説明

画面設計評価装置、画面設計評価方法及びプログラム

【課題】利用者が実際に画面を使用したときの使いやすさを考慮した画面の評価を容易に行うことができる。
【解決手段】画面設計評価装置1は、各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部16と、前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部17と、前記画面上に配置された部品が、評価ルール定義部17に記憶されるルールに合致するか否かを判定する画面情報評価処理部12とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面設計を補助するための画面設計評価装置、画面設計評価方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、使いやすいGUI(Graphical User Interface)のデザイン及び設計のために、次のような発明が提案されていた。
特許文献1に記載された発明では、GUIビルダを用いてレイアウト設計を行なうにあたり、各GUI部品が、所定の制約(使いやすさや表示形式といったガイドライン)に沿っているか否かを判定するとともに、GUIビルダを起動する度に更新された制約が無いかチェックする。また、引用文献2に記載された発明では、GUI画面の編集をおこなうにあたり、各GUI部品と、部品に対応付けるイベントが所定の制約条件を満たしているかをチェックし、満たしていないと判断されたときは、そのイベントに対応するユーザ入力を拒否する。
【0003】
また、引用文献3に記載された発明は、GUIを備えるソフトウェアの操作性を評価する評価システムであって、ソフトウェアのGUIの設計内容を解析し、GUI設計スコアを算出し、さらに、ソフトウェアの操作履歴を元に、操作履歴スコアを算出し、総合的な操作性の評価をおこなう。また、引用文献4に記載された発明では、GUIデザインにおいて、少なくとも一つのルール、評価GUI定義、パラメータ計算式の組み合わせをGUIガイドラインルールとして記憶しておき、評価用のGUIを操作した結果から、当該ルールに対応するパラメータを算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2998652号公報
【特許文献2】特公平7−56628号公報
【特許文献3】特開2002−123409号公報
【特許文献4】特開2009−104313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の技術では、例えば、名前を入力する部品は「テキストボックス」が使いやすく、性別を入力する部品は「ラジオボタン」が使いやすい等、各部品が実際に使用される用途に応じた使いやすさを評価することができない、という問題がある。また、特許文献3及び4に記載の技術では、GUIを実際に操作してテストを行わなければならず、評価に手間及び時間が掛かる、という問題がある。
すなわち、単に一画面の部品として評価するのではなく、その表示・入力にかかる部品としての意味を踏まえたうえで、使いやすさを判断し、妥当な画面のデザインを決定することが求められる。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者が実際に画面を使用したときの使いやすさを考慮した画面の評価を容易に行うことができる画面設計評価装置、画面設計評価方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定する画面情報評価処理部と、を備えることを特徴とする画面設計評価装置である。
【0008】
この発明によれば、各部品に付与された意味情報に基づき評価を行うので、実際に画面を操作することなく、利用者が実際に画面を使用したときの使いやすさを考慮した画面の評価を容易に行うことができる。
【0009】
また、本発明の一態様は、上記の画面設計評価装置において、前記各画面の画面遷移を記憶する画面遷移情報記憶部を備え、前記評価ルール定義部は、遷移元と遷移先との関係にある複数の画面に対する部品のルールを記憶し、前記画面情報評価処理部は、前記画面遷移情報記憶部から遷移元と遷移先との関係にある複数の画面を特定し、当該特定した複数の画面に対して部品が前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、各画面の画面遷移を記憶しているため、単一画面だけではなく、遷移元と遷移先の関係にある複数の画面間の評価を行うことができる。
【0011】
また、本発明の一態様は、上記の画面設計評価装置において、前記評価ルール定義部は、画面の用途を示す画面種別の遷移を規定するルールを記憶し、前記画面遷移情報記憶部は、前記各画面の画面種別を記憶し、前記画面情報評価処理部は、前記画面遷移情報記憶部に記憶される画面遷移が、前記評価ルール定義部に記憶される画面種別の遷移に合致するか否かを判定することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、各画面の画面種別を記憶し、画面種別の遷移を規定したルールに基づく評価をするため、画面遷移を評価することができる。
【0013】
また、本発明の一態様は、上記の画面設計評価装置において、前記画面の利用者又は前記画面を利用する業務の特性を特定する適用条件を入力する入力部を備え、前記評価ルール定義部は、各ルールに対応する適用条件を記憶し、前記画面情報評価処理部は、前記入力部に入力された適用条件に対応するルールに基づき判定することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、各ルールに適用条件を対応付けているため、画面の利用者や画面を利用する業務の特性に応じた画面の評価を行うことができる。
【0015】
また、本発明の一態様は、各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、を備える画面評価装置の画面情報評価処理部が、前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定するステップを有することを特徴とする画面設計評価方法である。
【0016】
また、本発明の一態様は、各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、を備えるコンピュータに、前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定するステップを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、各部品に付与された意味情報に基づき評価を行うので、実際に画面を操作することなく、利用者が実際に画面を使用したときの使いやすさを考慮した画面の評価を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態による画面設計評価システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態によるテンプレート記憶部が記憶するテンプレート管理テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図3】本実施形態によるテンプレート記憶部が記憶する画面遷移テンプレートテーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図4】本実施形態によるテンプレート記憶部が記憶する部品テンプレートテーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図5】本実施形態による画面遷移情報記憶部が記憶する画面遷移情報テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図6】本実施形態による画面内情報記憶部が記憶する画面内情報テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図7】本実施形態による評価ルール定義部が記憶する評価ルールテーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図8】本実施形態による結果記憶部が記憶する結果テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。
【図9】本実施形態による画面設計処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態による画面編集処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態によるページの設置及びページの意味づけを説明するためのイメージ図である。
【図12】本実施形態による部品の設置及び部品の意味づけを説明するためのイメージ図である。
【図13】画面情報編集処理部により生成された画面の一例を示すイメージ図である。
【図14】本実施形態による画面情報評価処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】本実施形態による画面間評価の一例を説明するためのイメージ図である。
【図16】本実施形態による画面間評価の他の一例を説明するためのイメージ図である。
【図17】本実施形態による画面間評価の他の一例を説明するためのイメージ図である。
【図18】本実施形態による結果出力処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】本実施形態による結果表示画面の一例を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態による画面設計評価システムの構成を示すブロック図である。
画面設計評価システムは、画面設計評価装置1と、画面設計用端末2と、評価用端末3とを含んで構成される。画面設計用端末2は、GUIの画面を生成するための端末装置である。画面設計評価装置1は、生成された画面の評価を行うサーバ装置である。評価用端末3は、画面設計評価装置1による画面の評価結果を表示するための端末装置である。なお、画面設計用端末2及び評価用端末3は同一の端末装置であってもよい。
【0020】
画面設計評価装置1は、画面情報編集処理部11と、画面情報評価処理部12と、結果表示処理部13と、テンプレート記憶部14と、画面遷移情報記憶部15と、画面内情報記憶部16と、評価ルール定義部17と、結果記憶部18とを含んで構成される。
画面情報編集処理部11は、画面を編集するための編集画面を画面設計用端末2の表示部22に表示する。そして、画面情報編集処理部11は、編集画面において画面設計用端末2の入力部21から入力された内容に基づき、画面を編集し、その編集結果を画面遷移情報記憶部15及び画面内情報記憶部16に書き込む。
【0021】
画面情報評価処理部12は、評価用端末3の入力部31から入力された適用条件に基づき、評価ルール定義部17に記憶されているルールを読み出す。適用条件とは、画面の利用者又は画面を利用する業務の特性を特定する条件である。そして、画面情報評価処理部12は、読み出したルールに基づいて、画面情報編集処理部11により生成された画面を評価する。例えば、画面情報評価処理部12は、画面上に配置された部品が、評価ルール定義部17に記憶されるルールに合致するか否かを判定する。或いは、画面情報評価処理部12は、画面遷移情報記憶部15から遷移元と遷移先との関係にある複数の画面を特定し、当該特定した複数の画面に対して部品が評価ルール定義部17に記憶されるルールに合致するか否かを判定する。或いは、画面情報評価処理部12は、画面遷移情報記憶部15に記憶される画面遷移が、評価ルール定義部17に記憶される画面種別の遷移に合致するか否かを判定する。
結果表示処理部13は、画面情報評価処理部12による評価結果を評価用端末3の表示部32に表示する。
【0022】
テンプレート記憶部14は、よく用いられる画面のテンプレートを示すテンプレート管理テーブルと、テンプレートの画面の遷移を示す画面遷移テンプレートテーブルと、テンプレートの画面内に配置される部品を示す部品テンプレートテーブルとを記憶する。テンプレート管理テーブルと、画面遷移テンプレートテーブルと、部品テンプレートテーブルとの詳細は後述する。
【0023】
画面遷移情報記憶部15は、画面情報編集処理部11により生成された画面の流れを示す画面遷移と画面の用途を示す画面種別とを示す画面遷移情報テーブルを記憶する。画面遷移情報テーブルの詳細は後述する。画面内情報記憶部16は、画面情報編集処理部11により生成された画面内に配置される部品の部品情報を示す画面内情報テーブルを記憶する。部品情報とは、部品に関する情報であり、部品の用途を示す意味情報を含む。画面内情報テーブルの詳細は後述する。
【0024】
評価ルール定義部17は、画面情報編集処理部11により生成された画面の評価を行うためのルールを示す評価ルールテーブルを記憶する。評価ルール定義部17は、意味情報に応じた各部品のルール、遷移元と遷移先との関係にある複数の画面に対する部品のルール、画面種別の遷移を規定するルール等を記憶する。評価ルールテーブルの詳細は後述する。結果記憶部18は、画面情報評価処理部12による評価結果を示す結果テーブルを業務毎に記憶する。結果テーブルの詳細は後述する。
【0025】
画面設計用端末2は、入力部21と、表示部22とを含んで構成される。表示部22は、画面設計評価装置1の画面情報編集処理部11から受信した編集画面を表示する。入力部21は、表示部22により表示される編集画面において、画面の設置を行うとともに、各画面上に部品を配置して位置及び大きさを決定し、当該部品の属性情報(例えば、選択肢の一覧や、色、またはボタンに対して表示する文字、画像等)および、その部品の意味情報を付加しつつ画面のデザインを行う。また、入力部21は、画面間の遷移情報を付加し、画面の流れを定義する。
【0026】
評価用端末3は、入力部31と、表示部32とを含んで構成される。入力部31は、適用条件の入力を受け付ける。表示部32は、入力部31に入力された適用条件に基づく画面情報評価処理部12の結果を受けた結果表示処理部13による画面の評価結果を表示する。
【0027】
次に、各種テーブルについて説明する。
図2は、本実施形態によるテンプレート記憶部14が記憶するテンプレート管理テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、テンプレート管理テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、テンプレート名と、テンプレートを識別するテンプレートID(Identifier)と、利用者特性と、システム特性の各項目の列を有している。このテーブルの各行はテンプレートID毎に存在する。利用者特性は、例えば、子供、お年寄り、専門家、一般ユーザ、オペレータ等、画面の利用者の特性である。なお、この利用者特性は、利用者のコンピュータに対する熟練度や、視力等の身体的ハンディキャップ等に基づく区分等を用いてもよい。システム特性は、画面を用いる業務(システム)の特性であり、例えば、処理効率や入力の正確性等である。
図示する例では、テンプレートID「T001」に対応するテンプレート名は「tmp01」であり、利用者特性は「一般ユーザ」であり、システム特性は「入力の正確性」である。
【0028】
図3は、本実施形態によるテンプレート記憶部14が記憶する画面遷移テンプレートテーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、画面遷移テンプレートテーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、テンプレートIDと、業務種別と、画面を一意に識別する画面IDと、画面種別と、次画面情報との各項目の列を有している。このテーブルの各行は、テンプレートIDと画面IDとの組毎に存在する。ここで、1つのテンプレートIDに対し1又は複数の画面IDが対応付けられる。つまり、テンプレートは画面の集合である。業務種別は、例えば、顧客情報入力業務、顧客情報更新業務、顧客情報削除業務、検索業務、参照業務等、テンプレートIDに対応する画面を用いる業務の種別である。業務は、画面を用いた一連の処理である。画面種別は、例えば、メニュー、入力、確認、結果、検索等、各画面の用途を示す。次画面情報は、遷移先の画面を示し、画面IDの集合である。次画面情報には複数の画面IDが設定可能である。
【0029】
図示する例では、テンプレートID「T001」と画面ID「0001」との組に対応する業務種別は「顧客情報入力業務」であり、画面種別は「メニュー」であり、次画面情報は「0002,0003」である。つまり、画面ID「0001」からは画面ID「0002」又は画面ID「0003」に遷移する。テンプレートID「T001」と画面ID「0002」との組に対応する業務種別は「顧客情報入力業務」であり、画面種別は「入力」であり、次画面情報は「0001,0003」である。つまり、画面ID「0002」からは画面ID「0001」又は画面ID「0003」に遷移する。また、テンプレートID「T001」と画面ID「0003」との組に対応する業務種別は「顧客情報入力業務」であり、画面種別は「確認」であり、次画面情報は「0001」である。つまり、画面ID「0003」からは画面ID「0001」に遷移する。
【0030】
図4は、本実施形態によるテンプレート記憶部14が記憶する部品テンプレートテーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、部品テンプレートテーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、テンプレートIDと、業務種別と、部品種別と、意味情報と、属性情報との各項目の列を有している。このテーブルの各行は、テンプレートIDと部品種別と意味情報との組毎に存在する。部品種別は、テキストボックス、遷移、プルダウンメニュー、組合せ等、画面に配置される部品の種別である。部品種別「組合せ」は、部品を組合せた(ある部品が他の部品に従属する)ものであり、例えば、日付入力のテキストボックスとカレンダコントロールを組合せたもの等がある。部品種別「組合せ」の場合には、組み合わせた部品の情報も併せて部品種別に設定される。意味情報は、各部品に付与される意味であり、各部品の用途を示す。属性情報は、例えば、部品の選択肢の一覧、部品の色、または部品に対して表示する文字や画像等、各部品に関する情報である。
【0031】
同図に示す最初のレコードでは、テンプレートID「T001」(業務種別「顧客情報入力業務」)に対応する画面には、意味情報が「氏名」である部品種別「テキストボックス」が配置されることを示している。また、その次のレコードでは、テンプレートID「T001」(業務種別「顧客情報入力業務」)に対応する画面には、意味情報が「性別選択」である部品種別「ラジオボタン」が配置されることを示している。また、その次のレコードでは、テンプレートID「T001」(業務種別「顧客情報入力業務」)に対応する画面には、意味情報が「郵便番号検索」である部品種別「遷移」が配置されることを示している。また、その次のレコードでは、テンプレートID「T001」(業務種別「顧客情報入力業務」)に対応する画面には、意味情報が「都道府県選択」である部品種別「プルダウンメニュー」が配置されることを示している。また、この意味情報が「都道府県選択」である部品種別「プルダウンメニュー」には、属性情報「都道府県情報(北海道:青森県:…:沖縄県)」が予め選択肢の一覧として付与されている。
【0032】
図5は、本実施形態による画面遷移情報記憶部15が記憶する画面遷移情報テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、画面遷移情報テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、各業務を識別する業務IDと、業務種別と、画面IDと、画面種別と、次画面情報との各項目の列を有している。このテーブルの各行は、業務IDと画面IDとの組毎に存在する。ここで、1つの業務に対して、1又は複数の画面が対応付けられる。つまり、業務は画面の集合であり、画面情報編集処理部11は、業務単位で1又は複数の画面を生成する。
【0033】
同図に示す最初のレコードでは、業務ID「G001」(業務種別「顧客情報入力業務」)と画面ID「0002」とに対応する画面種別は「入力」であり、次画面情報は「0003」であることを示している。つまり、この画面ID「0002」からは画面ID「0003」に遷移する。また、この次のレコードでは、業務ID「G001」(業務種別「顧客情報入力業務」)と画面ID「0003」とに対応する画面種別は「確認」であり、次画面情報は「0004」であることを示している。つまり、この画面ID「0003」からは画面ID「0004」に遷移する。また、この次のレコードでは、業務ID「G001」(業務種別「顧客情報入力業務」)と画面ID「0004」とに対応する画面種別は「確認」であり、次画面情報は「0000」であることを示している。つまり、この画面ID「0004」からは画面ID「0000」に遷移する。
【0034】
図6は、本実施形態による画面内情報記憶部15が記憶する画面内情報テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、画面内情報テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、部品情報として、画面IDと、部品を識別する部品IDと、部品種別と、意味情報と、位置・大きさと、属性情報と、遷移情報との各項目の列を有している。このテーブルの各行は、画面IDと部品IDとの組毎に存在する。位置・大きさは、各部品の座標値(x座標値:y座標値)と大きさ(高さ,幅)である。遷移情報は、部品に何らかの操作(例えば、押下)がされた場合に、遷移する画面の画面IDである。なお、遷移情報「−」は、遷移先がないことを示す。
【0035】
同図に示す最初のレコードでは、画面ID「0002」に配置される部品ID「001」の部品種別は「テキストボックス」であり、意味情報は「氏名」であり、位置は座標値「x1:y1」であり、大きさは「h1,w1」であることを示している。また、その次のレコードでは、画面ID「0002」に配置される部品ID「002」の部品種別は「テキストボックス」であり、意味情報は「住所」であり、位置は座標値「x2:y2」であり、大きさは「h2,w2」であることを示している。また、その次のレコードでは、画面ID「0002」に配置される部品ID「003」の部品種別は「テキストボックス」であり、意味情報は「電話番号」であり、位置は座標値「x3:y3」であり、大きさは「h3,w3」であることを示している。また、その次のレコードでは、画面ID「0002」に配置される部品ID「004」の部品種別は「プルダウンメニュー」であり、意味情報は「職業」であり、位置は座標値「x4:y4」であり、大きさは「h4,w4」であり、属性情報は「会社員:自営業:主婦」であることを示している。また、その次のレコードでは、画面ID「0002」に配置される部品ID「005」の部品種別は「遷移」であり、意味情報は「次へ」であり、位置は座標値「xa5:ya5」であり、大きさは「h5,w5」であり、遷移情報は「0003」であることを示している。つまり、部品ID「005」に対して何らかの操作をすると、画面ID「0003」へ遷移する。また、その次のレコードでは、画面ID「0002」に配置される部品ID「006」の部品種別は「遷移」であり、意味情報は「戻る」であり、位置は座標値「x6:y6」であり、大きさは「h6,w6」であり、遷移情報は「0001」であることを示している。つまり、部品ID「006」に対して何らかの操作をすると、画面ID「0001」へ遷移する。
【0036】
図7は、本実施形態による評価ルール定義部17が記憶する評価ルールテーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、評価ルールテーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、ルールとして、各ルールを識別するルールIDと、適用条件と、評価条件と、評価項目と、評価属性情報と、配点と、メッセージ情報との各項目の列を有している。このテーブルの各行は、ルールID毎に存在する。適用条件は、ルールを適用する条件であり、利用者特性又は/及びシステム特性が指定される。評価条件は、例えば、部品、画面内、画面間等、評価対象となる範囲である。評価項目は、例えば、評価する際に着目する部品や、画面遷移の意味等、評価の対象となる項目である。評価属性情報は、評価項目に対する条件及び評価点の算出方法である。配点は、各ルールに対する配点である。また、メッセージ情報は、ルールに合致しなかった場合に、結果として表示するコメント(例えば、ルール該当状況や対応方法等)のテキスト情報である。
【0037】
図示する例では、ルールID「rule001」に対応する適用条件は「利用者特性=一般ユーザ」であり、評価条件は「部品」であり、評価項目は「部品種別=ラジオボタン」であり、評価属性情報は「選択肢=5個以下」であり、配点は「10」である。また、ルールID「rule002」に対応する適用条件は「利用者特性=一般ユーザ」であり、評価条件は「画面内」であり、評価項目は「意味情報=エラーメッセージ」であり、評価属性情報は「位置=規定範囲(x,y)内」であり、配点は「10」である。また、ルールID「rule003」に対応する適用条件は「利用者特性=一般ユーザ」であり、評価条件は「画面間」であり、評価項目は「部品種別=遷移&&意味情報が同一」であり、評価属性情報は「位置=10px以内」であり、配点は「10」である。また、ルールID「rule004」に対応する適用条件は「システム特性=入力の正確性」であり、評価条件は「画面間」であり、評価項目は「画面遷移」である。
【0038】
図8は、本実施形態による結果記憶部18が記憶する結果テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、結果テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、該当ルールIDと、画面IDと、部品IDと、配点と、評価点と、メッセージ情報との各項目の列を有している。このテーブルの各行は、該当ルールIDと画面IDと部品IDの組毎に存在する。該当ルールは、画面を評価した結果、合致しなかったルールのルールIDである。評価点は、画面を評価した結果の点数である。この結果テーブルは、業務毎に存在する。
【0039】
同図に示す最初のレコードでは、画面ID「0001」の部品ID「005」がルールID「rule001」と合致せず、ルールID「rule001」の配点「10」に対して評価点が「0」であることを示す。
【0040】
次に、図9を参照して、画面設計評価装置1による画面設計処理について説明する。図9は、本実施形態による画面設計処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、画面情報編集処理部11が、画面を生成する画面編集処理を行う。画面編集処理の詳細については後述する。
次に、ステップS2において、画面情報評価処理部12が、画面編集処理により生成された画面を評価する画面情報評価処理を行う。画面情報評価処理の詳細については後述する。
最後に、ステップS3において、結果表示処理部13が、画面情報評価処理の結果を出力する結果出力処理を行う。結果出力処理の詳細については後述する。
【0041】
次に、図10を参照して、画面情報編集処理部11による画面編集処理について説明する。図10は、本実施形態による画面編集処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、画面情報編集処理部11は、ページ(画面)の設置を行う。具体的には、画面情報編集処理部11は、画面を編集するための編集画面100(図11参照)を画面設計用端末2の表示部22に表示させる。画面設計用端末2の入力部21は、画面の編集を行う画面設計担当者から画面の新規作成を行う指示が入力されると、その指示を画面情報編集処理部11に送信する。画面情報編集処理部11は、画面の新規作成を行う指示を受信すると、画面遷移情報記憶部15が記憶する画面遷移情報テーブルに新たなレコードを追加する。
【0042】
また、画面情報編集処理部11は、テンプレート記憶部14が記憶するテンプレート管理テーブルのテンプレート名の一覧を編集画面100に表示する(図11の符号101参照)。画面設計担当者は、このテンプレート名の一覧からテンプレートを選択し、このテンプレートを基本として適宜編集を加えて一連の業務における画面遷移を規定することが可能である。例えば、編集を行う業務における表示項目が多い場合には、テンプレートにおける表示画面Aを表示画面A1(1/2)と表示画面A2(2/2)とに分割する等の編集を行う。
【0043】
次に、ステップS102において、画面情報編集処理部11は、ページ(画面)の意味づけを行う。具体的には、画面情報編集処理部11は、画面名及び画面種別の入力を促すダイアログボックス等を編集画面100に表示する。そして、画面情報編集処理部11は、入力部21により画面名及び画面種別が入力されると、入力された画面名及び画面種別を画面遷移情報テーブルに書き込む。
なお、ステップS101においてテンプレートが選択された場合には、画面情報編集処理部11は、テンプレートの画面種別を予め画面遷移情報テーブルに書き込み、その画面種別を予め編集画面100に表示する(図11の符号102参照)。
【0044】
次に、ステップS103において、画面情報編集処理部11は、画面の遷移を設定する。具体的には、画面情報編集処理部11は、各画面における次画面情報の入力を受け付ける。そして、画面情報編集処理部11は、次画面情報が入力されると、その次画面情報を画面遷移情報テーブルに書き込む。
【0045】
なお、ステップS101においてテンプレートが選択された場合には、画面情報編集処理部11は、テンプレートの次画面情報を予め画面遷移情報テーブルに書き込み、その次画面情報を編集画面100に表示する。画面設計担当者は、既に設定された次画面情報に基づいて、遷移を決定することができる。例えば、画面を分割した場合や、ショートカット(トップページに戻る等)を規定した場合には、表示された次画面情報を編集することにより、次画面情報を変更可能である。
【0046】
次に、ステップS104において、画面情報編集処理部11は、遷移の意味づけを行う。具体的には、画面情報編集処理部11は、業務種別の入力を受け付ける。画面情報編集処理部11は、業務種別が入力されると、入力された業務種別を画面遷移情報テーブルに書き込む。なお、この業務種別の入力は、上述したステップS101におけるページの設置で行ってもよい。
【0047】
次に、ステップS105において、画面情報編集処理部11は、各画面に部品を配置する。具体的には、編集画面100において、マウス等の操作により「テキストボックス」や「ボタン」等の部品を画面内に配置され、その配置した位置や大きさ等が設定されると、画面情報編集処理部11は、その情報を画面内情報テーブルに書き込む。例えば、設計担当者は、図12の符号103から部品を選択し、選択した部品を図12の符号104にドラッグ&ドロップすることにより、部品を配置することができる。
【0048】
最後に、ステップS106において、画面情報編集処理部11は、画面内に配置される部品の意味づけを行う。具体的には、画面情報編集処理部11は、図12の符号105に示すテキストボックスから部品の意味情報の入力を受け付ける。そして、各部品の意味情報が入力されると、画面情報編集処理部11は、その意味情報を画面内情報テーブルに書き込む。なお、意味情報は、後述する評価と密接に関連付けられているため、予め定義した意味情報の一覧を表示し、表示した一覧から選択するようにしてもよい。なお、テンプレートの部品である場合には、画面情報編集処理部11は、テンプレートの部品の意味情報を画面内情報テーブルに書き込み、その意味情報を編集画面100に表示する。画面設計担当者は、表示された意味情報を編集可能である。
【0049】
以下、図面を参照しながら、画面編集処理について、具体例を用いて説明する。
図11は、本実施形態によるページの設置及びページの意味づけを説明するためのイメージ図である。
画面情報編集処理部11は、図に示す編集画面100を画面設計用端末の表示部22に表示する。これにより、設計担当者は画面を編集することができる。この編集画面100には、テンプレート記憶部14が記憶するテンプレートの一覧101が選択可能に表示される。これにより、設計担当者は、テンプレートを流用することができるため、より効率良く画面を編集することができる。また、画面情報編集処理部11は、各画面の画面種別を入力するための入力欄102を編集画面100に表示する。
【0050】
図12は、本実施形態による部品の設置及び部品の意味づけを説明するためのイメージ図である。
画面情報編集処理部11は、部品の一覧103を編集画面100に表示する。ここで、画面情報編集処理部11は、上述したステップS101においてテンプレートが選択された場合には、そのテンプレートの部品を部品テンプレートテーブルから読み出し、読み出した部品を部品の一覧103に含めて表示する。設計担当者は、部品の一覧103から部品を選択し、選択した部品を符号104の位置へドラッグ&ドロップすることにより、部品を設置する。また、画面情報編集処理部11は、各部品の意味情報を入力するための入力欄105を編集画面100に表示する。
【0051】
図13は、画面情報編集処理部11により生成された画面の一例を示すイメージ図である。
図13(a)は、利用者情報入力画面200の一例を示すイメージ図である。この利用者情報入力画面200には、氏名テキストボックス201と、住所テキストボックス202と、電話番号テキストボックス203と、職業プルダウンメニュー204と、戻る遷移205と、次へ遷移206とが配置される。
図13(b)は、画面内情報テーブルに記憶される利用者入力画面200の部品情報である。図に示す部品ID「001」のレコードは、氏名テキストボックス201の部品情報である。また、部品ID「002」のレコードは。住所テキストボックス202の部品情報である。また、部品ID「003」のレコードは、電話番号テキストボックス203の部品情報である。また、部品ID「004」のレコードは、職業プルダウンメニュー204の部品情報である。また、部品ID「005」のレコードは、次へ遷移206の部品情報である。また、部品ID「006」のレコードは、戻る遷移205の部品情報である。
【0052】
次に、図14を参照して、画面情報評価処理部12による画面情報評価処理について説明する。図14は、本実施形態による画面情報評価処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、画面情報評価処理部12は、適用条件の入力を受け付ける。入力される適用条件には、利用者特性やシステム特性が指定される。これは、画面の利用者や業務によって、使いやすさの観点が異なるためである。
【0053】
次に、ステップS202において、画面情報評価処理部12は、部品評価を行う。具体的には、画面情報評価処理部12は、ステップS201において入力された適用条件に合致するとともに、評価条件が「部品」であるルールを評価ルールテーブルから読み出す。そして、画面情報評価処理部12は、読み出したルールの評価項目に該当する部品が、読み出したルールの評価属性情報の条件に合致するか否かを判定する。そして、画面情報評価処理部12は、条件に合致した場合に、この部品がこのルールに合致すると判定する。一方、画面情報評価処理部12は、条件に合致しない場合に、この部品がこのルールに合致しないと判定し、このルールのルールIDと、この部品の画面IDと、この部品の部品IDと、配点と、このルールの評価点と、このルールのメッセージ情報とを結果テーブルに書き込む。このとき、画面情報評価処理部12は、評価属性情報の評価点の算出方法に基づいて評価点を算出する。
【0054】
例えば、図7に示す評価ルールテーブルのルールID「rule001」について評価する場合、画面情報評価処理部12は、部品種別が「ラジオボタン」である部品を画面内情報テーブルから特定する。次に、画面情報評価処理部12は、特定した部品の選択肢の数が5個以内であるか否かを判定する。そして、画面情報評価処理部12は、選択肢の数が5個以内である場合に、このルールID「rule001」に合致すると判定する。一方、画面情報評価処理部12は、選択肢の数が5個より多い場合には、このルールID「rule001」に合致しないと判定する。
また、上述した例の他に、部品の評価として、例えば、部品を操作したときに所定の動作を行うよう、定義されているか、或いは、部品のラベル(ボタンの名称)等が、システム(業務)内の他の画面の同じ機能を持つ(意味情報が同じ)部品と同じラベルとなっているか等の評価を行うことが考えられる。
【0055】
次に、ステップS203において、画面情報評価処理部12は、画面内評価を行う。具体的には、画面情報評価処理部12は、ステップS201において入力された適用条件に合致するとともに、評価項目が「画面内」であるルールを評価ルールテーブルから読み出す。そして、画面情報評価処理部12は、読み出したルールの評価項目と一致する画面の部品について、評価属性情報の条件と合致するか否かを判定する。そして、画面情報評価処理部12は、条件に合致する場合に、この画面がこのルールに合致すると判定する。一方、画面情報評価処理部12は、条件に合致しない場合に、この画面がこのルールに合致しないと判定し、このルールのルールIDと、この画面の画面IDと、配点と、このルールの評価点と、このルールのメッセージ情報とを結果テーブルに書き込む。このとき、画面情報評価処理部12は、評価属性情報の評価点の算出方法に基づいて評価点を算出する。
【0056】
例えば、図7に示す評価ルールテーブルのルールID「rule002」に示すルールについて評価する場合、画面情報評価処理部12は、意味情報が「エラーメッセージ」である部品を備える画面を特定する。そして、画面情報評価処理部12は、意味情報が「エラーメッセージ」である部品の位置が規定範囲(x,y)内にある場合に画面がルールID「rule002」と合致すると判定し、この部品の位置が規定範囲(x,y)外にある場合に画面がルールID「rule002」と合致しないと判定する。
【0057】
また、画面間評価の他の例として、ログアウトやキャンセル等を行うための異常系ボタンの配置位置の評価について説明する。画面情報評価処理部12は、異常系ボタンと作業を進めるための正常系ボタンとの距離が近すぎないかを評価する。具体的には、まず、画面情報評価処理部12は、異常系ボタンの位置と正常系ボタンの位置との距離を算出する。そして、算出した距離が所定値より大きい場合にはルールと合致すると判定し、算出した距離が所定値以下である場合にルールと合致しないと判定する。
【0058】
また、画面間評価の他の例として、利用者特性に応じた部品について説明する。例えば、画面情報評価処理部12は、意味情報「日付入力」である部品の場合、利用者特性「一般ユーザ」であれば部品種別が「プルダウンメニュー」又はカレンダーを表示させて選択させる「カレンダコントロール」であるか否かを判定し、利用者特性「オペレータ」であれば部品種別が「テキストボックス」であるか否か判定する。これは、画面の利用者によって、どの部品種別の部品が使いやすいかが異なるためである。
【0059】
また、上述した例の他に、「表」の部品の範囲内に「チェックボックス」の部品があった場合に、その「チェックボックス」の位置が表の左側にあるか、或いは、「表」の部品の範囲内に「ボタン」があった場合には、その「ボタン」の位置が表の右側にあるか等を評価することが考えられる。また、画面遷移を行う部品が、画面内で散乱せずに、横方向に所定の距離内の位置に配置されているか等の評価がある。
【0060】
最後に、ステップS204において、画面情報評価処理部12は、画面間評価を行う。具体的には、画面情報評価処理部12は、ステップS201において入力された適用条件に合致するとともに、評価項目が「画面間」であるルールを評価ルールテーブルから読み出す。そして、画面情報評価処理部12は、遷移元と遷移先との関係にある複数の画面に対して、ルールの評価項目が評価属性情報の条件と合致するか否かを判定する。そして、画面情報評価処理部12は、条件に合致する場合に、この評価項目がこのルールに合致すると判定する。一方、画面情報評価処理部12は、条件に合致しない場合に、この評価項目がこのルールと合致しないと判定し、このルールのルールIDと、配点と、このルールの評価点と、このルールのメッセージ情報とを結果テーブルに書き込む。このとき、画面情報評価処理部12は、評価属性情報の評価点の算出方法に基づいて評価点を算出する。
【0061】
以下、画面間評価について、具体例を用いて説明する。
図15は、本実施形態による画面間評価の一例を説明するためのイメージ図である。
図15(a)は、利用者情報入力画面200と、入力情報確認画面300と、結果画面の表示例である。また、図15(b)は、利用者情報入力画面200の部品情報である。利用者情報入力画面200の部品である次へ遷移206の部品情報は、部品ID「005」に示すレコードである。また、図15(c)は、入力情報確認画面300の部品情報である。入力情報確認画面300の部品である次へ遷移306の部品情報は、部品ID「005」に示すレコードである。
図示する例では、図7に示す評価ルールテーブルのルールID「rule003」について評価する。まず、画面情報評価処理部12は、画面遷移情報テーブルにおいて、遷移関係にある画面を特定する。遷移関係にある画面とは、遷移先の画面と遷移元の画面との関係にある複数の画面である。この図に示す例では、画面遷移情報テーブルにおいて、画面ID「0002」の次画面情報に画面ID「0003」設定されているため、画面情報評価処理部12は、画面ID「0002」(利用者情報入力画面200)と画面ID「0003」(入力情報確認画面300)とを遷移関係にある画面として特定する。次に、画面情報評価処理部12は、画面内情報テーブルにおいて、特定された画面に設置された部品であって、部品種別が遷移である部品を特定する。そして、画面情報評価処理部12は、各画面で特定した部品のうち、意味情報が同一である部品の位置を比較し、その差が10px以内である場合に、ルールID「rule003」に合致すると判定する。図示する例では、画面情報評価処理部12は、利用者情報入力画面200の次へ遷移206の位置(xa5,ya5)と入力情報確認画面300の次へ遷移306の位置(xb5,yb5)とを比較する。ここで、利用者情報入力画面200の次へ遷移206と入力情報確認画面300の次へ遷移306との意味情報は、「次へ」であり、同一である。
【0062】
図16及び図17は、本実施形態による画面間評価の他の一例を説明するためのイメージ図である。
図16及び図17は、図7に示す評価ルールテーブルのルールID「rule004」の評価属性情報に定義される画面遷移に関する条件である。このルールは、画面種別の遷移を規定する。画面情報評価処理部12は、画面遷移情報テーブルにおいて、各業務種別の画面遷移が評価属性情報に定義された遷移と合致する場合に、その業務がルールID「rule004」と合致すると判定する。
【0063】
図16に示す例では、評価属性情報には、業務種別毎に遷移が定義される。例えば、図16(a)に示す業務種別「参照」の場合には、画面種別「トップ」からは画面種別「1階層」へ遷移し、画面種別「1階層」からは画面種別「トップ」又は画面種別「2階層」に遷移し、画面種別「2階層」からは画面種別「1階層」に遷移する。また、図16(b)に示す業務種別「登録」の場合には、画面種別「入力」から画面種別「結果」に遷移する。また、図16(c)に示す業務種別「一覧検索」の場合には、画面種別「検索」から画面種別「検索結果一覧」に遷移し、画面種別「検索結果一覧」から画面種別「表示」に遷移する。また、図16(d)に示す業務種別「更新」の場合には、画面種別「表示」から画面種別「更新」に遷移し、画面種別「更新」から画面種別「表示」又は画面種別「結果」に遷移する。また、図16(e)に示す業務種別「削除」の場合には、画面種別「表示」から画面種別「結果」に遷移する。
【0064】
また、図17に示す例では、評価属性情報には、1つの画面を複数の画面に分割した場合の遷移が定義される
図17(a)に示すように、画面種別「入力」である画面を親画面と子画面とに分割した場合、親画面と子画面とは相互に遷移する。また、図17(b)に示すように、画面種別「入力」である画面を、分割画面1と分割画面2と分割画面3とに分割した場合、分割画面1からは分割画面2に遷移し、分割画面2からは分割画面1又は分割画面3に遷移し、分割画面3からは分割画面2に遷移する。
【0065】
また、画面遷移の他の例として、システム特性に応じた画面遷移について説明する。例えば、業務種別「顧客情報入力業務」における画面遷移の場合、システム特性「入力の正確性」であれば所定の範囲毎に入力された情報の確認画面を表示し、システム特性「処理効率」であれば確認画面の表示を極力減らす(例えば最後に1回表示する)。
【0066】
また、画面間評価の他の例として、画面遷移ボタンの有無について説明する。まず、画面情報評価処理部12は、次画面情報に画面IDが設定されている画面を特定する。次に、画面情報評価処理部12は、特定された画面に、次画面情報に設定された画面へ遷移するための部品があるか否かを判定する。例えば、図5に示す画面遷移情報テーブルの画面ID「0002」について評価した場合、画面ID「0002」の次画面情報「0003」に遷移するための部品があるか否かを判定する。図6に示す画面内情報テーブルを参照すると、画面ID「0002」には画面ID「0003」に遷移するための部品ID「005」があるため、画面情報評価処理部12は、このルールに合致すると判定する。
【0067】
また、画面間評価の他の例として、作業保存・再開の有無について説明する。画面情報評価処理部12は、部品種別が「テキストボックス」、「プルダウンメニュー」等であり情報を入力するための入力部品が多い場合には、所定のタイミング毎に入力された情報を一時保存するための部品が設置されていることを確認する。まず、画面情報評価処理部12は、画面に設置される入力部品の総数を業務毎に算出する。そして、画面情報評価処理部12は、算出した入力部品の総数が所定値より大きい場合に、入力部品に入力された情報を一時保存するための部品があるか否かを判定する。
【0068】
次に、図18を参照して、結果表示処理部13による結果出力処理について説明する。図18は、本実施形態による結果出力処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS301において、結果表示処理部13は、画面情報評価処理の結果の集計処理を行う。具体的には、結果表示処理部13は、総合得点、各業務の得点、各画面の得点、及び各ルールの得点を算出する。まず、結果表示処理部13は、結果テーブルから各ルールの評価点及び配点を読み出し、ルールの得点=(評価点/配点)とする。次に、結果表示処理部13は、画面ID毎にルールの総得点=(評価点の和/配点の和)を算出し、画面の得点=(画面において該当したルールの総得点×100)とする。そして、結果表示処理部13は、業務毎にルールの総得点=(評価点の和/配点の和)を算出し、業務の得点=(業務において該当したルールの総得点×100)とする。また、結果表示処理部13は、総合得点を各業務の得点の平均値とする。
次に、ステップS302において、結果表示処理部13は、ステップS301において集計した結果を評価用端末3の表示部32に表示する。
【0069】
図19は、本実施形態による評価用端末3の表示部32に表示される結果表示画面の一例を示すイメージ図である。
本図に示す通り、結果表示画面には、総合得点401と、各業務の得点402と、各画面の得点403と、各該当ルールの得点と、各該当ルールのルール該当状況と、各該当ルールの対応方法とが表示される。ルールの該当状況及び対応方法は、該当ルールのメッセージ情報である。得点と併せて、ルールの該当状況及び対応方法を表示することにより、設計担当者は、結果表示画面を参考にして画面をより使いやすく再編集することができる。また、画面評価における評価ポイントが明確となり、顧客等との議論の中で画面デザインの参考とすることができる。
【0070】
このように、本実施形態によれば、各部品に付与された意味情報に基づき評価を行うので、実際に画面を操作することなく、利用者が実際に画面を使用したときの使いやすさを考慮した画面の評価を容易に行うことができる。また、各画面の画面遷移を記憶しているため、単一画面だけではなく、遷移関係にある複数画面間の評価を行うことができる。また、各画面の画面種別を記憶しているため、画面遷移を評価することができる。また、適用条件に応じてルールを規定しているため、画面の利用者や画面を利用する業務の特性に応じた画面の評価を行うことができる。
【0071】
また、図9,10,14,18に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、画面設計処理、画面編集処理、画面情報評価処理又は結果出力処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0072】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0073】
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、結果記憶部18は、評価結果に基づく編集を行った後の画面と、編集を行う前の画面とを比較できるように、評価結果の履歴を管理してもよい。この場合、編集が行われた部品情報及び画面遷移情報とともにその履歴を記憶する。
【符号の説明】
【0074】
1…画面設計評価装置 2…画面設計用端末 3…評価用端末 11…画面情報編集処理部 12…画面情報評価処理部 13…結果表示処理部 14…テンプレート記憶部 15…画面遷移情報記憶部 16…画面内情報記憶部 17…評価ルール定義部 18…結果記憶部 21,31…入力部 22,32…表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、
前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、
前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定する画面情報評価処理部と、
を備えることを特徴とする画面設計評価装置。
【請求項2】
前記各画面の画面遷移を記憶する画面遷移情報記憶部を備え、
前記評価ルール定義部は、遷移元と遷移先との関係にある複数の画面に対する部品のルールを記憶し、
前記画面情報評価処理部は、前記画面遷移情報記憶部から遷移元と遷移先との関係にある複数の画面を特定し、当該特定した複数の画面に対して部品が前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画面設計評価装置。
【請求項3】
前記評価ルール定義部は、画面の用途を示す画面種別の遷移を規定するルールを記憶し、
前記画面遷移情報記憶部は、前記各画面の画面種別を記憶し、
前記画面情報評価処理部は、前記画面遷移情報記憶部に記憶される画面遷移が、前記評価ルール定義部に記憶される画面種別の遷移に合致するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の画面設計評価装置。
【請求項4】
前記画面の利用者又は前記画面を利用する業務の特性を特定する適用条件を入力する入力部を備え、
前記評価ルール定義部は、各ルールに対応する適用条件を記憶し、
前記画面情報評価処理部は、前記入力部に入力された適用条件に対応するルールに基づき判定する
ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の画面設計評価装置。
【請求項5】
各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、
前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、
を備える画面評価装置の画面情報評価処理部が、前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定するステップ
を有することを特徴とする画面設計評価方法。
【請求項6】
各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、
前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、
を備えるコンピュータに、
前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定するステップ
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2012−118933(P2012−118933A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270633(P2010−270633)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000102728)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ (438)
【Fターム(参考)】