリアとしてのウィンドウ29と、カーソル27とが表示されているものとする。
【0062】
かかるファイル管理画面20が表示されている状態で、入力部3(図1)での操作により、カーソル27で、例えば、ファイルアイコン21bをフォーカスすると、図7(b)に示すように、このファイルアイコン21bが白黒反転、または、特定の色で表示されるようになり、このファイルアイコン21bが選択されたことが明示される。そして、ドラッグのためのクリック操作をすると、図7(c)に示すように、ファイル管理画面20の、例えば、上辺に沿って横長のファンクションバー30が表示される。このファンクションバー30には、「コピー」モードバー31や「移動」モードバー32などの操作モードバーが設けられている。
【0063】
次いで、カーソル27を移動させることにより、この選択されたファイルアイコン21bをドラッグさせる操作を入力部3で行なうのであるが、このファイルアイコン21bをウィンドウ29にコピー登録する場合には、図7(d)に示すように、このファイルアイコン21bをファンクションバー30の「コピー」モードバー31を介してウィンドウ29にドラッグする。このドラッグの過程でファイルアイコン21bがこの「コピー」モードバー31を通過すると、この「コピー」モードバー31が白黒反転もしくは特定の色で表示されることになり、「コピー」モードの操作が行なわれていることを認識し易くする。ドラッグが行なわれているときには、もとのファイルアイコン21bは薄く表示され、ドラッグが行なわれているファイルアイコン21bをこれからも認識できる。
【0064】
図7(d)に示すように、ファイルアイコン21bがウィンドウ29に到達し、入力部3でドロップ操作が行なわれると、「コピー」モードが終了したことになり、図7(e)に示すように、ウィンドウ29に登録マーク33が表示され、「コピー」モードバー31はもとの表示状態に戻る。この登録マーク33は、ファイルアイコン21bを小さくしたものであってもよい。かかる登録マーク33により、ファイルアイコン21bがウィンドウ29に登録されたことが認識できる。しかも、このとき、もとのファイルアイコン21bは通常の表示がなされているので、この登録は「コピー」によるものであることが認識できる。
【0065】
しかる後、入力部3で決定操作がなされると、あるいは所定の時間が経過すると、図7(f)に示すように、図7(a)で示すもとの表示状態に戻る。
【0066】
なお、ウィンドウ29への「移動」モードによる登録の場合には、「移動」モードバー32を介してドラッグさせればよく、「コピー」モードによる登録の場合と同様である。但し、「移動」モードでファイルアイコンをウィンドウ29に登録した場合には、もとのファイルアイコンは消去される。
【0067】
図8は本発明による画面表示方法の第3の実施形態を示す図であって、40は情報管理画面、41a〜41bは記録情報のアイコン、42は「見る」モードアイコン、43は「保存する」モードアイコン、44は「聞く」モードアイコン、45は音声再生装置のアイコン、46,47はTV受像機のアイコンである。
【0068】
この第2の実施形態は、PCで、DVDなどの記録媒体の記録情報を音声再生装置で再生したり(「聞く」モード)、テレビ受像機で再生したり(「見る」モード)、音声再生装置やTV受像機に保存したり(「保存する」モード)する操作をすることができるようにしたものであって、図示しないが、図1に示すPCにDVDなどの記録再生装置やステレオ記録再生装置などの音声再生装置やTV受像機が接続されており、図1におけるPCの入力部3での操作により、表示部5で表示される情報管理画面を用いてかかる「見る」,「保存する」,「聞く」などの各操作モードを実行することができるようにしたものである。
【0069】
図8(a)に示すように、表示部5に表示される情報管理画面40には、例えば、その上辺に沿って横長の情報領域49が設定されており、その下辺に沿ってデバイス領域50が設定されている。そして、情報領域49とデバイス領域50との間に、横方向に操作モードアイコンが配列されている。また、カーソル48も表示されている。
【0070】
情報領域49は、先の図2などでのファイル領域21に相当するものであり、ここでは、記録再生装置(ここでは、DVDとする)の記録情報夫々に相当するアイコン、即ち、3つの記録情報のアイコン41a,41b,41cが表示されているものとする。これらアイコン41a〜41cは、先のファイルアイコンと同様、個々の記録情報を表わすアイコンである。
【0071】
デバイス領域50には、例えば、音声再生装置のアイコン45と、例えば、別々の部屋に設けられた2つのTV受像機のアイコン46,47との機能実行エリアとしての3つのデバイスアイコンが表示されているものとする。
【0072】
操作モードアイコンとしては、DVDの記録情報(映像情報)をTV受像機で再生させる「見る」モードのアイコン(「見る」モードアイコン)42と、DVDの記録情報をTV受像機や音声再生装置に保存する「保存する」モードのアイコン(「保存する」モードアイコン)43と、DVDの記録情報(音声情報)を音声再生装置で再生させる「聞く」モードのアイコン(「聞く」モードアイコン)44とが表示されている。
【0073】
なお、表示される操作モードアイコンは、PCに接続されるデバイスに応じて設定されるものであって、また、デバイス領域50に表示されるデバイスアイコンは、情報領域49に表示される記録情報のアイコンに応じて設定される。例えば、情報領域49に表示される情報アイコン41a〜41cが全て映像情報に対するものであるときには、音声再生装置は使用されないので、音声再生装置のアイコン45は表示されない。また、操作モードアイコンについても同様であり、情報領域49に表示される情報アイコン41a〜41cが全て映像情報に対するものであるときには、「聞く」モードアイコン44は表示されない。従って、PCは、情報管理画面40を表示するに際しては、これに表示する情報アイコンに対する情報の種類を判定し、その判定結果に応じてデバイス領域50に表示するデバイスのアイコンを決定し、また、操作モードアイコンの種類も決定する。
【0074】
ここで、情報領域49では、DVDに記録されている全ての情報のアイコンを表示できるとは限らない。このために、図示しないが、情報領域49には、スクロールバーが設けられており、このスクロールバーをカーソル48でクリック操作することにより、情報アイコンを横方向にスクロールしてこれまで表示されていなかった情報アイコンを表示させることができる。この場合、新たに表示された情報アイコンがこれまでの種類とは異なる種類の情報のものであるときには、デバイス領域50に表示されるデバイスアイコンや操作モードアイコンの種類も変更させる。
【0075】
図8(a)に示す情報管理画面40に対し、情報アイコン41aの情報(この場合、映像情報)をアイコン47に対するTV受像機に保存するものとして、PCの入力部3(図1)を操作した情報アイコン41aまでカーソル48を移動させ、カーソル48で情報アイコン41aをフォーカスすると、図8(b)に示すように、この情報アイコン41aが白黒反転もしくは特定の色で表示状態が変更される。そして、かかる状態でドラッグ操作をすると、図8(c)に示すように、カーソル48とともに情報アイコン41aをTV受信機のアイコン47の方向に進め、「保存する」モードアイコン43を通過させてTV受像機のアイコン47まで進める。このとき、情報領域49での情報アイコン41aは、例えば、薄く表示され、ドラッグ中であることが示される。そして、情報アイコン41aをTV受像機のアイコン47に重ねた状態で、入力部3(図1)により、ドロップ操作すると、この情報アイコン41aがTV受像機のアイコン47に設定されることになり、情報アイコン41aの「保存する」モードの操作モードが終了する。これとともに、情報領域49での情報アイコン41aはもとの表示状態に戻り、情報アイコン41aに対する映像情報がアイコン47に対するTV受像機に転送されて保存される。この保存のための動作が終了すると、TV受像機のアイコン47上に表示されている情報アイコン41aが消去される。
【0076】
例えば、映像情報に対する情報アイコン41aを「見る」モードアイコン42を通してTV受像機のアイコン46にドラッグ・アンド・ドロップすると、この映像情報をアイコン46に対するTV受像機で再生されて見ることができ、また、音声情報に対する情報アイコン41bを「聞く」モードアイコン44を通して音声再生装置のアイコン45にドラッグ・アンド・ドロップすると、この恩威再生装置でこの音声情報が再生される。
【0077】
なお、情報管理画面40に「消去」モードアイコンを設けることにより、情報アイコン41a〜41cの情報のうちの不要な情報をDVDから削除することもできる。
【0078】
このようにして、DVDなどの記録再生装置に記録されている情報を、情報管理画面でのドロップ・アンド・ドロップ操作という簡単な操作でもって、種々のモードで処理することが可能となる。
【0079】
図9は本発明による画面表示方法を用いたTV受像機の構成を示すブロック図であって、60はTV受像機の装置本体、61は制御部、62は赤外線受光部、63は記憶部、64は表示部、65は音声出力部、66はチューナ部、67は接続部、68はアンテナ、70はリモコン(リモート・コントローラ)、71は記憶部、72は制御部、73は赤外線発行部、74は入力部、80は外部装置、81は制御部、82は入力部、83は記憶部、84は表示部、85は音声出力部、86は接続部である。
【0080】
同図において、TV受像機の装置本体60では、リモコン70の赤外線発光部73からの赤外線による指令を赤外線受光部62で受信し、この指令に応じて制御部61が各部の制御を行なう。
【0081】
リモコン70から放送番組の受信指令があると、制御部61の制御のもとに、アンテナ68とチューナ部66とによって指定されるチャンネルの放送番組が受信され、この放送番組の映像情報が表示部64で表示され、音声情報が音声出力部65から出力される。また、リモコン70から放送番組の録画指令あるいは録画予約指令があると、アンテナ68とチューナ部66とによって指定されるチャンネルの放送番組が録画部63に録画あるいは予約録画される。
【0082】
このTV受像機の装置本体60には、PCやTV受像機,録画再生装置などの録画機能を備えた外部装置80を接続することができ、かかる外部装置80は、その接続部86がTV受像機の装置本体60の接続部67に信号線などを介して接続されることにより、TV受像機の装置本体60に接続される。
【0083】
ここで、外部装置80は、PCやTV受像機である場合、ユーザからの指令を入力する入力部82や情報を記録する記憶部83,映像を表示する表示部84,音声を出力する音声出力部85,図示しないアンテナやチューナ部,各部を制御する制御部81などを備えており、ダウンロードしたファイルや受信したTV番組情報などを記憶部83に記録したり、表示部84,音声出力部85で再生したりすることができる。なお、入力部82は、外部装置80がPCの場合、マウスやキーボード,表示部5に設けられたタッチパネルなどのフリーカーソル操作が可能なポインティングデバイスであり、TV受像機である場合には、操作部やリモコンからの指令の赤外線の受光部である。
【0084】
リモコン70からの指令としては、さらに、TV受像機の装置本体60の記憶部63に録画されている番組情報を外部装置80に「コピー」もしくは「移動」させることようにするものもある。「コピー」もしくは「移動」の指令を受けた番組情報は、TV受像機の装置本体60の記憶部63から読み出されて接続部67から外部装置80に供給され、外部装置80では、制御部81の制御のもとに、記憶部83に録画される。なお、「コピー」の指令による「コピー」モードでは、コピーの対象となる番組情報はTV受像機の装置本体60の記憶部63にも残され、「移動」の指令による「移動」モードでは、移動の対象となる番組情報はTV受像機の装置本体60の記憶部63に残らない。
【0085】
リモコン70は、ユーザが指令を入力するためのタッチパッドや操作ボタンなどの操作手段からなる入力部70と、入力部70での操作に応じた操作指令信号が記憶されている記憶部71と、入力部70での操作に応じた操作指令信号を記憶部71が読み出し、赤外線発光部73に供給する制御部72と、制御部72からの操作指令信号を赤外線に変換して出力する赤外線発光部73などを備えている。
【0086】
リモコン70の入力部70では、TV受像機の装置本体60の記憶部63に録画されている番組情報について、上記の「コピー」モードや「移動」モードといった操作モードや表示部64と音声出力部65とで再生する「見る」モード、記憶部63から削除する「削除」モードを行なうことができるモード操作部を備えている。
【0087】
図10はかかるリモコン70の一具体例を示すものであって、同図(a)は正面図、同図(b)は同図(a)での分断線A−Aに沿う断面図、同図(c)は指先によるタッチ操作状態を示す図であり、90は筐体、91は電源キー、92は放送方式選択キー、93は数値キー、94はモード操作部、95は開口部、96はタッチパネル、97はセンサ、98はパネル基板、99はメイン基板、100は赤外線LED、101は指先である。
【0088】
図10(a),(b)において、リモコン70の筐体90の表面には、電源キー91や衛星放送や地上放送などの放送方式を選択する放送方式選択キー92,放送チャンネルの選択などに用いる数値キー93などが設けられており、さらに、TV受像機の装置本体60の記憶部63(図9)に記憶差ている番組情報の操作モードを設定するためのモード操作部94が設けられている。これら電源キー91や放送方式選択キー92,数値キー93,さらには、赤外線発光部73(図9)での赤外線を発光する赤外線LED100などが筐体90内のメイン基板99に取り付けられている。
【0089】
モード操作部94は、筐体90の表面に設けられた所定形状(ここでは、H字の形状で示す)の開口部95と、筐体90内にこの開口部95に対向して設けられたタッチパネル96とからなり、このタッチパネル96はメイン基板99上に設けられたパネル基板98の表面にタッチセンサや感圧センサ,スイッチなどからなるセンサ97が複数配置された構成をなしている。かかるセンサ97は開口部85に近接して設けられており、図10(c)に示すように、この開口部85を介して指先で直接タッチすることができる。指先でかかるセンサ97をタッチすると、そのタッチ位置が、例えば、パネル基板98に設けられた入力部74(図9)の制御部によって検出され、その検出結果が制御部72に送られる。
【0090】
図11は図9におけるリモコン70の他の具体例を示す断面図であって、102はスイッチであり、図10に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0091】
同図において、メイン基板99にスイッチ102が設けられ、その上にタッチパネル96が設けられている。図10(c)に示すように、指先101でモード操作装置94のタッチパネル96を押すと、スイッチ102がオンし、このオン信号によって上記の制御部が稼働状態となる。そして、この制御部は、タッチパネル94での指先のタッチ位置を検出し、その検出結果を制御部72(図9)に送る。
【0092】
次に、かかるリモコン70のモード操作部94での操作による操作モードに応じた画面表示方法について説明する。かかる操作モードは、TV受像機の装置本体60の表示部64(図9)に表示されるファイル管理画面をもとにした操作によって実行されるものである。
【0093】
図12は図9に示すTV受像機に用いられる本発明による画面表示方法の第4の実施形態を示す図であって、110Aはファイル管理画面、111はファイル領域、112はフォルダ領域、113は「見る」モードアイコン、114は「コピー」モードアイコン、115は「移動」モードアイコン、116,117はカーソルである。
【0094】
図13は図12でのファイル管理画面に対するリモコン70のモード操作部94の操作状態を示す図であって、94aはファイル領域スライド部、94bはフォルダ領域スライド部、94cは「見る」モードスライド部、94dは「コピー」モードスライド部、94eは「移動」モードスライド部である。
【0095】
なお、この第4の実施形態では、TV受像機の装置本体60の記憶部63(図9)に記憶されている録画番組情報をファイルとして、TV受像機の装置本体60に接続される記憶機能を有する外部装置80(図9)をフォルダとして表わされている。また、操作モードとしては、TV受像機の装置本体60の記憶部63に録画されているファイルを表示部64と音声出力部65(図9)で再生する「見る」モードと、記憶部63に録画されているファイルを外部装置80の記憶装置83(図9)にコピーする「コピー」モードと、同じく移動する「移動」モードのいずれかの操作をすることができるものとする。なお、「コピー」モードは、先の実施形態と同様、記憶部63でファイルを残したまま記憶部83に記録するものであり、「移動」モードも、先の実施形態と同様に、記憶部63にファイルを残さずに記憶部83に記録するものである。
【0096】
リモコン70は、図13(a)に示すように、図10(a)に示す電源キー91や放送方式選択キー92,数値キー93などの各種操作キーからなる操作キー部95とモード操作部94とが設けられている。
【0097】
表示部64(図9)で図示しないメニュー画面が表示された状態で操作モードのメニューを選択する操作をリモコン70の操作キー部95で行なうと、図12(a)に示すように、ファイル管理画面110Aが表示部64に表示される。このファイル管理画面110Aでは、その左辺に沿う縦長のファイル領域111が設定され、これにTV受像機の装置本体60の記憶部63に記録されている各録画番組に対するファイルアイコンが「ファイル1」アイコン,「ファイル2」アイコン,「ファイル3」アイコン,「ファイル4」アイコン,「ファイル5」アイコン,……として縦方向に配列されて表示されている。同様にして、ファイル管理画面110Aの右辺に沿う縦長のフォルダ領域112が設定され、これにTV受像機の装置本体60に接続された記録機能を備えた、例えば、3個の外部デバイスに対する機能実行エリアとしてのフォルダアイコンが「フォルダA」アイコン,「フォルダB」アイコン,「フォルダC」アイコンとして縦方向に配列されて表示されている。そして、これらファイル領域111とフォルダ領域112との間に、上記の3つの操作モードに対する操作モードアイコン、即ち、「見る」モードアイコン113,「コピー」モードアイコン114,「移動」モードアイコン115が縦方向に配列して表示されている。そして、ファイル領域111では、枠状のカーソル116によってファイルアイコンのいずれか1つがフォーカス(選択)された状態にあり、同様に、フォルダ領域112でも、フォルダアイコンのいずれか1つが枠状のカーソル117によってフォーカス(選択)された状態にある。
【0098】
かかるファイル管理画面110Aでは、リモコン70のモード操作部94(図13(a))により、ファイル領域111でのファイルアイコンのいずれかを選択して「見る」モードアイコン113にドラッグ・アンド・ドロップする「見る」モードの操作を行なうと、この選択したファイルアイコンのファイルをTV受像機の装置本体の表示部64と音声出力部65とで再生することができるし、また、ファイル領域111でのファイルアイコンのいずれかを選択して、フォルダ領域112でフォルダアイコンのいずれかを選択し、選択したファイルアイコンを「コピー」モードアイコン114を介して選択したフォルダアイコンにドラッグ・アンド・ドロップを行なうと、この選択したファイルアイコンのファイルを選択したフォルダアイコンのフォルダにコピーすることができるし、さらに、ファイル領域111でのファイルアイコンのいずれかを選択して、フォルダ領域112でフォルダアイコンのいずれかを選択し、選択したファイルアイコンを「移動」モードアイコン115を介して選択したフォルダアイコンにドラッグ・アンド・ドロップを行なうと、この選択したファイルアイコンのファイルを選択したフォルダアイコンのフォルダに移動させるすることができる。この場合、先の実施形態と同様、「コピー」モード操作を行なった場合には、ファイル領域111にファイルアイコンが残って、TV受像機の装置本体60での記憶部63(図9)にファイルがそのまま残っており、「移動」モード操作を行なった場合には、ファイル領域111にファイルアイコンが残っておらず、TV受像機の装置本体60での記憶部63(図9)からファイルが削除される。
【0099】
かかるモード操作を可能とするために、リモコン70のモード操作部94は、図13(a)に示すように、ファイル領域111でのファイルを選択するための縦長のファイル領域スライド部94aと、フォルダ領域112でのフォルダアイコンを選択するための縦長のフォルダ領域スライド部94bと、ファイル領域スライド部94aに連結した横長の見るモード操作のための「見る」モードスライド部94cと、ファイル領域スライド部94aとフォルダ領域スライド部94dとに連結した横長のコピーモード操作のための「コピー」モードスライド部94dと、ファイル領域スライド部94aとフォルダ領域スライド部94dとに連結した横長の移動モード操作のための「移動」モードスライド部94eとから構成されている。
【0100】
いま、ファイル領域111での「ファイル5」アイコンをフォルダ領域112での「フォルダC」アイコンに移動させる場合を例にとると、図13(b)に示すように、指先101でモード操作部94のファイル領域スライド部94aに、図10(c)に示すように、タッチしてそのまま矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図12(b)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にファイル領域111内をカーソル116がスライドする。これにより、ファイル領域111内の任意のファイルアイコンを選択することができ、「ファイル5」アイコンを選択することができる。なお、ここでは、下方向に指先101をスライドされたものとしたが、上方向に指先101をスライドさせると、ファイル領域111内をカーソル116が上方向にスライドする。
【0101】
また、図13(c)に示すように、指先101でモード操作部94のファイル領域スライド部94aにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図12(c)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にフォルダ領域112内をカーソル117がスライドする。これにより、フォルダ領域112内の任意のフォルダアイコンを選択することができ、目的の「フォルダC」アイコンを選択できる。なお、ここでは、下方向に指先101をスライドされたものとしたが、上方向に指先101をスライドさせると、フォルダ領域112内をカーソル117が上方向にスライドする。
【0102】
しかる後、指先101でモード操作部94の「移動」モードスライド部94eにタッチし、タッチした状態で、図13(d)に示すように、矢印で示すファイル領域111側からフォルダ領域112側に指先101をスライドさせると、「ファイル5」アイコンが「移動」モードアイコン115を介してドラッグされことになり、図12(d)に示すように、「移動」モードアイコン115が枠状のカーソル118によってフォーカスされ、指先101が「移動」モードスライド部94eのフォルダ領域スライド部94b側に達すると、カーソル117によって選択された「フォルダC」アイコンに移動した「ファイル5」アイコン119が表示される。
【0103】
かかる状態で、図13(f)に示すように、「移動」モードスライド部94eから指先101を離すと、「ファイル5」アイコンが「フォルダC」アイコンにドロップされることになり、「ファイル5」アイコンの録画番組が「フォルダC」アイコンの外部接続装置に移動したことになる。この場合には、ファイル管理画面110Aでは、図12(f)に示すように、ファイル領域111で移動された「ファイル5」アイコンは削除され、「フォルダC」アイコンでの「ファイル5」アイコン119も消去され、「ファイル6」アイコン以降のファイルアイコンが、「ファイル5」アイコンが削除されたことによるスペースを埋めるように、詰めて表示される。また、「移動」モードアイコン115はフォーカスが解除され、「フォルダC」アイコンももとの表示状態に戻る。
【0104】
なお、ファイル管理画面110Aが図12(d)に示す状態となった直後の指先101が図13(d)に示す状態にあるとき、図13(e)に示すように、同じ「移動」モードスライド部94eに沿って指先101を上記とは逆方向にスライドさせると、図12(e)に示すように、「フォルダC」アイコンに移動した「ファイル5」アイコンはもとのファイル領域111に戻る。
【0105】
同様にして、モード操作部94の「コピー」モードスライド部94dで指先をスライドさせることにより、ファイル領域111での選択したファイルアイコンをフォルダ領域112での選択したフォルダにコピーすることができ、また、モード操作部94の「見る」モードスライド部94cで指先をスライドさせることにより、ファイル領域111での選択したファイルアイコンの録画番組を表示部64と音声出力部65(図9)とで再生表示させることができる。
【0106】
このように、この第4の実施形態では、ファイル管理画面111でのファイルアイコンやフォルダアイコン,操作モードアイコンの配列に対応したスライド部からなるリモコンでのスライド操作部のタッチ操作により、複数の操作モードを選択的に行なうことができ、どのスライド部を用いるかの判断が容易であって、手間のかからない操作が可能となる。
【0107】
図14は図9に示すTV受像機に用いられる本発明による画面表示方法の第5の実施形態を示す図であって、110Bはファイル管理画面、120は操作モード領域、121はカーソルであり、図12に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0108】
図15は図14でのファイル管理画面110Bに対するリモコン70のモード操作部94の操作状態を示す図であって、122aはファイル領域スライド部、122bはフォルダ領域スライド部、122cは操作モード領域スライド部、122dは操作モードアイコン選択スライド部である。
【0109】
この第5の実施形態でも、先の第4の実施形態と同様、TV受像機の装置本体60の記憶部63(図9)に記憶されている録画番組情報をファイルとして、TV受像機の装置本体60に接続される記憶機能を有する外部装置80(図9)をフォルダとして表わされるものであり、また、操作モードも先の第4の実施形態と同様である。
【0110】
また、リモコン70も、図13に示す第4の実施形態でのリモコン70と同様の構成をなすものであるが、モード選択部94の構造が異なるものである。即ち、図15(a)に示すように、ファイル領域111でのファイルを選択するための半円弧状のファイル領域スライド部122aと、フォルダ領域112でのフォルダアイコンを選択するための半円弧状のフォルダ領域スライド部122bと、横長の操作モード領域スライド部122cと、縦長の操作モードアイコン選択スライド部122dとを備え、2つの半円弧状のファイル領域スライド部122aとフォルダ領域スライド部122bとで円形状を形成し、かかる円形状内でフォルダ領域スライド部122bと操作モードアイコン選択スライド部122dとが交差するように設けられた構成をなしている。
【0111】
先の第4の実施形態と同様にして、図14(a)に示すファイル管理画面110Bが表示部64に表示される。このファイル管理画面110Bは、操作モードアイコン113〜115が配列される縦長の領域を操作モード領域120として、この操作モード領域120内の操作モードアイコン113〜115のいずれか1つが枠状のカーソル121によってフォーカス(選択)されている。これ以外は、先の第4の実施形態での図12に示すファイル管理画面110Aと同様である。ここで、このファイル管理画面110Bでは、カーソル116によって「ファイル4」アイコンが、カーソル117によって「フォルダB」アイコンが、カーソル121によって「コピー」モードアイコン114が夫々フォーカスされているものとする。
【0112】
図15(a)は図14(a)に示すようにファイル管理画面110Bが表示されてリモコン70のモード操作部94が操作されないときの状態を示すものであって、いま、図14(a)に示すファイル管理画面110Bのファイル領域111での「ファイル5」アイコンをフォルダ領域112での「フォルダC」アイコンに移動させる場合を例にとると、図15(b)に示すように、指先101でモード操作部94の右側半円弧部分であるフォルダ領域スライド部122bにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図14(b)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にフォルダ領域112内をカーソル117がスライドする。また、上方向に指先101をスライドさせると、フォルダ領域112内をカーソル117が上方向にスライドする。これにより、フォルダ領域112内の任意のフォルダアイコンを選択することができ、従って、目的の「フォルダC」アイコンを選択できる。
【0113】
次に、図15(c)に示すように、指先101でモード操作部94の左側半円弧部分であるファイル領域スライド部122aにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図14(c)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にファイル領域111内をカーソル116がスライドする。また、上方向に指先101をスライドさせると、ファイル領域111内をカーソル116が上方向にスライドする。これにより、ファイル領域111内の任意のファイルアイコンを選択することができ、従って、「ファイル5」アイコンを選択することができる。
【0114】
次に、図15(d)に示すように、指先101でモード操作部94の縦長の操作モードアイコン選択部122dにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図14(d)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向に操作モード領域120内をカーソル121がスライドする。また、上方向に指先101をスライドさせると、ファイル領域111内をカーソル116が上方向にスライドする。これにより、操作モード領域120内の任意の操作モードアイコンを選択することができ、目的の「移動」モードアイコンを選択できる。
【0115】
しかる後、指先101でモード操作部94の横長の操作モードスライド部122dにタッチし、タッチした状態で、図15(e)に示すように、矢印で右方向に指先101をスライドさせると、「ファイル5」アイコンがカーソル121で選択された「移動」モードアイコン115を介して「フォルダC」アイコンにドラッグされことになり、図14(e)に示すように、指先101がフォルダ領域スライド部122b側に達すると、カーソル117によって選択された「フォルダC」アイコンに移動した「ファイル5」アイコン120が表示される。
【0116】
かかる状態で、操作モードスライド部122dから指先101を離すと、「ファイル5」アイコンが「フォルダC」アイコンにドロップされることになり、「ファイル5」アイコンの録画番組が「フォルダC」アイコンのデバイスに移動したことになる。この場合には、ファイル管理画面110Bでは、図14(e)に示すように、ファイル領域111で移動された「ファイル5」アイコンは削除され、「フォルダC」アイコンでの「ファイル5」アイコン120も消去され、「ファイル6」アイコン以降のファイルアイコンが、「ファイル5」アイコンが除かれたことによるスペースを埋めるように、詰めて表示される。
【0117】
なお、ファイル管理画面110Bが図14(d)に示す状態となった直後の指先101が図15(e)に示す状態になったとき、同じ操作モード領域スライド部122cに沿って指先101を上記とは逆方向にスライドさせると、図14(d)に示す状態に戻り、「フォルダC」アイコンに移動した「ファイル5」アイコンはもとのファイル領域111に戻る。
【0118】
また、モード操作部94の操作モードアイコン選択スライド部122dを指先101でスライド操作して「コピー」モードアイコン114を選択して選択モードスライド部122cを指先101でスライド操作したときも、ファイル領域111での選択したファイルアイコンをフォルダ領域112での選択したフォルダにコピーすることができ、また、「見る」モードアイコン113を選択して選択モードスライド部122cを指先101でスライド操作したときも、ファイル領域111での選択したファイルアイコンの録画番組を表示部64と音声出力部65(図9)とで再生表示させることができる。
【0119】
このように、この第5の実施形態でも、先の第4の実施形態と同様の効果が得られる。
【0120】
ところで、図10,図11に示す構成のタッチパネル96を用いたモード操作部94としては、可能とする操作モードの種類などに応じて種々の形状のものとすることができる。
【0121】
図16はタッチパネル96を用いたモード操作部94の他の具体例を示す図であって、94fは「除去」モードスライド部、94gは連結スライド部、94hは「見る」モード操作部、94iは「コピー」モード操作部、94jは「移動」モード操作部、94kはファイルスクロール部、94lはフォルダスクロール部、94mはファイルアイコンスクロール部、94nはフォルダアイコンスクロール部、94stはストップ片である。
【0122】
図16(a)は操作モードとして、例えば、「見る」モードと1つの操作モードだけが実行可能な場合のモード操作部94であり、縦長のファイル領域スライド部94aと横長の「見る」モードスライド部94cとからなるものである。
【0123】
図16(b)は操作モードとして、「移動」モードあるいは「コピー」モードなどのフォルダへのドラッグ・アンド・ドロップ操作する操作モードが1つ実行可能な場合のモード操作部94であって、縦長のファイル領域スライド部94aとフォルダ領域スライドブ94b、横長の「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eとからなるものである。
【0124】
図16(c)は操作モードとして、「移動」モードと「コピー」モードといったフォルダへのドラッグ・アンド・ドロップ操作する操作モードが2つ実行可能な場合のモード操作部94であって、縦長のファイル領域スライド部94aとフォルダ領域スライドブ94b、横長の「コピー」モードスライド部94dと「移動」モードスライド部94eとからなるものである。
【0125】
図16(d)は操作モードとして、「除去」モードと「移動」モードあるいは「コピー」モードなどのフォルダへのドラッグ・アンド・ドロップ操作する1つの操作モードとが実行可能な場合のモード操作部94であって、縦長のファイル領域スライド部94aとフォルダ領域スライドブ94b、横長の「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eと、横長の途中で終わる「除去」モードスライド部94fとからなるものである。
【0126】
図16(e)は操作モードとして、「見る」モードと「コピー」モードあるいは「移動」モードなどのフォルダへのドラッグ・アンド・ドロップ操作する1つの操作モードとが実行可能な場合のモード操作部94であって、縦長のファイル領域スライド部94aと、このファイル領域スライド部94aと連結スライド部94gを介して連結された半円状の「見る」モード操作部94hと同じく「コピー」または「移動」モード操作部94iまたは94jとからなるものである。
【0127】
図16(f)は操作モードとして、「見る」モードと「コピー」モードと「移動」モードとの3つの操作モードとが実行可能な場合のモード操作部94であって、半円弧状のファイル領域スライド部122a,フォルダ領域スライド部94bと、半円状の「見る」モード操作部94h,「コピー」モード操作部94i,「移動」モード操作部94jとからなるものである。
【0128】
図16(g)は、図15に示すモード操作部94において、ファイル領域スライド部122a,フォルダ領域スライド部94bを操作モードアイコンスライド部122dに平行な縦長のスライド部としたものである。
【0129】
図16(h)は操作モードとして、「移動」モードあるいは「コピー」モードなどのフォルダへのドラッグ・アンド・ドロップ操作する操作モードが1つ実行可能な場合のモード操作部94であって、横長の「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eと、この「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eの一方の端部側のファイルアイコンスクロール部94kと、他方の端部側のフォルダアイコンスクロール部94lとからなるものである。ここで、ファイルアイコンスクロール部94kやフォルダアイコンスクロール部94lは、例えば、スクロールボタンである。
【0130】
図16(i)も操作モードとして、「移動」モードあるいは「コピー」モードなどのフォルダへのドラッグ・アンド・ドロップ操作する操作モードが1つ実行可能な場合のモード操作部94であって、横長の「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eと、この「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eの一方の端部側のリモコン70の表面から突出した半円板状のファイルアイコンスクロール部94mと、他方の端部側のリモコン70の表面から突出した半円板状のフォルダアイコンスクロール部94nとからなるものである。ここで、ファイルアイコンスクロール部94mやフォルダアイコンスクロール部94nは、例えば、スクロールホイールである。
【0131】
ところで、以上のようなモード操作部94において、操作モードを実行可能にしたり、実行できなくしたりしたい場合がある。図16(j)はそのための手段の一具体例を示す図であって、図16(b)に示すモード操作部94を例に示したものである。
【0132】
同図において、「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eにストップ片94stを設け、これを指先で押圧することにより、押圧する毎に突出したり、引っ込んだりすることができるようにしている。ストップ片94stが突出しているときには、「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eにタッチして指先をスライドさせるとき、このストップ片94stで指先が一瞬「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eから離れることにより、操作モードが解消されてできなくなり、ストップ片94stが引っ込んでいるときには、指先を「コピー」または「移動」モードスライド部94dまたは94eから離れることなくスライドさせることができ、これにより、操作モードが実行可能となる。
【0133】
図17は上記モード操作部94を備えたデバイスの具体例を概略的に示すものであって、同図(a)はTV受像機のリモコンを示し、同図(b)は携帯電話を示し、同図(c)は電子辞書などの携帯端末を示し、同図(d)はPCのキーボードを示し、同図(e)はカーナビゲーション操作を示すものである。このように、本発明による画面表示方法は、各種のデバイスに適用可能である。
【0134】
図18は図9に示すTV受像機に用いられる本発明による画面表示方法の第6の実施形態を示す図であって、110Cはファイル管理画面、123はカーソル、124は「ファイル4」アイコンであり、図12に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0135】
図19は図18でのファイル管理画面110Cに対するリモコン70のモード操作部94の操作状態を示す図であって、125aはファイル領域スライド部、125bはフォルダ領域スライド部、125cは操作モード領域スライド部、125dは操作モードアイコン選択スライド部である。
【0136】
この第6の実施形態でも、先の第4の実施形態と同様、TV受像機を例に説明すると、その装置本体60の記憶部63(図9)に記憶されている録画番組情報をファイルとして、TV受像機の装置本体60に接続される記憶機能を有する外部装置80(図9)をフォルダとして表わされるものであり、また、操作モードは、「コピー」モードと「移動」モードとの2つのモードを選択できるものとする。
【0137】
また、リモコン70も、図13に示す第4の実施形態でのリモコン70と同様の構成をなすものであるが、モード選択部94の構造が異なるものである。即ち、図19(a)に示すように、モード選択部94は、その左辺側にファイル領域111でのファイルを選択するための縦長状のファイル領域スライド部125aに区分され、右辺側にフォルダ領域112でのフォルダアイコンを選択するための半円弧状のフォルダ領域スライド部125bに区分され、これらファイル領域スライド部125aとフォルダ領域スライド部125bとの間の上辺側に、例えば、半円状の「コピー」モード領域スライド部125cが、同じく下辺部に、例えば、半円状の「移動」モード領域スライド部125dが夫々設けられている。これらスライド部125a〜125dは、例えば、点線の列で示すように、突起状の点列によって区画されている。
【0138】
先の第4の実施形態と同様にして、図18(a)に示すファイル管理画面110Cが表示部64に表示される。このファイル管理画面110Cは、ファイル領域111とフォルダ領域112との間の領域での上辺側に「コピー」モードアイコン114が設けられ、同じく下辺側に「移動」モードアイコン115が設けられており、これ以外は、先の第4の実施形態での図12に示すファイル管理画面110Aと同様である。ここで、このファイル管理画面110Cでは、カーソル116によって「ファイル3」アイコンが、カーソル117によって「フォルダB」アイコンが夫々フォーカス(選択)されているものとする。
【0139】
いま、図18(a)に示すファイル管理画面110Cのファイル領域111での「ファイル3」アイコンをフォルダ領域112での「フォルダB」アイコンに移動させる場合を例にとると、図19(b)に示すように、指先101でモード操作部94の左辺部のファイル領域スライド部125aにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図18(b)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にファイル領域111内をカーソル116がスライドする。また、上方向に指先101をスライドさせると、ファイル領域111内をカーソル116が上方向にスライドする。これにより、ファイル領域111内の任意のファイルアイコンを選択することができ、従って、目的の「ファイル4」アイコンを選択できる。
【0140】
次に、図19(c)に示すように、指先101でモード操作部94の右辺側のフォルダ領域スライド部125bにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図18(c)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にフォルダ領域112内をカーソル117がスライドする。また、上方向に指先101をスライドさせると、フォルダ領域112内をカーソル117が上方向にスライドする。これにより、ファイル領域112内の任意のフォルダアイコンを選択することができ、従って、「フォルダC」アイコンを選択することができる。
【0141】
次に、図19(d)に示すように、指先101でモード操作部94のファイル領域スライド部125aにタッチし、タッチした状態でモード操作部94上を「移動」モード領域スライド部125dを介して指先101をスライドさせると(このとき、指先101はファイル領域スライド部125aをそれに沿ってスライドするものではないので、上記の選択された「ファイル4」アイコンはそのまま選択された状態にある)、「ファイル4」が「移動」モード領域スライド部125dへドラッグされるのと同様となって、図18(d)に示すように、「移動」モードアイコン115が枠状のカーソル123によってフォーカスされる。そして、図19(d)において、さらに、指先101をモード操作部94のフォルダ領域スライド部125bにスライドして、図19(e)に示すように、指先101をフォルダ領域スライド部125bから離すと、図18(e)に示すように、選択された「フォルダC」に「ファイル4」アイコン124が付記されることになる。これにより、「ファイル4」アイコンが「フォルダC」アイコンにドラッグ・アンド・ドロップされて移動したことになる。なお、ここでは、ファイル領域スライド部125aから「移動」モード領域スライド部125dを介してフォルダ領域スライド部125bに指先101をスライドさせるようにしたが、「移動」モード領域スライド部125dを指先101でタッチするだけでも、かかるドラッグ・アンド・ドロップがなされるようにしてもよい。
【0142】
しかる後、リモコン70で決定操作をすると、あるいは所定時間が経過すると(図19(f)はかかる状態を示す)、「移動」モードが終了し、図18(f)に示すように、ファイル領域111での移動された「ファイル5」アイコンは削除され、「フォルダC」アイコンでの「ファイル4」アイコン124も消去され、「ファイル5」アイコン以降のファイルアイコンが、「ファイル4」アイコンが除かれたことによるスペースを埋めるように、詰めて表示される。
【0143】
なお、ファイル管理画面110Cが図18(e)に示す状態となった直後の指先101が図19(e)に示す状態になったとき、「フォルダC」アイコンから逆方向に「移動」モードアイコン115を介してファイル領域111に指先101をスライドさせると、図18(d)に示す状態から図18(c)に示す状態に戻り、「フォルダC」アイコンに移動した「ファイル4」アイコンはもとのファイル領域111に戻る。
【0144】
また、同様にして、モード操作部94のファイル領域スライド部125aの選択したファイルアイコンから指先101を「コピー」モードアイコン114を介してフォルダ領域スライド部125bの選択したファルダにスライドすることにより、このファイルアイコンをこのフォルダにコピーすることができる。
【0145】
このようにして、この第6の実施形態でも、先の第4の実施形態と同様の効果が得られる。
【0146】
図20は図9に示すTV受像機や図17に示す各種デバイスに用いられる本発明による画面表示方法の第7の実施形態を示す図であって、110Dはファイル管理画面、126はファイル指定領域カーソル、127はフォルダ指定領域カーソルであり、図14に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0147】
図21は図20でのファイル管理画面110Dに対するリモコン70とそのモード操作部94の操作状態を示す図であって、128a〜128cはファイルアイコン選択ボタン、129a〜129cはフォルダアイコン選択ボタンであり、図17に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0148】
この第7の実施形態でも、先の第4〜第6の実施形態と同様、TV受像機を例に説明すると、その装置本体60の記憶部63(図9)に記憶されている録画番組情報をファイルとして、TV受像機の装置本体60に接続される記憶機能を有する外部装置80(図9)をフォルダとして表わされるものであり、また、操作モードは、「コピー」モードと「移動」モードとの2つのモードを選択できるものとする。
【0149】
また、リモコン70も、図17に示す第6の実施形態でのリモコン70と同様の構成をなすものであるが、モード選択部94の構造が異なるものである。即ち、図21(a)に示すように、モード選択部94は、図17に示すリモコン70と同様、ファイル領域スライド部125aとフォルダ領域スライド部125bと「コピー」モード領域スライド部125cと「移動」モード領域スライド部125dとに区分されているが、ファイル領域スライド部125aにファイルアイコン選択ボタン128a〜128cが、フォルダ領域スライド部125bにフォルダアイコン選択ボタン129a〜129cが夫々設けられている。
【0150】
先の第4〜第6の実施形態と同様にして、図20(a)に示すファイル管理画面110Dが表示部64(図9)に表示される。このファイル管理画面110Dは、図18に示すファイル管理画面110Cと同様、ファイル領域111とフォルダ領域112と「コピー」モードアイコン114と「移動」モードアイコン115とが設けられているが、ファイル領域111には、複数のファイルアイコンを囲む枠状のファイル指定領域カーソル126が設けられ、フォルダ領域112にも、複数のフォルダアイコンを囲む枠状のフォルダ指定領域カーソル127が設けられている。
【0151】
ファイル指定領域カーソル126は、ファイル領域111でのファイルアイコンのうちの「コピー」モード操作や「移動」モード操作が可能なファイルアイコンを示すものであって、ファイル指定領域カーソル126内のファイルアイコンのみがかかるモード操作が可能である。ここで、ファイル指定領域カーソル126内のファイルアイコンは夫々図21(a)でのファイル領域スライド部125aのファイルアイコン選択ボタン128a〜128cに対応するものであり、ここでは、図20(a)に示すファイル管理画面110Dでは、ファイル指定領域カーソル126は3個のファイルアイコンを囲むものであって、「ファイル2」,「ファイル3」,「ファイル4」の各ファイルアイコンが囲まれているものとする。図21(a)に示すファイル領域スライド部125aのファイルアイコン選択ボタン128a,128b,128cは夫々、「ファイル2」アイコン,「ファイル3」アイコン,「ファイル4」アイコンに対応する。
【0152】
また、ファイル指定領域カーソル126内にないファイルアイコンについてモード操作をする場合には、後述するように、ファイル指定領域カーソル126をスライドさせてこのファイルアイコンが含まれるようにする。
【0153】
フォルダ指定領域カーソル127は、ファイル領域112でのフォルダアイコンのうちのファイルアイコンのコピーもしくは移動の行先となるフォルダアイコンを示すものであって、フォルダ指定領域カーソル127内のフォルダアイコンのみへのかかるモード操作が可能である。ここで、フォルダ指定領域カーソル127は、例えば、3個のフォルダアイコンを囲むものとする。図20(a)に示すファイル管理画面110Dでは、複数のフォルダが設定されているが、ここでは、「フォルダA」アイコン,「フォルダB」アイコン,「フォルダC」アイコンの3個のフォルダアイコンを示し、これら3個のフォルダアイコンがフォルダ指定領域カーソル127で囲まれているものとする。従って、これら以外のフォルダアイコンをコピーや移動の行先となるフォルダアイコンとする場合には、後述するように、フォルダ指定領域カーソル127をスライドさせてこのフォルダアイコンをフォルダ指定領域カーソル127内に含ませるようにする。
【0154】
いま、図20(a)に示すファイル管理画面110Dのファイル領域111での「ファイル5」アイコンをフォルダ領域112でのフォルダアイコンに移動させる場合を例にとると、図21(b)に示すように、指先101でファイル領域スライド部125aをタッチすることにより、図20(b)に示すように、タッチしたファイルアイコン選択ボタン128a〜128cのいずれか(ここでは、ファイルアイコン選択ボタン128aとする)に対応するファイルアイコン(ここでは、「ファイル3」アイコン)がカーソル116でフォーカスされる。
【0155】
そして、図21(b)に示すタッチ状態で、図21(c)に示すように、指先101をファイル領域スライド部125aで下方向にスライドすると、ファイル管理画面110Dでは、まず、ファイル領域111のファイル指定領域カーソル126内でカーソル116が下方にスライドし、このカーソル116がファイル指定領域カーソル126内の最も下側に位置するファイルカーソル(このときでは、「ファイル4」カーソル)に達するが、さらに、図21(c)に示すスライドが行なわれと、カーソル16とともにファイル指定領域カーソル126も下方にスライドし、ファイル指定領域カーソル126内に「ファイル5」カーソルが含まれるようになる。これにより、この「ファイル5」カーソルがモード操作の対象となる。
【0156】
なお、図21(c)で上方向に指先101をスライドさせると、ファイル領域111内をカーソル116が上方向にスライドし、このカーソル116がファイル指定領域カーソル126の最も上のファイルアイコンに達すると、ファイル指定領域カーソル126がカーソル116とともに上方向にスライドすることにより、ファイル指定領域カーソル126より上側にあったファイルアイコンがファイル指定領域カーソル126が入り込み、モード操作の対象となる。
【0157】
次に、図21(d)に示すように、指先101でモード操作部94の右辺側のフォルダ領域スライド部125bのフォルダアイコン選択ボタン129a〜129cのいずれか(ここでは、フォルダアイコン選択ボタン129cとする)にタッチすると、図20(d)に示すように、フォルダ領域112のフォルダ指定領域カーソル127内の該当する「フォルダc」アイコンがカーソル117でフォーカスされ、さらに、図21(d)で指先101をタッチしたまま矢印に示す上方向にスライドすると、図20(e)に示すように、フォルダ領域112のフォルダ指定領域カーソル127内でカーソル117が上方向に移動し、希望する「フォルダB」アイコンがカーソル117でフォーカスされる。
【0158】
フォルダ領域112でも、ファイル領域111と同様、図21に示すリモコン70のフォルダ領域スライド部125bでの指先101のスライド操作方向に応じて、フォルダアイコン、従って、フォルダ指定領域カーソル127を上方向もしくは下方向にスライドさせることができ、これにより、任意のフォルダアイコンをフォーカス(選択)することができる。
【0159】
なお、ファイル指定領域カーソル126がカーソル116やフォルダ指定領域カーソル127のカーソル117は、指先101をファイル指定領域カーソル126もしくはフォルダ指定領域カーソル127から離すと(タッチをやめると)、表示されなくなる。
【0160】
しかる後、「ファイル5」アイコンの「フォルダB」への「移動モード」を実行するために、図21(e)に示すように、指先101でモード操作部94のファイル領域スライド部125aでの移動モードの対象となる「ファイル5」アイコンに対応するファイルアイコン選択ボタン128cに指先101でタッチすると、図20(f)に示すように、ファイル指定領域カーソル126において、「ファイル5」アイコンがカーソル116でフォーカスされる。これにより、移動の対象のアイコンを確認できる。
【0161】
そして、図21(e)に示すように、指先101をタッチした状態でモード操作部94上を「移動」モード領域スライド部125dにスライドさせると(これにより、「ファイル5」をフォーカスしていたカーソル116は消える)、「ファイル4」アイコンが「移動」モード領域スライド部125dへドラッグされるのと同様となって、図20(f)に示すように、「移動」モードアイコン115が枠状のカーソル123によってフォーカスされる。
【0162】
そして、さらに、図21(d)において、指先101をモード操作部94のフォルダ領域スライド部125bの「フォルダB」アイコンに該当するフォルダアイコン選択ボタン129bにスライドさせると、図20(f)に示すように、この「フォルダB」アイコンがカーソル117でフォーカスされる。これにより、移動先のフォルダが正しく選択されたか否かを確認できる。間違ったにフォルダアイコン選択ボタンに指先101をスライドしたときには、タッチしたまま正しいフォルダアイコン選択ボタンに指先101をスライドさせればよい。
【0163】
かかる「移動」モードの操作がなされたときには、指先を移動先の「フォルダB」アイコンに対応するフォルダアイコン選択ボタン129bにタッチした状態にある限り、図20(f)に示すように、ファイル指定領域カーソル126で「移動」モードの対象しなった「ファイル5」アイコンがカーソル116によってフォーカスされ、このときの動作モードアイコンである「移動」モードアイコン115がカーソル123でフォーカスされ、「ファイル5」アイコンの移動先であるフォルダ指定領域カーソル127での移動先である「ファイルB」アイコンがカーソル117でフォーカスされており、この「移動」モードの指定されたファイルの流れを一目で確認できる。
【0164】
このように指先101をスライドさせることにより、「ファイル5」アイコンが「移動」モードアイコン115を介して「フォルダB」アイコンにドラッグ・アンド・ドロップされたことになるが、指先101を「移動」モードアイコン115にタッチさせるだけで、同様のドラッグ・アンド・ドロップが行なわれるようにしてもよい。
【0165】
しかる後、モード操作部94から指先101をはずすと、「移動」モードが終了し、図20(e)のカーソル117が消された表示状態のファイル管理画面110Dとなる。このファイル管理画面110Dでは、ファイル領域111での移動された「ファイル5」アイコンは削除され、「ファイル5」アイコン以降のファイルアイコンが、「ファイル5」アイコンが除かれたことによるスペースを埋めるように、詰めて表示される。
【0166】
なお、ファイル管理画面110Dが図20(f)に示す状態となった直後の指先101が、図21に示すリモコン70において、タッチした状態で「フォルダB」アイコンから外し、そして、モード操作部94からはずすと、これまでの「移動」モードの操作がキャンセルされ、「ファイル5」アイコンはもとのファイル領域111に残っていることになる。
【0167】
また、フォルダアイコンにファイルが登録されている場合、逆に、フォルダ領域スライド部127のフォルダアイコンから「移動」モードアイコン115を介してファイル領域スライド部126に指先101をスライドさせた場合には、このフォルダアイコンに登録されているファイルアイコンがファイル領域スライド部126に移動する。
【0168】
また、以上のことは、「コピー」モード操作についても同様である。
【0169】
このようにして、この第7の実施形態でも、先の第4〜第6の実施形態と同様の効果が得られる。
【0170】
図22は図9に示すTV受像機に用いられる本発明による画面表示方法の第8の実施形態を示す図であって、110Eはファイル管理画面、116a,116bはカーソルであり、図21に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0171】
図23は図22でのファイル管理画面110Eに対するリモコン70のモード操作部94の操作状態を示す図であり、図21に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0172】
この第8の実施形態でも、先の第4〜第7の実施形態と同様、TV受像機を例に説明すると、その装置本体60の記憶部63(図9)に記憶されている録画番組情報をファイルとして、TV受像機の装置本体60に接続される記憶機能を有する外部装置80(図9)をフォルダとして表わされるものであり、また、操作モードは、「コピー」モードと「移動」モードとの2つのモードを選択できるものとするが、複数のファイルアイコンのモード操作を同時に行なうことができるようにしたものである。
【0173】
この第8の実施形態でのリモコン70も、図21に示す第7の実施形態でのリモコン70と同様の構成をなすものであるが、モード選択部94におけるファイル領域スライド部125aのファイルアイコン選択ボタン128a〜128cやフォルダ領域スライド部125bのフォルダアイコン選択ボタン129a〜129cは、押し込むことによる決定機能も備えている。
【0174】
先の第4〜第7の実施形態と同様にして、図22(a)に示すファイル管理画面110Eが表示部64(図9)に表示される。このファイル管理画面110Eは、図20(a)に示すファイル管理画面110Dと同様であるので、重複する説明を省略する。
【0175】
いま、図22(a)に示すファイル管理画面110Eのファイル領域111での「ファイル2」アイコンと「ファイル4」アイコンをフォルダ領域112での移動させる場合を例にとってこの第8の実施形態でのモード操作について説明する。図20,図21に示した第7の実施形態の場合には、「ファイル2」アイコン,「ファイル4」アイコン毎に「移動」モードの操作を行なうものであるが、この第8の実施形態では、これら「ファイル2」アイコン及び「ファイル4」アイコンを同時にフォルダ領域112の所定のフォルダに移動させることができるものである。
【0176】
そこで、図23(a)に示すように、指先101でモード操作部94のファイル領域スライド部125aをタッチすると、図22(b)の全段階のファイル管理画面として、タッチしたファイルアイコン選択ボタン128a〜128cのいずれか(ここでは、ファイルアイコン選択ボタン128aとする)に対応するファイルアイコン(ここでは、「ファイル2」アイコン)がカーソル116でフォーカスされる。
【0177】
そして、図23(b)に示すタッチ状態で指先101をファイル領域スライド部125aで下方向にスライドすると、ファイル管理画面110Eでは、図22(b)に示すように、まず、ファイル領域111のファイル指定領域カーソル126内でカーソル116が下方にスライドし、さらに、このカーソル116とともにファイル指定領域カーソル126も下方にスライドし、ファイル指定領域カーソル126内に「ファイル2」アイコンから「ファイル4」アイコンまでが含まれるようにする。これにより、これら「ファイル2」アイコンと「ファイル4」カーソルとがモード操作の対象となる(図示しないが、図22(b)と図22(c)との間の状態)。
【0178】
そして、図23(c)に示すように、ファイルアイコン選択ボタン128aを押し込むようにして決定操作すると、図22(c)に示すように、ファイル管理画面110Eのファイル領域111において、「移動」モード操作の対象となる「ファイル2」アイコンがカーソル116aでフォーカスされ、これとともに、このカーソル116a内が白黒反転や特定の色の着色などにより、「ファイル2」アイコンが操作モードの対象アイコンであることが決定される。
【0179】
次に、指先101をモード操作部94でタッチしたままファイルアイコン選択ボタン128cまでスライドし、図23(d)に示すように、指先でこのファイルアイコン選択ボタン128cを押し込むようにして決定操作すると、図22(d)に示すように、ファイル管理画面110Eのファイル領域111において、「移動」モード操作の対象となる「ファイル4」アイコンがカーソル116bでフォーカスされ、これとともに、このカーソル116b内が白黒反転や特定の色の着色などにより、「ファイル4」アイコンが操作モードの対象アイコンであることが決定される。
【0180】
これにより、「ファイル2」アイコンと「ファイル4」アイコンとがモード操作の対象のアイコンとして決定されたことになる。このように決定操作された後では、指先101をモード操作部94から離しても、この決定はそのまま維持される。この決定を解除するためには、例えば、該当するファイルアイコン選択ボタンを再度決定操作することによって可能とすることができる。次に説明するフォルダアイコン選択ボタンについても同様である。
【0181】
次に、図23(e)に示すように、モード操作部94でのフォルダ領域スライド部での所定のフォルダアイコン選択ボタン、例えば、フォルダアイコン選択ボタン129bを押し込むようにして決定操作をすると、図22(e)に示すように、ファイル管理画面110Eのフォルダ領域スライド部127でのこのフォルダアイコン選択ボタン129bに該当する「フォルダB」アイコンがカーソル117によってフォーカスされ、これとともに、このカーソル117内が白黒反転や特定の色の着色などすることにより、「フォルダB」アイコンが操作モードでの対象フォルダであることが決定される。
【0182】
しかる後、図23(f)に示すように、ファイル領域スライド部125aに指先101でタッチし、指先101をタッチしたままモード操作部94上を「移動」モード領域スライド部125dを介してフォルダ領域スライド部125bにスライドさせると、図22(f)において、ファイル領域111のファイル指定領域カーソル126内での上記の決定された「ファイル2」アイコンと「ファイル4」アイコンとが同時に「移動」アイコン115を介してフォルダ領域112にドラッグされるのと同様となって、「移動」モードアイコン115が枠状のカーソル123によってフォーカスされ、カーソル123内が白黒反転や特定の色の着色などすることにより、「移動」モードが行なわれたことが表示される。この「移動」モードが行なわれると、図22(f)に示すように、ファイル指定領域カーソル126内で移動された「ファイル2」アイコンと「ファイル4」アイコンとが消去される。
【0183】
このように指先101をスライドさせることにより、「ファイル2」アイコンと「ファイル4」アイコンとが「移動」モードアイコン115を介して「フォルダB」アイコンにドラッグ・アンド・ドロップされたことになるが、指先101を「移動」モードアイコン115にタッチさせるだけで、同様のドラッグ・アンド・ドロップが行なわれるようにしてもよい。
【0184】
そして、図23(f)に示す状態でモード操作部94のフォルダ領域スライド部125bから指先101をはずすと、「移動」モードが終了し、図22(f)に示すファイル管理画面110Eにおいて、ファイル指定領域カーソル126内では、「ファイル2」アイコンと「ファイル4」アイコンとが消去されたことによるスペースが他のファイルアイコンによって詰められて3個のファイルアイコンが含まれた状態となり、「移動」モードアイコンがカーソル123が消去されてもとの表示状態となり、フォルダ指定領域カーソル127でのカーソル127が消去される。
【0185】
なお、ファイル管理画面110Eが図22(f)に示す状態となった直後の指先101が、図23(f)に示すリモコン70において、タッチしたままの状態で「移動」モードアイコン115に戻すと、これまでの「移動」モードの操作がキャンセルされ、「ファイル5」アイコンはもとのファイル領域111に残っていることになる。
【0186】
また、フォルダアイコンにファイルが登録されている場合、以上の操作とは逆に、フォルダ領域スライド部127のフォルダアイコンから「移動」モードアイコン115を介してファイル領域スライド部126に指先101をスライドさせた場合には、このフォルダアイコンに登録されているファイルアイコンがファイル領域スライド部126に移動する。
【0187】
また、以上のことは、「コピー」モード操作についても同様である。
【0188】
このようにして、この第8の実施形態でも、先の第4〜第7の実施形態と同様の効果が得られるとともに、複数のファイルをまとめて同時にフォルダに移動させることができる。
【0189】
図24は図9に示すTV受像機や図17に示す各種デバイスに用いられる本発明による画面表示方法の第9の実施形態を示す図であって、110Fはファイル管理画面、130,131はフォルダ領域、132はカーソルである。
【0190】
図25は図24でのファイル管理画面110Fに対するリモコン70とそのモード操作部94の操作状態を示す図であって、94yはフォルダ選択スライド部、94xは次階層選択スライド部であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0191】
この第9の実施形態は、先の実施形態と同様、TV受像機を例に説明すると、その装置本体60の記憶部63(図9)に記憶されている録画番組情報をファイルとし、各ファイルが各フォルダに格納されているものであるが、かかるファルダは階層構造をなしており、所望の階層のフォルダを選択してそのファイルを開くことができるようにしたものである。
【0192】
また、リモコン70は、先の各実施形態でのリモコン70と同様の構成をなすものであるが、モード選択部94の構造が異なるものである。即ち、図25(a)に示すように、モード選択部94は、フォルダを選択するためのフォルダ選択スライド部94yと次の階層のフォルダを指定するための次階層選択スライド部94xとからなっている。
【0193】
先の各実施形態と同様にして、図24(a)に示すファイル管理画面110Fが表示部64に表示される。このファイル管理画面110Fは、最上位の階層のフォルダのフォルダアイコン(ここでは、「フォルダA」,「フォルダB」,「フォルダC」アイコンとしている)が縦方向に配列して表示されるフォルダ領域130が表示され、そのうちの1つのフォルダアイコン(ここでは、「ファイルA」アイコン)が枠状のフォーカス132によってフォーカス(選択)されている。
【0194】
いま、図24(a)に示すフォルダ領域130での「フォルダB」アイコンの下位階層のフォルダのファイルを開く場合を例にとると、図25(b)に示すように、指先101でモード操作部94のフォルダ選択スライド部94yにタッチし、タッチした状態で矢印で示す下方向に指先101をスライドさせると、図24(b)に示すように、指先101のスライド方向と同じ下方向にフォルダ領域130内をカーソル132がスライドする。また、上方向に指先101をスライドさせると、フォルダ領域130内をカーソル132が上方向にスライドする。これにより、フォルダ領域130内の任意のフォルダアイコンを選択することができ、従って、目的の「フォルダB」アイコンを選択できる。
【0195】
次に、図25(c)に示すように、指先101でモード操作部94の次階層選択スライド部94xの左端部、即ち、フォルダ選択スライド部94y側にタッチし、タッチした状態で矢印で示す右方向に指先101をスライドさせると、図24(c)に示すように、目的の「フォルダB」アイコンの1つ下位の階層のフォルダアイコンが縦方向に配列されてなるフォルダ領域131が表示される。
【0196】
この下位階層のフォルダ領域131では、例えば、「フォルダB1」アイコン,「フォルダB2」アイコン,「フォルダB3」アイコンの3つのフォルダアイコンが表示されており、そのうちの1つ、例えば、「フォルダB1」アイコンがカーソル133によってフォーカス(選択)されている。このように下位階層のフォルダ領域131が表示されると、リモコン70のモード操作部94はこのフォルダ領域131に対して有効であり、モード操作部94で上記の動作を行なうと、さらに、フォルダ領域131で選択されているフォルダアイコン(例えば、「フォルダB1」)の階層が1つ下位のフォルダアイコンからなるフォルダ領域が表示される。この表示されたフォルダ領域、即ち、指定された最下位の階層のフォルダ領域に対してリモコン70のモード操作部94が有効である。
【0197】
また、図24(c)で示すファイル管理画面110Fにおいて、選択されている「フォルダB1」アイコンのフォルダにファイルが登録されているときには、図25(c)に示すようにスライド操作を行なうと、ファイル管理画面110Fには、この選択されている「フォルダB1」アイコンのフォルダに登録されているファイルのファイルアイコンが展開表示される。そして、そのうちの1つをモード操作部94のフォルダ選択スライド部94yをスライド操作して選択し、次階層選択スライド部94xの右端部を指先101で押し込む操作をすると、選択されたファイルアイコンのファイルが開かれる。
【0198】
また、例えば、ファイル管理画面110Fが図24(c)に示す表示状態で、図25(d)に示すように、次階層選択スライド部94xの右端部を指先101でタッチし、そのまま右方向、即ち、フォルダ選択スライド部94y側にスライドすると、ファイル管理画面110Fは図24(c)に示す表示状態から図24(d)に示す状態に移り、階層が1つ上位のフォルダアイコンからなるフォルダ領域130に表示が移ることになる。
【0199】
このように、この第9の実施形態では、モード操作部94をスライド操作するという簡単な方法でもって所望階層のフォルダを検索することができ、そのフォルダのファイルを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0200】
【図1】本発明による画面表示方法を用いる装置の一例としてのPCのシステム構成を概略的に示すブロック図でである。
【図2】本発明による画面表示方法の第1の実施形態による図1における記憶部に記憶されているファイルをコピー操作するときのファイル管理画面を示すものである。
【図3】本発明による画面表示方法の第1の実施形態による図1における記憶部に記憶されているファイルを移動操作するときのファイル管理画面を示すものである。
【図4】本発明による画面表示方法の第1の実施形態によるフォルダに格納したファイルを図1における記憶部に戻すアンドゥ操作をするときのファイル管理画面を示すものである。
【図5】本発明による画面表示方法の第1の実施形態によるフォルダに格納されているファイルを記憶部4に移動させるアンドゥ操作をするときのファイル管理画面を示すものである。
【図6】本発明による画面表示方法の第1の実施形態による図1における表示部に表示される管理ファイル画面の他の具体例を示す図である。
【図7】本発明による画面表示方法の第2の実施形態を示す図である。
【図8】本発明による画面表示方法の第3の実施形態を示す図である。
【図9】本発明による画面表示方法を用いたTV受像機の構成を示すブロック図である。
【図10】図9におけるリモコンの一具体例を示す図である。
【図11】図9におけるリモコン70の他の具体例を示す断面図である。
【図12】図9に示すTV受像機に用いられる本発明による画面表示方法の第4の実施形態を示す図である。
【図13】図12でのファイル管理画面に対するリモコンとそのモード操作部の操作状態を示す図である。
【図14】図9に示すTV受像機に用いられる本発明による画面表示方法の第5の実施形態を示す図である。
【図15】図14でのファイル管理画面に対するリモコンとそのモード操作部の操作状態を示す図である。
【図16】タッチパネルを用いたモード操作部の他の具体例を示す図である。
【図17】モード操作部を備えたデバイスの具体例を概略的に示すものである。
【図18】図9に示すTV受像機や図17に示す各種デバイスに用いられる本発明による画面表示方法の第6の実施形態を示す図である。
【図19】図16でのファイル管理画面に対するリモコンとそのモード操作部の操作状態を示す図である。
【図20】図9に示すTV受像機や図17に示す各種デバイスに用いられる本発明による画面表示方法の第7の実施形態を示す図である。
【図21】図20でのファイル管理画面に対するリモコンとそのモード操作部の操作状態を示す図である。
【図22】図9に示すTV受像機や図17に示す各種デバイスに用いられる本発明による画面表示方法の第8の実施形態を示す図である。
【図23】図22でのファイル管理画面に対するリモコンとそのモード操作部の操作状態を示す図である。
【図24】図9に示すTV受像機や図17に示す各種デバイスに用いられる本発明による画面表示方法の第9の実施形態を示す図である。
【図25】図24でのファイル管理画面に対するリモコンとそのモード操作部の操作状態を示す図である。
【符号の説明】
【0201】
1 PCの装置本体
2 制御部
3 入力部
4 記憶部
5 表示部
6 音声出力部
20 ファイル管理画面
21 ファイル領域
21a,21b,21c ファイル
22 フォルダ領域
22a,22b フォルダ
23 「コピー」モードアイコン
24 「移動」モードアイコン
25 文字「コピー」
26 文字「移動」
27 カーソル
28 「アンドゥ」モードアイコン
29 ウィンドウ
30 ファンクションバー
31 「コピー」モードバー
32 「移動」モードバー
33 登録マーク
40 情報管理画面
41a〜41b 記録情報のアイコン
42 「見る」モードアイコン
43 「保存する」モードアイコン
44 「聞く」モードアイコン
45 音声再生装置のアイコン
46,47 TV受像機のアイコン
60 TV受像機の装置本体
61 制御部
62 赤外線受光部
63 記憶部
64 表示部
65 音声出力部
66 チューナ部
67 接続部
68 アンテナ
70 リモコン
71 記憶部
72 制御部
73 赤外線発行部
74 入力部
80 付帯装置
81 制御部
82 入力部
83 記憶部
84 表示部
85 音声出力部
86 接続部
90 筐体
91 電源キー
92 放送方式選択キー
93 数値キー
94 モード操作部
94a ファイル領域スライド部
94b フォルダ領域スライド部
94c 「見る」モードスライド部
94d 「コピー」モードスライド部
94e 「移動」モードスライド部
94f 「除去」モードスライド部
94g 連結スライド部
94h 「見る」モード操作部
94i 「コピー」モード操作部
94j 「移動」モード操作部
94k ファイルスクロール部
94l フォルダスクロール部
94m フォルダアイコンスクロール部
94n フォルダアイコンスクロール部
94st ストップ片
94y フォルダ選択スライド部
94x 次階層選択スライド部
95 開口部
96 タッチパネル
97 センサ
98 パネル基板
99 メイン基板
100 赤外線LED
101 指先
102 スイッチ
110A〜110F ファイル管理画面
111 ファイル領域
112 フォルダ領域
113 「見る」モードアイコン
114 「コピー」モードアイコン
115 「移動」モードアイコン
116,116a,116b,117 カーソル
118 アイコン
119 「ファイル5」アイコン
120 操作モード領域
121 カーソル
122a ファイル領域スライド部
122b フォルダ領域スライド部
122c 操作モード領域スライド部
122d 操作モードアイコン選択スライド部
123 カーソル
124 「ファイル4」アイコン
125a ファイル領域スライド部
125b フォルダ領域スライド部
125c 操作モード領域スライド部
125d 操作モードアイコン選択スライド部
126 ファイル指定領域カーソル
127 フォルダ指定領域カーソル
128a〜128c ファイルアイコン選択ボタン
129a〜129c フォルダアイコン選択ボタン
130,131 フォルダ領域
132 カーソル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部に画面を表示し、該画面上で操作ができるようにした画面表示方法において、
該画面上に、1以上のファイルアイコンと、所定の機能モードを実行させるための1以上の機能モードアイコンと、該ファイルアイコンのファイルに対する該所定の機能モードを実行させるエリアを示す1以上の実行機能エリアと、該ファイルアイコンをスライドさせるための手段とが表示され、
該ファイルアイコンの1つを指定して該画面上をスライドさせ、該機能モードアイコンのうちの所望とする機能モードアイコンを通過させ、該機能実行エリアのうちの所望とする機能実行エリアに移動させることにより、該指定されたファイルアイコンのファイルに対して、該所望とする機能モードアイコンに対する機能モードを該所望とする機能実行エリアで実行させることを特徴とする画面表示方法。
【請求項2】
請求項1において、
前記機能実行エリアは、フォルダアイコンとして表示され、
前記機能モードアイコンは、前記ファイルアイコンに対するファイルを該フォルダアイコンに対するフォルダにコピーする機能モードの「コピー」モードアイコンと、前記ファイルアイコンに対するファイルを該フォルダアイコンに対するフォルダに移動させる機能モードの「移動」モードアイコンとであって、
前記指定したファイルアイコンを該「コピー」モードアイコンもしくは該「移動」モードアイコンを通過させて指定した該フォルダアイコンにスライドさせることにより、前記指定したファイルアイコンに対するファイルを指定した該フォルダアイコンに対するフォルダにコピーまたは移動させることを特徴とする画面表示方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記画面に、前記機能モードアイコンとして、「アンドゥ」モードアイコンを表示し、
前記フォルダアイコンを指定して画面上をスライドさせ、該「アンドゥ」モードアイコンを通過させることにより、該指定されたフォルダアイコンに対するフォルダでのファイルを前記画面上に表示させることを特徴とする画面表示方法。
【請求項4】
表示部に画面を表示し、該画面上で操作ができるようにした画面表示方法において、
該画面上に1以上のファイルアイコンとウィンドウと該ファイルアイコンをスライドさせるための手段を表示し、
該ファイルアイコンの1つを指定し、該画面上を該ウィンドウまでスライドさせることにより、指定された該ファイルアイコンに対するファイルを該ウィンドウに登録することを特徴とする画面表示方法。
【請求項5】
請求項1において、
前記ファイルアイコンは、映像もしくは音声の情報のアイコンであって、
前記機能モードアイコンは、該映像情報を再生表示する「見る」モードアイコンと、該音声情報を再生する「聞く」モードアイコンと、映像もしくは音声の情報を外部装値に保存する「保存する」モードアイコンであり、
前記画面上に、該映像もしくは音声の情報を該機能モードアイコンで指定される機能モードを実行するデバイスのアイコンを表示し、指定された該映像もしくは音声の情報のアイコンが通過することによって指定される前記機能モードアイコンに応じて、指定された該映像もしくは音声の情報のアイコンに対する情報を指定された該デバイスが指定された前記機能モードアイコンに対する機能モードを実行することを特徴とする画面表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2008−90362(P2008−90362A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−267356(P2006−267356)
【出願日】平成18年9月29日(2006.9.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】